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カテゴリ:米韓関係の記事一覧

トランプの関税引き上げ宣言以前に、韓国へアメリカから度重なる警告が行われていた→それでも国会で関連法案を棚上げにしたままだった韓国……自業自得なのでは?

カテゴリ:米韓関係 コメント:(86)
米国は3回の警告状…韓国政府と国会は黙殺した(中央日報)
これまで政府与党で「速度調節」の気流も感知された。具潤哲(ク・ユンチョル)経済副首相兼企画財政部長官は22日、ブルームバーグとの電話インタビューで「投資資金が今年上半期中に執行されるのは難しいだろう」と話した。 (中略)

関係官庁によると、ヘラー駐韓米国大使代理は13日に裵慶勳(ぺ・ギョンフン)副首相兼科学技術情報通信部長官を筆頭受信者とした書簡を発送した。受信参考人には外交部の趙顕(チョ・ヒョン)長官と産業通商部の金正官(キム・ジョングァン)長官、公正取引委員会の朱丙起(チュ・ビョンギ)委員長らが含まれた。 (中略)

これと関連し、米国は虚偽情報根絶法(情報通信網法改正案)とオンラインプラットフォーム法に正式に懸念を表明してきた。 (中略)

バンス副大統領も23日に金民錫(キム・ミンソク)首相と会い、「米国企業のクーパンが韓国の別のシステムの下で持つ別の状況は十分に理解するが、具体的にどんなことが問題になっているのか気になる」と尋ねた。

この席でバンス副大統領は公職選挙法違反などの容疑で拘束起訴された釜山セゲロ教会のソン・ヒョンボ牧師の事件も取り上げたと金首相は伝えた。「(バンス副大統領が)米国内の一部で懸念が出ていると話し、韓国は米国に比べ政治と宗教が厳格に分離した状況で選挙法違反に対する調査がある点を説明した」という(24日、特派員懇談会)。ただバンス副大統領がこれに納得する雰囲気ではなかったという。 (中略)

これは結局警告音が何回も鳴ったのに韓国政府が機敏に対応できなかったのではないかとの指摘につながる。それでも青瓦台はこの日、「米国側の書簡はデジタル問題と関連し『米国企業を差別するな』というのが主内容。韓国国会が韓米間の貿易合意履行に必要な法的手続きを進めていないという(トランプ大統領の)言及とは直接的な関連はない」と明らかにした。多様な懸案に対し米国の複合的不信が作用した結果であるかもしれないのに依然として事案を分離して線を引いている格好だ。
(引用ここまで)




 トランプ大統領による「韓国への関税は25%だ!」宣言、昨日に突然行われたかのように報じていたのですが。
 どうやらそれ以前にいくつもその兆候はあったのではないかとする記事。
 昨日は2週間前に警告となる書簡があったとの記事もありましたが。

 それ以外にもいくつかの兆候はあり、韓国側の態度にアメリカは苛立ちを覚えていたのではないかと。
 特に閣僚レベルや韓国銀行総裁といった高い地位にある人物が「対米投資はウォン安のシーンではやらない」みたいなことを言っていましたね。
 楽韓Webでは「それ言っちゃって大丈夫なやつかなぁ……」って話をしていましたが。



 やっぱりダメだったみたいです。
 ……そりゃね。



 それ以外にもアメリカで上場しているクーパンの顧客情報流出についても、韓国国内での扱いにだいぶいらついている模様。
 株主はISDS(国際投資紛争仲介手続き)に乗り出しているとのこと。

「李大統領は親中、韓国はベネズエラ」…米国政府に介入を要請したクーパン(中央日報)

 アメリカ側の不信は高まったままだったのに、イ・ジェミョン政権はそれらをすべて無視してきたと。
 で、結果としてトランプ大統領が「じゃあ、関税25%に戻すわ」って宣言したわけです。

 「関税を25%から15%に下げてもらうために投資を約束したし、市場開放も約束した。でも、ここまでいっさいその努力を見せていない。それどころか国会で関連法案棚上げしていた」
 ……自業自得じゃね?
 



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トランプ大統領の「韓国の関税を25%に引き上げる」宣言に見る、アメリカの対韓国戦略……大元から関与を減らそうとしてない?

トランプ氏の対韓関税引き上げ表明 2週間前に警告の書簡(聯合ニュース)
 トランプ米大統領は26日(現地時間)、韓国国会が合意履行に必要な法的手続きを進めていないとして、韓国産製品への関税を合意前の水準(25%)に戻すと表明。同書簡は、その「事前警告」だったとみられる。

 韓国政府関係者によると、ヘラー駐韓米国大使代理が今月13日、裵慶勲(ペ・ギョンフン)副首相兼科学技術情報通信部長官を筆頭受取人として書簡を送付。趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官、金正官(キム・ジョングァン)産業通商部長官、公正取引委員会の朱丙起(チュ・ビョンギ)委員長ら閣僚も受取人に含まれていた。

 韓米両国は首脳会談の結果を踏まえて25年11月13日にジョイント・ファクトシートを発表した。書簡には米IT大手の韓国事業において、韓国企業と差別しないというファクトシートに記された約束の履行を促す内容が盛り込まれたという。

 ファクトシートには、ネットワーク利用料の請求やオンラインプラットフォームに関する規制を含むデジタルサービス政策において、米国の企業が不当な障壁に直面したり、現地企業と比較して不利益を被ったりしないよう保証する内容や、個人情報を含むデータの自由な移転の円滑化を進める内容などが含まれている。
(引用ここまで)




 あー、なるほどね。
 トランプ大統領はアメリカ企業に対して閉鎖的な韓国の市場を開放せよ、ってずーっと言っているのですが。
 今回の米韓の出したファクトシートでは特にデジタルサービスについて言及されていました。
 GoogleもAmazonもAppleも韓国国内では大きなシェアを取れていない。

 スマートフォンに関してはサムスン電子のお膝元だから当然でもあるのですけどね。
 アップルのシェアは20%前後でここ何年か2位。
 ただし、若年層ではアップルのシェアがだいぶ上がっています。時期によっては逆転していることも少なくないほど。
 ここのところ、アップルが韓国を第一次発売国にしているのはこのあたりが作用している感じですね。

 ですが、AmazonはAWS以外ほぼシャットアウト。
 Googleも韓国語の壁でシェアを伸ばせていない。韓国国内でGoogleマップが使えない(わけではないが、かなり使いにくい)ってのはよく知られた事実。



 結果として旅行先としてリピーターがつかないって話にもつながるんですけどね。



 かつ、韓国側は「200億ドルの投資はウォン安になったからやらない」なんて話を散発的にしてきていました。



 こうした韓国の態度に向けた警告射撃がTruth Socialへの書きこみだったって感じですかね。

 現在のトランプ政権は韓国への関与度合いを減らそうとの方向性にあるように見えています。
 先日、国防総省から発表されたNDSでも韓国に向けて「北朝鮮対応は自国だけでもできるだろう」とする布石が打たれていました。
 まだNDSの全文を読んではいないのですが、アメリカによる「対中国へのパートナーを厳選したい」って気分が見えています。
 台湾についての言及がほぼないのは戦略的あいまいさを強めているかな、といった感じ。まだ印象論レベル。

 そうした中でこれまで「アメリカの同盟国においてもっとも弱い環」であった韓国の役割を減らそうとしているのかなと感じられるのです。
 ……それはそれで日本にとっては面倒な事態ではあるんですけどね。
 少なくとも韓国が多少なりとも「(仮想)前線の分担」をしている部分はあったからなぁ。

 そういた動きの中、今回の「おまえらやる気ないから関税戻すわ」って宣言も出されたのではないか、と思われます。



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トランプ大統領、韓国に「約束を守らなかったので関税を元の25%に引き上げる」と宣言……一次政権で「韓国のやりかた」を熟知しているからこそだろうなぁ

トランプ大統領「韓国の関税15%から25%に引き上げ…韓国国会が批准していない」(中央日報)
トランプ米大統領は26日、韓国に対する相互関税と韓国製自動車に対する関税を再び25%に引き上げると電撃宣言した。韓国国会が昨年妥結した韓米貿易合意をまだ承認していないという理由からだ。

トランプ大統領はこの日、交流サイト(SNS)を通じて「韓国国会が歴史的な貿易協定を履行していない。これに伴い韓国製自動車、木材、製薬とその他韓国に対する相互関税を15%から25%に引き上げる」と明らかにした。 (中略)

しかし韓国国会が米国との協定を履行していないというのがトランプ大統領の主張だ。彼は「李在明(イ・ジェミョン)大統領と私は2025年7月30日に両国にとって有益な立派な協定を締結し、2025年10月29日に私が韓国を訪問した時もこの条件を再確認した。韓国国会はなぜこれを承認しないでいるのか」と問題を提起した。 (中略)

トランプ大統領の今回の発言は韓国が米国に約束した投資を履行するために特別法案を通過させなくてはならないのにこれをまだ履行していないという意味と分析される。

米国が実際に関税引き上げ措置を即時発効するのか、あるいは国会批准を圧迫するための交渉カードとして活用するかはまだ不透明だ。ただトランプ大統領が公開的に韓国を名指しして関税引き上げを宣言しただけに、韓米貿易関係全般に緊張感が高まる可能性が大きいという見方が出ている。
(引用ここまで)




 トランプ大統領がTruth Socialで「韓国はやる気あんのか?」とばかりの声明を発表。
 15%に引き下げた関税を25%に引き上げると発表しています。



 これについて即時引き上げなのか、それとも条件を受け入れるまで期日を定めるのかは不明。
 ただ、「国会で決まっていないから履行しない」みたいなやりかたは、これまで韓国がやってきたことでもあるのですよ。

 2015年の慰安婦合意についても「国会の同意がない」として、ムン・ジェイン政権で踏みにじろうとしました。
 ただ、その声は段々と小さくなっていって「合意は有効」って言わざるを得ない状況に追いこまれましたね。
 あれは日米が共同で圧力を加えたのだろうなぁ。



 そうした韓国左派政権のやりようをトランプも、彼のスタッフも一次政権でしっかりと味わっていたわけです。
 GSOMIA破棄宣言なんかも同様ですね。
 というわけでくさびを打ち込みに来たのだろうな、といった感触。

 「おまえらのやりかたは知っているぞ」って宣言、ですかね。
 それに加えてトランプ大統領は選挙中、常に「米韓FTAで我々はだまされた。雇用を盗まれたのだ」って言い続けてきました。
 米韓FTAこそが「トランプ大統領」を産んだ一要因でもあるのです。

 そうした韓国をやりこめてやるって意識がどこかにあると感じられます。
 まあ……実際問題、米韓FTAはかなり韓国を甘やかすような内容でしたからね。
 やりすぎはその反動をどこかで産む、ってことです。



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アメリカ政府「韓国はもう充分に強い。対北朝鮮防衛は自国だけでやってくれ」との新国防戦略を発表……まあ、そりゃそうでしょうね

カテゴリ:米韓関係 コメント:(84)
米国の新国防戦略「支援制限しても韓国は北朝鮮抑止の主な責任が可能」(中央日報)
米トランプ政権が23日(現地時間)に公開した新しい国家防衛戦略(NDS)で、韓国は北朝鮮を抑止するうえで「主な責任」を負う能力が十分にあり、それが米国の国益にも一致すると明らかにした。

トランプ政権はNDSで「韓国は極めて重要である一方、より制限的な米国の支援を受けても対北朝鮮抑止で主な責任を負う能力がある」と明らかにした。このように評価する理由として韓国の「強力な軍、高い水準の国防支出、強い防衛産業、義務徴兵制」に言及した。

トランプ政権は「韓国は北朝鮮の直接的で明確な脅威に直面した状況で、そのような意志もある」とし「(対北朝鮮抑止)責任でこうした均衡調整は朝鮮半島で米軍の態勢をアップデートするうえで米国の利益と一致する」と伝えた。

続いて「そうすることで我々は米国の国防優先順位に合う堅固で互恵的な同盟関係を保障でき、恒久的な平和の環境を形成することができる」と話した。
(引用ここまで)




 昨日、アメリカの国家防衛戦略(National Defense Strategy)が発表されています。
 国防総省のサイトで誰でも見られる形になってますね。

2026 NDS National Defense Strategy(国防総省・英語/PDF)

 まだ精査していないのですが、多くの韓国メディアは「韓国に対して負担増を求めている」との報道をしています。
 まあ、そりゃそうでしょう。

 アメリカ側は韓国に対して「在韓米軍の現代化」を求めています。
 対北朝鮮としての戦力保持だけではなく、アジア周辺国での有事における在韓米軍、在韓米軍基地の有機的な使いかたを求めているのですね。

 ただし、イ・ジェミョン大統領はそれを拒絶しています。



 であれば、アメリカ側の考えも変わってくるのは当然でしょう。



 在韓米軍そのものを縮小するか、撤退も視野に入れるだろう。
 なんなら「トランプとイ・ジェミョンがスイングすれば、米韓同盟破棄すらあり得る」との話を楽韓さんはしています。



 アメリカはだいぶ韓国の防衛について関心が薄れています。
 現在のアメリカによる基本防衛戦略である対中封じこめに協力しないのであれば、アメリカも「韓国の対北朝鮮戦略」に協力する謂れがない。
 以降、アメリカは最低限度の防衛協力だけして韓国に振り向けていた戦力を他にあてがおうとすることでしょう。

 韓国は充分に経済成長を遂げ、自国の防衛は自分でできるようになっている。なんなら多数の武器をNATO諸国に輸出しているくらいですから。
 「そこまでやるのだったら、対北朝鮮防衛くらいは自分で責任を持て」って言いたくもなるでしょ。
 今回のNDSによってその布石が打たれたのは間違いないところです。  



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韓国政府、韓国中央銀行ともに「200億ドルの対米投資は自動的に行われるものではない」と言明……それ言っちゃって大丈夫なヤツ?

カテゴリ:米韓関係 コメント:(67)
韓国財政経済部長官「対米200億ドル投資、年内の大規模な執行は難しい」(ハンギョレ)
 韓国のク・ユンチョル副首相兼財政経済部長官は16日、年間200億ドルを限度とする対米投資を今年上半期中には執行するのが難しいと明らかにした。対ドルウォン相場を抑えるための追加のマクロ健全性措置は「検討していない」と述べた。

 ク副首相はこの日、ロイターのインタビューで「上半期中に対米投資が始まるか」と尋ねた質問に「可能性は低い」と答えた。韓米両国が締結した戦略的投資に関する了解覚書(MOU)によると、米国が主導して投資先を選定することになるが、まだ投資先が確定していない状態だ。ク副首相は「例えば原発プロジェクトが選定されても、敷地選定、設計、建設などいろいろな手続きが必要で、初期投資規模は予想よりはるかに少ないだろう」とし「現在の外国為替市場の状況からみて今年中に大規模な投資がなされることは難しい」と述べた。
(引用ここまで)




 韓国への関税を25%から15%へと引き下げる際に、アメリカと約束を交わした「年間最大200億ドルの対米投資」について今年は執行されない可能性が高いとの見解を財政企画部長官(財務相に相当)が述べています。

 交渉当時、韓国側関係者は「アメリカは韓国を踏みつけられると思っているかもしれないが、その足に穴を空けてやるぞ」くらいのことを言ったとされています。
 ま、ふたを開けてみたらアメリカ側の言っていたことをほぼ丸呑みしていたので苦笑したものでしたが。



 今回、財務相がいうには「200億ドルの対米投資はアメリカが選定したものに対して行うが、まだそもそもの事業選定が行われていない。上半期に間に合わせることはできないだろう」と。
 まあ……そうなのであれば、アメリカ側も「今年の投資額が200億ドルに達しなかった!」とは言ってこないかもしれませんが。



 もうひとつ問題がありまして。
 韓国銀行総裁のイ・チャンヨンが新年の会見で対米投資について言及しています。

李昌勇総裁「対米投資、機械的に200億ドルではない……通貨安定が原則」(ファイナンシャルニュース・朝鮮語)
イ総裁は2日、2026年の新年の辞を通じて「年間200億ドル規模の対米投資資金がウォン安を招くという憂慮が提起されていることを知っている」として「しかしこれは最大値を意味し、韓国と米国間の業務協約(MOU)に明示されたように実際の投資規模は外国為替市場安定を阻害しない範囲内で決定されるだろう」と話した。

イ総裁は続けて「毎年機械的に200億ドルが対米投資資金として流出するのではない」として「この過程で韓銀は政府と共に外国為替市場安定を傷つけるいかなる決定にも同意しないという原則を守る」と強調した。
(引用ここまで)

 「アメリカ側が求めたとしても韓国銀行の同意なしではドルを出したりはしない」とか言い出しているのですよ。
 横紙破りする気満々ですね。

 アメリカ側が投資を求めて韓国側が履行しないのであれば、関税が25%になるだけ。
 つい先日、台湾も対米交渉を終えて20%から15%へと引き下げがありました。
 日本、台湾、ヨーロッパ、韓国が一律15%。
 ここから脱落するのはちょっと痛いんじゃないでしょうかね。

 まあ、200億ドル投資すればいいだけの話ですが。



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韓国メディア「日米豪がレアアースのサプライチェーン再構築を行おうとしている、韓国も加わるべきだ」……同じことを何度言っても信頼度の差があるんだよなぁ……

カテゴリ:米韓関係 コメント:(80)
【時論】米日豪鉱物協力、韓国には危機であり機会(中央日報)
米国・日本・オーストラリアが鉱物の探査から採掘・精錬・再活用にいたるすべての過程で提携を強化し、注目される。米日豪3カ国協力の本質は役割分担の体系化だ。オーストラリアは資源採掘を、日本は精製・加工技術を、米国は巨大な需要市場と制度的インセンティブ(IRAなど)をそれぞれ担う。これは単純な購買ライン多角化でなく、規範・金融・技術を結合したサプライチェーン生態系の構築だ。特定国家の資源武器化に対応する集団的防御装置でもある。

米日豪3カ国の協力を見ながら大韓民国が考慮するべき点は少なくない。1つ目、サプライチェーン安保の資産化だ。その間、韓国企業は費用効率性を理由に中国産鉱物に多く依存してきた。しかし核心鉱物はもう安い原材料ではなく国家安保と直結した戦略資産という認識の転換が急がれる。韓国も2国間協力にとどまらず、米日豪3カ国が構築した多国間協力体系に積極的に参加する必要がある。同盟中心のサプライチェーン再編は選択でなくすでに進行中の現実だ。 (中略)

米日豪3カ国の提携は韓国にとって危機であり機会だ。同盟と共にしなければリスクは高まり、技術と政策を結合すれば機会は開かれる。韓国はサプライチェーンの受動的需要者でなく、規則と解決法を共に作る能動的パートナーに飛躍しなければいけない。
(引用ここまで)




 中国政府がレアアースの対日本輸出規制を出してきました。
 正直、中国にできる最後の抵抗がこれなので、そうそうには切れないカードだと思っていたのですが。
 意外とあっさり出してきましたね。
 ただ、日本企業は備蓄を進めていたはずなので、そこそこはもつはずです。
 在庫に猶予があるうちに有効な手立てが取れるとは思います。

 あと「迂回輸出も許さない」っていわゆるセカンダリサンクションも辞さないと中国政府はしていますが、部品単位にしてしまえばどうにもならないのでそのあたりをどうするつもりなのか。
 アメリカ等に工場を持つ日系企業の部品工場がレアアースを輸入して部品を製造、日本に輸出するって方法もあるわけで。
 アメリカの工場に輸出規制をしたら「アメリカ企業になにをするのか!」って話になるんですよね。

 そしてそれら対策以前に日米豪が主体になっているレアアース関連のサプライチェーンも推進されている。



 この協定の中に日本が参加しているものもあるわけです。
 それ以外にも日豪とマレーシアが連携した試みなんかもありますね。



 でもって、この日米豪の環に加わることができなかった韓国が「我々もこの環に加わるべきだ」って言っているんですけどね。
 ……そもそも有用であれば、最初から話がいってたと思いますよ。
 ですが、そうじゃなかった。
 中央日報は去年にも「韓国も合流しなければ!」って社説で述べていましたが、なにか音沙汰があったわけでもなし。



 冒頭記事中にもあるように、韓国にもそれなりの技術等はあるのですが。
 「韓国? んー、関係ない」とばかりに相手にされていなかったわけです。
 韓国をそうした環の中に入れるメリットが少なすぎますからね。

 それなりの役割を与えておいて、ムン・ジェイン政権下でのGSOMIA破棄宣言みたいに「破棄しまーす」「破棄されたくなかったらこっちの要求を受け入れろ」とか言い出したら目も当てられない。
 「そうしかねない国である」って認識はしっかりと広まっているんですよ。
 特に日本が関係している場合には信頼などひとつもできないってことが。

 自業自得というか。
 韓国が落ち着くべき場所にしっかり落ち着いているってことです。  



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在韓米軍司令官「韓国はアメリカの同盟戦略における中心柱」(なので、在韓米軍を台湾有事に使用させるべき。あと韓国軍も後方基地として動け)

在韓米軍司令官「朝鮮半島は米安保の核心柱」(朝鮮日報・朝鮮語)
ザビエル・ブランソン在韓米軍司令官が「韓半島は米国同盟戦略の『核心柱』」とし「韓国は米国戦略の番外編ではなく本編の最初の章(first chapter)と見なければならない」と話した。 米国が最近、国家安保戦略(NSS)で「北朝鮮の非核化」を、韓米核協議グループ(NCG)の共同声明では「北朝鮮」の言及を削除した中で、在韓米軍司令官が韓半島の重要性を強調したのだ。

同日の講演で、ブランソン司令官は、韓半島がなぜ米国と同盟国の戦略の柱(central pillar)と見なされるべきなのか説明した。 ブランソン司令官は韓半島を「アジア大陸と太平洋の間のヒンジ(hinge)」とし「第1導連線内部にすでに配置された米軍と同盟軍が持つ利点が相当ある」と発言したという。 特に、北朝鮮とロシアの軍事協力が深化する状況で、域内の危機管理のためには韓半島に前進配置された在韓米軍の存在と「同盟現代化」が必須だと強調したという。 ブランソン司令官は「韓国は米国戦略の番外編(side chapter)ではない」とし「もし韓半島を第一章(first chapter)に置くならば、この地域の幾何学的構造と韓国同盟の価値は無視できないことになる」と話した。 韓国に前進配備された在韓米軍は、域内の敵性国に重なるジレンマを与えかねないという立場も明らかにしたという。

外交・安保専門家たちはブランソン司令官がこれまで米国外交当局者が韓国を指す時に使ってきた核心軸(Linchpin)の代わりに「核心柱」という表現を使ったことが異例的だと評価した。 米国は通常、韓米同盟は核心軸、日米同盟は礎(cornerstone)だとしてきた。 核心柱という表現は在韓米軍と韓米同盟の役割を既存より拡大したインド太平洋地域戦略の中心として再定義するという意味に解釈された。
(引用ここまで)




 ザビエル・ブランソン在韓米軍司令官が「韓国はアメリカの同盟戦略におけるCentral Pillar ── 心柱である」と発言したとのこと。
 この司令官は先日、「ひっくり返したアジア地図」を公開した人物ですね。
 「韓国はアジア地域で起きるすべての紛争において、基地として重要な位置にある」との意味です。



 かつ、イ・ジェミョン大統領が、大統領選挙中に「中国にも謝々、台湾にも謝々。台湾有事は韓国に関係ない」って発言した直後に「韓国は中国と日本の間にある空母だ」と発言した人物でもあります。



 韓国の現状に大きく不満がある。けれども、それを直接的な表現では表明していないってところですかね。



 今回の講演もしっかりと在韓米軍側から「変化する朝鮮半島とインド太平洋の安保環境についてのもの」と言われてるそうです。
 イ・ジェミョン大統領が「インド太平洋」って言葉を一度も発していないのは既報ですね。

 かつ、在韓米軍と米韓同盟の「現代化」が必要であるとも語ったと。
 ここでいう現代化は在韓米軍については「対北朝鮮だけでなく、アジア地域の紛争に一定の役割を果たす」って意味。
 かつ、米韓同盟の現代化は「韓国軍もそれに同調して、少なくとも後方基地としての役割を持つ」って話なんですが。

 こちらもイ・ジェミョンは拒絶済。
 まあ、少なくともイ・ジェミョンの任期中はこのままでしょうね。
 現実的な危機に晒されれば別ですが。

 ムン・ジェインもTHAADミサイル配備に対しては散々、反対するって言っていたのですが北朝鮮が核実験したら、アメリカに向けて「助けてください!!」とばかりに4機の追加配備を認めましたからね。
 で、その結果として中国から「三不」を誓わされたってオチだったのですが。

 それと同じくらいの危機に晒されると、イ・ジェミョンの態度も変わると思いますよ。



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在韓米軍司令官「韓国政府は米韓共同訓練の重要性を理解していない」と強い言葉で共同訓練の重要性を説くものの……イ・ジェミョン政権は在韓米軍追い出しを目論んでいるので、まあ無理でしょ

在韓米軍司令官「彼らは韓米訓練の重要性を時々看過する」(中央日報)
ジェイビア・ブランソン在韓米軍司令官兼韓米連合司令官が11日(現地時間)、「彼らは(韓米が連合して)共同で訓練することの重要性を時々理解できないことがある」と述べた。最近、韓国政府内で議論されている連合訓練調整論を指摘したのだ。韓国の鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官は10日の記者懇談会で「連合訓練は韓半島(朝鮮半島)平和達成のための手段であって目的にはならない」とし、連合訓練調整の必要性を主張した。

ブランソン司令官の発言は、韓米同盟財団(KUSAF)と在韓米軍戦友会(KDVA)が11日にワシントンで共同主催した画像対談で出てきた。ブランソン司令官はこの席で「我々には年間2回の訓練が絶対的に必要であることを彼らが理解する必要がある」と述べた。続いて「平和は対応態勢を維持できる我々の能力によって維持される」と強調した。ブランソン司令官の発言は、韓国与党側の一部から出ている「南北対話のために韓米連合訓練の調整が必要だ」という声に対する反論とみることができる。

戦時作戦統制権(戦作権)転換問題については「李在明(イ・ジェミョン)大統領が任期内に戦作権の転換をしようとしていることを把握していて、我々は条件を満たさなければならない時点を知っている」とし「その時間内に条件を満たすべきだが、その目標に到達できないこともあるという点を話せなければいけない」と述べた。さらに「我々はその条件が現在に合う条件かどうかも見ななければいけない」と話したが、これは必要に応じて戦作権転換のための条件自体を検討することもあるという意味と解釈される。この場合、李在明政権の任期内の転換は難しくなる可能性が高まる。
(引用ここまで)




「彼らは共同で訓練することの重要性を時々理解できないことがある」

 ブランソン在韓米軍司令官兼韓米連合司令官の言葉、とのことですが。
 強いな。これは相当に強い言葉です。
 米軍の将校(陸軍大将)ともなれば、外交官と同じレベルの教養を身につけています。

 つまり、「誤解を生みかねない」言葉を使うことを避ける方向にあるのですね。
 外交用語を熟知している人物でなければ、在韓米軍司令官兼国連軍司令官などできません。
 その人物が「彼ら(韓国政府)は米韓共同訓練の重要性を理解していない」と言ってしまっているわけです。
 だいぶ深刻な状態にあるといっても過言ではないでしょうね。

 米韓共同訓練がないがしろにされてきたのは、ムン・ジェイン政権時代からこちらです。
 なにしろムン政権時代は大統領特別補佐官が「大統領が出ていけと言えば、在韓米軍は出ていかなければならない」とか発言していたくらいですからね。



 ユン政権時代はまともな演習に戻りましたが、イ・ジェミョン政権はまたムン・ジェイン政権と同様の立ち位置に戻ってきているわけです。



 ちょっと個人的な話をしましょうか。
 ライブとかで地方に遠征した場合、できるだけ前入りして現地の場所を確かめるようにしています。途中に意外なボトルネックがあったりするので。
 高速バスとかの弾丸ツアーも楽しいですけどね。おっさんになると身体がついていかないんですよ(笑)。

 この「前入りして現地を確かめる」って演習と同意義です。
 ライブそのものには入らないけど、ライブが行われる場所をチェックしてそこまでの経路を調べる。どんな障害がありえるか、交通がどうなっているかを見る。
 できたら曜日まで合わせたいですが、さすがにそこまでは。

 それを「やらない」って言っているわけですよ。
 「米韓合同軍事演習なんてやったら『北の侵攻に備えている』ってメッセージを送ることになる」のでやらない、と。
 それこそが軍事演習を行う理由なんですが。

 韓国の左派政権は根本的に「アメリカを追い出すこと」を目標としています。
 これはイ・ジェミョン政権についても同様。


 それに対して在韓米軍司令官がこうして強い言葉を出している。
 これが米韓関係の現在地、というわけですね。
 ここからあとふた転がりくらいしたら「米韓同盟破棄」に向かいかねませんが。さてはて。


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