再び来たノーベル賞の季節... 韓国人の受賞者出ない本当の理由?(アジア経済・朝鮮語)
16日に科学技術情報通信部主催の青年科学技術との対話に参加した一人の青年科学者の「一針」でした。今年もノーベル賞の季節が開幕されました。スウェーデン王立科学アカデミー、ノルウェーノーベル委員会などは来る10月4日(現地時間)生理医学賞をはじめと物理学、化学、文学、平和、経済部門の順で受賞者を発表します。残念ながら、今年も韓国人の名前は挙げていないのです。特に日本は、24人の科学分野の受賞者を輩出したのに対し、韓国は(故)金大中前大統領がノーベル平和賞を受賞しただけです。この日の「対話」もイムヒェスク科技情報通信部長官が青年科学者とのコミュニケーションすると主催したイベントだったが、テーマは自然ノーベル賞に流れました。
世界の主要なノーベル賞受賞者は、ほとんど20〜30代、遅くとも40代に成し遂げた研究業績を認められて賞を受けています。アルバートアインシュタインは26歳の時である1905年に発表した光子の理論で1921年ノーベル賞を受け、1932年ノーベル物理学賞を受けたヴェルナー・ハイゼンベルクも行熱力学、不確定性原理など量子力学を創始した業績を立てた時わずか25歳だった。
しかし、私たちの現実はどうでしょうか?この日の行事に参加した大学院生の研究者たちは、「中心点」を刺してある大臣を当惑させた。イジュンヨウン科学技術連合大学院大学(UST)修士・博士統合課程生は大学院生を研究者にしっかりと扱われてもらう一針を置いた。彼は「研究者ではなく、学生と認識しながら研究室に垂直な文化が生じる」とし「学生の枠組み大学院生を見ながら休暇や給与で差別を当然視する。堂々と研究者でおもてなしし、従来の科学者のような信頼性の高い給与を与える創意工夫を保証しなければならない」と指摘しました。
チェジフンポステック(POSTECH)化学修士・博士統合課程生は韓国の研究室の垂直文化、すなわち「ガプジル」が可能な根本的な原因を皮肉った。彼は「研究指導の面では、教授の学問的権威に基づいてい建設的な議論をするが、人件費や通勤、休暇の使用、進路まで教授にかかっているみると虚心坦懐な意見を共有するのが難しい」としながら「もちろん、水平的な関係を結ぶ教授たちもが、そうでない場合は、牽制することができる装置がない。研究室内疎通と学生主導の研究を妨害する大きな要因」と言いました。
(中略)
これから毎年チュソクのあたりには韓国人のノーベル賞受賞候補者の名前がランキング上位に上がってドキドキさせてもらい、最終的には栄光の受賞者を迎える時間が来ることを願います。
(引用ここまで)
「残酷な月」こと10月がまもなくやってきます。
ノーベル賞シーズンだということで、ぽつぽつと韓国でも「また今年もダメなのだろう」という諦めにも似たため息と、わずかな期待が交錯するという季節になったというわけですね。
今年、韓国国内で最大の話題はハンタウイルスを発見したイ・ホワン博士がクラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞(旧称トムソン・ロイター引用栄誉賞)を取ったこと。
「漢灘ウイルス」見つけた李鎬汪博士、ノーベル医学賞候補に(朝鮮日報)
このことで韓国メディアは「ノーベル生理学・医学賞の候補となった」としているのですが。
候補……というのとはちょっと違って、可能性があるというくらいかなぁ。
これまでクラリベイト・アナリティクス賞を取った科学者は数百人いますが、実際にノーベル賞を獲得したのは60名弱。
でもま、今年はmRNAワクチン周りで決定でしょ。
ビオンテックのカリコ氏を中心に3名って感じかな。
たぶん、C型肝炎のウイルス発見者が受賞したことで韓国でも「もしかして……」って盛り上がっているのでしょうけども。
C型肝炎がウイルス由来であり、ワクチンで予防できるようになったことで人類を病から救ったということが評価されての受賞。
ハンタウイルスの発見……なぁ。大きな発見であるとは思いますが。
ノーベル賞とはちょっと違うかな、という感じ。
あ、冒頭でピックアップした記事では「20代、30代という若いうちに大きな研究で成果を出している」とありますが。
戦前の物理分野であればともかく、現在はそうでもないですよね。
成果を出せなくとも研究を続けた結果……というような形がひとつのパターンとなっている。
どっちにしてもパルリパルリ(早く早く)の韓国人には難しいんじゃないかな、という気がします。
あと日本の「自然科学部門のノーベル賞受賞者が24人」というのは日本国籍の22人と中村氏+故南部陽一郎博士の2人を合わせてのカウントでしょうね。
22人でも24人でも正解だと思いますが、このカウントが正しいのってすごい珍しいんですよ、韓国メディアでは(笑)。
ともあれ、今年もノーベル賞関連についてはできるだけフォローしていく予定です。
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