現代と起亜、燃費を過大表示 北米販売に影響も(日経新聞)> EPAは2000年から同様の調査を始めたが、発覚は過去2件にとどまり「同じメーカーの大量の車で非常に(数値が)逸脱するのは初めて」と指摘した。
現代自は原因について、韓国で行った自社試験でミスがあったと主張。米国現代自のクラフチック社長は2日、「誠に申し訳ない」との声明を出した。AP通信によると、現代自幹部は「故意ではない」と組織ぐるみの改ざんを否定した。
だが、改ざんを疑う声も多い。米国では「1ガロン40マイル」の燃費性能がエコカーの基準。今回の対象13車種のうち6車種が、最大燃費をちょうど1ガロン40マイルとしており、燃費の良さを訴えるため意図的に数値を水増ししていたと受け止めやすい。
現代自は技術力で日米大手に匹敵することを示すため、米国では燃費性能に重きを置いた広告を打ってきた。問題発覚を受け、過去に遡り、顧客に過大表示分
や走行距離などから算出した金額に15%上乗せし、補償することを決めた。ただ、納得しない顧客による大規模な訴訟に発展する可能性もある。
(引用ここまで)
一番わかりやすい記事が日経にあったのでピックアップします。
エコカーとして受け入れられる基準である40MPG(マイル/ガロン)を、6車種で詐称するというのは明白に「組織ぐるみ」での燃費偽装ではないかと思われて当然。
日米の自動車メーカーの同クラスよりも車体価格は安いけれども、10年保証がついててかつ、燃費性能も高い。
そんなブランドイメージで売ってきたヒュンダイ自動車ですが、今回の件で上書きされるのは「燃費偽装メーカー」となるでしょう。
けっこう大きな「事件」として北米で報道されています。
たとえばUSA TODAY紙のDrive Onではこう。
・
Drive On: Hyundai, Kia bury bad news on mpg reductions(USA TODAY)
>この3年間に渡って販売した車の1/3にも渡って燃費偽装をしてきたにも関わらず、彼らはオーナーに対して賠償があることを知らしめていない。サイトのより深い場所に行かなければ情報を得ることができないのだ。
ヒュンダイは傲慢さがはち切れんばかりに自社サイトで『我々は消費者の味方』と自らを位置づけている。EPAの調査があったにも関わらず、だ。サイトに「ヒュン
ダイのオーナーの皆様、我々はあなたの後ろにいます」とあるタブはオーナーに困惑を生じさせる。「燃費調整についてさらなる情報はこちら」と小さなヘッド
ラインがある。……調整? 彼らは縮小したのだ。
(引用ここまで)
最後の「縮小」はreducedで、この単語には「落ちぶれる」というような意味もあったりします。おそらくダブルミーニングではないかと。
んで、全般に渡ってかなり怒りがあふれているのが分かります。
この他の事件を知らせる記事以外の社説、コラムでは「ミスなわけないだろ」という論調にあふれていますね。
ヒュンダイ側はあくまでも「手続き上の問題」「計測上のミス」で済ませようとしているのですが、それはちょっと無理だろうなぁ……。