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カテゴリ:ノーベル賞の記事一覧

韓国人「今年もまた日本人が2人、ノーベル賞を取った。韓国人が取れないのは国内の研究環境がよくないからだ」……まあ、そう言っておかないと自尊心がはじけ飛びそうになっちゃいますからね

カテゴリ:ノーベル賞 コメント:(91)
今年のノーベル賞を惜しむ前に(ハンギョレ)
10月に発表されたノーベル賞受賞者名簿に日本人2人が名前を上げた。 (中略)

日本が科学分野で多数の受賞者を輩出したことがうらやましいのは、ただその数が多いからではない。 そのうち相当数が日本自ら養成した在来種の研究者だという点のためだ。 今年の受賞者2人も、京都大学で博士号を取得し、日本で長い間活動してきた。 それだけ日本は国内の学問基盤が堅固で、あえて米国やヨーロッパに留学しなくても世界で認められる研究成果を出せるという信念がある。 政府と大学と企業と社会が協力して形成した自生力のある学問生態系を後押しするために可能なことだ。

韓国人の中にも理工系に優れた研究者が多い。 しかし、彼らの大半は外国、特に米国に留学し、博士号を取得した後、可能であれば米国に残る道を選ぶ。 帰国して国内の大学や研究機関に定着した人たちも、自分の教え子が留学に行くなら積極的に止めない。 留学が最新の研究成果を受け入れるのに役立つためでもあるが、韓国の大学と社会全般の理工系研究と教育インフラが不十分で、在来研究者に対する国内大学の認識と待遇が薄いと見るためだ。 (中略)

これを韓国の大学構成員の過ちだけに回してはならない。 無気力と冷笑は長年の経験を通じた学習の産物だからだ。 世界のどこと比べても、韓国の大学のように教授が教育と研究のほかに行政業務にこだわるケースは見当たらない。 研究プロジェクトの多くは短期的な成果を出すことに専念するように設計されている。 研究プロジェクトをしていると、教授はいつの間にか研究専門家ではなく、プロジェクトを受注し、結果物を要領よく作り出す行政の達人になる。 危険と失敗の可能性が大きい革新的研究は、努めて無視しなければならない。 才能があり、チャレンジ精神に満ちた人材をこのような風土で育てることができるだろうか? たとえそのような人材がいるとしても、どの教授が彼を韓国の大学に残るよう果敢に勧めることができるだろうか? (中略)

ノーベル賞は受賞者個人と彼が属した国に劣らず彼を育てた学問生態系の栄光だ。 その点で私は相変らず日本が羨ましい。 韓国の理工系研究者たちがノーベル賞を受賞できないと責める前に、韓国社会が彼らにきちんとした研究環境を提供したのか振り返ってみなければならない。
(引用ここまで)




 年の瀬も迫って、今年のノーベル賞総括の時間となった模様です。
 韓国の研究者はすぐアメリカに向かってしまう。
 たとえ韓国に帰ってきても、学生がアメリカに向かうことを止めはしない。
 研究者の継承が行われず、まるで不妊となっているかのようだ。

 日本の研究体制がうらやましい、と。
 まあ、現行の日本の研究体制がそんないいもんなのかって問題はある置いておいて。
 久々の日本による自然科学部門のノーネル賞ダブル受賞がだいぶ効いているっぽいですね。

 何度も何度も語っているように、韓国人の中では「韓国人こそが世界最優秀民族」なのです。
 もうあえて言うまでもないくらいに。



 なのでPISAとか数学オリンピックで高い成績を取ると「見たことか、これが韓国人の実力だ!」とかやってしまう。
 U-17女子ワールドカップで優勝しただけで優勝パレードしてしまうのです。



 で、その観念に反する「PIAACで低い点数を取る」とかについてはほとんど無視するっていう。
 PIAACで日本が高い位置にいるとか、韓国メディアはいっさい報じてませんからね。
 いや、真面目な話。本当にいっさいないです。

 なので、「韓国人がノーベル賞を取れない理由」は「研究環境が悪い」とかなんですよ。
 別に環境が悪くても本当に卓越してたらチャンドラセカール・ラマンみたいに受賞できるはずなんですけどね。
 科学ってそういうもんだし。



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韓国人科学者「日本は21世紀になって自然科学系ノーベル賞の受賞者数2位だ。失われた20年より前に投資したのがいま花咲いているのだ」……そうかぁ?

日本、世界2位なのに韓国0人、焦った李大統領「支援を注ぎ込む」(YTN・朝鮮語)
◆「韓国の力量は確かに持っていると思うが、今ノーベル賞が科学分野で出ていないじゃないですか。 文学で唯一出てきたし。 本当に多くの分野で十分な潜在力があると思います。でも何よりも科学界でノーベル賞が出てほしいという願いを持つんです。 この制度を進めれば可能でしょうか?」

◇ パク・インギュ「私は十分可能だと思います。 今すぐは難しいです。 日本が今、21世紀に入ってノーベル科学賞を受賞した数字が世界第2位です」

◆ノーベル科学賞受賞者、世界2位ですか、日本が?

◇ パク・インギュ「もちろん21世紀、今世紀に入ってからです。 アメリカが1位で日本が2位なんです。 日本がノーベル科学賞を席巻しています。 日本の歴史をこのように覗いてみると、多くの方が1949年に乗った湯川秀樹の話をよくしますが、実質的に49年に湯川秀樹がノーベル賞を受賞して以来、長い間ノーベル賞が出なかったが、本格的に21世紀に入ってから出始めたんですよ。 その理由は70年代末、80年代初めに考えてみると、日本が失われた20年になる前です」 (中略)

◇パク・インギュ「科学技術についてしっかりと確立する必要があります。 まず、こういう話が出てきませんか? 1年に1、2週間くらい、10月になるといつもノーベル賞の話をして。 ノーベル賞の話をした2週間が終わったら、また技術の話をするじゃないですか? 私たちがそうなった理由は、おそらく基礎科学と実生活との連結が非常に遠いと考えているのですが、今世の中が変わりました。 基礎科学研究されたものが実生活に入るまでに時間がますます短くなっています」
(引用ここまで)




 なにやらイ・ジェミョンが科学界に支援をしようとしているとのニュースが出ているのですが。
 いわゆる「最高科学者制度」の再来ですかね。
 最高科学者の一番最初はあのファン・ウソクでした。
 もうファン・ウソクの名前も歴史の中に埋もれているなぁ……。

 その中で「そういうとこだぞ」ってなった部分があったのでピックアップ。
 21世紀に入ってから自然科学系のノーベル賞受賞者数で、日本が2位になったとのこと。

 25年分調べるのアレなのですが、まあそのくらいあるでしょうね。
 1位はアメリカで2位は日本、ついでイギリスって感じかな。 



 んで、それを訥々と語るわけですよ。

「日本は21世紀で2位の受賞者数だ」
「日本は失われた20年の前にお金を注ぎこんでいた」
「それがいまの成果になっているのだ」

 ……んー。
 どうですかね。

 日本人ってわりと科学好きじゃないですか?
 ブルーバックスがもう何冊出てるのやらってなってるし、Newtonがコンビニで売られてたりする(最近は見かけなくなった)。
 そうした環境が韓国にはないんですよね。

 基礎科学の施設ですら易姓革命のネタにされちゃうくらいですから。



 国民の意識を変える、は無理だからなんかたまたま偶然、すごい発見することに賭けたほうがいい気がする。
 基礎科学続けてたらそんなこともあるかもしれんしね。



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韓国メディア「10月のノーベル賞シーズンを恐れる韓国の科学者……今年は日本人が受賞したからなおのことだ」「基礎科学を重視しろと口ではいうが、研究者が定年後に中国に雇われてしまった。これでノーベル賞が取れるのか?」

10月が怖い韓国の科学者【コラム】(朝鮮日報)
1年12カ月のうち韓国の科学者たちが「なくなってほしい」と考えるのは10月だ。ノーベル賞受賞者が発表される10月になると身も心も萎縮し、どこかに消えたくなるほどだという。ただ昨年はノーベル物理学賞と化学賞でAI(人工知能)関連の研究が注目を集めたため、韓国が科学分野のノーベル賞を受賞できないことへの負担はまだ軽かったようだ。

 ところが今年は日本人研究者が生理学・医学賞と化学賞を受賞し、再び日本と比較されてしまった。日本ではこれまで物理学賞12人、化学賞9人、生理学・医学賞6人と合計27人が科学分野のノーベル賞を受賞したが、韓国からはまだ1人も出ていない。 (中略)

 日本政府は2001年に科学技術基本計画を発表し、その中で「今後50年でノーベル賞受賞者を30人輩出する」という目標を掲げた。その後01-25年の受賞者は20人を超えた。すでに目標の3分の2を達成したのだ。

 これに比べて韓国政府はノーベル賞受賞者数の具体的な数値目標はない。韓国も20年前にはノーベル賞を目標に「国家碩学(せきがく)」と呼ばれる制度を導入した。当時韓国政府は「国家碩学選定者は今後ノーベル賞受賞につながる研究力を強化し、国の名誉を高めるだろう」「長期かつ安定した研究を保障し、若い研究者にとって尊敬の対象になるよう支援する」と宣言していた。

 ところがそれから4年で国家碩学の看板は下ろされリーダー研究に改編された。まさに竜頭蛇尾だ。国家碩学を掲げた当時の教育人的資本部(省に相当、以下同じ)は2008年の部処(省庁)再編で科学技術部と統合されて教育科学技術部となり、この象徴的な制度は事実上消え去った。国家碩学に選定された研究者は38人だが、その多くがすでに定年を迎えている。彼らの一部は定年後、韓国国内で安定した研究環境が提供されないため中国の大学に迎えられ、後進の指導に当たっている。
(引用ここまで)




 ありましたね、国家碩学制度。
 ノ・ムヒョン政権時代に制定されて、把握しているかぎりでは2005年に11人、2006人に10人、2007年には15人が選定されています。
 2005年の年末頃にはファン・ウソクのES細胞捏造事件が暴露されて、韓国の科学界がしおしおになっていたのですけども。
 なんとかノーベル賞をって意味もあって数年で数十人の学者が選ばれていました。

 ただまあ、うん。
 初年度は物理、化学、生物学。2年目も数学、物理、化学、地球科学の学者が選ばれたのですが。
   3年目に文系も入ってきて「ううん?」ってなって、2008年には省庁改編で立ち消えになったっていう。

 最大10年間、毎年1〜2億ウォンの支援金が出るって制度で制度設計自体は悪いものではなかったと思うんですけどね。
 韓国の「パルリパルリ精神」には合致しなかったのでしょう。



 もちろん、ノ・ムヒョン政権からイ・ミョンバク政権になっていつものちゃぶ台返しがあったと見るべきでしょう。
 そのイ・ミョンバクが制定した基礎科学研究院(IBS)もムン・ジェイン政権で潰されたわけですが。



 まあ、基礎科学が根付くわけないわな。

 なお、国家碩学制度で初年度に認定されたかたたちは定年後、韓国国内で職を得ることができずに中国が三顧の礼と研究所設立で引き抜いたそうです。

韓国は「国家碩学1号・2号」も追い出し、中国は研究所を建てて迎えた[人材を吸い込む中国](中央日報)

 そのうちのひとりは前述のIBSに所属していたカーボンナノチューブ関連研究をしていた教授だそうです。
 イ・ミョンバク政権時代に職を得た人物は、現在のイ・ジェミョン政権下では肩身がせまいのでしょうね。まあ、しゃあない。
 それが韓国ってもんです。



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韓国メディア「日本はノーベル賞を受賞し、韓国では科学者が破産して退職年金を解約している」「27対0も当然だ」

退職年金まで崩す『韓国科学』、ノーベル賞をまた受賞した『日本科学』(韓国日報・朝鮮語)
今年のノーベル科学賞発表後、韓日両国の科学技術界の雰囲気は克明に分かれた。 賞を2つも持っていった日本と違って、韓国は今回も受賞者を輩出できなかったからだ。 科学技術発展史と文化的土壌が異なり、日本と単純比較することは難しいが、基礎科学投資を増やし研究安定性を高めなければならないという声がより一層力を受けるものと見られる。 (中略)

日本は科学分野で累積27人(日本出身だが受賞当時、外国国籍だった3人を含む)のノーベル賞受賞者を輩出した。 日本科学技術の長期的な眼目と研究者中心の支援制度が光を放ったという分析が出ている。 (中略)

韓国は理工系人材の離脱に頭を悩ませている。 国民の力のイ・サンフィ議員が12日、科学技術情報通信部から提出された資料によると、最近5年間、政府科学奨学金を受けた学生のうち316人が医学系列などに進路を変えた。 産業オーダーメード型人材を育てる半導体契約学科でも中途脱落が続出した。 昨年、韓国科学技術院(KAIST)で途中脱落した割合は10.8%に達した。

科学者を夢見た青年たちが研究現場を離れたのは、低い年俸と不安定な処遇のためだ。 共に民主党のファン・ジョンア議員が科学技術人共済会から受け取った資料によると、2022年から先月まで科学技術人62人が個人再生と破産を理由に退職年金を中途引き出したが、その規模が13億8000万ウォンに達する。 特に、40代以下の引き出し者が2022年3人から昨年15人へと5倍も増えた。 (中略)

基礎科学研究院(IBS)が大型研究団を運営しインフラ拡大に寄与しているが、多様な分野で新進科学者が成長できるより幅広い基盤が必要だと国内科学技術界は口をそろえる。
(引用ここまで)




 今年のダブル受賞はだいぶ堪えたようで、いまだに「日韓の環境を比較することこんなにひどい!」って記事が出てきています。
 「日本は長期的視点で科学界への投資ができている。韓国では政権交代の5年、下手をすれば四半期毎に成果を求められている」ってのが基本ライン。
 まあ、そこまでおかしい話をしているメディアもないですかね。

 以前であれば「金メダルは韓国が追い越したのだから、ノーベル賞でも追い越せる。行ける行ける!」みたいな電波記事がひとつくらいあったものですが。
 まともなことばかりを書いているってこと自体が「27対0の衝撃」の大きさを伝えているのかもなぁ。
 電波記事を掲載する余裕もないレベルってことですからね。



 で、今回は科学者がどのくらいの報酬を得ているか、って話なんですが。
 科研費があるから自由に研究できる……ってありますが。うん。
 なんすかね、隣の芝生は青く見えると言うべきなのか。
 この状況の日本よりも韓国はひどいと言うべきか。

 この3年半ほどで、韓国の科学者は個人再生手続きと破産を理由に62人が積み立て退職金の中途引き出しを行っており、その額が13億8000万ウォン(今日のレートで1億4700万円ほど)に達するそうです。
 さらに40代以下の退職年金引き出しが15人。
 ……思ってたよりもひどかった。

 結果として物理学で博士号取った科学者がごみ収集人の採用試験に挑戦したりするわけですよ(なお、体力不足で不合格)。
 そりゃまあ、半導体学科に合格しても逃げる学生多数なのも理解できるか……。



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韓国メディア「生理学・医学賞に化学賞のダブル受賞、さらに平和賞についても噂が出ていた。日本はノーベル賞に浮かれている!」……いや、浮かれている、かなぁ? もう受賞って日常の一部じゃない?

カテゴリ:ノーベル賞 コメント:(99)
タグ: ノーベル症
「日本は浮かれている」···今年のノーベル賞2冠王に続いて平和賞まで?(ヘラルド経済・朝鮮語)
今年、ノーベル平和賞有力受賞候補として取り上げられている国際司法裁判所(ICJ)と国際刑事裁判所(ICC)の首長がいずれも日本人であることが分かり、ノーベル平和賞のニュースに対する日本国内の期待が高まっている。 今年、ノーベル化学賞とノーベル生理学·医学賞ですでに2人も受賞者を輩出し、現地メディアの浮き立った雰囲気が感知される。

10日午後、ノルウェーのノーベル賞委員会は、2025年のノーベル平和賞受賞者を発表する予定だ。 同日付の日本経済新聞は、「最近は世界各地で紛争と戦争が勃発し、紛争解決と人道的支援を推進する国際機関がノーベル平和賞の有力候補として取り上げられている」と報道した。

それと共に「平和賞受賞予測で定評があるオスロ国際平和研究所(PRIO)は国家間紛争を扱うICJと個人の戦争犯罪を扱うICCなどを有力候補に挙げた」として「両国際機関の首長は共に日本人」と説明した。 (中略)

ICJは国連傘下の唯一の司法機関であり常設国際裁判所であり、国家間紛争を中立的に解決する役割をする。 (中略)

ICJ裁判官は国連総会および安全保障理事会(安保理)によって選出されたそれぞれ異なる国籍の15人で構成されるが、ICJ所長はその中でも国際法専門家として登れる最高の地位として知られている。 所長を含むICJ裁判官は、自国を代表することはできない。 ただ、ICJ所長は判決で裁判官の意見が同率の場合、最終決定権を付与されるうえに、岩沢所長の選出で日本がアジアで最も多いICJ所長を輩出した国家になり、国際法分野での日本の地位を証明したという分析が出ている。

一方、韓国は1945年のICJ創設以来80年間、裁判官を一人も輩出できずにいる。
(引用ここまで・太字引用者)




 ノーベル平和賞が発表される当日、発表時間よりも前に出た記事なのですが。
 「日本は今年、生理学・医学賞と化学賞のノーベル賞2冠王となった。さらに平和賞受賞の噂もある」「日本人は浮かれている」とのニュース。
 心理学でいうところの「投影」ってヤツですねー。
 自分たちならそうするから、相手もそうするであろうっていう。

 「我々であれば2つのノーベル賞を同じ年に受賞して、さらに平和賞についても受賞の噂が出たら浮かれること間違いない」
 「だから日本人も浮かれているのだ」
 ──ってところですかね?

 ま、実際に去年のハン・ガン氏のノーベル文学賞受賞の後の浮かれようったらなかったですからね。
 「日本は口惜しがっている!!!!」ってニュースがいくつか出るほどでした。



 ……そんなこと言われてもなぁ。



 確かに日本でも2000年代前半くらいまでは、ノーベル賞を受賞したってなったら国を挙げての大騒ぎだったかな。
 島津製作所の田中さんが受賞した時とか、「サラリーマンの勝利だ!」みたいな記事も出てましたしね。  ただまあ……だいたい自然科学部門で二桁に届いたくらいから「お、今年もか」ってなったイメージです。

 日本人に「これまで日本人が受賞した自然科学部門のノーベル賞いくつでしょうか?」って100人に聞いても、正確に答えられる人ってほとんどいないんじゃないですかね。
 それなりに詳しくても「20個は超えていると思う。あと外国籍の人もいるけど……その扱いってどうなるの?」ってところかな。
 普通の人なら「もうだいぶいっぱい取ってますよね?」くらいでしょうか。

 もちろん、日本人がノーベル賞を受賞すること自体は喜ばしいことですし、大変な偉業だとは思いますよ。
 ただ、正直言っちゃえば「日常の一部」なんですよね。

 浮かれるまでもないっていうか。
 ある意味、ハン・ガン氏のノーベル文学賞であそこまで浮かれることができる韓国人がうらやましいっていうべきか。
 「おお、そこまで浮かれるのか。すげえな」って思いますもん。



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韓国メディア、「韓国政府は『ノーベル賞レベルの研究? 経済性は?』と常に問うてくる。100年後のビジョンにお金を使う日本とは大違いだ! 27対0にもなるはずだ!!!」

カテゴリ:ノーベル賞 コメント:(101)
韓国では「ノーベル賞レベルの研究? お金になりますか?」……日本は「100年後のビジョン」にお金を使った(毎日経済・朝鮮語)
「この研究が企業に役に立つかですか? 100年は経ってから分かると思います」

1958年、日本が岐阜県廃鉱の神岡にニュートリノ観測装置である「神岡で」構築を準備していた時期、研究を率いた東京大学の小柴正俊教授が「ニュートリノが産業界にどんな役に立つか」という大企業役員の質問に対する答えだ。 第2次世界大戦敗戦10年後であるため、経済再建が急がれるが、釈然としない返事を聞いても日本政府と企業は大金をかけて装備を建設した。 約30年が経った1987年、小柴教授はニュートリノ観測に成功し、ノーベル物理学賞を受賞した。

彼の弟子である加治田隆明東京大学教授は1990年代の神尾カンデより性能が優れた「スーパー神尾カンデ」を設計した。 「失われた10年」が始まった時期だったのに、日本政府と企業はもう一度当時のお金で1000億ウォンを注ぎ込んだ。 スーパーカミオカンデは1998年にニュートリノに質量があることを明らかにし、日本は2015年にもう一度ノーベル物理学賞を受賞する快挙を上げた。

日本のノーベル賞の底力は100年を見通す「無条件投資」から出てくる。 1917年に設立され、「日本ノーベル賞の産室」と呼ばれる基礎科学研究所「理研(RIKEN·理硏)」はこのような投資精神を象徴するところだ。 理研は数十年にわたる長期投資でしっかりした基礎科学研究基盤を構築したことで有名だ。 今も30年後に結果が出ると予想される研究が相当数進められている。

小柴教授の事例のように、日本の科学界が本人が望む研究ができる環境という点も重要だ。 特に基礎科学支出は「上向き式(Bottom-Up)」研究に集中する。 政府が指定したテーマではなく、研究者が提示する学術的に優れ、独創的で先駆的な研究を戦略的に支援するという意味だ。 関連予算はこの10年間安定的に維持され、多年度研究費を支援する基金も増加傾向にある。 (中略)

韓国が最も羨むべきことは「根深い科学尊重文化」という意見も出ている。 「27対0」という韓日ノーベル科学賞の格差を不快に思うのではなく、長い間科学文化の定着に投資してきた日本の努力に注目しなければならないという話だ。

日本国民の並外れた科学愛は、100年以上の歴史を誇る。 1921年、ノーベル物理学賞受賞者のアルベルト·アインシュタインがノーベル賞受賞のニュースに接したところが、日本に向かう船上だったというエピソードは有名だ。 当時、世界最高の物理学者はノーベル賞を受賞した直後、43日間日本全国を回りながら科学講演を行い、彼の講演は日本人の科学に対する関心に火をつけた。 韓国は今になって少しずつ試みる研究方式と支援プロジェクトを日本は1980〜90年代から今まで数十年間行ってきたという点も考えてみることだ。

韓国は依然として短期的な観点から「経済性中心」として科学技術を見ている。 国家レベルで科学技術を定義する憲法さえ「国民経済の発展に努力しなければならない」(127条1項)と明示している。 匿名を要求した科学界関係者は「感染症、気候変化など今日人類が直面した科学イシューは経済と産業論理だけで解決することはできない」として「韓国科学が正しく立つためには我が国の科学技術政策の根幹である憲法から直さなければならない」と直言した。

科学者たちが政府や研究機関で研究費を受け取るために作成する基礎科学研究提案書にも依然として「研究を通じた経済的価値」項目を明示するよう要求する状況だ。 一例として今年3月に公告された2025年度科学技術情報通信部基礎研究事業2次新規課題公募申請書式を見れば、申請者は研究課題を提出し「研究成果の期待効果」を必ず作成しなければならない。 該当項目には研究成果の科学技術的効果だけでなく、経済・産業的側面での効果を記入しろとの説明が付け加えられている。

ミシガン州立大学のキム·ソクヒョン化学科教授は「基礎科学は産業技術力と分離して考えなければならないが、このような分離に対する認識から不足している」として「韓国科学界では科学と工学、技術を分離しなければならないという声が絶えず出てきたが、政府さえ基礎科学奨励に対する認識が不足していると感じられるのが現実」と吐露した。

今年のノーベル化学賞受賞者であるUCバークレー校オマール・ヤギー教授研究室で博士号を受けたイ・スンギュ香港大学化学科教授は「日本と米国には数十年間構築しておいた科学インフラがある。 世界的な科学者たちがこの地上で「最高」という自負心を持った若い科学者たちを育てる」として「彼らが思う存分研究しながら好循環構造が形成されること」と強調した。
(引用ここまで)




 今回のふたつの受賞を受けて、韓国メディアは「27対0」ってのをやたらに強調していますね。
 「27対0はスポーツの試合であれば全国民が怒る韓日戦のスコアだ」みたいな感じで。

 楽韓Webをはじめた2002年頃は「自然科学部門で韓日戦は9対0でパーフェクトゲームだ」くらいのものだったのですけどね。
 というか、2002年こそ初の日本人ダブル受賞で韓国が「これほどまでに差があるのだ」って思い知った年だったような。
 それまではまだ余裕があったのですよ。「まだ韓国は0だけども日本は7だし、逆転も」くらいの感じだったのですが。

 そこから日本が自然科学部門のノーベル賞を20個受賞しててもう競うこともできなくなってしまったんですよね。
 21世紀の国別受賞数だったら2位か3位くらいにはなっているんじゃないかな。



 韓国の場合、「経済的な自立性を持たない研究は成立しない」ってなってます。
 まあ、そういった部分は大きいんでしょうね。即物的にお金になるかどうか。
 基礎研究が疎かにされて、応用研究ばかりになっている。
 結果として韓国はノーベル賞から遠いところに自分から向かっているのです。

 それでいながら「27対0」とか言っているわけですね。
 もはや相手になるとかならない状況じゃない。
 韓国の相手はこれまでノーベル賞受賞してなかった国々なんですよ。

 で、そうした現実は韓国人にとっては間違っているので、ノーベル賞が取れないのは「日本のせい」だったり、「ノーベル委員会に問題がある」だったり、「韓国語はノーベル文学賞を受賞するには複雑すぎる」だったりするのです。
 ま、そんなんやっているから、なんですけどね。



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韓国メディア「日本はまたノーベル賞で2冠王となった。韓国は理工系の大学生が中退して医師を目指している。ノーベル賞など夢のまた夢だ!」……もう日本関係なくない?

ノーベル科学賞2冠王の日本、理工系大学生が退学する韓国(韓国経済新聞・朝鮮語)
日本がノーベル化学賞と生理学·医学賞で同時に受賞者を輩出した。 これまでノーベル科学賞(物理・化学・生理医学)で24人の日本人受賞者(日本出身の外国国籍を除く)が出たのは、基礎科学に対する惜しみない投資、根気よく研究者を待つ文化が早くから定着したおかげだ。

8日、スウェーデン王立科学院のノーベル委員会は、金属-有機骨格体(MOF)を考案した日本京都大学の北川進教授ら3人を今年の化学賞受賞者に選定した。 6日に発表された生理医学賞受賞者には坂口志文大阪大学の特任教授が含まれた。歴代物理学賞と化学賞で各9人、生理医学賞で6人の日本人受賞者が出た。それに比べて韓国人は平和賞と文学賞で各1人であり、科学分野ではなかった。 (中略)

アジアでノーベル科学賞を最も多く受賞した日本の底力は、単に近代化が韓国より早かったためだけではない。 近代化初期から西洋の科学技術に追いつこうとする試みが続き、経済大国に浮上した1970年代以後にも基礎科学投資を怠らなかった。 日本の基礎科学重視文化は、北川教授の受賞感想からもよく表れている。 彼は自身が挫折しなかった理由として「精神的安定感」を挙げ、ノーベル科学賞を10人輩出した京都大学風を置いて「誰もしない基礎的なこと、面白いことをする」と説明した。

それに比べて韓国は「お金にならない研究」とは見向きもしない傾向が相対的に強い。 国内総生産(GDP)対比R&D投資比率は世界最高だが、応用·技術側に集中している。 最近では人材がすべて医科大学に集まり、理学·工学系列に進学した学生たちまで医薬系列進学のために退学する事例が相次いでいる。 △特定学科の人材独占△当面の成果に執着する文化△政権ごとに予算が幅を利かせている国家R&D政策をそのままにしておけば、毎年10月にノーベル賞発表の度に日本を羨むことは繰り返されるだろう。
(引用ここまで)




 今年のノーベル賞で日本人が生理学・医学賞と化学賞を同時に受賞したことがかなり韓国に衝撃を与えています。
 ここ何年か日本人受賞者が平和賞だけでしたしね。それも個人ではなく団体。
 その一方で去年はハン・ガン氏の文学賞受賞もありました。
 油断していたのでしょう。

 「日本はダブル受賞、韓国は……」ってしおらしくなっています。
 冒頭記事のような社説も7〜8本くらいあるかな。
 「韓国の科学振興はどうなっているんだ!」ってものが中心となっています。
 まあ、それなりに「原因は長期展望が持てない科学界にある」「理工系の大学生が中途退学して医学部に入り直すこの国じゃ無理」って素直な感想が出てはいますが。



 以前には「韓国が自然科学部門のノーベル賞を受賞できないのは日本のせいだ」とか言ってましたからね。
 ……いや、ホントに。
 そんな話で書籍を出版してしまう、そしてその書評が複数のメディアに掲載されてしまうくらいには意見として通ってました。



 なんでも「日帝は韓国人に物理学の学士を22人しか出させなかった。科学的な思考をさせることを拒んだのだ」って話なんですが。  たかだか35年の支配で物理学の学士を22人輩出させたことがすごいだろ……どう考えたって。
 「教育とは」「識字率とは」ってところからはじめて35年でこれよ?

 っていうか、この本が出た時点で戦後70年くらい。
 現状で80年。もう日本がどうのこうの言うのやめたら?
 日本がどれだけノーベル賞を取ろうと、あるいは取らなかろうと韓国には関係ないんだから。

 社説出してどうのこうの言うのももうやめたほうがいいと思うけどなぁ……。
 どう考えても健全な方向には行かないよ。



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韓国メディア「我々がノーベル賞を受けるためには長期展望に基づいた研究支援が必要だ!」……5年ごとに「この事業はなかったことにする」ってなる国でそんなことができるんですかね?

すでに31個目、ノーベル賞を量産した日本・候補リストに入った中国……韓国はない(マネートゥデイ・朝鮮語)
「韓国も時流と関係なく長期的に着実に研究を支援する細心なR&D(研究·開発)政策が必要です。」

2025年ノーベル科学賞受賞者が発表された後、国内基礎科学者たちの評価だ。 韓国でもノーベル賞級の研究が出るためには、R&Dシステムの改編が必要だということだ。 (中略)

特に日本は今年、医科学分野だけで「2冠王」を達成し、1949年以降76年間、ノーベル賞受賞者31人を輩出した国になった。 このうち、科学部門のノーベル賞受賞者は計27人だ。

新しい科学強国に浮上している中国でも有力なノーベル科学賞候補が今年取り上げられた。 毎年ノーベル賞級の研究者を選んで発表する学術情報会社「クラリベイト」は、中国科学院の張濤教授を有力候補に挙げた。 (中略)

いっぽう、韓国出身の科学者の名前は、数年間言及されていない。 2020年にナノ粒子分野の碩学であるソウル大学のヒョン·テクファン碩座教授がクラリベイトで指名された以後「何の便りもない」状況だ。 (中略)

ノーベル化学賞受賞者の八木教授とMOFを共同研究した崇実(スンシル)大学化学科の金ジャホン教授は、「ノーベル上級研究はコインの両面のようだ。 創造的で挑戦的な研究には先行研究があまりない。 失敗の可能性が高いという意味」とし、「(研究者にとって失敗とは)次の研究費を取りにくくなるという意味」と述べた。

また「日本が化学分野で着実にノーベル賞を受けるのは長い時間にわたる基礎科学分野に対する支援が累積した結果」として「失敗の可能性が高くても若干の可能性が見える革新的研究を着実に支援する研究文化を定着させれば我が国でもノーベル賞級研究が出てくる」と話した。
(引用ここまで)




 坂口特任教授がノーベル生理学・医学賞、北川特別教授がノーベル化学賞をそれぞれ受賞。
 おめでとうございます。
 韓国の報道も例年に比べてだいぶ熱が入っていますね。
 去年は去年で望外ともいえるハンガン氏のノーベル文学賞受賞で大盛り上がりでしたが、「やはりノーベル賞は自然科学部門だよな……」ってなってる部分がありますね。

 で、ピックアップした記事でも「地道に基礎研究を政府が支援していけばいつかは……」って話をしているのですが。
 長期展望に基づいた研究支援、ねぇ。

 以前、イ・ミョンバク政権下でけっこうな国家予算が投入されて基礎科学研究院 ── Institute for Basic Science(IBS)なる機関が設立されたことがあるのです。
 2011年のことでしたね。
 日本やアメリカの研究機関とも協力体制を整えて、国外からも研究者を招くなどしてそれなりに成果を出して「このままいけばIBSからノーベル賞受賞者が出るかもしれない」などといわれていたのです。



 なお、数年後のムン・ジェイン政権下でIBSは「無駄な機関だ」と日陰者扱いされることになって、空中分解寸前までいってました。



 ムン・ジェイン政権下ではイ・ミョンバク政権時代に行われた政策はほぼゼロになるまで徹底的に叩かれました。
 長期展望どころか、政権交代する5年ごとに「前の政権のやったことだ」として叩き潰される。
 10年どころか5年でちゃぶ台返しされるような状況でなにができるのかって話ですね。

 かといって「研究だけは聖域」みたいな扱いが韓国でできるかっていったら、まあできないでしょう。
 石を積んでは崩され、積んでは崩されを続けるしかないのです。
 一縷の望みは国外脱出して研究を続ける、かなぁ……。  



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 中味は長編記事。最新の記事は「 じわりと反米感情を顕わにするイ・ジェミョン。その「自主国防」という言葉が意味するものとは? 」となっています。


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