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カテゴリ:日韓関係の記事一覧

韓国メディア「ノージャパンは終わった」「日本は敵対国だとする回答は約50%から36.1%に減った」……減ってそれじゃあなぁ

カテゴリ:日韓関係 コメント:(69)
日本製品の不買運動終了? 大挙して訪日する韓国人観光客(聯合ニュース)
2019年の日本による対韓輸出規制をきっかけに韓国で起きた日本製品不買運動の参加者が減り、韓国人観光客が大挙して日本を訪れている。

 韓国の世論調査会社、エムブレイントレンドモニターが5日公表した調査結果によると、成人約1000人を対象に昨年12月に実施した調査で「文化・歴史的に日本から受けた被害を忘れてはならない」と答えた人は回答者の71.0%で、2020年12月の80.3%に比べ減少した。
 「日本のことを考えるだけで腹が立つ」は同期間に55.0%から38.4%に、「日本は敵対国だ」は49.9%から36.1%にそれぞれ減った。

 日本製品の不買運動に関する質問でも、日本に対する敵対感情が和らいでいることが分かる。

 「不買運動をしたことがある」と答えた人は20年の調査では71.8%に達したが、昨年は60.0%にとどまった。 (中略)

 また今後の日本旅行に関する質問では、「日本が嫌いでも日本旅行には行く」と答えた人が20年の28.2%から昨年は45.5%に増加した。
 一方、「いくら安くても日本旅行には行かない」との回答は55.7%から26.8%に急減した。
(引用ここまで)


 コロナ禍での封じこめが終わって韓国では「マスクはしなくてもいい」となり、個人消費の回復が期待されています。
 で、済州島なんかが必死になって「観光に来てくれ!」ってやっているのですね。
 ところが韓国人が向かっているのは日本だっていう。

 10〜12月の3ヶ月だけで韓国人の訪日客は約90万人。
 渋谷のスクランブル交差点でも浅草でも、明白に外国人が多くなりましたね。
 有名なラーメン屋なんかも明らかに外国人って分かる人たちが並んでいます。



 あとTHE FIRST SLAM DUNKの影響か、江ノ島線の例の踏切にも多数聖地巡礼がきているとか。

反日を放り出した韓国人が旧正月にハマるスラムダンクと江の島(JBPress)
「不買運動はできる範囲ですればいい。別に失敗ではなくて、一つでも日本製品を買わずに国産(韓国製)品を買えば、勝利じゃないか」
(引用ここまで)

 ……ですって。

 要は気分だけで堪え性もなにもない。
 まあ、以前のものに比べれば多少は長続きしたほうともいえますけどね。
 世論調査を見ても「行かない」「買わない」って言っている人もいるんでしょう。
 でも「目の前のスマホの中に日本製部品がひとつも入っていないと思う?」って話になるんだよなぁ。

 さらにいえば「スマホに入っている半導体が韓国製でも製造にミリほども日本が関わっていないっていえる?」「っていうかフラッシュメモリって日本人の発明だけど?」って話でもある。
 これ、中国製品を忌避している人、あるいは「たかが電気」とか言っている人なんかにもいえる話ですけどね。

 できないものを最初からやるっていうべきでもないし。
 一方で観光業に席を置く人はどこか一国からだけの顧客だけを頼るのは危険だと認識すべき。
 日本製品不買運動が盛んだった頃には「韓国人が日本に行かないことで安倍政権に憎悪が向かっている。地方自治体の長はハラハラしている」とか言っている韓国人もいたようですけどね(笑)。
 ま、ひとつのバスケットにたまごを詰めこまないというのは、いつでもどこでも通用するお話ではあります。

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韓国メディア「日韓関係はよくなりつつある。WBCで岸田総理とユン大統領が揃って観戦するほどに!」→嘘でした

日本政府「韓日首脳3月WBC共同観戦計画なし」(MBC・朝鮮語)
日本政府がユン・ソクヨル大統領が岸田文夫首相と共に来月東京で開かれるワールドベースボールクラシック、WBC韓日戦を共に観戦する案が検討されるという韓国メディアの報道を否定しました。

日本政府の広報担当者である松野宏和官房長官は、定例記者会見で、韓日首脳のWBC韓日前共同観戦方案に対する事実関係の確認を要請すると、「おっしゃったような計画があるという事実はない」と答えました。

これに先立ち、日刊紙は3月10日、東京ドームで開かれるWBC韓日前に合わせて、尹大統領が日本を訪問し、岸田首相と競技を観覧する案が政府レベルで検討されていると報じました。
(引用ここまで)


 岸田総理とユン大統領がWBCの東京ラウンドで行われる日韓戦を観戦する、という報道が韓国メディアからありまして。
 日韓関係が雪解けの時代を迎える、なんて文脈で報じられていました。
 報じたのは韓国日刊紙の中央日報。

 一時期は日本版にも韓国版にも掲載されていたのですが、ニュース記事自体がなくなっています。
 一応、まだ一覧でタイトルだけは見れるのでスクショぺたり。

スクリーンショット 2023-02-04 22.23.04.png

 すでにリンク先はなくなっていて、中央日報日本語版のトップにきてしまうだけ。


 報じられた当日に松野官房長官から否定されています。



 5分42秒過ぎくらいから。
 しかし、この人も華がないなぁ……。

 「そういった予定はない」とあっさり。
 というか現金化問題が解決されていない現状で、なんでそんな仲良く観戦の予定が立てられるって思っているのやら。
 一瞬でも考えれば理解できると思うのですけどね。

 日本側が韓国側のやりように大満足していれば別ですが。
 現状、そういったわけでもないようですし。
 ま、観測気球のひとつとはいえるかな。中国のアレではなく。

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「韓国でスラムダンクの観客動員が200万人を突破、日韓関係の架け橋になるのか」……いや、コンテンツにそこまでの力ないよ

韓国でも映画「スラムダンク」が大ヒット 日韓関係の架け橋となるか(Forbes)
最近、韓国でもアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」(井上雄彦監督)が旋風を巻き起こしている。公開から4週目に入っても、ずっとボックスオフィス1位を占めているからだ。現在までの観客動員数は195万人を超え、200万人を目前にしている。 (中略)

こうした現象について、日本のメディアも興味を示し「反日の風潮のなかで、なぜ?」とか「これが日韓関係を改善する架け橋になる」という論調の報道も多数見かけた。

日本側からすると、あれだけ反日を叫んでいた韓国の人たちが、今度はうって変わって日本のコンテンツに熱狂していることが理解できないのだろう。だから、これだけ日本のコンテンツを受け入れられるのであれば、反日は忘れて、これを機に日韓関係が改善すると考えるのかもしれない。だが、果たしてそうだろうか。

かつてコミックの「スラムダンク」が韓国語に翻訳された時、登場人物の名前や学校名は韓国名に入れ替わっている。つまり、日本のコンテンツとして受け入れられたというよりは、自分たちの物語として受け入れられていたのだ。 (中略)

これらがすべて日韓の架け橋になるという考えは少し楽観的かもしれないが、かつてとは異なり、あまり政治や両国の関係を気にせず、このようにエンタテインメントのコンテンツとして韓国の人たちにそのまま受け入れられるようになったことは望ましいことではある。
(引用ここまで)


 「スラムダンクで日韓友好が深まる」とかバカバカしい話をいまだにやっているし、期待している層がいる。
 ホントにバカバカしい。
 コンテンツなんてその場で消費されて終わりなんですよ。
 そしてそれでよし、なのです。

 以前、一橋大学の学生が「韓流を消費するだけではなく、日韓関係の歴史に向き合え」なんてアレな主張をしていましたが。
 そのほうがまだ主張として筋が通っている。主張そのものはアレでも。
 逆にいえば「コンテンツは消費されて終わり」ってことを知っているわけですね。

 冒頭記事の最後にある「エンタメのコンテンツを韓国の人たちにそのまま受け入れられるようになったことは望ましいことだ」なんてのは「ようやくそこに至った」レベルですしね。
 日本人からしたら「いや、おまえなに言ってんだ」ってレベルでしかないんだよなぁ。


 THE FIRST SLAM DUNKを見ながら、「萌え萌えキュン」って日本語を使ったゆるキャラを糾弾して吊すこともできるし。
 韓国ドラマを見ながら、「韓国は約束を守れ!」「仏像を返せ!」って言うこともできる。
 人間は多面的な生き物ですからね(心に棚があるともいう)。

 それと同様の話で「日韓○○万人が互いの国を旅行するから相互理解が進む」なんてのもありますかね。
 旅行して買い物して観光地を訪れて食事するってくらいですかね。
 日韓共に2泊3日くらいが普通。
 それでどんな相互理解が進むのやら。

 というか、日本人の韓国に対する解像度は10年前から圧倒的に上がっていると思いますよ?
 その解像度が上がった結果が「日本人の2/3が韓国人に親しみを感じていない」っていう世論調査なのですよ。
 そういえばそろそろ外交に関する世論調査の結果が発表される時期だなぁ。

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韓国左派紙「日本の軍事大国化は世界が認めてしまっている事実」→分かる→「そこで国際市民社会が立ち上がり軍縮を公論化するのだ」……え?

カテゴリ:日韓関係 コメント:(120)
[コラム]日本の軍事大国化をめぐる不都合な真実(ハンギョレ)
 日本が反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有と5年以内に防衛費2倍引き上げを骨子とする新たな国家安全保障戦略を採択したことを受け、韓国でも様々な声があがっている。まず尹錫悦(ユン・ソクヨル) 大統領は「頭上でミサイルが飛び交い、核が飛んでくるかもしれないのに、それを防ぐのは容易ではない」とし、これに対応するための日本の軍備増強について「誰もとやかく言えないだろう」と述べた。

 一方、韓国内の中道・革新陣営では日本の軍事大国化とこれを擁護する尹錫悦政権に対して批判の声を高めている。日本が平和憲法と専守防衛の原則を無視し、攻撃能力の保有を試みること自体が問題だという主張だ。(中略)また、日本は有事の際、韓国の同意なしに北朝鮮を攻撃できるという立場を示しているが、これは北朝鮮を領土と明示した大韓民国憲法を無視するものだという批判もある。 (中略)

 しかし、国内ではあまり取り上げられない、しかし直視しなければならない不都合な真実もある。まず、北朝鮮は国連加盟国であり159カ国と国交を結んでいる。厳密に言えば、国際法的には主権国家である。(中略)国際法的に主権国家であり、北朝鮮政策の上で認めるべき対象である北朝鮮を韓国領土だと主張し、日本の敵基地攻撃論を批判することに果たして説得力があるのかという問いは、ここから始まる。韓国も北朝鮮の核使用の兆候を把握した場合、先制攻撃を認める軍事戦略を採択しているため、なおさらそうだ。

 現実的にはさらに重要な問題もある。世界のほとんどの国は自衛力を求めており、その要となるのは抑止力であり、抑止力を強化するためには攻撃力を備えなければならないという立場だ。 (中略)

 むろん、これらは日本の軍事大国化とこれを事実上支持している尹錫悦政権の態度を擁護するためではない。韓国のリベラル勢力が朝鮮半島や韓日関係の特殊性を掲げて批判ばかりしていては、国際社会から疎外されかねないという点を指摘するためだ。さらに重要なのは、普遍的価値に基づいた新たな代案の公論化の必要性を強調するためだ。 (中略)

 このような複合危機の悪循環に注目すれば、代案の公論化も可能になる。多国間による軍拡統制と軍縮がまさにそれだ。ちょうど5月には日本の広島でG7サミットが開かれる。また、9月には新しい気候サミットの開催が推進されている。もちろん、主要国の政府が自発的に軍縮に乗り出す可能性はほとんどない。そのため、国際市民社会が乗り出さなければならない。「何が重要なのか」を問いかけ、軍縮を公論化することに力と知恵を集めなければならない。
(引用ここまで)


 韓国の左派紙、ハンギョレによるコラム。
 日本の防衛能力増強について韓国では批判の声が多いが、日本のやりようはそこまで非難できるものではないとか書いていて「あれ?」ってなったんですけどね。
 「世界の国々で自衛力の要となるのは抑止力であり、そのためには攻撃力を備えなければならないと認識している」なんて部分はちょっと驚きをもって読みました。
 現実を見ているなぁ。

 実際のところ、ハンギョレをはじめとした左派は韓国において「自主国防」を掲げているので、日本の防衛能力増強に反対しにくい立場だっていうのもあるとは思います。
 ムン・ジェイン政権で掲げられた「空母、原潜保有」なんかも自主国防のためと認識したほうがよい代物。
 その究極的な目標は在韓米軍を追い出すことなのですけどね。ここ大事なのでテストに出ます。
 「韓国左派のいう『自主国防』の最終目標は米軍追い出し」


 日本ではちょっといろいろなものが足りない人たちが「岸田内閣が(中略)『抑止力』などという怪しい言葉が〜」とか「戦争の準備をすれば、戦争になる確率が高い」とか言っていますが。



 これらのアレな人々に比べるとハンギョレのコラムはまだ現実を見ているかな、と感じます。
 「韓国国民は日本の軍事大国化に不満を抱くのは当然かもしれないが、世界はそうは見ていない」ということ自体は理解していますからね。少なくとも抑止力というものの意味と意義を把握していますし。

 すでに岸田総理はドイツを除くG7各国を訪問し、首脳会談の場で防衛能力増強について賛同を得ています。
 世界がそのように動き、かつそうした現実があることは把握しているだけまだマシ。
 ただまあ、最後は「多国間による軍拡統制と軍縮を各国の市民社会が力と知恵を集めて乗り出さなければならない」とか言ってて苦笑を禁じ得ないのですが。
 市民社会がなにかできるんだったら早めにやってほしいですね。
 いや、マジで。

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韓国人「福島からの貨物船が汚染されたバラスト水をばらまいている!」→韓国政府「調査したけど韓国の海水と同じでした」→韓国人「そんなはずはない!!!」

カテゴリ:日韓関係 コメント:(96)
タグ: 日韓関係
福島「海水」韓国で放流された… 政府「放射能数値問題ない」(JTBC・朝鮮語)
最近の5年5ヵ月間、日本の福島県周辺のバラスト水を積んで出発した貨物船が韓国の港まで入ってそのまま排出しました。
福島県を含めて千葉県、茨城県、宮城県など計6つの県から積んできた平衡水路321万トンにもなります。
政府が汚染の可能性があるといった福島県と、宮城県から来た船も37隻、約12万トンのバラスト水を流しました。 日本の船はもちろん、韓国国籍の貨物船も含まれています。

海洋水産部は2021年8月からこの二つの県から来る船は韓国の海域に入る前にバラスト水全て交換することにしました。
ただ、バラスト水を交代していなくても入港を阻止はなかったが、これまでの全数検査で韓国の海水と同レベルの放射能数値が出たと説明しました。

チェ・ギョンスク市民放射能監視センター活動家「もちろん日本政府が原発に浸透している地下水と雨水を統制しているとするが、事実はすべてを統制できないんですよ」

バラスト水を交代した船は標本を選んで調査しているが、これも全数調査と変更しなければならない必要があります。
(引用ここまで)


 福島近隣から入港する貨物船のバラスト水が問題だ、と韓国ではされていまして。
 去年の10月にも同様に問題だとして報道されています
 具体的になにが問題なのかは一切語られることなく、ただただ「問題」だ、と。

 韓国政府は「韓国に入港する前にバラスト水を交換しろ」と言い出しているのですが。
 それを守らない船もある。
 そうした船に対しても入港拒否はしていないが、全数調査をしているとのこと。
 で、その結果は「韓国の海水と変わらないレベルのものだった」と。


 単純に無駄なことを延々とやっているだけなんですよね。
 韓国では「福島近隣の海水は汚染されているし、土壌も汚染されている」というのが大前提なのです。
 以前、韓国の国会議員が福島第一原発から同心円状に汚染が広がっているとする地図を公開して、ミリほどでも科学を知っている人間からは嘲笑されていました。



 曰く「福島、埼玉、新国立競技場といった日本のオリンピック会場はどこも土壌汚染がひどく、まともなら『即座に避難』すべきレベルだ」って話だったのですが。
 これを信じこんでいる連中が少なからず存在しているのです。

 実際、冒頭記事にも「異常がないわけがない。数字を公開しろ!」等のコメントが多数。
 韓国人にとっては「日本はもう人が住めないレベルに汚染されている」のが前提なのですよ。事実はどうあれ、「そうあってほしい」のです。

 ま、そんなわけで韓国などを一切相手にせずに、問題解決のためにIAEAとだけ連絡をとっている日本のやりかたはとても正しいというわけです。
 ヒステリーにつきあっちゃらんないよ。

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韓国政府の「ホワイト国復帰」を日本政府が検討か……ただし、ハードルはかなり高い模様

<独自>韓国の「ホワイト国」復帰検討、徴用工見極め判断(産経新聞)
政府は、韓国を輸出管理で優遇する「ホワイト国(優遇対象国)」に再指定し、対韓輸出管理を緩和する方向で検討していることが分かった。日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が関係改善を模索していることを踏まえた。いわゆる徴用工訴訟問題を巡る韓国の解決策も見極めた上で、再指定の可否を慎重に判断する。 (中略)

しかし、昨年5月に発足した尹政権は、徴用工問題解決に向けた具体的な検討に着手するなど日本との関係改善に取り組んできた。韓国側がホワイト国への復帰を日本に求めてきた経緯もあり、政府は輸出管理緩和に向けた検討を始めた。
(引用ここまで)


 日本政府が韓国のホワイト国、半導体材料輸出管理について解除の方向で検討しているとのニュース。
 産経新聞のスクープです。
 2019年の7月に発表されてから3年半。GSOMIAの破棄を宣言しても、WTOに提訴しても動かなかった日本が検討に入ったというのは大きな変化かもしれません。

 実際問題として韓国企業はおそらく「韓国への輸出」しか認められていないものを、自社の中国工場に迂回輸出していたことがあり、それが経産省がいうところの「不適切な事案」なのだと思われます。
 経産省から問題視されているのはこの部分なのですね。
 なので、それが確実に是正できているのでなければ解除できるわけもない。

 去年の8月の段階でも解除を求めてきた、との産経新聞のスクープがありました。
 この際にも日本側は「見返りではない」として一蹴していました。

 韓国メディアからは「韓国企業はこれらの素材を自国内で製造しているので影響はない。それでも象徴的なものとして解除を求めている」としている記事が出てたりもします。
 まあ、国内で製造できているっていうのは嘘なのですけどね。


 フッ化水素については韓国国内生産がはじまったとのことで、ディスプレイ製造に使うレベルの純度のものは確保できたようです。
 ただ、日本からの輸入は減りこそしたものの、まだ半導体製造時の洗浄工程に使用する超高純度のものはフツーに輸入しています。
 以前に楽韓Webでは「半導体製造企業にとって、素材・中間材等は秘伝のタレのようなものでおいそれとは変更できない」という話をしたことがあります。

 ナノメートル単位で製造している中、振る舞いの異なるであろう素材を導入するわけにはいかないのです。
 それ以前に純度の高いフッ化水素は製造のハードルが高いので、一朝一夕にできるわけもなく。

 ムン・ジェイン大統領は「二度と日本に負けない」として、フォトレジストの「外国企業からの導入」を勝利宣言のように高らかに語っていましたが。
 日本企業であるJSRのベルギー工場からわざわざ迂回導入したというオチでした。

 実際、経産省側もどれだけ韓国側が懸命に「この件について協議しろ!」って言い続けても「説明以外にする必要はない」って突っぱねて、小部屋で「輸出管理に関する事務的説明会」を開いただけでした。

 でも、それは「韓国側が輸入管理体制を整備した」と日本側が認めた時であって、「なにかの見返り」で行われるようなものではない、ということです。
 当時から「韓国が対策を施しても、それが定着したかどうかを判断するのに数年はかかる」とはされていました。

 ただ、現状の日本の立場は「韓国がWTOに提訴している以上、二国間協議はできない」としていました。
 韓国がWTOへの提訴を取り下げずになにか日本側からアクションが取れるか、というと難しいかな……という感触もあります。

 ま、どちらにせよ韓国側の動き次第ではあるのですが。
 韓国政府が本当に動きを取れるのか、「解決策」を実行できるのかすら不明ですわな。

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韓国のご当地ゆるキャラ、「おいしくなーれ、萌え萌えキュン!」と日本語を使ったことで大バッシングを受ける……これこそが韓国における「日本」の扱いですよ

韓国地方自治体の旧正月挨拶映像に日本語登場…「萌え萌えきゅん」物議醸し削除(中央日報)
これに先立ち、市は今回の連休が始まった21日午前11時、公式インスタグラムに30秒ほどの映像を投稿した。

この映像によると、韓服を着たクルミ饅頭のかぶりものをした人形が「萌え萌えきゅーん」「おいしくなーれ」となどの日本語を連発する。

この日本語は最近、日本メイドカフェの店員をパロディーして人気を得ている、あるコメディアンの流行語から取ってきたものであることが分かった。

これに対して一部の市民は「日本の文化をソル名節に使うなんて考えがなさすぎる」「(独立運動家の)柳寛順(ユ・グァンスン)の生家と独立記念館がある天安市に日本語とはなんということか」「市民として恥ずかしい」「天安市公務員は日本人を採用するのか」などの反応を示した。
(引用ここまで)


 韓国の天安市はソウルからの直通鉄道が引かれてここ何年かでベッドタウンとして発達している地方自治体です。
 で、その自治体のゆるキャラが日本語で「おいしくなーれ、萌え萌えきゅん」って言ったとして大バッシングを受けて動画を削除。

スクリーンショット 2023-01-23 17.16.32.png
朝鮮BIZから画面キャプチャ)

 これが実際の韓国です。
 「日本語で話した」という事実で呆れるほどのバッシングを受けて、動画を消さなければならなくなる。
 これが、韓国での「日本」の扱いなんですよ。


 「日本人だけど韓国でひどい扱いを受けたことがない」とか「ヨーロッパの東洋人差別のほうがもっとひどい」とか抜けたことを言っている連中がいますけども。
 「日本語を話した」という理由でバッシングを受けているのが実際の韓国です。

 「旧正月だから」とか「天安は柳寛順の生まれた地だから」とか言い訳が書いてありますが。
 そんなことなんの関係があるんですかね。
 要するに「敵性言語を話した輩は叩かれて当然だし、謝罪しなければならない」という社会的圧力でしかない。
 重ねていいますが、これが韓国における日本なのです。

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ゆるキャラ論:ゆるくない「ゆるキャラ」の実態
杉元政光
株式会社ボイジャー
2015-10-01

韓国メディア「日本に入国した観光客の4人にひとりは韓国人。韓国が日本の観光産業を生かしているのだ」……そういうとこだぞ?

カテゴリ:日韓関係 コメント:(106)
韓国が食べて生かした日観光産業…昨年日本入国外国人4人中1人は韓国人(毎日経済・朝鮮語)
昨年日本を訪れた外国人観光客のうち26.4%が韓国人であることが分かった。
毎日経済新聞によると日本政府観光局は昨年日本を訪れた外国人383万1900人のうち韓国人が101万2700人で最も多かったと明らかにした。4人のうち1人は韓国人であるわけだ。
台湾人が33万1100人で2位を占めたが、規模は韓国人訪問規模の3分の1水準に過ぎない。
米国人が32万3500人で台湾に続き、わずかに3位を記録し、ベトナム人(28万4100人)、香港人(26万9300人)が後に続いた。中国人は18万9000人にとどまった。
(引用ここまで)


 明白に外国人観光客が街に戻ってきていますね。
 渋谷の一蘭は地下にあるのですが、地下からの階段だけじゃなくて地上にまで行列があふれているのを見て「ああ、だいぶ戻ってきた感じだな」と。
 池袋の無敵屋の行列もかなり長くなっているんじゃないかな。

 12月の訪日外国人は推定137万人。
 コロナ禍前の2019年比でだいたい半分。

 2019年12月と比べると中国が95%減をはじめとしてほとんどの国からの観光客は戻りきっていない中、韓国からだけが83.9%増と異様な数字になっています。
 で、それを見た韓国メディアが「日本の観光産業は韓国人が食わせているのだ」とばかりの報道をする、と。


 ただまあ、受け入れ側も「韓国と中国からの観光客はいついなくなっても不思議じゃない」としておかないと、大変なことになるでしょうね。
 実際、韓国人に依存していた対馬は前回のノージャパン運動でけっこうなダメージを受けたそうです。
 ただ、コロナ禍前の総数で見ると、韓国人の現象はさほどのダメージでもなく業界に「受け入れ元を多様化しておかないとやばい」という認識を持たせることにも成功したようで。
 ノージャパン運動でダメージを与えられたのは韓国人ブローカーに頼っていたような韓国資本の場所だったというオチもありましたっけ。

 一方で出国先(10月統計)でもっとも多いのはアメリカ(ハワイを除く)。
 僅差で韓国。続いてタイ、スペインといったところ。台湾はまだ若干の制限があって伸びてないかな。
 個人的には韓国に久々に行ってみようかと思っている次第。もうちょっと先だと思いますが。それよりも先に台湾に行きたいのも本音ではあります。

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