国内で「ハイパーチューブ」技術開発が本格化する。 国土交通部は今年を「K-ハイパーチューブ」の元年とし、ハイパーチューブ列車の核心技術である「自己浮上·推進」の開発に本格的に着手すると明らかにした。 ハイパーチューブはソウルから釜山まで20分以内に移動できる次世代超高速交通手段で「鉄路の上の飛行機」と呼ばれる。
韓国型高速鉄道(KTX)が全国を一日生活圏を越えて半日生活圏に変えたとすれば、ハイパーチューブは1時間生活圏を可能にする。 空間革命を起こすハイパーチューブは果たしてどんな技術が融合されたのだろうか。 (中略)
全国ハイパーチューブの建設は、人口と働き口の50%以上が首都圏に集中する集中現象も消えるものと予想される。 目前に迫った地方消滅問題から首都圏と地方の深刻な不均衡を解消する転換点が用意されるというのが専門家たちの意見だ。 その場合、政府の国政目標の一つである「大韓民国どこでも住みやすい地方時代」が開かれるのではないか。
(引用ここまで)
あー、なるほどね。
韓国は他国に比べてもかなりハイパーループにご執心なのですが。
その理由が地方の衰退対策だって部分もあると。
釜山は韓国第2の都市とされていますが、人口・域内総生産ともに仁川に追い抜かれたとのニュースが出ています。
韓国の「第2の首都」は釜山ではなく仁川…生産・経済人口いずれもリード(中央日報)
ソウルの衛星都市である仁川のほうが大きくなってしまったと。
まあ、仁川は「ソウル、京畿道、仁川市」として首都圏を形成しているのでどうかとも思いますが。
釜山が長期凋落傾向にあるのは間違いないところ。
なにしろ釜山は消滅危険性が懸念されるレベルで人口流出している状況。
対策をしてきたはずなのに、「消滅注意」から「消滅危険」になっているんですよね。
そんな中、ハイパーループ云々って言っているのは「通勤が20分なら働くのはソウルでも住むのは釜山」ってやってくれるのではないかって期待があるから……ってことなんでしょう。
この視点に立つと、釜山から何度も何度も「日韓トンネルが必要だ」って声が上がっているのも同じことなのかって理解できると思います。
今年になっても何回か釜山日報から関連コラムが出てますから。
[寄稿] 日本の「青函トンネル」の踏査に行ってきて(釜山日報・朝鮮語)
青函トンネルができるのだったら韓日トンネルもできるはずだ、と(笑)。
もう釜山自体の魅力創出は不可能だから、外からの働きかけでどうにかするしかないってわけです。
それがハイパーループでソウルを出勤圏にすることだったり、日韓トンネルで日本からの富の流入を目論むことだったりしているのですね。
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中味は長編記事。最新の記事は「イ・ジェミョン大統領の韓国が台湾有事を誘発する 」となっています。
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