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カテゴリ:漢字関連の記事一覧

韓国のハングル推進派「漢字教育復活に反対! 『民主主義』って漢字で見たからといって意味が理解できるわけではない」……まあ、それが韓国の伝統ならもうしかたないんじゃないかな

カテゴリ:漢字関連 コメント:(161)
韓国の漢字教育拡大、まずその効果を証明せよ【寄稿】(ハンギョレ)
 「今日(ハングルで「クム-イル」)申請締切」。これを「金曜日(クム-ヨ-イル)」の意味だと勘違いした人がいたという話が広まっている。すると、「生徒たちが漢字を知らないせいで、読解力が低下した」という嘆きの声が上がる。たちまち、小学校の教科書への漢字併記、漢字級数試験(漢字の習得度を級数で評価する検定試験)の拡大、漢文教育の強化が、あたかも奇跡的な解決策であるかのように持ち出される。

 しかし、教育政策は一つ二つの事例や過去への郷愁だけで決めるべきものではない。すべての生徒に新たな学習時間と評価の負担を強いる側は、まず答えなければならない。漢字教育を拡充すれば、何がどれだけ良くなるのか。どの学年のどの生徒に、どのようなかたちで効果が現れるのか。その利益は、他の学びの機会を減らすほど大きいものなのか。 (中略)

 漢字語の読解力とは、ハングルで表記された単語を文脈のなかで理解し、聞き慣れない語彙の意味を推測し、自分の考えを表現する能力だ。したがって、漢字語は国語の授業において、実際の文章や使用例を通じて教えるべきだ。漢字は単語の構成や語源を調べるための補助資料となり得るが、中心となるのは韓国語の意味と表現だ。

 一部の研究では、国語教科書に出てくる漢字語の指導が読解力の向上に役立つ可能性があると報告されている。しかし、これは名目上は漢字教育であっても、実際には国語の授業による効果だ。だからといって、小学校の教科書への全面的な漢字併記、漢字級数試験の拡大、さらには漢文の必修化にまで踏み込むのは性急だ。 (中略)

 小学校の教科書への漢字併記についても、慎重であるべきだ。漢字は語源を示し、同音異義語を区別する補助手段になり得る。しかし、「民主主義」をハングルと漢字で併記したからといって、その意味をおのずと理解できるわけではない。概念は文脈と事例、質問と対話、読み書きを通じて学ぶものだ。全面併記を求めるのであれば、ハングル中心の授業よりも、全面併記の方が読解力と概念の理解度をさらに高め、読むことへの負担を増やさず、私教育による格差を広げないという資料をまず提示すべきだ。
(引用ここまで)




 またぞろ漢字教育についてぽつぽつと話題が出ています。
 4月に国家教育委員会が漢字教育復活の議論を行い、小学生用の教科書に漢字併記をするべきか、なんて話も出てたりします。
 これはおそらくPIAACで31カ国・地域中、読解力で22位となったことが影響しているのでしょう。

 PIAACにおいて調査された読解力、数的思考能力、状況に応じた問題解決能力の3つの項目で韓国は22位、23位、24位に沈んでいます。
 高校生〜大学生に相当する16〜24歳でもOECD平均よりもちょっとだけ上。
 25〜34歳ではほぼOECD平均と同じという「勉強へのアクセスが大きく開かれている国」であるはずの韓国でこの体たらく。

 「簡単な読み書き」であるレベル1かそれ以下が31%(日本は11%)。
 明白に「読解力が劣る」と言えてしまう結果となっています。

 このあたりはこちらのnote記事にまとめてありますので、ごらんください。



 その対応として「漢字教育、復活させたほうがいいのでは?」となっているのが現状です。



 それにハングル推進派が反論しているコラムが冒頭記事。
 「民主主義」をハングルと漢字で併記しても、意味を自ずと理解できるわけではない……みたいなことが書いてあるのですが。
 んー。
 もし、感じで「民主主義」のすべての文字の意味を知っていたら、民主主義の意味自体を知らなくても、連想はできるんじゃないか……って思いますね。
 democracyはラテン語での「demos」(人民)「kratia」(支配)をあわせた「democratia」から来ている、ってのと似てるかな。

 ハングルで民主主義は「민주주의」。
 読みはミンジュジュイ。
 そもそも朝鮮語で「ミン」って時点で、「民」、「敏」、「憫」あたりが候補になりますからね。意味の連想が厳しい。

 「肩甲骨ではなく、かたのほね」にしたように、「民主主義」ではなくハングルで「国の人々が主権を持つ」とかにしないとダメなのか。
 ……「主権」がほぐせないなぁ。日本人としての限界を感じる。

 これが漢字をまるで使っていませんでした、って国ならまあ分かるんですが。
 語彙を漢字込みのベースで育んできた国が、「はい、今日から漢字禁止です」ってなったら混乱が起きて当然なんだよな。

 上層にあたる人々は漢字を塾等で習って、より読解力を上げる。
 下々の人々はハングルオンリーで暮らさせる。
 ……李氏朝鮮かな。
 じゃあ、しょうがないか。伝統としてそうなっているんだったらしかたないわ。



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韓国で「漢字の使えない親が、子供に漢字で名付ける」作業、AIに任せきりになる模様……「姓名判断で名付ける」相談所がAIで失われる職業に

カテゴリ:漢字関連 コメント:(95)
「四柱推命は統計」であれば…韓国で姓名判断AI利用急増、商売あがったりの鑑定士たち(朝鮮日報)
「四柱推命も結局は統計だというのなら、データ量がはるかに多いAI(人工知能)の方が、赤ちゃんの名前もよりうまく付けられるのではないでしょうか」

 先月ソウルのある大学病院で双子の女の子を出産したカンさん(36)は、子どもの名前をAIに付けてもらった。カンさんは、双子が生まれた日時、夫と共にあらかじめ考えておいた韓国語の名前の候補を、グーグルのAI「ジェミニ」(Gemini)に聞いてみた。ジェミニは、その名前に合わせて子どもたちの四柱に不足している五行の気を補う漢字を推薦した。カンさんは「第3子が生まれても、わざわざ数十万ウォン(数万円)も支払ってまで姓名判断鑑定士を訪ねることはないと思う」と話した。

 子どもの名前を付ける際、名付け相談所や哲学館(四柱推命鑑定所)に代わってAIを活用する若い親たちが増えている。AIの利用料金以外に別途命名費用がかからない上、統計を基に回答を提示するため、人間の姓名判断鑑定師に劣らないといった認識が広がっているためだ。AI命名に対する若い夫婦たちの関心は、ポータルサイトの検索件数からも確認できる。ネイバー・データ・ラボによると、先月の「名付け相談所」や「哲学館」の検索件数は2024年4月に比べて31%減少した。一方で「AI命名」「AI四柱推命」といった単語の検索件数は、2年間で10倍に増えた。 (中略)

 AIブームに、名付け相談所や哲学館は頭を抱えている。蔚山で姓名判断鑑定士を営むパク・ホンさん(62)は「昨年から客が半数以下となり、今では副業をしなければ持ちこたえられない状況」とし「訪ねてくる顧客のほとんどは、AIが付けてくれた名前がいいかどうかを見てほしいと言ってくる」という。さらに「最近では『AIが付けた名前を鑑定します』という文句の宣伝広告まで出している」と最近の事情に触れた。
(引用ここまで)




 「韓国人はその大半がもはや自分の名前を漢字で書けない」って話を何度かしています。
 んで、mond(マシュマロみたいな質問システム)でこんな質問が来てました。

・「漢字が書けないならどうやって子供の名付けしているんでしょうか?」

 よい視点ですね。
 冒頭記事にあるように「名付け相談所」みたいなものがあって、ふさわしいと思われる名前の候補を出してくれるってシステムがこれまで多数だったんですよ。
 どうしても自分で名付けたい親は一所懸命になって漢字を学んだり、あるいは「上位」な人々であればあるていど漢字にも慣れ親しんでいるのでその知識でつけたり。

 もうなんだったら漢字ではなくハングルオンリーで名前をつけたりもします。パク・セリ(77年生まれ)あたりからじわじわと出てきた風習ですが、そこまで根付いていません。
 まだ漢字名のほうが多い印象です。



 で、そうした「名付け師」稼業がAIの出現でその地位を脅かされているとのニュース。
 まあ、名付けを意味づけたいっていうのであれば、AIに「いくつか候補出して」って言えば済む、か。
 最近のAIはハルシネーションもだいぶ少なくなってきています。
 ChatGPTも5.5になってからこっち、かなり的確な回答を寄こすようになってるんですよね。

 韓国の「個人として大半は漢字が使えないけど、過去のデータは大量にある」って名付けに関する状況がAI判断向きってことになるか。
 子供に「おまえの名前はAIで考えたんだよ」って話をするのも普通になる未来ってのが存在するんでしょうね。

 逆に「名付け師に頼んだんだ」ってするのがプレミアムとして通用する可能性もあるわけか。
 プレミアムの根拠が難しいですね。
 予備校の講師みたいに「修能試験のテスト問題傾向を読み当てた!」とかなら1年で成果が見えますが、名付けした子供が成功するかどうかは20年以上あとにならないとわからないもんなぁ……。

 「芸能人の○○は私が名付けた」なんてのはありそうだ。
 実際にあるんじゃないかな。



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韓国で子供向けの「漢字塾」に大人たちが殺到……「漢字を勉強したら『赤色巨星』など意味不明な言葉が一目で理解できるようになった」

カテゴリ:漢字関連 コメント:(126)
「読解力を高めたい」 小学生に混じって漢字を学ぶ韓国の会社員たち(朝鮮日報)
 主に小学生が通っていた漢字塾に、大人たちが殺到している。語彙力不足により日常生活に支障をきたすと感じた大人たちが、漢字学習に乗り出したのだ。それに伴い、数年間減少傾向にあった漢字能力検定試験の受験者数も増え始めた。漢字能力検定試験を主管する韓国語文会によると、漢字入門者が主に受ける5~8級の受験者は、2022年の2万492人から2025年には4万3963人、3年で2倍以上に増えた。受験者の年齢層は公表されていないが、受験者が最近目立って増えているのは、成人受験者が増加したためと分析されている。 (中略)

 塾に通う時間が足りない会社員は、漢字の学習教材を購読する場合も多いという。ソウル蘆原区に住む会社員のホンさん(36)は、昨年8月から漢字の学習教材を購入して勉強している。ホンさんは「『赤色巨星』や『八正道』のように、以前なら意味を調べなければならなかった単語が、今では一目で理解できる」と語った。赤色巨星は赤みを帯びた巨大な星、八正道は仏教で説かれる悟りに至る正しい八つの道を意味する言葉だ。

 塾業界では、教育需要が高まった理由について「公教育における漢字教育縮小の影響が大きい」と分析している。教育部は2009年から小学校の漢文教育を校長の裁量に委ねた。教育部が2019年から小学5~6年生の教科書に漢字を併記するという方針を固めたこともあったが、実現しなかった。

 こうした中、成人の読解力不足をめぐる議論は絶えない。2021年にある放送局の記者が「武運を祈る」という政治家の発言を「運がないこと(無運)を祈る」と解釈し、批判を浴びた。女子アーチェリー代表チームがオリンピックで「9連覇」を果たしたという記事のコメント欄には、「なぜ優勝したのに連勝ではなく、連覇と言うのか」という質問が相次いだ。
(引用ここまで・太字引用者)




 韓国で「漢字塾」へ通う成人が増えている、とのニュース。
 あるいは漢字ドリルをやっている人もいる、と。

 その結果、「韓国語がよく分かるようになった」って感想が出てますね。
 まあ、「ハングル記述だけに完全適応した韓国語」が完成する未来であればともかく、現状はそうじゃないですからね。

 漢字由来の言葉を半ば以上わけもわからず使っている。
 なんとか「言い換え」で対応しようとしているものの……

「肩甲骨」→ 「かたのほね」
「食事代」→ 「ごはんのねだん」

 みたいなやりようでしかない。
 結果、韓国人は本を読まなくなり、読解力はOECD平均を下回るようになったわけです。



 こちらのnote記事で検証したように、ですね。



 で、極端な競争社会である韓国で「それではダメだ」と気がつく人も多少なりとも存在しているわけです。
 「漢字を学べば読解力が増すのでは?」となって、成人向けの漢字塾が繁盛していると。

 この記事はAIで翻訳されているそうですが。
 太字部分は「なぜ優勝したのに連勝ではなく、連敗と言うのか」なんですよね。
 AIもハングルの同音異義が理解できてない。

 X(Twitter)なんかでは「漢字がなくても文脈でどうとでもなる!」「日本では同音異義語が多いのに(漢字のない)会話ではどうするんだ」みたいに強弁する韓国人が少なからずいるんですが。
 実際問題、OECDで行われたPIAACの結果を見ても韓国人の読解力は低いんですよ。

 この10年で「1年に1冊以上本を読む」成人が半分になり、読解力テストではOECD平均点だったものが下落して下位集団に呑みこまれそうになっている。
 漢字学習はそれを補えるものだと思うのですけども。
 まあ、ハングルは文字オリンピックで金メダルを取っているから大丈夫なのかもしれませんね。
 知らんけど。



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韓国で浮かんでは消えていく「漢字教育復活」問題……一握りの上流家庭だけが「漢字を学べば韓国語の理解度が深まる」ことを把握している

カテゴリ:漢字関連 コメント:(132)
漢字教育を強化すべきか?(聯合ニュース・朝鮮語)
漢字教育問題が再び話題に浮上した。
光化門ハングル懸板追加設置を巡り激しい賛否論争が繰り広げられる中で、一部メディアが「初等教科書漢字併記」再推進の動きを報道した。
子どもを対象にした漢字の私教育が活発な現実を反映し、公教育のレベルで漢字教育を強化すべきだという意見、逆にハングル専用に転換すべきだという意見、漢字教育は中高校で行えばいいという意見など、さまざまな声が再びぶつかる。

先立って2016年教育部は2019年から初等学校5〜6学年教科書を対象に用語理解に役立つ線で中学校用漢字300字以内を表記する方針だと明らかにした。 小学校の漢字教育の活性化と生徒の語彙力向上のための措置だった。
しかし、賛否両論が激しく対立した末、結局失敗に終わった。

それなら小学生は漢字を習うのではないか。
今月6〜7日、木洞の塾街で会った学生たちは大部分が漢字を私教育で学んでいると明らかにした。
小学校5年生のチャン某君(11)は「英語、数学、テコンドー、漢字を学んでいて、私の友達も漢字を学んでいる」と話した。 (中略)

小6の息子を持つ保護者のシン某氏は「後で大学入試時期に読書指紋をよく読むためには幼い時から漢字を目に覚えなければならないという話を聞いた」として「論述先生と相談する時も子供の文理解度が少し落ちて漢字を教えるのはどうかとおっしゃった」と話した。

それと共に「私たちが使う言葉の中でも漢字語があまりにも多いので、教科書に漢字を一緒に書いておけば子供たちに役に立ちそうだ」と明らかにした。
(引用ここまで)




 浮かんでは消えていく韓国での小中学校における「漢字教育」ですが。
 教育部(文科省に相当)でも、何度も「漢字教育をやりましょう」との方針を出すのですが、その度にハングル推進派の大反対で潰されています。
 現在だと中高での漢文が選択科目であるのですが、韓国における共通テストに相当する修能試験では第2外国語相当なので選択する人がほとんどいません。
 一桁の前半パーセント、くらいかなぁ。

 ただ、私教育 ── 塾や習い事では学習している子供もそこそこいるのですね。
 以前から「韓国語をしっかりと学ぶためには漢字学習が必要である」との認識はあり、かつその認識は経済的上位層には浸透しているのです。
 引用外にこんな記述があります。
 「小学1年の孫娘が『温度』の意味を尋ねてきた際、『暖かいの“温”、程度の“度”だ』と説明したところ、よく理解した」

 日本語と同じようにして(日本語から流入して)漢字を組み合わせて造語していたにもかかわらず、現状ではハングルのみになっているためにそうした理解が進まずにいるわけです。



 たとえばOECDが行っている15歳時点のPISA(学習到達度調査)では、韓国人は515点でランキング4位。
 これは81カ国・地域でのテストなのでかなり上位であるといえます。
 しかし、15〜65歳のPIAAC(国際成人力調査)の読解力では、韓国は31カ国中22位と奮いません。
 中学生ていどの難易度であればトップクラスでいられるけれども、成人レベルの難易度になると一気に対応できなくなるわけです。

 その理由がハングルだけになってしまったことなんじゃないか、と感じているわけですよ。
 韓国人自身も。
 でもまあ、もはや社会全体から漢字を廃絶させてしまったのでどうにもなりません。
 子供に私教育を施せる上流だけが「韓国語の理解度を上げるための漢字教育」ができる。
 これもまた分断か。



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韓国政府「週明けの月曜が振替休日になって3日間の連休になります」→韓国人「え、4日間の連休になったの?」別の韓国人「いや、3日だが?」……なぜこんな「論争」が生じてしまうのか

カテゴリ:漢字関連 コメント:(95)
親のリテラシーは大丈夫ですか?(朝鮮エデュ・朝鮮語)
2021年7月、リアルタイム検索語1位を占めた単語一つが大きな論争を呼びました。 「サフル」でした。

当時、政府は光復節が日曜日と重なり、月曜日を振替休日に指定し、その結果、連休が「サフル」と発表しました。 ところが一部の青少年たちがオンラインコミュニティで今回の連休が「4日間」と解釈し論争が始まりました。

「サフルは3日だ」という主張と「4日ではないか」という反論が続き、オンラインでは世代間のリテラシー論争が起きました。 この事件は単なるハプニングで終わっていません。 その後、韓国社会では青少年のリテラシー低下問題が本格的な社会的論争として浮上しました。 実際にOECDが実施する「国際学業成就度調査(PISA)」でも韓国青少年の読解能力は以前より下落する流れが確認されました。 (中略)

数年前、ある保護者コミュニティにはこのような書き込みが掲載されたことがあります。 ある親が学校から送られてきたおたよりを読んで、学校に電話をかけて抗議したという話でした。「なぜ子供たちに中華料理を食べさせるのか」という抗議でした。 後で分かったことですが、家庭通信文に書かれた「昼食提供」という表現を「中華料理」と誤解していたのです。 笑って済ませられることのように見えますが、教育現場ではこのようなことが思ったより頻繁に発生するそうです。 ますます学校のお知らせや案内文を正確に理解できず、誤解が生じる場合が増えているという意味でしょう。
(引用ここまで)




 記事中にある「サフル」というのは「三日間」を意味する固有語。
 韓国政府が「月曜が振替休日になり、三日間(サフル)の休日となります」って発表したところ、ネットで「三日派」と「四日派」に分かれたそうですわ。
 韓国語で4は「サ」なので、そこから4日間であるとの解釈が出た模様。

 とまあ、解釈はこれで合っていると思うのですが。
 「本当にそんなこと起きるんだ?」ってなりましたね。
 たしかに「サフル」って言いかた自体がちょっと「古さを感じなくはない」のですが。
 そんな論争になるほどかぁ。



 こうした読解力の話題でも、まったく出てこないのが「漢字を廃止したからなのでは……」って考察なんですが。
 まあ、もはや漢字を社会に戻すことはできないので、韓国語をそれにあわせて変容させるしかないんですよね。

 教師とかで「それなりに教養がある層」と、そうでもない保護者の「言葉の階層の違い」がこうしたお笑いを産み続けるのだろうなぁ。
 以前も「雨天時にはこちらで……」ってお知らせを、「雨天市とはどこのことだ?」って問い合わせが来たなんて話もありましたが。



 もう自分の名前もろくに書けないし、国名も書けない。
 大学4年生に「大韓民国と書いてくれ」と言ったら「大朝民回」って書くレベル。
 ま、語彙を無理矢理奪い去るような真似をしたらこうなるって社会実験みたいなもんですね。



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韓国人新入社員、上司に「漢字をよく知ってますね。朝鮮族ですか?」と言ってしまう。漢字がそこまで一般生活からかけ離れたものになっている、ってことなのです

カテゴリ:漢字関連 コメント:(106)
「快晴」意味を知らない新入社員「朝鮮族ですか? 漢字もよくご存知ですし」(東亞日報・朝鮮語)
16日オンラインコミュニティインベンには「面前で朝鮮族なのかという話を聞いた」という話が上がってきた。

会社の代理職級である作成者A氏は、新入社員と一緒に週末に取引先の出張に行く途中、「今日は快晴ですね。 早く終わらせて近くにでも寄って行きましょう」と話した。

すると、新入社員は意外な反応を示した。「代理、昨日お酒を飲みましたか」と聞き返したのだ。 A氏が何を言っているのかと尋ねると、新入社員は「快晴だと聞いてお酒を飲んだと思った」「お酒を飲んだ翌日に二日酔いがなければ快晴ではないですか?」と答えた。

A氏は「愉快だ・爽快だの『快』と清川の『清』を合わせて『天気が晴れている』という意味」と丁寧に説明した。 続けて「あまりにも教えようとしたならば申し訳ない」と謝罪までした。

しかし、返ってきたのは意外な質問だった。 新入社員が「代理、もしかして朝鮮族ですか? 漢字にとても詳しいですね」と聞いたのだ。 A氏は慌てて「いいえ」と答えた。

新入社員は以後「気分を害したならば申し訳ない」として連絡をしてきたという。

これに対しA氏は「快晴がそんなに難しい単語なのか」として不快な心境を伝えた。 ネチズンたちは「天気予報でよく使われる表現」「それでは英語が上手なら米国人か」という反応を示し、識字力の低下を指摘した。

専門家らは、今回の事例を単なるハプニングではなく、韓国社会のリテラシー低下問題と見ている。 実際に「甚深(奥深いさま、仏教用語)」を「退屈だ」と誤解したり、「3日」を4日と誤解する事例が繰り返し現れている。
(引用ここまで)




 なかなかに面白いお話。
 「今日は快晴ですね」って言葉の「快晴」を理解できず、「ええっとお酒を飲んだあとに二日酔いがない状態の……こと?」ってなって。
 「天気が晴れている」との意味を教えてもらってもまだ理解できなかったので、「もしかしてあなたは朝鮮族ですか?」と問うてくると。

 これ、どこが面白いかというと。
 「朝鮮族ですか?」と聞いてきたってところ。
 知らない語彙である=外国語、あるいは漢字?=漢字に詳しいのは朝鮮族って連想なのでしょうね。
 つまり、それほどまでに韓国では漢字が一般的なものではない、ってことなのです。



 「この人は漢字に詳しい。だから朝鮮族なのだろう」くらいまで思考が飛躍する。
 そこまで漢字って存在が一般的ではないわけです。
 もちろん、教育の度合いでグラデーションはあるでしょうけどね。

 日本では「韓国でも漢字教育が復活している」って誤解している人もいたりするのですが、ほとんど第2外国語かそれ以下の扱いです。
 数年経てば「あ、そんなの習った覚えがある。なんだっけ、思い出せないや」ってなるくらいです。
 日常生活に必要ないと外国語なんてそんなもんですよ。

 こういう部分でもけっこうな分断があるのだろうな、と感じさせる記事でした。
 「漢字を学べばより韓国語を理解できる」って認識できる層と、ハングルしか学ばない層では物事への理解力が相当に異なってくるでしょうからね。



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韓国ドラマで漢字ミス、「太平聖代」を「太平聖大」と誤記……もはや誰も漢字とか知らないからしょうがない

「太平聖大学?」 ユナ主演『暴君のシェフ』、漢字の表記ミスで批判殺到(朝鮮日報)
 23日に放送された第1話で、ヨン・ジヨン(ユナ)が朝鮮王朝時代にタイムスリップし、イ・ホン(イ・チェミン)と遭遇するシーンに旗が登場した。「太平聖代」とすべきところ、「太平聖大」を誤って表記していた。「立派な君主の賢い統治のおかげで平和で穏やかな世の中」を意味するが、代ではなく大を使用。Netflixを通じておよそ190カ国・地域に配信され、批判の声が相次いだ。「翻訳機を使うと太平聖大学と表示される」「時代劇をつくるのに太平聖代も漢字で書けないのか」などだ。
(引用ここまで)




 Netflixで放映されている韓国ドラマでしょうもない漢字表記ミスがあったとのニュース。
 「暴君のシェフ」は「タイムスリップしたシェフが絶対味覚を持つ暴君と出会って繰り広げられるドラマ」だそうですよ。
 ……なんか根本的なプロットをどっかで聞いたことがあるような気がするのですが。
 気のせいですかね。



 ま、それはともかく。
 その中で「太平聖代」なる言葉が出てくるのですね。



 ハングル表記では「태평성대」、偉大な王が存在することで平和が保たれ、苦難などがない時代のこと、だそうです。
 さて、この「太平聖代」との言葉を御旗にして飾っているとの演出があったとのことですが。
 ドラマの中では「太平聖大」と表記されてしまったとのこと。

250903b.jpg
(画像引用元:SNSから引っ張ってきたので出所不明)

 まあ、ネット配信とはいえどもドラマってかなりの工程があるはずなんですよ。
 で、それぞれにチェックがあるはずなのです。

 でも、誰も気がつかない。
 「たぶんこんな感じで合っているからヨシ!」
 「前の人間もチェックしているし、後ろのチェックもあるからヨシ!」

 こんなとこですかね。
 「代」と「大」、「なんとなく形が似ている」くらいの認識しかないんですよ。なんならアルファベットより疎遠ですから。
 根本的に漢字が読めないし、意味も分からない。
 まあ、しょうがないんじゃないですかね。現代の韓国で漢字を正確に書くとか無理なんですよ、根本的に。


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韓国の地方自治体、「児童の読解力を上げるために漢字教育に支援策を!」と言い出す……ハングル派が潰しに来そうだなぁ

カテゴリ:漢字関連 コメント:(79)
忠清南道議会、「漢字教育支援に関する条例案」を可決(アジア経済・朝鮮語)
漢字教育支援に関する条例案は、漢字教育支援を強化するための教育監の責務と支援計画の樹立および支援事業、協力体系の構築に関する事項などが骨子だ。 同条例案は今月15日から開かれる道議会第360回臨時会で審議される予定だ。

現在、漢字(文)教育は2016年憲法裁判所の「小・中等漢字教育選択科目告示合憲」決定以後、小・中等学校で必須教科ではない選択教科として運営されている。 現行教育課程で漢字教育は初等学校の場合、関連教科および創意的体験活動時間活用、中学校は選択教科、高等学校は生徒の進路·適性·需要にともなう時数編成などで比重が低い状態だ。

ユ議員は「韓国語語彙の50%以上が漢字語で構成されているが、漢字教育の比重と重要度が低く学生たちが国語使用と意思疎通に困難を経験している」と指摘した。 続けて「条例案が通過する場合、学校現場でより体系的で効果的な漢字教育がなされ生徒たちが漢字を正しく理解し活用し、言語的思考力と識字力向上に実質的に役立つと期待する」と話した。
(引用ここまで)




 おや、忠清南道が「漢字教育に支援事業」って条例を作ろうとしている、とのニュース。
 ふむ。
 いわく「韓国語語彙の50%以上が漢字語で構成されているが、漢字教育の比重と重要度が低く学生たちが国語使用と意思疎通に困難を経験している」と。

 正論といえば正論。
 満15歳のPISAではそこそこ上位にいる韓国なのですが。



・科学的応用力 547点(2)
・数学的応用力 536点(5)
・読解力 516点(3)

 括弧内は順位……ってごめん、これ日本の点数だったわ。失敬、失敬。
 韓国はこっちだったわ。

・科学的応用力 528点(5)
・数学的応用力 527点(6)
・読解力 515点(4)

 そこそこ上位ではあるのですよ。日本よりも下ですが。



 でも、PIAACになると一気に20位以下に下落。



 15歳ていどの設問であればともかく、それ以上の概念になると難しくなるんじゃないかと感じるのですよ。
 そこに漢字教育をしていない限界があるのではないかと。

 そこに忠清南道が「漢字教育に支援策を出す」としたら、有意に成績が上昇したりするかもしれませんね。
 それでなくても「金匙」の人々は私塾で漢字を学んでいたりするんですよ。
 結果、ハングル記述に対しての解像度が上昇すると。

 この条例、ハングル派が潰しにかかったりするかもしれないなぁ……。

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