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カテゴリ:米韓関係の記事一覧

韓国大統領府「48秒の会談で電気自動車補助金問題、通貨スワップ協定、北朝鮮核問題について話し合った」→韓国メディア「通訳をはさめば20秒ちょっとなのに?」

尹大統領、IRA・通貨スワップ・対北朝鮮抑制の成果? 「通訳を抜けば22秒の面会」(Wow! Korea)
韓国大統領室が、ユン・ソギョル(尹錫悦)が米国のバイデン大統領が会談し、インフレ削減法(IRA)、通貨スワップ、対北朝鮮拡張抑制について両国NSCに集中的に検討を指示したと明らかにすると、「(両首脳が会った時間が)48秒なら通訳を除けば22秒ではないか」という批判が出た。

 保守性向評論家のチャン・ソンチョル公論センター所長は22日、MBCラジオ「ピョ・チャンウォンのニュースハイキック」に出演し、「22秒間でIRAなど話すことはできない状況」とし、このように話した。

 チャン所長は「会談としてほとんど無意味だと見るしかない。外交は失敗」とし「英国、フランス、フィリピンとは2国間会談をしたが、韓国とはしなかった。外交ラインに大々的に手を加えなければ、米韓、日米外交だけでなく、国際舞台で地位と国格を今後担保することはできない」と苦言を呈した。

 これに対して大統領室の高官は、ニューヨーク現地プレスセンターのブリーフィングで、「2人(米韓首脳)が会った時間の長さが重要ではない」と述べた。
(引用ここまで・太字引用者)


 ユン・ソンニョル大統領の「48秒の米韓首脳会談」が外交惨事だと話題ですが。
 韓国大統領府は「この48秒でIRA(アメリカの電気自動車補助金問題)、通貨スワップ協定、北朝鮮核問題について両国のNSCに検討指示をした」と表明しているのですよ。
 48秒で。

 さすがに韓国メディア、野党等から「通訳はさんだら半分以下だろうが」ってツッコミが入ってきています。
 ただまあ、動画を見るかぎりではすぐ横でパク・ジン外交部長官が同時通訳してたっぽいので48秒をかなりフルにまで使えていたんじゃないですかね。
 以前の米韓外相会談後の共同記者会見(GSOMIAを正常化する発言のあったアレ)でもかなり流暢に話してましたから。


 まあ、それにしたって48秒では意思疎通とか会話は無理だわなぁ。
 その結果が例のホワイトハウスから出されたなにも内容のないプレスリリースだったわけです。
 内容・中味のないリリースは米韓だけじゃなくて日韓も同様でしたけども。

 ムン・ジェイン大統領がトランプ大統領とのテタテ(1対1)会談を2分で切り上げられたというのは伝説の部類でしたが。
 そうなると、「48秒の会談」は神話かな。ドラマのタイトルとかになりそうですね。

 韓国って「そこそこの国力のそれなりの国」っていう前提を守れば、それなりの外交はできると思うのですよ。
 無理して「我こそは実質G8!」とかやらないかぎりは。
 自尊心(実際には虚栄心)がそれを許さないのでしょうね……。

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韓国大統領府「米韓首脳会談で話し合った中には通貨スワップ協定についての話題もあった」→ホワイトハウス「……」

大統領室「流動性供給装置に通貨スワップを含む…韓米NSC書レビュー」(聯合ニュース・朝鮮語)
大統領室は22日(現地時間)ニューヨークで会ったユン・ソクヨル大統領とジョーバイデン米国大統領が両側NSC (韓国国家安全保障会議・米国国家安全保障会議)に韓米通貨スワップ問題を集中検討するよう指示したと明らかにした。

大統領室の上級関係者はこの日の深夜頃、現地のプレスセンターのブリーフィングでこのように語った。NSC検討指示事項には米国インフレ削減法(IRA)・対北拡大抑制も含まれた。

大統領室は先に報道資料で両国首脳が去る19日から21日までロンドンとニューヨークで3回会った結果、必要なときに韓米両国が金融安定のための流動性供給装置( Liquidity facilities )を実行するために緊密に協力していくことにしたと伝えた。

これをめぐって韓米通貨スワップも迂回的に議論されたという解釈が出た。

これに対しチェ・サンモク経済首席はブリーフィングで「流動性供給装置には様々なものがある」とし「両国金融当局間協議を通じて具体化すると考えるが、通貨スワップも両国当局間協議の対象となる流動性供給装置に含まれる」と言った。
(引用ここまで)


 「48秒の米韓首脳会談」以外にもロンドンとニューヨークで2回ほど立ち話をしたらしいのですよ。
 で、その中で電気自動車の補助金問題と、為替安定について話し合った、とされています。
 ただどちらも立ち話ていどのもので、そこまで突っこんだ話はできたとも思えないのですが。

 それでも大統領府の経済主席は「その為替安定には通貨スワップ協定も含まれる」と宣言してしまったのですが。
 ……まあ、いつものアレなんですけどね。
 現状の米韓関係で通貨スワップ協定が結べるかどうか。どう考えてもないだけどなぁ。


 「金融安定のための流動性供給装置」がそのままイコールで通貨スワップではないですからね。
 あくまでも「通貨スワップ協定も含まれる」というだけで。

 前にもピックアップしましたがバイデン大統領が訪韓した後の5月の時点で、韓国の大統領府から「米韓で通貨スワップに準ずる協力を推進する」とか言ってましたからね?

韓国大統領室幹部「米韓は通貨スワップに準ずる協力推進」(韓国経済新聞)

 それから4ヶ月以上経過していますが、なにかあったのか……ということです。
 もちろん、アメリカからのリリースはなにもなし。

Readout of President Joe Biden’s Meeting with President Yoon Suk Yeol of the Republic of Korea(ホワイトハウス・英語)

 見事なくらいに為替のかの時もないんだよなぁ。
 これ狙ってやっていないわけがないですからね。
 つまり、そういうことです。

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日韓首脳会談だけでなく、米韓首脳会談すらなくなりそう……また後頭部案件?

韓国副首相 米国との通貨スワップ「あれば役立つ」(聯合ニュース)
韓国の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副首相兼企画財政部長官は21日に開かれた国会本会議で、韓米通貨交換(スワップ)協定締結の必要性を巡り、協定があれば外貨準備を健全に管理するうえで役立つのは明白としながらも、「軽率に言及するのは適切ではない」と慎重な態度を示した。与党議員による経済分野の対政府質疑でこのように答弁した。

 米ニューヨークで開催中の国連総会に合わせ開かれる韓米首脳会談で、韓米通貨交換協定を締結する可能性については、「今、それに言及すること自体が市場にさまざまな影響を及ぼしかねないため、特に首脳会談に関連した議題については、この場で発言できる立場ではないことを理解してほしい」と述べた。
(引用ここまで)


 韓国国内では「米韓首脳会談はこの後すぐ!」とされていますが、まだなにひとつとしてアナウンスはありません。
 もうすぐらしいですよ。
 韓国基準では。

 またもや「米韓通貨スワップ協定もまもなく!」ってなっているんですが。
 経済企画財政部長官(財務相に相当)からは「いまそれ(通貨スワップ協定)に言及はできない」と国会での発言があったそうです。
 「軽率に言及するのは不適切だ」なんだそうですよ。
 ま、建前的には中央銀行同士の取り決めですから。

 とはいえ、実際には政治的な案件ですよね。
 5月にあったバイデン大統領の訪韓の頃から延々と求めてきているわけですが。  現状の韓国が果たして通貨スワップ協定を結べるか、まあ見ものですね。


 さて、もうひとつの案件である日韓首脳会談ですが。
 いまだに「日韓首脳会談はある」という前提であるようです。

韓日首脳会談22日未明開かれるように…韓米首脳間の深度ある議論も不透明(TV朝鮮・朝鮮語)

 日本時間(韓国時間)の明け方に日韓首脳会談はある、としています。
 いまだに正式会談がある、という立場の模様。

 ただ、こちらの記事によるとバイデン大統領が滞在時間を縮めたこともあって、米韓首脳会談こそなくなりかけているのではないか、とも。
 なかなか楽しげな状況になりつつあるようでなにより。
 またもや「後頭部を殴られた」ってなりそうな感触がめっちゃありますわ。

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韓国メディア「1ドル1400ウォン時代が目の前だ、今度の米韓首脳会談で通貨スワップ協定を決めなければ!」……米韓関係、そこまでよくなってないよね?

【コラム】為替への無対応が能なのか…通貨スワップ強力推進しなくては=韓国(中央日報)
韓国政府の立場や韓国銀行の説明は間違っていない。だが最近のウォン下落傾向が市場に及ぼす影響は恐怖そのものだ。金融市場は言うまでもなく、原材料や中間財を輸入しなくてはならない企業の先物為替(一定の相場でドルや元などを売買)の問い合わせが増加している。輸入物価が高騰しインフレも終わりが見えない。恐怖が拡散すれば理性がまひする。冷徹な判断や事実を見る努力の代わりにひとまず他の人たちと同じ行動をしてこそ安心感を得られるためだ。こうした状況ではどうということもなかったような小さな火種で経済全体が混乱に陥ることがある。 (中略)

韓米通貨スワップのようなもう少し確実なものが必要だ。「現状況で通貨スワップでドル高を防げるというのは誤解」(李昌ヨン韓国銀行総裁)だとしても、過去の事例を振り返れば少なくとも最悪の状況で安全弁の役割はできる場合があるので政府は主要国との通貨スワップ締結に積極的に出なければならない。

5月21日の韓米首脳会談の際に発表した「通貨協力体系構築」もそろそろ具体的な何かを出さなければならない時期だ。当時韓米首脳が「両国は秩序正しくしっかり作動する外国為替市場に向けさらに緊密に協議していく」と発表し、通貨スワップよりさらに確実な保険という評価が多かったが、4カ月が過ぎようとしているのに知らせがない。
(引用ここまで)


 1ドル=1400ウォン時代が到来しそうになって、またぞろ韓国メディアが「米韓通貨スワップ協定を!」と騒ぎ出しています。
 東亞日報に至っては社説まで出してますね。

[社説]1400ウォンも危険な為替レート… 韓米通貨スワップを実現する(東亞日報・朝鮮語)

 7月時点でも同様に韓国メディアがこぞって社説を出していましたっけ
 こちらは1ドル=1300ウォンを超そうかというタイミングでしたね。
 要するに100ウォン分、ウォン安になる度にパニックがひどくなっていくという感じ。

 当時はイエレン財務長官が訪韓した直後で「これで通貨スワップ協定は万全!」みたいな勢いのあった時でした。
 「常設スワップは要求しすぎなので、それに準じるくらいのものにしてもらおう」とか言っていた頃でしたね。
 「バイデン大統領が日本よりも先に韓国に来た!」って言ってた頃でもあります。


 で、この中央日報のコラムでも「米韓首脳会談の共同声明で『外国為替市場に向けて緊密に協議する』という文言があったのになにも知らせがない」って例のアレを言ってますが。
 協議したところでなにか解法が出るともかぎらんしなぁ。
 日韓でも局長級会議とかありますが「競技は継続しよう」でいつも終わってます。
 同様に米韓でも協議があっても不思議はないのです。
 それで成果が出るかどうかは別ですし。

 韓国としてももう背に腹は代えられないくらいの勢いなのでしょう。
 2017年の終わり頃にカン・ギョンファ外交部長官が「慰○婦合意を破棄する」というムン・ジェイン政権の意向を持って訪日していたことがあるのですが。
 そんな話を持ってきた日韓外相会談ですら通貨スワップ協定とハイレベル経済協議の再開を要求してきたほどですから。
 ハードカレンシーとの通貨スワップ協定をどれほど欲しがっているのか、よく理解できるのではないかと。

 基本、詰んでるんだよなぁ。ムン・ジェイン政権のやってきたことでアメリカから韓国への信頼はゼロどころかマイナスにまで落ちこんでいる状況。
 まずゼロに戻すことが先決なのに、それすらまともにできていない。
 正直、ペロシ議長を冷遇したことは致命的だったと思いますよ。

 日韓首脳会談はまずないでしょうが、いまだに米韓首脳会談の具体的な日時すら発表できずにいるのはそういうことですからね。
 アメリカの不信感はいまだに覆っていないのです。

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韓国大統領府「米韓首脳会談で通貨スワップの話題? 出るかもしれないし出ないかもしれません」→ウォン相場急騰

大統領室、韓米通貨スワップ議論の見通しに「外国為替市場は共通の関心事」(聯合ニュース・朝鮮語)
ユン・ソクヨル大統領の来週米国国連総会に出席するきっかけに開かれる韓米首脳会談で、韓米通貨スワップ議論が一定の部分になるか注目される。

大統領室チェ・サンモク経済首席は16日、龍山大統領室ブリーフィングで「韓米首脳会談で通貨スワップが議論されるか締結される可能性があるか」という質問に「首脳会談でどのように議論されるかは、首脳会談当日になればわかる事案」と原論的な答えを出した。

一方、「今年5月の韓米首脳会談で、外国為替市場と密接に協議することで首脳間の言葉を交わし、財務長官間の会談もあったため、関連する共通の関心事であるため、自然に議論があると予想する」と説明した。

「韓米政府が通貨スワップを中心に議論する可能性があるのか​​、両国中央銀行間の協議もあるのか」を尋ねる質問には「両国首脳が外国為替市場と緊密に協議することにしたという面でさらに議論があるかもしれない」と述べた。
(引用ここまで)


 「韓米首脳会談で通貨スワップ協定について議論されるのか」という質問に対して、韓国大統領府から「あるかもしれないし、ないかもしれない」というあやふやな回答をしたと。
 さらに「首脳会談、財相会談で為替について話題に出たので、今回も自然と議論に出るのではないかと予想する」と少し突っこんだそうです。

 で、その発言に市場が反応して1ドル=1400ウォン弱だったものが1386ウォンに上昇しました。

「ローラーコースター」為替レート、1388ウォン締め切り… 当局「通貨スワップ」の言及に急落(ニュース1・朝鮮語)

 13年ぶりのウォン安水準だったものが少し落ち着いたのだそうで。
 ちなみに15日にも口先介入してたのですが、市場からはミリほども反応がなかったそうです。


 まあ、もうなりふり構っちゃいられないっていうのが実際でしょうね。
 「日韓首脳会談やるぞ!」って叫ぶのも。
 「米韓首脳会談で通貨スワップ協定の話題? 出るかもしれませんねぇ」とか言うのも。
 ユン政権の叫びと考えてみると一貫してはいるのか。

 ムン・ジェインの尻拭いという部分が大きいとはいえ、経済については本当に詰んでいるからなぁ。
 21日にFOMCでおそらく0.75%の利上げ。
 これに対して韓国政府、韓国銀行はどう対応するのか。個人的にはとても楽しみにしているのですけどね。

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韓国メディア「韓国はアメリカとの同盟を優先するだろう。4つの理由があるのだ」……どれも微妙だなぁ……

【寄稿】米中のはざまに置かれた韓国が進むべき道(朝鮮日報)
尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の外交政策が前政権に比べて本当に変わったか疑念が浮上し始めている。先月初めに米連邦議会下院のペロシ議長が台湾を経て韓国に到着した際、韓国政府関係者が誰も空港に出迎えに行かなかったため「ペロシ議長に対する侮辱ではないか」との指摘が相次いだのだ。それから数日後に韓国外交部(省に相当)の朴振(パク・チン)長官が中国で王毅・外相と会談したが、これも「中国との対立を避けるため中国をなだめようとした」との見方が出ている。

 米国の同盟国の中で韓国は最近までインド・太平洋地域を巡る問題で比較的沈黙を守ってきた。尹錫悦政権は世界の主要国になる考えを繰り返し表明しているが、韓国の役割に対する疑問は今も残っている。実際に「インド・太平洋地域で韓国は周辺国として追いやられている」との見方はすでに存在する。例えば日本の外務省は2021年の外交青書で「インド・太平洋地域で協力する域外の国」として英国、フランス、ドイツ、オランダの名前を挙げたが、ここに韓国の名前はなかった。シンガポールのASEAN(東南アジア諸国連合)研究センターが実施したアンケート調査でも韓国の存在感は低かった。「強力かつ確実なリーダーシップを持ち、ルールに基づいた秩序を維持している国はどこか」との質問項目で韓国の順位は10カ国中9位だった。これはオーストラリアやニュージーランドよりも低いランキングだった。

 このような見方は決して不当とは言えない。文在寅(ムン・ジェイン)前大統領在任中の2017年、当時の米国トランプ前政権が自由で開かれたインド・太平洋戦略を公表した後も、韓国政府はインド・太平洋地域という概念の受け入れに時間がかかった。米国の他の同盟国がこれを採択、あるいは自国の状況に合わせてインド・太平洋戦略を進めるのとは非常に対照的だった。

ペロシ議長来韓時の尹錫悦政権の失策、朴振長官と王毅・外相との会談、そしてバイデン政権が進める半導体の新たなサプライチェーン同盟「CHIP4」への加入に韓国政府が目に見えて乗り気でなかったことなどから、韓国にインド・太平洋政策を強く推進する考えが本当にあるのか疑う見方が広がった。尹大統領の低い支持率も日本との関係改善など外交の重要課題を進めるに当たり支障となる恐れもある。

 しかし韓国国内での障害や中国の圧力があったとしても、韓国はやはりインド・太平洋地域で戦略的役割を拡大するとみられる。 (中略)

韓国は保守・進歩のいずれの政党が政権を握っても中国と米国の間で今後も板挟みになるだろう。しかし不確実性の時代には米国側の国々と歩調を合わせることこそ国益に直結する。
(引用ここまで)


 ペロシ議長訪韓時の徹底した大統領府によるパッシング、その直後のパク・ジン外交部長官と王毅外交長官の外相会談といった一連の媚中しぐさから、アメリカ側から致命的なほどに「韓国は保守政権になってもなんら変わることがないのではないか」との疑念を持たれている……というコラム。

 特にインド・太平洋地域へのコミットメントが低いことがその疑念を強いものにしているようですね。
 日本の外務省が外交青書で「インド太平洋地域で協力する国々」としてイギリスをはじめとしたインド太平洋安保戦略にコミットしてきた国を挙げたのですが。
 そこに韓国は入っていませんでした。

 ASEAN研究センターでも「強力かつ確実なリーダーシップを持ち、ルールに基づいた秩序を維持している国はどこか」との質問で韓国は10の国、地域中9位だったとの話。
 うーん、私の記憶では10位だったと思うんですけどね。
 このレポート、前に読んで印象的で楽韓Webでも取り上げようかと悩んだことがあるので。

スクリーンショット 2022-09-13 12.29.33.png

 最新版があるのかなー。インドとは僅差ですので。  特に「ルールに基づいた(rule based)」という部分について韓国は自由主義諸国よりも中国やロシアといった国に近いのではないか、と見られている節がありますね。


ただ、コラムの筆者であるアンドリュー・ヨ氏(Andrew Yeo。韓国人か、韓国系アメリカ人かは不明)は4つの理由から韓国もまたアメリカとの同盟重視の方向に向かうだろうとしています。
 曰く──

・韓国独自のインド太平洋戦略を年内に発表する予定
・日本との関係改善に向けて前進している
・IPEFへの加入を決めており、CHIP4にも入るつもりがある
・THAAD問題で中国に反論した

 うーん、THAAD関連で反論した以外は実に微妙。
 「独自のインド太平洋戦略」なるものがどのようなものかすら不明。
 それでなくても韓国は「日本が主導したインド太平洋戦略には乗れない」くらいの言いようでこれまで徹底的に関わりを避けてきましたからね。

 日本との関係改善についても、指向していようとも実際の現金化をどう避けるのかという一丁目一番地の問題は解決されていない。

 IPEFはインドが入れるくらいに「縛り」が低いもので、まだ海のものとも山のものともつかないレベルのものでしかない。
 CHIP4についてはむしろ中国排除を緩めようとしているのが韓国の立場。

 これを本当に覆せるのか、そもそも覆すつもりがユン政権にあるのか……ということですが。
 まあ、微妙なところではあります。

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アメリカのハリス副大統領、4泊5日の日程で日本・韓国を訪問……なお、日本で4泊、韓国からは日帰りする模様

日本で4泊するアメリカ副大統領、韓国は29日だけで日帰り(毎日経済・朝鮮語)
カマラ・ハリス米国副大統領(写真)が来る29日、韓国を訪問してユン・ソクヨル大統領を接見する。米国副大統領が韓国を訪問するのは2018年平昌冬季オリンピック当時、マイク・ペンス副大統領の訪韓以来4年ぶりだ。

米国ホワイトハウスはハリス副大統領が今月25~29日、韓国と日本を訪れると7日(現地時間)発表した。ハリス副大統領は、日本政府が27日に挙行する安倍晋三元首相の局長に米国政府代表として参加した後、29日に訪韓する。計4泊5日の日程のうち日本で4泊を滞在し、韓国には29日午前到着して当日の夕方に出国する日程だ。 (中略)

ハリス副大統領の訪韓日程が日本に比べて相対的に短いことを勘案すれば、最近IRAによる米国との経済安全保障同盟に対する韓国の不満を潜在できるかどうか疑問だ。また、政府の北核ロードマップである「大胆な構想」に対する米国の支持と協力を重ねて要請し、北朝鮮の追加挑発を防ぐための韓米共助も再確認するきっかけになる見通しだ。
(引用ここまで)


 安倍元総理の国葬に参列するカマラ・ハリス副大統領が日本には4日間滞在するのに、訪韓は日帰りだ……とのニュース。
 日本と韓国で4泊5日の滞在日程で日本に4泊、韓国は日帰り。
 まあ、そりゃあね。

 韓国はバイデン政権によるチップ4構想を潰しにかかっています。
 官民問わずにです。

半導体巡る米国の対中対抗、「ウィンウィン」の解決策必要=サムスンCEO(ロイター)
韓国サムスン電子の慶桂顕・最高経営責任者(CEO)は、米国が韓国と日本、台湾の4者で半導体連合をつくる案を検討していることについて、韓国側がいかなる交渉をする前にも中国側の理解を求める必要があるなどの懸念を同社が既に表明していることを明らかにした。どの関係者にも利益があることが重要だと強調した。

慶氏は韓国平沢の同社半導体工場で開催したメディア見学会で発言。「われわれは米中紛争に乗じるつもりはない。われわれはウィンウィンの解決策を見いだすべく努力している」と語った。
(引用ここまで)

 同様に韓国政府からも「チップ4はどの国も排除しないものだ」とかいう生ぬるい発言が出ています。

韓国政府「米国主導の『チップ4』は特定国家を排除する意図を持っていない」(韓国経済新聞)

 なわきゃないんだよな。
 バイデン政権の最推しの政策こそチップ4。
 中国を排除し、かつ半導体の供給を安定させること+アメリカに投資させることでアメリカの半導体産業をいわば「地産地消」にしようとするものです。


 中国を排除できる環境を整えることで圧迫を与えることができるという、もはや経済制裁の一歩手前まできている政策なのです。
 この政策はアメリカ、日本、台湾、韓国という半導体製造装置、材料、製造企業が揃い踏みできるから効力を発するわけで。
 その囲いから離脱する国があるとなんの意味もなくなってしまうのですよ。

 あ、そうそう。
 アメリカのナンバー3であるペロシ議長とは会わなかったユン大統領ですが、中国の序列ナンバー3である栗戦書とは会談するのではないかとされています。

「中国序列3位」栗戦書9月に訪韓調整…「ペロシパッシング」したユン、今度は会うだろうか(中央日報・朝鮮語)

 うーん、まあ「そういうとこやぞ」としか言いようがないなぁ。
 またぞろ「チップ4の命運を握っているのは韓国!」とか外交カードにしそうな雰囲気満々ですね。

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ユン政権「8月までにTHAAD基地を正常化してみせる」→嘘でした

韓国、THAAD基地正常化に突入…休日深夜に装備搬入(中央日報)
慶尚北道星州(キョンサンブクド・ソンジュ)の在韓米軍高高度防衛ミサイル(THAAD)基地地上アクセス正常化に向けた韓国政府当局の措置が本格的に施行された。

THAAD反対団体の韶成里(ソソンリ)総合状況室が4日に明らかにしたところによると、この日午前1時30分ごろブルドーザーなど工事装備と燃料輸送車1台、ワゴン車など10台ほどがTHAAD基地に搬入された。

在韓米軍と国防部が昨年5月からTHAAD基地内の韓米将兵生活館改装工事をしながら休日に装備などを搬入したのは初めてだ。 (中略)

韓国政府が先月末までにTHAAD基地正常化方針を明らかにして地上アクセスを週7日に拡大すると示唆しており、こうした計画を本格的に施行するものとみられる。
(引用ここまで)


 ユン政権は「8月までにTHAAD基地を正常化する」と述べていたのですが、できていませんでした。
 そもそもTHAAD基地正常化とはなにか、という問題があったのですが。
 大統領府曰く「やろうと思えば週に7日、基地に地上からアクセスできる状態」なのだそうです。
 要するに私設検問所を作っている市民団体をいかにして排除するか、という問題ですね。

住民の反発の中、深夜の星州THAAD基地に軍装備搬入(ハンギョレ)

 市民団体の隙を突いて深夜に資材を搬入したのだそうですよ。
 ……それは「正常化」なんですかね?


 「市民団体」側も対抗すると怪気炎を上げています。

ユン政府、サド基地正常化「予想したこと、私たちは戦うだろう」(ハンギョレ・朝鮮語)
「ユン・ソクヨル政府に入った後、このような状況がいつでも来ると予想した。心配はあるが恐れはない。これまでのように、私たちは戦うでしょう。」
(引用ここまで)

 戦士気取りですわ。
 やってることはただの法律違反なのにね。

 在韓米軍のTHAAD担当部隊が住まう住居もプレハブ小屋や野戦用の簡易ベッドだったものをまともな宿舎に建て替えるとしていましたが、どれほど作業が進んでいることやら。
 エスパー前国防長官がTHAAD部隊への扱いについて「あなたの息子や娘がこのような扱いを受けてもいいのか」と激怒したなんて話も伝わってきています。

 まあ、ムン・ジェイン政権ですからそのあたりはなにも考えていなかったわけです。
 THAADミサイルのランチャーを2基から6基の正規運用に切り替える判断をしたくせに、支持層からの反発を恐れて部隊への扱いは最悪なものにしていたとか。
 ホントになにも考えていないも同然でしたね。

 とはいえ、ユン政権も「8月までには〜」とか言っておきながら、この体たらくなので覚悟が足らないのは間違いないのですが。
 中国は怖いし、アメリカから見切られるのも困る。
 一応、いまのところはアメリカとの安保体制を回復しようとはしていますが、それもどこまでできることやら。

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