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カテゴリ:詐欺の記事一覧

韓国で世界2200種類の(インスタント)ラーメンを揃えた「世界ラーメンフェス」が開催! → 入場料1万ウォンで入ってみたら辛ラーメンその他6種類ほどのラーメンしかなかった……これだから観光客が日本に来ちゃうんだよね

「評点0.7点」のラーメンがない世界ラーメンフェス、本当なのか……主催者は「雲隠れ」(韓国経済新聞・朝鮮語)
7日、関連業界によれば非営利法人希望ボートなどが主催し2日に開幕した「2025世界ラーメン祝祭」のこの日ポータルサイト訪問客評点は5点満点で0.7点を記録中だ。

主催側はこれまで全世界15ヶ国の2200種余りのラーメンブランドが参加するとし、祭りを広報したが、訪問客によると実際に準備されたラーメンの種類は計6〜7種に止まったことが確認された。 様々なラーメンに接することを期待した観光客は入場料として1万ウォンを支払ったが、実際のイベント会場では農心の辛ラーメンとイカチャンポンだけが提供された。

実際、訪問客は各種のSNSを通じて不満をぶちまけた。 エックス(旧ツイッター)には「ラーメンのない世界ラーメン祭り」、「世界ラーメン祭りではなく3つのラーメン祭りだ。 外国のラーメン3つ、国内のラーメンは辛ラーメン、イカチャンポンだけだ」、「辛ラーメン、イカチャンポンだけがあると知っていたら家の前のコンビニに行った」、「温水が顔を洗ってもいいほどぬるくてラーメンを食べることができなかった」など否定的なレビューがあふれた。

一部では「農心は昨年に行った亀尾ラーメン祭りはよくやったが、これはなぜこうしたのか」等、農心を狙って批判も出てきた。 しかし、農心側は、今回の祭りとは無関係であることが確認された。 農心関係者は「農心は今回の行事に公式的に参加したり協賛·支援したことが全くない」として「主催側が自主的に準備したと見られる」と話した。 (中略)

現在、世界ラーメンフェスティバルのホームページにはチケット決済の取り消しおよび払い戻しを要求する問い合わせが相次いでいるが、チケットを販売した希望ボート側とは連絡がつかない状態だ。
(引用ここまで)




 「釜山で世界ラーメンフェスを開催します!」
 「世界から15ものラーメンブランドが出展!」
 「総数は2200種ものラーメンが食べられます!」

 って釜山で開催されている「世界ラーメンフェス」。
 公式サイトはこちら。

世界ラーメンフェスティバル公式サイト

 「世界の環境改善と貧困撲滅のための2025年世界ラーメンフェスティバル!」だそうですよ。
 5月2日から11日まで開催されているそうです。
 で、入場料1万ウォンを払って入ってみたら辛ラーメンとイカチャンポン、あとは外国のラーメンが3種類ほどあっただけってものだったとのこと。
 イカチャンポンは辛ラーメンの農心が出しているインスタントラーメンのひとつ。
 おや、Amazonにあったわ。




 あとこれらを作るためのお湯も「顔が洗えるほどにぬるい」ものだったとか。



 あ、そうそう。韓国でラーメンといえばこうしたインスタントラーメンのことで、店で売っている普通のラーメンはまた別。
 つまり、この「世界ラーメンフェス」もいろいろなインスタントラーメンが食べられる、って話で集客していたのですね。

 でもまあ、韓国のイベントとかってこんなレベルのもんですよ。
 韓国で1、2位を争うアミューズメントパークがロッテワールドとエバーランドなのですが。
 どちらもStasher認定の「世界最悪の観光名所」の5位、10位に入ってしまうくらいにはレベルが低い。



 なんというかね。全体的にどんよりとしている。
 なので観光客が日本に来てしまうのです。
 以前に比べたらだいぶ円高になっていますが、それでもかなりの数が来てしまう。
 韓国国内の観光地ってどれもぱっとしないからなんですね。  



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かつてムン・ジェインに表彰された太陽光発電施行企業、詐欺企業と成り下がる……韓国ではよくある光景です

文在寅政権時代に大統領表彰を受けた太陽光施工業者、偽造書類で900億ウォン詐取【独自】(朝鮮日報)
 工事代金の名目で900億ウォン(現在のレートで約92億円。以下同じ)台の融資金をだまし取り、会社の資金80億ウォン(約8億1000万円)を横領した容疑で裁判にかけられた太陽光発電所施工会社代表が、かつて文在寅(ムン・ジェイン)政権時代に大統領表彰を受けていたことが11日までに分かった。

 本紙の取材を総合すると、11日に詐欺・私文書偽造・横領などの容疑で在宅起訴された44歳の被告が営む太陽光発電所施工会社のA社は、2019年の中小企業人大会で当時の文在寅大統領から「優秀中小企業」として表彰されていた。当時、A社は技術および研究開発、地域の雇用創出、奨学金寄付など社会的貢献を実践した功績を認められた。20年までに売り上げは1000億ウォン(約102億円)を超え、急激に企業規模を拡大したが、翌21年に460億ウォン(約47億円)の損失を出したという。

 被告は施工会社と発電実施会社を実質的に併せて営み、ファンドの運営会社をだまして20年6月から21年12月にかけておよそ911億ウォン(約92億円)の融資を受けた疑いが持たれている。また、21年2月から同年11月にかけて法人名義の口座にあった資金およそ80億ウォンを私的に流用した状況も検察の調べによって摘発された。部門別の事業拡張と新型コロナなどによる工事遅延が重なって会社の財政状態が悪化するや、下請け企業に工事代金が支払えなかったり個人投資家から資金を借りたりして会社の債務が増大したが、そうした状況でも被告は会社の資金およそ80億ウォンを自分の口座に移して暗号資産を買うなど、会社の資金を個人的に使用したという。
(引用ここまで)


 ムン・ジェイン前大統領による再生可能エネルギーへの執心具合はとてつもないものがありました。
 執心していたのは「再生可能エネルギー」に対してではないかな。
 いわば「キレイナ韓国」として諸外国から見られることに執心していたというべきかも知れません。

 ムン・ジェイン大統領になる前、2015年時点の電力構成はこんなところ。

・石炭火力 38.7%
・ガス火力 19.1%
・石油火力 6.0%
・原子力 31.2%
・水力 1.1%
・再生可エネ 3.1%

 石炭火力と原子力が約70% を占めるツートップ。
 この石炭火力と原子力を減らそうとしたのです。
 で、その代替として用いようとしたのがLNG火力と再生可能エネルギー。

 「パルリパルリ(早く早く)」が国是である韓国ですので、不法であろうとなんだろうと構うことなく原発を廃炉にし、多少の無理があっても石炭火力をガス火力に切り替えようとしてきたのです。
 月城1号機はまだ改装したばかりで充分に経済性があったにもかかわらず、無理矢理廃炉にされ、計画中の石炭火力はほぼLNG火力に切り替えられました。

 2024年の電力構成はこのように変化しています。括弧内は2015年のもの。

・原子力 32.5%(31.2%)
・ガス火力 29.8%(19.1%)
・石炭火力 29.4%(38.7%)
・再生可能エネルギー(水力を含む) 6.9%(4.2%)
・その他(石油火力など) 1.4%

 原子力増えちゃいました。


 ま、それもそのはず。ベース電源としての原発は失いがたい。新たに発電を開始した原発もいくつかあります。
 石炭火力も下げたのですが10%ポイントがやっと。
 再生可能エネルギーはかけ声ほどには伸びていません。

 大規模太陽光発電とかやっているのですけどね。
 渡り鳥のいる干拓地に設置したために、糞害でまったく発電できなくなるなんて事態もありました。

韓国の干拓地メガソーラー、糞害対策で猛禽類の描かれたタコを飛ばそうとする……なお、数万枚のタコが必要になる模様(楽韓Web過去エントリ)

 で、中小企業の太陽光発電設置業者を表彰したりして再生可能エネルギーを増やそうとしていたのですが。
 その表彰業者が詐欺業者になってしまいました、とさ。

 とてもとても韓国らしいオチでなんというか……うん。
 韓国ではよくある光景です。
 いや、ホントに。

 かつてイ・ミョンバク大統領の号令で行われていた資源外交で「ダイヤモンド鉱山を確保した」ってニュースが、インサイダー取引のための完全な嘘とかありましたからね。
 大統領の号令で行われた事業ですらこの体たらくなんですから、表彰された民間企業が詐欺するなんてごくごく普通のことなのです。

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韓国の離島に飾られた318体の天使像プロジェクト、蓋を開けたら「詐欺師による中国製品」だった……自治体は「撤去すべきか、そのままで観光資源にすべきか」と頭を悩ませる

カテゴリ:詐欺 コメント:(89)
慶北・清島郡、自称「世界的な彫刻家」チェ・パオロ容疑者に代金返還求め民事訴訟(朝鮮日報)
 経歴を詐称し彫刻作品を清島郡に売却したチェ・パオロ容疑者(71)を相手取り、慶尚北道清島郡が代金の返還を求める民事訴訟を起こした。清島郡が26日に明らかにした。

 大邱地裁刑事12部(オ・ジェウォン裁判長)は今月20日、詐欺などの容疑で起訴されたチェ容疑者に懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を言い渡した。判決文で裁判長は「チェ容疑者は自らを世界的な彫刻作家と偽り、数億ウォン(数千万円)をだまし取った」と説明した。

 チェ容疑者は2022年11月「2億3800万ウォン(約2470万円)相当の彫刻作品9点を寄贈したい」と清島郡にもちかけ、清島郡は寄贈を受けた。その後23年5月にチェ容疑者は自らの作品20点の買い取りを要請し、清島郡は2億9700万ウォン(3090万円)を予算から執行した。ところが裁判でチェ容疑者の作品は中国の彫刻工場から輸入した中国製だったことが判明した。

 今回の判決を受け清島郡はチェ容疑者との契約を破棄し、20点の彫刻作品の代金としてチェ容疑者が受け取った2億9700万ウォンの返還を求める損害賠償請求訴訟に加え、不当な利益の返還を求める訴えを起こした。チェ容疑者が寄贈した作品9点は公共造形物審議を経て解体が決まっている。予算をかけて設置した彫刻作品のうち19点は青島新花郎風流マウル(村)に、1点はセマウル運動発祥地記念公園に設置されていた。 (中略)

 またチェ容疑者は同じ手口で故・金大中(キム・デジュン)元大統領の出身地である全羅南道新安郡荷衣島にも「天使彫刻像」318点を設置した。設置に要した新安郡の予算は19億ウォン(約2億円)だ。しかし裁判所は新安郡の事案については「確かに経歴を詐称したが、詐欺が故意だったとは考えにくい」として無罪を宣告した。
(引用ここまで)


 韓国の荷衣島は故金大中元大統領の生誕地です。
 その島を「天使像で埋め尽くそう」とのプロジェクトがありました。
 ざっくりとしたものですが、こちらのムービーが詳しいです。



 BGMかぶせるなら元の動画音声はミュートしたほうがいいっすよ。
 ま、こんな感じで318体の天使像に彩られているそうです。
 金大中が敬虔なカトリック教徒であったことからそのようなプロジェクトが敢行されたのことです。


 さて、この荷衣島のアートプロデューサーとして名乗りを上げていたのがチェ・パオロなる人物。
 その経歴は華やかなもので──

・1973年 パリのエコール・デ・ボザール卒業
・1979年 パリ第4大学卒業 ・1982〜95年 ベルリン大学芸術学部教授
・1981〜86年 フィレンツェ美術館専属作家
・パリ第7大学 芸術学部名誉教授

 「21世紀を導く美術家」に選ばれたこともあるとの肩書きでした。
 まあ、ただの詐欺師なんですけどね。

韓国の離れ小島、金大中の生誕地を天使像でいっぱいにしよう→詐欺師による提案でした(楽韓Web過去エントリ)

 ご本人がこちらのサムネの男。



 エコール・デ・ボザール卒業……かぁ。
 去年の2月に化けの皮がはがれるまで「偉大な芸術家による天使プロジェクト」だったのです(笑)。
 この天使像を撤去するかどうか、自治体は頭を悩ませているとのこと。

「世界的な彫刻家」じゃなかったの? 金大中元大統領の故郷・荷衣島の天使像は詐欺師の作品だった(朝鮮日報)

 318体ですから撤去にもそれなりに費用がかかるでしょうし、住民からもこのままでいいって声も出てるとのこと。
 まあ、個人的にも「韓国を象徴する出来事」として保存しておくのがいいと思いますよ。
 観光資源にもなるんじゃないですか?
 面白がって見にいく人もいると思いますわ。

 先日のロト宝くじにあたった男性の話も韓国社会のよくばりセットみたいな話でしたが、こちらもこちらで韓国社会の煮こごりみたいな出来事ですね。

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3年前、5兆円を溶かした暗号通貨「テラ・ルナ」の首謀者、アメリカに送還される……懲役100年の可能性も

「テラ事件」クォン・ドヒョン被告人、米で裁判...容疑8件「最大100年刑」の可能性(東亞日報)
米ニューヨーク南部地区連邦地検が、2022年5月に暗号資産テラ・ルナ暴落事件を主導した元テラフォームラボ代表のクォン・ドヒョン被告(34・写真)に対し、計8件の犯罪容疑を公訴状に記載したことが分かった。これらの容疑がすべて有罪と認められれば、最大100年以上の懲役刑を受ける可能性もある。

クォン被告人は、偽造パスポート所持の容疑でモンテネグロで逮捕されて約1年9ヵ月経った昨年12月31日、米連邦捜査局(FBI)および司法当局関係者に引き渡された。クォン被告人を起訴したニューヨーク南部地区連邦地検は、暗号資産取引所FTXの創業者、サム・バンクマンフリード事件など、大型の経済・金融犯罪を捜査するところだ。大手金融会社があるニューヨーク・マンハッタンを担当し、「ウォール街の保安官」と呼ばれている。

米ニューヨーク南部地区連邦地検は23年3月、クォン被告人がモンテネグロで逮捕された直後、詐欺・相場操縦の共謀、商品詐欺、証券詐欺、情報通信詐欺など8つの容疑で起訴した。このうち、商品・証券・情報通信の詐欺については、時期をそれぞれ19~22年、21~22年の2回に分けて計6つの容疑を適用した。

クォン被告人は、テラとルナの価格の同時暴落の危険性を認識しながら投資家を騙した容疑と、米国の投資会社と共謀してテラ相場を操縦した容疑を受けている。22年5月の暴落の後に姿をくらましたクォン被告人は、翌年3月、モンテネグロのポドゴリツァ国際空港で逮捕された。その後、韓国と米国の司法当局は、身柄の引き渡しをそれぞれ要求した。
(引用ここまで)


 クォン・ドンヒョンの名前を覚えていますでしょうか。
 「安定した(ステーブル)暗号通貨」(暗号資産)としてルナ・テラと呼ばれるペアを発行し、「こんなものはステーブルではない」と批判する経済学者に対して「貧しい人と語るつもりはない」とか述べていた人物です。
 「ルナを批判するのはバカ、ゴキブリだ」って発言もありましたね。

 実際にどうだったかというと2022年には破綻して最高値は110ドルであったものが、0.00025ドルになりました。
 44万分の1ですね(笑)。

 テラが売り浴びせをかけられ、それを補填するために無限ともいえる量が発行されたルナが破綻。ルナの価値を「1ドル=1テラ」とするためのバックボーンに持っていたテラも破綻。
 まあ、納まるべきところに納まった、といったところ。


 被害総額は4兆円とも5兆円ともされています。
 クォン・ドンヒョンは「崩壊の可能性があることを分かっていて暗号通貨を発行した」として韓国でもアメリカでも詐欺で告発され、2022年5月には韓国から行方をくらましました。
 その後、2023年5月に逃亡先のモンテネグロで旅券法違反の容疑で逮捕されています。

「5兆円を蒸発させた」暗号通貨テラ創業者の韓国人、モンテネグロで逮捕される(楽韓Web過去エントリ)

 そして韓国とアメリカ、どちらに送還されるかが注目されていたのですね。
 韓国ならざっくり懲役15〜20年。10年ちょっとで出てこれるのではないかとされていました。
 一方、アメリカであれば懲役100年超もとされていました。
 クォン・ドンヒョン本人はなんとかして韓国に送還されようとしていたようですが。

 当初は「韓国に送還」との判決が出ていたのですが、去年4月にはその判決が取消になって「ああ、こりゃアメリカで懲役100年コースだわ」となっていました。
 で、今回のニュースで年末にアメリカへと引き渡されていたことが判明。

 懲役100年超っていうのは最大値であって、実際にはそうならないことも多いですけどね。引用外にあるように同じく暗号通貨関連で詐欺に問われたサム・バンクマン・フリードも同様に100年以上の懲役とされていましたが、判決は懲役25年でした。
 とはいえ、クォン・ドヒョンは現在34歳ですから懲役20年でも出所時は50代半ば。
 彼が作った仮想通貨と同様、納まるべきところに納まった……ってところです。

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日本で「500ウォン硬貨」を使われる詐欺被害続出、現金取引ではしっかりとチェックを!

カテゴリ:詐欺 コメント:(81)
「500円玉の中に500ウォンをこっそり出した韓国人」...日本で「大恥」(韓国経済新聞・朝鮮語)
日本で500円(約4500ウォン)硬貨の代わりに500ウォン硬貨をこっそり使う人々が発生している。

日テレの21日の報道によると、東京のある公衆浴場は最近、ソーシャルメディア(SNS)のアカウントに500円玉の間に挟まれた500ウォン玉の写真を掲載した。 該当銭湯は現金だけを受け取る顧客に500円の代わりに500ウォンを払ってこのようなことが起きた。

店主は「これを(500ウォン玉)見なかった。 次からはもっと気をつけなければならない」と書いた。 彼は番組のインタビューで「本当に500円玉のように見える。 お客さんが500ウォンを払えば、気づかないようだ。 確認してみたら50円くらいだったが、がっかりした。 腹が立って後悔している」と打ち明けた。

日本500円と韓国500ウォンは直径26.5㎜だ。 500ウォンは重さが7.7gで、500円は旧券が7.0g、2021年から発行した新券が7.1gだ。 目でしっかりと把握しなければ、違いを区別するのが容易ではない。

日本の500円は1982年から発行されたが、過去にも日本の自販機に500ウォン硬貨を入れると500円と認識される問題があった。 韓国人観光客がこれを悪用する事例も頻繁に発生した。 1997年、日本の警察は1万4000個の500ウォン硬貨を押収したことがあり、小さな重さの差を合わせるために道具を使って自販機に入れることもあった。日本造幣局はこのような問題を解決するため、00年から材質を変更して発行している。
(引用ここまで)


 500円硬貨と500ウォン硬貨、ぱっと見では区別がつきません。
 500ウォンは今日のレートで54.8円くらい。使われてしまったら大損です。

 記事中にもあるように、かつては大量の500ウォン硬貨が自販機などで使われたことがあります。重さを合わせるためにわざわざ削ったものが大量に発見されたりもしてましたね。
 なんでわざわざ日本の500円に直径をあわせてきたのか不明なのですが。
 「中古の自販機を韓国で使いたいからでは」みたいな話をどこかで見て「そんなこともあるのかなぁ」と思ったものでしたが。

 ま、それはともかく。
 現金でやりとりしているところでは500ウォン、100ウォンに注意が必要です。
 あ、100ウォン硬貨も100円に大きさが似ていて紛らわしいんですよ。


 かつて楽韓さんも韓国に行ったあとに100円のつもりで100ウォン硬貨を出してしまい、大慌てしたことがあるくらいで。
 あれ以来、韓国で使う財布と日本で使う財布を完全に分けた、なんてこともしています。

 今回の被害は銭湯でしたが、現金取引が多いという意味で同人誌即売会なんかもけっこう危険だとの話。
 800円のものに100円7枚と100ウォン1枚出されたら、ぱっと見では分かりませんからね?
 100ウォン硬貨による被害についても韓国でも報じられています。

「お釣りに100円玉もらったと思ったら100ウォン玉だった」 ネット上で話題に(朝鮮日報)

 現金を使うところではお釣りについてもすぐにしまうのではなく、チェックする必要があるかもしれませんね。
 記事のコメントでは「そんなことをするのは中国人だ」ってありますが。
 ……いやぁ。

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韓国人「わたしはソン・フンミンと知り合い。事業資金を出してもらえないか」→もちろん詐欺でした

カテゴリ:詐欺 コメント:(43)
ソン・フンミンと親交誇示……1億を巻き上げた元サッカー選手を指名手配中(ニュースピム・朝鮮語)
元サッカー選手がソン・フンミン、チ・ドンウォンら国家代表選手と親交があると主張して詐欺行為を行い、警察が彼の行方を追っている。 ソウル瑞草江南警察署で彼を手配中だ。

29日、警察などによると、瑞草警察署は元サッカー選手A氏を詐欺の疑いで手配中だ。 A氏は2021年に恋人関係だった被害者に約1億ウォンを騙し取った疑惑を受けている。 彼は被害者から金を返せという要求を受けたが、2022年に行方をくらました。

ニュースピムの取材によると、国内プロサッカー選手出身のA氏は2021年5月から同年12月までB氏に19回にわたり9382万ウォンを借りた。 彼は当時、選手生活をやめてエンターテインメント関連事業をするとし、事業資金が必要だとB氏を説得した。 A氏はB氏を説得する過程で「通帳に12億ウォンがあるのに差し押さえられて使えない」、「高価なスポーツカーを処分してでもお金を返す」等の理由を挙げた。

A氏が返済を先送りすると、B氏は2022年に民事訴訟を進めたが、貸した金額を返してもらうことはできなかったと知られた。 勝訴後、強制執行まで進んだ後、A氏が返済する能力がないことが明らかになった。 当時、A氏の口座残高は、すべての銀行を合わせて1700ウォンに過ぎないことが確認された。

唯一の接点は、A氏が縁があると主張したサッカー選手たちだ。 A氏は2014年頃、ソン·フンミン選手と撮った写真を土台に「ソン·フンミン兄と近い間柄」と誇示したと知られた。 また、チ·ドンウォン選手と同じ全南ユース出身で、大きな金額で金銭取引をしながら互いに助け合ったと主張したりもした。

ただ、取り上げられたサッカー選手らは、A氏とは関係がないという立場だ。
(引用ここまで)


 世界一の詐欺大国である韓国では詐欺の手段、手法は多種多様。
 今回は「わたしはソン・フンミンと知り合いだ(だから信頼できる人物なので)、事業資金を貸してほしい」っていう詐欺。
 なんでも元サッカー選手らしいですね。

 実際にはソン・フンミンと写真を撮ったことがあるだけ、っていうパターン。
 まあ、これよくあるヤツですね。

 あとサッカー選手だと「海外のクラブとコネがあるので入団できる」とかいうパターンもあり。

「息子を欧州クラブに入団させる」と詐欺…韓国の元サッカー選手が逮捕、11年に八百長発覚で引退(ゲキサカ)

 Kリーグの八百長禍で除名処分にされた選手がやったそうですわ。
 こうしてちょっとしたフックしかないのに詐欺に走るっていうのは、ひきこもりが多いっていう部分と接続している感触がありますね。


 サッカーで失敗するともう2度と「ちゃんとした社会人」としては立ちゆかない。
 サッカー以外でなんのキャリアもないですからね。
 結果、こんな風に詐欺が流行する。
 社会構造として、そうならざるを得ない状況になっている部分があるなぁ。

 いわゆる特殊詐欺(韓国名:ボイスフィッシング)って韓国では日本以上に流行ってまして。
 認知被害額で日本は441億円余り(2023年)ですが、韓国では5438億ウォン(2022年)。
 しかも、この金額で「前年比で30%も激減している」数字ですからね。
 いま検索したら2023年の被害額はさらに4472億ウォンに減少していた。それでも人口あたりにすると日本の3倍規模です。

 社会構造として詐欺がぴったりと貼りついているって感じですかね。

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韓国でまたも投資詐欺「AIが投資するので年利600%! 加入者を増やせばさらに配当アップ!!」……ポンジスキーム+マルチ商法に1万8000人が熱狂

カテゴリ:詐欺 コメント:(78)
「AI投資で年600%の収益」…教授・牧師も呆然とした「ポンジ詐欺」(韓国経済新聞・朝鮮語)
15日、韓国経済新聞の取材を総合すれば、ソウル江南警察署は特定経済犯罪加重処罰法(特経法)上の詐欺、類似受信行為規制法違反の疑いなどでイ某ポップコーンソフト代表を2月に検察に送致した。 イ代表は拘束された状態で起訴され、4月24日に初裁判を受けた。 捜査当局はイ代表の他に被害者が主犯と名指ししたアン某氏、オ某氏も捜査中だと伝えられた。 イ代表はポップコーンソフトのAIトレーディングプログラム「ダブルラ」を通じて投資するとし、計55人から43億ウォンを騙し取った疑惑を受けている。

ポップコーンソフトはイ代表をはじめ共犯と推定されるアン氏、オ氏などが2022年に創業した投資会社だ。 募集人のアン氏は「人間は決してAIに勝てない」として「すでに1000億ウォンを越える資金を転がすAIトレーディングで先物指数に投資すれば大金を稼ぐことができる」と被害者を誘惑した。

被害者によると、ダブルラに接続すれば証券会社のホームトレーディングシステム(HTS)と同じ画面が現れ、AIを通じてリアルタイムで売り·買収が行われる過程を見ることができる。 ポップコーンソフトは30日間の投資に116%、90日間の投資に156%、1年後617%という非現実的な収益率を提示した。 だが、被害者たちは「偽HTS」で残額と銘柄名、取引量、相場などがあまりにも精巧に現れていてだまされるほかはなかったという。

ポップコーンソフトは、ソウル駅三洞や京畿道城南、大邱、釜山、全羅南道順天など、全国に支社が作られ、しばらく収益も正常支給されたが、昨年6月から精算が止まり、以後告訴・告発が続き被害者非常対策委員会が構成された。 現在、非常対策委員会が集計した被害者は8000人余りに達し、把握された被害額だけで670億ウォンだ。 非常対策委員会代表のイ某氏は「確認した被害口座が1万8000個なので被害規模がさらに大きくなるだろう」と話した。

被害者たちはポップコーンソフトが多段階構造で運営された情況も確認した。 本部長とチーム長など職級別に、募集した人数別に収益率に差をつけたが、このため会社役員級は投資家新規募集と下位投資家の再投資に狂的に執着したという。 ある被害者は「1年で2億ウォンから10億ウォンを作れるという話に再びお金を入れ、結局元金を一銭も返してもらえなかった」と伝えた。

被害者の相当数が中央大学の同窓だという点も今回の事件の特徴だ。 看護大同窓会を長い間主導したアン氏が同門を引き込み、彼らが後を絶たず被害者を流入させたからだ。 アン氏は大学に発展基金を寄付し、学部生にコーヒーとドーナツを提供する行事を開き、同窓生に歓心を買った。

被害者の中には中央大学教授と大邱の大型教会の牧師もいた。 影響力のあった牧師の勧めで、信者の相当数がお金を入れたという。 被害者である教授は最近死亡したが、死亡前に知人に「お金が一銭もなくマイナス通帳でやっと生活する」と明らかにしたと伝えられた。 ポップコーンソフトにやられた後、世を去った人だけでも3人に上る。

現在、捜査が本格化し、ポップコーンソフトの詐欺行為は止まった状態だ。 しかし、捜査網から脱した役員らが、京畿道龍仁などに似たH社、C社を設立し、同様の詐欺を働いたという。 彼らは「ポップコーンソフトが返さなかった元金を支給し、収益も出す」として現在50億〜60億ウォンを集めたという。

ポップコーンソフトは最近、一部の被害者に元金の1%を支給した。 白石大学警察行政学科のイ・ゴンス教授は「詐欺師は高度の知能犯」とし、「利子だけでも与えれば刑事上詐欺罪ではなく民事に移るという事実を知り、抜け出すために一部金額を返済しようとするもの」と説明した。 ハンギョンはアン氏とオ氏に何度も連絡を試みたがつながらなかった。
(引用ここまで)


 暗号通貨が生まれれば暗号通貨そのもの、あるいはその背景となるブロックチェーンで。
 ブロックチェーンからNFTが生まれればNFTで。
 生成AIが生まれればAIで……と。
 詐欺の種は世の中に延々と生まれ続けるわけです。

 今回は「AIを使った投資をすれば多大な利息が得られる」とする詐欺手法。
 で、最大で年利600%を超える利息との売り文句だったそうですけども。
 いやもう、引っかかり放題。
 人間の心理として「どこかでうまくやっている人がいて、それにいっちょ噛みしたい」との考えは多かれ少なかれあるのでしょうが。
 韓国ほどにそれが激しい国はないのではないかと感じます。


 韓国経済新聞は「大韓民国詐欺リポート」として、こうした詐欺の手法を紹介するシリーズ記事を書いているのですが。
 その中でも今回のものはひときわ悪質で。
 通常の「年利600%!」っていう投資詐欺手法に加えて、マルチ商法の手法も加えているって部分。
 投資している人間が勧誘できればできるほど利率が上がるわけです。

 その中には大学教授や教会の牧師までいたって話。
 社会的影響力の高いそれらの人々から勧誘されて、加入された被害者も多かったとの話。
 きっつ。
 まあ、マルチ商法とポンジスキームはとてつもなく相性がよいのでよくあることではあるのですが。

 あと逮捕されてからもわずかに利息を払っているってところも姑息。
 詐欺罪を成立させまいとがんばっているわけですね。
 ま、実際には元本を投資せずに配当に回していただけなので、そこで成立するとは思いますけどね。

 「世界一の詐欺大国」である韓国でそうした話があったら身構えて、眉につばを塗りながら見たほうがよいでしょうって話でした。

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日々進化する韓国の詐欺犯、振り込め詐欺だけではなく中古品売買などの詐欺などにも手を出す多角化へ……

カテゴリ:詐欺 コメント:(39)
タグ: 詐欺 韓国社会
MZ世代「詐欺遊び場」になった中古取引(韓国経済新聞・朝鮮語)
昨年、個人間の中古取引詐欺被害額が史上最大の2600億ウォンに達した。 2013年比10倍急増した規模だ。 中古取引詐欺の被害者と被疑者の約4分の3が10〜30代だった。 インターネット中古取引がMZ世代の詐欺温床になっているという憂慮が出ている。

24日、詐欺被害情報共有ウェブサイト「ダッチト」によると、昨年受け付けられた中古取引詐欺被害件数は31万2169件、金額は2597億8240万ウォンと集計された。 一日平均7億1173万ウォンの被害が申告されたわけだ。 年間被害額が270億ウォンだった2013年対比約10倍急増した規模だ。 警察関係者は「一部の専門家は詐欺申告規模を実際の被害の10分の1水準と見ている」と話した。

ダッチトが受け付けた中古取引被害者の81.2%は10〜30代だった。 警察庁が昨年行ったサイバー犯罪特別取り締まり(中古取引含む)で検挙した被疑者の中で20·30代が71.5%を占めた。

警察は、従来のボイスフィッシング犯罪組織が中古取引に移り、組織化したものと把握している。 警察大学のソ・ジュンベ教授は「ボイスフィッシング組織がお金になる中古取引詐欺に拠点を移した」として「他の領域を結合した『ハイブリッド犯罪』が最近詐欺犯罪の新しいトレンドになっている」と説明した。

詐欺被害共有サイトのダッチトに昨年最も多く申告された被害品目は公演チケットと商品券だった。 携帯電話や周辺機器が2順位で集計された。 被害者が申告して被害を復旧しようとする努力をかけるより、比較的あきらめやすい数万〜数十万ウォン台の商品を利用する事例が多いという話だ。 (中略)

専門家たちは中古取引詐欺が金額は小額だが、共同体の信頼毀損に及ぼす影響は大きいと指摘する。 警察大学のソ・ジュンベ教授は「詐欺は共同体を破壊し社会の信頼を低くする犯罪であるだけに小額詐欺も見逃してはならない」と話した。
(引用ここまで)


 去年の韓国におけるオークションやメルカリのような個人間取引での詐欺被害額が認知されている額だけで2600億ウォンに達し、専門家からは「これは氷山の一角で全体の10%に過ぎない」との見解も出ている状況であるとのニュース。
 2兆5000億ウォンクラスの詐欺件数が個人間取引である、とのことですね。
 うん、まあ思ったよりも少ないというべきか。

 記事中にある「ボイスフィッシング」は日本でいうところの振り込め詐欺(特殊)のこと。
 これが段々と変質しているとのレポート。
 中古品取引での少額詐欺を繰り返して、大事にしないって方針。
 商売の多角化か。
 こつこつ稼ぐんですね。


 日本でもチケット取引が反社に利用されていたことから、法律で取り締まられるようになったわけです。
 チケット不正転売禁止法で私的財産権を制限することになったのですから、当時かなり踏みこんだ判断だと感じましたが。
 かなり「やってよかった」と思われる結果になりましたね。
 施行されてからこっち、スポーツ、ライブ等々で明らかにダフ屋が減りました。

 そうした規制がない中、もうやりたい放題。
 韓国人には根本的に「ホグにされた」(鴨にされた)ことを明かしたくないって部分があるので、これほどまでに暗数が大きくなっている可能性もありますね。
 まあ……世界一の詐欺大国ってのは伊達じゃないって感じだなぁ。

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