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カテゴリ:天災の記事一覧

韓国メディア「我々の災害指針は日本のそれに大きく劣っている。日本を見習おう」……それはさすがにこっち見んなとはいえんか

カテゴリ:天災 コメント:(138)
「災害安全指針」日本と比較してみると…(TV朝鮮・朝鮮語)
韓半島を襲った台風は多くの傷を残しました。 特に、地下駐車場浸水事故は「一度の事故」ですまされることでは決してありません。 (中略)

私が特に注目した部分は「待避案内のメール」です。この文字がヒンナムノーが韓半島に上陸した日、6日午前4時40分に浦項市が送った文字です。 浦項マンションで9人が行方不明となる事故が発生する約3時間前に送ったものですが、文言をよく見ると「冷泉が氾濫する可能性があるので、直ちに福祉会館など安全な場所に避難してください」と書かれています。 (中略)

この「避難してください」は単なる勧告または案內の意味であるという点です。 災難対応強国に数えられる日本の場合を見れば、災害水準によって早期警報と注意-高齢者避難-避難命令など5段階に分けて、4段階からは国家が避難「命令」を出します。 反面、浦項市文字の場合、歴代級台風が上陸した時点でも、単純な「勧告」に止まっていました。 (中略)

市民たちが参考にできる自治体と政府のホームページの災難対応指針ですぐに異なります。ソウル市など、韓国地方自治体と政府関連ホームページを見ても「突然の洪水発生時に高い所に待避せよ」、「避難勧告を受ければただちに安全な場所に避難せよ」等と漠然と説明されています。 一方、日本の場合「地下や半地下住宅は水圧で扉が開かないかも知れないので、2階など安全な場所に避難せよ」、歩行可能レベルの基準も「ひざまで」に決めておいて挿絵などを添えて理解しやすいようにしておきました。 さらに、このような災難に備えた指針も韓国語と英語、日本語、中国語など、さまざまな言語に案内しています。
(引用ここまで)


 韓国メディアのTV朝鮮が「韓国の地方自治体の災害対応が拙い」という話をしています。
 まあ、これまでは台風が上陸することもそれほどなく、地震が起きることもほとんどなかったのですけどね。
 気候変動で台風はそこそこ強い勢力のままで上陸するようになり、地震もそこそこの規模のものが起きるようになっています。

 これまでの災害に対する経験値が日本と大違いなのですね。
 実際に流れている映像がこちら。



 日本の避難指針とか、東京防災をピックアップしていますが。
 ……それ以前に国民の練度だよなぁ。


 「もうすぐ川が氾濫しそうだから、地下駐車場にある車を地上に上げてくれ」なんてアナウンスを出す時点でおかしいんだよ。
 前日とかであればともかく。
 さすがにこれについては「こっち見んな」とは言えない感じ。

 台風12号は朝鮮半島にはいかない感じですし、よしんばそちらに進んでも11号が通ったおかげでかなり海面水温が下がっているので大陸側に向かう前に減衰するでしょう。
 どこであっても災害に巻きこまれる様子は見たくないんだよな、正直。

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東京防災
東京都
2016-03-30

韓国での台風被害、人的被害は最小限でも物的被害がかなりの範囲に……ポスコは一時停止で済ませられるのか?

カテゴリ:天災 コメント:(88)
車の浸水を避けようとして惨事に…韓国・浦項の地下駐車場で多数の人命被害(ハンギョレ)
 台風11号「ヒンナムノー」が朝鮮半島を離れる直前、慶尚北道浦項(ポハン)のあるマンション団地の地下駐車場で、7人が行方不明になる事故が発生した。1時間で100ミリを上回る集中豪雨で近隣の河川が氾濫したことを受け、浸水被害を懸念した住民たちが地下駐車場の車を移動するため地下に向かい、被害に遭った。排水作業が遅れ、行方不明の住民の生死は6日午後遅くまで確認されなかった。彼らは地下に駐車された車を移動させてほしいというマンション管理事務所の案内放送を聞いて駐車場に入ったことが確認された。台風11号の影響で駐車場での行方不明者を含め、全国で死亡3人、行方不明8人、負傷1人の人命被害が発生した。

 6日、浦項市と消防当局の話によると、管轄消防署に通報が入ったのは午前9時11分ごろ。浦項市南区仁徳洞(ナムグ・インドクドン)のあるマンションの地下駐車場の車を移動させるために出かけた家族と連絡がつかないという内容だった。消防当局は5人が突然押し寄せた水に地下駐車場を抜け出すことができず、事故現場に閉じ込められたものとみている。
(引用ここまで)


 台風11号 ヒンナムノーは人的被害をそこまで出さなかったのですが、かなりの物的被害は出た模様。
 ただ、その中でもマンションで「地下駐車場の自動車を表に出してください」というアナウンスがあって、住人が一斉に地下駐車場に向かった際に大増水。
 結果、大きな被害が出てしまったと。

 ……明らかに台風に慣れていない行動なんだよなぁ。
 地上に車を出したところで数時間で500ミリ以上の降雨があったようなので、どっちにしても無駄だったようですけどね。



 先日のソウルでも同様に地下駐車場に浸水してしまって、1万2000台規模の浸水中古車が生まれてしまったそうですわ。
 韓国政府は「管理強化を行う。浸水車として知らせなかったら罰則」という方針の模様。

大雨で12,000台の車両が浸水、中古車の流通被害を防ぐ方法(YTN・朝鮮語)

 韓国随一の高級住宅街である江南が水没したので、ランボルギーニやらフェラーリが中古車としてあふれているようですよ。


 ポスコについては高炉の送風停止であって、稼働停止ではない模様。
 ただ、浸水被害がひどすぎて稼働再開できるかどうかも分からない、という状況でもあるようですね。

ポスコ「チェ・ジョンウホ」最大の危機… 「人災なのか、天災なのか」論議の広がり(ニューシス・朝鮮語)

 浦項製鉄所には防災施設がなにもなく、浸水するに任せてしまった……との話。



 構内が泥沼と化してますね。
 これ、そんなすぐに再開できるとも思えませんが……。
 けっこう物的被害は大きいなぁ。

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韓国への台風上陸で製鉄所の浸水で高炉停止、さらに強風で原発も停止……強風で原発停止?

ポスコ、3つの高炉休風… 浸水で生産・出荷などの支障は避けられない(ニューシス・朝鮮語)
ポスコ浦項製鉄所が歴代級台風ヒンナムノーに「高炉停止」という直撃弾を迎えた。浦項製鉄所内のほとんどの地域が浸水し、全体の3つの高炉がすべて可動中断に入ったのだ。特に設備浸水が深刻で高炉再稼働までは相当時間かかる模様だ。

6日、業界によると、この日浦項製鉄所は夜明け3時から第3高炉を除いた残りの2つの高炉が稼働停止に入った。当初、高炉2基の稼働停止は計画されたもので、浸水により正常稼動が難しくなり、停止が予想外に長くなった。続いて停止を計画していなかった3高炉まで停電で稼働が中断され、浦項製鉄所は事実上「臨時休業」状態となった。

浦項製鉄所でこのように高炉が同時多発的に稼働停止となったのは極めて異例である。浦項製鉄所は第1〜4高炉までの4基を運営するが、このうち第1高炉は老朽化して稼動を中止した状態だ。 (中略)

浦項製鉄所は今回の台風の影響で高炉稼動に必要な主原料もすべて浸水したと伝えられる。厚板と船舶材料部門の浸水が深刻で、故に再稼働までに少なくとも1ヶ月以上かかることもあるという指摘だ。製鉄所の高炉は稼働停止期間が長くなると、これを再稼動するのに莫大な費用がかかる。

特に浦項製鉄所は、光陽製鉄所とともにポスコ鉄鋼製品の45%を生産する二大製鉄所の一つで、高炉休風による経済的損失が月ごとに数千億ウォンに達する見通しだ。

しかし、浦項製鉄所の職員たちが浸水で製鉄所内部への進入が不可能であり、故に再稼働も容易ではない実情だ。ポスコは高炉再稼働のために内部災害対応盤などタスクフォース(TF)チームを設ける計画だ。
(引用ここまで)


 浦項にあるポスコの製鉄所が台風11号 ヒンナムノーで被災した、というニュース。
 いくつか報道があるのですが、いまひとつなにが起きたのかよく分からない。
 「火災が発生した」「爆発した」といった報道もあるのですが、ポスコ側から「停電で行き場を失ったガスを燃焼させて放出しているだけ」という話があった、ともされています。

ポスコに何が…「海兵隊装甲車」が浸水道路を走って登場(中央日報)

 当初は「浸水して水蒸気爆発でも起きたのか」と思ったのですが、そうした話でもない模様。
 ただ、救助要請が出るほどの浸水被害があったというのは間違いないようです。
 中央日報の記事でも水陸両用の装甲車が突入して救助活動を行っている画像がありますね。かなりの浸水被害なのは見て分かります。

 で、稼働している高炉のすべてが停止した……と。
 まあ……想定していなかったのでしょうね。
 建設中のマンションが崩壊した時と一緒だわ。


 幸いなことに、以前のマエミーの時のような100人を超える犠牲が……というような話はなかったようです。
 地下駐車場に車の様子を見にいった人がなんてこともあったようですが。

 あと原子力発電所が停止したとのこと。

<台風11号>韓国新古里原発1号機、強風でタービン発電機が停止…放射線関連の影響なし(中央日報)

 強風でタービン発電機が停止。
 ……?
 …………?
 なにをどうしたらそうなるの。

 いや、2020年にも同じように台風10号の上陸で原発が多数停止してますし、タービン停止もしているのですが。
 なんでそんなことになるのかさっぱり分からない。
 いや、日本で聞いたことないでしょ。「強風で原発のタービン停止」って。
 韓国の原発だから、ということかなぁ。

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台風11号、6日未明に韓国南岸に上陸……過去最大勢力での上陸に当局は「深刻」な警報を発令

カテゴリ:天災 コメント:(117)
「歴代級台風」ヒンナムノー来る… 史上初の「即時3段階対応」(ニューシス・朝鮮語)
災害安全総括部署である行政安全部は、4日午後4時30分を期して「中央災害安全対策本部」(中台本)の台風・豪雨対応水位を3段階に格上げしたと明らかにした。
危機警報も「注意」から「深刻」に上方修正した。
これは第11号台風「ヒンナムノー」の朝鮮半島上陸が差し迫ったことによる措置だ。

行安部は先立って3日午前10時頃、危機警報を「関心」から「注意」に高め、中対本1段階を稼動した。
対応段階を経ずに1段階から3段階へと「注意・警戒」をスキップして「深刻」に事例は今回が史上初めてだ。 (中略)

危機警報段階は「関心-注意-警戒-深刻」4段階に分かれ、全国的に大規模な被害が発生したときに深刻に格上げして対応することになる。 (中略)

中対本は半地下住宅や沿岸道路など危険地域に対する事前避難と先制的統制を実施し、養殖施設・港湾クレーン・船舶などは事前に固定・結泊することを要請した。 (中略)

また、人命被害予防のためにヒンナムノーが上陸すると予想される6日民間分野の出勤時間調整を積極的に勧告し、各級学校は学校長の自律的な判断の下で休校または遠隔授業を実施するよう要請した。
(引用ここまで)


 台風11号、ヒンナムノーの上陸に備えて韓国で中対本 ── 中央災害対策本部が設置されました。
 同時にもっとも警戒レベルの高い「深刻」が発令されたとのこと。

 台風11号は今日の21時時点で大型で非常に強いという勢力を保持したままで、中心気圧は940hPa。
 予想が更新される度に西側の進路となったのは太平洋高気圧がせり出しているせいでしょうね。

 火曜日の朝頃に韓国南岸に上陸するという予想が多いようですね。
 韓国気象庁の予想では9時頃。
 気象庁モデルだと木浦あたり、気象庁予想だと麗水あたり、ウェザーニューズと米軍予報、韓国気象庁では釜山あたりに上陸するとの予想となっています。
 画像は韓国気象庁の予想進路。

スクリーンショット 2022-09-04 23.56.50.png


 米軍予想だと上陸時は風速50メートル/秒、瞬間最大風速で60メートル。
 韓国気象庁の予想では中心気圧は950hPaでの上陸になる模様。

 これまで韓国に上陸した台風の中では最強といっても過言ではないと思います。
 2002年の台風15号 ルーサー、2003年の台風14号 マエミーでそれぞれ大変な被害がありましたが。
 勢力的にはそれ以上ではないかとも思われます。
 マエミーの被害とかもう目も当てられなかったものでした。あと「なんでそんなことが起きるの」みたいなものもあったなぁ。
 何度か書いている「台風上陸するのに地下のカラオケが営業してて、浸水被害で亡くなる人が多数いた」ってのはマエミーだったと記憶してます。

 東シナ海の海水表面温度は台風が発達するとされる27度以上をキープしている……というか、少なくとも3日時点で気象庁の図では朝鮮半島南岸まで30度以上のピンクのまま。

スクリーンショット 2022-09-04 23.56.03.png

 韓国はこうした災害に脆弱な構造になっているので心配ではありますね。 

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台風11号、朝鮮半島に近づく……韓国の台風情報がまともになっちゃったってマジ?

カテゴリ:天災 コメント:(65)
強力な台風ヒンナムノー、韓国に向かって北上の可能性…1〜2日が変数だ(聯合ニュース・朝鮮語)
第11号台風ヒンナムノーは、朝鮮半島に上陸の是非に関わらず、韓国に多くの雨をかけて影響を与える確率が高いと予想された。

気象庁によると1日午前9時、ヒンナムノーは超強力台風で勢力を維持しながら台湾台北東南側510キロ海上を過ぎて南西陣している。

ヒンナムノは1日午後から2日夜まで台湾東、日本沖縄周辺の南海上で停滞すると予想される。 強度の変化は進路の変化につながる。 台風が海の上の一箇所に長く滞在すれば、勢力を自ら弱めることとなる。台風が中心下の海水を強い風に押し出すと、そこで海面が低くなり、その後低くなった海面を満たそうと深層の冷たい海水が上がる。結局、海面温度が下がり、台風がエネルギーを受けずに弱くなる。 ただしヒンナムノは停滞期にも勢力を維持する見通しだ。 インド側から吹く熱い空気が、ヒンナムノが海で受けられない熱エネルギーを補ってくれるため、勢力を維持できると分析される。
(引用ここまで)


 台風11号、ヒンナムノーの進路予測がかなり絞れてきましたね。
 迷走していたこともあってばらけていたのですが、どうやら対馬の北を通り釜山あたりに上陸するかしないか……といった感じの進路になるようです。

 各国の進路予報はこんな感じ。
 GPVWEATHERさんのところから引用。

IMG_76CE071458D6-1.jpeg

 んで、こちらが韓国気象庁の予想進路。

スクリーンショット 2022-09-01 22.54.07.png

 ほぼ変わらないか。
 最近、予想モデルがこなれてきたのか以前のような奇天烈な予想は出なくなったのですけどね。


 一抹の寂しさを感じる。
 大どんでん返しのように朝鮮半島上陸の寸前で120度ターンして日本に向かうとかいう予測をしてほしいものです。

 ……まあ、韓国人にとっては予測がまともになって助かるのでしょうけど。
 そういえば、釜山駅のすぐ近くにスタバがあったのですが、そこからしてもう半地下だったような覚えが。
 釜山は韓国の中では比較的に台風上陸の回数が多い場所なのですが、地下・半地下はそれなりにあった感じします。

 んで、台風来ても地下のカラオケ屋に入って亡くなるなんてのもよくやってましたね。
 災害対策どうなってんのよ……ってあきれた覚えがあります。

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ユン大統領、豪雨災害の現場に革靴で現れて、メディアから「なぜスニーカーを履かない」と叩かれてしまう

尹錫悦大統領の革靴、呉世勲ソウル市長の運動靴…大統領室の水準(中央日報)
しゃがんで半地下部屋の窓を通じて惨事現場を視察する尹大統領の靴は正装の黒い靴だった。本当にいぶかしかった。過去の大統領と違うからだった。みんな少なくとも運動靴は履いて現場を訪れた。盧武鉉(ノ・ムヒョン)・李明博(イ・ミョンバク)元大統領は長靴まで履き、唯一の女性だった朴槿恵(パク・クネ)元大統領もパンプス姿だった。 (中略)

単純になぜ運動靴を履かなかったかと問い詰めたいのではない。靴ひとつだけ見てもいま大統領室がどのように動いているのかあまりに明らかに見えるからだ。明け方3時まで瑞草洞(ソチョドン)の自宅で水害対応を指揮し、光化門(クァンファムン)政府ソウル庁舎の中央災害安全対策本部で集中豪雨状況点検会議を主宰した後に新林洞の現場へ向かった尹大統領の気持ちは他の大統領と変わらなかっただろう。 (中略)

凄惨な心情で現場に駆けつけた尹大統領の代わりに大統領室のだれかが「運動靴を履きましょう」と大統領に言うべきだった。いまの大統領室にはそのような役割をする人がいないのか、そうでなければそんな話をする勇気のある人がいないのか、結果はすでに説明した通りだ。尹大統領に会った人たちには「本当に気さくだ」とする評価が多い。だれかがただ一言さえ言えば尹大統領は靴下のまま、あるいははだしででも被害住民たちとともにしたはずなのに、現実は違った。
(引用ここまで)


 韓国首都圏を襲った豪雨災害の現場にユン・ソンニョル大統領が向かったものの、高い革靴のままだった。
 大統領室の誰かが「運動靴を履くべきだ」と提言すべきだった。それすらできない雰囲気なのか、とする中央日報のコラム。
 政治は演出が大事だ、という話でわからないでもないのですが。

 「革靴なのにそれも気にせずに動き回った」っていうのも演出なので、運動靴だったらいいとう話でもないと思いますけどね。
 革靴の汚れを気にしている瞬間を撮られたりするリスクを考えると最初からスニーカーのほうがいいかなという気もしますが。
 視察にきたことでおおよその義務は果たしているし枝葉末節だとは思います。
 ただまあ、こういう部分で支持率が低いのだろう、という理解にはつながりますかね。


 以前に「半地下住居はソウルだけで20万世帯、50万人が住んでいる」という話をしましたが、全国規模では約32万世帯、約62万人だそうです。

韓国半地下に住む62万人が豪雨に震える…ソウル市、地下居住禁止を推進(中央日報)

 ここでも脆弱層をどうするのか、という話になってますね。
 半地下には高齢者層が多く住んでいるのですが基礎年金30万ウォンしかもらえない彼らをどう扱うのか。

 そうそう、こんな脱出劇もあったそうです。

豪雨でかろうじて半地下を脱出した住民…「バーナーで窓枠曲げてどうにか脱出」=韓国(中央日報)

 水圧で扉も開けられなくなり、半地下の窓もどきについている鉄格子をグラインダーで削り、バーナーで熱して命からがら逃げ出すことに成功した男性の話。
 逆にいうと、そうした腕力・体力なしには対処のしようもないのが半地下であるというのが現実だと。
 本当に「韓国人に生まれなくてよかった」案件ですわ。

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韓国での豪雨被害、犠牲者の出たマンホールや半地下家屋に対策をしようとするものの……

カテゴリ:天災 コメント:(73)
豪雨被害のソウル市、マンホールに転落防止網を設置へ(朝鮮日報)
 ソウル市がマンホールのふたの下にネットや鉄製構造物などの「マンホール転落防止設備」を設置することを決めたと12日、明らかにした。8日の集中豪雨によりソウル市瑞草区でマンホールのふたが外れ、成人の姉と弟が転落し死亡するなどマンホール関連の事故が発生したことから、これを防ぐための措置を取ったものだ。

 ソウル市は今年下半期からマンホール転落防止設備を低地帯など浸水脆弱(ぜいじゃく)地域や下水道逆流区間に優先導入し、設置を拡大していく計画だ。マンホールのふたの下に網や鉄製構造物を設置し、ふたが外れても人や物が落ちないようにするということだ。ソウル市内のマンホールは計27万カ所あるが、このうち約1万カ所に今年下半期中に転落防止設備を設置する予定だ。

 ソウル市は既に浸水が多かったり、逆流が発生したりする区間にロック機能がある特殊なマンホールふたを設置している。しかし、今回は1時間に100ミリメートル以上の豪雨となり、水圧によりマンホールのふたが外れて事故が発生した。

 8日午後、ソウル市瑞草区瑞草洞では水圧に耐えきれずにマンホールのふたが外れ、その穴に50代の姉と40代の弟が転落、2人とも遺体で発見された。
(引用ここまで)


 今回の豪雨は総降雨量が500ミリオーバーという激しいもので死者14人、行方不明5人、負傷者18人。
 都市近郊への豪雨災害で、堤防の決壊等による広域の床上浸水がなかったのでこのていどで済んだ、という理解でよいかな。
 半地下の住人や、水圧で開いたマンホールに落ちたという人もいました。

 で、その対策としてソウル市がマンホールが外れてもいいようにネットを設置する……と。
 うん、まあ。
 なんだ。

 ないよりはマシ……なのかなぁ。
 どうやら増水しやすい場所にはボルトで固定しているタイプのマンホールが使われているらしいのですが。
 それよりもなによりも「豪雨の際は外に出ない」が一番なんよね。


 で、半地下住居に対してもソウル市のオ・セフン市長は「新規許可はしない。これまでの住居も10年かけて潰す」と言い出しているのですが。
 その一方で国土交通部長官(国交相に相当)が「半地下も人が住んでいる場所だ」と言い出しまして。

ウォン・ヒリョン「地下階人住む場所」vsオ・セフン「地下階住宅空間禁止」(MBN・朝鮮語)

 「脆弱階層の現実を知らない机上の政策だ」と。
 まあ、「半地下に住んでいるから弱者」ではなく、弱者だからこそ半地下以外に行くところがない人がほとんどなわけで。
 あえて半地下を選んで余剰を貯蓄・投資に廻すというような人もいるようですけどね。

 セウォル号の時にも散々言ったのですが、事故・事件はそれぞれの社会の映し鏡になるのですよ。
 ただ、韓国の場合はそれが過剰な感じがするのもまた確かですかね。

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ソウル市、豪雨災害を受けて前市長に潰されていた地下調整池計画を再推進……なにか起きないと行動できないのね

カテゴリ:天災 コメント:(79)
ソウル市、「半地下の部屋」認可しない方針…江南など6カ所「雨水トンネル」再推進(ハンギョレ)
 ソウル市のオ・セフン市長は10日、「立場表明文」を発表し、「2011年以降中断していた浸水常襲地域6カ所に対する雨水貯留排水施設の建設を再び進める」と明らかにした。今回の大雨の時に被害が大きかった江南駅一帯をはじめ、道林川(トリムチョン)と光化門(クァンファムン)一帯は2027年まで、銅雀区舎堂洞(トンジャック・サダンドン)一帯と江東区(カンドング)、龍山区(ヨンサング)一帯には2030年まで雨水トンネルを設置する。下水道管路の整備を行うと共に、小規模の雨水貯留槽、雨水ポンプ場も建設する。このためには3兆ウォン(約3040億円)の事業費がかかるとソウル市は推算した。

 オ市長は「1時間当たり95~100ミリの豪雨を処理できる32万トン規模の貯留能力を保有した雨水貯留排水施設がある陽川(ヤンチョン)地域は浸水被害が全く発生しなかった。該当施設がない江南地域は時間当り処理能力が85ミリに過ぎず、大規模浸水被害につながった」とし「地方債を発行してでも事業を推進する」と明らかにした。

 雨水トンネルは、都心の地下に巨大な管を埋めて集中豪雨の時に水を貯める役割を果たすと同時に、既存の下水道管路の代わりに水の流れを迂回させる施設だ。2011年7月、牛眠山(ウミョンサン)の山崩れ以後、当時オ市長が7カ所に設置しようとしたが、以後就任したパク・ウォンスン市長は陽川区新月洞(シンウォルドン)を除く他の地域の事業は調整した。パク前市長は普段地下道路として使って大雨の時には貯留槽として利用する「スマートトンネル」や地下排水施設を新設・拡充する方がより効果的だと判断した。 (中略)

 ソウル市は「半地下居住世帯の安全対策」も打ち出した。対策によると、今後の建築認可の際、地下・半地下階は住居用として認可しない。(中略)現在、ソウルには約20万戸の住居用地下・半地下住宅がある。
(引用ここまで)


 おや、地下調整池の計画をリブートするそうですよ。
 そもそもオ・セフン市長は2010年頃にもソウル市長の地位にあったのですが。
 「無償給食について住民投票を行う。否決か不成立になったら市長を辞める」とかわけのわからないことを言い出しまして。
 左派が不投票運動をしてまんまとはめられたって経緯でオ・セフンはソウル市長を辞職し、パク・ウォンスンが補欠選挙で当選したという経緯があります。
 そのオ・セフンが市長だった時代に地下調整池の計画が進められていたのですよ。
 東京の首都圏外郭放水路の効果等を見て。

 ですが、市長が交代したことからいつものアレで計画が潰されて「俺様の考えたサイキョーの治水計画・スマートトンネル」に置き換えられた、と。
 スマートトンネルは通常時は遊歩道的に使っていて、洪水時には調整池として使用される……というものなのだそうですが。
 そんな危なっかしい遊歩道使う? しかもなにもない地下で。


 ま、ここまでは知っていたんですが、完成した調整池がひとつあったとは知らなかった。今回、調整池のあった場所では被害がなかったそうですわ。
 今回最大被害を受けた江南にはパク・ウォンスン市長時代のスマートトンネルが完成間近になっているそうですが。
 オ・セフンはこれも潰して新たに調整池を作るんですかね?

 半地下住居にも手を入れる……とのことですが。
 現在、ソウル市で確認されている半地下・地下住居は約20万戸。そこに50万人以上が住んでいるとされています。
 弱者だから半地下のような劣悪な場所に住まざるを得ないわけで。公共住宅を割りあてるっていっても本当にそこに住めるのかどうか。
 「年金もまともにもらっていない高齢者女性」等の根本的な問題をどうするのか、って話ですね。

 けっきょくのところ、こうして甚大な被害が出ないと動かない。まあ、それ自体はどの国も同様かも知れませんが。
 しかも、今回の場合は大元の計画はあったのに政権交代時の易姓革命でなにもかもぶっ潰されていたっていう。
 でもまあ、紆余曲折後にようやくできるというのであればそれはそれでよかったかもしれません。

 4年後の統一地方選挙でまた計画が潰されなければよいですが(フラグ)。
 さすがに今回の計画を潰そうとしたら非難されるか……。

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