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カテゴリ:韓流(笑)の記事一覧

「韓流のすべてが体験できる」はずのK-カルチャーバレー、8年の時を経て事業完全消滅……「今日までの工事進捗率は3%」

「CJライブシティ」失敗…テイラー・スウィフト 来たくても来られない(韓国経済新聞・朝鮮語)
京畿道が民間事業者公募方式で8年間推進してきた「K-カルチャーバレー複合開発事業」が失敗に終わった。 CJライブシティが事業施行者として「Kポップ専門大型公演場(アリーナ)」建設などを骨子とした事業が覆され、Kポップをはじめ海外有名アーティストの来韓公演誘致も難しくなった。

キム・ヒョンゴン京畿道経済副知事は1日、道庁ブリーフィングルームで記者会見を開き「K-カルチャーバレー事業の正常化のために現行事業施行者(CJライブシティ)との事業協約を解除し、これを災い転じて福とし、新しいビジョンと方式、速度で事業を推進することを決めた」と明らかにした。

キム副知事は「高陽市を文化芸術産業都市に発展させるためにK-コンテンツ特化複合文化団地を優先的に検討し放送映像産業、観光マイス事業との連係とシナジーを極大化する」として「これを通じて全世界1億5000万人の韓流ファンと8兆ウォン規模のグローバルファンダム経済を国内に引き入れる」と話した。

事業推進方式と関連しては「これからは公共主導の公営開発方式で推進する」として「世界的企業とのコンソーシアム構成など多様な事業方式を検討し、高陽市と地域住民の意見を聞いてランドマークを含む開発コンセプトをアップグレードし事業効果を極大化する計画」と話した。

道は先月30日、K-カルチャーバレー複合開発事業の施行者であるCJライブシティに事業協約の解除を通知した。 当初の協約によると、高陽市一山東区長項洞32万6400平方米の敷地に1兆8000億ウォンを投入し、K-ポップ専門アリーナとスタジオ、テーマパーク、商業·宿泊·観光施設を造成することにした。

しかし、施行者側の資金難などが重なり、工程率は現在、全体事業費対比3%に止まっている状態だ。 2021年に着工した国内初の大規模Kポップ公演場であるK-カルチャーバレーアリーナは、昨年4月の工事中断以降、現在まで再開されていない状況だ。 (中略)

事業の白紙化で、テイラー・スウィフトのような有名歌手の来韓公演も見られなくなった。 スウィフトは来年アジア・オセアニア地域でツアーを開くが、日本、オーストラリア、シンガポールで公演し、Kポップが世界的注目を受ける韓国は抜けた。 2017年ソウル蚕室総合運動場オリンピックメインスタジアムでの初来韓公演で10万人の観客を集めた有名バンドのコールドプレイも今回のアジア・オーストラリアツアーで日本、台湾、インドネシア、マレーシア、オーストラリアなどでは公演するが、韓国では公演しない。

国内に彼ら有名アーティストが公演する適当な「舞台」が不足しているためだ。 それさえも、これまで主に大規模な公演が行われていたオリンピックメインスタジアムは老朽化し、再建に入った。 このような事情のため、K-カルチャーバレー事業は多くの関心を集めたが、事業が遅々として進まなかった末、結局霧散し、成り行きが注目される。
(引用ここまで)


 2016年に「Kポップの聖地を造成する」として官民合同の巨大プロジェクトとして「K-カルチャーバレー」なるものが建設されるとのアナウンスがありました。
 「韓流のすべてがここで体験できる」みたいな物言いでしたね。

「韓流のすべてをここで体験できる」K-カルチャーバレーが来年完成! ……あれ、韓流ワールドはどこへ?(楽韓Web過去エントリ)

 当初は2000席ていどのライブハウスと宿泊施設、飲食店、歴史体験のできるテーマパークといった様相だったのですが。
 いつものように紆余曲折を経て2万席クラスのアリーナができる、みたいな計画に変更されていました。

 2016年時点では「来年にも完成する」との話だったのですが、そこから2020年くらいまでなんの音沙汰もなく。
 韓流関連プロジェクトの常として潰れたのかなと思いきや、2020年には「2万人規模のアリーナを!」みたいに言い出してリブート。


 「これで外国人歌手のアジアツアーに韓国も組み入れてもらえるだろう」くらいの話だったのですが。
 4月に「韓国電力から大規模電力供給の契約が結べなかった」として工事中断。
 今回の決定で完全にプロジェクトが消滅と。

 2017年にはアリアナ・グランデが高尺スカイドームで公演したのですが、その際の韓国への滞在時間が7時間。17時に韓国に到着、リハーサルなし。予定されていたファンミーティングもキャンセル。
 ライブ自体はしっかりとやったものの、その日のうちに飛行機に乗り込んで次の国に向かいました。
 その一方で日本には2日前に乗り込んできて、日本滞在を大いに楽しんでくれていたようです。日本では追加公演もありましたっけ。

 こうした海外アーティストによる「日韓の大きな区別」がK-カルチャーバレー造成でなくなるのでは……とも期待されていたのです。
 ……まあ、韓国の場合はそれ以前の問題がとても大きいと思うのですけどね。
 箱の問題じゃないんだよな。根本的に箱がないのもの問題ではあるのですが。

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BTS所属の芸能事務所HYBE、BTSが兵役で活動できない間のロスをIT投資で埋めようとしたものの失敗。株価低迷でけっきょくはBTSの復帰待ちに……

カテゴリ:韓流(笑) コメント:(36)
「エンターDNAを否定していたのに…」ITに賭けたハイブ「どうしよう」(韓国経済新聞・朝鮮語)
アーティストとして儲けてITに投資しているが、依然として収益はマイナス。 「エンターテインメント会社ではなくIP企業」とし、ゲーム会社出身の役員を大挙起用したハイブの成績表だ。 オドアのミン·ヒジン代表との葛藤をはじめ、公正取引委員会の現場調査など内紛が続いているハイブは、代表IPであるグループBTSのカムバックを待ち望んでいる様子だ。 (中略)

BTS メンバーの完全体活動は来年下半期以降と観測されている。 2番目に入隊したジェイホープが10月に除隊が予定されており、残りのメンバーの満期除隊日は来年6月であるためだ。 BTSの活躍がハイブ実績に大きく寄与するだろうという期待感は、すでに証券街から流れている。

IT企業を標榜したが、これといった成果を出せなかったプラットフォーム事業、ここにミン代表との経営権紛争などで時価総額10兆ウォンを行き来したハイブは、現在8兆ウォン台前半を維持している。 ある芸能界関係者は「エンターに成長したが、エンターDNAを否定したハイブの素顔がミン代表との紛争で明らかになった」とし「上場以後、4年間IT関連投資ではこれといった成果を出せなかったハイブが再びBTSのカムバックで売上回復を期待するというのがアイロニー」と批判した。

ハイブは2020年10月15日、有価証券市場に上場した。 当時の時価総額は公募価格13万5000ウォン基準で5兆ウォンに達し高評価論難にも包まれたが、比較企業にエンター社ではなく情報技術(IT)·プラットフォーム大企業であるネイバーとカカオが含ませ事業多角化を強調した。 ビッグヒットエンターテインメントではなく「ハイブ」に社名を変更した背景にもIT事業進出を念頭に置いたものだという解釈が出てきた。
(引用ここまで)


 ビッグヒットエンターテインメント改めHYBE。
 4年前の10月に新規上場した際の公募価格が13万5000ウォン。
 上場直後、一気に20万ウォンにまで上昇したのですが、公募価格+αくらいにまで下落して阿鼻叫喚の事態になりました。
 「クーリングオフさせてくれ!」とか言ってましたね。
 その後、なんだかんだあって40万ウォンほどにまで上昇したあと、BTSが兵役に入るって情報で11万ウォンまで下落。
 その後は行って戻ってを繰り返して、現状は20万ウォンで落ち着いています。

 個人的にはエンタメ関連企業には投資しづらいな、と常に感じています。
 ぎりぎり映画関連企業か、数十年単位でもつ永続的なIPを持つ企業であれば……って感じですね。
 特に芸能事務所はきつい。最近で日本の場合だとANYCOLORとかカバーなんかがそうなんですが。
 どうしてもファンアイテムと化してしまう部分があって、一般的な株の値動きをしてくれない。


 あとひとつのグループとか人に依存しがちなので、それがダメになったらどうするんだろうと躊躇してしまうのですね。
 トップがなんらかの原因で辞めたら、ってなってしまう。

 HYBEもBTSが兵役に取られている間のロスについて、なんとかしようとIT関連にやたらめったら投資していたのですが。
 メタバースやNFTに投資して、成果はいまのところ出ていない。
 まあ、そのあたりで成果の出せている企業があるのかって話でもあるのですが。  内紛なんかもあったりして株価低迷中。

 けっきょく、株価的にもBTSの復帰待ち。
 こうして一強のシステムになってしまうと、それを失った時に取り返しがつかないんですよ。

 ま、逆説的にいうのであれば、芸能関連株を株価なんてどうでもいいから1単元持っておきたいっていうのはありじゃないかとは思います。
 宝くじや競馬にお金を使うのはリターンを期待してではなく、それ自体を趣味にしているのであればOK。
 釣りを趣味にしている人に「魚なんてそのあたりのスーパーで買えばいいのに」なんて言うのはナンセンスだってことです。

 買っておいて「なんか知らないけど配当金もらえた!」とかなったらよいのでは。
 ANYCOLORもカバーもいまのところ配当ゼロですけどね。HYBEはちょっとマシで1株あたり700ウォン(0.35%)。うん、まあ。ほら、趣味なら。

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渋谷にK-POPのアルバムが大量に不法投棄される……韓国の日常風景が日本にも輸入されはじめたか

カテゴリ:韓流(笑) コメント:(125)
渋谷の路上に大量に捨てられた韓国男性アイドルグループの最新アルバム…NewJeans手掛けたミン・ヒジン氏の警鐘が話題に(朝鮮日報)
PLEDIS(プレディス)エンターテインメントに所属する男性アイドルグループSEVENTEEN(セブンティーン)のベストアルバムが東京・渋谷の路上で大量に捨てられている様子がカメラにとらえられ、話題になっている。PLEDISは韓国の総合エンターテインメント企業HYBE(ハイブ)傘下のレーベルだ。これと関連して、同じくHYBE傘下レーベルADOR(アドア)のミン・ヒジン代表が先月の記者会見で「フォトカード問題」を指摘する発言をしていたことがあらためて注目されている。

 先月30日、日本のあるネットユーザーが交流サイト(SNS)「X(旧ツイッター)」の自身のアカウントに、SEVENTEENの最新アルバム『17 IS RIGHT HERE(セブンティーン・イズ・ライト・ヒア)』のCDが段ボールごと山積みになっている写真を投稿した。このネットユーザーは「渋谷のPARCOのところにセブチ(SEVENTEEN)のアルバムご自由にどうぞって書かれて大量に置いてあった」と書いている。
(引用ここまで)


 K-POPのえーっと、今度はSEVENTEENなるグループのCDが大量に渋谷に捨てられていたとの報告がX(旧Twitter)にありまして。



スクリーンショット 2024-05-04 12.33.13.png

 例の「ランダム封入フォトカード」だけを取っていって、残りはこうして不法投棄していったと。
 日本で観測されたのははじめてかな。
 これ、韓国でめちゃくちゃ問題になっていまして。

ファンミーティングを決めるために「アルバムカン」… 年800トンが捨てられる(朝鮮日報・朝鮮語)

 CDにファンミーティングとランダム封入フォトカードが入っていて、ファンはそれを取るためだけにCDを買ってそこら辺に棄てるっていう。

スクリーンショット 2024-05-04 12.47.45.png

 「アルバムカン」ってのは同じアルバムを大量買いすることの表現です。
 年800トンのCD、CDケースが捨てられるとの話。


 以前からK-POPについてはランキングチャートハックが話題になっていました。
 ビルボード自ら「我々のランキングはBTSファンによって操作されている」って記事を書いてしまうほど。

米ビルボード誌が「我々の音楽ランキングはBTSのファンによって操作されている」と白状してしまう(楽韓Web過去エントリ)
ビルボードJAPANがBTSのファンらに警鐘「チャート操作目的の再生は音楽を聴くことにならない」「チャートハックは楽しいですか?」(楽韓Web過去エントリ)

 VPN回線を使って、アメリカにいるように見せかけてSportifyやApple Musicの再生を増やす。
 輸入代行業者を使って「アメリカでのCDの売上が多いように見せかける」なんて手法が取られています。

 で、コンテンツホルダー側もそれに便乗する形でどんどん「見かけ上のCD売上があればいい」って考えてこうやっていると。
 CDを棄てさせること前提の商売をやめろ、っていう批判アートまで出ているそうですわ。



 日本の握手会商法のさらに上を行っているわけです。
 まさに韓国らしい「過剰さ」といえるでしょうね。

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K-POP大手事務所で内紛、独立するのかしないのか。そしてCDを売る手段が日本以上にえぐかった……

カテゴリ:韓流(笑) コメント:(79)
産業としてのK‐POP…ジャンル・特色の類似した、名ばかりの「マルチレーベル」(ハンギョレ)
 HYBE(パン・シヒョク議長)と子会社のADOR(アドア)のミン・ヒジン代表の衝突が勃発してしまった未曽有の事態が、K-POP産業全体の問題に飛び火する様子だ。今回の事態のもとになったマルチレーベル体制について疑問の声が上がる一方、アルバム販売量を増やすためのあらゆる便法が改めて明らかになっている。

 最近、韓国の大手芸能事務所の多くはマルチレーベル体制を運営している。HYBEは防弾少年団(BTS)が所属しているBIGHIT MUSIC(ビッグヒット・ミュージック)をはじめ、Billiflab(ビリフラップ)、SOURCE MUSIC(ソース・ミュージック)、Pledis(プレディス)、KOZエンターテインメント、ADOR、Ithaca Holdings(イサカ・ホールディングス)など国内外の11レーベルを傘下に収めている。 (中略)

 HYBEのマルチレーベルの特徴は、買収合併(M&A)を通じて築き上げられた点にある。BTSだけに依存することから脱し、様々なアーティストたちの同時多発的な構造に変えることで、規模を拡大して安定化を図った。その結果、売上と株価が急騰した。しかし、今回、ADORとの問題が発生し、マルチレーベル体制に対する疑問も生じた。 (中略)

 マルチレーベルはユニバーサル、ワーナー、ソニーミュージックなどグローバルレコード会社から来た概念だ。これらのレコード会社の傘下には多様なジャンルと特色を持つレーベルが存在し、相乗効果を生む。しかし、K-POPのマルチレーベルは、各レーベルの特色がかなり重なる。評論家のイム・ヒユン氏は「K-POP市場は似たようなジャンルで似たような消費層を対象にしている。マルチレーベルといっても多様性はなく、同じ土俵で競争しているようなものだ」と指摘した。一つの会社の中で盗作疑惑が持ち上がったりするのもこのためだ。イム氏は「K-POPの中でも各レーベルの売りと特色を生かせるよう親会社が方向を示し、調整していく形が理想的」だと助言した。

 ADORのミン代表が25日の記者会見で暴露したランダムフォトカードやアルバム売上操作など、K-POPの慢性的な弊害も改めて注目されている。ランダムフォトカードとは、アルバムごとにアイドルグループのそれぞれ異なるメンバーのフォトカードを入れ、ファンがより多くのアルバムを買うように仕向ける手法だ。そのため、アルバムを大量に購入し、フォトカードだけを抜き取り、残りは捨てることもある。アルバム売上操作は流通・販売会社が新作アルバムの初動(最初の一週間の販売量)を大量注文し、プロダクションがファンサイン会などで販売を支援する形で初動売り上げを高めることをいう。

 キム氏は「K-POP産業の成長には情熱的なスーパーファンダムの力が絶対的だったが、これにはランダムフォトカード、売上操作の影響もあった。だが、今はファンの負担を加重し環境を破壊するなど、悪影響がさらに浮き彫りになっている」としたうえで、「これを直ちになくすことは容易ではないかもしれないが、徐々に体質改善を図っていかなければならない」と指摘した。
(引用ここまで)


 BTSが所属するHYBE傘下にあるADORが対立しているとのニュース。
 だいぶ前から伝えられているのですが、ひとつ大きな問題がありまして。
 どこになにが属しているのか、力関係がどうなのかさっぱり分からない(笑)。
 どうやら日経が報じるくらいの事態になっているようなのですけどね。

韓国BTS所属のHYBE、独立巡り内部監査 経営陣が対立(日経新聞)

 なんでもレーベル子会社のADORが独立を目指しているとのことで。
 この対立で4月19日には23万ウォンだった株価が、昨日の終値で20万ウォンに下落。
 今日はメーデーで祝日なので韓国市場は動いていません。
 今回の内紛で時価総額で1兆ウォン以上が消え去った計算になります。


 ただ、その背景としてK-POPがどこを切っても同じ金太郎飴状態になっているとの報道については納得できるものがあります。
 ラジオ聞いてるとたまに流れてくるのですが「あれ、これ別のグループ?」みたいな感じで「K-POP」自体がジャンルになっている感じ。
 中川が「全部同じじゃないですか」って言うレベル。

 あとCDやDVDなどのフィジカルを売るために「フォトカードランダム封入」まで商売が進んでいるっていう。
 「CD ランダムフォトカード」で検索すると、たしかに出てくるのはK-POP勢がほとんど。

 まあ、「長く覇権を取りに行く」のではなく、ファンから短期に搾り取るのであれば間違いない戦略ですかね。
 ビジネス的には間違っていない。
 日本でも仕様A、仕様BなんてCDはありますが、こちらはふたつなり3つなり買えば終わるものです。
 ランダムフォトカード封入になるともうね。

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韓国メディア「グラミー賞がK-POPをノミネートすらしなかった!」……K-POPがアレだからじゃないかなー

カテゴリ:韓流(笑) コメント:(98)
“グラミー賞の女王”テイラー・スウィフト「今が人生の最盛期」…BTSのジョングク、『Seven』のヒットにも招待されず(中央日報)
一方、今回のグラミー賞授賞式でK-POPの痕跡は見られなかった。これに先立って、BTS(防弾少年団)のメンバー7人をはじめBLACKPINK・TWICE・Stray Kids・TOMORROW X TOGETHER(TXT)・NewJeansなど多数のK-POPグループが出品したが、昨年11月に発表した受賞候補で1チームも選ばれなかった。特に2020年から3年連続でノミネートされたBTSは『Seven』(ジョングク)、『Like Crazy』(ジミン)などソロ曲が世界的に愛されたにも関わらずノミネートには失敗した。

候補者発表直後、AP通信は「TXT、Stray Kids、NewJeansなどは『ビルボード200』で1位を占め、グラミー賞にノミネートされる可能性があったが、実現できなかった。意外な結果だ」と指摘した。米日刊紙USAトゥデイは「世界で最も成功したジャンルの一つであるK-POPをグラミー賞が逃した。94部門があるにもかかわらず、確実な候補者を見落とした」と指摘した。
(引用ここまで)


 グラミー賞の授賞式がありまして。
 明日から東京ドーム4DAYSを予定しているテイラー・スウィフトが4度目の最優秀アルバム賞を獲得。
 まあ、その他いろいろあって大団円。

 ですが、韓国からは「K-POPがノミネートすらされなかった」としてブーイングが上がっています。
 曰く「ビルボードトップ200で1位になったのにノミネートすらされなかった」と不満なご様子。
 でもなー、K-POPにはこの1年くらいで……というか、実際にはかなり前から大きな欠点がささやかれているのですよ。


 それは「区別がつかない」ってこと。

 大まかに「さすがに男と女は見分けがつく。でもそれ以上は無理。同じ髪型に同じ服装、同じようなビートに歌い方。どうすれば見分けられるんだ」って話。
 これ、北米ではあまり言われていなかったのですよ。
 要するにポリコレの影響で「これは我々が民族的な壁を越えられていなくて、彼らが同じように見えているのだ」「異人種間効果だ」としていたのですが。

 さすがに「いや、これはK-POPとして根本からコンセプトが似通っているから見分けられないんだ」って話がじわじわと出てきています。
 アメリカの掲示板であるRedditなんかでも「K-POPってどれ見ても同じじゃね?」ってスレッドが立ってたりします。
 で、「異人種間効果だと思ってたんだけど、推しの○○以外は正直見分けがつかない」って書く人もいたりします。

 まあ、実際のところは「戦略的に似せている」部分もあると思いはしますけども。二匹目のドジョウ狙いで。
 もっと端的に言ってしまえば「飽きられつつある」ってことですね。
 グラミー賞はその反映ってところでしょうか。

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日経トレンディが2023年ヒット商品ベスト30を発表……1位ChatGPT、2位chocoZAP……あれ、「韓流が大流行」のはずの韓国は?

日経トレンディ「2023年ヒット商品」ベスト30が決定、一挙公開(日経XTREND)
2023年11月4日発売の「日経トレンディ2023年12月号」 ▼Amazonで購入する では、「2024ヒット予測ベスト30&2023ヒット商品ベスト30」を特集。新型の日焼け止めや男性用日傘、超小型PCゲーム機……。各種の制限解除の流れで出先で使える商品の需要が復活。パンやおにぎりなど身近な商品の大ヒットも相次いだ。“脱コロナ”に向けて躍動した30商品を一挙に紹介する。最後には過去5年分のランキングを振り返る。
(引用ここまで)


 日経トレンディが今年のヒット商品ベスト30を出しています。
 おおよそですが「ああ、なるほどね」ってなる感じのランキングです。

 1位 ChatGPT、2位 chocoZAP、3位 THE FIRST SLAM DUNK等々。
 で、記事の最後に2018年から2022年までのベスト30、つまり今年も含めて180のグッズやらなんやらがあるのですが。
 韓国のものがほとんどない。2020年の12位・愛の不時着、2021年の8位・BTSくらい?

 韓国メディアが言うには「日本では韓流旋風が吹きすさぶ勢い」のはずなんですが。
 日経のランキングとはだいぶ違っているっぽいですね?


 たとえば「目黒川桜祭りで一番売れているのはハットクだ。民間関係は未来志向なのだ」とか言ってました。


韓国メディア「目黒川桜祭りで韓国のチーズドッグが大人気。民間では日韓関係は未来志向だ」という話のバカさ加減を検証してみる(楽韓Web過去エントリ)

 もはやハットクがなにか覚えている人もいないんじゃないですかね。
 ケバブ屋でおまけに売られているヤツ

 なんだっけ、あとちょっと流行ったあれ……ああ、チーズタッカルビでしたっけ?
 あれも入ってなかったなぁ。
 一応、2014年からの10年分を全部チェックしてみたのですが。つまり300アイテム。上のふたつ以外入っているものなかったですね。

 「日本では韓国のものならなんでも大流行」って設定のはずなのですが。不思議ですね。

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BTSのダンストレーナーが詐欺行為で事務所から刑事告訴、BTSの作曲者は「女性への犯罪」で映像のセットリストから楽曲カット……韓国芸能っすなぁ

カテゴリ:韓流(笑) コメント:(44)
BTSのダンストレーナーの裏切り…事務所の名前使い50億ウォンの詐欺(中央日報)
大手芸能事務所のハイブ(HYBE)は20日、会社の名義を盗用して外部から金品を恐喝した所属ダンストレーナーを解雇し刑事告訴したと明らかにした。

ハイブはこの日「当社は構成員(ビッグヒット所属ダンストレーナー)の不正事実と会社に及ぼした被害を認知し、すぐに外部法律事務所の助言を受けて客観的調査を進め、職務排除と人事委員会での手続きを踏んで懲戒解雇した」と明らかにした。

続けて「現在会社が受けた被害事項に対しては刑事告訴状提出後に法的手続きを踏んでいる。非寛容の原則で最後まで厳しく責任を問うだろう」とした。

このダンストレーナーは人気グループBTS(防弾少年団)のダンストレーナーとして知られる人物で、9月に詐欺と横領などの容疑でハイブを懲戒解雇された。

トレーナーはハイブの公金数千万ウォンを横領しただけでなく、作曲家、振り付け師、事業家らからも数十億ウォンを恐喝し返済していない容疑を受けている。

この過程でハイブの名義を盗用するなど私文書を偽造した容疑もある。トレーナーはグッズ投資や曲を活用するという名目で資金を受け取り返さなかったという。被害者から恐喝した金額は50億ウォン(5億7667万円)以上と推定される。
(引用ここまで)


 ふむ。
 このダンストレーナー、BTSが所属している芸能事務所であるHYBEの創業メンバーのひとりなのだそうですよ。
 創業メンバーであればストックオプションとかでなんぼかHYBE株くらい持ってそうなもんですけどね。
 ……いや、持ってなかったからこそ、こういう所業に手を出したのかもしれんけど。

 ストックオプションって会社に忠誠心を持たせるひとつの理由になるのです。
 企業価値を高めることができればそのまま資産に跳ね返ってくるわけで。
 「創業メンバーが犯罪を犯した」なんてこと、それも会社の名前を出して詐欺を働くなんてことはまんま企業価値の毀損につながります。
 こういう事態を抑えることもできたはずなんですけどねー。

 なお、HYBEの株は上場後20万ウォンくらいからスタートして(子供の学資資金を投入されたりしながら)、2021年には40万ウォンをつけたのですがそこから下がり続けて翌年は11万ウォンほどに。
 現在はまた20万ウォンに戻っています。
 ストックオプションで1000株あるていどでも一財産だったのにね。


 以前、韓国メディアからは「K-POPが受け入れられているのは暴力性のない『消毒されたエンターテインメント』だからだ」なんて話があったのですが。

驚愕! K-Popはすでに欧州では主流社会の青少年を引きつけ、受け入れられていた!(楽韓Web過去エントリ)

 薬物禍(JYJユチョン)もあれば売春宿経営(BIGBANG V.I.)もあり、こうした犯罪行為もありのなんでもありの状況になってますね。

 あ、それとBTSのライブ映像のセットリストから2曲ほど削られているそうですよ。

BTS新コンサート映像作品、セットリストから一部楽曲がカットされる(モデルプレス)

 作曲者に問題があった、とのことで。
 作詩も含めるとBTSに7曲ほど関与してて、これらの曲がすべて封印されるんじゃないかと。
 この件については調べるとだいぶダウナーな結果になるので言及しません。興味があれば個々でどうぞ。

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イカゲームのロケ地、「聖地巡礼で大儲け」のはずが「ジャージを着て記念撮影」の体験館は閉館、ロケ地の魚屋は「なにも売れなかった」と愚痴……韓国メディアはハリー・ポッターと比べて「どうしてこうなった?」とするものの……

カテゴリ:韓流(笑) コメント:(130)
下着屋さんになったイカゲーム体験館···「サンウのお母さん」生活はよくならなかった(韓国日報・朝鮮語)
「イカゲーム2ですか?ここでまた撮ると言ったら反対します。面倒で不便なだけで、得なんてなにもない……」

21日午後4時、ソウル道峰区白雲市場で46年間商売をしている商人の金某氏(73)は首を横に振りながら話した。この市場は2021年に世界を席巻したネットフリックスシリーズ「イカゲーム」の主要撮影地だ。「双門洞天才」チョ・サンウ(パク·ヘス)の母親が運営する魚屋があり、ソン・ギフン(イ·ジョンジェ)とサンウが自動販売機コーヒーを抜いて飲んだ場所もここだ。ロケ地として有名になり、築60年になった古い市場には一時、観光客500人余りが毎日訪れてきた。市場だけでなく双門洞全体がイカゲーム特殊期待感に浮かれていた。

しかし、2年が過ぎた今、商人たちは続編撮影のニュースにも大きな期待をしていない雰囲気だ。しばらく観光客は殺到したが、財布を開けなかったためだ。人気ドラマ・映画撮影場所になれば、熱烈なファンの「聖地巡礼」で商圏が蘇る現象。「コンテンツツーリズム」効果が白雲市場と双門洞では作動しなかったのだ。

韓国日報は現場商人と専門家の分析をもとに撮影観光地の失敗談をまとめた。韓国観光公社は今年初め、外国人向けに「韓流観光代表コース51選」を発表し、△イカゲーム△パラサイト半地下の家族△変な弁護士ウ·ヨンウなどのロケ地ツアーを推薦した。しかし、大多数は特需を享受できなかった。

Kコンテンツ観光地が一時人気に止まった主な理由は逆説的に「コンテンツ」がないためだ。 人は押し寄せてくるのに、彼らがお金を使って楽しむものを用意できなかったためだ。サンウの母親の店に出てきた白雲市場の「八道干物」社長ソン·ジョムスクさん(58)も試行錯誤を打ち明けた。ソン氏は「外国人が店の前で写真を撮ったが、いざ彼らに売るものがなかった」と話した。店の主な商品はサバやタチウオなどの水産物だ。ソン氏は空いていた隣の店舗を急いで借りてカワハギなどのおやつを売った。しかし、イカゲームストーリーとは関係のない商品なので人気がなかった。ソン氏は「イカゲーム放映直後の6ヶ月間、月売上が10万〜20万ウォン程度上がったのが全て」と話した。 (中略)

道峰区もぼんやりしていたわけではない。2021年12月、市場内の空き店舗1室を得て「イカゲーム体験館」を作った。観光客に緑色のトレーニング服などのドラマ衣装を貸し、即席写真も撮ってあげた。しかし、官の想像力はそこまでだった。 毎月500人ほど来ていた観光客が次第に減り、11ヵ月ぶりに閉店した。 体験館の場所は結局下着屋に変わった。
(引用ここまで)


 イカゲームを韓国観光の目玉に活かそうとしたものの。
 どれも失敗。
 ロケ地巡回、いわゆる聖地巡礼の場にしようとしたものの関連商品を用意することができずに「財布を開かない観光客」しか来なかったそうで。
 なんの関係もない「カワハギの干物」を売ってみようとしたけど……まあ、売れなかったと。
 「聖地」扱いしたところで、要するにただの魚屋ですからね。
 地方自治体も「イカゲーム体験館」を作って「緑のジャージを着て記念撮影」とかやったそうですが。
 尻すぼみで終わって、体験館は閉鎖。いまは下着店になったそうですわ。


 失敗した、って話なんですが。
 そりゃまあ……そうだよね、としか言いようがない。
 シリーズものであるとか、長く売れ続けている名作であるとか。
 人々がそこに来たくなるようなものであればともかく。

 「イカゲームで母親が働いていた魚屋」
 「イカゲームのジャージを着て記念撮影」

 そこにどれだけの需要があるのかっていう。
 後半の引用外にハリー・ポッターはさまざまなマルチメディアでの展開が行われているってありますが。
 ホグワーツの制服でコスプレして杖持って、USJや旧としまえんの施設で記念撮影するのと、イカゲームのジャージ姿で記念撮影することが比較にはならんでしょ。

 パラサイトも同様で。
 聖地案内で「ここがロケ地です」って紹介したら観光客が「うわ、ホントにみすぼらしいわ」って言ってて元から住んでいた住民が大激怒するっていう(笑)。

 沼津や大洗みたいに観光地としての下地があるわけでもなし。
 イカゲームやパラサイトに憧れたりする要素があるわけでもない。
 「あの世界に浸ってみたいなぁ」って思える要素がないところに行くわけがないんだよな。

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