サンフランシスコの中堅手、イ・ジョンフのバットが伸び悩んでいる。 (中略)
一つ懸念される点がある。 イ·ジョンフの長所である追い込み、すなわち「マルチヒット」が消えたという点だ。 李ジョンフは先月24日、ミルウォーキーを相手に行ったホーム試合で4打数3安打でマルチヒットを記録した。 しかし、それが最後だった。 1週間連続でマルチヒットを記録していない。
イ・ジョンフのトレードマークになってしまった2塁打が消えたのも目を引くところだ。 (中略)
シーズン序盤ではあったが、イ・ジョンフは大リーグ「スーパースター」の大谷翔平より打撃全部門にわたってよりよく打った。 今でも打率は大谷(0.288)よりさらに良い。 しかし、李ジョンフが2塁打とマルチヒットを生産できない間、出塁率と長打率、そしてOPSまで大谷の追い越しを許した。 (中略)
今年でいつの間にか大リーグ8年目のベテランになった大谷とルーキーの李ジョンフを絶対比較するのは無理があるかもしれない。 しかし、韓国野球の自尊心とも言える李ジョンフであるため、彼に向けたファンの期待値が高いことも否定できない事実だ。 (中略)
イ・ジョンフの活躍がシーズン初め「一時的な突風」で終わるのか、それともシーズンが終わった後も大谷と肩を並べているのかファンの耳目が集中している。 これには、イ・ジョンフの活躍に嫉妬する日本ファンの関心も含まれる。
(引用ここまで・太字引用者)
……えーっと。
これは5月1日の記事で「ついにイ・ジョンフが大谷にOPSで追い抜かれてしまった」って記事。
そこから何試合か上積みされていて、イ・ジョンフと大谷の成績はこんな感じになっています。
イ・ジョンフ 打率.303 3本塁打 20打点 出塁率.359 長打率.485 OPS.843
大谷翔平 打率.292 9本塁打 13打点 出塁率.399 長打率.585 OPS.983
OPSが1点弱になって「ようやく片目が開いたかな」とか思うのちょっとおかしいなって感じなくもない。
もうちょっと打球に角度がつけば本調子なんでしょうけどね。
「カキッ!」って金属音がするのホントすごいな……。
それとキム・ヘソンは初スタメンで4-2でした。大谷のホームランで得点とか思い出になるねぇ。
で、イ・ジョンフがここのところ、よくて4-1。それもシングルヒットだけ。
結果、4月中頃は1点台だったOPSもぐいぐいと落ちてきて今日の時点で.843。
ただまあ、よくやっているとは思います。
メジャーのスカウティングで対応されつつあるんですが、打率.303を見てもけっこう振れていますしね。ただ、全然四球を選べていないのが不安材料かな。
センターを守っているのもあるし、プレイヤーとしてはよくやっている。
去年の今ごろはフェンスに激突してシーズン終えてたわけですし。
でもまあ、韓国メディアの被害者になっているとでもいうべきか。
大谷と比較しないであげろ。
ホームラン王2回、打点王1回、シーズンMVP3回、メジャーでシーズン最高OPS2回の化けもんやぞ。
ついでに23年は先発投手として10勝してて、かつホームラン王でOPS首位。なんだそりゃ。
「イ・ジョンフの活躍に嫉妬する日本ファン」とかどこにいるんだって話。
もう大谷だけでお腹いっぱいだよ。鈴木誠也もいるし、先発投手もいっぱいいるけどさ。
逆説的にこの一文で大谷の活躍に対して、韓国人がどれだけ嫉妬してきたのかってのが分かってしまいますね。
っつーか、もはや嫉妬の対象ですらないと思うけどな。大谷。
羨望というか、英語でいうところのアイドル、偶像の類いだよアレは……。
イ・ジョンフも見たとこいい選手だし、長い目で見てあげろ。
大谷とは比較せずに。
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中味は長編記事。最新の記事は「韓国の次期大統領最有力候補、イ・ジェミョンの周辺での連続不審死、すべてピックアップしてみた 」となっています。
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