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カテゴリ:米韓関係の記事一覧

韓国メディア「米日はそれぞれの大使が友好、同盟強化をアピールしているのに、駐韓アメリカ大使はトランプ政権成立から1年経っても空席のままだ」……そりゃ、大使が襲撃されたり、大使館に侵入されたりするんだからさ

カテゴリ:米韓関係 コメント:(62)
米日は駐日・駐米大使の相互訪問で同盟関係を強化しているのに…駐韓米国大使は1年以上空席(朝鮮日報)
 米国のグラス駐日大使は18日にX(旧ツイッター)を更新し、ワシントンの日本大使館で山田重夫・駐米大使と撮影した写真を公開した。2025年10月にトランプ大統領が日本を訪問した際に山田大使は東京都内の米国大使館を訪れ、それから5カ月後に両大使の相互訪問が実現した形だ。トランプ大統領の側近で古くからの支持者でもあるグラス大使は昨年4月に駐日大使として赴任したが、今週はワシントンにとどまり16日にトランプ大統領と2人で協議を行った。

 今回の両大使の会合は19日に予定されている米日首脳会談に先立って実現した。会合後にグラス大使は「高市首相とトランプ大統領によるホワイトハウスでの会談に先立って意見交換を行う良い機会だった」と伝えた。今年は米国独立250周年でもあり、米日両国はこれを記念するためさまざまなイベントを協力して行っている。グラス大使は日本の政府と民間に対して積極的に行動する米国の外交官だ。また「マッカーサー・ハウス」と呼ばれる駐日大使公邸のイベントではトランプ大統領自ら「米日同盟の未来は輝かしいと断言できる」というビデオメッセージを公開した。

 毎年3月には日本が米国に贈りワシントン市内各地に植えられた桜が満開となるが、その際に日本大使館は官民が協力し幅広い分野で公共外交を展開する。つい先日までワシントンには米国・日本の国旗と共に「共に咲き誇りましょう」というメッセージ広告が地下鉄やバスに掲示され、また文化芸術のランドマーク「トランプ・ケネディ・センター」前で開催された「ミニ・ジャパン・エキスポ」には折り紙など日本文化を楽しめる数十のブースが設置された。これらは全日空(ANA)、日立、伊藤忠商事など日本を代表する大手企業がスポンサーとして支援を行ったようだ。 (中略)

 韓国のある外交筋は「日本は韓国よりも2-3倍の人材や予算を対米外交に投入しており、またトランプ大統領の側近が名を連ねる非公開のグループなどを活用しながら水面下で友好な雰囲気を造成している」と説明した。これとは対照的に第2次トランプ政権発足から1年以上過ぎたにもかかわらず、韓国に駐在する米国大使はまだ指名もされていない。主要国で米国大使が空席となっている国は韓国やドイツなどわずかだ。
(引用ここまで)




 第2次トランプ政権が発足してから約1年。
 いまだに駐韓アメリカ大使は韓国に駐在していません。
 それどころか指名すらされていない。

 まあ、何ヶ月か指名されないってのはありがちではあります。
 実務だけでいえば大使代理でなんとかなるってのも実際。

 ただ、「二カ国間における友好の象徴」を演出するためには大使の役割ってのはかなり大きいのですよね。
 現状、その象徴ともいえる活動をしているのが駐英日本大使。



 鈴木浩大使はパディントンの人形を持ってさまざまなイギリスの文化を紹介しています。
 Xで大活躍中。イギリス人から冗談交じりに「離任させないからな!」って言われるレベル。
 「大使の活動」は特別ですからね。
 当該国の代理人ですらあるわけです。

 駐韓大使が決まらないのはなぜか。
 先日も韓国の識者が述べていたように「韓国では反米感情が高いから」でしょうね。

 2015年にマーク・リッパート駐韓大使が襲撃されたことを頂点として。
 2019年にも大使館の敷地に親北学生が侵入した事件もありましたね。
 「駐韓大使になることは危険」なんですよ。
 そりゃ決まらないよ……。



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韓国人識者「在韓米軍なしでは韓国は北朝鮮の核兵器に対抗できない」「だが、韓国人の反米感情をアメリカは知っているし、場合によっては在韓米軍撤退も選択肢にいれているはずだ」……あれ、韓国でもこれ語れる人がいたんですね?

カテゴリ:米韓関係 コメント:(48)
【人物】「米国がいなければ韓国軍は北朝鮮軍に対抗できない…核兵器のため」(聯合ニュース・朝鮮語)
「もし北朝鮮が韓国を全面戦争方式で攻撃してきたら、韓国は米国なしでは独自に持ちこたえることはできません。 韓国の軍事力が世界第5位だと言われていますが、それは核兵器を抜きにして評価したものなので、説得力に欠けています」

「米国にとってフィリピンは戦略的に韓国より重要な国でした。 それでもフィリピン国民と議会が立ち去れと言い、米軍は躊躇なく撤退しました。 韓国でも同じだと思います」

これは西江大学国際大学院のキム・ジヌ兼任教授が連合ニュースとのインタビューで話した内容だ。 インタビューは西江大学と聯合ニュースで3月3日から2回行われた。

キム教授はインタビューで「韓国は通常兵器で北朝鮮より優秀だが、北朝鮮は核兵器を持っている」とし「北朝鮮が保有している数十基の核弾頭のうち5基だけを発射しても韓国は手に負えない」と話した。

彼は「韓国には反米情緒が思ったより強く、右派陣営にもそのような情緒がある」とし「私たちがしきりに同盟国を遠ざければ、その国の政府と国民も私たちを良く見る理由がない」と話した。

彼は「私たちは政策だけでなく情緒的にも同盟国である米国と良い関係を維持しようとする努力が必要だ」とし「韓国の外交官たちは米国当局者たちにあまり会わない傾向があるが、もう少し積極的に活動する必要がある」と話した。 (中略)

──アメリカは韓国の反米状況を把握しているのか

「アメリカは韓国内の国民の反米感情、政治家の反米性向などをすべて把握している。 主要政治家の参謀たちの性向も知っている。 特定の状況で正確な判断を下し、それに合う政策を推進するためのものだ。 米国は常に不便な情報まですべて入手し、全体的な状況を把握した後、どうするかを決定する。 韓国の安保状況を考慮すれば、反米感情はよく理解できない。右派性向の人々にも反米感情が敷かれているようだ。 韓国のこのような姿を米国政府と国民が喜ぶはずがない。 日本は韓国と雰囲気が異なっている。 同盟国にいろいろと積極的に協力する努力を傾ける」
(引用ここまで)




 元ネタはシンシアリーのブログから(韓国安保専門家「在韓米軍撤収は十分にありえる。同盟は『ただ』ではない」)。
 ざっくりと記事を読んだのですが、この人が初見だとはちょっと信じられないな。
 これまでうちで扱っていてもよさそうな論客に思えるのですが。

 ざっくりと述べていることをまとめると──

・米韓軍事同盟が消滅する可能性は充分にある。
・フィリピンのように「アメリカ軍は必要ない」との声が出れば在韓米軍は撤退するだろう。
・アメリカは韓国の反米感情をよく知っている。保守派にも反米性向がある。
・米軍なしでは核兵器を持つ北朝鮮に韓国はかなわない。
・対中防衛戦を日本まで後退させる可能性も充分にある。

 と、いったところ。
 李承晩についても言及があって「本来はアメリカは彼を大統領にさせるつもりではなかった」的な話をしていて興味深い。



 韓国人が決定的に勘違いしている部分がありまして。

 「アメリカはなにをしても韓国を見放さない」
 「アメリカは日本よりも韓国を重要視している」

 ってこのふたつ。
 後者については最近になって「あれ……あれれ? 違う……のか? 日本のほうが優先されているの……か?」って認識しはじめたかな、といったところ。
 このきっかけになったのはGSOMIA破棄宣言でしたかね。

 韓国側の考えとしては「アメリカは韓国を見放さない」+「日本より上」なので、アメリカが注目するような行動をとれば「しょうがないなぁ」って日本に圧力をかけてもらえるって考えてたんですよ。
 でも、実際はそうじゃなかった。
 上は閣僚から下は官僚まで「遺憾」「失望」の無限コンボ。


 あれでちょっと目が覚めた人もいたんじゃないですかね。
 前から「トランプ大統領とイ・ジェミョン大統領が会談でスウィングしたら『よし、明日からもう米韓同盟もうやめよう』なんてことになりかねない」って警鐘を鳴らし続けていましたが。
 一応、韓国国内にもそうした恐れを抱いている人がいたってことで。
 ……まあ、主流にはなれないでしょうけどね。それでも通信社の聯合ニュースがこうして取り上げたのは大きいか。



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在韓米軍が韓国からパトリオット、THAADと迎撃ミサイルを撤去、中東へと搬入……イ・ジェミョンは「反対意見を伝えた」とするものの……

在韓米軍戦力の中東移送 対北朝鮮抑止には影響なし=李大統領(聯合ニュース)
韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は10日の閣議で、米国がイラン攻撃に絡んで在韓米軍の戦力を中東地域に搬出する可能性が浮上していることについて、「(搬出により)対北抑止戦略に深刻な障害が生じるかと尋ねられるなら、私は決してそうではないと言いたい」と述べた。

 在韓米軍の兵器を巡っては、防空システム「パトリオット」が別の米軍基地からソウル南方の烏山基地に移されたことが確認された。同基地からは大型輸送機が次々に飛び立っており、在韓米軍がパトリオットなどを中東に移送した可能性があるとの見方が出ている。

 李大統領は「政府は在韓米軍が朝鮮半島の平和と安定に全面的に貢献することを期待しており、これまでもそうしてきたと考えている」として、「在韓米軍が自国の軍事的な必要性により、一部の防空兵器を搬出することについて反対意見を出しているが、われわれの意見通り貫徹できないのも厳然たる現実」との見解を表明。「客観的にみれば、韓国の軍事防衛費の支出水準は世界的にみても非常に高い。国際機関が評価する軍事力レベルも世界5位であるほど軍事・防衛力の水準が高い」と述べ、在韓米軍の兵器搬出が韓国の防衛体制に及ぼす影響は大きくないと強調した。 (中略)

国民に対し「心配する必要は全くない」と改めて強調した。
(引用ここまで)




 在韓米軍の持つ迎撃ミサイルのプラットフォームであるパトリオットミサイルが中東に持ち出されているとの話が出ました。
 イランとの戦争に際して足りなくなっているものを搬出しているとのこと。
 搬出先はヨルダンではないかとされています。

 イラン側はまだ弾道ミサイルやドローンなどが健在であることをアピールしていますし。
 アメリカ側はかなりの確率で迎撃できているとのことですが、弾数は不安があるとの報道があります。

 といったわけでしばらく必要がないだろうと思われるところから引っ張ってきた……ってことなんでしょうが。
 イ・ジェミョンはそれに対して「反対意見」をアメリカ側に伝えている、ってことですが。



 まあ、在韓米軍の持ち物はイコールで米軍の持ち物ですからね。
 持っていかれてもどうすることもできないのが実情です。

 そして、パトリオットミサイルに次いでTHAADミサイルも搬出されたとのニュースが伝わってきました。



 THAADミサイルは高性能レーダーと迎撃ミサイルのセット。
 北朝鮮の弾道ミサイルに対応するために導入されたものですが、当時の共に民主党はその導入に徹底的に反対しました。
 THAADミサイルのレーダーの電磁波が、周囲の農場で作られているマクワウリの遺伝子を壊して「殺人マクワウリができるぞ!」なんていって撤去を迫っていたはずなのです。



 もちろん、すべてデマなんですが。
 90何歳だかの老婆を前面に出して「老人を排除するつもりか!」なんてデモもやってましたね。

 中国側の意向を怖れてのことでした。
 ま、実際に三不という主権破棄にまで追いこまれてました。
 よかったじゃないですか、なにもしないでも勝手に在韓米軍がヨルダンへと持ち去ってくれたわけですよ。
 これで作られ続けてきた殺人マクワウリも終焉するわけです。

 さて、「米韓同盟が優先されていない」事態がじわじわと見えてきましたね。
 どこまで行きますかねー。



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韓国メディア「司法3法で国会がぐだぐだになっている。このまま対米投資関連法案を通せないなんて事態になるのか?」……またアメリカに怒られないといいですけどね

[社説]対米投資法9日時限まで通過できなければ、政治権が関税内に与えるのか(韓国経済新聞・朝鮮語)
「韓米戦略的投資管理のための特別法(対米投資特別法)」処理が当初の期限として定めた5日を越えざるを得なくなった。 政界が「司法3法」(裁判所員導入法、法歪曲罪新設、最高裁判事増員法)をめぐって激しい対立を続けたためだ。 与野党は、対米投資特別法処理のための特別委員会を4日再開することにしたが、特委活動が終わる9日までに法が通過するかどうかは未知数だ。

韓国経済人協会、大韓商工会議所、韓国経営者総協会、韓国貿易協会、中小企業中央会、韓国中堅企業連合会など経済6団体が昨日発表した「対米投資特別法立法要求経済界緊急要請文」には企業の切迫した危機意識が溶け込んでいる。 米国連邦最高裁判所がドナルド・トランプ大統領の相互関税賦課が違法だと判決したが、通常環境の不確実性は高まっている。 米国が代替法などを活用して既存の関税政策を維持しながら、追加で特定国家と品目には選別的な関税を賦課する恐れがある。 韓国はトランプ大統領から貿易合意を履行しないという警告まで受けた。 米国が言及した25%の関税が現実化すれば、自動車関税の負担だけで年間10兆ウォンを上回る。 イラン戦争による対外リスクに通商不確実性まで加重される状況だ。

問題は対米投資特別法が与野党の政治取引の対象になっているという点だ。 与党である共に民主党は、特別法処理のためには野党である国民の力が協力しなければならないと圧迫している。 国力は特委稼動に合意しながらも「司法改革3法」等に抗議するための場外闘争に出た。 対米投資特別法が相手を狙った与野党の政治的カードとして使われている。 特委活動再開合意が破棄され、法案通過が失敗に終わる可能性も排除できない。 与党も対米投資特別法の強行処理には負担を感じているという。
(引用ここまで)




 いわゆる「司法3法」を通すために、与党である共に民主党は3日連続で強行採決を行っています。
 野党側も牛歩戦術などで対抗していたのですが、審議打ち切りが宣言されて採決されて終了。
 結果、司法3法を通すことはできました。

 ただ、国会に後遺症をだいぶ残しています。
 そのひとつが「対米投資関連法案を審議できていない」って状況。

 委員会は発足しているのですが、そこからひとつも進んでいない。
 国会本会議に上程すらしていない状況で、去年の11月末くらいに国会に法案提出された状況となにひとつ変わっていません。
 冒頭記事は「本当に法案通せるのか、失敗したら25%の関税はおまえらが払うのかよ」って社説です。



 トランプ大統領が怒り心頭で「おまえらの関税25%に戻す」って言い出した時となんら状況が変わっていない。
 アメリカの立場としたら「あんな憲法違反の法律まで強行採決で通しているのに、なんでこっちは3ヶ月以上動きがないんだ」ってなるでしょ。
 さすがに。

 しかも、閣僚が何人も訪米して「速やかに法案を通しますので、なにとぞ穏便に」ってやったのに。
 実務者レベルでも何度も対話があったのに。
 それでもこれ。

 なんとかして9日までに委員会通過、12日までに本会議で可決ってスケジュールでやっているようですが。

対米投資特別法、「大統領令」基金財源をめぐるいざこざ(ヘラルド経済・朝鮮語)


 まだけっこう揉めているようですわ。



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日米の試みるレアアースのサプライチェーン再編に「声をかけてもらえない韓国」……そりゃまあ、中国が怖いんでしょ?

カテゴリ:米韓関係 コメント:(61)
【コラム】米日、レアアース「脱中国」本格化…中国意識し苦心する韓国(中央日報)
米国は約120億ドル(1兆8800億円)規模の戦略鉱物備蓄計画「プロジェクト・ボルト」(Project Vault・別名「金庫プロジェクト」)をスタートさせた。このプロジェクトは石油戦略備蓄(SPR)と類似した方式で核心鉱物を備蓄し、中国発サプライチェーンショックに対応しようというものだ。同盟およびパートナー国を中心とした国際サプライチェーン協力戦略も本格的に稼働している。米国は核心鉱物のサプライチェーン再編のための貿易および協力ブロックの形成を推進中だが、このために今年2月に核心鉱物長官級会議(56カ国参加)を開催した。会議でJ・D・バンス米副大統領は「この1年間、米国経済が核心鉱物にいかに大きく依存しているかを痛感することになった」とし、「核心鉱物貿易ブロック」構想を明らかにした。この構想には、過剰生産と低価格攻勢によって新規鉱山開発プロジェクトが挫折する悪循環を防ぐため、一定水準の価格下限(price floor)を設定する案が含まれた。

昨年11月の高市早苗首相による「台湾有事介入」発言の後、中国からレアアースなど二重用途物資(軍事用と民間用の双方で使用可能な物資)の輸出統制制裁を受けている日本はすでに火の粉が降りかかっている状態だ。中国商務部は先月、三菱造船など日本の20の企業・機関を軍事力向上に関与したという理由で輸出統制管理リストに含めた。また、スバルなど20の企業・機関は「二重用途物資の最終使用者と最終用途を確認できない」として観察リストに入れた。

これに対抗し、日本は米国以上にサプライチェーンの多角化に乗り出している。 (中略)

韓国政府は先月、レアアースサプライチェーン総合対策を発表し、自立化に始動をかけた。短期的な需給危機管理と、中長期的な海外資源開発・生産のインソーシング(内製化)というツートラック戦略だ。野党時代に李明博(イ・ミョンバク)政権の資源外交を批判してきた現政権は立場を一転させ、過去のずさん経営と人事問題で海外直接投資が禁止されていた韓国鉱害鉱業公団に海外資源開発の統括機能を付与する方針だ。

問題は、韓国政府が中国との関係を意識し、米国主導の核心鉱物貿易ブロック構想への参加を苦心している点だ。韓国は趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官が今年6月まで同構想を議論する長官級会議の議長を務めているが、約35カ国が参加の意思を表明しているにもかかわらず、未だに参加の意思を明らかにしていない。外交部関係者は「現在までに参加要請を受けたことはないが、関心を持って見守っている」と述べた。
(引用ここまで・太字引用者)




 レアアースを中国が戦略物資として扱っている以上、西側諸国としてはサプライチェーンの再編をするしかないんですよね。
 「レアアース」とはしているものの、物質としてはわりとそこらにあるものなのでやろうと思って時間をかければなんとかなる。
 そのあたりが原油とはちょっと違う部分ではある。

 南鳥島のものも20倍のコストがかかるとされているけど、続ければあるていどのコスト低減もできるんじゃないですかね。



 それ以外にも日米豪を中心としてまあ、いろいろと取り組みはしていますし。
 欧州も含めた取り組みもあります。



 で、韓国がそれを横目でちらちら見ながら「参加しないとは言っていない」みたいなことを言っているっていうね。
 いつものように中国が怖すぎて、レアアースのサプライチェーン再編に参加できずにいる。
 最終的においしいところは持っていくつもりなんでしょうけども。

 面白いのは「参加要請を受けたことはない」って断言しているところ。
 アメリカも「韓国の事情」をよく理解しているんでしょうね。
 
 「ああ、いいよ。OKOK。来れたら来てよ(誘うとは言っていない)」

 ──くらいの扱いですね。
 韓国の扱いに慣れたっていうべきなのか。
 ここ10年くらいですっかり慣れてきましたね。



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韓国での米韓合同軍事演習「フリーダムシールド」、規模を大幅に縮小して実施へ。韓国側の「北朝鮮への配慮」が原因か……アメリカ側も「韓国はアジア戦略で頼りにならんな」くらいに思ってるでしょうよ

韓国政府、韓米旅団級訓練を半分に縮小…北朝鮮の党大会終了後に発表(中央日報)
韓国と米国が3月9日から19日まで進行する上半期の連合演習「フリーダムシールド(FS、自由の盾)」期間に計22件の野外実動訓練(FTX)を実施する。昨年の51件から大きく減少した。特に旅団級訓練は昨年の13件から6件に減った。国防専門家らは政府が旅団級訓練の回数を大きく縮小した点に注目している。 (中略)

韓米軍関係者は27日、記者らに対し、「フリーダムシールド演習期間に実施予定の連合野外機動訓練を韓米間で緊密に協議し、連合渡河訓練など22件を計画通り進める予定」と明らかにした。続いて「連合野外機動訓練22件のうち中隊級は6件、大隊級は10件、旅団級は6件」とし「最初の計画から協議した件数が22件だった」と説明した。

韓米軍当局は25日、上半期FSの実施に関する共同声明文を発表し「緊密に協議中であり、異見はない」としながらも、予定されたFTX件数を明らかにしなかった。これは韓米間の最大争点だったFTXの実施の有無と規模、回数などに対する韓米間の意見の違いのためだったと伝えられた。

情報筋によると、韓国側は今年のFS期間は機動訓練を最小化しようという内部方針を定め、米国側にこれを伝えた。しかし米国側はすでに展開した人員と装備の問題などを挙げながら難色を示した。

昨年のFS当時、韓米軍当局は旅団級FTXを前年の10件から6件増やして16件実施すると発表した。しかし実際は13件だけを実施した。今年はFS期間に集中していた訓練を年間を通して分散実施する計画というのが韓米軍当局の説明だ。
(引用ここまで)




 米韓が「実施する」と発表したものの、実施内容については米韓間で見解が分かれていた米韓合同軍事演習、フリーダムシールド。
 アメリカはフルスケールで行うとしていて、韓国は「分散で開催したい」としていました。

 で、結果としては「フルスケールでは行わず、分散開催する」「ただし、すでに人員等が用意されているものについては行う」といった折衷案。
 これを「韓国がアメリカに意見を通し抜いた」と見るのか。
 それとも「アメリカが韓国の意見を受け入れた」と見るのか。
 微妙な差異があります。

 まあ、いうても「韓国国内で行う演習」ではあるので。
 どうしても韓国側の意思が大きな要因となるのはもちろんなのですが。



 アメリカが「じゃあ、それでいいよ」くらいの姿勢で受け入れたって部分が大きいんですよ。
 ムン・ジェイン政権時代もそうだったのですが、「ああ、じゃあまあそれでいいや」ってなることが多くなった。
 さらにいうのであれば、そうした指向性が高くなったのってノ・ムヒョン政権時代だったかな、とも感じます。

 左派政権になったら「まあ、しゃあない」くらいの感じで、韓国との連携を諦める。
 韓国を切り離してもアジア戦略を問題なく遂行できる状況にしつつある。
 しつつある、というか現にそうなっているというか。

 先日も語りましたが、アジア戦略の二本柱は日本とオーストラリア。
 それ以外は支柱に過ぎないって感じになっています。
 現在、アメリカのアジア戦略上における韓国の地位ってそんなもんですよ。

 在韓米軍もどこまで維持するつもりなんでしょうかね。
 今年、大幅減員とかになってもなんの不思議もないのですが。そもそもトランプ大統領は1期目の時点で「撤退すべきだ」って言っていたって話ですからね。



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アメリカと韓国の間に合同軍事演習を巡って大きな溝、韓国「分散実施する」→アメリカ「計画通りの訓練を行う」……さあ、イ・ジェミョン政権が盛りあがって参りました(ため息)

韓米両軍に溝 合同演習の野外機動訓練巡り韓国「分散実施」・米は「計画通り」(聯合ニュース)
 韓米両軍は25日、朝鮮半島有事に備えた定例の合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾、FS)」の計画を発表したが、演習のシナリオと連携した野外機動訓練(FTX)に関しては立場に隔たりがあった。演習の主要な柱である野外機動訓練の規模に合意できないまま演習計画を発表したのは極めて異例で、来月9日の演習開始までに合意に至るか注目される。

 韓国軍は野外機動訓練を年間を通じて分散して実施する方針を示している。トランプ米大統領が来月末~4月初めに中国を訪問するのを前に、米朝の対話再開に向けたムードを醸成する必要があるという鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官などの意見を反映したようだ。

 一方、在韓米軍は計画通り実施するとの方針だ。参加戦力がすでに朝鮮半島に展開し、予算も投入されているため、訓練の延期は困難だとの立場だ。

 韓米の意見の相違はこの日の記者会見でも浮き彫りになった。韓国軍合同参謀本部のチョン・ドヨン広報室長は野外機動訓練が縮小される可能性を問われ、「合同訓練は合同防衛体制の維持と能力向上のため、年間を通じてバランスよく実施する」と答えた。合同参謀本部はFS演習開始までに協議が完了することを期待しており、演習は通常通り実施されると説明した。

 一方、在韓米軍のドナルド広報室長はFS演習と野外機動訓練に関し「明確に大規模な防御的性格を持つ演習として行われる」と述べた。別の関係者も記者団に対し「演習と訓練に変更はない」と話した。 (中略)

 尹政権下の2024年8月のUFS演習では野外機動訓練の回数が前年より10回多い48回だったが、昨年は計画していたおよそ40の訓練のうち約20が後ろ倒しされた。韓国側は猛暑などを理由に挙げたが、北朝鮮が韓米合同演習に強く反発していることも考慮されたのではないかとの指摘が出ていた。
(引用ここまで)




 イ・ジェミョンの大統領就任からざっくり8ヶ月が経過しました。
 大統領選挙中、楽韓さんはイ・ジェミョンの執る対米外交政策について──

・「イ・ジェミョンが大統領になったら米韓関係は決定的に悪くなる」
・「場合によっては米韓同盟の消滅まであり得る」
・「イ・ジェミョンとトランプを記者の前で会談させるのは危険」

 といった話をしていました。
 note記事にもまとめていますので、そちらをごらんください。



 ところがイ・ジェミョンが就任してからこっち、外交的に大きな問題もなくやり過ごしてきました。
 米韓首脳会談でもトランプに見え見えのおべっかを使っており、日韓関係について言及された際にも大人しくしていたほど。



 これといった諍いが起きることもなく順調であるかのように見えていました。



 その主因として楽韓Webでは「韓国の泥沼化した内需不況が厳しくてそれどころじゃない」って話もしていました。
 ですがまあ、本性というものは隠せないものですわ。
 アメリカ空軍と駐韓米軍機(F-16)が行った訓練に対して、中国機がスクランブルをかけてきた件で韓国側は駐韓米軍に抗議を行っています。
 中国に抗議ではなく、ですね。

 かつ、さらに「駐韓米軍司令は謝罪した」との報道を韓国国防部報道官が否定しなかったなんてこともありました。
 報道だけであればともかく、それを韓国政府が否定しなかったのはかなり大きなトピックスといえるでしょう。
 これに対して駐韓米軍司令官はその日の夜10時過ぎに「謝罪などしなかった」との声明を発表しています。



 そして、今度は米韓合同軍事演習であるフリーダムシールドについて、米韓双方が異なる発表をしていると。
 うむ、来ましたね。
 こうなることは目に見えていたのです。ただ、イ・ジェミョンが就任早々で自重していただけで。
 これからの4年4ヶ月。全力で駆け抜けてくれることでしょう。

 正直、東アジア情勢を考えると暗澹たる気持ちにならざるを得ないのですが。
 もうなるようにしかならないので。
 アメリカも「アジア戦略において韓国は外して考えよう」ってのを基本方針にしているのは間違いないですしね。



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韓国メディア「在韓米軍司令官が黄海での訓練の件を謝罪したとのことですが」→韓国政府「否定はしない」→その日の夜10時、在韓米軍「謝罪などしていない。勝手に通話を公開することに遺憾を表明する」……激オコじゃん

在韓米軍「対応態勢関連の謝罪はしない」…韓米連合訓練直前に葛藤が露骨化(中央日報)
在韓米軍が西海(ソヘ、黄海)で最近実施した大規模空中訓練をめぐりジェイビア・ブランソン在韓米軍司令官が安圭佰(アン・ギュベク)国防部長官に直接謝罪したという報道に関連し、「我々は対応態勢の維持について謝罪しない」と反論した。続いて米国側はブランソン司令官が安長官にむしろ「遺憾を表明した」とも明らかにしたが、これは国防部が関連報道は事実と伝えたことに対する反論とみることができる。

在韓米軍は24日午後10時ごろ立場を表明し、「在韓米軍は最高水準の対応態勢を維持して任務を完遂できるよう定期的に訓練をする」とし「我々の対応態勢の維持について謝罪しない(We don’t make apologies)」と明らかにした。

続いて米国側は最近の西海での訓練について「ブランソン司令官が国防部長官と直接話しながら韓国側に事前通報したという点を伝えた」とし「(司令官は)長官と合同参謀議長に適時に報告が行われていない点について遺憾を表明した(expressed regret)」と付け加えた。 (中略)

国防部の関係者は24日午前、定例ブリーフィングで「通話内容を公開するのは不適切」としながらも「一定部分、報道内容は事実と理解している」と明らかにした。「ブランソン司令官が謝罪した」という記事の核心的な内容を否認せずに「一定部分事実」と述べたのは、国防部が報道を事実上認めるという意味と考えられる。

通常、韓米当局者間の意思疎通は双方の合意なしに公開しない。このため在韓米軍の単独訓練に関する敏感な事案を議論した通話内容を国防部が確認したのは異例という解釈が軍の内外で出ている。これはそれだけ韓国政府が今回の事案を深刻に受け止めているという意味でもある。

これに対して在韓米軍が同日午後遅くにこれを否認する立場を示し、韓米軍当局間の葛藤が露骨化するのではという懸念も出ている。特に在韓米軍は「率直な対話は効果的な同盟間の調整に必須」としながらも「正確であるかどうかはともかく、選択的な(対話)公開は共同の安保目標を進展させることができない」と不快感を隠さなかった。
(引用ここまで)




 アメリカ空軍のB-52と在韓米軍のF-16が黄海で訓練を行った際に、スクランブルをかけてきた中国軍機と対峙するといったシーンがありました。
 この訓練について韓国政府は在韓米軍に抗議をして、訓練は1日を残して中止になったとのニュースがありましたね。



 保守紙である朝鮮日報はこの件について、「台湾有事で韓国だけが戦火を免れるなんてことはあり得ないのだから訓練をする等で備えてくれ」って悲鳴のような社説を出していました。
 で、さらにこの中国機と対峙した件について在韓米軍側が謝罪したとの報道がありました。

中国戦闘機と対峙 黄海上での訓練を謝罪=在韓米軍司令官(聯合ニュース)

 さらに韓国の国防部(防衛省に相当)がそれを否定せずに事実上認めたとのこと。

 正直、「んー、在韓米軍司令官がこんなことで謝罪するかぁ? 眉唾だわ」とは思えたのですけども。
 こちらに否定する材料があるわけもなく。
 1日放置しておいたのですが。



 在韓米軍側から「謝罪などしていない」との公式声明が出たとのニュース。
 「在韓米軍司令が謝罪した」とのニュースが出た同日、夜10時になってから立場の表明があったとのことで。

 「在韓米軍司令官は謝罪などしていない」
 「上級指揮官の対話が恣意的に公開されたことに遺憾を表明する」
 「韓国政府へは訓練について事前連絡していた」

 ……相当に怒ってんな、これは。

 韓国政府はこんなんよくやります。
 火器管制レーダー照射事件の時なんかも、会議で韓国側の説明をうなづきながら聞いていただけのことを「日本側はこちらの言い分を受け入れていた」とか言ってましたね。
 他にも「日本側が謝罪してきた」なんて嘘はいくつかあったはずなんだけど、見つからないな。どんなシチュエーションだったかなー。

 まあ、韓国人のやるいつものことではあります。



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