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カテゴリ:韓流(笑)の記事一覧

韓国メディア「K-POPは世界を制覇したのに、そのお膝元の韓国にはまともな音楽アリーナがない! K-POPファンが公演に行くのは東京になっている」……韓国にないのはアリーナだけじゃないでしょ

カテゴリ:韓流(笑) コメント:(136)
タグ: 韓流(笑)
「Kポップの才能はソウルが使い、お金は東京が稼ぐ」(朝鮮日報・朝鮮語)
ソウルで1万人を収容する室内公演場は蚕室(チャムシル)室内体育館、KSPOドーム(旧オリンピック体操競技場)程度に過ぎない。 これさえもスポーツ行事や行政的使用に優先権があり、公演企画に制約が大きい。 結局、K-POPアーティストたちは日本のドームツアーや米国スタジアムツアーから企画し、ソウルの日程は調整したり、最初からスキップしたりもする。 文化の首都に舞台がないため、文化主権の欠乏だ。 Kカルチャーを経験したい世界のファンにとって、ソウルは「目的地」ではなく「出発地」にとどまっている。

2024年テイラー・スウィフトのグローバルツアーは「公演(Live Concert Industry)が経済だ」という点を刻印させた。 シンガポールでは彼女の6回の公演で3億ドルの経済効果が創出され、観光収入は前年同期対比50%以上上昇した。 この都市国家は、スウィフトの公演を見に来た外国人観光客であふれていた。 宿泊・交通・外食·ショッピングなどに使った支出がシンガポール全体を動かした。 (中略)

ソウルがアリーナを作るなら、公演場ひとつを建てるにとどまってはならない。 日本の東京は、公演産業全体を都市構造の中に統合した代表的な事例だ。 東京は大型スタジアムと中型専用公演場が有機的に連結された多層的な公演生態系を備えている。

例えば、東京ドーム(5万5000人)、日産スタジアム(7万2000人)、新国立競技場(6万7000人)は、Kポップスターが観客数万人を動員できるスタジアム公演場だ。 2024年、ブルーノマーズとテイラー·スウィフトがここで公演し、Kポップアイドルグループも次第にこの舞台に進入している。 東京はこのような大型空間を基盤に「スーパースターツアー」を吸収する産業的条件を確保している。

その下を支える中型公演場も体系的に分布している。 さいたまスーパーアリーナ(2万~3万人)、横浜アリーナ(1万7000人)、Kアリーナ横浜(2万人)、有明アリーナ(1万5000人)、東京ガーデンシアター(8000人)などは2010年以降リニューアルまたは新築された高品質施設で、Kポップアーティストの公演が活発だ。

このような公演場は音響設備、接近性、ファン専用ブース、MD販売空間、周辺商業施設との連係性など公演自体を一つの産業化されたパッケージとして受け入れる。 アーティストたちには最適なパフォーマンス条件を、ファンたちには留まる理由と消費する空間を提供する。 公演一つが都市全体の宿泊·交通·外食·ショッピング売上を牽引するわけだ。 K-POPファンはK-POP公演を見に東京に行く。 「才能はソウルが使い、お金は東京が稼ぐ」という言葉が出てくる理由だ。
(引用ここまで)




 「日本には1万〜2万人収容クラスのアリーナから東京ドーム、新国立競技場までさまざまな規模で公演のできる場所がある。それに比べて韓国にはなにもないではないか」とする記事。
 現状、韓国で屋内公演ができる最大の箱はスカイドームかな。
 レポートもしていますのでごらんください。



 音響はなんというか、低音がすべて「ボボボボボボボ」ってなっちゃうレベル。
 まあ、そもそも野球用のスタジアムなので期待すべくもない。東京ドームも音響はアレですしね。

 ただ、この記事ではアリーナクラスから上だけをピックアップしていますが。



 音楽文化的にはそれ以下のライブハウス、ライブホールレベルも大事なんだよなぁ……。
 「ZEPP目標!」ってできることのありがたさがあるというか。
 韓国では2000人クラスのライブハウスがないがしろにされている感があります。

 「韓流のすべてが体験できる」とか言って計画されていたKカルチャーバレーとやらはいつものように失敗。



 2000人クラスのライブハウスと宿泊施設って予定だったものを、一気に「2万人クラスのアリーナを建造する!」って言い出して撃沈。
 まあ、そんな感じでないがしろにされているのはライブハウスだけじゃないですけどね。
 2004年にはジャズクラブのブルーノートがソウルにできたのですが、わずか2ヶ月半で閉店。



 パイプオルガンが設置されているホールもないし、「久石譲コンサート」って銘打って、ジブリの劇伴を演奏ってやってたりするのですが、公式サイトで「断じて認められるものではありません」って書かれるレベルでやらかしている。
 基本、音楽を聞く基盤ってもんがないんですよ。



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英紙「K-Popは誰のものでもない、無として終焉を迎えつつある」と指摘……まあ、どれ聞いても同じってのはよく分かります

カテゴリ:韓流(笑) コメント:(172)
K-POP危機論…BTS・SEVENTEEN・BLACKPINKの復帰は答か?(ハンギョレ)
 「このままだと大手プロダクション数社だけが残り、中小のプロダクションは生き残ることが難しいだろう。誇張ではない」

 最近、ハンギョレの取材を受けた中堅のK-POP事務所の関係者の話だ。同関係者は、昨年末から業界で出始めた「K-POP危機論」が「今年に入り、現実になっている」と述べた。

 K-POPの危機はすでに昨年、10年ぶりに下落したアルバム販売数の減少によって立証されている。2023年に史上初めて1億枚を突破したK-POPのアルバム販売数は、昨年は9300万枚と約19%減少した。アルバム販売は、プロダクション全体の売上の30~50%を占める絶対的な指標だ。

 今年の状況は昨年よりさらに深刻だ。21日付のハントチャート基準で、初動(発売後1週間)販売で100万枚を超えたアルバムは4作にすぎない。200万枚を超えたアルバムは1作もない。減少傾向をみせた昨年でさえ、初動販売数が100万枚以上のアルバムは22作、200万枚以上のアルバムは4作、300万枚以上のアルバムは1作あった。誇張ではないという話は、理由もなく出てきたのではない。

 「ビッグ・プレーヤー」の不在が第1の理由に選ばれる。防弾少年団(BTS)がメンバーの軍服務による空白期間が続いているところに、2022年だけで1000万枚を売ったグループであるSEVENTEENも、メンバーの入隊とともに「軍白期(軍服務による空白期)」に突入した。ソロ活動に重点を置いているBLACKPINKも、ここ最近は新アルバムの情報はない。 (中略)

 対外的な要因としては、日本と中国での販売減少が論じられている。K-POPアルバムの相当数が公式の輸出ではなく、直接購入、代理購入、ファンクラブによる団体購入のような形式で国外に渡っているが、大きな比重を占めている日本と中国での販売が急減していると言われている。ある企画社の関係者は「日本でK-POPを標ぼうした自国のアイドルが次から次に出てきて人気を得ており、中国は不景気に加えて限韓令まで重なり、アルバム販売が増える兆しがみえない」として、「プロダクションが米国市場だけに目を向けざるをえない構造に向かっている」と述べた。最近、中国本土で8年ぶりに韓国の3人組ヒップホップグループ「HOMIES」が公演するなど、限韓令解除に対する期待感が少しずつ高まっているのは事実だが、過度な期待は禁物だというのが、業界関係者らの意見だ。

 現在の危機にうまく対処し、K-POPが持続可能なモデルとして定着するよう、禍を転じて福と為すきっかけにする必要があるという助言も出ている。韓国輸出入銀行海外経済研究所のキム・ユンジ首席研究員は「(アルバム販売の減少は)むしろ、これまで押し出し(アルバムの初動販売枚数の強引な引き上げ)疑惑まで持たれ、世界的に有害さが強まっていたK-POPのアルバム販売のバブルがはじけて正常化している過程だと解釈できる」として、「公演やIPの売上などを引き上げ、バランスを取っていかなければならない」と述べた。
(引用ここまで)




 K-POP終わった論が昨今、やたらと出はじめつつあります。
 同じような曲、同じような振り付け、同じようなグループ構成。
 そりゃまあ、飽きられるわな。

 フィジカル(CD)の売上も23年から24年にかけて19%減少したとのこと。
 これについては飽きられたというよりは、推し疲れでしょうね。
 特別版A、B、C、D、E、F、Gで封入しているアイテムを変えて、さらにランダム封入にして云々みたいなビジネスを延々と続けてきたわけですよ。

 そりゃまあ、疲れもするでしょうよ。
 ランダム封入って胴元以外誰も得をしないシステムですからね。



 クーリエジャポンとかもそんな記事を掲載しています。
 大元は英紙ガーディアン。

K-POPの終わりの始まりか 米国でも韓国国内でも「そっぽを向かれる」ワケ(クーリエジャポン)

 原文を読むとブリカスっぽくもうちょっと皮肉にまみれてますね。

‘It’s ended up being nothing to no one’: can K-pop overcome crisis?(The Guardian・英語)

 「けっきょくのところ、誰へ向けたものでもない無として終わりを迎えつつあるK-pop、再生の道はあるのか?」って感じのタイトル。
 煽っておる。

 グローバルなファン層に向けたせいか、無味無臭になっているのだそうです。
 ラジオからたまに流れてきますが、どれ聞いても同じってのは分からないでもない。
 まあ、一定のファンはつかんだみたいだから食べていくことはできるんじゃないでしょうかね。知らんけど。



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韓国のNewJeans、「こんな事務所にいられるか!」と独立を画策するものの、裁判所から「契約は有効」とされて活動禁止になってしまう……韓国芸能界あるあるすぎるな

カテゴリ:韓流(笑) コメント:(57)
漂流する韓流NewJeans、「NJZ」名の使用を断念か…SNSアカウント名変更・投稿も全削除(KOREA WAVE)
韓国の人気ガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)のメンバーらが、裁判所から「独自活動禁止」の仮処分決定を受けたことを受け、これまで使用してきた新グループ名「NJZ」に関する痕跡をSNS上から削除した。

NewJeansメンバーが使用していたInstagramアカウント「@njz_official」のIDは4日、「@mhdhh_friends」に変更され、プロフィール画像も削除された。また、これまでの投稿はすべて消去された状態となっている。さらに、メンバーの親たちによる立場表明用アカウントも「@mhdhh_pr」へとIDを変更している。

これは、ソウル中央地裁が3月21日に出したNewJeansメンバーの独自活動禁止に関する仮処分決定に従った対応とみられる。

NewJeansのメンバーは、昨年12月に新設したSNSアカウントを通じて、「ミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘインの新しいグループ名はNJZ。2025年、NJZとともに始まる驚きの旅に期待してほしい」と発表していた。

これに対し、所属事務所ADOR(アドア)は「NewJeansには公式のファン向けプラットフォームとInstagram、X(旧Twitter)などが存在する。ADORはメンバーたちが今後もこれら公式チャネルを通じてファンと交流することを望んでいる」とし、非公式アカウントの使用に対して懸念を表明していた。
(引用ここまで)




 「NewJeans」という韓国でちょっと前まで一番売れていたK-POPのガールズグループがありまして。
 いつものお家騒動を起こしたのですよ。

 HYBEの子会社であるADORの代表取締役であり、NewJeansのプロデューサーでもあったミン・ヒジンが解雇されたことに端を発しています。
 どうもNewJeansをまんま抱き込んで独立を画策したのではないかともされていますが。
 まあ、なんとも入り組んでいて事態が読みづらい。

【シンプル解説】NewJeansにも影響必至 「ミン・ヒジン騒動」 なぜ話が複雑なのか?(吉崎エイジーニョ)

 すっかり韓国ライターとなった吉崎エイジーニョがまとめようとして、匙を投げたような記事がこちら(笑)。
 それだけ事態が複雑だってことなんですが。

 ま、要するに自分たちを育ててきてくれたプロデューサーが解雇されたことに不満なタレントが「もうこの事務所とはやってられない」として、事務所に一方的に三行半を 叩きつけて独立しようとしたって理解でよいです。
 いつものヤツじゃないかって? そうです、いつものヤツです。



 で、それに対して事務所側は「いや、契約は有効だしマネージメントもちゃんとしている。こんなんで独占契約を破棄とか無理」と、韓国の裁判所にNewJeansのメンバーが新たな芸能活動をすることを禁じる仮処分申請を裁判所に出して、それが認められています。

NewJeansメンバーが負けた…韓国裁判所、「独自活動禁止」仮処分認容(中央日報)

 現在、仮処分ではない本裁判に突入していて、泥沼化。
 このままだと27年末まで芸能活動できない可能性もあります。自業自得ですけどね。

 プロデューサーが解雇されたってことももちろんあるんでしょうが。
 独立してよりお金を稼ぎたいってのが実際でしょうね。
 やたら家族が前に出てくるっていうのもひとつのパターン。
 東方神起って人たちが分裂したときもまったく同じパターンを経てました。

 ファンを味方につけて無理筋の独立を画策するってパターンなのですが。
 まあ……さすがにあれを認めたら契約とかなんの意味も持たなくなるのでしょうがないかなって感じ。
 ファンからの評価も真っ二つでけっこう「ないわー」ってなっている層もある模様。
 要するにファンの存在を完全に無視して独立を画策した結果、活動できなくなっているわけですからね。
 ま、韓国芸能界にはよくあることです。
 これぞ韓流ってヤツですわ。


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韓国メディア「映画、音楽、ウェブトゥーンのすべてで成長が止まり、縮小……Kカルチャーに警告灯が点いている」……ウェブトゥーン社の株価とかひどいよ、ホント

「Kカルチャー」相次ぐ警告灯……映画・音楽・ウェブトゥーンらの成長は衰え、資金源は枯渇しつつある(中央日報・朝鮮語)
Kカルチャーの成長基盤が揺れているとの警告音が随所で現れている。 全世界が熱狂した韓国映画とウェブトゥーン、大衆音楽分野の成長勢が止まり、一部では後退する姿だ。 質の高い文化商品を持続的に作り出すことができるように制度的な後押しが必要だという指摘が出ている。

大きな危険信号のひとつは、Kコンテンツの主要源泉の役割をするウェブトゥーン市場の縮小だ。 17日、韓国漫画映像振興院によると、昨年登録された作品数は計1万8792作品で、前年(2万141作品)比6.7%減少した。 国内34個のプラットフォームで連載情報が確認された作品を統計分析した結果だ。 新作数の減少幅はさらに大きい。 昨年登録されたウェブトゥーンの新作数は1万4723本と集計された。 1年前(1万7245個)より14.6%減少した。

パンデミック状況で反射利益を得て2023年まで好調を見せたウェブトゥーン産業は消費不振などの余波で成長勢が折れた姿だ。 (中略)

全世界を席巻しているKポップ市場にも赤信号が灯った。 ハンターチャートが集計した昨年のKポップアルバムの総販売量は8777万枚で、1年前(1億359万枚)より15.3%減少した。 特にインドネシア、タイなどKポップの主要消費国に挙げられる東南アジアでKポップの地位も以前のようではない。 最近、日本経済新聞(日経)によると、東南アジア諸国のオンライン音源サイトで自国曲の消費比重が増えた反面、韓国曲のシェアは落ちていることが分かった。 特にインドネシアの場合、自国曲のシェアは2021年23%から昨年35%へと12%ポイント上昇した。 一方、同期間、韓国曲の消費シェアは12%から8%へと4%ポイント減少した。

日経は「現地システムのデジタル化で製作費などが節減され、ネチズンが自国の曲をより簡単に消費できる環境が造成されたため」と解説した。 これに対し、韓国の芸能事務所は新人アイドルグループに東南アジア現地メンバーを起用する形で対応している。

国内映画市場の低迷は長期化している。 映画館入場券統合電算網によると、昨年、国内で映画を見た観客数は計1億2313万人だった。 1年前(1億2514万)より1.6%減少した。 年間最大観客数を記録した2019年(2億2668万人)と比べると、45.7%減少した数値だ。 OTTの拡大や内需不振などの影響が続いている。 これに対し、国内最大のマルチプレックスであるCJ CGVは最近、希望退職を実施した。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が蔓延した2021年以降、4年ぶりのことだ。

Kカルチャーの先行きも不透明だ。 未来の食べ物創出のための投資規模が減ったためだ。
(引用ここまで)


 まずはNASDAQに上場しているウェブトゥーン社の株価動向でも見ていただきましょうかね。

WBTN_2025-03-20_23-23-33.png
【Webtoon Entertainment inc.のチャート】 ※TradingView提供のチャート

 公募価格21ドルでスタートして、上場当日終値が22.83ドルと上々のスタートを遂げたのですが。
 わずか1ヶ月後に大暴落。
 ほぼ10ドルに届いた底値からじわじわと14ドル近辺まで上げてきたところで、先月発表の決算内容が悪くてまた暴落。
 現在では9ドル前後を行ったり来たりしています。

 これだと公募価格あたりで株を買う権利を持たせるストックオプションがなんの意味も持っていないので、優秀な人材をキープできない可能性が高いですね。
 アメリカ株については現在の地合自体があまりよろしくはないのですが、それでもウェブトゥーン社の株価下落具合はちょっと尋常じゃありません。


 このひどい株価下落がなにを意味しているか、ですが。
 投資家がウェブトゥーンに未来がないと感じている、ってことです。
 まあ、韓国国内ですでに配信数が下落に転じていて、日本では日本のマンガが売れているだけ、北米では課金してもらえないから紙の本を出版することで一息ついている。
 「スマホで見るのに適したフォーマット」って設定はどこに行ったんだ、と問われているのですね。

 K-POPが東南アジアで強かったのも過去のことってなってまして。
 記事中にある日経の記事はこちらですね。

花開く東南アジアPOP(日経新聞)

 2021年にK-POPのシェアはタイで15%ほど、インドネシアでは12%ほどだったものが、2024年にはどちらも一桁台に落ちている。
 っていうか、「東南アジアでは圧倒的人気だ!」とか言っていたのに、グラフ見たらアメリカの曲のがよっぽど人気だわな。

 映画については……ぱっとしないね。
 去年の大ヒット作が「破墓/パミョ」だったことでお察しください。

韓国映画今年の1位作品、破墓(パミョ)を見てきた……シナリオが雑すぎない?(楽韓Web過去エントリ)

 あれがランキング1位だったかになっちゃうんじゃきついわ。なんか最近公開されたボン・ジュノの新作も酷評されているらしいですけどね。
 なんかこう、ホントにぱっとしない。「多様性」を重視する時代の最盛期に「パラサイト 半地下の家族」ってあだ花が咲いただけだったのではって感じです。

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日本開催のK-POPのフェス、またもや中止……中止、延期が繰り返される理由とは?

カテゴリ:韓流(笑) コメント:(113)
タグ: 韓流(笑)
『もう合同コンやめよ』韓国の人気YouTube再現のコンサート中止にX騒然 「楽しみだったのに」「採算取れないのかな」(中日スポーツ)
 韓国の放送局「MBC」の人気YouTubeコンテンツ「it’s Live」の世界観を再現し、来年1月25日に「ぴあアリーナMM」(横浜市)で開かれる予定だった「2025 it's Live in Japan」が17日、中止されるこが分かった。公式HPが発表。

 HPでは「2025年1月25日(土)に開催を予定しておりました『2025 it's Live in Japan』は、公演主催側の都合により開催をキャンセルすることになりました」と報告。チケット購入者に謝罪した。
(引用ここまで)


 またまたまたまたK-POPのフェスが中止。
 今回はえーっと……「It's Live in Japan」ってヤツだそうです。
 今年だけで何件目になるんですかね。細々としているものも含めれば相当な数の「公演中止」があると思われます。
 今年、検索してさくっと出てくる公演中止だけでこのくらいあります。

fromis_9、IS:SUE、tripleSら出演予定だった「WONDER G in Japan」開催中止(ナタリー)

K-POP FUSION-The Next Chapter- 開催延期のお知らせ(K-POP FUSION)

K-POPイベント『DREAM CONCERT WORLD』開催延期へ 熱中症&コロナ影響懸念「この事態を重く受け止め」(オリコン)

 最後のは8月開催予定で「熱中症が〜」ってやって「延期」としていますが、今日まで開催されていません。
 っていうかホームページなくなってるし(笑)。

 要するにチケットが売れないので中止ってパターンです。


 まず、なんで日本でやるのかっていうと韓国では箱がないんですね。
 1万5000人から2万人前後が収容できる箱って、関東ではたとえばさいたまスーパーアリーナとかKアリーナとかあります。幕張メッセの9-11ホールとかもそうか。
 ちょっと小さくなりますがぴあアリーナMMなんかもよい箱らしいですね。
 Kアリーナは音響のよさに驚いた記憶があります。ただ、アクセスをなんとかしてくれ。

 韓国にはそうしたホールがありません。
 いや、なくはないんですが。全部がスポーツ施設併用であるために休日のスケジュールのやりくりはかなり苦しい。
 仁川インスパイアアリーナって箱は1万5000人規模で「空港から近い」ことを売りにしてますが、空港から直で会場には行かなくない?
 ……なので「2万人収容規模」の会場を求めて日本にくるって実情があります。

 で、中止になる理由ですが。
 韓国だから。
 まともな計画立案ができていないまま「コンサートやりまーす」って言い出して、チケットが売れないから中止。
 その繰り返しです。

 もっと細かくいえば「フェスを開催できるほどジャンルそのもののファンがいない」ってことですかね。
 A、B、C、D、Eのグループがそれぞれ出演するとして、Cだけのファンは数曲のために、下手をしたら10分くらいのために高いフェスのチケットを買うのかっていう。
 ま、ジャンルとして成熟していないならフェスなんて成り立たないんですよ。

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韓国のガールズグループNewJeansが「所属事務所との専属契約破棄」を宣言、でもまあそんなうまくはいかないよね

カテゴリ:韓流(笑) コメント:(67)
NewJeans 所属事務所「ADOR」との契約解除を発表「要求に応じた是正は全く行われていない」(スポニチ)
 韓国の女性5人組「NewJeans(ニュージーンズ)」が28日、韓国・ソウルで緊急会見を行い、所属する「ADOR(アドア)」との専属契約を解除することを発表した。

 ADORは、BTSが所属するHYBEの傘下。今年4月にHYBEと、グループの育ての親であるミン・ヒジン氏の対立が表面化し、8月27日にミン氏がADOR代表を退任。活動への影響を懸念する声が上がっていた。「お母さん」と慕っていたミン氏の退任にショックを受けたメンバーが反発し、代表復帰を要求したことが大きな話題となった。また、メンバーのハニが職場でいじめを受けたと訴え、韓国国会で証言。国内外で大きく報じられた。

 今月13日、NewJeansはADORに「これを受け取った日から14日以内に専属契約の重大な違反事項をすべて是正せよ」と要求する内容証明を送った。「是正要求を受け入れなければ、専属契約を解除する予定」と通告。

 27日に回答期限を迎えたことを受け、5人で緊急会見を開いた。会見では「私たちの要求に応じた是正は全く行われていない」と判断したことを明かし、このあと29日午前0時をもって事務所との契約を解除すると発表した。
(引用ここまで)


 韓国のガールズグループのひとつNewJeansという人たちが所属事務所であるADORに対して、「専属契約を解除する」と一方的に告げたとのニュース。
 ふむ。
 メンバーは16〜20歳の子供なので、裏になんらかの思惑があるのだろうなぁ。
 ただまあ、会見を見ているかぎりでは子供がイヤイヤ言っているようにしか感じられないものではありましたが。
 単に辞めさせられたプロデューサーを慕っての移籍って可能性もあるけども。

 彼女らの話では──

1.契約済の仕事はする。
2.出演広告は継続を希望。
3.契約解除に伴う違約金を支払うつもりはない。
4.ブランドとしての「NewJeans」を手放すつもりはない。

 なるほど、なるほど。


 で、今後なにが起きるかというと。
 この人たちは「元NewJeans」となって、そのグループ名を名乗れなくなります。商標等を所有しているのは事務所なので。
 過去曲は原盤権を所属事務所に抑えられているので完全封印。
 作詩、作曲者に大迷惑。

 「違約金を支払わない」って主張しているのは「ADOR、その親会社であるHYBEに問題があるから」としているのですが。
 まあ……無理っすな。
 名前、原盤権については譲渡金を支払えばなんとかなるかもしれないけど。相当に膨大な額になるでしょうし。
 韓国でもそのあたりを深掘りした記事が出ています。

韓国5人組ガールズグループNewJeansの契約解除問題、弁護士5人に見解を聞いてみた(朝鮮日報)

 最大で6000億ウォンの違約金が生じる、としていますが。
 まあ、どっか違う事務所に移るか新事務所を設立して、ギャラから違約金を支払い続けるって感じかな。
 韓国芸能界のいつもの騒ぎ、ですね。

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BTSの所属事務所、内部文書でアイドルらを「驚くほどブサイク」「整形がひどすぎる」などと品評してしまい、国会に召喚されてしまう……さらに「文書を流出させた勢力に最後まで責任を問う」とプレスリリースを出してしまい、再度召喚される……なにやってんだ

カテゴリ:韓流(笑) コメント:(46)
タグ: HYBE 国政監査
「驚くほど不細工」ハイブの内部資料も… 国政監査で「流出勢力の責任を問う」(朝鮮BIZ・朝鮮語)
国内最大の歌謡企画会社であるハイブ(HYBE)が、国会文化体育観光委員会の国政監査で未成年者対象の外見品評が含まれた業界動向資料を作成したという指摘を受けた。 以後「流出勢力に責任を問う」という立場を出し、国政監査場で荒々しい抗議を受けて謝った。

24日午後、ハイブは国政監査進行途中に立場文を出し「この日国政監査で公開された当社のモニタリング報告書はファンダムおよび業界の多様な反応と世論を取りまとめた文書」と明らかにした。

国政監査が進められる中、ハイブが釈明の立場文を発表すると、文体委委員らの叱咤が続いた。 同日、国政監査に証人として出席したハイブの金台鎬(キム·テホ)最高運営責任者(COO)は結局、現場で謝罪した。

先立って共に民主党ミン·ヒョンベ議員はこの日、国政監査でハイブリッド「ウィークリー音楽産業レポート」資料を提示し「容貌品評」内容を指摘した。 「メンバーたちが盛んに不細工な年にウルルデビューをさせておいたので、誰もアイドルの目鼻立ちではない」、「整形がひどすぎた」、「驚くほど不細工だった」、「セックスアピールに関連して現れる傾向が目立つ」などの原色的文章が該当文書に含まれていた。

ミン議員は「アイドルへの非人格的な認識・態度が含まれており、問題を提起する」と説明した。

ハイブCOOのキム·テホはこの文書に対して「ハイブの意見や公式的判断ではない」として「オンラインに入ってきた多くの文を集めて総合した内容」と釈明した。 (中略)

ハイブは「報告書の中で一部刺激的な内容だけを継ぎ接ぎし、まるでハイブがアーティストを批判した資料を作ったように見えるように外部に流出した勢力に対しては最後まで責任を問うだろう」とも話した。
(引用ここまで)


 HYBEといえばBTS、NewJeansなどの所属事務所。現在の韓国芸能界で最大手の事務所と言っても過言ではないでしょう。
 まあ、いろいろと内紛があるようですが。

 その事務所が内部文書でアイドルらに対して「驚くほどブサイク」「もっともブサイクな年齢でデビューさせた」「(グループ内に)かわいい人がいない」等々と評論していたことが国政監査で判明しました。
 要するに内部文書が流出したってことなのですが。

 これに対してHYBE側は激オコで。
 「我々の公式的な立場ではない」「この文書を流出させた勢力に対して最後まで責任を問うだろう」とまでプレスリリースで語ったそうです。


 で、その態度がさらに国会議員を激昂させて、再度召喚されて説教されたと。
 「なんで叱られたか分かってんのか?」「国会の権威をなんだと思っている」と。

 でもまあ、韓国の芸能事務所だったらこのくらいのことはやっているでしょ。
 所属タレントに対しての言葉なのか、他社のタレントに対しての言葉なのかは不明なのですが。
 ウリ(我々の意。ここでは「仲間意識」的な意味)としての結束を高めるために、外の悪口を言いまくるとかよくあること。
 それを文書として残す意味ってなによって気はしないでもないですが。

 ちなみに一時期話題になったHYBE(旧ビッグヒットエンターテインメント)の株価は現在のところ、19万2000ウォン前後。
 2022年頃にBTSの兵役が決定した際には公募価格割れの11万ウォンほどに下落したのですが、そこから上げたり下げたりしてここまで盛り返してきた……って感じです。
 今回のスキャンダルでまた下げたりするんですかね。
 芸能関連株はいまひとつ分からん。

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「韓流のすべてが体験できる」はずのK-カルチャーバレー、8年の時を経て事業完全消滅……「今日までの工事進捗率は3%」

「CJライブシティ」失敗…テイラー・スウィフト 来たくても来られない(韓国経済新聞・朝鮮語)
京畿道が民間事業者公募方式で8年間推進してきた「K-カルチャーバレー複合開発事業」が失敗に終わった。 CJライブシティが事業施行者として「Kポップ専門大型公演場(アリーナ)」建設などを骨子とした事業が覆され、Kポップをはじめ海外有名アーティストの来韓公演誘致も難しくなった。

キム・ヒョンゴン京畿道経済副知事は1日、道庁ブリーフィングルームで記者会見を開き「K-カルチャーバレー事業の正常化のために現行事業施行者(CJライブシティ)との事業協約を解除し、これを災い転じて福とし、新しいビジョンと方式、速度で事業を推進することを決めた」と明らかにした。

キム副知事は「高陽市を文化芸術産業都市に発展させるためにK-コンテンツ特化複合文化団地を優先的に検討し放送映像産業、観光マイス事業との連係とシナジーを極大化する」として「これを通じて全世界1億5000万人の韓流ファンと8兆ウォン規模のグローバルファンダム経済を国内に引き入れる」と話した。

事業推進方式と関連しては「これからは公共主導の公営開発方式で推進する」として「世界的企業とのコンソーシアム構成など多様な事業方式を検討し、高陽市と地域住民の意見を聞いてランドマークを含む開発コンセプトをアップグレードし事業効果を極大化する計画」と話した。

道は先月30日、K-カルチャーバレー複合開発事業の施行者であるCJライブシティに事業協約の解除を通知した。 当初の協約によると、高陽市一山東区長項洞32万6400平方米の敷地に1兆8000億ウォンを投入し、K-ポップ専門アリーナとスタジオ、テーマパーク、商業·宿泊·観光施設を造成することにした。

しかし、施行者側の資金難などが重なり、工程率は現在、全体事業費対比3%に止まっている状態だ。 2021年に着工した国内初の大規模Kポップ公演場であるK-カルチャーバレーアリーナは、昨年4月の工事中断以降、現在まで再開されていない状況だ。 (中略)

事業の白紙化で、テイラー・スウィフトのような有名歌手の来韓公演も見られなくなった。 スウィフトは来年アジア・オセアニア地域でツアーを開くが、日本、オーストラリア、シンガポールで公演し、Kポップが世界的注目を受ける韓国は抜けた。 2017年ソウル蚕室総合運動場オリンピックメインスタジアムでの初来韓公演で10万人の観客を集めた有名バンドのコールドプレイも今回のアジア・オーストラリアツアーで日本、台湾、インドネシア、マレーシア、オーストラリアなどでは公演するが、韓国では公演しない。

国内に彼ら有名アーティストが公演する適当な「舞台」が不足しているためだ。 それさえも、これまで主に大規模な公演が行われていたオリンピックメインスタジアムは老朽化し、再建に入った。 このような事情のため、K-カルチャーバレー事業は多くの関心を集めたが、事業が遅々として進まなかった末、結局霧散し、成り行きが注目される。
(引用ここまで)


 2016年に「Kポップの聖地を造成する」として官民合同の巨大プロジェクトとして「K-カルチャーバレー」なるものが建設されるとのアナウンスがありました。
 「韓流のすべてがここで体験できる」みたいな物言いでしたね。

「韓流のすべてをここで体験できる」K-カルチャーバレーが来年完成! ……あれ、韓流ワールドはどこへ?(楽韓Web過去エントリ)

 当初は2000席ていどのライブハウスと宿泊施設、飲食店、歴史体験のできるテーマパークといった様相だったのですが。
 いつものように紆余曲折を経て2万席クラスのアリーナができる、みたいな計画に変更されていました。

 2016年時点では「来年にも完成する」との話だったのですが、そこから2020年くらいまでなんの音沙汰もなく。
 韓流関連プロジェクトの常として潰れたのかなと思いきや、2020年には「2万人規模のアリーナを!」みたいに言い出してリブート。


 「これで外国人歌手のアジアツアーに韓国も組み入れてもらえるだろう」くらいの話だったのですが。
 4月に「韓国電力から大規模電力供給の契約が結べなかった」として工事中断。
 今回の決定で完全にプロジェクトが消滅と。

 2017年にはアリアナ・グランデが高尺スカイドームで公演したのですが、その際の韓国への滞在時間が7時間。17時に韓国に到着、リハーサルなし。予定されていたファンミーティングもキャンセル。
 ライブ自体はしっかりとやったものの、その日のうちに飛行機に乗り込んで次の国に向かいました。
 その一方で日本には2日前に乗り込んできて、日本滞在を大いに楽しんでくれていたようです。日本では追加公演もありましたっけ。

 こうした海外アーティストによる「日韓の大きな区別」がK-カルチャーバレー造成でなくなるのでは……とも期待されていたのです。
 ……まあ、韓国の場合はそれ以前の問題がとても大きいと思うのですけどね。
 箱の問題じゃないんだよな。根本的に箱がないのもの問題ではあるのですが。

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