「不公正入札」と「中国産機体」疑惑が共に提起された陸軍の430億ウォンの監視偵察用無人機事業の優先交渉対象業者が最近海軍のまた別の無人機事業に落札され論難が予想されます。
該当垂直離着陸無人機事業は海軍作戦司令部が4月5日に公告した件で、総事業費は3億ウォンです。 最低価格入札制方式だったが、該当業者が2億4千万ウォンを使って落札されました。
現在、該当業者は適格審査を受けていますが、今月中に適格かどうかが決まる見通しです。 適格業者と認定されれば無人機10台を納品して代金を受け取ることになります。
該当業者はKBSの無人機入札疑惑連続報道以後、防衛事業庁の集中調査を受けています。 防衛事業庁は先月30日、説明資料を通じて「業者に対して知識財産権侵害疑惑が提起されただけに、提起疑惑に対して徹底的に確認中」としながらも「調査に時間がかかりかねない」と答えました。
防衛事業庁は、この業者が陸軍無人機の入札過程で▲中国産を持ち込んで逆設計したのか、▲逆設計した場合、中国のメーカーと知識財産権問題を協議したのか、▲中国産の機体を持ち込んでそのまま試験評価に使う不正を犯したのではないかなどを調べています。 (中略)
結局のところ、業者が海軍に納品するかどうかは、防衛事業庁の調査速度にかかっています。 防衛事業庁の調査が長期化する場合、海軍は該当業者を適格だと評価せざるを得ません。 以後45日以内に納品まで行われます。 中国産疑惑が今後事実として明らかになっても、該当業者は海軍無人機事業を受注し実績を積むことになります。
同社の関係者は陸軍無人機入札疑惑について、「中国製無人機の形状を一部参考にしただけで、独自の設計で国内での生産を完了した」との立場です。
ところが海軍の垂直離着陸無人機事業もやはり中国産無人機を助長しているという指摘が提起されました。 海軍作戦司令部が仕様書に示した必要な無人機の形状・諸元が中国製の無人機と同じだということです。
仕様書に添付された機体写真を見ると、かすかにウォーターマークが見えます。 識別可能な文字は「FPV」という英文です。 中国の有名ドローン販売流通会社ドメインの最後の3文字と把握されています。 他の写真もやはり該当中国流通会社のホームページに掲示された中国産無人機AYK-250機体と形状がほとんど一致します。
諸元を見ると疑いはもっと濃くなります。 海作部が仕様書で要求した無人機の諸元は全幅2,500mm、全長1,260mm、バッテリーを除く重さ7.4kg。炭素繊維の材質まで要求しましたが、中国流通会社の諸元と同じです。
中国製AYK-250は現在、中国で1台当たり8,499ドル(約1,180万ウォン)で販売中です。 海軍が中国産疑惑業者に1台当たり納品することにした価格は2400万ウォン水準です。
取材を総合すると、海軍が特定の中国製無人機を念頭に仕様書を作成した可能性があります。 中国産購買を助長するのではないかという指摘に対して海軍は「該当事業は訓練の時に使う標的用に使う無人機購買用だ。 通信セキュリティなどの問題がなく、製造国に制限を設けていない」としています。
だが、国内企業は「防衛産業を見て費用をかけて国産無人機を開発しているのに、軍ですら中国産を助長したらどうするというのか。 国内産業は中国に食い荒らされるだろう」と問題を提起します。 同じ国内業者でも自社開発より安い中国産を使う業者が防衛産業入札で優位を占めるだろうという憂慮が大きくなっています。
実際、中国産疑惑業者は陸軍監視偵察用無人機事業の時、競争業者より100億ウォン以上低い価格を提出したと知られました。 取材の結果、該当業者の平面設計図は似たような形の中国製機体の設計図と相当部分一致します。 垂直離着陸無人機の収益がほとんどなかったこの業者がライバル会社より100億ウォンも低い価格で入札に参加できた理由が中国産を活用したためではないかという疑惑も提起されています。
該当業者が陸軍に納品することにした機体名の最後の2桁表記は「35」です。 ここで35は、両翼端の距離を意味する全幅3500mmを意味します。
該当機体は中国の有名ドローン流通会社で販売中のAYK-350と形状が非常に似ているという疑いを受けています。 「350」も全幅3,500mmを意味します。 海軍が仕様書に添付したとみられるAYK-250は全幅が2,500mmですが、AYK-250とAYK-350は連携した姉妹品で、全幅を除いた残りの形状はほぼ同じです。
論難の業者が陸軍にはAYK-350と類似した機体を生産し供給する予定であるだけに、海軍無人機もAYK-250と似た製品を納品する可能性が提起されます。 納品する無人機が中国産AYK-250とどのように違うかを確認するために該当業者に納品機体の形状を見ることができるかと尋ねたところ、「設計中なので提示できない」と答えました。 海軍にも「無人機を自主製作して納品する」と業者は明らかにしました。
海軍無人機事業は中国産を買ってきて納品しても、自社製作しても性能条件さえ合えば問題ありません。 しかし、業者は中国産疑惑を意識したように自主製作すると明らかにしました。 ただし、設計から納品まで45日で十分だという業者の主張には疑問が残ります。 通常、国産無人機一つを直接生産する場合、設計から製作まで2年はかかるというのが業界専門家たちの共通した意見だからです。
取材陣は業者に海軍に中国産AYK-250を参考に無人機を納品するのかと質問したが、「全く違う形の無人機を製作する。 技術力は十分だ」と業者は強調しました。
(引用ここまで)
うまく抜粋できなかったのでほぼ全文になってしまいました。
まず、韓国陸軍が導入する予定の偵察用無人機製造を落札した企業が「中国製をそのまま導入したのではないか」との疑惑をKBSが報じていまして。
陸軍無人機入札不公正疑惑、「試験評価団が脅迫」…業者暴露(KBS・朝鮮語)
この試験評価に携わった評価官がある企業を優遇したのではないか、との疑惑が語られています。
圧力を加えてきた上に対して下は従わざるを得ない。韓国ではありがちな風景ではあるのですけどね。
かつ、その企業が提出してきた無人機が中国製のパクリ……どころか、「そのまま買ってきて提出しただけじゃね?」って話になりつつあるのです。
仕様もほぼ同じなら提出された設計図と中国のそれを重ねると完全一致するレベル。


(画像引用元・上記YouTubeから画面キャプチャ)
中国のFOXTECH社のAYX-350ですね。翼幅3.5メートルで1万1569ドル。
FOXTECH AYK-350 Heavy Load VTOL(FOXTECH・英語)
それ以外にもGPS受信機やらなんやらの位置も同じ。
まあ、これで違う機種っていうのはだいぶ苦しい。
で、さらに同じ企業が韓国海軍にも中国産のドローンを納入する……というよりも、海軍側が中国産のAYK-250を念頭に置いて仕様を決定し、それを納入できる当該企業を選択したのでは……との疑惑が今回の冒頭のニュース。
なお、当該機体のAYK-250はこちら。
Foxtech AYK-250 VTOL(FOXTECH・英語)
翼幅2.5メートル、8499ドル。
これらをだいたい、倍の値段で韓国軍に売りつけようとしているとのこと。
実際には「これを参考にして独自に設計、製造したものを納入する」とのことなのですが、設計から45日で納品すると豪語しているそうで。
わー、すごいぎじゅつりょくだー。
それ以外の状況はいまのところ不明ですが、当該企業が退官した元韓国軍の士官が設立した企業とかありそうだな……といったところ。
あくまでも予想ですけどね。
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この記事へのコメント
Nanashi has No Name 2024年06月03日 18:52
Nanashi has No Name 2024年06月03日 19:01
Nanashi has No Name 2024年06月03日 19:02
米軍のシステムに接続して大丈夫かいな?米軍とデータリンクしないなら笑い話で済むけど
Nanashi has No Name 2024年06月03日 19:10
Nanashi has No Name 2024年06月03日 19:14
何なら下側にダミーアンテナ付けますよ。www
Nanashi has No Name 2024年06月03日 19:14
バックドアは間違いなくあるでしょうな。ましてや韓国軍に納品とあらば、当局が腕によりをかけて抜き取りプログラムを入れてくるでしょう。どんな機密情報を盗まれるか分かったものじゃない。
韓国軍だけで運用するなら「ご自由に」ですが、そうは行かないでしょう。米軍は、何としても接続を阻止して頂きたい。
Nanashi has No Name 2024年06月03日 19:15
Nanashi has No Name 2024年06月03日 19:18
Nanashi has No Name 2024年06月03日 19:21
俺の勤めてたとこで、先駆けて中国製の自走式ドローンを試験的に導入して業務に使えるか検討してたとこがあったんだけど・・・
必ずネット接続が必要で、なんかあるトラブルで、装置自体は完全に正常な状態なのに、起動すら出来ないように止められた、事があったらしく・・・
買い取った製品でも、あちらの都合でそう言う事が出来る
そういうちょっと通常の常識が通じない手合いだ、とわかったので、本格投入する前にそれわかって良かったね・・・
という情報を、色んなとこに共有してくれた事例がある
それを軍隊でやられたらそら不味いよね、と。
その国と敵対したら、当てにしてた機器が全停止とか怖すぎる。それは勿論商用でも言える事だけど・・・
Nanashi has No Name 2024年06月03日 19:24
Nanashi has No Name 2024年06月03日 19:30
Nanashi has No Name 2024年06月03日 19:39
浮くゼニが多いんだろうな
韓国なら当り前じゃないの
Nanashi has No Name 2024年06月03日 19:40
アメリカも早く韓国を切り捨てないと、
重要機密が 中国に漏れまくるぞ。
Nanashi has No Name 2024年06月03日 19:42
それを言ったら、
玄武2の仕様諸元はイスカンデルそのものだし、
KF21の仕様諸元はF/A18の仕様諸元そのままよ。
へ 2024年06月03日 19:48
何で圧倒的な世界のシェアの7割という中国企業による他の競合企業を焼畑で潰しての独占化、国が金出して進めるかなんて考えたら、まあそれしか。
それを軍用で導入させるあたり、まあ半島人に国を任せたら腐敗するというのは王朝時代から変わらないと。
これまた他の方がお書きですが、日米韓の訓練で積極的に使うでしょう。
特に親北反日の海軍は。
日米当局も頭が痛いのでは。
敵よりめんどくさい。
Nanashi has No Name 2024年06月03日 20:23
「いってらっしゃい!」
Nanashi has No Name 2024年06月03日 20:24
四国の学校が中国製のPC購入してすぐ駄目になった話もあったけど日本人は危機感が無いからシャオミとかの携帯も平気で売るし買うんだよね
Nanashi has No Name 2024年06月03日 20:27
「何のためのイージスだ?」
なんてツッコミ受けてたし、ドローンも
繋げられないんじゃね?
現代戦でデータリンク出来ないなんて
本当に同盟国なのか?・・・ってツッコミは
とりあえず置いとこう。
Nanashi has No Name 2024年06月03日 20:31
何故わからん?
Nanashi has No Name 2024年06月03日 20:37
ウリナラ独自のギジュチュとして糊塗する余裕すらなくなってきたという事ニカ?
余計なことをしない分結果としていままでのような性能の劣化は少なくなる悪寒
シナーと事を構える気概がないならむしろ喜ぶべきことなのでは...
宗主国様の覚えもめでたかろうし
それで西側陣営からどのような扱いを受けるようになるかは…
いや、今から流れを変えることは無理だからもはやこれまでニダ
へ 2024年06月03日 20:42
ドローンについては中国製を選ぶというより、ほかに予算上、選択肢がない場合も多いかと。
シェアを奪われた日本も含む他国企業が、中国製と同じ価格で販売しては企業としては保たないから、勢い中国製より割高になる。
逆に、鉄鋼と造船における国がバックアップしてダンピングが常道な韓国も真っ青の中国企業と、シェア劣勢の企業が価格競争したら勝ち目はない。
横から失礼しました。
Nanashi has No Name 2024年06月03日 20:43
Nanashi has No Name 2024年06月03日 20:57
韓国のデータリンク”には”繋げられないんでしょうねw
でも常に”どこか”と通信してそうww
Nanashi has No Name 2024年06月03日 21:02
俯瞰的な視点で外交を判断出来る政治家が韓国は少なすぎるのだろうな
へ 2024年06月03日 21:12
さらに言えば、中国製ドローンのあの性能、高いクオリティであの安さは無い。
国が開発費等を丸々もっているのでなければ、採算が合わないのでかはないかとさえ。
そらよっぽど強いセキュリティへの意識と予算がなければ、中国製選びますわ、
Nanashi has No Name 2024年06月03日 21:20
サムライスピリッツ 2024年06月03日 21:29
Nanashi has No Name 2024年06月03日 21:37
Nanashi has No Name 2024年06月03日 21:39
自治体の契約は、地方自治法234条(国の法律です)により、一般競争入札が原則であり、政令の定めがないと指名競争入札や随意契約にできません。安価且つ公平な契約を保つ事が目的です。
仰る件の詳細を私は知りませんが、これを阻止するとなると政令で規制が必要でしょう。でも自由主義国家である以上取引の自由や公平性は守らねばならず、この辺の法整備は素人が考える以上に厄介なんじゃないですかね?
日本だけでなく恐らく全世界の自由主義国家が、強権国家との似たような問題に苦慮してると思います
似たような問題は、日本だけじゃなく恐らく世界の自由主義国家で起きていると思います。自由主義国家の権利が保障されている部分を強権国家は利用してきますから。
Nanashi has No Name 2024年06月03日 21:49
Nanashi has No Name 2024年06月03日 22:04
へ 2024年06月03日 22:05
仕様書で特にセキュリティ関連の付帯条件をがんじがらめにすれば、中国企業を事実上排除出来る品種もあるでしょうが(諸事情で実例はご容赦を)、ドローンについてはバックドアまでは暴けない。
また、そんな狭き門を潜れる企業のドローンはクソ高い。
用途にもよるでしょうが、自治体には予算的に厳しいでしょう。
横から失礼しました。
Nanashi has No Name 2024年06月03日 22:21
韓国はパクりですらなく中国から直輸入
北がまだマシに見える
Nanashi has No Name 2024年06月03日 22:36
Nanashi has No Name 2024年06月03日 22:52
Nanashi has No Name 2024年06月03日 23:31
Nanashi has No Name 2024年06月04日 00:12
Nanashi has No Name 2024年06月04日 01:00
その程度なんですぜ
情報支援をすべて米軍に寄生している異様な、近代の軍隊としては有り得ない異様な体制ですし
もっとも金のかかるC4ISRを他国に丸投げし、浮いた分で対日装備を買う
しかし維持できず数年でニコイチすらできなくなりまた最新装備を買う
宇宙軍まで創設したものの自国の衛星追跡体制もなし
軍需企業としてはこのまま存続してほしい軍隊っぽい鴨、
それが韓国軍
単独で北に勝てるなら結構ですねぇ
Nanashi has No Name 2024年06月04日 01:39
そんな愉快な韓国ネタよりもバックドアの脅威の方が我らの心を強く揺さぶるという、、、開戦前夜って感じっすねぇ。
Nanashi has No Name 2024年06月04日 02:00
優れた技術力だから結果として寸分違わぬ設計図になっただけだよ!
ヘーキヘーキ!
Nanashi has No Name 2024年06月04日 04:52
Nanashi has No Name 2024年06月04日 06:52
どこまでもお花畑だ。
Nanashi has No Name 2024年06月04日 07:03
ななし はず のーねーむ 2024年06月04日 08:05
支那製同等の性能を保持できるとは言って無いし、
なにより飛行できるとも言って無いニダ。
Nanashi has No Name 2024年06月04日 08:40
Nanashi has No Name 2024年06月04日 09:56
Nanashi has No Name 2024年06月04日 10:05
Nanashi has No Name 2024年06月04日 10:20
バイセンには逆らえないからね
Nanashi has No Name 2024年06月04日 11:45
云うほどゆるゆるな受付じゃないでしょ
地域指定は出来るし、経歴指定も出来る
知識無い担当がゆるゆるで出しちゃって、どうしようもない結果に終わる入札もあるけどさ
2024年06月04日 12:45
>退役軍人会案件?
少年誌ですね毛と変態を描かせたら日本一と言われた漫画家が頭を過ったニダ。
Nanashi has No Name 2024年06月04日 13:40
毎回 感じるが、韓国の記事て内容が解り難い。
韓国の記者は 詳細を無視してるのか、分かってると言う前提で、結果のみを伝えてる感じがするから、読む者には理解し難く成ってる気がする。
改めて、今回 韓国業者が韓国海軍を欺き 中国産ドローンを売り付け様としてると言う事かな。
Nanashi has No Name 2024年06月04日 16:02
ただ、官公庁で入札資格認定業者に登録されたら、そいつを入札で外すのはもちろん、登録を外す自体が難しいと思うで
なんでこんな業者認定したんだなんて内輪揉めはあると思うが
ふつう担当が意識するのはむしろ過去の契約違反の有無とか、反社繋がりとかだと思う
経歴は過去に違反もない全く普通の業者(なお社長は実は帰化人だがそこまでは分からない)だから登録せざるを得ず、なんてのも
で、それが仲介業者としてガチの中国企業とやりとりする
そうなったらあとは入札の内容でなんとかするしかないが難しい
だから29の問題認識は誤りじゃないと思う
Nanashi has No Name 2024年06月04日 22:09