韓国の元慰安婦の支援団体「正義記憶連帯(正義連)」の支援者らが、正義連や前身団体の幹部で国会議員だったユン・ミヒャン(尹美香)氏らを相手取り、寄付金の返還を求めた訴訟の判決で、ソウル西部地裁は28日、原告側の請求を棄却した。2020年9月の提訴から約5年8カ月たっての司法判断となった。
原告の支援者2人は「慰安婦被害者の支援名目で出した寄付金が、本来の目的とは異なる形で使われた」と主張し、計120万ウォン(約13万2000円)の返還を求めていた。
民事訴訟の審理は、先行していたユン元議員をめぐる刑事裁判の進展を待つため一時中断していたが、2025年11月にユン元議員の寄付金横領罪による懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決が確定したことを受けて再開された。同地裁は2025年1月に全額返還を求める和解勧告を出したものの、ユン元議員側が不服を申し立てていた。
また同日、別の慰安婦支援施設「ナヌムの家」を相手取り、支援者3人が計365万ウォン(約40万1500円)の返還を求めた訴訟でも、原告敗訴の判決が言い渡された。
(引用ここまで)
元正義連理事長で、前国会議員となっていたユン・ミヒャンに対する寄付金返還訴訟の判決が出ました。
原告敗訴。
あとナヌムの家についても同様の返還訴訟が行われていたのですが、こちらも原告敗訴となりました。
記事中にもありますが、地裁からは「全額返還でどうか」ってする和解案が出たことがあるのですね。
実質勝訴ともいっていい和解案が出されたってことです。
これが2025年1月。
で、2025年の6月にイ・ジェミョンが当選しまして。
ユン・ミヒャン側に希望の灯が点ったわけです。
ユン・ミヒャンはムン・ジェインのお気に入りで、かなりごり押しで国会議員させられたとの話。
その後継者であるイ・ジェミョンが政権についた。
これが2025年5月。
さらに8月にはさくっと大統領特赦が出されて、24年11月の有罪判決が取り消されました。
そして今回、原告敗訴となる判決が出たってわけです。時系列を整理してみましょうか。
20年4月 ユン・ミヒャン、比例で国会議員に当選
20年5月 元慰安婦らから「寄付金を盗まれた」と告発
20年6月 寄付金返還訴訟が起こされる(60人参加)
20年9月 詐欺罪等で起訴される
24年5月 国会議員任期満了
24年11月 有罪確定 懲役1年6ヶ月 執行猶予3年
25年1月 ソウル地裁、原告への寄付金全額返還での和解提案
25年6月 イ・ジェミョン、大統領選挙に勝利
25年8月 イ・ジェミョン大統領の特赦にユン・ミヒャンも含まれる
26年5月 寄付金返還訴訟、原告の全面敗訴
まあ……忖度ですね。
韓国の司法にはありがちな出来事です。
それに加えて「間違った判決を出した裁判官は訴追される」ようになりましたから。
「間違った」がどこからの視点なのか、って話ですけどね。
ま、今回の裁判結果で見えたのではないでしょうか。
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