映画『パラサイト 半地下の家族』が日本でも大ヒット中。これが韓国のリアル"半地下暮らし"だ(週プレNEWS)
第92回アカデミー授賞式を席巻したポン・ジュノ監督の映画『パラサイト 半地下の家族』の背景となっている「半地下」が海外メディアから注目されている。
英国放送BBCは10日(現地時間)、「ソウルの半地下に住む本当の人々」という記事で、ソウルの半地下に居住している人々のインタビューと彼らの家の内部の写真を公開した。
BBCは「映画『パラサイト 半地下の家族』はフィクションだが、半地下はそうではない。ソウルには数千人もの人々が半地下に住んでいる」と伝えた。
半地下に住んでいるAさんはBBCに「半地下は光がほとんど入らず、植物が育ちにくい。他人が窓から家の中を見ることができ、10代達は時々その前でタバコを吸うこともある。夏は湿気に苦しみカビが育ちやすく、トイレの天井はとても低くてかがまなければならない」と吐露した。
しかし、Aさんは「もう半地下に慣れた」と話した。Aさんは「私はお金を節約するために半地下を選択し、多くの貯金をしている。しかし、人々が私を憐れむのは止めようがない。私は半地下が貧困を象徴していると考える」と述べた。
(引用ここまで)
本作の魅力のひとつは、その卓越した舞台設定だ。主人公の一家が暮らす「半地下」という韓国特有の住居形態には、映画を見た誰もが興味を惹(ひ)かれるだろう。家賃が格安で、所得の低い人々が選ぶという半地下物件、その実態は? 現地で住人たちに話を聞いた。
「電気も水道も通ってるし、問題ありません。快適ですよ」(半地下暮らし約1年の男性)
「台風の季節は入り口から雨水が入ってくるのが厄介」(半地下で美容室を営む女性)
住めば都か、それとも?
(引用ここまで)
「パラサイト 半地下の家族」がアカデミー賞4部門を受賞したことで、「韓国の半地下住居」というものに注目が集まっています。
映画の中で描かれているのは上層と下層の完全な分断。
チキン屋、台湾カステラ屋と自営業で敗れ果てた父親、大学受験に失敗した長男、長女。半地下のみじめな境遇でピザ店の配達用の箱を作るような内職をするしかない家族。
半地下は大雨が来たら「溺死を覚悟する」ような場所。
記事にあるように半地下の家賃は激安。
そこでなら暮らせるけども、それ以外には豪邸の中で「パラサイト」となっていくくらいしか彼らにはそれを覆す手段がない。
そういった描写から、「パラサイト」が完了したと思わせたところが面白い部分ではありますが。
ちらっと昨日の本日の動向でも書いたのですが、その「半地下の家族 対 地下の家族 豪邸の大決闘」以外の部分っておおまかに韓国の現実なのです。
なので「韓国を知っている人間」にはあまり刺さらないのです。
木村幹教授も「突出した存在にも思えない」って書いていましたね。
パラサイト、いい映画だと思うのですが、突出した存在にも思えないんだよなぁ。
— Kan Kimura (@kankimura) February 11, 2020
逆にいえば韓国の現実を知らない人間にとっては「こんな光景があるなんて」と驚愕するしかない。
もうそれだけで掴みはOKなわけですから。
そこからの韓国社会の二面性の提示、「地下の家族」がいることのどんでん返しで魅入られるのでしょうね。
ま、正直なところ前半は「半地下」を知っている人間には退屈でしかない描写ではあります。
韓国映画ということでそれほど期待されずに日本での公開は遅れに遅れたのですが、それが逆に幸いしましたね。
興行成績も伸びるんじゃないかな。
問題はそれが日本での韓国映画の評価にはおそらくつながらないだろう、ということくらいなものですか。
ボン・ジュノ作品はグエムルとこれくらいしか見てないけど、これは凄みがあったなぁ……。
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