繰り返される約束にもかかわらず、米国の安保公約に対する不信感と懐疑が残る。例えば「米国の安保公約は政権が交代すれば守られないことが多い」「米国はオーストラリアに原子力潜水艦を供給することにしたが、事情がさらに厳しい韓国には許容しない」「米国は韓国に対して核物質濃縮など核問題関連で日本と同じレベルの合意をしないはず」という不信の声が出ている。
韓米両国政府の公式的な言質とは違い、こうした考えは多くの安保専門家と一般人が共有している。結局、米国が韓国を他の友邦と同じレベルで待遇するだろうかという問題に帰着する。韓米首脳会談と韓日米首脳の合意までが出た状況で緊急な問題は、韓米同盟が日米、米豪関係に劣らず重要であり、韓国はもはや自由世界の辺境でないという事実を現実で見せることだ。
(引用ここまで)
元駐英韓国大使であり、ノ・ムヒョン時代には大統領府の国家安保補佐官、さらには駐日韓国大使を勤めたラ・ジョンイル氏が「アメリカは韓国の扱いを日本、オーストラリアと同等にすべきだ」と提唱するコラム。
うーん、なんかこう。
あの破天荒だったノ・ムヒョン政権の外交面における本丸にいた人物のはずなんですが。
楽韓さん的には「ぎりぎり名前を覚えていた」くらいの人ですね。
最後の「元駐英大使ラ・ジョンイル」って署名見て、記憶の奥深くのフックにちょっと引っかかったくらい。「あれ……駐英っていうか駐日大使じゃなかったっけ?」くらいの。
まあ、当時の日韓関係はムン・ジェイン政権時代ほどではありませんが、かなり悪化していました。
2006年当時、ノ・ムヒョン大統領は竹島への測量船派遣について撃沈命令を出していたとされています。
実際に宣戦布告と取られかねない特別談話を出す予定だったとされていますし、当時の駐韓アメリカ大使は「領土関連でやばい行動をしかねない」と公電していたとのリークもあります。
ラ・ジョンイル氏はその当時の駐日大使でした。
そんな時代だったので影が薄かったのも当然というべきか。
んで、その人物が「アメリカは韓国に対して日本・オーストラリアと同じ扱いをすべきだ」と提唱しているっていう。
……自分が政権にいた時のやりようを見たらなんで一段下の扱いを受けているか理解できそうなもんですけどね。
アメリカから見たら同じ同盟国に宣戦布告しかけた国をトッププライオリティで扱うのかって話ですわ。
その弟子筋の政権時代もアメリカを巻きこむために安保を天秤にかけるような真似をしたわけですし。
速報:韓国政府、日韓GSOMIAの破棄を宣言……え、なに考えてんの?(楽韓Web過去エントリ)
速報:韓国政府、GSOMIA破棄を撤回。「条件付き延長」へ(楽韓Web過去エントリ)
左派政権になったら安保面で連携が取れなくなるのはこれまでの経験で確実。
そんな国をなんで優遇するのかって話なんですよ。
ムン・ジェイン時代にも米韓原子力協定を無視して「原潜の燃料を供給してくれ」って言い出して、アメリカから断られたって話がありました。
アメリカから日本、オーストラリアよりも低い扱いを受けているのも自業自得だよね、という話でした。
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