韓国映画「破墓(パミョ)」の漢字タトゥーに対し、中国のネットユーザーが「滑稽だ」と嘲笑しているのに対し、韓国誠信女子大学のソ・ギョンドク教授が「それなら映画を盗み見するようなことをするな」と批判し、神経戦が続いている。
米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)で公開された映画「破墓」は韓国の観覧客800万人を突破した。海外ではモンゴルを手始めに133カ国に販売と封切りが確定した。
最近、中国のSNSで映画「破墓」に対してあざ笑う書き込みがアップされ始めた。
中国のあるネットユーザーは、X(前ツイッター)に「破墓」の俳優たちが怒りを避けようと顔や体に刻んだ漢字についての書き込みをした。
内容は「中国では顔に文字を書いたり刻む行為が非常に侮辱的で屈辱的な行為だ。韓国人は、自分たちは漢字を知らないくせに、それを顔に書いている。本当に滑稽だ」とからかった。
この書き込みは、再生回数約600万回を記録し、議論になっている。
(引用ここまで)
破墓、という韓国映画がありまして。
あ、破墓は「墓暴き」とかそんなような意味。
韓国の英雄であるペク・ソンヨプ将軍に対して墓暴きをして国立墓地から追い出そうとする運動がありましたね。
なんでも日帝の鉄杭がストーリーに出てくるそうで、「うわ、もうそれだけでも見たいわ」ってなっているんですが。
どうもホラー、スリラー系の映画の模様。
日本語字幕のついているトレーラーがあったので置いておきますね。
これは韓国エンタメを専門に扱うチャンネルがやっているもののようで、日本での公開予定はいまのところないのかな。
韓国ではまもなく観客動員が1000万人に達しようかというヒット作になっているそうです。
で、上の第1弾トレーラーにはお祓いかなにかのシーンで顔面に漢字を書いているシーンがあるのですが。
耳なし芳一的なものかな。
中国人からそれに対して「中国では顔に文字を書いたり、刻んだりすることは侮蔑的、かつ屈辱的な行為。韓国人は漢字を知らないくせに、漢字を顔に書いているなんてバカげたことをしている。あいつらにとっては『漢字』ではなく『月字』とても言うべきなんじゃないの」といったコメントがついたそうですよ。
ちなみに月字云々は「Maybe Koreans should not call it Chinese character, but call it "Lunar Characters"」って書かれていて、旧正月のことを「Chinese new years」ではなく、「Lunar new years」と呼べと韓国国内で盛り上がっていることを皮肉っています。
韓国人「旧正月をChinese New Yearと書くヤツは事大主義者だ!」……息苦しそうな社会だこと(楽韓Web過去エントリ)
で、それに対してソ・ギョンドク教授が「中国人は違法ダウンロードをやめろ」とか言い出している、とのニュースなのですが。
まあ、漢字の話とまったく関係ないですね。
実際、韓国人は自分の名前を漢字で書ける人は、少なくとも40代以下ではごく少数です。
もはやこの世代以下では漢字は「別の文化圏のなにか」と化しているのです。
漢字を学ぶのはより深く韓国語を理解しようとする一部の知識層だけ。
韓国ドラマでも四字熟語をどれだけ知っているかを言い争ってマウントを取り合うなんてシーンがあって、英語やフランス語と同じ距離なのだなと感じたことがあります。
ラテン語を学ぶことで英語の知識がより増すような感じ……かなぁ。
この顔に漢字を書いて云々というのも、ファッション漢字とでもいうべきか。
それっぽさを優先した演出に過ぎないことを見破られて皮肉られているんですよ。
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