女性家族部長官「ジャンボリー事態、危機対応能力を示す時点」(聯合ニュース・朝鮮語)
キム・ヒョンスク女性家族部長官が8日、2023セマングム世界スカウトジャンボリー「早期撤収事態」と関連して「韓国の危機対応力量を全世界に見せられる時点」と発言し論難が予想される。
キム長官は同日、セマングムジャンボリープレスセンターで開かれたブリーフィングで、今回の事態が今後の国際行事誘致に影響を及ぼす恐れが提起されているという指摘にこのように答えた。
キム長官は「今はむしろ危機対応を通じて大韓民国の力量を全世界に示すそのような時点だと思う」とし「(今回の事態は)むしろ大韓民国が持つ危機管理能力に対して示すことができる」と話した。
続いて「釜山エキスポに対してそのような(危機対応)部分がよく反映されるので影響を与えないと思う」と付け加えた。
これに対して猛暑対策不足、衛生および保健問題などの準備不足でジャンボリーが事実上跛行したという点で、主管部署の首長の発言としては不適切ではないかという指摘が出ている。
(引用ここまで)
「まるで沼のような開催地」「大量の虫」「酷暑」「汚いトイレ・シャワー」「腐った食事」「ぼったくるコンビニ」と韓国の真髄を見せることに成功した世界ジャンボリー大会でしたが。
台風一過後に参加者を招待したコンサートを行って、どうにかこうにか終わらせることができたそうです。
よかったよかった。終わってよかった。
大量の熱中症患者を出したものの、とりあえずはなんとかなった……というべきでしょう。
4500人と最大の参加者を韓国に連れてきたイギリス代表はほうほうの体で逃げたのですが、まあそれもナイス判断だったと。
英国スカウト連盟代表は「なぜあんなところに連れていった」糾弾されているっぽいですが。
さて、終了委ベントのちょっと前になるのですが女性家族部長官が世界ジャンボリー大会への対応について「韓国の危機管理能力の高さを見せている」と発言して非難されているという事態になりました。
なぜか今回の世界ジャンボリー大会は文科省に相当する文化体育観光部ではなく、女性家族部の下部組織が主催しているのですね。
で、「国の恥をさらした」と女性家族部がいろいろと非難されているわけですが。
「危機管理能力の高さ」を見せるためにはまず危機がなければいけないのですが。
その危機自体が作られたもの。いわば自作自演ですからね、これ。
なんの危機もなく運営できる能力こそが求められているものですが、そんなものはないことが確定しているわけで。
釜山への万博招致運動にも少なからず影響はあると思います。
さて、大会終了後に女性家族部や全羅北道にジャンボリー大会の運営について政府、国会から監査が入るとされています。
そもそもユン・ソンニョル大統領は大統領選挙時に「女性家族部を廃止する」との公約を打ち出していました。
韓国次期大統領の「女性家族部を廃止する」との公約、ジェンダー問題の分断を進めるのか……その背後にあるのは市民団体の補助金ビジネス?(楽韓Web過去エントリ)
この公約を成就させるよいきっかけになったかもしれませんね。
逆にいうとまだまだ深掘りができるよ、「もう一度遊べるドン!」というわけです。
ジャンボリー大会の準備期間のほとんどはムン・ジェイン政権でしたからね。
相当にひどいものが発掘されるのではないかといまから楽しみです。
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