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カテゴリ:米韓関係の記事一覧

韓国政府「対米投資法案は遅くても3月に可決するので関税引き上げはご容赦を」→アメリカ「あ、それと農産物やオンライン通販とかの非関税障壁を撤廃しないと関税引き上げな」……逆鱗に触れちゃった感ありますね

チョ・ヒョン外相「米国、投資・非関税障壁の進展がなければ関税を引き上げると言っている」(ファイナンシャルニュース・朝鮮語)
ドナルド・トランプ政権が韓国政府に対して、対米投資と非関税障壁の緩和に進展がなければ、関税を25%に再引き上げると警告したことが9日、分かった。政府はこれに対し「韓米戦略的投資管理特別法(対米投資特別法)」処理前でも投資と通商規制調整を迅速に進める方針だ。

チョ・ヒョン外交部長官はこの日、国会本会議対政府質問でトランプ政府が関税再引き上げ官報掲載をするかとの質問をした共に民主党ユン・フドク議員に「米貿易代表部(USTR)から、長期間韓国をはじめとする色々な国から貿易赤字が積み上げられている。韓国政府に対米投資、非関税障壁を減らすよう促しているが、進展がなければ関税を高めて赤字を改善する、と説明された」とし「対米投資と非関税障壁問題を韓国が早く臨んでほしいということ」と伝えた。
(引用ここまで)




 アメリカが韓国に対して慈悲深いことに、選択肢を与えてくれているそうですよ。
 対米投資をさくさくと進め、非関税障壁を減らすか。
 関税25%か。

 ま、関税25%になると特に自動車で競争力激減となる韓国にとっては、輸出の両輪のひとつをダメにするかどうかの瀬戸際。
 実質的には選択肢なんてないも同然ではありますけどね。

 先日、訪米したヨ・ハング産業通商部本部長はカウンターパートであるUSTR代表と面会することができませんでした。
 副代表と面会したんだったかな。



 こちらも「圧力を加えるために、あえて面会を拒絶した」とのニュースが入っています。



ヨ・ハングに「拒絶」を描いて……「非関税障壁そのままなら相互関税を引き上げる」(ハンギョレ・朝鮮語)
この日のハンギョレ取材を総合すると、グリア代表は最近韓国当局者に会い「米国の対韓国貿易赤字幅が大きい。 韓国がバランスを取る必要がある」と述べた。 彼は「非関税障壁協議を要請すれば韓国では『自分のパートではない』として責任ある交渉窓口が現れない」と問題を提起したと伝えられた。

グリア代表が最近、相互関税交渉の議論のために米国を訪問した産業通商部のヨ・ハング通商交渉本部長に会わなかったのも、このような不満が反映されたものだったという。 特に彼は非関税障壁の解消が「トランプ大統領の直接指示」という点を繰り返し強調したという。
(引用ここまで)

 グリア代表は「韓国に対して不満を表明するため」に面会を拒絶。
 そして、対米投資だけではなく「韓国の非関税障壁を解消しなければ関税引き上げ」と「繰り返し強調した」とのこと。

 んー、これ素直に対米投資を進めていたら、非関税障壁云々にまではこなかった可能性すらありますね……。
 押さなくてもいいスイッチを押してしまった感。

 韓国側は必死になって「3月までには対米投資関連法案を可決させるので、官報への掲載を待ってほしい」ってしているとのことなのですが。
 農産物規制や、現在法制化が進められているオンラインプラットフォーム規制法案についても解消しなければ関税引き上げと。

 ……そりゃまあ、ルビオ国務長官に「韓国に対する雰囲気はよくない」って米韓外相会談中に言われるわ。



 「ザ・やぶ蛇」ってところか。
 本当にいらんスイッチ押すの好きだよな、韓国……。



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韓国閣僚「対米投資関連法案の審議を遅らせたのは故意ではない」……故意かどうかなんてどうでもよくない?

【独自】ウィ・ソンラク氏「原潜・濃縮・再処理を巡る米交渉団はすでに韓国に来ているべきだった…関税軸が揺らぎ、この事態が生じた」(京郷新聞・朝鮮語)
ウィ・ソンラク国家安保室長は4日、「米国との関税交渉が崩壊することになった余波が、核推進潜水艦、ウラン濃縮・使用済み核燃料再処理など安保分野の後続議論にも影響を及ぼしている」とし、「(米国安保交渉チームが)今頃韓国に来て協議をしている時なのに遅れている」と明らかにした。 ドナルド・トランプ大統領の25%関税再引き上げ発表が安保分野にも影響を及ぼし、米国との後続交渉にブレーキがかかっているということだ。

ウィ室長はこの日、青瓦台のヨミン館で行われた京郷新聞とのインタビューで「イ·ジェミョン政府になって米中日との関係構造を安定的に組むことができたのは(韓米)関税交渉と安保交渉妥結という二本柱があったが、関税というひとつの軸が揺れ、今このような状況が生じた」とし、このように話した。

ウィ室長は「昨年末、ワシントンでルビオ国務長官兼国家安保補佐官に会って中間道しるべを作って座標を撮ろうと言ったが、最初のスタートである会って議論すること自体が遅れた」とし「些細なものとは見ていない。 非常に大きな問題だ」と述べた。
(引用ここまで)




 大統領府の高官である国家安保室長、ウィ・ソンラクが「米韓関係は危機に瀕している」と受け止め得る主旨のインタビューを受けています。
 これはちょっと面白いかな。
 本来だったら米韓原子力協定の改定や原潜、および原潜周りの議論をするためのチームがアメリカから派遣されるはずであったものが、派遣されていない。

 韓国が対米投資を遅らせたことから、アメリカの不信感が高まっているとの話はマルコ・ルビオ国務長官がチョ・ヒョン外交部長官(外相に相当)に語ったとされています。



 外交の場でこんなん言われるの相当な話ですからね。
 あり得ないレベルで、「外交非礼」って言われてもしかたない。
 でも、それを言われるくらいのことを韓国側がやっているってことでもありますが。



 ちなみにルビオ国務長官の言葉に対して、チョ・ヒョン長官は「投資関連法案可決を遅らせたのは故意ではない」って話をしたそうです。

チョ・ヒョン「韓国、投資法案の故意遅延ではない」……関税への懸念を沈静化(韓国経済新聞・朝鮮語)

 国会審議の遅延が故意じゃなかったらなんだっていうんでしょうかね。
 というか、故意か故意じゃないかなんてアメリカ側にしてみたらどうでもいいことで。
 まず、今年の分となる投資額200億ドル、耳を揃えて出せって話なんですよ。

 こっちで約束を守らないのであれば、あちらでも同様に守らないのではないかと考えるのは道理でしかない。
 そりゃ、安保関連だって進まなくなりますわ。
 後出しで「国会への法案提出が条件だったので遅らせまーす」とかやられたらたまりませんからね。

 「ディール」を守らないとこうなりますよ、ってサンプルにするのにもちょうどよかったと思います。
 ま、自業自得。トランプがいうところのFAFOってヤツですわ。



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ルビオ国務長官、韓国外相に「韓国の対米投資を遅らせてる行動で、アメリカ政府の雰囲気はよくない」と言い渡してしまう……外交の場でこんなん言われるとか本当に大概だな

ルビオ米国務長官「韓国を巡る米政府内の雰囲気は良くない」…趙顕氏「通商合意履行の意志は確固」(中央日報)
マルコ・ルビオ米国務長官が最近「韓米関係が悪化しているわけではないが、(韓国政府の)通商公約履行をめぐり(トランプ政権)内部の雰囲気は良くない」と述べたと、趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官が5日(現地時間)に明らかにした。ドナルド・トランプ米大統領が先月26日、突如として韓国に対する関税を貿易合意前の水準に戻すと警告して以降、韓米両国の通商分野で緊張が高まる中での発言だ。 (中略)

これに関連し、政府高官は「ルビオ長官が趙長官との会談で『われわれは良い話をしていかなければならないが、はっきり伝えたいことがある』と言いながらその話をした」 (中略)

趙長官は、米政権内部の雰囲気が良くないとのルビオ長官の発言に対し、韓国政府の通商合意履行の意志は揺るぎないと説明したという。趙長官は「法案(対米投資特別法)の処理をわざと遅らせているというのは全く事実ではないと説明し、通商合意を迅速に履行するための韓国政府の努力と内部動向を共有した」と述べた。
(引用ここまで)




 先日、トランプ大統領による対韓国の関税引き上げ宣言を受けて訪米したチョ・ヒョン外交部長官(外相に相当)。
 韓国側は「関税を! なんとか引き下げを! キープしたままで!」って陳情に向かったのですが、国務省のプレスリリースには関税のかの字すら書かれていないってオチでした。



 ルビオ国務長官に「韓国を巡るアメリカ政府内の雰囲気はよくない」ときっぱり言われたとのニュース。
 そりゃまあ……ねえ。

 とはいえ、外相会談では「言葉を丸めて丸めて『悪意』に取られなくする」のが基本です。
 ちょっとした行き違いで戦争まで起きかねないのが外交ですからね。



 そんな中で「おまえんとこのやりかた、うちらの中じゃ悪く受け止められてるよ」って言われたってことですからね?
 いくら外から見られていない外相会談の場とはいえども。
 相当、アメリカ側には鬱憤がたまっているのは間違いないところです。

 なお、関税が25%に上がると現代・キア自動車の負担は10兆ウォンにもなるとのことです。

「現代自動車・起亜自動車10兆ウォンが飛んでいく」……韓国車「関税リスク」超非常事態(韓国経済新聞・朝鮮語)

 「商品としての魅力」のない韓国車にとっては、「同クラスよりもやや安い」って部分が損なわれることがだいぶ痛い。
 実際、現代自動車の対米輸出を見てみると台数的には増えたものの、総合的には大幅な減益。

現代自動車、米国関税などの影響で2025年は大幅な減益(ジェトロ)

 ここで関税25%は致命傷にすらなりかねない。
 すでに官報への掲載はほぼ既定路線。
 実際に引き上げがあるかどうかは、そこから大統領署名がどれほど素早く行われるかによります。
 でも、この「悪い雰囲気」の中では即座に署名しかねないですね。



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韓国政府「約束した対米投資を実現させる努力はする! するとは言ったが、いつまでにするとは言っていない」→アメリカ「じゃあ関税引き上げな」→韓国政府「え、あのすぐにでも法案可決します。時間をください」

カテゴリ:米韓関係 コメント:(97)
通商当局が水面下で総力戦…米関税の官報掲載阻止と猶予確保に死力(聯合ニュース・朝鮮語)
キム・ジョングァン産業通商部長官とヨ・ハング通商交渉本部長を筆頭にした通商ラインが、米国の奇襲的な関税引き上げを阻止するために総力戦を繰り広げている。

並んで米国を訪問して説得作業を行ったキム長官とヨ本部長は、帰国後も米国側と水面下の協議を続け、関税引き上げの公式化手続きである米国の官報掲載を防ぎ、猶予期間の確保に死活をかけている。

5日、産業部によると、キム長官は最近、ハワード・ラトニック米商務長官とテレビ会議を開き、韓米間の従来の関税合意を支障なく履行するという韓国政府の確固たる立場を伝えた。 (中略)

先月31日に帰国したキム長官は、ワシントンから戻るやいなや、再びラトニック長官とテレビ会議を開き、水面下の協議を続けた。 米政府が関税引き上げを確定施行するための官報掲載準備に着手したのは事実だが、まだ関税引き上げ適用時期などが最終的に決定された段階ではないだけに、最後まで総力戦を繰り広げる様子だ。 (中略)

与野党はトランプ大統領が関税引き上げの名分とした立法遅延問題を解決するために4日、特別委員会構成に合意した。 日程通りなら、対米投資特別法は遅くとも来月初めに特委の議決を終えるものとみられる。

しかし、韓国政府がその時まで官報掲載を保留してほしいと米政府を説得できるかどうかは未知数だ。

このため政府は、たとえ官報掲載が強行されても、実際に関税が適用される時点だけは法案処理後に猶予させることに力を注いでいる。

ヨ本部長は「重要なのは官報が掲載されても関税引き上げの時点が直ちになのか、それとも1ヵ月から2ヵ月程度余裕を持つのか」とし「私たちにはまだ協議する時間が残っているため、米国側と緊密に協議しながら最大限国益に有利な方向で結論が出るよう最善を尽くす」と話した。
(引用ここまで)




 いまだにいくらでも出てくるトランプ関税引き上げがらみのニュース。
 この期に及んで、「なんとか時間を稼ぐんだ」って方向に転じた模様。
 昼の更新でもお伝えしましたが、遅ればせながら国会が動きはじめて「今月中にも法案可決はできそうだ」との方向らしいのですね。



 それでもアメリカ側は韓国に対する関税引き上げを止める気はまったくないとのことで。
 官報への掲載を準備中。
 そりゃまあ、そうでしょうね。
 韓国側の言い分を聞き入れて「じゃあ、こんかいは引き上げをペンディングしましょう」なんてやろうものなら、どれだけ法案可決を棚上げするか分かったもんじゃない。



 実際に韓国側が動かないのであれば、関税引き上げは実行されるでしょうね。
 それくらいにトランプ大統領は「ディールを無視されること」を嫌います。

 んで、肝心の対米投資案件。
 「原子力発電所建設を行うのでは」等と報道されていました。AIによる電力需要は増えているのであり得るだろうなぁ、とも思っていたのですけども。
 ハンギョレによるとどうも違う、とのこと。

[単独]米国が要求した「韓国対米投資1号」は取り上げられなかったエネルギー事業(ハンギョレ)
米国が提案した「エネルギー分野」事業は国内言論に報道されたことがないプロジェクトで、過去に韓国企業1社が米国に投資可能性を検討したが、事業性不足などを理由に畳んだ事案であることが分かった。 青瓦台の高位関係者は「既に取り上げられたアラスカ開発やLNG、原発事業ではない」と説明した。
(引用ここまで)

 アラスカの天然ガス開発事業ですらないエネルギー分野の新開発……?
 分からんな。
 でもまあ、文面から見るにちょっと不利な条件の開発事業っぽい。

 日本側は最初の対米投資案件として堅い原発を受注するだろうとされていて。
 韓国側は「これまで報じられたこともない、海のものとも山のものともつかぬエネルギー事業」か。
 ……棚上げにして投資を遅らせてきた連中を同じように扱うわけにはいかないってことか。
 まあ、当然といえば当然ですね。


賭博黙示録 カイジ 1
福本 伸行
フクモトプロ/highstone, Inc.
2013-07-25


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韓国、トランプに「関税を25%に引き上げる」と殴られて、ようやく棚上げにしていた対米投資法案の審議に本腰、いまだにメディアからは「国会に法案提出したら関税引き下げるって言ったのに」と恨み節……そういうとこだぞ?

「関税25%」が迫ってようやく…韓国与野党「対米投資法特別委を構成」(中央日報)
米国政府が「25%関税」の官報掲載手続きに突入した中、対米投資特別法の処理(与党「共に民主党」)と韓米関税合意の国会批准同意(野党「国民の力」)など、方法論を巡って平行線を辿っていた与野党が4日、遅まきながら接点を見出した。対米投資特別法の処理に向けた特別委員会を構成し、迅速に法案を処理することで合意したのだ。昨年11月26日の法案発議から70日目のことだ。 (中略)

与野党は特別委に立法権を付与し、特別委の活動期限である1カ月以内に関連案件を合意処理することに合意した。 (中略)

韓国政府も同日、国会に対して総力戦に乗り出した。米国側が交渉妥結から3カ月後に関税引き上げを試みた名目が「立法手続きの遅延」だったためだ。対米投資特別法は、昨年11月の発議以降、常任委員会に上程すらされないまま漂流してきた。具潤哲(ク・ユンチョル)経済副首相兼財政経済部長官は、国民の力の張東赫(チャン・ドンヒョク)代表の交渉団体代表演説の直後、林利子(イム・イジャ)財経委員長のもとを訪れ「対米投資特別法を迅速に処理してほしい」と要請し、宋院内代表を訪ねて面談した。(中略)青瓦台(チョンワデ、大統領府)の高官は「必ず立法を加速させなければならない」と語った。
(引用ここまで・太字引用者)




 額に入れて飾りたい韓国の言葉。

この地獄にはルールも、約束も、信義もありません。
「韓国国会の未承認」を問題視するのは、所詮は言っても無駄ですが、明らかな協定違反です。
関税引き下げは法案提出の代価であって、法案の可決とセットではありません。
(引用元・ハンギョレ

 「アメリカが地獄を作った」って設定なんですが。
 どこの誰が「国会への法案提出だけで関税引き下げ」を約束するのか。
 これが「投資関連法案を提出して、審議して、可決するので、提出時点で『みなし可決扱い』してくれ」って話でなかったらなんなのか。
 ちなみに対米投資関連法案の現在地ですが、国会の委員会に法案を提出した状態でしかなく、国会本会議への上程すらしていません。

 ちなみにここまでおバカではないのですが、アメリカの信義違反だって書いているところは他にもあります。
 ソウル経済は「両国間の信頼を傷つける」なんて書いていたりもしますね。
 しかも社説で。



[社説]韓米関税協議の難航、国益中心の戦略で突破口を見出すべきだ(ソウル新聞・朝鮮語)
もちろん韓国が昨年の韓米首脳会談で約束した対米投資の進行が日本・欧州に比べて遅い側面はある。

いくらなんでも、米国が長い協議の末に導き出した韓米通商合意を突然覆し、関税圧迫を露骨化することは、両国間の信頼を傷つける措置だ。
(引用ここまで)

 「(関税引き上げで韓国にプレッシャーを加えるのは)両国間の信頼を傷つける措置だ」ですって(笑)。
 どの口で言ってんだ。
 アメリカも散々、警告してきたって報道ありますけどね。



 そうした状態だったのに、嬉々として「ウォン安だから対米投資200億ドルとか無理です」なんて発言を閣僚、韓銀総裁が揃ってしていた。
 まあ、殴られて当然というか。
 できることならこのまま有耶無耶にしようとしていたのは間違いないよね。

 で、冒頭記事なんですが、トランプ大統領に「関税引き上げる」って殴られてようやく国会が動きはじめたってニュース。
 韓国から「取り組むので終わったと同じ扱いにしてくれ」って言われても信じる理由なんてないって話ですね。
 「約束」の意味が一般的な世界とは違うんですよ。



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韓国政府高官「関税で揺らいだ米韓関係が安保にまで影響を及ぼしつつある。危機だ」とコメント……「ディール」を捨て去ろうとしたらそりゃそうもなるわな

カテゴリ:米韓関係 コメント:(62)
アメリカによる関税25%への原状回復、韓米安保合意へも影響(毎日経済・朝鮮語)
政府高官が4日「韓米交渉で関税という片方の軸が崩れ落ち、もう一方(安保)にも影響を及ぼしはじめた状況だ。 非常に深刻だ」と述べた。

この関係者はこの日、毎日経済との通話で「関税・安保合意という二つの軸が韓米関係を支えてきた」とし、このように明らかにした。 続けて「韓米関係全般を調べれば現在の状況は尋常ではない」と強い憂慮を示した。

米政府はひとまず自分たちのスケジュール通りに韓国に対して関税を25%に復元する官報掲載の手続きを始めている。

米国が「関税率25%復元」を官報に載せる手続きに乗り出すと、韓国政府は4日、外交通商ラインを総動員するなど緊迫した動きを見せた。 特に関税葛藤が原子力潜水艦・原子力協定 ・戦時作戦統制権など安保合意事項に及ぼす影響を憂慮し、水面下で米国政府を説得していると伝えられた。

この日、政府は関税葛藤が容易に解決されないため、状況管理に乗り出した。 金正官(キム・ジョングァン)産業通商部長官と呂漢久(ヨ・ハング)通商交渉本部長が米政府の説得に乗り出したが、事実上官報掲載を阻止することは難しくなる状況とみられる。 (中略)

ある外交消息筋は「政府は関税問題だけを別に切り離したがるが、安保合意やクーパン事態など全て韓米共同説明資料(JFS·ジョイントファクトシート)に縛られているのが現実」と話した。 (中略)

呂本部長は今回の訪問で、米貿易代表部(USTR)副代表と話し合った。 カウンターパートであるグリアUSTRのジェイミソン代表とはトランプ大統領のSNS投稿後に電話通話をし、前日会うことにしたが、米国の対インド関税引き下げ発表で日程が狂ったという。
(引用ここまで)




 まだまだ続くトランプ関税問題。
 産業通商部長官(経産相に相当)、産業通商部本部長、外交部長官(外相に相当)と立て続けに訪米。
 現在のところ、目に見える成果をひとつも上げられずにいます。
 産業通商部本部長に至ってはカウンターパートであるUSTRの代表と会うことができずにすごすごと帰ってきた模様。

米国USTR代表、韓国の通商代表と会わず・・面談できずまた「手ぶら帰国」(シンシアリーのブログ)

 もう25%への復帰は決定事項っぽいなぁ……。
 官報掲載は止められない。
 もしかしたら、トランプが最後の最後でサインしないなんてこともあり得るかもしれないけど。
 まあ、微妙かな。

 韓国としては「関税が(一時的に)上げられたとしても、安保関連に波及することは避けたい」ってところかな。
 どこで食い止めるのか、ってところが注目ポイントになっているかもしれません。



 どう見ても今回の動きは「約束したものを反故にするなら許さない」「問題がある国に対しては即座に関税を上げる」って宣言ですね。
 とにかく韓国のやりようがだいぶまずかった。

 「国会に法案提出時点で関税引き下げをしてほしい」って言って、提出後に棚上げ。
 閣僚、韓銀総裁が「200億ドルの対米投資? しないしない」ってコメント。
 トランプが好んでいる「ディール」を一方的に破るような真似でしたからね。
 それに加えてあんだけTACOTACO言われてて鬱憤もたまっているでしょうよ。

 「外交における武器としての関税」の威力を減じたくないって考えるでしょうから。
 今回の韓国への関税引き上げは渡りに船ってところじゃないでしょうか。
 「韓国の国会で法案可決まで関税引き上げたまま」ってのは落としどころとして分かりやすくていいんじゃないかな。



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韓国、トランプの「25%に関税引き上げ」に対して外相も派遣。「いいから投資しろ」「日本はもう投資案件も決まってる」と言われて終了。プレスリリースにも関税についての文言なし

[単独]米国内への原発建設を提案……日本と比較して「プレッシャー」(SBS・朝鮮語)
先月末、アメリカのワシントンで行われた産業通商部の金正官長官とラトニック米商務長官の2度の緊急会合で、アメリカ側が韓国側に自国内の原子力発電所建設をプロジェクトとして提案していたことがSBSの取材の結果、確認されました。

与党幹部は、「持続的にエネルギー分野への対米投資を求めてきたアメリカが、韓米関税交渉に伴う対米投資プロジェクトの一つとして、自国内の原発建設を提案した」と伝えました。

「MASGA」プロジェクトとして知られる造船業やアラスカLNG開発、電力網事業などよりも原発建設への投資を優先的に要求したということです。

米国内で建設する原発の一部は韓国が、一部は日本がそれぞれ建設するという意思も伝えたということです。

昨年の韓米関税交渉で、アメリカは日本と先に合意した交渉内容をテコに、韓国側に圧力をかけたことがあります。

今回も米国側は韓国を日本と比較し、対米投資の意志がないように見えるという圧迫を加えたことが分かりました。

来月、日本の高市首相がトランプ大統領とアメリカで会談し、具体的な対米投資計画を発表する「贈り物」を出すことができますが、韓国は対米投資特別法の立法が遅れるなど、合意履行の意志が疑わしいとの言及を韓国側にしたということです。
(引用ここまで)




 トランプ関税の引き上げ宣言に対して、韓国側は産業通商資源部長官(経産相に相当)を派遣してラトニック商務長官と2度の会談を行いました。
 ただし、成果はなく手ぶらで帰国。



 次いで産業通商資源部の本部長、さらにチョ・ヒョン外交部長官(外相に相当)を訪米させています。
 んで、米韓外相会談が行われたのですよ。



 韓国側からは当然ですが「関税引き下げを」との要望が語られたとのこと。



 ですが、関税関連での成果はゼロでした。
 少なくとも発表されているものには「関税」のかの字すら入ってませんね。

Secretary Rubio’s Meeting with Republic of Korea Foreign Minister Cho(国務省・英語)
韓米外相が会談 原子力・原潜・対米投資で緊密に協力へ(聯合ニュース)

 「重要鉱物サプライチェーンの構築について」
 「原発、原潜、造船等へのアメリカへの投資について協力」
 「北朝鮮の非核化について再確認」
 「自由で開かれたインド太平洋地域の安定について日米韓関係の重要性」

 ──といったところが語られています。
 「投資しろ」とは言われている。つまり、関税についての話はそれからだってことですね。
 「お前なぁんか勘違いしとりゃせんか?」くらいのことをルビオ国務長官から言われている感じですね。

 で、「日本はこんだけやってんだけどな?」って言われてるそうですわ。
 そりゃま、言われるでしょうよ。




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トランプ大統領の「韓国の関税引き上げ」宣言に焦った韓国政府、今月中の法案可決と同時に投資案件を出せるように準備を急ぐ……まさに「たったひとつの冴えたやりかた」ってヤツですわ

カテゴリ:米韓関係 コメント:(81)
政府関税圧迫、トランプ氏説得に総力戦···青「対米投資準備中」なだめる(ニュース1・朝鮮語)
ドナルド・トランプ米大統領の関税引き上げの圧迫に政府が対応策の策定に苦心中だ。国会に対米投資特別法が係留中だが、米国が提案した投資プロジェクト事前協議と予備検討に着手し、関税合意遵守を説得することに集中している。

2日、政府と大統領府によると、政府は国会特別法処理に備え、対米投資プロジェクトの対象と日程、手続きなどを実務レベルで調整する案を先制的に準備中だ。

実際の執行は立法後に行われても、具体的な投資計画をあらかじめ整理し、法通過直後すぐに履行に入るように備えるという趣旨だ。 (中略)

政府は高官級通商協議で米国側の誤解を払拭することに集中している。 産業通商資源部(産資部)の金正官(キム・ジョングァン)長官は先月29〜30日(現地時間)、米ワシントンの商務省庁舎で、ラトニック米商務長官と2回にわたって会談し、対米投資履行日程と関税問題について話し合った。 (中略)

ハン・ジョンエ共に民主党政策委議長は前日(1日)の記者懇談会で「対米投資特別法は2月末か3月初めに処理が可能だと見る」として「常任委議論を経て日程遵守に努力する」と明らかにした。

にもかかわらず、米財務省は韓国を為替レート観察対象国に再指定するなど圧迫を続けている様子だ。
(引用ここまで)




 トランプ大統領が「韓国の関税、25%に上げたるわ」って宣言があってからこっち、韓国政府は矢継ぎ早に閣僚クラスも、事務方も訪米させて「韓国側の事情を説明」しているとのことです。
 ただし、めぼしい成果は上がっていません。
 キム・ジョングァン産業通商部長官(経産相に相当)が手ぶらで帰国したのは既報。

 ついで産業通商部の本部長が訪米しているとのことですが、部長レベルが行ってどうなるんだって話は韓国国内からすら出ている模様。
 ……そりゃなぁ。
 さらにチョ・ヒョン外交部長官(外相に相当)が訪米予定。
 どうなりますかね?

 韓国国会は11月に委員会に提出されてからこっち、棚上げの上に店ざらしにされていた対米投資関連法案の審議をはじめようとしています。
 最短ならこの2月中に法案可決まで行けるのではないかと。
 ……これまでがサボタージュであったことがよく分かりますね。



 で、そんな中で「ロシア産原油を使わない」と言い出したインドに対しては関税を50%から18%に引き下げると宣言しています。

韓国は関税25%まで引き上げるしかし…···トランプ氏、インド関税50%→18%引き下げ(毎日経済・朝鮮語)

 トランプ大統領、上機嫌で「インドはベネズエラ産の石油を買うといい」とか言い出してます。
 で、韓国メディアがそれに対して恨み節をうなっているっていう構図はなかなかに面白い。

 そりゃあ、アメリカ側の要望を受け入れたんだからインドに対しては飴が出てくるでしょうよ。
 韓国のこれまでのやりようを見たら、鞭にふさわしいと思いますけどね。
 冒頭記事では「投資案件もできるだけ早くに整えて、法案可決と同時にGOサインを出せるようにしたい」なんて話が出てて大笑い。

 トランプのやりかたが正しいってことです。
 韓国に対して最良のやりかたですよね。


たったひとつの冴えたやりかた 改訳版
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
早川書房
2008-08-22


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