相互RSS募集中です

カテゴリ:捏造の記事一覧

韓国で一番の桜の名所、ほぼすべてが「日本からきたソメイヨシノ」だった……韓国産の桜はわずか1%未満

鎮海軍港祭りを占領した日本のソメイヨシ……なぜ寿命が長く病虫に強い「済州の王桜」はないのか(韓国日報・朝鮮語)
「381人目、ソメイ。 382番目、ソメイ。 383番目、ソメイ。 384番目、ソメイ… 済州王桜を一本でも見たいですね」。

今月21日の新型コロナウイルス感染症の拡散以来、4年ぶりの軍港祭を控えた慶尚南道昌原市鎮海区の桜の名所、余佐川のど真ん中。 黄色いジャンパーを着た人々が衛星航法装置(GPS)機械、カメラなどを分けて持ち、桜の木を一つ一つ見ては調査紙に几帳面に表記した。 彼らは桜の種類の調査に乗り出した「王桜プロジェクト2050」の調査隊員だった。

彼らは桜の花の受け皿が長いのか、丸いのか、小花茎(花の柄、一つの花をつけている茎)や花柱に毛が多いのか少ないのか、木の柱に花や新芽が生えているのかを調べたが、時間が経つにつれて足が速くなった。 数百本の桜の木がほとんど日本から渡ってきたソメイヨシノ(Prunus x yedoensis Matsum.)だったからだ。 韓国だけで育つ王桜「済州王桜(Prunus x nudiflora Koidz.)」は冬の雪の毛が比較的まばらなのが特徴だが、調査隊員が目に火をつけて探してみたにも関わらず一本も発見できなかった。

26日、王桜プロジェクト2050によると、団体が21、22日に呂佐川、京華駅、中原西路など鎮海で有名な桜並木の桜並木を全数調査した結果、96%がソメイヨシノと把握された。 場所別の割合は△余佐川99.7%△鏡花駅91.1%△中原西路100%などだった。 881本のうちソメイヨシノ(846株)の他に枝が柳の木のように垂れ下がった桜(日本原産·28株)があり、韓国自生種である桜の産毛桜などはわずか7株だった。 一方、韓国の特産種である済州王桜は1本もなかった。 自生種と特産種は全て自然に育った野生種だが、特産種は特定地域だけで育つ特徴がある。

ソメイヨシノは韓国で「王桜」と呼ばれる桜の一種で、エドヒガン(母系)と大島桜(父系)の間で生まれた雑種として知られている。 韓国には1900年代初めに一度流入した後、解放後に大々的な伐採で姿を消したが、1960年代に再び流入し、全国的に広がった。 鎮海区庁によると、鎮海の桜も樹齢が平均35〜40年で、この時期に植えたものが多い。 (中略)

プロジェクトを率いているシン・ジュンファン元国立樹木園長は「ソメイヨシノは日本で一つの種のように複製生産され韓国にも流入したものであるだけに日本産と見るのが正しい」とし「花には国籍がないという指摘もあるが、日本がソメイヨシノを自国代表の花だと線を引くだけに、私たちも特産種である済州王桜を訪ねて広く植えて保存する必要がある」と強調した。
(引用ここまで)


 去年3月の記事。
 王桜プロジェクト2050なる団体がありまして。
 わりとまともな活動をしている人々。
 当初は「ソメイヨシノを抜いて王桜を植えろ」みたいなことを言っていると報道されていましたが、実際にはこうして韓国国内の桜についての調査を地道に行っている団体のようです。

 以前には国会周辺の桜についても調査を行っていました。
 韓国の国会がある汝矣島はソウルでも有数の桜の名所として知られています。
 汝矣島の桜は96%までがソメイヨシノであった、との調査結果でした。

 こういう地道な調査、重要なんですよね。
 むしろ尊敬できる活動をしている人たちでした。


 さて、記事中に「ソメイヨシノは戦前に日本によって植えられたが、戦後に伐採された。その後、1960年代にふたたび流入したとあります。
 これは当時、朝鮮戦争で荒廃した韓国に植樹しようとして在日韓国人が中心になって樹木を寄贈するという運動があったのですが。
 その際にソメイヨシノも6万株に渡って寄贈されたとのことです。

韓国が桜の「起源」に固執する理由(Wedge Online)

 そして、寄贈されたソメイヨシノがもっとも多く植えられたのが鎮海軍港で、韓国国内でも最大の桜の名所となっています。
 鎮海軍港祭は韓国において最大の桜祭りなのですが、その鎮海で王桜プロジェクト2050が881本の桜を調査したところ846本がソメイヨシノだったと。
 それ以外もシダレザクラなどが多数で、韓国独自の桜は7本だけだったとの結果だそうです。

 こうして春が巡る度にソメイヨシノが韓国では咲き誇り、その度に「この桜は日本のもので〜」云々とか考えるわけですね。
 そりゃ、「ソメイヨシノは韓国起源」くらいのことは言い出すか。
 哀れみを感じなくもないかな……。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→

今年も韓国の春の風物詩「ソメイヨシノ韓国起源説」がやってまいりました

カテゴリ:捏造 コメント:(102)
カトリック大邱大司教区の鄭弘奎(チョン·ホンギュ)神父「24歳の時、朝鮮に派遣された『桜花神父エーミル・タケ』の人生を韓・仏に知らせたい」(永南日報・朝鮮語)
▶相変わらず桜の元祖論争があります。

「タケ神父が1912年にドイツの学界に報告した時、韓国の王桜は日本のソメイヨのサクラ(ソメイヨシノ)の変種として申告されました。 タケが変種として申告したのではなく、ドイツで感情をそうしてしまったのです。 1901年、日本の桜がドイツ学会に先に届けられたため、桜を元祖と判断したのです。 今でも学名は「プルヌス・イエドエンシス松村(Prunus yedoensis Matsumura)」となっています。 学名は修正できないというのは残念なことです」。

▶数年前、韓国と日本のソメイヨシノは別物という遺伝体の分析結果が出たが……

「決して同意しません。 日本にだけ良いことです。 日本統治時代に韓国のほとんどの植物が日本に流出しました。 またその植物学名に堂々と日本の名前がついています。 ソメイヨシノもそのひとつです。 原産地は空が二つになったとしても済州島です。 日本ソメイヨシノは栽培種である反面、我がソメイヨシノは厳然たる自生種だからです。 日本植物学会もソメイヨシノの原産地を尋ねると、『研究中』という苦しい答えばかりです」

▶慶州に在来種の「K-ソメイヨシノ」を植えたと聞きました。

「5年ほど前、慶州・南山洞(ナムサンドン)に200本を植えました。 今かなり大きくなりました。 もっと植えなければなりません。 鎮海桜祭りが有名じゃないですか。 あそこの木は100%日本産ソメイヨシノです。 慶州の金庾信路にある桜の木もソメイヨシノで。 ソメイヨシノが悪いという意味ではありません。 ずいぶん前に我が国に入って年も取ったからもう変える時になりました。 これを機に病虫害に強く美しい在来種の王桜を育てようというものです。 これが『K-木』を広く知らせ、大韓民国の『植物主権』を守る道です」。

▶「K-木」韓流を期待してみるのもいいでしょう。

「すでに日本は桜を米ワシントンに、フランス・パリに植えています。 私たちも王桜をエミール・タケのフランスの故郷の町に植える必要があります。 そこに済州島のシンボルであるトルハルバンも一緒に設置できれば再興です。 私たちなりの方法で「地球の美しさ」に貢献できる道です。 あわせて、大邱でもタケ神父の墓があるカトリック大邱大教区庁一帯をフランスなどヨーロッパ人の生態観光につなげるといいと思います。 タケがついに故国に帰れなかったこともフランス人にとっては興味深いストーリーになるということです。 関係当局が関心を持つべきところです」
(引用ここまで)


 2月も終わりに近づいてきましたので、いつものアレを行ってみましょうか。
 ソメイヨシノ韓国起源説。
 カトリック教会の神父が──

「国立樹木院が出した遺伝子研究の結果は信じない」
「天がふたつになっても原産地は済州島」
「日本人研究者に原産地を尋ねると『研究中』と苦しい答えしかない」

 っていう。
 メディアや研究者が言っているわけではなく、一介の神父が言っているだけなのですが。
 自分で言いたいことをインタビュイーに言わせるっていうのはよくある手法ではありますけどね。


 韓国人の気分として理解できなくもない。
 あれだけ「桜の宗主国は我々」「花見をしても反国家行為ではない」「日本の国花である(勘違い)ソメイヨシノが韓国産だと知ったらどんな顔をするのか」くらいのことを延々と言っておいて。
 済州島に「ソメイヨシノの原産地こちら」なんて看板まで作っておいて。



 さすがに「遺伝研究の結果、別物でしたー」だと納得できないって気分なのでしょう。
 知ったこっちゃないけど。

 楽韓Webでは「ソメイヨシノの自生地」を訪れたレポートなどもやっていますので、そちらもご覧ください。

https://rakukan.net/article/465118622.html(楽韓Web過去エントリ)

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→

韓国メディア「日本の最高美仏のひとつ、百済観音から日本は『百済』の文字を消し去ろうとしている」

カテゴリ:捏造 コメント:(106)
タグ: 百済観音 捏造
百済観音、日本最高の美仏……「百済」は消したい(?) (世界日報・朝鮮語)
法隆寺「百済観音」は日本で指折り数えられる美仏である。 その美しさに対する愛情が格別で「国宝中の国宝」、「東洋のヴィーナス」等の修飾語が付きまとう。

自負心もまた重大だ。フランスが1997年を「日本の年」に決めたことを記念してルーブル博物館で開かれた国宝級美術品交換展に日本代表作として出品された。 百済観音が海外に出た最初の事例だった。フランスはドラクロワの「民衆を導く自由の女神」を送った。我々韓国人にとっては名称の中の「百済」という表現のため格別だ。

1698年に作成された「法隆寺諸堂仏躰数量記」は百済観音と法隆寺の縁を明らかにした最古の記録である。 ここに「虚空蔵立像は百済から来たもの」という内容が書かれている。 当時は観音菩薩ではなく虚空蔵菩薩(知恵と福徳を無限に衆生に施すという菩薩)と認識されていた。 1886年に宮内庁、文部省などが実施した調査では「朝鮮風観音」とされた。 虚空蔵菩薩なのか、観音菩薩なのか明確ではなかったが、1911年に法隆寺で観音を象徴する阿弥陀如来が刻まれた宝冠が発見され、観音菩薩として定着した。

百済観音と広く呼ばれ始めたのは20世紀に入ってからだ。 1919年に出版された和辻哲郎の本「古寺巡礼」が大きなきっかけを作ったようだ。 (中略)

日本は1951年6月、百済観音を国宝に指定した。 正式名称は「木造観音菩薩立像(百済観音)1躯」だ。

深い愛情、溢れる自負心の対象が他国の古代王朝に由来し、そのような理由で百済観音と呼ばれることを日本はどう考えるだろうか。 百済観音を紹介した文章を見ると、快くはないと思う。

小学館が発行した「日本の国宝100-八頭身未仏法隆寺百済観音」は、韓半島に由来するという最も古い記録を否定して始まる。

「現在は百済からの渡来仏という伝来も疑問視されている。 百済観音は頭から足の支えまでクスノキの材料で製作された。 ところが当時、朝鮮半島(韓半島)で製作された仏像の中でクスノキで作ったのは現在伝えられていない。 一方、その頃、日本では同じ材料が仏像の製造に使われ、本像(百済観音)は日本で製作されたものと見られる」 (中略)

日本ではこのような見方が定説のようだ。 1988年に東京国立博物館「百済観音」特別展図録をもとに作成された日本版ウィキペディアには似たような内容が盛り込まれている。 ブリタニカ国際大百科事典は「この彫刻の由来は明確ではないが、飛鳥時代(6世紀後半〜8世紀初頭)後半、日本で作られたことが分かる」と説明した。

大きく愛し、誇る美術品が完全に日本文化の所産であることを願う気持ちは人情の常だ。 そのような願いに合致する調査結果も提示した。 百済観音が「メイド·イン·ジャパン」という主張は相当な根拠を持った。

しかし、100%認めるには「百済から伝来した」という記録がどうしてもかかる。 古代日本で製作されたものであれば、なぜ当時は百済伝来と釘を刺したのか、という疑問が浮かぶしかない。 これに対する答えがなければならないが、そうではないようだ。 「百済観音の由来はミステリー」という程度に崩れているようだ。 百済観音から百済を消したいのではないかと疑わせる部分だ。
(引用ここまで)


 韓国メディアから「百済観音」について「日本は百済との名称を消したいようだ」とする記事が出てました。
 そもそも「百済観音」なる名称はそれほど古いものでもない。
 たしか美味しんぼで「百済観音は朝鮮からやってきた!」って描写があって、まともな由来を知っている人は「Ω ΩΩ<ナ、ナンダッテーッ」って状況になったのですよね。

 5巻の頃ですから、雑誌掲載時はまだ80年代半ばか。
 インターネットなんてまだ影も形もなく、パソコン通信で同好の士が多少集まるといった時代でしたから。
 糾弾されることはなかったのですが。
 いまやったら「大嘘の描写だ」って話題になったでしょうね。

 雁屋哲は左派なのになぜか韓国シンパで、かなり前の美味しんぼのコンビニ向け再編集版のあと書きで「秋葉原ではLGのDVDドライブが大人気」とか書いてて苦笑されたものでした。
 当時から自作派の第1選択肢はパイオニアで、LGはお金のない人向けの選択肢でしたからね。


 閑話休題。
 記事にあるように「百済観音」の名称は戦前くらいからのもので、それ以前は様式が不明で「外国産なのでは?」とされていたていど。
 ただの愛称でしかないのです。
 詳細な調査で「作風も使用されている木材(クスノキ)も日本のものである」とされています。

 あと記事中の「法隆寺諸堂仏躰数量記に百済から来たものである」ってあるのも、100%嘘ではないですが。
 ごまかしてますよね。
 法隆寺諸堂仏躰数量記には「百済から伝来した天竺製の像」ってあって、インドのものとされていたのですよ。
 要するにいつものストローだったというアレ。

 コメントもなかなか秀逸で「日本は歴史をすべて歪曲する」だの「クスノキ材で作られた仏像が韓国にないから日本製などとは間違いだ。日本で作ったとしても百済の職人が作ったのだ」とか書いていますね。
 知識があればこうして反論できますが。「百済観音」という名称に騙されてしまう人も少なからずいるのでしょう。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→

韓国市民団体「王桜とソメイヨシノが異なるという遺伝子調査のやり直しを要求する! 誤りが判明したら謝罪せよ!」

済州市民・環境団体「ワンボッナム原産地研究再調査せよ」(聯合ニュース・朝鮮語)
済州地域の市民・環境団体などが済州で自生するワンボッナムを「日本ワンボッナム」と発表した国立樹木園を非難し、即時の再調査を要求した。

済州と未来研究院と済州環境文化院、西帰浦文化事業会、済州参加環境連帯、済州生態写真研究会などは13日、報道資料を通じてこのように明らかにした。

これらの団体は「国立樹木園が2018年に進行した『ワンボッナム遺伝子解読』研究を踏まえ、国家標準植物リストから漢拏山が原産地である『ワンボッナム』を自生植物リストから削除したのに続き、日本名『ソメイヨシノ』と呼んで異名を『サクラの木』、『さくら』と表記した」とし「これは済州がワンボッナムの原産地であることを否定し、生物主権を放棄したもの」と指摘した。

彼らは「国立樹木園の研究が様々な専門家の意見収束と議論なしに一方的に行われ、漢拏山で自生するワンボッナム235本のうち、わずか5本に対する遺伝子解読結果を全体を代表するものとして一般化したのは明らかな誤り」と主張した。

彼らは「漢拏山で発見された自生ワンボッナム分析対象を拡大し、ワンボッナムの原産地と遺伝型多様性に対する総合的研究を直ちに再開せよ」と森林庁に要求した。

また「エラーがあったことが認められる時、森林庁国立樹木園はソメイヨシノを国家標準植物リストから自生植物に即座に原状復旧し、国民に謝罪しなければならない」と話した。
(引用ここまで)


 韓国の市民団体が「王桜の遺伝子解読調査のやり直しを要求する!」と言い出した、とのニュース。
 「王桜の自生地である済州島には235本の王桜があるのにも関わらず、そのうちの5本だけをピックアップして遺伝子調査をするとはとんでもない」……ですって。
 ちなみに調査された5本の王桜とされているもののうち、1本はソメイヨシノとフィンガープリントが一致して、日韓併合後に持ちこまれたものであろうと推測されています。
 まあ、斯様に「これは王桜」「これはソメイヨシノ」と外観から判断するのは難しいようです。

 で、このニュースの市民団体は「もっと対象を拡大してやり直せ」と。
 例のキム・チャンス氏による「王桜はソメイヨシノだ」という話に勇気づけられたのでしょうね。

 おそらくですが、彼らの中では「ソメイヨシノ≠王桜」との科学的調査の結果を突きつけられることが自尊心を損なう結果だったのですよ。
 下手をすると1960年くらいからそうした話が語られて、最終的には「ソメイヨシノの自生地」みたいに観光名所にまでしてしまった。
 そのすべてが間違っていたと国立樹木園が指摘してしまったわけですから。
 韓国でいうところの「体面を潰された」状況になったのでしょう。


 あれだけ「日本はサクラを愛してやまないのに、その原産地が韓国なのだ」ということを繰り返し繰り返し書いていたのですから。
 ま、全部嘘だったのですけど。

 んで、例の「ソメイヨシノ博士」ことキム・チャンス氏による寄稿も見つけたのでそちらもリンクしておきましょう。

[特別寄稿]奪われた名前「ワンボッナム」(済民日報・朝鮮語)

 よく読んでみるとちょっと面白い。
 この人も王桜=ソメイヨシノとは言っていないのです。さすがにそれは無理筋だと理解したようですね。
 ですが、今度は新説として「王桜もソメイヨシノも済州島が自生地だ」と言い出してます。
 というか、王桜の中にソメイヨシノも内包される、と言っているようですね。

 まあ、なんだ。
 前回も言ったけども論文書いて雑誌にアクセプトされてから言ってくれ、って話でしかないな。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

韓国メディア「ソメイヨシノ≠王桜なのは分かった。では我々は150万本の街路樹を日本王桜と呼ばなければならないのか?」……この意味不明な言葉を解説すると……

韓日王桜の元祖論争110年ぶりに結論、その後...(朝鮮日報・朝鮮語)
ところで、それは終わりではなかった。多分より大きな問題がその前に置かれていた。まず、どれをただ「ワンボッナム(王桜)」と呼ぶのか問題だ。ソウル街路樹はイチョウが最も多いが、全国的に見ると桜が156万本で圧倒的に1位(16.6%、2020年現在)であり、ほとんどワンボッナムだ。地方ごとに桜まつりを誘致しようと桜を大挙植えたからだ。この木をワンボッナムと呼ぶのか、済州島に自生して済州島から街路樹にも植え始めた木をワンボッナムとして呼ぶのかが問題だ。

国家標準植物リストは日本のワンボッナムの学名と国名をそのまま残し、済州島のワンボッナムは学名を「Prunus × nudiflora ( Koehne ) Koidz.」、韓国名を「済州ワンボッナム」にまとめた。ワンボッナムという名前を日本のワンボッナムに与えたのだ。これに対して、ヒョン・ジンオ東北アジア生物多様性研究所長は「日本ワンボッナムを『ソメイヨシノサクラ』と改めて呼び、済州島ワンボッナムを王桜と呼ぶのが正しい」とした。しかし、そうすれば全国150万本を越える並木桜をソメイヨシノサクラや日本王桜と呼ぶべき問題が生じる。容易ではない問題なのだ。国立樹木園長渓線研究官は「普遍性と安定性を考慮して、私たちのワンボッナムを済州王桜と呼ぶことにした」とし「ただし済州王桜の増加速度と国民情緒などを見ながら時間を持って判断して変えることもできるだろう」と話した。

次に、既存の150万本のワンボッナムをどうするかという問題だ。少なくともワンボッナム自生地である済州島は、街路樹で自生ワンボッナムを植えるのが良くないだろうか。ワンボッナムは済州市街路樹の中で最も多くの比重を占める木だ。済州市街路樹4万347本(2019年現在)の中で、ワンボッナムが30%近い1万1638本を占めている。済州市が市内一部のソメイヨシノ遺伝子検査を行った結果、いずれも遺伝子が済州自生ソメイヨシノと違っていた。日本産と私たちの桜を接木したり、日本の僑胞が送ったワンボッナムの苗木を植えたと推定している。

これにより済州市は徐々に既存のワンボッナムを自生ワンボッナムに置き換えていくことにした。 2020年に初めて三島一洞全農路と兵門川市の森に自生ワンボッナム52本を植えた。しかし、自生ワンボッナムを増やして街路樹として植えるほど育てるのに少なくとも7~10年かかるため、自生ワンボッナム並木を見るにはかなりの時間がかかるようだ。 (中略)

「ワンボッナムの自然​​寿命​​が50年前後だから交替する際、徐々に各自の木に自生ワンボッナムを植えるのがよいのではないだろうか」と話した。
(引用ここまで)


 朝鮮日報が「ソメイヨシノと王桜が異なるものであるのは分かった。では、我々は150万本も街路樹として植えられてきたソメイヨシノをどう呼べばいいのか」とか言い出しました。
 「ソメイヨシノサクラと呼ぶか、日本ワンボッナムと呼ぶべきなのか、それともいままでのようにワンボッナムでいいのか」……ですって。
 知らんがな。

 韓国ではどうも「日本にはソメイヨシノ以外にも幾種類もの桜が存在していて、早咲きの川津桜から遅咲きの八重桜系までさまざまに楽しまれている」という事実を理解していないっぽいのですよ。
 以前、ハンギョレが「日韓のソメイヨシノ論争はなぜ起きるのか」とかいう記事を書いていたのですが、その記事に掲載されている画像がソメイヨシノでなかった、なんていうしょうもない出来事もありました。



 この記事でも同様で。
 「ワンボッナム」が桜の総称であり、かつソメイヨシノの呼称になっているのですね。
 なので、「エイシュウザクラ(王桜)がソメイヨシノとは別の種類だ」と言われても「なにいってんだ、ワンボッナムはワンボッナムだろ」みたいなリアクションになるのです。
 基本、言葉が通じてないっていうね。


 そもそも韓国には花見の風習も、桜を春の花とする意識もありませんでした。
 なので、そうした「桜は1種類しかない」みたいな認識もしょうがないかな、という部分はあります。
 桜湯や桜餅、桜の詩なんかも皆無。最近では桜を扱った歌謡曲があるそうですが、それ1曲だけなので桜の時期になるとそれが鳴りまくって印税がすごいことになっているとか。

 そんな中、花見を成立させたいからといって「日本の桜の起源は韓国にある」とかめちゃくちゃを言い出したので、こんな混乱が生じたというわけですね。
 いまだにその説を大声でがなり立てる研究者の言葉が大きく報道されたりすると。

 ただ、一般の認識は2018年に「王桜とソメイヨシノは別種類」とされてから、すっかり「街路樹の桜は日本産」という認識になっているようです。
 国会のある中州、汝矣島では「桜は日本の花で、桜まつりを行うなどおかしい」というひとりデモが行われたそうです。

「サクラは日本花、桜の花祭り及んだこと」…汝矣島1人デモ男登場(ニュース1・朝鮮語)

 「ソメイヨシノ韓国起源説」が定着するまで、こうした反感を受けていて時折除草剤を注入されたり、チェーンソーで切られたりしていたのです。
 「王桜の原木」もそうして切られたなんてことがあったほど。
 まあ、こうして面白おかしく伝えることができるようになったのはよいことですかね。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

韓国でソメイヨシノ韓国起源説を唱える博士「ソメイヨシノの自生地は済州島」「日本産とした研究者はソメイヨシノの生物主権を日本に渡したのだ」……論文書いて反論したら?

「ソメイヨシノ生物主権日本に渡した国立樹木園」(JIBS・朝鮮語)
ソメイヨシノをテーマに生物学博士の学位を受けたキム所長は「国立樹木園が我が国にたくさんあるソメイヨシノを『日本産』と規定したのは根拠のない明白な虚偽」とし、「国立樹木園が言う「日本ソメイヨシノ」という種は存在しないにもかかわらずこれを恣意的に認め、これまで呼んできた「ソメイヨシノ」を報道資料あるいはマスコミインタビューを通じて「日本ソメイヨシ」として通用されるようにした」と主張しました。

キム所長は「国家標準植物リスト内の自生植物から去る2020年にソメイヨシノを削除して公式に韓国固有種の地位を剥奪した」とし「これはソメイヨシノが日本原産という日本の主張を受け入れ、結果的にソメイヨシノの生物主権を日本に無償譲渡したわけになったのだ」と批判しました。

キム所長はまた「済州島がソメイヨシノの自生地であることを立証する決定的証拠である「済州特別自治道郷土遺産第3号」までも切り離し、完全に人滅できる危機に瀕した」と明らかにしました。

特に、「ソメイヨシノは『日本産』」の主張に関して、その根拠について問題点を挙げました。

キム所長は「国立樹木園は日本の桜(Prunus × yedoensis)は『日本で人為交雑を通じて作った雑種』と前提したが、これは根拠がなくインターネット上のタイトルだけで内容はない正体不明の資料を引用しただけである。」

国立樹木園が遺伝子検査のため基準木として使用した日本「小石川植物園」内のソメイヨシノについても問題を提起しました。

キム所長は「この木は植物園内に列を合わせて植えたいくつかの木のうちの1つで、国立樹木園は『木の年齢と起源は不明』と答えて正体不明の木であることが明らかになった」とし、「従ってこの『日本ソメイヨシノ』であることを立証できる基準として、不適切な木と遺伝的に合致するので「日本ソメイヨシ」と主張するのは明らかなエラーだ」と明らかにしました。

それ以外にも、済州ソメイヨシノの分析のために標本としたソメイヨシノの個体数が少なすぎて、全体の自生木を代表できないとも主張しました。

キム所長は「根拠が貧弱な桜関連研究の結果、我が国の土種植物であるソメイヨシノに『倭色』がかぶされたことが残念で、今回記者会見を通じて真実を知らせることになったのだ」と話しました。
(引用ここまで)


 先日の「ソメイヨシノ韓国起源説リブート」のいちゃもんについて、詳細があったのでこちらもどうぞということで。
 掲載しているJIBSは済州島ローカルのニュースサイトのようですね。
 1960年代くらいから韓国では「ソメイヨシノの自生地は済州島」というキャンペーンを張っていたので、特に済州島の人々にとっては離れがたいものなのでしょうね。

 ちなみに済州島の「ソメイヨシノの自生地」とやらは、楽韓Webで取材に行っていますのでそちらのレポートもごらんください。





 樹勢が明らかに違うんだよなぁ。
 あと日本語の解説文がついているのですが、すべてで雑でした。
 全体からインチキ臭が漂ってきてましたね。


 ちなみにこちらは弘前公園にある、記録の残る最古のソメイヨシノとされる樹をiPhone 6sで撮ったもの……だった気がする。また観にいきたいですね。



 なんでも件のキム氏は「博士論文をソメイヨシノの研究でとった」のだそうで。
 そりゃ自分の研究人生を否定されたも同然ですから、反発するのも分からないではないか。
 ま、こんなしょうもない記者会見とか開いていないで、とっとと反論の論文を書けばいいと思うのですが。なんでやらないんでしょうかね?
 なお、国立樹木園が論文を出したのはgenome biologyというインパクトファクター11.9(当時)の大手雑誌。

 「ソメイヨシノの生物主権を日本に渡した」とかいうあやふやな(だけども韓国人受けのする)話なんかしてないでさっさか論文書けよって話なんですが。
 この記事には20個ほどコメントがついていますが「国立樹木園は親日売国だった?」とかいうものがありますね。

 やはり、「ソメイヨシノの自生地は韓国」という話は韓国人には受ける話なのでしょう。
 こんなしょうもない記者会見が地元紙のローカルニュースだけでなく、通信社である聯合ニュースにも、公共放送であるKBSにも報じられるのですから。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→


韓国で「ソメイヨシノ韓国起源説」がリブート? 「交配種だというならいつ、どこで、誰が交配させたのだ!」……ですって

再び浮上したソメイヨシノ原産地論争(KBS・朝鮮語)
桜目当ての客のほとんどがソメイヨシノの原産地が日本であると知っています。

イム・ヒョヌ/ソウル市江東区「日本ですよね。日本から渡ってきた。植民地時代には全部植えられたとだけ聞きました」

しかし、ソメイヨシノ自生地はこれまで日本で発見されたことがありません。
ここは漢拏山中山間にある王桜自生地です。
このような王桜の自生地は漢拏山にのみ235ヶ所あります。

国立樹木園が2018年、この漢拏山自生王桜のうち5本の遺伝子情報を分析した結果、4本を固有の済州王桜と判断しました。
問題は残りの1本を日本東京にあるソメイヨシノと遺伝型が同じだと発表したのです。 その後の措置で2年後には国家標準植物リストを発表しながら、ソメイヨシノを自生植物編から削除し、栽培植物編に入れました。

このような国家機関の発表は最近、国内に植えられたソメイヨシノの大部分が日本で人為的に荒廃された雑種である日本ソメイヨシノとし、済州産のものに取り替えようという主張につながっています。

これに対して元森林庁公務員である王桜の専門家は、国立樹木園で日本産と主張するいわゆる「ソメイヨシノ」すら自生地は韓国と反論しました。

キム・チャンス/漢拏山生態文化研究所長:「日本で人為的に雑種を作った木だということを前提に今主張を広げています。ところで、その根拠が記録であれ、現在のものでも何もありません」

国立樹木園は、公信力のある研究を通じて、漢拏山ソメイヨシノ1本が日本の小石川植物園にある公示木に似ていることを確認したと明らかにしました。
日本固有種が漢拏山に自生することになった起源については、栽培種である可能性があるとだけ説明しました。
(引用ここまで)


 どうやら韓国では春の訪れが遅かったようで。
 まあ、ソウルで桜が咲くのは東京よりもだいぶ後ですから、ある意味では当然かな。
 とある研究者が「日本のソメイヨシノが済州島に生えているのではない、済州島のものこそが原木である」という話をまーた蒸し返してきた、というニュース。
 2018年に韓国側の遺伝子調査でも王桜とソメイヨシノが別品種であるとの論文が発表されてから急速に「ソメイヨシノ韓国起源説」は語られなくなりました。
 ただ、どうしても「日本人が愛してやまないソメイヨシノの自生地が済州島である」というナラティブを成立させたい人物も存在するのですね。

 曰く「いつ誰がどのようにソメイヨシノを交配したのか、交配種だという根拠はなんだ」なのだそうで。
 学術論争なら論文を書いてくれればいいのですけどね?
 ちなみにこのキム・チャンスなる研究者は延々と「日本の桜の原産地は済州島」という説を唱え続けてきた人物です。
 NAVERニュースで一番古い記事では2005年のものが確認できました。
 例の「ワシントンの桜も済州島産」というアレ。

「ワシントン桜の原産地は済州島」(京郷新聞・朝鮮語)

 最低でも15年ちょっとはこの説に固執してきたわけで。
 まあ、いまだに共産主義を奉じている輩と同じですね。


 あ、ちなみにソメイヨシノから王桜への入れ替えを提唱している王桜プロジェクト2050は地味に活動を続けてまして。
 韓国の国会にある汝矣島に植えられている桜の全数調査とかやってます。
 ちょっと話題になった団体なので、なにをするのかと思っていたのですが。
 こうした地道な調査からはじめるとかけっこう好感が持てますね。がんばってほしい。

国会・汝矣島の桜は日本産……土種の王桜が1本もない(ソウル新聞・朝鮮語)

 なお、国会の敷地内にある桜は約90%がソメイヨシノ、汝矣島全体では約96%がソメイヨシノだったそうですよ。韓国産の桜は1本すらなかったとのこと。
 汝矣島は韓国における桜の名所のひとつ。そのほぼすべてがソメイヨシノ。
 ソメイヨシノは枝垂れるところとか見栄えしますからね。

 ま、キム・チャンスなる人はこれからもがんばってソメイヨシノ韓国起源説を唱え続けて、楽韓Webの養分になってくださいな。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

 韓国起源説の顛末はこの本に詳しいです。

韓国左派ジャーナリスト「日本の新型コロナ感染者激減は検査キットが低性能でデルタ株を検出できないからだ!」

キム・オジュン「日本製検査キット、デルタ株が検出できない」……K防疫が押されるとすぐにまた、陰謀説(朝鮮日報・朝鮮語)
キム氏は26日、TBSラジオ「キム・オジュンのニュース工場」を通じて「日本は韓国の診断キットを輸入しないほとんど唯一の国」とし「日本の診断キットではデルタ変異を取ることができないという仮説がある」と話した。 (中略)

キム氏は様々な原因が取り上げられている中、まだ言論に一度も言及されていない「診断キット不実説」が説得力あると主張した。これは日本の診断キットが世界中のコロナウイルス優勢種であるデルタ変異を捉えられず、確定者が急減したように見えるというキム氏の仮説だ。

キム氏は「専門家から聞いたが、とても合理的だと思う。非常に一理がある」とし「日本でウイルスが死滅したというあまりにも途方のない話が出ているので話す」とした。続いて「私たちもデルタ変異が優勢種だ。日本も同様」とし「デルタ変異はスパイクタンパク質の変異がひどく、米FDA(食品医薬品局)でスパイクタンパク質を検出部位に選択したPCR(遺伝子増幅)診断キットはデルタ変異を検出できない可能性があるという警告を出したことがある」とした。

それとともに「デルタ変異は少なくとも3箇所以上の部位を検出しなければデルタ変異として判断できるが、ほとんどこの検出方式は韓国のもの」と説明した。日本が韓国の診断キットを使用しないため、コロナ検査の陽性率も20%台から0%台に急減したということだ。 (中略)

しかし専門家たちは「言葉にならない話」と口をそろえた。チョン・ウンミ梨大木洞病院呼吸器内科教授は「日本は基礎科学がかなり発達した国」とし「デルタ変異を取れない診断キットを開発したというのは科学的に納得しにくい主張」と説明した。

チェ・ジェウク高麗大予防医学科教授もキム氏の主張に対して「根拠のない無責任な話」とした。彼は「ウイルス変異の有無は、確定後の遺伝子分析によりスパイクタンパク質内の変異が発生したかどうかを見つける」とし「診断キットで変異ウイルスの種類を絶対に把握できず、あらゆる種類のコロナウイルスの種類が検出できる設計であるから言葉にならない主張」とした。 (中略)

ソウル市内の病院長は「日本が確定者の数値を操作したという主張もあるが、オリンピックももう終わったというのに、いまなぜするのか」とし「日本に再び負けないと扇動してきた親ムンの立場では、そんなでたらめな論理で自分を慰めたかったのだろう」と述べた。 (中略)

これまでキム氏は大統領選挙不正選挙論からセウォル号などと関連して数多くの陰謀論を作り出した。最近では、ムン・ジェイン政府が輸したアストラゼネカワクチンがFDAの承認を受けていないことについて「アストラゼネカは、英国の会社でFDA承認を遅らせるのにファイザー、モデルナといった米国会社が力を使った側面もあるだろう」という趣旨の発言もした。そんなたびにキムさんは「小説書いてみる」「合理的推論」などの発言をして自分の陰謀論を広げ、今回の主張は「仮説」と飾った。
(引用ここまで)


 「ムン・ジェインの太鼓持ち」ことキム・オジュンというジャーナリストみたいなのがいるのですが。
 ソウル市営のラジオ局であるTBS(交通放送局)に「キム・オジュンのニュース工場」という冠番組を持っています。

 この番組が左派政治家の巣窟になっている……というのはこれまで何度か伝えてきていますね。
 慰安婦関連の詐欺事件が暴露された際に雲隠れしていた挺対協元理事長のユン・ミヒャンが唯一、メディアに出たのがこの番組でした。
 どんな話であろうとも左派であれば無条件に支持される、というような場所になっているのです。

 そのキム・オジュンは先日、「日本の新規感染者数の減少は捏造だ。総選挙のためにやっているのだ」と発言しまして。
 まあ、日本は収束しつつあるのに、韓国では感染拡大が止まらなかったこともあってカリカリしていたのでしょう。

 でもって、今度は「日本の検査キットは高性能な韓国製ではないので、デルタ株が検出できないのだ」「これが感染者減少の原因だ!」って言い出したそうですわ。
 ……もうね。
 なんだろうな、こんなバカがご意見番みたいな顔して「これが真実だ!」とか言っているんだから嗤っちゃう。


 8月末くらいには2万5000人が新規感染者としてカウントされていたのだけども、それがデルタ株じゃなかったって話になるんだよね。
 ちょっと考えれば。
 一歩止まって考えれば「こんな話は成り立たない」って分かりそうなもんですが。
 「日本も本当は感染者が増えているんだ」っていう前提にハマってこうなるんでしょうかね。
 ま、日本にも反ワクチンの連中とかもいますし。こんなのはどこにでもいるっていえばいるのか。

 ムン・ジェイン政権の太鼓持ちである彼にとっては、K防疫が失敗して日本に負けるなんてことはあってはならないのですよ。
 なので、こうして珍説を「これが真実だ」とやらなくてはならなくなってしまった。
 まともにアプローチすると「負けた」ということが判明するだけですからね。

 ちなみにこのニュースを伝えた朝鮮日報のNAVER版記事には800ほどのコメント。
 その多くは「バカじゃないの」くらいの扱い。楽韓Webでは「ムン・ジェインの太鼓持ち」としていますが、そんな感じですね。
 一方、マネートゥデイのdaum版記事には2700近いコメントがついていて「ファクトはこんな風に整理するんだ」とか「やっぱりキム・オジュンだ」みたいなコメントが多数。
 同じポータルサイトでもNAVERは保守派が、daumは左派がそれぞれ好んで使っているとされていますが。
 その傾向がはっきりと分かれて見えているのもまた面白いところですね。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→