相互RSS募集中です

カテゴリ:野球の記事一覧

韓国メディア「イ・ジョンフの活躍に日本人が嫉妬している」……えーっと日本人が? イ・ジョンフの活躍に? 嫉妬? ……してるの?

大谷よりも打っていたイ・ジョンフ、長打とマルチヒットが出ず追い越すことを許す···けっきょくは「格の違い」か(MHNスポーツ・朝鮮語)
サンフランシスコの中堅手、イ・ジョンフのバットが伸び悩んでいる。 (中略)

一つ懸念される点がある。 イ·ジョンフの長所である追い込み、すなわち「マルチヒット」が消えたという点だ。 李ジョンフは先月24日、ミルウォーキーを相手に行ったホーム試合で4打数3安打でマルチヒットを記録した。 しかし、それが最後だった。 1週間連続でマルチヒットを記録していない。

イ・ジョンフのトレードマークになってしまった2塁打が消えたのも目を引くところだ。 (中略)

シーズン序盤ではあったが、イ・ジョンフは大リーグ「スーパースター」の大谷翔平より打撃全部門にわたってよりよく打った。 今でも打率は大谷(0.288)よりさらに良い。 しかし、李ジョンフが2塁打とマルチヒットを生産できない間、出塁率と長打率、そしてOPSまで大谷の追い越しを許した。 (中略)

今年でいつの間にか大リーグ8年目のベテランになった大谷とルーキーの李ジョンフを絶対比較するのは無理があるかもしれない。 しかし、韓国野球の自尊心とも言える李ジョンフであるため、彼に向けたファンの期待値が高いことも否定できない事実だ。 (中略)

イ・ジョンフの活躍がシーズン初め「一時的な突風」で終わるのか、それともシーズンが終わった後も大谷と肩を並べているのかファンの耳目が集中している。 これには、イ・ジョンフの活躍に嫉妬する日本ファンの関心も含まれる。
(引用ここまで・太字引用者)




 ……えーっと。
 これは5月1日の記事で「ついにイ・ジョンフが大谷にOPSで追い抜かれてしまった」って記事。
 そこから何試合か上積みされていて、イ・ジョンフと大谷の成績はこんな感じになっています。

イ・ジョンフ 打率.303 3本塁打 20打点 出塁率.359 長打率.485 OPS.843
大谷翔平   打率.292 9本塁打 13打点 出塁率.399 長打率.585 OPS.983

 OPSが1点弱になって「ようやく片目が開いたかな」とか思うのちょっとおかしいなって感じなくもない。
 もうちょっと打球に角度がつけば本調子なんでしょうけどね。




 「カキッ!」って金属音がするのホントすごいな……。
 それとキム・ヘソンは初スタメンで4-2でした。大谷のホームランで得点とか思い出になるねぇ。



 で、イ・ジョンフがここのところ、よくて4-1。それもシングルヒットだけ。
 結果、4月中頃は1点台だったOPSもぐいぐいと落ちてきて今日の時点で.843。
 ただまあ、よくやっているとは思います。

 メジャーのスカウティングで対応されつつあるんですが、打率.303を見てもけっこう振れていますしね。ただ、全然四球を選べていないのが不安材料かな。
 センターを守っているのもあるし、プレイヤーとしてはよくやっている。
 去年の今ごろはフェンスに激突してシーズン終えてたわけですし。

 でもまあ、韓国メディアの被害者になっているとでもいうべきか。
 大谷と比較しないであげろ。
 ホームラン王2回、打点王1回、シーズンMVP3回、メジャーでシーズン最高OPS2回の化けもんやぞ。
 ついでに23年は先発投手として10勝してて、かつホームラン王でOPS首位。なんだそりゃ。

 「イ・ジョンフの活躍に嫉妬する日本ファン」とかどこにいるんだって話。
 もう大谷だけでお腹いっぱいだよ。鈴木誠也もいるし、先発投手もいっぱいいるけどさ。
 逆説的にこの一文で大谷の活躍に対して、韓国人がどれだけ嫉妬してきたのかってのが分かってしまいますね。
 っつーか、もはや嫉妬の対象ですらないと思うけどな。大谷。
 羨望というか、英語でいうところのアイドル、偶像の類いだよアレは……。

 イ・ジョンフも見たとこいい選手だし、長い目で見てあげろ。
 大谷とは比較せずに。



 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。



 中味は長編記事。最新の記事は「韓国の次期大統領最有力候補、イ・ジェミョンの周辺での連続不審死、すべてピックアップしてみた 」となっています。


Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→

韓国メディア「エドマン負傷が幸運に! ドジャースのキム・ヘソンがメジャー昇格!」……もうちょっと品性ってものがあってもよくないか?

キム・ヘソンがサプライズコールアップ!ついにメジャーリーグデビュー戦になる…エドマン負傷が幸運に、実力見せる機会来た(spotvnews・朝鮮語)
トリプルAで大リーグコールアップを待機中だったキム·ヘソン(26、LAドジャース)がサプライズ大リーグコールアップを成し遂げた。 いつまで大リーグの舞台に残っているかは分からないが、今確実に自分の能力を見せれば、今後の立場が広くなる可能性がある。 (中略)

金ヘソンは今季、トリプルA28試合で計131打席を消化し、打率2割5分2厘、出塁率328、長打率0.470、5本塁打、19打点、13盗塁、OPS0.798を記録した。 13個の盗塁を記録する間、一度も失敗しなかったほどの特有の特級主力を誇り、守備ポジションも色々な面で適応した。
(引用ここまで)




 キム・ヘソンがメジャーにコールアップ。
 現地開幕でまいなーおくりになってから約1ヶ月。
 3Aで28試合、打率.254、19打点、5本塁打、13盗塁、10四球、32三振。OPS.798。
 ……ぱっとしねぇ。

 今回の昇格もエドマンの負傷で空いたロースターに入れただけ。
 しかも、バックアップでしょ。
 スタメンでの出場機会はほぼないでしょうし、なんなら来週末あたりに3Aに戻っててもなんの不思議もない。

 あとねえ……ライバルの負傷ってたしかに「幸運」ではあるんですよ。
 特に3Aでくすぶっている40人ロースターの一員にとっては。
 そうした「運」がなければ、3Aとかでけっこう打ってても昇格がないなんてよくあることですしね。



 でも、「エドマン負傷の幸運」って書けちゃうんだからすごいよね。韓国メディア。
 しかもエドマンは韓国人の母親を持つハーフなのに。
 配慮とかないんだよなぁ……。
 まあ、10回くらいは打席に立てるでしょうし、何度か守備機会もあるでしょうから記念にはなるでしょうね。

 あとイ・ジョンフが4月前半はけっこうな活躍をしてまして。
 韓国メディアは「大谷を超える活躍!」とか大騒ぎしていたのですが。

大谷より上じゃないか…イ・ジョンフ、3G連続安打2失点も敗北(マネーS・朝鮮語)
イ・ジョンフのシーズン打率は0.330で小幅下落した。 出塁率と長打率を合わせたOPSは依然として0.963で大谷を上回り、いずれもチーム内1位を記録している。
(引用ここまで)

 4月26日時点ではまだ大谷よりもOPSが上だったのですが、4月終了時点でのOPSは大谷が.942で、イ・ジョンフは.915。
 おっと、大谷がホームラン打ったわ。

 新人が4月の成績で突っ走るとかよくあることでしかない。イ・ジョンフは去年のいまくらいに負傷して1シーズンを棒に振ったので、ほとんど新人みたいなもんですしね。
 これからスカウティングで対策されてからが本当の価値ですよ。



 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。



 中味は長編記事。最新の記事は「韓国の次期大統領最有力候補、イ・ジェミョンの周辺での連続不審死、すべてピックアップしてみた 」となっています。


Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→

侍ジャパン、9連勝中の韓国代表と11月に強化試合……まあ、強化試合としてはありなんでしょうね

カテゴリ:野球 コメント:(49)
侍ジャパン相手に悪夢の9連敗中…ライバルと初の強化試合を実現させた韓国 KBOトップが語る意義(スポーツソウル)
KBOと日本野球機構(NPB)は4月17日、東京都内で開いた記者会見で来る11月15~16日に東京ドームで「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」を開催することを発表した。 (中略)

ホ・グヨン総裁は「韓国と日本の強化試合が開催されることになり、KBOのトップとして、個人的にも非常に嬉しく思う。日本は最近、多くの国際大会で最高の座を逃さなかった世界最強のチームだ。今日か試合が行われる11月は、2026年WBCを約3カ月後に控えた非常に重要な時期であり、韓国にとって良い経験になると確信している」と語り、こう続けた。 (中略)

「プロ選手で構成された韓国が日本に勝ったのは、2008年の北京五輪以降記憶にない。今回の強化試合を通じて、来年のWBCで韓国野球が再び世界の舞台で注目される“実力が向上したチーム”であることを証明したいという欲求が非常に強い」

ホ・グヨン総裁は2008年北京五輪準決勝での勝利(6-2)を“日韓戦”勝利の最後の記憶として挙げたが、両国ともにプロ選手が出場した大会を基準にすると、韓国の“日韓戦”勝利は2015年プレミア12準決勝(4-3)が最後だ。当時、韓国は決勝でアメリカを破り、プレミア12初代王者に輝いた。

とはいえ、それすらも10年前のことだ。韓国は2017年アジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)の予選と決勝、2019年プレミア12スーパーラウンドと決勝、2021年東京五輪の準決勝、2023年WBCの1次ラウンド、2023年APBC予選と決勝、そして昨年のプレミア12オープニングラウンドまで、実に日本戦9連敗を喫している。
(引用ここまで)




 今年の11月にWBC前哨戦、兼強化試合として侍ジャパンと韓国代表の試合が決定。
 まあ、招聘も楽だし、そこそこの相手ってのは分かります。
 チェコを呼んでも振興にはなっても強化にはならないし、中米からの招聘はお金もかかる。
 韓国か台湾かって話になるでしょう。

 でもまあ、プロ同士の試合では2015年以来韓国代表の勝利なし。
 2013年、2017年のWBCでは韓国は1次ラウンドを突破することなく、侍ジャパンと対戦することすらできませんでした。
 2023年のWBCでは1次ラウンドで日本と同組でしたが、コールドゲーム寸前に追いこまれていました。



 2015年のプレミア12での準決勝は大谷に完璧に抑えられていた後に逆転したんだったかな。
 リーグ全体の傾向として速球に弱いってのが知れ渡ったのがあのあたりでしたね。

 野球はサッカーと違ってコンタクトは最小限なので……うん。

 まあ、日ハムは「デッドボール多すぎでやってらんない」って練習試合を拒絶していますけども。



 さすがに代表レベル、かつ強化試合ででそんなんやってこないでしょう。
 キム・ビョンヒョンじゃあるまいし。



 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。



 中味は長編記事。最新の記事は「草津の冤罪など生ぬるい! これが韓国のセクハラ二次加害だ! 」となっています。


Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→

韓国メディア「ドジャースのキム・ヘソンがメジャーに昇格確定だ!」→「昇格見送りでこれからもマイナーだった……」

「キム・ヘソン、いよいよメジャー入りか」トリプルA監督と抱き合い、仲間たちとハイタッチ(ノーカットニュース・朝鮮語)
メジャーリーグ(MLB)に挑戦したキム・ヘソン(LAドジャース)にビッグリーグ入りのチャンスが来たのだろうか。

米メディアのスポーツイラストレイテッド(SI)は7日(韓国時間)、ソーシャルネットワークサービス(SNS)で流れるドジャース傘下のトリプルAオクラホマシティ·ダッグアウトの映像を伝えた。 そして、金へソンのビッグリーグ昇格の可能性を示唆した。

映像でキム・ヘソンは、米オクラホマシティ・チカソー・ブリックタウン・ボールパークで行われたサンディエゴ傘下のエルパソとのホーム試合を控え、オクラホマシティのスコット・ヘネシー監督と抱擁した。 仲間たちも金ヘソンと手を合わせるなど、和やかな雰囲気を演出した。

SIはこの場面が「MLB昇格通知を受けた選手の姿」と似ていると伝えた。 それと共に「キム・ヘソンがメジャーリーグに上がればドジャースはこれまで2塁手としてプレーしていたトミー・エドマンを中堅手に送り、キム・ヘソンを2塁手として使うことができる」と展望した。

キム・ヘソンはオープン戦で打撃不振で開幕ロースター26人に入ることができず、マイナーリーグでシーズン開幕を迎えた。 ただ、ドジャース外野手のアンディ・パヘスが7日現在、打率1割1分8厘(34打数4安打)に止まっている。 さらに、守備のミスまで指摘されている。
(引用ここまで)




 7日にドジャース傘下の3Aチームであるオクラホマシティ・コメッツでキム・ヘソンが3AのチームメイトとハグをしているシーンがSNSで拡散されたそうですわ。
 で、「チームメイトとハグをしたり、ハイタッチするシーンはメジャー昇格する選手に対して行われる」って解説があって、韓国国内では「キム・ヘソンがドジャースに来るぞ!」と大盛り上がりしたのですね。
 冒頭記事はその大盛り上がりの記事のひとつ。

 何度か書いていますが、ロサンゼルス・ドジャースは韓国内で「国民的クラブ」と規定されてまして。
 パク・チャンホとリュ・ヒョンジンが所属していただけなんですけどね。
 なので、現在の日本人が3人も所属している状況を苦々しく見つめているってのが実際のところです。



 そんな状況だったのですが「キム・ヘソンの昇格確定!」で本当に盛り上がっていたんですよね。

 蓋を開けたら昇格してなかったんですが。

キム・ヘソン〝昇格〟をドジャース見送り ぬか喜びの韓国メディア「抱擁してあいさつまでしたのに…」(東京スポーツ)

 韓国メディアがいうにはセンターのアンディ・パヘスが不調なので、そこに本来は外野手であるトミー・エドマンをあてる。
 空いた2塁にキム・ヘソンが入る、ってなシナリオだったようですが。
 んー、エドマンはセカンドとしてはそこそこ打てているので、そのリズムを壊したくないんじゃないかなぁ。

 センターもセカンドもあるていど固定したいのは実際なんでしょうが。
 3AでOPS.873とはいえ、13三振で4四球しか選べてないキムはなかなか難しいような。
 まあ、テストで1回上げてみるってのはありかもしれませんけども。
 8連勝のあとはちょっと全体のリズムが狂ってきているっぽいし。
 何試合かでダメならすぐ3Aに落としてもいいんだし。どうせ今年の分のオプション使ってる選手なのだから、5回までは自由に上げ下げできるんだし。



 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。



 中味は長編記事。最新の記事は「イ・ジェミョンの「嘘つき」実績、晒します」となっています。


Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→

懐かしの「ボストンレッドソックスで中指を立てた」あの韓国人投手、アメリカでも韓国でも飲食店経営でそこそこ成功していた

「ハンバーガー店を経営するキム・ビョンヒョン」···放審委、意見陳述議決(韓国経済新聞・朝鮮語)
放送通信審議委員会(放通委)が韓国プロ野球(KBO)試合の中継過程で、元野球選手のハンバーガー店を送出するなど、間接広告効果を出したMBCスポーツプラスに関係者の意見を聞くことにした。

放審委は7日午後、ソウル木洞の放送会館で全体会議を開き、このように議決した。 意見陳述は当事者の意見を聞く手続きで、通常、法廷制裁の可能性が高いという。

MBCスポーツプラスの昨年4月27日の「2024新韓銀行SOLバンクKBOリーグ」の放送分では解説陣として出演した元野球選手が「元野球選手、今はハンバーガー店を運営するキム・ビョンヒョンです」、「昌原野球場に私が運営するバーガー屋が入店し、この場に立つことになりました」などの発言が出た。

この放送では該当ハンバーガー店を数秒間見せたりもした。

リュ・ヒリム委員長は「偶然に放送途中にボールがそこに飛んでいって店舗が撮られたわけでもなく、互いに話さなかったとすればできないこと」とし「それこそ露骨なハンバーガー店の宣伝」と批判した。
(引用ここまで)




 メジャーリーグでそこそこ、それなりの成績を出していたキム・ビョンヒョン。
 ファンにブーイングされて、中指を立てたことでより知られています。
 日本のプロ野球ファンには2006年の第1回WBC準決勝で福留にツーランホームランを打たれて均衡を破られたアンダースローの投手として知られているかな。

 実際、そこそこの成績ではありました。
 メジャー9年で54勝60敗86セーブ、WHIP1.38。2001年、2002年はクローザーとしてアリゾナ・ダイヤモンドバックスで19セーブ、36セーブを上げたのですが。
 活躍できたのはこの2年くらいであとは凡百の中継ぎ投手でしたね。

 それでもメジャー時代に稼いだ1400万ドルにもなる年俸で、2004年にはサンディエゴに「Umi Sushi」なる日本食レストランを開店し、韓国では「光州第一ハンバーガー」、「第一部隊」(ブテチゲの店)といった飲食店を経営しているとのこと。



 その「光州第一ハンバーガー」の支店が昌原NCパークに入店したとのことで、キム・ビョンヒョンが解説に来た際に「うちの店が入店したんですよ」って話して、かつそのハンバーガー店が映像に映ったと。
 で、それが「露骨な宣伝行為」として放送審議委員会にかけられたと(笑)。
 意外と厳正にやっているんですね?

 なお、光州第一ハンバーガーはいくつか支店も出しているんですが、本店以外は全部閉店しています。
 昌原NCパーク店はけっこう重要店舗なんでしょうね。
 Umi Sushiはサンディエゴで一番の寿司屋だとかいわれているそうですが。

I’m an MLB star who won World Series – I opened up a restaurant in post-retirement career and it’s ‘the best in town’(THE SUN U.S.・英語)

 店のインスタも見たんですが、握り寿司出しているのはたしかに珍しいかも。
 キム・ビョンヒョンが寿司屋やっているっていう時点でちょっと面白いな。



 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。



 中味は長編記事。最新の記事は「反日イ・ジェミョン大統領で日韓関係は崩壊する!(後編)」となっています。


Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→

韓国メディア「日本でのメジャー開幕戦、世界の観客数は1870万人から2500万人になったけども、フリーマンの言うように10倍にはならなかった!」……いや、盛り上がるだろうって比喩の数字だろそれ。実数を比べろって話だったっけ?

だから「韓国の10倍」と言われたのか………MLB東京シリーズ、大ヒット(毎日経済・朝鮮語)
だからフレディ・フリーマンは「韓国に行った時より10倍すごいだろう」と言ったのだろうか?

「MLB.com 」は21日(韓国時間)、今月18日から2日間東京ドームで行われたLAドジャースとシカゴ・カブスの東京シリーズ2連戦の興行記録を紹介した。

このシリーズはドジャースの山本義信、佐々木ロッキー、大谷翔平、そしてカブスの今永翔太、鈴木誠也の5人の日本人選手が出場して話題になった。

期待が大きかっただけに、興行も大ヒットした。

MLB.comは今回のシリーズが視聴者数、商品販売、観客記録などあらゆる面でメジャーリーグ史上最も興行した海外シリーズ競技で記録されたと紹介した。

シリーズ1次戦はなんと2500万人の視聴者が試合を見守り、日本で最も多くの人が視聴したメジャーリーグ競技で記録された。

これは1年前のソウルシリーズ初試合で立てた記録(1870万人)を上回る数値で、2019年のオークランド・アスレチックスとシアトル・マリナーズの東京シリーズ初試合(560万人)を軽く上回る数値だ。

シリーズ第2戦は2300万人の視聴者が試合を観覧し、日本で2番目に多くの人が視聴した大リーグの試合となった。 2試合の平均視聴者数は2400万人で、シリーズ平均記録も塗り替えた。
(引用ここまで)


 18日のドジャースとカブスの開幕戦、東京ドームの近くを通ったのですが。
 歩いているだけでもなんというか人の情念みたいなものが渦巻いているのを感じましたね。
 うねりになっているというか。
 サッカー日本代表がはじめてワールドカップ出場を決めた時のようなとでもいうべきか。
 すぐ隣ってわけでもなく、ただ近くを通ったってだけでそんな感じでした。

 物販とかすごいことになっていたって話です。
 まあ、これがフリーマンのいうところの「10倍以上すごいことになる」ってヤツなんでしょうね。
 韓国メディアも渋々ながら認めるしかないってところです。


 ただ、それでもまだ「10倍じゃない」って言い張っているメディアもありまして。

ソウルシリーズ1870万→東京シリーズ2500万、出場もできなかったフリーマンは「ソウルより10倍」というが、果たして?(スポーツ朝鮮・朝鮮語)
東京シリーズ2試合と強化試合4試合を合わせた6試合の総観衆は25万2795人だとMLBは伝えた。 東京ドームが連日満員の観衆でにぎわっていたということだ。

しかし、グローバル視聴者数で東京シリーズをソウルシリーズと直接比較するのは無理があるという意見も出ている。 2024年基準の人口が韓国は5175万人、日本は1億2310万人で、日本が韓国より2倍以上だ。 ドジャースのフレディ・フリーマンが東京シリーズ直前に語った「昨年のソウルより10倍すごいことになる」との見通しが色あせてしまった。
(引用ここまで)

 実際の数が10倍になってないからフリーマンの言ったことは間違っている、ってか。
 比喩だろ比喩。
 誰が実数を比較しろって言ったんだか。
 「1+1は2じゃないぞ(略)10倍だぞ、10倍!」
 あの発言と一緒で。あれは本当は100倍と言いたかったらしいのだけども。

 でもまあ、グッズ売り上げとかは10倍とかになっていたかもしれませんね。経済効果っていう意味でもかなり違っていたでしょうよ。
 入場者数だけ見ても高尺スカイドームはギッチギチに入れても1万6000人弱。
 東京ドームでは4万2000人強。ざっくり2.6〜2.7倍入っているわけですから。

 よっぽど「10倍」発言が気に召さなかったようですね。
 それにしても実数を比べるかぁ(笑)。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→

ドジャース所属のフリーマン「日本での開幕戦は去年の韓国での開幕戦より10倍すごいことになる!」と発言で韓国から「なにも比べなくても」「大谷がいるんだから当然だろうけどさぁ」と恨み節

「韓国のときより10倍すごいことに」フリーマンの発言が韓国で物議 「礼儀全くない」「韓国ファンに配慮ないのか?」(J-CASTニュース)
大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属するフレディ・フリーマン内野手(35)の発言が、韓国で物議をかもしている。

問題視されているのは、フリーマンが日本で開催される開幕シリーズ(18日~東京ドーム)に向け、米メディアの取材に語ったコメントだ。

スポーツ紙の報道によると、フリーマンは、24年に行われた韓国での開幕シリーズ(ドジャース対パドレス)と比較し、こう語ったという。

「韓国のときより10倍すごいことになるだろうね。僕たちの予想を吹き飛ばすようなエキサイティングなものになると思う。韓国に到着したときもかなりクレイジーだったが、東京に着いたときどうなるか想像もつかないよ」 (中略)

「東亜日報」(ウェブ版)は「あえてなぜ比較する?」とし、「単なるリップサービスなのか。昨年のワールドシリーズ最優秀選手フレディ・フリーマンの発言が物議を醸している」と伝えた。

「sporki」(ウェブ版)は、「韓国ファンに配慮はないのか」「なぜ比較するのか」など厳しい論調で伝えた。 (中略)

「SPOTVNEWS」(ウェブ版)は、「フリーマンはなぜ東京シリーズをより期待したのか?認めるしかない違い」とのタイトルで記事を展開。記事では「フリーマンだけでなく、ドジャースのメンバー全員が日本行に格別な期待感を抱いている。その理由はやはり大谷の存在だ」と指摘した。
(引用ここまで)


 来日しているドジャースのフリーマンが「日本での開幕戦は去年の韓国での開幕戦よりも10倍すごいことになるぜ」って発言して、韓国で物議を醸しているって記事。
 まあ、韓国では出場できた選手の中に韓国人がひとりだけ。
 それも守備が売りのキム・ハソンだけ。「韓国のセーブ王」であったはずのコ・ウソクはマイナー落ち(ただし韓国での開幕戦には帯同した)。
 「国民的メジャーチーム」であるはずのドジャースにはひとりも韓国人がいなかったわけですよ。

 それに比べて今回は大谷、山本、佐々木がドジャースにいる。
 さらに今永、鈴木がいる。
 おまけにドジャースはワールドシリーズ制覇、それもヤンキース相手に。
 その凱旋試合ともいえるのですからね。
 そりゃ盛り上がるでしょ。


 ついでにいうなら高尺スカイドームは収容人数1万7000人。
 東京ドームは4万3000人くらい。キャパだけで2.5倍の差があるわけですよ。
 スカイドームはメタリカ(とBABYMETAL)ライブで実際に行ってみたのですが、なんとも寂しいドーム球場でした。
 観客だけ考えても2.5倍盛り上がるってことですよ。

 さらにいうならWBC優勝国とグループリーグ敗退国。
 盛り上がらない要素がない。
 っていうか大谷の凱旋帰国ってだけでも韓国の10倍盛り上がりますわ。
 (なお、チケット争奪戦敗退)

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→

韓国で3割打者だったキム・ヘソン、打率は上昇基調だったもののマイナー落ち、日本遠征に参加できず。韓国からは「メジャーの平均球速は韓国と違いすぎる」「高すぎた壁だ。慣れていくしかない」と指摘

KBO3割打者、キム・ヘソン、高すぎたMLB剛速球の壁(聯合ニュース・朝鮮語)
結局、キム・ヘソン(26)は米大リーグ(MLB)の「剛速球の壁」を越えることができなかった。

キム・ヘソンは米国進出を控えて剛速球に対処するために打撃フォームを変えるなど必死だったが、限界を露出してマイナーリーグに落ちた。

彼は2025MLBオープン戦で打率2割7分7厘(29打数6安打)、1本塁打、3打点のみすぼらしい成績を残して12日(韓国時間)、ロサンゼルス・ドジャース傘下のマイナーリーグトリプルAチームのオクラホマシティ・コメッツに降格した。

キム・ヘソンはマイナーリーグで剛速球との戦いを再開する予定だ。 (中略)

特にリーグから出た100マイル(160.9キロ)以上のボールは2008年214個から昨年3880個に急増した。

最近、米国の野球では速くて多く回転するボールを投げるために多様な訓練装備とプログラム、システムが開発され、これに伴いMLBの平均球速が急激に増加した。

キム・ヘソンはKBOリーグで経験したことのないものすごいスピードの剛速球を乗り越えなければならない。 (中略)

KBOリーグでは左打者の内角に150キロ台の剛速球を投げられる左腕投手が珍しいが、MLBでは満ち溢れている。

類型や球速、球威がどれも見慣れない。

キム・ヘソンがマイナーリーグで解決しなければならない課題だ。
(引用ここまで)


 2割台にまで打率を上げていたのですが、右専ってことがばれてしまったこともあり。
 かつ、日本開幕戦でドジャースは他のチームよりも開幕が早いこともあって、遠征用ロースターを決定する必要もあったためにキム・ヘソンがマイナー落ち。
 日本に来ても試合に出られないでしょうし、マイナーのキャンプを経て実戦を戦ったほうがいいと判断されたのでしょう。

 現状、韓国KBOから日本、メジャーへの参入障壁は投打共に速球の球速です。
 2023年のWBCでもかなり語られていたことですね。  楽韓Webでも指摘していましたし、スポーツ雑誌なんかでも指摘が相次いでいました。

WBC:「四球乱発」「基本すらできていない」韓国野球、「日本のライバル」なつもりだったのはそっちだけなのでは?(楽韓Web過去エントリ)
「大谷翔平には“国籍”を感じない」韓国ベテラン記者が率直に明かす「大谷翔平と日本野球への評価」「韓国と日本、なぜ差がついた?」(Number)

 韓国代表のフォーシーム(ストレート、速球)の球速は145.7km/h。
 同じ球種で日本代表の平均球速は153.7km/h。平均で8km/hの差は圧倒的です。
 バッセンでも5km/h変わったら明白に速さの違いが把握できるレベル。
 これがKBO平均、日本平均、メジャー平均になるとさらに大きな差がついてしまうのです。


 こちらのサイトで球団別、リーグ別の平均球速が出ているのですが、きれいにメジャー、NPB、KBOと分かれています。

第448回 【プロ野球】【MLB】【KBO】平均球速の球団ランキング(2024年)(データで野球を楽しもう!)

 セ・パでもけっこうはっきり分かれてますね。
 メジャー平均が151.7km/h。NPB平均が146.8km/h。KBO平均が142.6km/h。
 メジャーとNPBの差が4.2km/h、NPBとKBOの差が4.9km/h。
 韓国とメジャーでは9.1km/hの差があるわけです。グラフを見ると、KBOだけ近年平均球速が下落している。

 ……そりゃコ・ウソクも「韓国のセーブ王!」とか言っても一度もメジャーに上がれないままDFAになるわ。
 「韓国最高のスラッガー」であったパク・ビョンホも「速球が弱点」って見破られてしまい、2年契約したのにメジャーでは2ヶ月過ごしただけで終わるのも当然。

 いまどき、高校球児でも「140km/hに挑戦」は普通のことですからね。
 地方予選でも普通に見れる。
 そんな状況なのに3カ国の中で10年前と平均球速がさほど上がっていない停滞の中にいたら通用しなくなるのも当然でしょうね。

 サムネイルはスプリングトレーニングでのキム・ヘソン。Wikimediaから引用しています。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→