四肢延長術を悩む人の中には、割合を心配する人が多い。 過去にはそのようなケースが少なかったが、数年前から足を伸ばせば腕も増やさなければならないという話が持続的に出てくる傾向だ。 黄金比率は最も完璧な四肢を持っている人を指す時に使う言葉だ。 どうせ手術台に上がるならば完璧になりたい患者たちの心は十分に理解できるが、足を延長する時に腕まで延長しなければならないということは手術前にすでに黄金比率である人々の話だ。 (中略)
これは患者の心理を刺激することから始まる。 一般人が常識で考える時、「片方だけ増やせば比率が合わない」という話を専門医が持ち出すと同時に信頼度は非常に高くなる。 そのように両側延長を誘導し、自ら腕延長もするという言葉を付け加えて患者を募集するシステムと見られる。 すべてを尽くす完璧な医師の姿を見せることで、患者が訪れるようにし、その状態で相談を進めながら、希望する手術に誘導させる方式だろう。
しかし、腕の延長は熟慮しなければならない部分だ。 大韓民国のどの整形外科医も、腕の延長を容易にしてくれるとは言わない。 筆者の四肢延長ケースが4000ケースを超えたが、腕延長ケースは少数だ。 障害に分類される患者の腕を延長することは当然すべきだが、正常範囲の患者には絶対に腕の延長を勧めない。 ところが、患者たちは「足の延長をすれば腕もその分延長しなければならない」という奇怪な論理を信じて腕延長相談に来ている。
(引用ここまで)
はあ……(どん引き)。
韓国で四肢延長術はかなりポピュラーな整形手術のひとつ。
「骨を折ると足が伸びる」ってあれを人為的に行って、5〜10cmほど身長を伸ばすというもの。
激痛を伴い、リハビリに1年ほどかかるとされています。
韓国では年間で600件、つまり月に50人がこの手術を受けています。
日本以上に低身長に対しての当てこすりがきついのが韓国。
「180cmなければルーザー」なんて女性の発言が大きく取り上げられたこともあるほどです。ちなみにその女性、美容整形していたことが暴露されています(笑)。
それ以外にも軽々に子供に成長ホルモンを投与しています。
成長ホルモンの処方数は年間2万5000件。5歳児に1000万ウォンの治療費をかけるそうですよ。
もちろん、自由診療で。
その様子は欧米でも半ば唖然としながら伝えられています。
韓国では子供に成長ホルモンを投与してまで背を伸ばそうとする(楽韓Web過去エントリ)
子供時代にそうした治療を受けても「直らなかった」人々が、続々と四肢延長術を受けようとしているわけです。
んで、事前に延々とインターネットで情報を検索してから来るので「どうせ受けるのであれば腕も伸ばしたほうがいいのでしょう?」って質問されることが多く、それに対して専門医が「そんなことはない」と解説しているのが今回の記事。
韓国でこの種の手術が一般的だからこその注意喚起というべきでしょうね。
恐ろしいなぁ。
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