韓国与党・共に民主党や進歩(革新)系寄りで知られる俳優チョ・ジヌン氏=本名:チョ・ウォンジュン=が高校時代の凶悪犯罪歴疑惑で引退を宣言するや、与党関係者らが同氏を擁護する発言をし、政界で議論を呼んでいる。
首相傘下の検察改革推進団の朴燦運(パク・チャンウン)諮問委員長は8日、交流サイト(SNS)「フェイスブック」に「(チョ・ジヌン氏は)『更生は可能だ』という事実を証明した人物で、非行少年にとっては希望の象徴だ」「(それに対する批判は)正義ではなく集団リンチに過ぎない」と述べた。かつて法務長官を務めた同党の朴範界(パク・ポムゲ)議員は7日、「大衆の間でイメージ化された彼の現在は、忘れられた(過去の)記憶とはみじんも一致しないほどなのか」と述べた。金元二(キム・ウォンイ)議員は「青少年時代の過ちについてどこまで、どのように、いつまで責任を負わなければならないのか」とするチョ・ジヌン氏の復帰を求めるソン・ギョンヨン神父の投稿をシェアした。祖国革新党のキム・ソンミン議員は「(チョ・ジヌン氏の)ファンである私は『シグナル2』をぜひとも見たい」と語った。『シグナル2』とは大ヒットしたドラマ『シグナル』の続編で、来年放送予定だったチョ・ジヌン氏の出演作品のことだ。
チョ・ジヌン氏は文在寅(ムン・ジェイン)政権時代の2021年、独立運動家・洪範図(ホン・ボムド)将軍の遺骨返還に国民特使として携わった。今年8月15日には光復(日本による植民地支配からの解放)80周年の記念式典で国旗に対する敬礼宣誓文を代表朗読し、その2日後には自身がナレーションを務めたドキュメンタリー映画『独立軍:終わらない戦争』=原題=を李在明(イ・ジェミョン)大統領夫妻と一緒に鑑賞した。昨年12月には尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領罷免要求デモに応援動画を送り、金於俊氏のユーチューブ・チャンネルに出演して政治的な発言をしたこともあった。
これに対して、若年層が多く利用するインターネット・コミュニティー・サイトでは「成人後も暴行・飲酒運転をしていたのに、更生したと言えるのか」「重犯罪の前科も自分たち側の人間ならばかばってやるということなのか」など、激しい反発が相次いでいる。
(引用ここまで・太字引用者)
チョ・ジヌンなる俳優が「少年時代の犯罪が暴露された」ことで引退を表明。
即日引退するってほどだったのですが。
その後、与党議員から「引退する必要はない」と合唱されている、とのニュース。
与党議員が「こんなことで引退する必要はない」って大っぴらに語っているのがちょっと面白いですね。
件の俳優は政治的な立ち位置が明白に現在の与党支持。
あの「キム・オジュンのYouTubeにも出場したことがある」っていえば、ちょっと詳しい人には「ああ、そこまでの人なんだ」ってなるかな。
ラサール石井的な立ち位置といえば、日本人にも理解できると思われます。
んで、その「少年時代の犯罪」なのですが……。br これがけっこう凶悪。
・未成年時代の自動車窃盗および盗品関連犯罪
・未成年時代、未成年と推定される女性に対する性犯罪
少年時代の犯行については悪辣なものとして新聞等でも報道されたほどのものでした。当然、匿名だったのでばれなかったというだけのようですね。
それ以外にも余罪がありまして。
・成人後、無名時代に劇団で同僚を暴行し罰金刑
・飲酒運転
・俳優活動中に監督を殴打
・俳優として名声を得ていた時期に新人俳優を暴行
そりゃまあ、一部が報道されただけでも引退するわ。これらがすぐにでも深掘りされるってことですからね。
でも、これらを「少年時代のものですでに更正済みだ」って擁護する。
擁護してしまう。
その背景にはふたつの理由があります。
ひとつは「ウリとナム」。ウリ(我々の意。ここでは仲間意識)であれば無制限で擁護されるのです。
たとえ犯罪を犯した者であっても、偽証をしてでも擁護する。それがウリの間柄だからです。
3度目の飲酒運転で物損事故を起こしたカン・ジョンホも、身代わり出頭する人間がいたとのことです。
まあ、身代わり出頭も含めて「悪質だ」って判定されて有罪判決出されてメジャーリーグだけでなく、野球キャリアが終了してしまったのですけどね。
そして、もうひとつの理由が自分たちの領袖であるイ・ジェミョン大統領が前科4犯だからですね。
「前科がある? それがなんだというのだ」って言わないと、イ・ジェミョンを批判したことになってしまうのですよ(笑)。
イ・ジェミョンの経歴、前歴についてはこちらのnote記事をごらんください。無料記事です。
「ウリとナム」に「イ・ジェミョンへの義理立て」が加わってこんなことになってしまっているのですね。
この犯罪歴を国会議員が擁護できるんだからすごいよな、韓国。
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