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カテゴリ:米韓関係の記事一覧

アメリカと韓国の間に合同軍事演習を巡って大きな溝、韓国「分散実施する」→アメリカ「計画通りの訓練を行う」……さあ、イ・ジェミョン政権が盛りあがって参りました(ため息)

韓米両軍に溝 合同演習の野外機動訓練巡り韓国「分散実施」・米は「計画通り」(聯合ニュース)
 韓米両軍は25日、朝鮮半島有事に備えた定例の合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾、FS)」の計画を発表したが、演習のシナリオと連携した野外機動訓練(FTX)に関しては立場に隔たりがあった。演習の主要な柱である野外機動訓練の規模に合意できないまま演習計画を発表したのは極めて異例で、来月9日の演習開始までに合意に至るか注目される。

 韓国軍は野外機動訓練を年間を通じて分散して実施する方針を示している。トランプ米大統領が来月末~4月初めに中国を訪問するのを前に、米朝の対話再開に向けたムードを醸成する必要があるという鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官などの意見を反映したようだ。

 一方、在韓米軍は計画通り実施するとの方針だ。参加戦力がすでに朝鮮半島に展開し、予算も投入されているため、訓練の延期は困難だとの立場だ。

 韓米の意見の相違はこの日の記者会見でも浮き彫りになった。韓国軍合同参謀本部のチョン・ドヨン広報室長は野外機動訓練が縮小される可能性を問われ、「合同訓練は合同防衛体制の維持と能力向上のため、年間を通じてバランスよく実施する」と答えた。合同参謀本部はFS演習開始までに協議が完了することを期待しており、演習は通常通り実施されると説明した。

 一方、在韓米軍のドナルド広報室長はFS演習と野外機動訓練に関し「明確に大規模な防御的性格を持つ演習として行われる」と述べた。別の関係者も記者団に対し「演習と訓練に変更はない」と話した。 (中略)

 尹政権下の2024年8月のUFS演習では野外機動訓練の回数が前年より10回多い48回だったが、昨年は計画していたおよそ40の訓練のうち約20が後ろ倒しされた。韓国側は猛暑などを理由に挙げたが、北朝鮮が韓米合同演習に強く反発していることも考慮されたのではないかとの指摘が出ていた。
(引用ここまで)




 イ・ジェミョンの大統領就任からざっくり8ヶ月が経過しました。
 大統領選挙中、楽韓さんはイ・ジェミョンの執る対米外交政策について──

・「イ・ジェミョンが大統領になったら米韓関係は決定的に悪くなる」
・「場合によっては米韓同盟の消滅まであり得る」
・「イ・ジェミョンとトランプを記者の前で会談させるのは危険」

 といった話をしていました。
 note記事にもまとめていますので、そちらをごらんください。



 ところがイ・ジェミョンが就任してからこっち、外交的に大きな問題もなくやり過ごしてきました。
 米韓首脳会談でもトランプに見え見えのおべっかを使っており、日韓関係について言及された際にも大人しくしていたほど。



 これといった諍いが起きることもなく順調であるかのように見えていました。



 その主因として楽韓Webでは「韓国の泥沼化した内需不況が厳しくてそれどころじゃない」って話もしていました。
 ですがまあ、本性というものは隠せないものですわ。
 アメリカ空軍と駐韓米軍機(F-16)が行った訓練に対して、中国機がスクランブルをかけてきた件で韓国側は駐韓米軍に抗議を行っています。
 中国に抗議ではなく、ですね。

 かつ、さらに「駐韓米軍司令は謝罪した」との報道を韓国国防部報道官が否定しなかったなんてこともありました。
 報道だけであればともかく、それを韓国政府が否定しなかったのはかなり大きなトピックスといえるでしょう。
 これに対して駐韓米軍司令官はその日の夜10時過ぎに「謝罪などしなかった」との声明を発表しています。



 そして、今度は米韓合同軍事演習であるフリーダムシールドについて、米韓双方が異なる発表をしていると。
 うむ、来ましたね。
 こうなることは目に見えていたのです。ただ、イ・ジェミョンが就任早々で自重していただけで。
 これからの4年4ヶ月。全力で駆け抜けてくれることでしょう。

 正直、東アジア情勢を考えると暗澹たる気持ちにならざるを得ないのですが。
 もうなるようにしかならないので。
 アメリカも「アジア戦略において韓国は外して考えよう」ってのを基本方針にしているのは間違いないですしね。



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韓国メディア「在韓米軍司令官が黄海での訓練の件を謝罪したとのことですが」→韓国政府「否定はしない」→その日の夜10時、在韓米軍「謝罪などしていない。勝手に通話を公開することに遺憾を表明する」……激オコじゃん

在韓米軍「対応態勢関連の謝罪はしない」…韓米連合訓練直前に葛藤が露骨化(中央日報)
在韓米軍が西海(ソヘ、黄海)で最近実施した大規模空中訓練をめぐりジェイビア・ブランソン在韓米軍司令官が安圭佰(アン・ギュベク)国防部長官に直接謝罪したという報道に関連し、「我々は対応態勢の維持について謝罪しない」と反論した。続いて米国側はブランソン司令官が安長官にむしろ「遺憾を表明した」とも明らかにしたが、これは国防部が関連報道は事実と伝えたことに対する反論とみることができる。

在韓米軍は24日午後10時ごろ立場を表明し、「在韓米軍は最高水準の対応態勢を維持して任務を完遂できるよう定期的に訓練をする」とし「我々の対応態勢の維持について謝罪しない(We don’t make apologies)」と明らかにした。

続いて米国側は最近の西海での訓練について「ブランソン司令官が国防部長官と直接話しながら韓国側に事前通報したという点を伝えた」とし「(司令官は)長官と合同参謀議長に適時に報告が行われていない点について遺憾を表明した(expressed regret)」と付け加えた。 (中略)

国防部の関係者は24日午前、定例ブリーフィングで「通話内容を公開するのは不適切」としながらも「一定部分、報道内容は事実と理解している」と明らかにした。「ブランソン司令官が謝罪した」という記事の核心的な内容を否認せずに「一定部分事実」と述べたのは、国防部が報道を事実上認めるという意味と考えられる。

通常、韓米当局者間の意思疎通は双方の合意なしに公開しない。このため在韓米軍の単独訓練に関する敏感な事案を議論した通話内容を国防部が確認したのは異例という解釈が軍の内外で出ている。これはそれだけ韓国政府が今回の事案を深刻に受け止めているという意味でもある。

これに対して在韓米軍が同日午後遅くにこれを否認する立場を示し、韓米軍当局間の葛藤が露骨化するのではという懸念も出ている。特に在韓米軍は「率直な対話は効果的な同盟間の調整に必須」としながらも「正確であるかどうかはともかく、選択的な(対話)公開は共同の安保目標を進展させることができない」と不快感を隠さなかった。
(引用ここまで)




 アメリカ空軍のB-52と在韓米軍のF-16が黄海で訓練を行った際に、スクランブルをかけてきた中国軍機と対峙するといったシーンがありました。
 この訓練について韓国政府は在韓米軍に抗議をして、訓練は1日を残して中止になったとのニュースがありましたね。



 保守紙である朝鮮日報はこの件について、「台湾有事で韓国だけが戦火を免れるなんてことはあり得ないのだから訓練をする等で備えてくれ」って悲鳴のような社説を出していました。
 で、さらにこの中国機と対峙した件について在韓米軍側が謝罪したとの報道がありました。

中国戦闘機と対峙 黄海上での訓練を謝罪=在韓米軍司令官(聯合ニュース)

 さらに韓国の国防部(防衛省に相当)がそれを否定せずに事実上認めたとのこと。

 正直、「んー、在韓米軍司令官がこんなことで謝罪するかぁ? 眉唾だわ」とは思えたのですけども。
 こちらに否定する材料があるわけもなく。
 1日放置しておいたのですが。



 在韓米軍側から「謝罪などしていない」との公式声明が出たとのニュース。
 「在韓米軍司令が謝罪した」とのニュースが出た同日、夜10時になってから立場の表明があったとのことで。

 「在韓米軍司令官は謝罪などしていない」
 「上級指揮官の対話が恣意的に公開されたことに遺憾を表明する」
 「韓国政府へは訓練について事前連絡していた」

 ……相当に怒ってんな、これは。

 韓国政府はこんなんよくやります。
 火器管制レーダー照射事件の時なんかも、会議で韓国側の説明をうなづきながら聞いていただけのことを「日本側はこちらの言い分を受け入れていた」とか言ってましたね。
 他にも「日本側が謝罪してきた」なんて嘘はいくつかあったはずなんだけど、見つからないな。どんなシチュエーションだったかなー。

 まあ、韓国人のやるいつものことではあります。



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アメリカ「日米韓の空軍で日本海・東シナ海での合同訓練やろうぜ」→韓国「日本がいるのはちょっと……米韓だけでやるのは?」→アメリカ「あ、大丈夫です」→日米だけで訓練実施

韓米日合同空中訓練から「日本排除」 韓国政府の逆提案に米国「それなら米日だけで実施」【独自】(朝鮮日報)
 合同軍事演習縮小を巡る韓国と米国の調整が難航する中、韓米合同軍事演習「フリーダム・シールド(FS)」実施計画の発表が先送りされたことが22日までに分かった。韓国与党「共に民主党」が成立を目指す「非武装地帯(DMZ)法」と韓米日合同訓練を巡っても韓米の意見対立が表面化しており、これに加えて今年上半期の定例演習に対する考え方の違いまで浮き彫りになった形だ。

 ある韓国政府筋によると、韓国軍合同参謀本部と在韓米軍は、FSを来月9-19日に実施する計画を25日に共同で発表する予定だったが、韓国政府が先日、従来この期間に集中的に行われた韓米合同機動訓練の大幅な縮小を求め、これに米軍が難色を示したため発表が先送りされたという。

 韓国政府は今年を「南北平和共存元年」とするため、訓練縮小などによる軍事面での緊張緩和が必要と考えているが、在韓米軍は事前に双方で合意した機動訓練計画の突然の修正要求に戸惑いを隠せなかったようだ。訓練に参加する部隊と装備はすでに米国を出発しており、一部はすでに韓国に展開していたからだ。

 米国は「韓米日合同空中訓練」を提案したが、これについて韓国政府が「日本除外」を逆提案した事実も後から分かった。米国から3カ国合同訓練の提案を受けた韓国国防部(省に相当)は、「時期尚早」として難色を示した上で、日本を除外した韓米合同訓練を逆提案したが、米国はこれに応じなかったというのだ。 (中略)

この問題について韓国国防部報道官室の関係者は21日に本紙の電話取材に応じ「米国の提案については旧正月連休や竹島の日などを理由に訓練の前倒しを求めたが、米国がこれを受け入れなかった」と明らかにした。米国が提案した日程は旧正月連休(15-18日)と重なり、また日本の島根県が独島領有権を主張し制定した「竹島の日(22日)」も近づいていたため調整を求めたというのだ。 (中略)

 この関係者はさらに「訓練はこの日程でしか無理ということなので韓米合同訓練を逆提案したが、米国は『それならこちら(米日)だけでやる』と回答してきた」と伝えた。

 これについてある韓国軍筋は「訓練の提案を遠回しに拒絶する表現は幾つもある。米国は韓国の日程調整と『日本排除』の提案をそのような意味で受け取ったはずだ」との見方を伝えた。 (中略)

 ある韓国国防部幹部OBも「変更案の提案自体が元の提案の拒絶を意味する」と指摘した。安全保障に詳しい専門家は「韓国は『日本排除』を提案したが、米国が『それなら韓国を排除する』と言ってきたとすれば、それも大きな問題ではないか」とコメントした。
(引用ここまで)




 航空自衛隊所属のF-15、F-2がが米空軍のB-52を護衛する形となった東シナ海、および日本海での共同訓練。
 映像が出ているのでそちらも見てみましょう。



 F-2の洋上迷彩である青とB-52の黒さがコントラストになっててよいですねー。
 さて、この日米共同訓練は当初、アメリカ側から「日本、アメリカ、韓国で共同訓練を行おう」と提案されたものであったことが明かされています。
 それを韓国側が「竹島の日が近い」「旧正月にかぶっている」として拒絶した、とされていました。



 ですが、実際にはアメリカの提案に対して「日本を外してならやれる」と逆提案していたとのこと。



 日本が外れるのであれば竹島の日とか関係なくなるから、ってことなんでしょうが。
 韓国が大きく勘違いしているのって、現在のアメリカのアジア戦略って大きな柱が日豪なんですよね。
 もちろん、アジア戦略=対中戦略なんですけども。

 大きなふたつの柱が日本とオーストラリア。
 AUKUS等を見ても分かりますね。AUKUSには日本も部分的に加わっていますし、米豪のレアアース協定に日本も関わっている。
 んで、支柱がフィリピン、韓国……も入っているかな。入ってます。たぶん。

 なので、「日米韓でやろうぜ」ってアメリカが提案してきた際に拒絶して「米韓ならいいよ」とか言っても、それはアメリカ側から拒絶されるのです。
 「東シナ海や日本海で日本が入らない訓練やってもしかたない」から。

 「韓国は入ってもいいし、無理に入らなくてもいい」くらいの位置づけなんですよ。
 少なくとも現状では。



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韓国、米韓合同訓練を「旧正月だから」、日米韓の合同訓練を「日本の竹島の日が近いから」と断っていた……アメリカがその言い分を認めてくれるといいけどね?

カテゴリ:米韓関係 コメント:(38)
韓米日訓練 「竹島の日」理由に韓国難色で見送り=米は単独・日本と開催(聯合ニュース)
米国が先月15日、韓米日 3カ国による合同空中訓練の実施を提案したが、島根県が条例で定める「竹島の日」(2月22日)の直前であることを理由に難色を示した韓国側が、時期や方式の変更を逆提案していたことが23日、分かった。

 米国が提案した日程は、韓国の旧正月の連休(2月15~18日)とも重なっていたという。提案に対し韓国国防部は、日程を前倒しして「竹島の日」と間隔を空けて3カ国で実施する案や、先送りして韓米2カ国のみで演習を行う案を米国側に伝えた。

 韓国側と日程を調整していた米国は今月5日、韓国側に「今回は米国単独で実施する」と通知した。その後、在韓米軍は18日に黄海上空で訓練を実施した。ただ、これが米側の言及した単独訓練であったのかについては確認されていない。

 米国は16日と18日に日本周辺の海域や東シナ海の上空で自衛隊との共同訓練を実施した。韓米日の共同訓練が見送られた後、米国の単独訓練と、韓国を除いた米日の共同訓練が行われた形だ。

 これについて国防部は23日、「米日の訓練は韓米日の安保協力の一環である3カ国共同訓練とは無関係だ」とし、「韓米日安保協力は3カ国の緊密な連携に基づき、安定的に進めていく」と表明した。3カ国による共同訓練については、時期や方式を調整し、今後いつでも実施できるとの立場を示している。
(引用ここまで)




 黄海の公海上で行われた、米軍の戦略爆撃機であるB-52に在韓米軍機のF-16が随伴した訓練に対し、中国軍機がスクランブルをかけて対峙した件。



 もともとは米韓合同軍事訓練を予定したのだけども、韓国側は旧正月にかかるので参加しなかった……とのこと。
 そっかー、旧正月にかかるんじゃ訓練とかしなくて当然かもしれないですね。

 あと日本海と東シナ海で行われる予定だった日米韓合同訓練に関しては「日本の竹島の日が近いから参加しない」のだったそうで。
 ……なんというかね。

 そんな我が儘がずーっとアメリカに通用すればいいですけどね?



 っていうか、竹島上空を飛んだからって理由で曲芸飛行隊のブラックイーグルスの給油を日本が拒絶したのも当然だろって話にしかならない。



 どちらも領土問題について是々非々をしない。
 それが日韓関係である、ってことを如実に現しているわけです。
 昼の更新でお伝えした「竹島の日を控えて訪日を試みた独島芸人の入国を拒否」についても同様ですね。

 いくら「日韓関係は良好である」って演出をしようとしても、領土問題については妥協しない。
 ま、それはそれでよいとは思います。
 「隣国同士で全部なにもかも良好」なんてところ、あるわけがない。
 独島芸人の皆さんも、今ごろそれを噛みしめていることでしょうよ。



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韓国メディアから「在韓米軍機と中国軍機が黄海で対峙して、韓国政府は『米軍に抗議』をした……だと?」「台湾有事で韓国だけが戦火を逃れることなどあり得ない」「せめて備えるだけはしてくれ!」と悲鳴のような社説が出てしまう

在韓米軍と日本による対中訓練に韓国は抗議、韓半島の激動を予告か【2月21日付社説】(朝鮮日報)
 在韓米軍は18-19日に西海の公海上でF16戦闘機、戦略爆撃機、偵察機など数十機による大規模訓練を行い、これに中国人民解放軍が出撃したため米中の戦闘機が一時西海で対峙した。ほぼ同じ時期に、米空軍と日本の航空自衛隊は、西海の南に位置する東シナ海で4機の米戦略爆撃機と11機の航空自衛隊戦闘機による訓練を行っていた。米国はこの大規模訓練の計画段階で韓国軍にも参加を打診したという。しかし韓国軍はこれに応じなかったため、米国は韓国に訓練の具体的な内容や場所について伝えず、日本とのみ訓練を行ったのだ。

 在韓米軍による西海での訓練は、米国が強調する「戦略的柔軟性」、つまり北朝鮮の挑発抑止は韓国軍が担当し、在韓米軍は中国抑止に集中するとの方針に基づいている。 (中略)

米空軍と日本の航空自衛隊訓練に参加したB52戦略爆撃機は在韓米軍の西海訓練にも参加した。在韓米軍と日本の航空自衛隊は事実上の連携訓練を行ったのだ。

 中国は西海上の韓国防空識別区域にこれまで何度も無断で侵入してきたが、韓国空軍は中国を意識し西海では長距離訓練をほぼ行ってこなかった。ところが今回、在韓米軍が西海で大規模訓練を開始した。米国は西海での訓練に際して韓国に訓練の実施のみを伝え、その具体的な規模や目的などは説明しなかったため、韓国軍当局が抗議する事態にまで発展した。

 李在明(イ・ジェミョン)政権は在韓米軍について「中国けん制」ではなく引き続き北朝鮮への対応に限定するよう望んでいる。そのため今後も在韓米軍は韓国を除外して日本と連携し、中国に備える訓練を行うことがごく日常になる可能性も考えられる。訓練が行われるのは西海とそのすぐ南の東シナ海だが、韓国がその内容を把握できない事態も繰り返されるだろう。

 韓国が周辺国の紛争に巻き込まれることを望む国民は1人もいない。しかし中国が台湾を侵攻すれば韓国にもその火の粉は必ず降りかかるため、在韓米軍はそれに備えている。これは韓国が阻止できるものではない。
(引用ここまで)




 去る18日から19日にかけて韓国がいうところの西海、黄海海上で在韓米軍のF-16が戦略爆撃機であるB-52の護衛として訓練を行ったとのこと。
 中国の防空識別圏に近づいたとのことで、中国側がスクランブルをかけてきて米軍機と中国軍機が対峙する事態になったそうですわ。
 在韓米軍機を含んだ訓練は公海上で行われたので、中国にどうのこうのいわれる性質のものではないのですが。
 韓国政府がアメリカに抗議をして、訓練は中断されたと。

 さらに16日から18日にかけては日本海上、および東シナ海で航空自衛隊と米空軍機の訓練も行われ、こちらには空自のF-2、F-15と米空軍のB-52が参加しています。

空自と米軍、日本海・東シナ海で共同訓練(航空新聞社)

 B-52を伴う訓練は去年の年末にも行われています。
 こちらは日本海上で空自のF-35とF-15、およびB-52が訓練を行ったものです。

空自機と米爆撃機が訓練 中ロけん制か、前日に共同飛行―防衛省(時事通信)

 まあ、どこを見据えてのものかは言うまでもないですかね。



 今月16日〜18日の日米合同訓練については韓国空軍も誘われていたとのことなのですが、韓国側が応じなかったために日米だけで行われたと朝鮮日報は報じています。
 ……でしょうね。
 ユン政権時代はそれなりに日米韓の合同訓練は行われていたのですが。

 イ・ジェミョンが大統領になってからこっち、在韓米軍を追い出すための合い言葉である「自主国防」を何度も口にしています。



 イ・ジェミョンは在韓米軍が「対北朝鮮以外の役割を担おうとするのは迷惑」であるし、「韓国は外国軍隊の力を借りることなく北朝鮮に対応できる」とも述べています。
 要するに「在韓米軍なんていらない」って言い切っているも同然。
 これが現在の韓国における国家元首なのです。

 なので朝鮮日報とかがこんな風に「せめて備えるだけはしてくれ」「台湾有事で韓国だけが戦火から逃れる方法などない」って懇願するかのようにしても……まあ、変わらないでしょうね。
 それにしても「黄海で訓練をしていた米軍に、韓国政府が抗議」……か。



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韓国野党代表「イ・ジェミョン大統領はXで不動産のことばかり書いている。いま、政権がやるべきは対米関税交渉ではないのか!」→今日も「不動産不労所得共和国を打破すべきだ!」と書きこみ……ダメだこりゃ

トランプ関税に台湾躍進、韓国萎縮(ソウル新聞・朝鮮語)
米国の関税賦課の影響で、米国輸入市場で韓国の比重は縮小され、台湾の比重は増えた。

韓国貿易協会が米商務省の輸出入統計(2025年1-11月)を分析し、18日に発表した資料によると、米国は韓国から1134億ドル分の商品を輸入し、前年同期比5.9%減少した。

韓国は同期間、米国全体輸入の3.6%を占め、9位となった。 トランプ政府が入ってくる前の2024年の7位より2段階下落したのだ。 米国の輸入額のうち3.6%を占めたのは、貿易協会が関連資料を分析した1988年以来の最低値だ。

米国の輸入国のうち1位は15.7%の割合を占めたメキシコ(15.7%)で、カナダ(11.2%)、中国(9.2%)、台湾(5.6%)、ベトナム(5.6%)、ドイツ(4.5%)、日本(4.3%)、アイルランド(4.1%)の順だった。

このうち、韓国を追い越した国は台湾とアイルランドだ。 特に、ファウンドリー(半導体受託生産)部門で韓国と競争する台湾は、2024年の8位から昨年は4位へと大幅に上昇した。 トランプ政権の関税政策で韓国が特に否定的な影響を受けたという意味だ。

台湾はトランプ政権と貿易合意中であるため、20%の相互関税を臨時賦課されるが、核心品目である半導体が別途の品目関税賦課対象だ。 一方、韓国は主要輸出品である自動車、鉄鋼、機械などが高率関税賦課対象だ。 韓国と似た対米輸出構造を持つ日本も順位が2024年5位から昨年7位に下がった。
(引用ここまで)




 関税の影響で韓国の対米輸出は落ちこみ、アメリカの輸入シェアで3.6%と過去最低値となったとの記事。
 まあ、でしょうね……としか言いようがないんですが。

 韓国は当初、米韓FTAを根拠としてゼロゼロ(輸出入どちらもゼロ)を主張していました。
 どうも「韓国は重要な国だからアメリカもわきまえるだろう」くらいの認識でいたっぽいんですよね。
 トランプ関税の「ディールとしての材料」って性質を見極めることができずに、ただの関税交渉であると思い違いしていた感じが強くあります。

 そうした思い違いによって日本よりも交渉で大きく出遅れて、11月からの引き下げになってしまったわけです。
 ちなみに日本は9月に交渉妥結で8月6日に遡って適用。
 あと1月のトランプ大統領による「韓国の関税引き上げな」って宣言も、この時の交渉におけるたちの悪さが影響しているのではないかとの感触。



 んで、韓国野党からは「イ・ジェミョン政権は関税交渉を軽く見ているのではないか」との指摘が出ています。

チャン・ドンヒョク「イ・ジェミョンのSNSには不動産だけ」「関税から解決すべきだ」(TV朝鮮・朝鮮語)

 イ・ジェミョンはX(旧Twitter)で「不動産はー」って話を延々としています。
 今日も「不動産融資が満期になった後、延長するのは新規貸出と同じだ」って主張していて、「国民が主人である韓国では不動産不労所得共和国を必ず打破しなければならない!」って鼻息も荒く書きこんでいます。



 「不動産不労所得共和国を打破せよ!」か。
 本当に金持ちが嫌いなんだなぁ……。

 野党代表は「なんでいま不動産なんだ。まず関税交渉をしっかりやれ」と正論を述べているのですが。
 まあ、イ・ジェミョンには通用しないですかね。
 少年時代に「中学にも行けずに少年工として働いていた」って心情から解き放たれることはないのでしょう。

 ちょっと前にもサムスン電子のイ・ジェヨン会長が「海外出張をキャンセルして大統領面会に来ました」って話をしたら「話をしにくるのが当然だ」って答えてて「財閥嫌い」を露骨に見せてましたからね……。
 あ、ちなみにですがこんな大統領の支持率は60%を上回っています。



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韓国メディア「日本の対米投資案件が決まってしまった。アメリカの韓国への圧迫がなおのこと厳しくなってしまう!」……自業自得では

カテゴリ:米韓関係 コメント:(72)
日本初の対米投資確定、韓国への圧迫強まる···第1号の有力投資先は?(ニューシス・朝鮮語)
日本政府が52兆ウォン規模の対米投資1号プロジェクトを確定し、韓国に向けた米国政府の投資圧迫がさらに激しくなりかねないという予想が出ている。 韓国の対米投資約束の履行がまともに行われない場合、米国は関税の再引き上げに乗り出す方針だ。

これを受け、韓国政府は米国に対米投資実務交渉団を送り、投資意志を示し、3月中に対米投資特別法が国会で処理されれば、投資プロジェクトの具体化に万全を期して、関税再引き上げという最悪の状況を避けるという計算だ。

韓国は昨年、米国と商業的合理性のある2000億ドル規模の投資(年間200億ドル限度)と1500億ドル規模の造船協力投資を約束したが、早ければ3月からエネルギー·資源·インフラ分野での対米投資が本格化するものとみられる。 (中略)

日本の対米投資が本格化し、韓国は足元に火がついた状況になった。 ドナルド・トランプ米大統領は対米投資が早く行われない場合、韓国に25%の関税を再賦課すると警告したためだ。

政府は日本の第1号対米投資確定ニュース以後の18日、米国にパク・ジョンソン産業部通商次官補を団長とする実務交渉団を急派し、急場しのぎに乗り出した。 韓国が対米投資を故意に先送りしているというイメージを事前に遮断するためだ。
(引用ここまで・太字引用者)




 先日もちらとお伝えしましたが、トランプ関税の引き下げに伴う日本による対米投資案件が決定しました。
 ざっくりとですが、こんな感じのもの。

・砥粒用人工ダイヤモンド
・LNG火力発電所
・テキサスからの原油輸出基地

 ざっと見た感じでは、どれも「儲からないことはないか、これなら」ってものですかね。
 ただ、人工ダイヤモンドはどうなんだろうなぁ。日米に技術を持つ企業があるのかどうか。イチから研究開発ってわけじゃないでしょうけども。
 日米の必要量を満たすくらいの量を製造するってことだよなぁ。

 まあ、えらい人がなんとかするんじゃないですかね(投げやり)。



 で、日本の対米投資案件が決定したことで、韓国が「圧迫を受けている」そうですよ。
 日本の投資案件と韓国のそれは別なんじゃないですか?
 知らんけど。

 産業通商部次官補を急遽渡米させて、「やる気はあります!」って見せつけているとのこと。
 アメリカからの、もっといえばトランプからの悪印象を恐れていますね。
 「いまやってます」ってアピールのためだけに訪米する次官補も大変だ。韓国メディアも「急場しのぎ」って言っちゃってるしね。

 ちなみに関税引き上げについての続報はいまのところなし。
 官報掲載を阻止することはほぼ諦めたとのこと。
 韓国側は「官報掲載されたとしても、そこから1ヶ月ていどのタイムラグがあるはずだからその間になんとかする」のだそうですよ。
 がんばれー。



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韓国与党「トランプの怒りを静めるために対米投資関連法案を成立させなければ」→強行採決連発で野党が反発、国会空転で審議進まず

カテゴリ:米韓関係 コメント:(60)
関税25%秒読み……政争に対米投資初日から足止め(SBS Biz・朝鮮語)
アメリカの関税引き上げを防ぐための対米投資特別法処理特別委員会が会議初日から破裂音を出しました。
野党では与党の立法強行処理を問題視してボイコットに乗り出し、与党では会議再開を促す記者会見を開きました。
期限が1カ月余りの状況で、法案処理まで難航が予想されます。

--国会対米投資特別法処理のための特別委員会が今日(12日)、全体会議を開きましたが。
野党側は昨日(11日)、与党が法制司法委員会でいわゆる「司法改革法」を一方的に処理したことを問題視しました。 (中略)

特委委員長のキム・サンフン議員は「特委が続開されなくても3月9日までに対米投資特別法議決に問題がないようにする」と明らかにしました。
(引用ここまで)




 韓国政府が急いでいる対米投資関連法案を国会本会議へと上程する前段階の特別委員会。
 ここに法案を提出したので、アメリカ側は「じゃあ、関税引き下げするわ」として25%であった関税を15%に引き下げたのですね。
 これが11月の終わり頃の話。

 おまけにアメリカ側は11月1日にさかのぼって関税引き下げを適用している。
 だいぶ温情をかけているのですね。
 「ちゃんと投資案件を行うのであればそのいいケースにもなる」ってことだったのでしょう。
 でも、韓国側は国会への提出で関税引き下げがあったのをいいことに、それ以降の手続きに入ろうとしかなったわけです。

 おまけに閣僚も韓銀総裁も「自動的に200億ドルの投資が行われるわけではない」との発言をしたっては既報。
 堪忍袋の緒も切れますわ。



 で、「関税引き上げじゃ!」って言われて慌てて国会本会議への上程を急いでいるのですが。
 先日の「司法改革法案」を強行採決したことに対して野党側が反発して、初日から行き詰まっているってニュースが冒頭記事。
 司法改革法案はこれのことですね。



 アメリカにせかされたので急行扱いどころか特急で本会議への上程までやろうとしている。っていうか、やろうとすれば強行採決でもなんでもしてできるんだよなぁ。現在の与野党の力関係だと。
 そのあたりの国会の構成もアメリカはしっかりと知っていて「他の法案は強硬さ行け妻でして通しているのに、対米投資関連法案を店ざらしにしている」と認識していたわけです。
 その間に日本とは第1号案件をどのようなものにするかまで協議が進んでいたにもかかわらず、ですね。

 韓国の自動車業界は固唾を飲んで国会での成り行きを見守っているとのこと。

米自動車関税、再び引き上げられるか···投資特別法、2月成立に神経を尖らせている(ニューシス・朝鮮語)

 去年だけで関税を7兆2000億ウォン支払っているそうです。25%にされたら10兆ウォン超って試算もあながち間違いじゃなさそうですね。
 4月から25%で11月から15%に変更されて7兆ウォン超。
 アメリカでの営業利益率は6%台で関税は売上高の2.3%相当とのことなので。
 25%にされたら欧州車、日本車との競争に勝てなくなるのは自明。

 まあ、マヌケな自分のところの政府を恨みなさいな、ってとこか。
 韓国の一部では「日本のせいだ」ってエクストリーム他責主義も出てますが。
 まあ、こっち見んな。



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