水原知法刑事11単独(部長判事キム・ユラン)は、詐欺の疑いで起訴されたAさんに懲役10月を宣告したと今日(15日)明らかにしました。
これに不拘束状態で裁判を受けたA氏は、宣告後その場で法定拘束されました。 (中略)
A氏は2017年8月、京畿道始興市のあるカフェで被害者B氏に「私はC株式会社労組委員であり労組委員をよく知っている」とし「退職前にあなたの息子を無条件に就職させてくれる」と話しました。
そしてBさんに就職費用の目的で3回にわたって8000万ウォンを銀行口座に送金させたことが確認されました。
調査の結果、Aさんは被害者から受け取ったお金を生活費などとして使う計画であり、被害者Bさんの息子を就職させてくれる医師や能力もなかったことが明らかになりました。
(引用ここまで)
被告人のA氏は50代で実際に大企業に勤めていたそうです。
実際問題、韓国では正社員の座は売り買いされています。
GM韓国では非正規雇用の社員が組合員に5000万ウォン支払うことで正社員になれた、というニュースがありましたね。
これは「親戚優先雇用」の制度があり、その枠を悪用してできることでした。
組合が推薦すればそのまま正規雇用となれるというもの。
そうやって一度、正社員になってさえしまえば5000万ウォンなり8000万ウォンなりといった金額はすぐに元が取れるということなのでしょう。
なにしろ赤字を垂れ流しているGM韓国ですら工場労働者は年収8000万ウォン。
世界最悪の労働能力として知られているヒュンダイ自動車であれば1億ウォンも夢じゃないというレベル。
そりゃ、こうして裏金を払ってでも正規職を買おうとするわけです。
でもまあ、その一方で韓国は世界に冠たる詐欺大国でもあるので。
当然、こういう事案も多数あるのでしょう。
先日も「詐欺で大金をせしめた犯人がロトを大量購入しようとして詐欺にやられる」という事件がありました。
韓国ではロトの購入は1回の購入上限がけっこうきつめにかかっているのですよ。
それを「うちならすり抜けて買えますよ」という宣伝をしているところがあって、案の定詐欺だった、というオチでした。
なんでわざわざそこでロトなんか買おうとするのかが不明なのですが……。
ちなみにまったく同じ事案が2005年にもあったりします。
韓国人の意識には色濃く「どこかでうまいことをやっている連中がいる」という認識があり、そのウリ(我々の意味。ここでは仲間意識のこと)に加わることができれば安泰だと思っている部分があるのです。
それらの象徴が正規職の売り買いだったり、「ロトの次の当選番号を知っている人」だったり、大統領の地下資金の管理人だったりするのですが。
多くの場合、それを利用した詐欺であるというオチに終わるのです。
Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちら!→Follow @rakukan_vortex