韓国でもコロナ禍の国民生活を支援する「緊急災難支援金」の支給が始まっている。ネット王国だから申請はスマホやパソコンでというが、年寄りには不便だし入力ミスも多く、住民センターや銀行窓口に足を運ぶ人も多い。額は日本と違って1人当たり一律ではなく家族数で差がある。政府のほか自治体からの支援金もある。 (中略)
日本との一番の違いは支援金の使い道が制限されていることだ。ショッピングでは小規模業者を助ける意味から百貨店や大型スーパー、通信販売などでの使用はダメでカラオケやレジャー関連、飲み屋、公共料金にも使えない。借金返済はもちろんダメ。その結果、商店でもまず使えるか確認しなければならない。
そこで使えるところをあちこち確認してみたら、簡単な整形手術にはOKと分かって二重まぶた手術がこのところ盛んという。整形外科医院もそれをしきりにPRしている。在宅勤務になっているOLなどにはいいチャンスなんだとか。この“コロナ余聞”は韓国的で面白い。
(引用ここまで)
韓国では支援金の支給がすでに99%以上終わっているとのこと。
さすが徹底管理社会は違いますね。
こういう部分は口座情報と住民登録番号が紐付いている韓国の素早さが羨ましい部分でもあります。監視社会である部分は避けたいけど、これは導入したい……というのもなかなか難しいのだろうけど。
実際に遅いのは如何ともし難い。
うちはマイナンバーカードありますが、いまひとつ申請システムが信頼できるものでなかったっぽいので書類待ちで出しました。まだ入金きませんね。まあ、急ぐようなものでもないので。
さて、韓国政府としては地元のお店で使ってほしい、という意向で大型ショッピングモールでは使えないというような制限をつけたのだそうです。
当初は所得下位50%の世帯にだけ給付する予定だったそうですから、まあ施策の方向としては分からないでもない。
消費者がそれに従うかどうかは別ですが。
その後、選挙にともなってぐだぐだになった結果、全世帯が給付対象になったというのは既報。
韓国政府からは公務員は全員寄付しろとかいう話も出たり、クレジットカード会社への給付申請画面に「全額寄付する」っていうチェックマークが政府指導でついていたりとぐだぐだしてましたが。
あ、そうだ。なんだかんだと韓国政府は寄付を強要しようとしていたのですが、寄付に回された割合は0%台だったそうです。
このニュース、ここで使わないと絶対に使わないからここに書いておきましょう。
災害支援金寄付低調政府、カード会社に「統計箝口令」(毎日経済・朝鮮語)
寄付されたのは0.5%以下だったそうです。残念。
まあ、そりゃそうですわな。
で、緊急災害支援金を「病院」で使うことには制限はなく、一応は「病院」の一種である美容整形外科で使われる例が続出しているのだそうですよ。
韓国らしいほのぼの系のお話。
こういう使い道とかに文化が反映されるのが面白いところですね。黒田氏に求められているのはこういうレポートなのでは。
ここのところ、政治ネタ、社会ネタが続いていたのでこういうのもたまにはよいなー。
整形が心の問題だよね、というのがよくわかるエッセイマンガ。