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韓国人「日本の師匠、養父から教わったいちご大福で大儲け!」 → 日本人「おまえなんて知らねぇよ、名前を勝手に使うな」 → 韓国裁判所「えーっと……」

「タナカクニオ」と「タカダクニオ」は違うけれど…(朝鮮日報)
 2013年、いわゆる「甲乙関係」(社会的な強者と弱者の関係)をめぐって論議を呼んだ「イチゴ大福事件」の当事者の青年を相手取り、日本人の義父が自分の名前で広告を出すのを禁止するよう求めた仮処分申請が却下された。裁判所は、名前を書き間違えた広告が、義父の氏名権(氏名を他人に使用させず、排他的に占有し得る権利)の侵害には当たらないと判断した。

 ソウル中央地裁民事50部(キム・ヨンデ裁判長)は4日、日本人のタカダクニオ氏が韓国の会社社長K氏を相手取って起こした、氏名使用禁止の仮処分申請を却下したと発表した。

 地裁は「広告の動画には『日本の大阪で暮らす在日韓国人3世のタナカクニオ先生を義父とするK社長が直接受け継いだ100年の技術』という文言が含まれているだけで、高田氏の名前を広告に使用していると見なせる資料がない。高田氏の氏名権を侵害する行為と見なすことはできない」と判断した。

 だが地裁は「K氏は高田氏の名前を使用する意思を持っていたにもかかわらず、誤って『タナカクニオ』と記述したものと考えられる」と説明した。

 さらに「だが、『タナカクニオ』は『タカダクニオ』と異なる名前だ。韓国での高い認知度、名前が異なっていても高田氏を指すことが分かるような特別な事情がない限り、社会通念上、名前を使用されたと見なすのは難しい」と述べた。 (中略)

 K氏は「日本の大阪で暮らす在日韓国人3世のタナカクニオ先生を義父とするK社長が直接受け継いだ100年の技術」という文言を用いて広告を出し、韓国でイチゴ大福を販売した。

 これに対し、日本で餅菓子を販売している高田氏は、K氏が自分の名前を用いて広告を出していると主張し「大福の製造技術を教えた事実はなく、名前を営利目的に使用することを許可したこともない」として仮処分を申請した。

 一方、K氏は2013年7月、MBCの番組『時事マガジン2580』で「イチゴ大福の涙」というタイトルによって話題になった。当時、K氏が2009年、大阪の餅菓子店でイチゴ大福の製造技術を教わり、同業者と共に創業して成功を収めたものの、同業者から契約を解除され、「一人デモ」を行っている場面が放送された。

 だがその後、K氏は同業者の名誉を毀損(きそん)したとして、罰金100万ウォン(約11万円)の略式命令を受けた。検察の捜査によると、K氏は高田氏と数回あいさつを交わしただけで、技術を伝授されたことはなく、さらに同業者から出資金を全額返還されているなど、放送内容が事実と異なっていることが分かり、論議を呼んだ。
(引用ここまで)

 うーん、この話を扱ったような気がするのですがエントリが見当たらない。
 まあ、いいか。いい機会なので整理して書いておこう。

 ざっくりと経緯を語るとこんな感じです。

 キム・ミンスという青年が「日本の職人からいちご大福の秘伝のレシピを教わった」と主張。
      ↓
 アン某氏とキム・ミンスが51:49で出資金を出して、いちご大福の店を出す。
      ↓
 しかし、アン某氏がキムの持つ「秘伝のレシピ」を学ぶと店から追い出した。
      ↓
 キム、国会前で「日本の師匠に成功すると約束したのに……」と涙ながらのひとりデモ。
      ↓
 韓国でちょうど「甲乙横暴」が大きく扱われていたこともあってテレビで大きく取り上げられる。
      ↓
 悲劇の主人公になったキム、小さな店を出してそれが大流行。フランチャイズ展開へ。
      ↓
 フランチャイズは10店舗を超えて中国進出も!
      ↓
 しかし、フランチャイズ店から「納入される原材料が高すぎる!」「日本で修行したのは嘘だろ!」と訴え。
      ↓
 キム、元の店から追い出されたわけでもなく、「奪われた」と主張していた出資金も返却されていたことが判明。
      ↓
 「修行して養子にまでなった」と主張していた日本の店には何度か行っただけ。あいさつはかわしたことがあるていど。そもそも和菓子のお店だけどもメインはわらび餅のお店でいちご大福は季節限定。
      ↓
 日本の和菓子店店主、「宣伝動画で勝手に名前を使うのはやめてくれ」と仮処分申請。
      ↓
 韓国裁判所「宣伝動画の名前が微妙に間違ってるので仮処分却下」←イマココ

 その後、キム・ミンスのお店やアン某氏の店がどうなったかは不明なのですが、とりあえず仮処分は却下になりましたよと。
 「甲乙葛藤」の時代の被害者がメディアをうまく操って寵児となり、同情を買ってフランチャイズ展開のお店まで持ったのだけども、その場では自分が「甲の横暴」を振るった。
 しかも、同情を買った事情のすべてが嘘だったと。

 まあ、韓国でもっとも強いのは被害者であるというところに目をつけたまではよかった。
 でも、ディテールがダメだったので崩壊してしまったわけですね。
 この件のお店がどうなったのか知りたいところですが。


ヒュンダイ自動車「同じ車でも輸出車のほうがクオリティが高い」という噂を否定するために、衆人監視の中で衝突実験……その結果は?

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現代自動車、内需用vs輸出用で衝突試験…内需用逆差別はなかった(中央日報)
この日の行事は「ソナタ30周年」を迎え現代自動車が用意した世界初の自動車同士の公開衝突試演会だ。「輸出用や米国などで生産された車と違い韓国国内用の車は低品質」という批判を意識した行事だ。そこで実験には生産地だけ異なる「ソナタ2.0ターボ」2台を動員した。それぞれ忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)と米アラバマ工場で生産された。(中略)

双方から100メートルずつ走り中間地点でぶつかる衝突実験の結果は「引き分け」だった。2台のボンネットとエンジンルームは大きく損傷し原形がわからなくなるほどだった。だが、同じ形に破損しており同じ大きさの衝撃を受けたものと評価された。衝突の瞬間2台の運転席と助手席のエアバッグとひざエアバッグもやはり全部正常に作動した。(中略)現代自動車関係者は「内需・輸出用とも、ダミー人形の部位別傷害程度により評価した結果でもともにグリーン(優秀)を記録した」と明らかにした。

通常衝突実験は研究所のような統制された環境で行う。その後結果が良ければ大衆に公開する。この日のように変数が多い野外で数百人が見守る方式の実験はリスクが大きく、内外でも前例は見当たらないという。現代自動車は「内需用逆差別」議論を積極的に釈明するため行事を進めた。現代自動車がアンケート調査した結果、「内需用はほどほどに作り海外に輸出する車はしっかり作る」と考えていた顧客は81%に達した。

現代自動車のクァク・ジン国内営業本部長(副社長)は「こうした指摘に対し骨の髄まで悩んでいることをしっかりと示したかった。リスク負担が大きな実験だが顧客と近く疎通したく釈明する場を用意した」と話した。

試験車両を選ぶ時も一般人に任せ公正性を高めた。牙山工場のソナタの場合、自動車専門ブロガーのイ・テファンさんが選択し、アラバマ工場のソナタはキム・ピルス教授が現地を直接訪問して選んだ。
(引用ここまで)

 韓国でもそうですが、中国でも似たような話は浸透していますね。
 「日本製品は一級品を日本で売る、二級品を欧米に売る、中国に来るのはそれ以下のクオリティ」っていう。
 わざわざ日本に来て爆買いしているときに「日本製」にこだわっているのには、そんな部分もあるのですね。
 そんな選別、かえって工程数が増えちゃってしょうがないのでやるわけないのにね。

 韓国でも同様に「韓国国内で売られているものは二級品で、輸出に廻されているものはトップクオリティ」ってされているのです。
 で、それを信じているユーザーがなんと81%。
 これ、実は投影なのですよね。

 自分が経営者であればそうするであろう、そういうようにして金を稼ぐであろうという話なのです。
 なのでそう固く信じられているわけです。

 今回のこのイベントもパフォーマンスとしては面白いですが、韓国人にとって「心証では確実」なことなので、信じない人も多いでしょう。
 記事にあるように車を選ぶところからやっていて公正に見せているのでしょうが、疑う人が見ればなにをどうしようとも信じられないわけで。「用意されているように見えているのはすべて輸出スペックのものだ」とかなんとか、いくらでも言えます。

 ま、韓国企業も同じグレードの車種だったら韓国では高く売られているということは間違いなくやってきたのですよ。
 そりゃま、消費者側も疑い深くもなるってもんでしょう。

激突! [Blu-ray]
デニス・ウィーヴァー
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
2015-09-02


韓国「5000万円かけてギネス級の鍋を作るお!」 → 「オーストラリアの鍋のほうが大きかった」 → 「ろくに米も炊けない欠陥鍋だった」 → 7年間放置

カテゴリ:面白記事 コメント:(44)
悩みの種と化した43トン槐山釜...ギネスブックを追うも5億ウォンが無駄に(insight/朝鮮語)
なんと5億ウォンを投入した忠清北道槐山郡の超大型釜が「厄介者」と化している。

この釜は43.5tの鋳鉄が使用されて上部直径5.68m、高さ2.2m、周囲17.8m、厚さ7㎝規模で、2005年7月グェサンウプ唐辛子流通センター広場に設置された。

世界最大規模の釜であり、ギネスブック登録のために推進したものの、オーストラリアでより大きな釜が出てギネスブックに挑戦に失敗した。

ギネスブック登録に失敗した後、この釜は活用価値を失った。

一部では「製作当時から自治団体長の政治的展示行政ではないか」という指摘が出たりした。

実際に数千人が与えることができる釜を作るという目標に製作されたが、現実的に飯を炊くことは難しく、以来冬至の日や唐辛子祭りでおしるこを沸かして、トウモロコシを煮込むなど、1年に1~2回使用されているに過ぎない。

このような行事も2008年以降に途絶えており、7年あまりの間、まったく活用されていないなど悩みの種となっているのが実情である。

また、2006年に実施した住民アンケート調査でも「釜が地域イメージの向上に役立たない」という意見が多く、廃棄処分される危機に置かれることもした。

しかし、製作費5億1千万円のうち、2億2千万円は、軍民が集めたスクラップ金属と寄付が含まれており、廃棄をする予定はないと槐山郡の関係者は語った。

一方、2000年代半ばから槐山釜のように「ギネスブック登録」、「世界最高」を標榜して予算を使ったが数億ウォンを無駄にする地方自治団体が少なくないことが分かった。
(引用ここまで)

 ギネスに載って地方振興って考えかたは日本の80~90年代のようですね。
 日本でもいまでもやっていますが、どちらかといったら地方の娯楽のひとつかなぁ。地域の人間が集まってなんかやろうっていう感じですか。

 それよりも気になるのは「槐山釜のように『ギネスブック登録』、『世界最高』を標榜して予算を使ったが数億ウォンを無駄にする地方自治団体が少なくないことが分かった」って文章。
 その一覧が欲しい、一覧が。取材に行きたいわ(笑)。

 ちなみに「世界最大級の槐山釜」の写真がこちら。

gizangama

 無駄に装飾が入っているのが敗因かなぁ。

ギネス世界記録2015 (単行本)
角川アスキー総合研究所
2014-09-10


韓国紙が「日本の援助など大したことなかった! 日本こそ朝鮮戦争で儲けた! 通貨危機では逃げた! 貿易黒字を積み上げた!!」と現実をよそに大発狂中

カテゴリ:面白記事 コメント:(108)
日本よ、「漢江の奇跡」を侮辱するな(朝鮮日報)
敗戦国・日本こそ朝鮮戦争で高度成長(朝鮮日報)
「日本のおかげ」広報動画は植民地近代化論と同じ発想(朝鮮日報)
「日本のおかげ」広報動画は歴史歪曲、専門家ら指摘(朝鮮日報)

 
 先日の外務省による動画を批判するキャンペーンが繰り広げられています。
 めちゃくちゃに効いちゃってるなぁ。

 こんな記事が反論として成り立つと思ってるんだから稚拙ですよね。

・1962ー72年の借款はアメリカが42.3%、日本は24.5%にすぎない。
 「欧州全体」で22.6%だけなのに、日本一国からそれを上回った額を供与されてなにが不満なんだか。太平洋戦争の敗戦国がアメリカの約6割相当の額を供与しているんだが。

・日本こそ朝鮮戦争で利益を得ただろう。
 ……いや、善意で戦争を起こしてくれたのならありがとうとでも言うけどさ。日本が橋頭堡にならなかったら今頃おまえらも「麗しき将軍様がー」とか言ってたとこだろ? そもそも内戦するな。

・日本から援助は本来的な意味では賠償金としての性格が大きいものだ。
 「経済援助」として受け取っていたんだから、経済援助以外のなんだってんだろ。そもそもが有償で償還の必要がある賠償金なんてないだろ(笑)。

・日本の賠償額は開発金を必要としていた韓国の足元を見たものだ。
 ……じゃあ、受け取らずに国交正常化しなかったらよかったんじゃないの?
 有償無償含めて総額で当時の国家予算以上の額を受け取っておいた上で「不十分だ」とか言うんだったらパク・チョンヒの墓を暴いて磔にでもしておけ。そもそも受け取るな。

・日本は国交正常化から去年まで4944億ドルの貿易黒字を積み上げた。
 日本から部品・中間材を輸入して加工して輸出するっていう経済構造をとったのは韓国自身だろ。
 ちなみに稼いだ外貨が日本からの輸入で流出しすぎているっていう話は、国交正常化以前のイ・スンマン時代からいわれてた話でして。それが原因でイ・スンマンは日韓の経済交流を断交したことがあります。
 日本からの資材なしではなにもできなかったのですぐにぐずぐずになって輸入再開したのですが。
 そもそも、そんな経済構造を作り上げるな。産油国にも同じことを言ってみろ。

・IMF管理下に置かれたとき、日本の金融機関がいち早く逃げ出した!
 それは根本的に嘘の話だけど、それと経済援助の間になんの関係があるんだか……。そもそも破綻すんな。

 日本がいいことをした、アジアの開発を主導してきたって話は「日本は悪」という韓国の国是に反しているのでこれだけ「物議を醸している」のですよね。
 韓国国内でだけ。
 経済援助を受けておいて礼すら言えずに、「おまえらの金なんてはした金だろ、アメリカの援助のほうが大きかった」とか言い張るって、どんだけ人間のクズだよ。
 日本が戦後復興できたのは日本人の力もあるけど、アメリカの援助も世界銀行からの融資もあったのは当然のことでそれに異を唱える日本人はいないでしょう。まともな知識があれば。
 恩知らずどころの話じゃない。こういう人間を形容する言葉すら日本語の語彙にありませんわ。

 楽韓Webの役割のひとつとして、こういう話を広めてかつ記録しておくことがあるのですよね。
 韓国というもの、韓国人というものはこういうものだっていう。
 国同士の関係というのは相手を知ることからはじまるのですから。
 この話も重大な転機のひとつといえるでしょうね。
 イ・ミョンバクの竹島上陸に天皇陛下への謝罪要求、親書返送、中央日報による「原爆は神の懲罰」発言、対馬の仏像盗難、そして援助批判。
 きっちり記録していきますよ。

クズが聖剣拾った結果
くさかべ かさく
2015-01-24

暴言を告発されたソウル市交響楽団代表「指揮者が私的流用しているのが悪い!」と言い訳 → 全部ホントだった

「脳がないからか、低能児だからか…」ソウル市響に向けた代表の暴言(中央日報)
鄭明勲「ソウル市響代表、容認できない人権蹂躪」(中央日報)
ソウル市響代表「鄭明勲氏が私を追いだそうとしている」(中央日報)
鄭明勲氏「特恵疑惑」は事実…ソウル市の1年契約延長に批判(中央日報)

2日、ソウル市響の職員が、代表の退陣を要求して資料を公開した。資料の中のある部分によればパク代表は晩餐後、ある職員に電子メールを書くよう指示した という。内容はこうだ。「あなたがそこに座っていた理由は、脳がない(no brain)からなのか、低能児だからなのか、傲慢だったからなのか」。電子 メールの受信人はアスコナス・ホルトの職員だ。

幸いにも電子メールは送られなかった。指示を受けた職員は「どうして送ることができようか…」と言葉を流した。代わりに職員は、代表の言動が正しくないと いう内容を発表したのだ。今年初めに退社したある職員は「代表任期は3年だが、とうてい耐えられないという結論を出した」と話した。

暴言論議が起きるとパク代表は3日の記者会見を予告していたが突然取り消した。「名誉毀損をはじめとする法的対応を検討中」という告知を残した。そして 「2~3日以内に必ず(記者会見の開催を)再告知する」とした。記者会見を行うならば、自身がそのような言動をしたことがないと明らかにする可能性が大き い。ある放送局とのインタビューで「私はそのような人ではない。そうしていたとすれば(職員が)すぐに反論をしているべきではないか」と話したためだ。

そういう話をしたことがなければ、職員はなぜこうするのだろうか。ある職員は記者に「職場を解雇される覚悟をしながら、ない話をつくり出す『乙』が世の中 のどこにいるか」と言った。彼はまた「職員個人だけでなくオーケストラ全体が壊れていくのを、これ以上見ていられなかった」と付け加えた。レコード会社・ マネジメント会社・後援会との関係が悪化しているということだ。
(引用ここまで)
鄭監督はこの日、ソウル市響の練習に先立ちオーケストラ団員に状況を説明した。「(朴代表の暴言について)知ってからずいぶん長くなった。1年以上になる が職員があまりにもひどい苦痛にあっていて、(朴代表に)呼ばれて部屋に入れば何時間も人として扱われないという話を聞いた」。鄭監督は「こういうことを 見ていて耐えられなかった、私も職員の役に立たなければという考えで6週間前、ソウル市に話した」と説明した。引き続き朴代表が自身を批判したことについ ても言及した。朴代表は5日、記者会見を行って「鄭監督がソウル市響を私組織のように運営し、個人の利益のために芸術監督の本分を尽くさなかった」と話し た。これに対して鄭監督は「ソウル市に話した後、静かに解決されることを願っていたが、それができなくなっている。私に問題があるという話まで出てきた」 として「とんでもないことだ。私に過ちがあれば伝わるだろう」と主張した。(中略)

2日にソウル市響職員17人は、朴代表が自分たちに暴言・セクハラを含めた内容を公開して退陣を要求して問題が大きくなった。朴代表は「組織を改革しようとして乱暴な言葉が出てきた。職員の背後には鄭監督がいる」と主張した。
(引用ここまで)
記者会見で朴代表は「鄭監督は10年間に140億ウォン(約15億円)を受けた。自分の家の修理費、宿泊するホテル費を事務室から出せないかと尋ねるなど 規定に外れることが多かった。また、鄭監督の息子のピアノの先生だった69歳の市響職員が年俸5700万ウォンも受けていた」と主張した。このようなこと を承認しなかったため職員が反発したということだ。「鄭監督が背後にいるのか」という質問に「そうだ」と答えた。

これに対し職員は立場を発表し、「自分を被害者にして事件の本質をごまかしている」とし「被害者は侮辱的な発言を持続的に聞いてきた職員であり、朴代表で はない」と主張した。また「この事件の当事者でない朴市長と鄭監督を引き込んで責任を回避し、ソウル市とソウル市響の名誉を傷つけた」とし「弱者であり被 害者である職員が人権侵害について発言したのを政治的な背景を混ぜて解釈しようということ自体が問題ではないのか」と反論した。
(引用ここまで)
鄭明勲(チョン・ミョンフン)ソウル市響芸術監督をめぐる特恵疑惑がほとんど事実であることが確認された。ソウル市監査官は23日、こうした内容の特別調査結果を発表した。ソウル市が結果発表前の昨年末、鄭監督との契約を1年延長したことをめぐり性急な決定だったという批判が提起されている。

ソウル市は暴言で批判を受けて辞任した朴ヒョン貞(パク・ヒョンジョン)前市響代表理事の疑惑提起後、鄭監督に対する調査を進めた。市は鄭監督の息子のピ アノレッスンを担当したAが2005年12月から2012年12月までソウル市響に勤務したことを確認した。監査官室は「職制にない職位を作って就職させ たのが問題」と説明した。鄭監督の兄が代表の会社(CMI)で課長を務めた職員が法人発足直後の2005年に採用され、現在まで勤務中であることも追加で 確認された。

また監査官室は「マネジャーに支給されるべきチケットの一部が鄭監督の息子など家族に渡ったことが明らかになり、鄭監督に1320万ウォン(約144万 円)を返還するよう要求した」と述べた。鄭監督が率いるアジアフィルハーモニックオーケストラの活動に市響団員66人が参加したことについても、「鄭監督 の地位を考慮すれば不適当」という結論を出した。
(引用ここまで)

 去年12月にソウル市交響楽団に騒ぎがありまして。
 まず、パクという市響監督(女性)が市の職員に暴言をはいた録音テープが暴露されたのですね。
 曰く「脳がないのか、低能児なのか」というような暴言、「ミニスカートをはいてCDを売れ」みたいなセクハラ暴言もあったとのことです。
 これが最初の記事。

 で、ソウル市響の指揮者であるチョン・ミンフンが練習前に「こんなことは考えられない」と良識人めいたコメントを出したのが2番目の記事。
 「あいつ(パク代表)は暴言の言い訳に私が個人流用しているとまで言い出した」……というところで、実は楽韓さんのアンテナがピンと立っていたのです。
 ただ、なにしろ当時はナッツリターンが暴露された当時でニュースバリューとしてはソウル市響の話題は下でしたので追うことができていなかったのですが。

 で、パク代表が暴露した、指揮者の私的流用の内容が3番目の記事。
 息子のピアノ教師に特別待遇をしたり、私邸の改築費を市響の予算から出せないかと要求したりしたと。
 ……このていどの「特別待遇」は韓国では普通のことだと思うのですが。
 「特別待遇」って要するに、チョン・ミョンフンのコネで就職先を紹介してもらったってことなのですよね。
 韓国ではとてつもなくよくあるパターン。科挙に合格した人間にたかる親戚というのは伝統芸能みたいなもんですよ。
 別に不自然なことでもないと思うんだけどなぁ……。
 ちなみにこのチョン監督、幼少時にアメリカに渡って帰化しています。

 で、4番目の記事が最新のもの。
 パク代表が提起していたその特別待遇疑惑がほぼすべて事実だったという発表があったと。
 韓国の権力争いにありがちな「双方ともデタラメだった」というオチでした。
 日本だとこういうパターンでは最初に吊し上げられたほうがいいわけとして「いや、あいつが悪いんだよ」って言うけども内容はデタラメ、というようなことが多いのですが。
 韓国ではそのパターンは通用しないのです。

 要するにソウル市響という名の猿山で指揮者と代表、ふたりのボス猿争いが行われていたのが暴露されたというだけだったのですね。
 でも、パク代表は暴言で辞任。
 チョン・ミョンフンはこの事実が監査官から発表される前に契約1年延長を勝ち取って、このボス猿争いは指揮者側の勝利。ここからも、「韓国的」にはこの特別待遇が普通のことであるって感覚なんじゃないでしょうかね。

 暴言を告発されなかったら、この特別待遇はそのままスルーされていたんじゃないかって思います。
 告発のどさくさに紛れて、自爆テロに巻きこまれたみたいな感じですわ。

西遊妖猿伝 西域篇(1)
諸星大二郎
講談社
2014-07-25

ナッツリターン:マニュアルには「ナッツの袋は開けない」と書いてあった

ナッツリターン~国際的恥さらしに韓国中が怒り(日経ビジネスオンライン)

 ちょっと前のコラムですが、わりと日本では知らされていない事実があったのでご紹介します。

 大韓航空側は「前副社長が指摘したにもかかわらず、乗務員がマニュアル通りにせず嘘をついた」「乗務員が飛行機から降りたのは機長の判断だ」と釈明する謝罪文を発表した。だが、韓国メディアは大韓航空側の主張とは全く違う内容の目撃談を報道した。

 事件当日、オーナーの長女が乗るというので客室乗務員は全てベテランに代えられた。乗務員は、マカデミアナッツを食べるかどうか、袋に入ったまま乗客らに見せて回った。これはマニュアル通りの対応だ。乗 客が「食べる」と答えたら皿に盛りつける。答えを聞いてから皿に盛りつけるのは、ナッツアレルギーがある人もいるからだ。それを知らずチョ・ヒョンア氏は 袋に入ったままナッツを出したと怒り、機内で騒ぎを起こした。同氏は、「乗務員はマニュアル通りにした」と説明し乗務員をかばった事務長(パーサー)を飛 行機から降ろした。
(引用ここまで・太字引用者)

 そもそもがマニュアル規定違反じゃなかったっていう。
 そりゃあ、パーサーがタブレットPCを操作してもマニュアル違反だっていう部分も出てきませんわ。
 ……あ、いや。それもちょっと違うな。

 ナッツ姫こと大韓航空前副社長が機内で「マニュアル違反だ!」って言ったのなら、それはもうその時点でマニュアル違反なのですよ。
 大韓航空も当初、「サービスを徹底させるという精神がやったことに過ぎない」ってリリースを出していましたよね。
 つまり、マニュアル違反なのです。

 ほら、よく韓国人は「日本人はマニュアル人間だ。マニュアルに人間が従うべきではない」みたいな話をするじゃないですか。
 ちょっと頭がアレな聯合ニュース東京支社長なんかもそう言っていましたし、ソンウ・ジョンも来日当初はそんなことを言っていました
 ソンウ・ジョンの帰国と入れ替わりにやってきた朝鮮日報の東京特派員なんかは「日本はマニュアル社会だから条約を守るのだ」とか、もう一般的な先進国社会では通用しない話を大上段でしてくれました。

 杓子定規にマニュアルを守るのではなく、人間にあったようにしてマニュアルを運用すべきだという話をいつもしています。
 まあ、そんな臨機応変なマニュアル運用で起きたのがセウォル号事故だったのは記憶に新しいところ。

 この場合もそう。
 マニュアルを杓子定規に守っていては、韓国のように柔軟性に富んだダイナミックな社会は構成できないのですよ。
 ましてやナッツ姫は韓進財閥の3世ですよ?
 そんな人が規定違反だというのであれば違反に決まっています。
 大韓航空がプレスリリースでそうやって言っているのですから、間違いありませんわ。

 なるほど、こんなところからも韓国のダイナミズムにあふれたマニュアルの運用方法が理解できるとは。
 マニュアル社会に住んでいる日本人にはちょっとなに言ってんだか意味分かんないんですが。
 きっとこれで正しいのでしょうね。韓国社会的には。

LGとサムスンの洗濯機大戦勃発! 「LG社長が店頭製品を壊した」とサムスンが告発

LG社長が洗濯機を壊した? サムスンが捜査依頼(JBPress)
サムスンとLG 洗濯機破損めぐる対立が泥沼化(聯合ニュース)
LG社長「サムスン洗濯機破壊」で出国禁止に(朝鮮日報)

 対立の発端は9月に起きた。ベルリンで開催された欧州最大の家電見本市「IFA」の期間中に、現地の家電量販店「ザトゥーン」の2店舗に展示されていたサムスン電子の洗濯機が破損しているのが見つかり、同社はLG電子の趙成珍(チョ・ソンジン)社長や洗濯機担当の役員らについて業務妨害、財物損壊、名誉毀損(きそん)の疑いがあるとして中央地検に捜査を依頼した。

 サムスン電子は当時、韓国メーカー(LG電子)の社長が洗濯機のドアの連結部を故意に壊している場面をとらえた防犯カメラの映像を確保したと主張した。

 サムスン電子の主張に対し、LG電子は「海外出張時に、競合他社の製品や使用環境を見て回るのはどのメーカーでも行っている。特定企業の製品を壊し、イメージをダウンさせる意図があったのなら、わざわざ役員が直接そのような行為を行わない」と反論した。

 また、今月12日には証拠偽造、名誉毀損などの容疑でサムスン電子の役員ら3人を同地検に告訴した。

 LG電子は「サムスン電子がメディアに提供した映像にはサムスン電子の社員と推定される人物が洗濯機に何度も衝撃を加える場面が写っている。その洗濯機が、サムスン電子が証拠として提出した洗濯機と同じかどうか確認することは難しい」と主張した。

 LG側は「万一、同じ洗濯機ならば、証拠物として提出される前に壊されたことになり、証拠偽造に該当する。偽造した証拠物を使ってLGの名誉を損ねたため、出版物による名誉毀損にも該当する」と説明した。
(引用ここまで)

 LG電子の人間がドイツで店頭展示品のサムスン電子製の洗濯機を破壊したというお話。
 それも社員がではなく、LG電子の社長が陣頭指揮を執って自ら破壊したのではないかという疑惑。
 もともとは9月に起きた話なのですが(JBPressの記事参照)。

 で、サムスン電子側の告訴でLG電子の社長は検察への出頭を求められたのですが、それを何度も断ったということで出国禁止処分。
 それも来年早々にCESインターナショナルがあるのに、それにもろ被りの形で。
 LG側は社長がCESに出席できないとなれば、完全にメンツを潰される形になりますね。

 で、店頭展示品の洗濯機破壊の件ですが。
 普通であれば「いくらなんでも、そこまでやる人間はいないだろ。しかも社長自ら」で終わるのですけども。
 なにしろ国会議員がベルリンまで赴いて器物破損をやって、それを武勇伝のように語っている国ですから。

 普通にありえる……というより、社長自ら率先してやるだろうなぁ。それも「さあ、行くぞ!」くらいの勢いで。



韓国人には一騎当千の優れた遺伝子が存在する。リトルリーグW杯で優勝したし!

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【コラム】リトルリーグ世界一と韓国人の遺伝子(朝鮮日報)

>  韓国人の身体には間違いなく「一騎当千」の遺伝子が存在する。その遺伝子の能力は、一見圧倒的に不利な状況のときに一層発揮される。先日のリトルリー グ・ワールドシリーズで優勝した韓国代表を通じてその事実をあらためて確認した。この夏に映画『鳴梁(ミョンリャン)』を見た時も同じように感じた。

 今大会の準決勝で韓国に敗れた日本には、全国におよそ2000のリトルリーグ・チームがあるが、韓国には158チームしかない。野球の底辺だけを見る と、韓国代表が勝つのは難しい状況だった。ところが韓国代表は日本を破り、その次は日本の10倍、つまり2万のチームを擁する米国にも勝った。スポーツと 戦争を単純に比較することはできないが、今大会で韓国代表は映画『鳴梁』で描かれた海戦以上の偉大な結果を残した。わずか12隻の船で133隻の倭軍を 破った鳴梁海戦は、1対11で戦って勝った大勝利だった。リトルリーグの決勝ではチーム数で158対2万という圧倒的に不利な状況で勝ったのだが、これは 1対126に相当する戦いだったのだ。 (中略)

 歴史を振り返っても、精神力を強調し過ぎて判断を誤り、悲劇を招いたことがよくあった。日本がかつて太平洋戦争で「1億人の日本人全員が玉砕を覚悟して 戦力の劣勢を跳ね返せば、米国に勝つことができる」として国民を欺いたのがその典型例だ。慶応大学の片山杜秀教授は著書『未完のファシズム―「持たざる 国」日本の運命』の中で、玉砕について「全滅を美化する一種の狂気であり、旧時代的な精神主義」と説明し、歪曲(わいきょく)された精神力の礼賛に警鐘を 鳴らした。

 われわれの体内に流れる遺伝子には、精神力ばかりをやたら前面に出す無謀で愚かなものはない。「必死則生」の覚悟を持つときも、また楽しみながら試合に 臨むときも、大切なことは合理的な判断と徹底した準備だ。その価値をあらためて知らしめてくれたという点で、今回の優勝は一層価値あるものといえるだろ う。
(引用ここまで)
嫌日流最終ページ

 そんな世界一になれる一騎当千の遺伝子があるんだったら、セウォル号事故の時に発現させて300人ほどさっさか助けたらよかったのにね。

 たかだかリトルリーグで世界一になったから一騎当千の遺伝子とか、もうね。
 じゃあ、リトルリーグで世界一に17回なっている台湾はどうなんだって話だわな。

 韓国人にとっては「ウリミンジョク(我が民族)が優秀であることは当たり前」なのですよね。
 少なくとも日本人よりも優秀であることは太陽が東から出ることよりも当たり前。
 こうやって世界一とかになれば「これこそが民族の優秀性の証!」ってなるわけです。

 「もらえるのであればもらってもいい」みたいに言っているノーベル文学賞なのに、その発表時期になると、雲霞のごとくに『候補者』の自宅に集まるという年中行事も「本来であれば優秀な韓国民族がもらえているはずだ」という思い込みがあるからなのですよね。

 なにが危険って、こんな風な「民族の遺伝子が優秀」とかいう考えかたは相当に危険。
 まんま優性学的な考えかたに陥るからなのですが。
 こういう考えに陥っている人間はその危険性を危ぶむよりも、むしろ優生学の危険さそのものに魅惑されているので気がつけないのですよ。

 でも、それがなかったら韓国人ではないのですけどね。
 で、その「理想の韓国人」と「現実の韓国人」のあまりの格差に愕然となるというパターンが、楽韓Web的にはごちそうなのです(笑)。

一騎当千 18巻 (ガムコミックス)
塩崎 雄二
ワニブックス
2012-08-01