昨年12月3日夜、韓国第20代大統領・尹錫悦(ユンソンニョル)が緊急談話で45年ぶりに非常戒厳を宣布した。市民たちは直ちに立ち上がった。私が教えている学生や同僚研究者たちは、何が起きているのかにわかに理解できない様子だった。説明をすると必ず次のような反応が返ってきた。「日本ではあり得ないことですね……」 (中略)
韓国の権威主義を象徴している朴正熙(パクチョンヒ)元大統領(1917~79)が帝国日本の体制下で満州国陸軍軍官学校を首席で卒業し、関東軍の将校として務めた歴史的な事実を想起すると、ただのひとごとではなくなる。しかも朴正熙が独裁色を強めた政権後期の「維新体制」を思想面から支えようとした哲学者朴鍾鴻(パクチョンホン)(1903~76)が、戦前日本哲学の有力な潮流だった京都学派にその根をもっていたとすればどうか。 (中略)
ハプニングで終わったとはいえ、再び戒厳が現実となり、市民たちは直ちに立ち上がった。否定をめぐる闘争は絶え間なく続く。日本では「あり得ない」ことかもしれないが、日本と関係のない話ではない。歴史がそれを物語っている。
(引用ここまで)
朝日新聞に奇妙なコラムが掲載されていました。
要旨はこんな感じかな。
・「日本で今回の韓国における戒厳令騒ぎを解説することがある」
・「多くの日本人が『日本ではあり得ない』と反応する」
・「だが、今回の戒厳令騒ぎの源流には日本の京都学派があるのだ」
・「戒厳令騒ぎが日本と関係のない話ではない。歴史が物語っている」
ふむ。
もういい加減、独り立ちしてもらえませんかね?
今年、戦後80年です。
韓国の建国から77年になります。
もうそろそろ、なんでも「日本のせい」って言い出すのやめたら?
今回の記事でも同様なんですが、源流が京都学派にあろうとなかろうと。
それを選択したのは韓国人であり、主体が韓国人であることを認めなさいよ。
もう「日帝36年」とかいう便利なツールに頼るのやめて、自分のことは自分の責任でやったほうがいいと思うよ?
なんかっていえば「日本が悪い」で思考停止してきたからこうした事態にもまともに対応できていない。
国民は男女、老若、地域、学歴、貧富といったあらゆるパラメータで分断されているのに、その統合に「反日」を便利に使ってきた。
そのツケを払っているのが現状ですからね?
今回の戒厳令騒ぎの源流が日本にあるとする指摘が実際であっても、もう日本関係ないんだよ。
その思想を選択したのが韓国人で、引き継いできたのも韓国人なんだから。
自分たちが一人前の国民国家じゃないのは日本のせいだ、みたいな言い様はもう卒業して独り歩きしてもらえませんかね。
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