韓国と米国が14日、「韓米戦略的投資に関する了解覚書(MOU)」に署名した。相互関税交渉の結果として、韓国の3500億ドル規模の対米投資に対する合意事項が盛り込まれている。
金正官産業通商資源部長官はこの日午後、政府ソウル庁舎でブリーフィングを開き、「3500億ドルの戦略的投資運用に対する詳細内容合意に基づき、「韓米戦略的投資に関する了解覚書」に署名した」と明らかにした。
これによると、3500億ドルの対米投資額は2000億ドルの投資と1500億ドルの造船協力投資で構成される。造船協力投資には、韓国企業の直接投資(FDI)、保証、船舶金融などが含まれる。
2000億ドル投資の対象は米国大統領が選定する。米国商務長官が委員長である投資委員会の推薦を受ける。投資委員会は、事前に韓国の産業通商部長官が委員長である協議委員会と協議し、商業的に合理的な投資だけを米国大統領に推薦するようにする内容がMOUに盛り込まれた。金長官は「商業的合理性のある投資」とは、投資委が信義誠実の原則に従って判断したときに十分な投資金の回収が保証される投資を意味すると説明した。
(引用ここまで)
韓国−アメリカ間の関税、およびその他協議についてのファクトシートがどうにかこうにか出ました。
ファクトシートが出るまで2週間ちょいかかるという体たらく。
まあ、関税関連については既報のまま。
2000億ドルは年間最大200億ドルの分割。
別途1500億ドルがアメリカの造船産業に割り当てられる。
大韓航空がボーイングに103機のオーダーを行う。
米韓FTは実質的に廃止。原則として15%の関税が適用される。
ただし、韓国側がこだわっていたらしい原潜建造についてはなんとも曖昧な表現となっています。
・米国は、二国間123協定に従い、米国の法的要件に従って、韓国の平和利用のための民生用ウラン濃縮および使用済み燃料の再処理につながるプロセスを支持する。
・米国は韓国による攻撃型原子力潜水艦の建造を承認した。米国は韓国と緊密に協力し、燃料調達方法を含め、この造船プロジェクトの要件を進展させていく。
123協定ってのは米韓原子力協定のこと。
「平和利用のための民生用ウラン濃縮、再処理は認める」
「韓国による原子力潜水艦建造を承認した」
「燃料調達方法を含めて進展させていく」
米韓間で認識の違いが大きすぎてまとめられなかった。
かといって、通商関連だけを書いたら「あれ、原潜関連はなにもまとめられなかったんだ」って報道される。韓国的にはそれはよろしくない。
結果、「アメリカは韓国の原潜取得については認める」って部分は書いてみた。それ以外なにも決まらなかったけど、その原則だけ書いておこうって話ですね。
すべてはこの後の協議で決定するってことです。
この文書では韓国国内で建造するとも、アメリカで建造するとも言っていない。
アメリカは燃料を供給するともしないとも言っていない。
アメリカが「フィリー造船所の整備、造船ならOK。韓国の金で」ってラインを譲るとも思えませんし。
韓国が米韓原子力協定から離脱することを許すとも思えません。
しょうがないんで現状だけ書いておこうってところですわ。
note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 どの国とも関係性を築けず「孤立する韓国」 」となっています。
また、楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。
Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex