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カテゴリ:映画の記事一覧

韓国メディア「アカデミー賞が『パラサイト 半地下の家族』の受賞以降、視聴者が急減している……なぜだろう」

「パラサイト半地下の家族」の時までは人気だったのに…米アカデミー、募金キャンペーンまで なにが起きたのか(ソウル経済・朝鮮語)
2020年、本・ジュノ監督の「パラサイト半地下の家族」が作品賞、監督賞など4冠王を獲得し、韓国だけでなく世界映画史の歴史を書き直した米国アカデミー(オスカー)授賞式のグローバル視聴者が急減している中で、アカデミーが5億ドル(約6862億ウォン)規模の募金キャンペーンを始めた。 オスカーは米国の映画人だけでなく、世界の映画人なら誰でも一度受賞を夢見るうえに、1年に一度開かれるこの授賞式が開かれる日は世界人が生中継を見守った。

10日(現地時間)、AFP通信と英紙フィナンシャルタイムズ(FT)はアカデミー授賞式を主管する米国映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は2028年の授賞式100周年を控え、「アカデミー100」と命名した募金キャンペーンを始めたと報道した。

これは映画産業と新しい映画製作者を育成する責務があるアカデミーの財政を多角化し、年次授賞式を持続的に開催するためのもので、アカデミーと米国ABC放送との長年の授賞式中継権契約がほとんど終わっていく時点に出てきた。

アカデミーのビル・クレイマー最高経営者(CEO)は声明で「アカデミーはまもなく2回目の100年を迎えることになるが、私たちは引き続き国際映画界の卓越したリーダーになろうと思う」と話した。

それと共に「すべての健康な組織のようにアカデミーも多様で持続可能な支援基盤が必要だ」と強調した。

授賞式の中継料は、これまでアカデミーの収益の大半を占めてきた。

しかし、授賞式の視聴率が最近急落傾向を示し、中継権契約も調整が避けられない状況であるものと分析される。

リサーチ専門機関のスタティスタ(Statista)によると、授賞式の全世界のテレビ視聴者数は2014年の4千400万人から今年は1千950万人に減少した。

アカデミーは後援者たちがすでに1億ドル(約1372億ウォン)以上を寄付したと明らかにした。
(引用ここまで)


 「アカデミー賞の授賞式中継が見られなくなってしまった、なぜだ!」
 ……ポリコレ棒を振りかざしすぎたからじゃないですかね。
 というか、パラサイト 半地下の家族についても作品賞を取らせたのは明らかに「多様性」に考慮した結果でしかない。

米アカデミー賞、作品賞に「多様性」の条件設置へ(BBC)

 これが2020年のこと。
 2025年からと施行の猶予はあったものの基本的な考えかたは通底していたわけで。
 この方向性がパラサイト 半地下の家族の受賞に影響を及ぼしたのは間違いないでしょう。


 っていうか、作品賞、監督賞、脚本賞はやりすぎなんだよなぁ。
 「この方針で行きます」ってアナウンスするために便利に使われたってことなんでしょうが。
 で、授賞式の視聴者数が少なくなって、懐事情が厳しくなっているっていう。

 「アカデミー」賞だからエンタメ系の映画が入りづらいのは分かるけども。
 「あー、これ見た!」ってならない、なれないんだったらそりゃ見なくなるよね。
 エンタメ方面から離れて、高尚になってポリコレにおもねるんだから、客も離れるでしょ。

 ま、寄付でがんばってくださいな。

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ソウル市の公園に展示されていた「グエムル」像の撤去が決定される……その裏にある理由とは?

2億投入しましたが…凶物になった「漢江モンスター」10年ぶりに撤去(韓国経済新聞・朝鮮語)
ソウル市がパク·ウォンスン市長時代、漢江公園に設置した映画「怪物」の中の怪物造形物をはじめ、凶物扱いされる公共美術作品を撤去することにした。 文化体育観光部も公共美術管理制度を改善する案を推進する。

公共美術が政治家の功績を積む手段に変質し、税金だけを浪費する凶物に転落したという指摘が出た直後だ。

ソウル市の関係者は17日、「漢江公園にある怪物造形物のように美観を害する公共美術作品を撤去する計画だ」と明らかにした。 ソウル市は漢江公園の公共美術造形物の現況を調査し始め、専門家の検討を経て、早ければ上半期中に撤去に入る。

ソウル市が管理する漢江公園には46の公共美術作品がある。 このうち麻浦大橋と元暁大橋の間に高さ3メートル、長さ10メートルの大きさで1億8000万ウォンをかけて建てた怪物造形物などは、凶物として扱われ、予算の浪費だという指摘が提起されてきた。

映画「グエムル-漢江の怪物-」が1000万人の観客を動員したが、2014年にパク·ウォンスン前ソウル市長が造形物設置を指示した時は封切り後8年が過ぎた後だった。 パク前市長は漢江の面白い話を文化·観光資源として活用しようとした。
(引用ここまで)


 ソウル市の公園に展示されている「グエムル 漢江の怪物」のモンスター像が撤去されるとのニュース。
 どんな造形物かというと、「グエムル ソウル 公園」で画像検索した結果がこちら。

スクリーンショット 2024-04-18 11.37.03.png

 あー、はいはい。
 あの映画の怪物(グエムル)か。
 1億8000万ウォンをかけて作られたものなのだそうで。

 この「撤去の決定」、ふたつの視点から解説できると思います。
 まず、ひとつは「韓国の持つIPの限界点」って部分。
 日本では等身大ガンダムがあったり、ゴジラ像があったりしてランドマークになっていますね。
 そうしたレベルのものがない。

 一応、韓国的にはテコンVあたりが国民的IPなのでしょうが、権利関係が不明になっている部分も多く、続編はもう望めないレベル。
 そこでこうした単発もののモンスター等に頼らざるをえない部分が出てきているわけです。


 さて、もう一方の視点は「易姓革命」、前政権の行ったことをすべて否定する韓国や中国の風習で説明できると思います。
 このグエムルの怪物像、なぜか上映8年後にパク・ウォンスン元ソウル市長(セクハラがばれて亡くなる)が鳴り物入りで設置したものです。
 これ以外にもソウルの公園にいくつもこうした造形物が展示されているとのことですが。

 現在のソウル市長であるオ・セフンがこれらの造形物の撤去を命じたとのことで。
 ソウル市政からパク・ウォンスン色を薄めようとする「易姓革命」の一端としても説明できるでしょう。

 「公園の風景とマッチしていない」と言われれば「確かにその通りです」としか言いようがない。
 それでも設置済のこうした像なんてたまに清掃が必要なくらいでメンテナンスが必要になるわけでもない。
 わざわざ「撤去」との判断に至ったのは、どちらかといえば易姓革命としての判断ではないかと感じられますね。

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韓国で観客動員1000万人突破の韓国映画「破墓」、なんと日本公開が決定、「呪いの鉄杭」「秀吉の大名の墓」など反日要素満載!

カテゴリ:映画 コメント:(122)
観客動員1000万人突破 映画『破墓』監督「反日・左派の映画? 同意できない…韓国人なら感じることのできる普遍的な感情」(朝鮮日報)
幼い頃に近所の裏山で見た破墓(墓を移すために墓を掘り起こすこと)に着想を得たというチャン・ジェヒョン監督(43)の映画『破墓』が、韓国で観客動員数1000万人を突破した。さまざまな話題が次から次へと出て口コミで広がった上に、「反日映画」「左派の映画」などの論争が続き、人々の好奇心を刺激した。今月21日、観客1000万人突破を前に会ったチャン・ジェヒョン監督(43)は、『破墓』をめぐる論争について口を開いた。

 墓から出てきた「不気味なもの」の正体を推理していく序盤部分の完成度には疑問の声はなかったが、日本の大名の精霊が登場する後半部分からは、評価が真っ二つに分かれた。チャン監督は「シナリオの段階から予想していたこと」としながらも「前半部分は大衆的で気軽な感じに作り、後半部分はマニア向けに作ったのですが、反応が異なるので少し意外でした」と話した。「一か所を掘り進めていくうちに徐々に深く入っていくストーリーであって、全く異なるジャンルに変わるとは思っていません。異質な感じがするかもしれませんが、精霊も超自然的な現象ですから」

 日本の精霊に立ち向かい、韓日の霊と巫女(みこ)が戦いを繰り広げることに加え、独立運動を思わせる内容を至る所に忍ばせ、「反日映画」というレッテルも付いた。チャン監督は「韓国人であれば、程度の差はあるものの、誰もがこの地の悲しみと痛みに対するもどかしい気持ちを抱いていますよね。韓国人なら感じることのできる普遍的な感情を盛り込んだと考えています」
(引用ここまで)


 楽韓さんの中でだいぶ話題になっている「破墓」という韓国映画があります。
 どうやら4月にも日本で公開されるとの話でいまから楽しみにしているのですけどね。
 KADOKAWA K+系で公開される模様です。

 韓国では観客動員数が延べ1000万人を突破したとのことで、「一流映画」として認知されている模様。
 さて、その内容ですが。
 一部から「左派反日映画」とされています。
 なにしろ内容が──

「戦前に親日派とされていた人物の墓を移転する」
「墓を暴いたらその下にはさらに文禄・慶長の役で討ち取られた日本の大名の墓があった」
「なんなら『あの』呪いの鉄杭が出てくる」
中国には顔に漢字書くとかバカじゃね。もう漢字使ってないのに 」と嘲笑される。

 いや、楽しみしかない。
 文禄・慶長の役で死んだ大名って誰なんだよって話ですが。


 「あの鉄杭」についてはもう分からない読者もいるかもしれませんから、書いておきましょうか。
 日帝風水謀略説とされるものがありまして。
 風水で韓国の気、民族精気を奪おうとして、韓国の地脈を断つために日本政府がさまざまな場所に鉄の杭を打ちこんだとするもの。

 1995年に金泳三大統領が国家事業として「日帝の鉄杭除去」をはじめたのですね。
 ……いや、本当の話。  で、独立記念館に「これこそが日帝の悪しき鉄杭だ!」って展示したのです。
 まあ、さすがにその後に撤去されましたが。
 この鉄杭についてはまとめた記事をあとで書きます。破墓関連でリブートしているので。

 いまだに「日帝」が韓国人の琴線に触れるものであることが分かるのではないでしょうか。
 日本公開を楽しみにしてますよ。

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日本、北米で人気爆発の「ゴジラ-1.0」、韓国ではなかったことにされている?

カテゴリ:映画 コメント:(103)
 昨日、ゴジラ-1.0を見てきまして(2回目)。
 余裕を持って見ることができたので、「ああ、そういうことか」とか「最後のあざはアレなのかな?」等々の考察を挟みながら見ることができました(ネタバレを最大限避ける方向)。


 北米でも大爆発といっていいくらいの状況で、限定上映だったものが期限を取っ払って上映されるとのこと。

『ゴジラ−1.0』が北米でヒット 実写邦画で史上最高のオープニング興収(Forbes Japan)
Godzilla Minus One is North America's Highest Grossing Japanese Film, Showtimes Extended Indefinitely(GODZILLA-MOVIE.COM・英語)

 映画批評をまとめたRotten Tomatoesでも大好評で批評家からは肯定的な評価が97%、観客からの評価は98%。相当な高スコアとなっています。

GODZILLA MINUS ONE(Rotten Tomatoes・英語)

 怪獣映画は批評家と観客の評価が乖離することが多いのですが、ゴジラ-1.0は例外中の例外な感じ。
 アメリカでは戦争のトラウマがよりリアルに感じられる部分もあるのかもしれませんね。


 で、韓国ネタにつながるかと思ってNAVERニュースでゴジラ-1.0(고지라-1.0 、고질라 마이너스 원)で検索した結果がこちら。

スクリーンショット 2023-12-11 12.26.41.png

 いっさいニュースがないレベルでなにもない。
 「ゴジラ」という単語の翻訳ミスかなぁ……と思っていろいろ見たのですが、別に間違ってはいない模様。

 一応、個人のブログ等々では取り上げられているのは確認しましたが、もう苦笑するくらいにニュースサイトでの取り扱いはゼロ。
 もちろん、韓国での公開の話題もゼロ。
 まあ、鬼滅の刃が「大正時代を美しく描いている」って理由で叩かれたのと同様に、ゴジラ-1.0もゼロ戦や震電が出てくることで叩かれて終わりになる気もしますが。

 それにしてもこの無視され具合はすごいわ。

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韓国映画、日本のドラマをリメイクしただけなのに監督が「混沌とした時代を通過しているいまを作家として描いてみようと思った」とかコメントしてしまう……文化が違うなぁ

日本のドラマのリメイクなのに「独創的な韓国ホラー」だなんて(朝鮮日報)
今月8日に封切られた映画『ニューノーマル』(チョン・ボムシク監督)が過去に放映された日本のドラマの基本ストーリーをそのまま使っていながら、韓国の制作陣によるオリジナルであるかのようにPRし、物議を醸している。『ニューノーマル』は映画『1942奇談』(2007年)、『コンジアム』(2018年)を手がけたチョン・ボムシク監督の最新作で、女優チェ・ジウや歌手チョン・ドンウォンらが出演している。オムニバス形式のエピソード6編のうち5編が日本のフジテレビの深夜ドラマ『トリハダ~夜ふかしのあなたにゾクッとする話を』やその続編のストーリー構成と事実上、同じだ。『トリハダ』とその続編は2007年3月から2009年10月まで計34話のエピソードが放映され、2012年と2014年には劇場版も公開された。ストーリー展開が奇抜で、「幽霊が出なくても恐ろしい作品」ということでホラーやサスペンスのファンの間でかなり知られているドラマだ。

 『ニューノーマル』はエピソード1『エム(M)』からして『トリハダ』にそっくりだ。 (中略)

 問題なのは、同映画の公式資料や広報物、クレジットなどで、まるで韓国の制作陣が最近の韓国の世相を反映させて作った作品であるかのようにPRし、観客の誤認を招いている点だ。 約10年前の日本のドラマのテーマや問題意識がベースなのに、「新鮮かつ独創的なウェルメイド(構成のしっかりした)サスペンス」「ユニークなKホラー」と宣伝している。そして、「大韓民国の現実に基づく、リアルな登場人物たち」と強調している。ほとんどのストーリーは日本のものをそのまま使っているのにもかかわらず、「脚本・監督チョン・ボムシク」あるいは「Written and Directed byチョン・ボムシク」と表記されている。チョン・ボムシク監督は最近のメディアとのインタビューやプレスリリースなどで、「現在、私たちが暮らしている大韓民国の現実に基づいた現代人の寂しさと孤立を、スピード感のある展開で描いた」「類例のない混沌(こんとん)としたニューノーマル時代を通過しつつ、この時代を生きる一人であり、作家としての観点を盛り込んでみようと思った」と語っている。

 制作会社側は11日、本紙の問い合わせに「『ニューノーマル』が『トリハダ』の版権を買い付けて制作したものであることは事実だ」「映画上映後のクレジットに版権の部分について表記した」と回答した。本紙が確認した結果、全エンディングクレジットのうち中程の部分に「一部のアイデアは日本のテレビ『トリハダ』シリーズに基づいている」とひらがなとカタカナで表記されていた。しかし、ストーリー構成をそのまま使い、セリフやカメラアングルまで同じシーンが多く、「一部」と見るには無理があると指摘されている。
(引用ここまで)


 日本のトリハダをリメイクした韓国映画が公開されたとのこと。
 朝鮮日報曰く、「シナリオ構成はまったく同じ、カメラアングルやセリフまで同一」ってレベルでのリメイクだそうです。
 ですが、クレジットは「ひらがなとカタカナで表記があるだけ」で「日本のドラマをリメイクした」ことは最小限にしか表示されていない。

 そんな中、担当した監督が──

「現在、私たちが暮らしている大韓民国の現実に基づいた現代人の寂しさと孤立を、スピード感のある展開で描いた」
「類例のない混沌(こんとん)としたニューノーマル時代を通過しつつ、この時代を生きる一人であり、作家としての観点を盛り込んでみようと思った」

 「自分独自の作家性がある」というを出しているっていうね。


 まあ、韓国ではよくあること。
 日本のものであるってことを隠してなんかやるというのはもう基本です。
 「日本製品不買運動コンサート」でヤマハのドラムを叩いて、KORGのシンセを使って、ミキサーはMIJを使っていたものを黒いテープで隠していたとかいうアレと同じ。
 ちなみにそれを取材するのはキヤノンのEOS 5Dやら富士フイルムの放送用FUJINONレンズを搭載したビデオカム。

光復節反日集会にも「日本製品」を持ち出した左派団体···声を高めて先頭に立った「不買運動」はどこに行ったのか?(ペンアンドマイク・朝鮮語)

 最近だと重粒子線治療装置のTOSHIBAのロゴを隠した、なんて話もありました。

がん細胞だけ選んで殺して脱毛ない… 「夢の治療」韓国もすぐに始まります(中央日報・朝鮮語)
延世大学医療院、国内初の前立腺がん中入者治療を開始した(週刊東亜・朝鮮語)

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 透けているのが物悲しさを感じさせますね。
 延世大学の職員だか学生だかがこれをやったのでしょうが。どんな気分でやったのやら。

 日本でも韓国ドラマのリメイクをしていますし、映画でもある。まあ、少なくとも映画についてはヒットしたとは言い難いものばかりですが。
 でも、さすがにカメラアングルまで持ってきておいて、監督が自分の作家性を語るなんて恥ずかしいことはやってませんわな……。
 「文化が違う」のでしょう。

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「社会批判を取り入れている韓国映画はすごい」ってそれ本当? 実際の韓国内での成績を見てみると……

カテゴリ:映画 コメント:(101)
タグ: 映画 韓国映画
【噴水台】危機の韓国映画(中央日報)
今回は新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)やNetflix(ネットフリックス)をはじめとするグローバルOTTの躍進で再び韓国映画危機論が大きくなっている。映画振興委員会によると今年韓国映画劇場占有率は31.4%にとどまっている。2004年集計を始めて以来、新型コロナの直撃弾を受けた2021年30.1%を除くと最も低い数値だ。

今年1ー3月期の公開映画のうち観客が100万人を超えたのは『交渉』と『ドリーム』だけだった。今年ヒットしたのは『すずめの戸締まり』(551万人)、『THE FIRST SLAM DUNK』(467万人)など日本映画など海外映画だった。チケット価格は上昇したが観たいと思う映画がないという観客の不満も高かった。

先月31日に公開された『犯罪都市3』が公開初日に最多観客動員記録を立てて、6日で500万人を集めてスパートをかけている。『犯罪都市3』の損益分岐点は180万観客だ。韓国映画が損益分岐点を越えたのは昨年11月に公開された『フクロウ』以降初めてだ。4日基準で計2566個のスクリーンを確保して座席占有率76%を占めて「公正信号灯」には赤信号が点った。それでも俳優マ・ドンソクの「ワンパンチ」アクションが危機の韓国映画に反転の契機になることを思わず応援してしまうのはこのためだ。
(引用ここまで)


 明日からも使い道のない韓国豆知識。

 「映画ランキングの指標は興行収入ではなく入場者数」

 一応、興行収入もチェックされてはいますが、ポピュラーな指標は入場者数です。

 さて、THE FIRST SLAM DUNKが韓国で大ヒットした、とのニュースを以前にお伝えしましたが。
 その後、すずめの戸締まりも公開されてこちらも大ヒット。
 ちょっと前まで韓国で今年の劇場入場者数ランキング1位がすずめの戸締まり、2位がTHE FIRST SLAM DUNKでした。

 その後、5月末に封切りされた記事中にある犯罪都市3が1位になっています。
 それでも日本のアニメ映画が韓国の年間ランキングの上に入りそうだ、という事実は韓国映画の勢いのなさを感じられるストーリーと言えるのではないでしょうか。

 「韓国映画(ドラマ)は社会批判や政治風刺を取り入れていてすごい」みたいな言説をよく聞きます。

 たとえばアカデミー賞作品賞を受賞した「パラサイト 半地下の家族」は韓国社会が内包する貧富の差を描いている、としていますし。
 「イカゲーム」は「一攫千金のためになんでもする」韓国社会の闇を描いたとされています。
 で、国際的な評価も高いのだ、と。


 その一方で韓国人自身はそうした映画に辟易している、という事実が見えるのですね。
 韓国映画におけるバイオレンス描写とか復讐劇とかは、韓国社会に横たわる恨を晴らす装置と化してしまっているのですよ。
 いや、そういうのどうでもいいからってなってスラムダンクなり、すずめの戸締まりなりのエンタメに振った映画がヒットするわけです。

 パラサイトを見た人なら分かってもらえるかと思うのですが、最後の親父の行動が唐突に感じませんでしたか?
 けっこう勢いでごまかされてしまうのですが、個人的には「そこまでそうなってしまう伏線、あったっけ?」ってなりました。
 あれが「恨を晴らす装置」としての描写ならば、構造的に納得できる感触があるのです。

 2020年以降に劇場公開されて、歴代劇場入場者数でトップ50に入った韓国映画は前述の犯罪都市3の前作である犯罪都市2の1本だけ。外国映画はアバターやトップガンマーヴェリック等、何本か入っています。
 つまり、2020年以降で大ヒットしている韓国映画は犯罪都市シリーズだけだって話なのですよ。
 コロナ禍があったとはいえ、だいぶひどい成績といえます。

 映画って「何本かのヒット作の恩恵で、圧倒的多数の当たらない映画の赤字を補填する」ビジネスモデルとなっています。
 ヒット作がないと、特に国内で製作されるヒット作がないと産業として死ぬのですね。
 記事によると、韓国映画で損益分岐点を超えられたものは去年11月のフクロウって映画以来はじめてだそうで。半年に1本じゃさすがにビジネスとして終わりかけてますわ。
 そりゃまあ、メディアも焦ってこんな記事を書かざるを得ないでしょう。

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韓国メディア「スラムダンクのようにZ世代の子供時代のコンテンツが爆発的なシナジーを生み出している」……「世界を席巻している」ウェブトゥーンでそんなことはできそう?

カテゴリ:映画 コメント:(116)
「スラムダンク」「アトムブーツ」…30年前の漫画が今爆発した理由あった=韓国(中央日報)
先月4日に公開された劇場版『THE FIRST SLAM DUNK』から始まったスラムダンク熱風が流通業界にも広がっている。業界によると、ソウル汝矣島(ヨイド)のデパート「ザ・現代ソウル」で13日間開かれたスラムダンクのポップアップストアの累積訪問客は1万8000人余りに達する。売上は開店5日で5億ウォン(約5200万円)を突破した。グッズ(記念品)販売だけで1日平均1億ウォンの売上をあげたといえる。

コンビニ「セブンイレブン」はスラムダンクの漫画本全巻計2000セットを準備して今月10日から予約販売に入る。このコンビニは今月1日にも飲料メーカー「ロッテ七星飲料」とともに「スラムダンクワイン」を発売した。 (中略)

偶然なことに、スラムダンクとともに1992年に世に出た少女漫画『美少女戦士セーラームーン』は最近英国のブランドシューズメーカー「ジミーチュウ(JIMMY CHOO)」とともに「セーラームーンブーツ」を発売した。漫画出版30周年を記念して作ったコラボコレクションだ。 (中略)

最近ファッション業界では驚くような「アトムブーツ」が口コミに乗っている。米国ニューヨーク・ブルックリンを拠点としたアートグループ「ミスチーフ(MISCHIEF)」が17日に発売すると予告した「ビッグレッドブーツ(Big red boots)」だ。強烈な赤の、一見やぼったく見えるブーツは子ども時代に読んだ漫画の中のアトムブーツそのままだ。本物のブーツなのかおもちゃなのかわからない滑稽なブーツを履いているモデル写真はインスタグラムなどソーシャルメディアで話題になっている。

童心を刺激する漫画キャラクターの登場は過去の懐かしさと出会うと爆発的なシナジーを発揮する。スラムダンクやセーラームーン、ハウルの動く城、アトムなどはどれも1990年代に幼少期を送った今のミレニアル・Z世代が共感するほどの思い出のキャラクターという共通点がある。消費主体に浮上したミレニアル・Z世代が共感できるキャラクターを全面に登場させて消費心理を刺激する戦略だ。
(引用ここまで)


 韓国で大ヒット上映中のTHE FIRST SLAM DUNKの観客動員数が250万人を突破したとのこと。

「ザファーストスラムダンク」250万人↑… 今年の公開映画唯一(ニューシス・朝鮮語)

 今年公開された映画では1番乗りだそうで。
 ポップアップストアも新たに開設されて、大邱では前日から行列があったそうですわ。
 さらにスラムダンクの原作翻訳版がベストセラーの20冊中18冊を占めたっていうニュースもあったりしています。

【ベストセラー】チャートに並びはじめた「スラムダンク」(聯合ニュース・朝鮮語)

 何度か「不買運動はどうした」みたいな話を書いてますが、もはやちょっとしたスラムダンクブームといった様相です。


 記事中にある「Big Red Boots」はこんな感じのものだそうですわ。



 草。
 「ポ、ペ、ポ、ペ」ってアトムの足音が聞こえてきそうですね。
 良質なコンテンツは世代を超えることができる、といういい例じゃないでしょうか。

 スターウォーズもハリー・ポッターもオープンワールドのゲームとして「世界を体験する」ことができるようになったりしています。




 元が良質なコンテンツだからこうしてリブートができるし、グッズを売り出すこともできるわけで。
 さて、「大流行のウェブトゥーン」や「世界に通用しているK-POP」もこんな風に30年後や50年後にまで影響を残して、利益を出し続けることができるんでしょうかね?

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韓国人「パラサイトの聖地巡礼……ああ、うん」「ボン・ジュノよりキム・ギドクのほうが好きかな」となってしまう理由とは?

韓国「パラサイト」の聖地を回って見えた真実(東洋経済オンライン)
本作品がアカデミー賞を受賞した後の韓国への取材で、映画に登場するロケ地を回ってみることにした。いわゆる映画愛好家がいう“聖地巡礼”である。
(引用ここまで)


 一昨日の「再開発を望み続けるタルトンネの住人達」のエントリで「あれ、タルトンネ、トンタルネ……どっちだったっけ?」って「月の町 タルトンネ」で検索した時に見つけた記事。
 3年ほど前、パラサイト 半地下の家族がアカデミー賞を取った際に、聖地巡礼をしてみたかたのコラムです。
 記事自体が面白いので読んでみるとよいと思います。
 引用部分を最小限にしたのは誘導のためでもある。

 で、やっぱり韓国人的には「パラサイトが誇らしいかといったらそうでもない」とのこと。
 「アカデミー賞作品賞、監督賞受賞」という権威自体はあったとしても。
 「韓国の恥部を切り売りしたようなものだ」との認識。
 まあ、分からないでもない。
 韓国に住む日本人からは「辛くて見てられない」って評価もありましたっけ。


 記事中にも邦画で国際的な評価を得ていた万引き家族との比較があります。
 あるいは江南スタイルで世界的一発屋になったPSYについても同じことがいえるかな。
 なぜかコッパ・イタリアでライブやってブーイングを受けてましたね。あれがもう9年前かぁ。

 パラサイトの聖地巡礼となると、必然的に貧しい地区をまわることになる。
 韓国人にとっては「見てもらいたくない韓国の一部」をつつかれるのも同然。
 写真を見ても「古い町並みだな」って感じになりますね。
 3年前の時点で一部はすでに取り壊されて再開発が進んでいるとのこと。
 スーパーやピザ屋もいま行ってもあるかどうか。

 「アカデミー賞を取った!」ってムン・ジェインが監督らを招いて食事会していましたが。
 じゃあ、パラサイトが韓国人にとって誇らしい存在かというとそうでもない、という話題の補強としてピックアップしてみました。

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