韓日両国の防衛協力に暗雲が漂っている。韓国空軍の特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」の独島(ドクト、日本名・竹島)飛行を理由に日本が中間給油支援を見送ると、次は韓国海軍が今月予定されていた海上自衛隊との共同捜索・救助訓練を保留すると通知した。独島問題をきっかけに韓日防衛協力事業が相次いで見送られ、両国関係の改善の流れに支障が生じるのではという懸念の声が出ている。 (中略)
当初、韓日両国は初めて自衛隊基地でのブラックイーグルス中間給油支援を約束した。しかし日本政府内で10月下旬ごろ独島上空を通過した韓国空軍機を分析した結果、ブラックイーグルスが含まれているという事実を問題にし、給油中断を決定した。
中断決定時点も微妙だった。慶州(キョンジュ)で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会談を契機に韓日首脳の初の対面会談が行われる直前に給油支援の中止が通知された。高市早苗首相は給油を支援するべきとの意見を出したが、日本政府内で高市首相を支持する保守層を考慮して中断するべきとの声が高まっという。最初の対面会談で李在明(イ・ジェミョン)大統領と高市首相が「韓日首脳のリーダーシップで懸案をうまく管理しよう」と述べたが、これとは異なる決定が下されたのだ。実際、防衛省のある幹部はブラックイーグルス給油支援中止に関し、朝日新聞に「中止しなければ竹島は韓国の領土という主張を受け入れたと見るかもしれない」として中止決定の背景を説明した。
(引用ここまで)
既報ではありますが、海上自衛隊と韓国海軍による捜索・救難共同訓練について、韓国側から「月内開催を見送る」と伝えてきたとのこと。
自衛隊音楽まつりへの韓国軍派遣中止に続いた形になりますね。
月内開催を見送る、としてますが、これは無期限に延期でしょう。
というか実質的には中止。
今回、火器管制レーダー以来止まっていた捜索・救難共同訓練をひとつの試金石にしようとしていた、とのことです。
……失敗ですね。
そもそもの出来事も「友好のために(台湾でできなくなった)給油を沖縄する」って話だったのに、その部隊が竹島上空でアクロバット飛行していたことがバレたから、ですし。
台湾で給油できなくなった……というか韓国がしなくなったのも中国ににらまれたから。
なんというか、二重にも三重にもどうしようもない感が漂っている。
基本、イ・ジェミョン政権には知日派がいません。
なにをどうすればいいのか、なにをやったらダメなのか。さっぱり分かっていない。
まあ……イ・ジェミョン政権の外交がちょっとまともそうに見えていたのは、全方面で一歩引いていたからであって本気を出せばこんなもんですよ。
昨日の「領土・主権展示館を即時閉鎖せよ!」「佐渡金山追悼式を韓国の言いなりになって開催しろ!!」「平和憲法改正を許さない!!!」って語ってたウ・ウォンシク国会議長も同様ですね。
それを言ったら日本側がどうリアクションするのかを理解していない。
今回は国会議長にネームバリューがなにもないので盛りあがっていませんが。
基本、韓国人の持つ対日外交方針ってこのレベルなのです。
そりゃ観念だけで「日韓協力」くらいならいくらでも言えますが、実際の行動に出たら問題しかないってことになるわけですよ。
そんな話をちょっと前にnoteでしましたね。
具体的な行動に出た結果が今回の「給油中止」「共同訓練中止」ってことなのですよ。
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