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カテゴリ:自動車関連の記事一覧

経済低迷するロシア市場でシェアを増すヒュンダイ・キア……デジャヴュ?

現代・起亜自動車 低迷するロシア市場で好調維持(聯合ニュース)
> ロシア進出企業でつくる欧州ビジネス協会(AEB)によると、ロシア内の9月の新車発売台数は24万6895台となり、前年同月比で5%減少したが、韓国 勢は好調だった。起亜自動車の販売台数は9%増の1万8004台となり、メーカー・ブランド別売り上げランキング3位を維持した。現代自動車は13%増の 1万7171台で4位を守った。双竜自動車は21%増の3288台で19位となった。

 現代自動車と起亜自動車の市場シェアはそれぞれ7.0%と7.3%を記録し、合計で14.3%となった。1~9月のシェアは13.8%。フォルクスワーゲン(VW、10.9%)、ゼネラル・モーターズ(GM、9.2%)、トヨタ自動車(6.2%)を上回っている。

 9月の販売台数首位はアフトワズの「ラーダ」ブランドで、20%減の4万11台だった。次いで、ルノー(1万7254台)、起亜、現代、シボレー(1万6071台)の順だった。
(引用ここまで)

 アメリカでも経済状況が悪い時には情勢がよく、景気回復基調になってからは悪化したヒュンダイ・キア。
 景気悪化の続くヨーロッパではシェア拡大が続いています。過去エントリ参照。

ヒュンダイ自動車:景気回復基調のアメリカでシェア下降、景気停滞の欧州でシェア上昇

 ロシアでもまったく同じ状況。
 まだヨーロッパもロシアでも景気回復局面には入っていないので、シェアが落ちるかどうか分かりませんが。
 でも、貧しい人が増えるとヒュンダイ・キアのシェアが増すというのは確実にある傾向といえそうですね。
 ブランド力としてはあまりいい話ではないですけども。
 まあ……これも実績、というヤツですかね。

韓国の交通事故死亡率がOECDで1位に。その飛躍の原因とは?

韓国の交通事故死亡率世界1位、不名誉の原因は…(1) - (中央日報)

 ちょうど10年前はOECDで2位だったのですが、力強い雄飛によってついに1位を達成しました。
 この記事では「歩行者の生活道路がせますぎるから~」という解説がされていますが、事情としては日本も大差ないのですよね。

 原因は朝鮮日報で大特集されている「韓国人はかっとする」ってヤツですよ。
 路線バスの運転ひとつ見れば、韓国での運転状況っていうものがどういうものか理解できます。
 韓国人の性格そのものをどうにかしないと、改善は無理不可能。
 というわけで現実的には手立てなしです。

 実は最大の問題は飲酒運転ではないかと考えています。
 これは統計が出ていないのでなんともいえないのですが、実際の数字が出たら日本人がのけぞるくらいの結果になると思います。



もはや現代の両班と化したヒュンダイ自動車の労働者、労働生産性は半分で賃金は倍?

生産性が全く伸びない現代自の韓国工場(朝鮮日報)
現代自の平均賃金、8年間で倍増(朝鮮日報)

> 最も代表的な指標に「組み立て生産性(HPV)」がある。自動車1台を生産するのにかかる平均時間のことだ。この数値が低いほど優秀な工場とい うことになる。統計を見ると、韓国国内にある現代自の工場は1台当たりの投入時間(2011年基準)が31.3時間で、最も高い数値を示している。これに 対し、現代自アラバマ工場は14.6時間、現代自北京工場は19.5時間にすぎない。(中略)

 生産性が低いと、売り上げに占める人件費の割合が高くなってしまう。全世界の自動車メーカーの中でも、現代自は売り上げに占める人件費の割合が最高水準 になっている。韓国国内にある現代自の工場は、昨年43兆1624億ウォン(現在のレートで約3兆9219億円)の売り上げを記録した。一方、総給与は5 兆6440億ウォン(約5128億円)で、売り上げの13.1%に達している。世界的ライバルのトヨタが8%前後だということを考えると、かなり高い数字 だ。
(引用ここまで)

> 現代自労働者の年間所得は、04年の4900万ウォン(約445万円)から12年には9400万ウォン(約854万円)となり、8年間で2倍近く増えている。こうした傾向が続く場合、平均賃金は間もなく1億ウォン(約908万円)に迫る見込みだ。
(引用ここまで)

 生産性はアメリカ工場の半分。
 でも給料は日本人以上。
 これはすごい。

 ほとんどキセルをくゆらせる(両班の動きの代名詞)ように働いているだけで年収850万円。
 まさに現代の両班ですわ。
 ワールドカップが見たいから休ませろといい、さらにその間の給料は保証しろという(これはキア労組ですが)。

 正規労働者のピンハネした給料は他から持ってくるしかないのですよね。ヒュンダイが魔法のポケットを持っているわけでもないので。
 それは非正規労働者であったり、海外の労働者だったりするのですが。
 まあ、労組にとっては労組に属していない輩は人間ですらないので、そうは扱わないでしょう。
 ちなみにこの間の「ホワイトハウスさん、なんとかして!」って叫んだヒュンダイ自動車の労働争議は「非正規雇用をなくせという判決を遵守しろ」というものだったそうで。

 労働者側もこのおいしい果実を手放すまいと、正規労働者の立場を世襲させようというような「努力」をしているのですけどね。
 本当に両班ですわな……。

韓国両班騒動記 “血統主義”が巻き起こす悲喜劇/尹学準
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ヒュンダイ自動車労組のストによる損失金額、8月までで過去最高額を突破

現代自 ストなどによる今年の損失額が過去最高(朝鮮日報)
> 現代自動車は25日、今年の労働組合のストライキと週末特別勤務・残業の拒否による損失額が2兆203億ウォン(約1789億円)に達したと明らかにした。1年間の損失額としては過去最高となる。

 労組は会社側との賃金交渉で合意できず、20、21日の午後1時半と同5時半からそれぞれ2時間、23日は4時間の部分ストを実施した。残業は拒否し、24日には週末特別勤務を中断した。

 会社側は計1万5625台を生産できず、3203億ウォンの損失が出たと推計している。

 労組は3~5月も12週間にわたり週末特別勤務を拒否し、8万3000台が生産できず、1兆7000億ウォンの損失が発生した。

 強硬派とされる現労組の執行部は昨年も約10回のストを行い、1兆7048億ウォンの損失を出した。

 現代自は1987年に労組が設立されて以来、ストを390日実施し、120万4458台が生産できず、13兆3730億ウォンの損失を記録したと推計した。
(引用ここまで)

 ふむ。
 労働組合が設立されて26年。
 そのうち390日をストに費やしている。390日≒1年1ヶ月。
 まあ、正確な設立年月日は分かりませんが、ざっと24日につき1日、年に15日はストをしている計算になりますか。
 フルストライキではなく部分ストも多いようなのですが、どっちにしてもこれじゃあ海外移転が進んでも文句は言えませんわな。

 去年だったか、ありとあらゆる自動車会社の中でヒュンダイ・キアの海外生産比率が高くなったっていう報道がありましたが、その理由も推して知るべし。
 韓国国内で生み出せていたかもしれない富をわざわざ海外に持っていくんですから、残念な人たちですよね。
 ま、ヒュンダイ自動車の労働者本人たちは一時金やら何やらで、韓国では中流を超えた年収があるので痛くもかゆくもないのでしょうが。
 貴族が戯れにやるストみたいな受け取られかたで、韓国国内ではブーイングがすごいようですけどね。

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ヒュンダイ自動車:景気回復基調のアメリカでシェア下降、景気停滞の欧州でシェア上昇

現代・起亜自、米国でシェア8.2%に低下(朝鮮日報)
> 現代自動車と傘下の起亜自動車が、昨年下半期から続く米国市場での販売不振を脱却できずにいる。

 現代・起亜自動車は3日、先月の米国での販売台数が前年同月比0.4%増加したと発表した。米国市場全体の6月販売が9.1%増え、ゼネラルモーターズ(GM)、フォード、トヨタ自動車など上位のメーカーが2桁に近い販売増加率を記録したのと比べると、低調な実績だ。

 現代・起亜自の先月の合計販売台数は11万5543台で、米国市場で6位につけた。シェアは8.2%で前年同月(9.0%)に比べ低下した。
(引用ここまで)

 なんか、ちょっとしたデジャヴュに襲われたのでちょっとチェックしてみました。

 ・5月のヒュンダイ欧州新車販売、0.4%増…2か月連続で増加(レスポンス)

 うん、ちょっと違った。
 欧州では売り上げ、シェアともに上昇中。
 アメリカでは売り上げが微増、シェアが減少。

 もっとしっかりというのであれば、こういうことですね。

 景気減退が続く欧州ではシェアが上昇中。
 景気回復基調へと移行しつつあるアメリカではシェア下降中。

 グレートリセッション直後のアメリカでヒュンダイ自動車は大いにシェアを上昇させたことがありました。
 つまり、景気後退時にはシェアを拡大させることができるというタイプの企業であるというわけです。
 なぜそんなことになるのかは……解説が必要ですかね?

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起亜自動車の非正規工が「非正規雇用をやめろ!」と労働争議中に焼身自殺を図る

起亜自労組幹部、工場内で体に火を放つ(朝鮮日報)
韓国:起亜車非正規職、「正規職化」を要求して焼身(レイバーネット)

 以前から書いているように、韓国では「正規職」と「非正規職」の乖離が激しく……あ、こう書くと「日本だってそうだろ」って話になりがちなのですが。
 韓国のそれはもうなんというか乖離というか、差別に近いものがあります。
 両班と白丁くらいの差があります。分かりにくいか。

 非正規職に就くくらいなら就職しないほうがマシっていうくらいのものです。
 なもんで、韓国の就職率というのは上がらなかったりするわけですが。

 んで、この所行がなんらかの影響力を持つかというと、持たないでしょうね。
 こういう労働争議の中での自殺っていうのは、韓国では「ああ、またか……」くらいなもので、それほどの驚きを持って迎えられないのです。
 今回は実際に死んでもいないので。
 朝鮮日報の記事にある最後の――

> 起亜自は最近、長期勤続者の子どもを採用する際に加算点を付与するという内容の労使協定を締結し「世襲採用だ」として論議を呼んでいた。
(引用ここまで)

 ここを引用したいというのもあってピックアップしました。
 この世襲制は最近ではなくて確か2010年頃だったと思いますが。

アメリカでも韓国でも韓国車の販売台数が減少へ

カテゴリ:自動車関連 コメント:(12)
米の新車販売 大型車好調で高水準(NHK)
韓国の自動車メーカー5社、3月も販売減(朝鮮日報)
現代・起亜自動車 米で190万台リコールへ=AP(聯合ニュース)
>一方、これまで低価格などを武器に販売を伸ばしてきた韓国メーカーは、▽ヒョンデ自動車が2%のマイナスとなったほか、▽キア自動車も14.6%の大幅なマイナスとなるなど、アメリカのメーカーとは対照的な結果となり、明暗が分かれる形となりました。
(引用ここまで)

> 韓国の自動車メーカー5社の3月の国内販売台数は、前年同月比1.6%減の11万8217台で、2カ月連続のマイナスだった。

  現代自動車はセダン部門でエクウスを除く全モデルの販売が前年同月を下回り、不振が目立ったが、スポーツタイプ多目的車(SUV)のサンタフェは販売が4 倍以上増え、国内販売台数は0.1%増と伸びを確保した。起亜自動車は軽自動車のモーニングとデザインを変更したK7を除く大半の車種で販売が不振とな り、販売台数は6.1%減少した。大型セダンK9は520台の販売にとどまった。

 韓国GMとルノーサムスンの国内販売台数もそれぞれ4.2%、0.4%減少した。双竜自動車だけが30.1%増と善戦した。
(引用ここまで)

 北米でも大幅な販売台数減。
 韓国国内でも販売台数減。
 ついでにアメリカで190万台規模のリコール。
 踏んだり蹴ったりとはこのことですか。

 北米に関しては完全に燃費捏造の影響ですね。
 韓国マスコミでは「燃費改ざんの影響などない、ヒュンダイは確固たるブランドを築きあげたから」ということになっていたのですが。
 ま、そんなわけないのですよね。

 燃費捏造というのは消費者のポケットから小銭を盗むのと同じことなのですから。
 リーマンショック以降の景気縮小時には安い割にはいいということで拡大路線だったのですが、アメリカの景気が回復基調に向かいつつあるということで、ヒュンダイが苦戦しても当然だとは思いますね。

日本人だけが知らない 世界から絶賛される日本人日本人だけが知らない 世界から絶賛される日本人 [単行本]
著者:黄 文雄
出版:徳間書店
(2011-12-28)
 

アメリカの若者が好む車は日本車からヒュンダイ・キアに!

米国の若者が好む車 日本車から米国・韓国車へ(朝鮮日報)
>米国の若者が好む自動車ブランドが日本車から米国車と韓国車へ移行する傾向があると、米紙ワシントン・ポストが24日報じた。

 自動車専門の米調査会社エドモンズ・ドット・コムによると、2008年に自動車を購入した24~34歳の消費者のうち、50.6%がトヨタ自動車やホンダ、日産自動車など日本車を選んだが、昨年はその割合が42.9%に低下した。

 これに対し、クライスラーとフォード、ゼネラル・モーターズ(GM)の米大手3社(ビッグスリー)の合計は、35.4%から36.8%に小幅上昇した。若者層の購入予算の減少を受け、若者層の趣向に合わせた小型車を相次ぎ発売したことが奏功したと分析される。

 また、韓国の現代自動車と起亜自動車の場合、2008年の合計は5%程度にとどまっていたが、昨年は約10%と大きく伸びた。消費者が日本車から韓国車に流れたことが分かる。

 ワシントン・ポストは「特にこの4年間、シェアの面で最大の勝者は韓国車メーカー」と評価した。さらに専門家らの話として、現代自「ベロスター」や起亜自「ソウル」など若者向けモデルが人気を集めており、2社による新社会人へのローン条件緩和もシェア拡大につながったと伝えた。
(引用ここまで・太字引用者)

 2008年と2012年の比較。
 若干、微妙に恣意的……かなぁ。
 でもまぁ、太字部分の段落の翻訳に比べたらどってことはないですね。

 大本のワシントンポストの記事ではこうです。

>According to Edmunds.com's Jessica Caldwell, that's not only because of youth-oriented rides like the Hyundai Veloster and Kia Soul, it's also because the twin brands have loosened credit restrictions for younger buyers, who might not have the long work history needed to secure loans elsewhere.
(引用ここまで)

 ざくっと翻訳してみましょう。

『専門家は「若者がヒュンダイヴェロスターやキアソウルのような車に乗るのはそれらへの志向性があるというだけではなく、このふたつのブランドは若者向け のゆるい審査のローン会社を持っており、通常は他の会社の厳格なローン申請資格として必要な職歴がない若者でも買うことができるからだ」としている』

 ――というのが実際の ところかな。
 相変わらずシンデレラな感じのことをやっているのですね(笑)。

ワーキングプア 解決への道(ポプラ文庫)ワーキングプア 解決への道(ポプラ文庫) [文庫]
著者:NHKスペシャル『ワーキングプア』取材班
出版: ポプラ社
(2010-02-05)