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カテゴリ:韓国社会の記事一覧

韓国行政サーバ火災、リチウムイオン充電池を消せない消火設備で消火→延焼……なんでサーバと同じ部屋に充電池を設置したのか

【単独】バッテリー火災を消せない消火器で鎮火を試み、国情資院に火炎が広がった(東亞日報・朝鮮語)
国家電算網麻痺事態を呼び起こした国家情報資源管理院(国情資院)火災当時、職員がリチウムイオンバッテリーに効果がない「ハロン消火器」で自主鎮火を試みたことが30日確認された。 結局、初期の火の手を捉えることができず、被害がさらに拡がった。 (中略)

火災直後、建物に備えられたハロン消火器で火を消そうと試みたが失敗した。 以後、現場に到着した消防隊員も同じ消火器で鎮圧を試みたが、7分後にバッテリーから再び炎が上がった。

ハロン消火器は粉末の代わりにハロゲンガスを噴射し、残滓がないという長所がある。 電算室や美術館など、データの損傷や文化財の毀損を最小限に抑えなければならない空間で主に使われる。 しかし、リチウムバッテリー火災には無力だ。 バッテリー内部で化学反応で温度が1000度まで上がる「熱暴走(thermal runaway)」が発生すれば燃焼が持続して行われ、ガスや粉末の単発的な噴射では消すのに限界があるためだ。

バッテリー熱暴走を捕まえるには液体薬剤が効果的だと知らされたが、まだその効果を消防庁から認証された消火器がない。 30日、消防庁によると、消火器は消防施設法によって韓国消防産業技術院から形式承認と製品検査を経てこそ流通できるが、この手続きを通過した製品がないという意味だ。
(引用ここまで)




 一日の終わりは国家情報資源院の火災の話題で締めましょう(4日連続?)。
 えーっと、リチウムイオン充電池がある部屋にハロゲン化物消火装置が設置されていたそうですよ。
 ……そっかー。

 ハロゲン化物消火装置は基本、酸素濃度を低減させて可燃物を燃やさないとするもの。
   ガスなので設置物へのダメージが少ないのが特徴で、美術館・博物館にもよく設置されていますね。
 「火災時にはハロゲンガスが噴出しますので〜」みたいな注意書きを読んだことがある人も少なくないのでは。

 ただまあ、リチウムイオンを用いた電池には無駄。



 というのも、リチウムイオンは一次電池も二次電池(充電池)も高温になるので、一旦消火できたように見えてもまた火を噴くのですよ。
 温度を下げるしかない。最終的には水の中にどぶ漬けするしかないっていう。
 電気自動車の火災も最近は簡易プールを現場にもってって消火栓から水を出して、一時的に消火できたらクレーン等で持ち上げてどぶ漬けってパターンになっているそうですよ。
 ちなみにこれはモバイルバッテリー火災なんかでも同様で、水の入ったバケツの中に入れることが最適解です。これ豆な。

 もちろん、このサーバルームにそんな施設もなく。
 消防隊は中庭に簡易プール設置して、リチウム電池を持ってきて消火しています。



 動画のサムネにあるのがリチウム電池のどぶ漬け。
 このでかさのものを運んだのか……こっわ。

 あ、もうひとつお伝えしておきますね。この火災、そもそもサーバとバッテリーが同じ部屋にあったものを分けようとしている作業中に起きたんですよ。
 それでですね……もう記事見てもらうか。

<韓国国家情報資源管理院火災> 公務員12万人分の業務資料が丸ごと消えた…Gドライブ全焼(中央日報)
管理院の火災に関連した国会行政安全委員会の懸案質疑では、バッテリー移転作業の核心ガイドラインが守られていなかった事実が確認された。野党「国民の力」の高東鎮(コ・ドンジン)議員は「移転作業の際には(必ず)充電率を30%以下に下げなければならない」とし「これだけ守っても電気短絡によるバッテリー火災が起こる確率はゼロだ」とした。これに対して管理院のイ・ジェヨン院長は「(作業者と)面談する中で充電率が30%を超え、80%ほどだったことを知った」と説明した。
(引用ここまで)

 エネルギーが残っていると、より火災が起きやすいわけですね。
 なので移転作業をする際には30%以下にしてから移転せよ、とのガイドラインがあったのですが。
 充電率80%で移転作業していた、と。

 いや、さすがだわ。
 もういろいろ安全無視だけでハネ満くらいいってんだろ、これ……。



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韓国メディア「富裕層の流出が続いている。世界4位となってしまったのは相続税が高いのが原因だ!」……韓国よりも相続税が高い日本には富裕層が移民しつつあるんだが

韓国の金持ち「移民」がこんなに多いとは…···「世界4位」赤信号が点いた(韓国経済新聞・朝鮮語)
21日、グローバル投資移民コンサルティング会社「ヘンリー·アンド·パートナーズが最近出した『2025年富の移動』報告書によると、今年流動性投資資産100万ドル以上を保有した高額資産家(High-Net-WorthIndividual·HNWI)14万2000人が居住地を移す見通しだ。 関連統計の集計以来、史上最高値だ。 2023年12万人、2024年13万4000人など移動規模が最近増加傾向を示した。 (中略)

今年、韓国の高額資産家(HNWI)の純流出予想規模は2400人だ。 昨年に比べて2倍増えた。 これは英国、中国、インドに次いで世界4位の水準だ。 高額資産家(HNWI)の離脱は、投資資本の減少、高級人材の流出、そして長期的な税収基盤の蚕食につながりかねないという指摘だ。

韓国の資本流出を加速する原因の一つは相続·贈与税負担が挙げられる。 韓国は現行の法定最高相続税率50%だ。 日本(55%)に次いで経済協力開発機構(OECD)で2番目に高い。 このような税金負担のため、三星(サムスン)、現代(ヒョンデ)自動車など国内大企業のトップ一家も相続税納付に数兆ウォン台の現金を用意するのに苦労してきた。

米国金融会社「エクイティーズファースト」は「高い相続税率はさらに多くの富裕な韓国人が移民をして資産を海外に移すよう誘導する要因になりうる」と指摘した。 米国資産運用会社「シーフェアラーファンズ」も「韓国の大株主に対する過度な課税が企業価値および支配構造改善インセンティブと相反する『コリアディスカウント』の原因になる」と分析した。
(引用ここまで)




 何度か語られている「韓国から流出する富裕層」。
 世界的な傾向として、富裕層の移民が多くなっています。
 今年、6月に発表されたヘンリー&パートナーズのレポートによると、イギリスからは1万6500人が離脱するとされています。

 以下、中国(7800人)、インド(3500人)、韓国(2400人)、ブラジル(1200人)が流出トップ5。
 富裕層が流入にしているのがUAE(9800人)、アメリカ(7500人)、イタリア(3600人)、ポルトガル(1400人)、ギリシャ(1200人)といったところ。
 日本は600人規模の流入。

 イギリスからの流出先はEUが多いとのことで、イタリア、ポルトガル、ギリシャといった南ヨーロッパが候補になっているのなんとなく分かりますね。
 イギリスにはちょっとだけ滞在したことがあるのですが、ホントにあの国の天候的などんよりさ具合はすごいですから。



 さて、この韓国経済の記事では「相続税が高いからだ!」としていますが、韓国以上に相続税が高い日本には流入しているのですから原因はそれだけじゃないよなぁ。
 大元のレポートには韓国についての言及はそこまでないのですが、政治的不安定さを嫌ってとの記述があります。
 ……まあねぇ。

 しかも、現在の大統領は金持ち大嫌いのイ・ジェミョン。
 どんな経済的な規制が敷かれるか分かったもんじゃない。

 あと子育て環境。世界のトップを突き進むほどの少子化の進んでいる韓国ではありますが、高所得者層ではきっちり子供を産んでいることが多いのです。
 で、直面するのが「韓国で子育てするべきか?」って根本問題。
 「自分は成功できたけど、子供はできるのか?」っていうね。

 チョ・グクが実刑食らったのって要するに「子供の頭のよさがそこまででもなかったので親が違法にフォローした」ことが原因ですから。
 勉強で上位10%に入れなければ、そうせざるを得ないのが「韓国の子育て環境」ですから。
 そりゃまあ、流出するよなぁ。単純にお金の問題ではないって感じますわ。



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韓国政府「国家公務員の作業はセキュリティ保全のためにローカルに残すな、クラウドに保存しろ」→国家公務員「えっと、クラウドサーバのストレージ焼失したけど……バックアップは?」→韓国政府「そんなものはない」……ないかー、そっかー

Gドライブ全焼···中央省庁公務員75万人の業務用個人資料消失(聯合ニュース・朝鮮語)
国家情報資源管理院の火災で中央行政機関(省庁)の公務員業務用資料の貯蔵所である「Gドライブ」が全焼し、彼らが個別に保存しておいた業務資料が全て消失したことが把握された。

1日、行政安全部(行安部)によると、当時の火災は国政資源大田(テジョン)本院5階の7-1電算室で発生した。 この電算室には主要1・2等級情報システム96個があったが、今回の火災で全て燃えた

全焼したシステムの中には、公務員が共同で使用するクラウド基盤の資料貯蔵所であるGドライブもあった。

Gドライブは、中央省庁の公務員などが職務上生産したり取得した業務資料をクラウドコンピューティングを活用して保存し、管理できる情報システムをいう。

行安部は2018年「Gドライブ利用指針」を用意し「生産·管理されるすべての業務資料はPCに保存せず、Gドライブに保存しなければならない」という原則を提示してきた。

Gドライブは大容量、低性能ストレージで外部バックアップが行われない。

今回のシステム全焼で中央省庁に勤める約75万人の国家職公務員の業務用個人資料が全て消えることになった。

公務員個人に約30ギガ(G)の保存空間を提供することが知られている。 (中略)

全体情報システムのうち60%以上の主要システムデータは毎日オンライン方式でバックアップを行い、大多数のシステムデータは毎月末にオフラインバックアップを行っているとした。

ただし、Gドライブは大容量、低性能ストレージなので外部バックアップが難しいと付け加えた。
(引用ここまで)




 えー、今日も韓国政府の行政サーバルームで起きた火災の話題でお笑いを一席。
 韓国では国家公務員に割り当てられるストレージが30GBほどありまして。
 これがGドライブと呼ばれています。
 いわゆるクラウドストレージです。

 原則として作業内容はローカルには残さず、Gドライブにすべて残すように推奨されています。
 まあ、国家公務員の作業内容ですからね。
 セキュリティ面から見てもそうしたほうが安全でしょう。

 で、今回の火災でこのGドライブがすべて焼失しました。
 一応、優先順位の高い全体の60%ほどのデータは回復が可能である、と分かったそうですが。
 個人用ドライブは「大容量なためにバックアップは難しい」としてバックアップなし。
 ……どうするんでしょうね、これ。



 まあ、最初から全部やり直すしかないかな。
 作業進捗が遅れていた公務員にとっては天の助けともいえる火災事故になりました(笑)。

 あ、それと「重要でないデータ」については月イチのバックアップ体制だったそうですが。
 バックアップは月末にまとめて行われていたそうで。
 んで、この火事が起こったのが9月26日。
 9月の作業データ、全部消えたそうですよ。

国情資院の一部のデータ、9月一ヶ月完全に消えた(東亞日報・朝鮮語)

 消えてから
 ありがたさを知る
 バックアップ
 それにつけても
 金の欲しさよ

 「データはローカルに残すな。クラウドに保存しろ。ただし、クラウドのバックアップは存在しない!」か。
 まあ、ないだったらしょうがないですね。




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韓国行政サーバ、消防の立入検査を「保安上の問題がある」として拒絶していた……あと全体の3.9%しか災害時の復旧システムがなかった……そっかー、ないかー

火災が起きた国情資院 電算室、昨年の安全調査から除外……「保安理由で出入り禁止」(ハンギョレ・朝鮮語)
国家情報資源管理院(国情資院)大田本院に対する昨年の火災安全調査で、去る26日に火災が発生した5階の電算室が除外されていた事実が確認された。国情資院側が「保安」を理由に電算室に対する消防側の出入りを拒絶したためだが、ひとまず火事が起きれば全国民的不便を引き起こすしかない核心施設が安全点検機会を逃したわけだ。

共に民主党のウィ・ソンゴン議員が消防庁から提出された資料を30日に見ると、昨年5月13日から2日間行われた国政資源大田本院火災安全調査で2〜5階の各電算室と保安区域は点検がなされなかった。 消防庁関係者はハンギョレに「国情資院は該当階が国家保安施設だとし出入りを火災安全調査を実施できなかった」と明らかにした。 いざ火災が発生すれば、政府の主要システム全体がマヒする危険がある場所の点検を国政資源側が阻止したのだ。 当時、電算室など核心施設を調査できなかった消防庁は「4階の中程度感知器未設置」程度を不良事項と指摘した後、調査を終えた。

国情資院の本院とセンターに対する消防点検自体も、体系的な計画なしに非常にまれに行われたことが明らかになった。 この5年間(2021年から2025年)の国情資院大田本院に対する火災安全調査は昨年5月の1回だけだった。 大田本院で損失した行政情報システムの移転を受けることにした大邱センターも同期間に一度だけ点検を受けた。忠清南道公州センター、光州センターも火災安全調査が行われた回数は5年間で1〜2件にとどまった。
(引用ここまで)




 あまりにも「韓国らしさ」満載でどれをどう伝えようかちょっと選択に困っている国家情報資源管理院の火災。
 とりあえず今日は「消防当局によるサーバルームへの火災保安チェックを、保安を盾にして拒んでいた」ってのを行きましょうかね。

 正直、リチウムイオン充電池とサーバ本体を同じ部屋に入れていたってだけでどうかと思うんですが。
 ちなみにこの火災はサーバ本体と充電池を別個の部屋に移すための作業中に起きたそうですよ。
 最初から別個に設定・設計していればこんな事故も起きなかったと。
 まあ、同じ部屋に入れたほうが配線やメンテも楽ですからね。韓国ではそっちが優先されたってことなのでしょう。
 いつものように。
 橋や建物と同じですね。



 で、消防の点検も拒絶して「自主点検」の結果を1年に1回だけ提出してなあなあで終わりにしていたと。
 もし、消防の点検が入っていればこんなことにはならなかったかもしれないし、どっちにしても意味がなかったかもしれない。
 分かりませんけどね。
 でもま、「安全に対する備え」って意識がどのくらいなのかは理解できるのではないでしょうか。

 紙幅がややあまったのでもうひとつ行きましょうか。保守点検をなりわいとしている人には悪夢のような話ですけども。

「復旧に1カ月」火災受けた韓国の96システム…災害復旧システムの構築はゼロ(ハンギョレ)
 韓国行政安全部傘下の国家情報資源管理院(国情資院)の大田(テジョン)本院の火災で焼失した96の公共・行政システムの復旧には、1カ月ほどかかることが予想される。メインシステムが麻痺(まひ)した際に作動する災害復旧(DR)システムを備えていたものが、96のシステムにはまったくなかったからだ。今回の火災で稼働停止した647システムのうち、災害復旧システムが構築されていたものは25システム(3.9%)のみ。 (中略)

行安部の関係者は「96のシステムにはいずれも災害復旧システムがない」と語った。今回の火災で稼動が停止した647のシステムのうち、災害復旧システムが構築されていたものは25(3.9%)のみ。

 災害復旧システムがあれば、設備が焼失したとしても長期間のサービスの空白は避けられた。災害復旧の方法としては大きく分けて、同じシステムを2つ作っておいて同時に稼動させる「アクティブ(動作)-アクティブ)」方式と、「アクティブ-スタンバイ(待機)」方式とがある。現在の公共・行政システムの災害復旧システムは、コストが相対的に少なくて済む「アクティブ-スタンバイ」方式だが、このシステムを備えていたものもごくわずかだったわけだ。
(引用ここまで)

 昨日、「データのバックアップはあっても、システムのバックアップはなかった」ってエントリを書きましたね。



 もうこの時点で「なにを言っているのか意味が分からない」って頭を抱えていましたが。
 全体の14%が「災害があってサーバがダメになった後の復旧システムがない」んですって。
 ……そっかー、ないかー。
 じゃあ、しょうがないなー。
 いちからシステム立ち上げ直しですね。



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韓国行政処理システム火災、「データのバックアップはリアルタイムではなかったのでデータの欠損がどれだけあるか分からない」……あー、うん。そっかー。分からないかー。

韓国国政資源システム、「リアルタイムバックアップ」せず…データ損失の可能性も(ハンギョレ)
 行政安全部によると、1・2等級の主要システムは一日一回ずつ「(データの)バックアップ」を、残りのシステムは1カ月に1回分散バックアップする。火災が発生した大田センターの場合、1日単位のバックアップは光州(クァンジュ)センターで行われ、忠清南道公州(コンジュ)センターには週・月単位でデータを移している。災害復旧用センターである公州センターは8月に運営を始めたが、「災害復旧(DR)システム」はまだ構築されていない。国家情報資源管理院は大田・光州・大邱(テグ)の3カ所にセンターを置いており、今回火災が発生した大田第1センターはこの中で「本院」だ。

 リアルタイムでバックアップが行われないため、最後のバックアップ時点がいつだったかによってデータ損失の可否が変わる可能性がある。1カ月単位の分散は毎月末に行われ、ひとまず上記バックアップの最後の時期はまだ確認されていない。

 直接被害が出た96のシステムだけでなく、直接被害を受けなかった551のシステムも安全とは言えない。行安部関係者は「実際に稼動してみなければデータが完全に残っているのか分からない」とし、「ただし、1カ月単位でバックアップされる3・4等級のシステムは国民向けサービスと直接関連性が低い内部の部署管理用システムなどだ」と述べた。
(引用ここまで)




 ひとつ前のエントリでデータセンターの火災で行政処理システムがまったく動かない状況になっている、って話をしました。
 で、その中で「データがバックアップされているだけで、システム全体が冗長化されていない」ってニュースを紹介しましたね。

 行政システムでシステムの冗長化がされていないってどういうことなのとは思ったのですが。
 ……まあ、韓国ですからね。
 そういうこともあるかもしれない。
 メディアからは「3年前のカカオのデータセンター火災から教訓を得なかったのか!」みたいな記事が山ほど出ているのですが。

バッテリー一つで崩れた「デジタル政府」…カカオトーク火災で何も学ばなかった=韓国(ハンギョレ)

 教訓を得たとしても、それを活かせるわけないでしょ……。
 韓国ですもの。



 で、さらにおかわりがきまして。
 バックアップデータはあるけども、リアルタイムバックアップではない。
 1日1回のバックアップしかしていなかったし、重要でないと考えられているデータについては月イチでのバックアップしかしていない。

 Oh...
 といったわけでデータ欠損があるかもしれない、とのことでした。
 まあ……うん、なんだ。

 やあ (´・ω・`)
 ようこそ、韓国行政データサーバルームへ。
 このテキーラはサービスだから、まずは飲んで落ち着いてほしい。

 うん、「また」なんだ。済まない。
 仏の顔もって言うしね(略)。


 いつまで経っても。
 どこがやっても。
 同じことにしかならないね。ホントにね。



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韓国の行政用システムで火災。行政サービスが完全停止。火災を起こしたバッテリーはサーバと同じ部屋にあった模様……なお、二重化システムは存在してなかった。完全復旧までは2週間以上かかるとのこと

バッテリーとサーバーが同じ空間に…韓国国家情報資源管理院、火災に打つ手ない「予告されたシャットダウン」(中央日報)
26日に発生した国家情報資源管理院(国家情報資源管理院)火災で政府のずさんなデータ管理があらわになったとの指摘が出ている。電算室内に無停電電源装置(UPS)バッテリーとサーバーを一緒に置くこと自体が危険であり、これを分離する過程で火災が発生したためだ。データを保管するクラウド環境の二重運営体制がまともに備わっておらず事態を拡大したという指摘も出ている。

バッテリー業界によると、今回の火災は移設作業過程の管理ミスとする見方が優勢だ。移設作業中の電源遮断と復旧過程で過電流が流入したりバッテリー管理システム(BMS)が正常に稼動しなかった可能性があるという。業界関係者は「バッテリー火災が多く発生した2017年以降からサーバーとバッテリーを分離する動きが拡散した。この施設のバッテリー設置時点の2014年には分離原則が明確でなかった」と話した。

実際に韓国政府が移設を決めた理由も火災のリスクのためだった。国家情報資源管理院のイ・サンミン運営企画官は27日、「電算室内にサーバーとバッテリーが一緒にあるのは非常に危険なためこれら装備を地下に移す作業を進行中だった。事故が起きる前にバッテリーにあったケーブルを分離し電源を遮断したが、何らかの状況により火花が散り火災が起こったものと把握している」と話した。続けて「正確な原因は鑑識を通じて明らかになるだろう」と付け加えた。

火災が起きたバッテリーの推奨使用期限は10年で、そこから1年が経過していることが確認されたことも問題点と指摘される。バッテリー業界関係者は「BMSが正常稼動していたとすれば推奨使用期限が1年過ぎたからと火災のリスクが大きくなるとは言いがたい」としながらも「安全は費用であるだけに必要な投資と定期的交換を通じて管理すべきだった」と話した。
(引用ここまで)




 韓国の行政サーバから出火。
 UPSとして使っていたバッテリーに過電流が生じて火災になったとのこと。

 現在、住民サービスのほぼ一切合切がストップしています。
 ネットでの郵便申し込み等の作業、福祉の申し込み、身分照会等々が停止。
 地方税の納税期限が9月30日までなのだけども、モバイルサイトの復旧に目処がついていないので期限を延長等々、デジタル行政のすべてが停止してるとのこと。

 で、韓国政府は以前から「データは二重化されており、メインのサーバがなんらかの理由でダメになっても数時間以内に復旧できる」って豪語していたのですね。
 「我々こそがデジタル行政のフロントランナーだ」くらいの勢いで。

 ちょうど3年前にカカオのサーバがやっぱり火災で完全にダメになりまして。



 この時もミラーリングによる二重化ができていなくて、半ば以上生活インフラであったはずのカカオトーク等が完全沈黙。
 バックアップサーバすらなかったってオチ。



 ただまあ、ほら……カカオは民間企業ですから。
 カカオトークも基本無料アプリですからね。そりゃちょっとは投資判断が遅れるなんてこともあるでしょうよ。

 もちろん、デジタル行政のフロントランナーである韓国政府の行政用サーバは二重化……え、されてないの?
 正確にいうとデータ部分は二重化自体はされていたらしいのですが、システムが二重化されていなくて「片方がダメになったからこっちを起動しよう」とかできなかったって話です。

火災で停止した韓国‘デジタル政府’…実質的に存在しなかったバックアップシステム(中央日報)
高麗(コリョ)大学情報保安大学院の林鍾仁(イム・ジョンイン)教授は「片方に障害が発生すればすぐに引き継いでサービスできるデュアルセンターが構築されていなかった」とし「(政府システムを見ると)データは二重化されていたが、実際の稼働に必要なシステムは二重化されていなかった」と述べた。
(引用ここまで)

 ……えーっと。
 なにを言っているのか分からないと思うんですが、引用しているこっちも「本当かこれ」って思ってますからね?

 まあ、これまで何度も何度も何度も何度も書いてきていますが、韓国では「事故は起きるまで起きていない」ので。
 安全用の設備にお金をかけるとか、サーバと無停電電源装置を別の部屋に置くとか、シャットダウンしたら副系統が起動するシステムにするとか。
 そういったことは根本的に後回し。

 エレベーターが変な動きをしていても目的の階につければ、保安チェックも「条件つき合格」になるんですよ。
 そういう国なんです。



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韓国で「経済の腰」とされている40代、死因トップが自殺になってしまう……自殺率もOECDトップで高止まりしたまま

カテゴリ:韓国社会 コメント:(72)
タグ: 韓国社会
24年の自殺者数が13年ぶり高水準 10~40代の死因トップに=韓国(聯合ニュース)
 韓国統計庁は25日、2024年に死亡した人の死因に関する統計結果を発表した。1983年の統計開始以来、40代の死因の1位が初めて自殺になった。これまで自殺は10~30代の主な死因だったが、40代にまで広がった。自殺による死亡者数は1万4872人で2011年以来、13年ぶりの高水準となった。

 自殺による死亡者数は1万4872人で、前年より894人(6.4%)増加した。2年連続の増加で2011年以来の高水準となった。

 自殺率(人口10万人当たりの自殺者数)は29.1人で、1.8人(6.6%)上昇した。2011年に記録した31.7人以来の高水準となった。性別では男性が41.8人、女性が16.6人だった。

 経済協力開発機構(OECD)の年齢調整後(同じ年齢構成と仮定した場合の値)の自殺率では韓国が26.2人で加盟国の中で最も高かった。OECD平均は10.8人。
(引用ここまで)




 G7の中で10代の死因トップが自殺なのは日本だけ、とか言って社会を煽っている連中がいますが。
 事故や病死で亡くなるほうが多い社会のほうが異常だったりしますから。
 あと欧米はキリスト教文化圏でタブーになっていることからも少ないし、隠蔽されている場合も少なくないんじゃないですかね。

 アメリカとか死因第3位とか2位に他殺が出てきて「どんなんだよ……」って思ったりもします。
 あと前世紀の話ですがタイでは「暴力」ってのがけっこう上位、少なくとも3位以内に出てきて「どういうことなの」ってなりましたわ。
 で、翻って自死先進国ともいえる韓国なのですが。



 OECDでは人口あたりの自殺率でダントツのトップ。
 それ以外の国でもかなりの高位置につけています。

 んで、去年は最悪の数字となった2011年以来の数字で10万人あたり29.1人。
 2000年頃は「日本のほうが悪いww」くらいにメディアも扱っていたのですが、すっかり逆転されて久しい状況になってます。
 韓国でその頃から減り続けていったのは合計特殊出生率だったりします。

 このふたつの「増え続ける」「減り続ける」数字から「韓国人が社会に対して抱いている思い・気持ち」がくみ取れる感じがしますね。
 去年に至っては死因1位が40代でも自殺になってしまったと。
 少なからず両方の数字に経済的問題がからんでいることが理解していただけるんじゃないでしょうか。

 なお、コメントで揶揄するようなものがあれば削除、NGIPに指定します。



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韓国、3ヶ月前「APECの晩餐会場の進捗10%、ヤバい!」→韓国、3日前「晩餐会場、ほとんど完成した。だけど晩餐会はホテルでやる!」……キミんとこのイベント開催能力、どうなってんの……

カテゴリ:韓国社会 コメント:(83)
APEC、80億ウォンの晩餐会場「鶏追い犬」の身に···「1ヵ月前に急に使わないなんて」(京郷新聞・朝鮮語)
「2025アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議」をわずか40日後に控え、晩餐会場として使われる場所が突然変更され、うわさが飛び交っている。

政府が直接80億ウォンをかけて晩餐会場を作っては「招請人事がさらに増えた」という理由で晩餐会場を変更したことが理解し難いという理由からだ。

APEC準備委員会(準備委)は今年1月、国立慶州博物館の中庭を晩餐会場に確定した。 韓国と新羅の文化をよく表している最適の場所だという評価からだ。 当時、柳仁村(ユ·インチョン)元文化体育観光部長官が直接候補地を見て回った。 準備委は政府と自治体、民間が参加する。

準備委はここに2000㎡規模の新築韓屋木造建物を建て、各国首脳など最大500人余りを収容する計画だった。 しかし、敷地の両側にあった多宝塔·釈迦塔の複製品遺構を移せないまま設計が進み、全体空間が狭くなった。 内部に舞台設置などが反映されると、収容可能人員は250人に減った。

だが、この過程で準備委は40~50回現場を訪問し該当問題を調べた。 実務陣の訪問まで含めれば100回を超えるというのが慶尚北道の説明だ。 政府も晩餐会場の収容可能人数について正確に認知し、行事を準備してきたという意味だ。

17日、政府合同安全点検でトイレ·調理室施設がないという指摘も知っていた事実だ。 政府は国宝級文化財が展示された博物館跡に浄化槽を設置することが不適切だと判断し、晩餐会場と40m離れた博物館内のトイレをリモデリングし「VIP専用トイレ」として使うことにした。

当初、晩餐会場の内部にトイレを作る計画自体がなかったわけだ。 調理室も晩餐会の料理の種類が決まり次第、調理に必要な火器などを30メートル離れたコーヒーショップに設置する方針だった。

だが、準備委は19日「新政府初の大規模国際行事であるAPEC公式晩餐会により多くの人が招請されるよう晩餐会場を近隣ホテルに変更する」と明らかにした。 80億ウォンをかけた建物が役割を失ったわけだ。

これに対し、当初の行事準備自体が不十分だったという指摘が出ている。 一部では、前政権が選定した晩餐会場を新政権がわざと使用しようとしなかったのではないかという声もある。 APECの準備を総括してきた首相と文化体育観光部長官などは現在、すべて交替された。
(引用ここまで・太字引用者)




 韓国の古都、慶州で開催されるAPEC。
 10月31日〜11月1日に渡って開催予定です。
 習近平国家主席がくるとのことで韓国では「我々の外交力を発揮して米中の仲裁者にならなければ」だのと盛りあがっています。

 そんなAPEC向けに建設されてきた晩餐会場が使用されないことに決まりました。

 この晩餐会場は慶州にある博物館の中庭にAPEC専用のものとして立てられたもの。
 6月頃には「まだ工事進捗率10%です!」とかやっていたのですけどね。



 韓国の伝統家屋をモチーフに完成間近までやってきていたとのこと。

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 画像を見てもけっこう完成していますね。
 それがいきなり使用中止。
 招待人数が増えたから、としていますが。



 個人的には前政権が決めた事柄をそのまま使いたくないんだろうな、ってところです。
 韓国の政権交代は基本、易姓革命なのでこうした部分でちゃぶ台返しが出るのですよ。

 もうひとつあるとしたら、まあ韓国のイベント遂行能力なんてこんなもんだよねって部分ですが。
 それ以外にも「トイレがない」とか「調理場がない」といった文句がつけられているそうですが、それは当初から決まっていたこと。

 先日のバレーボール大会や2年前の世界ジャンボリーでも分かっていたことではありますが。
 根本的にイベント開催能力が足りてないんだよなぁ。



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 中味は長編記事。最新の記事は「 迷走をはじめた韓国のウェブトゥーン、果たしてどこへと向かうのか……自社IPを捨ててまで得たものとは? 」となっています。


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