相互RSS募集中です

カテゴリ:労働争議の記事一覧

韓国でチキン配達がワールドカップで盛り上がる……配達人がストライキを仕掛けるものの?

「ワールドカップ韓国初戦の日、チキン必須なのに「歴代級『配達大乱』の予告?」 いったいなにが?(ヘラルド経済・朝鮮語)
来る24日に開かれるワールドカップ「韓国対ウルグアイ戦」当日、配達ライダー労組がクーパンイーツへのストライキを予告した中で、自営業者たちの懸念が高まっている。 配達注文が2倍ぐらい急増するものと予想され「チキン大乱」が行われるのではないかという声だ。 反面、一部では低いストへの参加度で「コップの中の戦争」に止まったという意見もある。

20日、業界によると、ライダーユニオンと民主労総のサービス連盟、配達プラットフォームの労組で行われた「クーパンイーツ共同交渉団」は来る24日から集中ストに突入する計画だ。 この日はワールドカップ韓国代表のウルグアイ戦試合当日だ。 交渉団は配達マンだけでなく、自営業者と消費者にも「クーパンイーツログアウト」を訴えるという方針だ。

共同交渉団はこの14日、争議行為賛否投票の結果ライダーユニオン95.22%、配達プラットフォーム労組95.4%の圧倒的賛成で可決されたと発表した。 交渉団は「自営業者から配達料名目で6000ウォンをかけながらライダーに2500ウォンだけを支給することを納得できない」、「基本配達料2500ウォンに労働者たちがクーパンイーツを離れることが繰り広げられ、ピーク時間にだけライダーたちが追い込まれたが、漏洩することが発生する」と主張した。 (中略)

通常ワールドカップなどスポーツイベントが繰り広げられる日には配信アプリの注文量が2倍ほど増加する。2018年の平昌オリンピックではオンライン食品配達額は前年比70%暴増した。2019年国際サッカー連盟U-20ワールドカップ決勝戦の時は、配民の注文件数が150万件と集計された。 (中略)

しかし、多くの配達員は「チキン大乱」はないと口をそろえている。 最近、配達マンの収益が激減することによって「対象」にスト参加するライダーが多くないだろうという声だ。
(引用ここまで)


 ワールドカップが今日開幕、というわけで韓国では食料のデリバリーが盛況になるのではないかと期待されています。
 チキン屋はメインが店舗営業ではなくて、こうした配達営業なので誰もが家に引きこもる時期は商機なのですね。

 逆にいえば配達人側にとっても稼ぎ時。
 というわけで配達人側が韓国名物のストライキをしかけてきた、と。
 「待遇改善を要求する」と。


 ただまあ、そうしたチキンの配達なんてチキン屋以上に誰でもできることですから。
 「クーパンイーツで働きたい」ってあるでしょうしね。
 ワールドカップに興味がある人ばかりというわけでもないでしょうし。

 誰でもできることについてはストライキとか有効な手段じゃないんだよな……。
 チキン屋も配達人も一緒だわ。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→

不法行為を働いても逮捕すらされない韓国の「世界最悪の労組」、政権交代で正常化できるのか?

カテゴリ:労働争議 コメント:(68)
タグ: 民主労総
【社説】民主労総の暴走を防げなければ韓国経済の未来もない(中央日報)
民主労組(全国民主労働組合総連盟)に対する国民の忍耐心が限界に達している。「どうか助けてください。現場も、会社もとても苦痛を受けています」。公正取引委員会が民主労総釜山(プサン)建設機械支部に対する制裁に着手したという報道以来、全国であふれた情報提供内容の一部だ。全国の事業場、特に工事現場が民主労総の横暴に被害を受けていることが分かった。企業だけでなく、勤労者も苦痛を味わうのは同じだ。

勤労者の場合、民主労総に加入していない、または労働組合の団体行動に参加しなかったという理由で労組から除名された後、職場から追い出されることが続出している。建設会社は民労総組合員が運転する装備のみ契約することを強要される場合も多い。会社が拒否すれば工事を妨害して建設が見送られることが頻発する。一言でいうと、民主労総の前では世の中は「無法天下」だ。民主労総はコロナ禍の中で繰り返して全国都心を占拠し、2月民労総宅配労組はCJ大韓通運を19日間不法占拠した。

警察と雇用労働部は手をこまねいていた。生産現場が不法占拠されても警察は国民のために公権力を使わず、雇用労働部は退去命令など緊急措置を取らなかった。労使間対話を積極的に仲裁しようとしても応じなかった。公権力が失われたといっても過言ではない。過去5年間、民主労総の暴走事例は数え切れない。 (中略)

問題がより深刻なのは昨日から国際労働機関(ILO)の核心協約発効で労使間力のバランスが崩れたという点だ。もう労組は政治的見解表明目的のストライキを除いた事実上すべてのストライキが許される。「結社の自由保護」と「強制労働禁止」により解雇者・失業者の労組活動とすべての形態の強制労働が禁止される。反面、企業の防御力は無力になった。スト権が強くなっただけに「ストライキの際は代替労働許容」を要求したが黙殺され、事業場占拠に対する禁止範囲も「生産・主な施設占拠禁止」にとどまって闘争に出る解雇者・失業者の会社出入りをけん制する方法がなくなった。労働改革は尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府にとって避けられない課題になっている。労組の暴走を防ぐことができなければ、韓国経済の未来もない。
(引用ここまで)


 「世界最悪の労組」と呼ばれる民主労総に対して、警察も公取委も一切の対応ができなくなって久しいですね。
 正確には労組が加盟するナショナルセンターですが、まあ大きくは間違っていません。
 ムン・ジェイン政権となってからの5年というもの、民主労総は我が世の春をまさに謳歌してきました。
 楽韓Webでは「ろうそくデモの勝利者はムン・ジェインでもなければ韓国人でもない、民主労総だ」という話を何度もしています。  実際問題、新型コロナの防疫違反以外ではろくに逮捕すらされないのです。

 労務交渉中に相手企業の役員を殴って血祭りに上げてもおとがめなし。
 大検察庁(最高検察庁に相当)の庁内でピケを張ってもスルー。
 警察に対しても「逮捕できるもんならやってみろ」とうそぶき、実際に逮捕した警察官が告発されるなんてケースもあるほど。


 去年にはパリバゲットの運送トラックを代替したフリーの運転手を民主労総が集団暴行した、なんてこともやってましたっけ。

 民主労総はこうした暴力志向性が嫌われて組合員数は80万人くらいで行き詰まっていたのですが、ムン・ジェイン政権になってからは加盟する組合が引きも立たず、2019年には100万人を突破しました。
 もうひとつのナショナルセンターである韓国労総(やや中道)と同レベルになったのかな。このふたつのナショナルセンターに所属する組合員だけで200万人を超えます。
 さらにその家族も加えて考えれば、なるほどムン・ジェインの支持率が40%を超えているというのも納得がいく数字ではないでしょうか。

 中央日報は「韓国の正常化のためには民主労総の暴走を食い止めなければ」としていますが。
 政権交代が行われ、民主労総もこれからは思うようには活動できなくなるでしょう。普通に逮捕されるようになるでしょうしね。
 ただ、却って暴力に頼るようになるのではないでしょうか。
 既得権益者となってしまっているのですから、その座を明け渡そうとはしませんよね。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

「世界最悪の労組」と呼ばれる民主労総、新年の抱負は「金持ちの倉を叩いて不平等解消!」……ですって

カテゴリ:労働争議 コメント:(100)
民労総、仕事初めの式で「金持ちの倉を叩いてこそ不平等解決」(朝鮮日報・朝鮮語)
民主労総が新年の仕事始め行事で「金持ちの倉庫を叩いて不平等を解決しなければならない」と対財閥闘争を宣言して出た。

民主労総ヤン・ギョンス委員長は3日、全泰日烈士が安置されている南楊州魔石牡丹公園で仕事始めのイベントを開き、「続くコロナ危機とこれを機会に活用している財閥大企業・既得権勢力の準動は今年さらに悪くなるだろう」とし「2022年さらに強固で頑強な闘争を続けなければならない。抵抗を越えて勝利の年になるべきだ」と話した。 (中略)

この日の行事にはハン・サンギュン元民主労総委員長と統進党議員を務めたキム・ジェヨン進歩党常任代表も参加した。ハン元委員長は「不平等を終わらせるのは租税正義を立てることから始まる」とし「金持ちの倉庫を叩かずに韓国社会に蔓延した不平等を誰が解決できるのか。既得権不平等体制に破裂球を出す2022年を同志たちと力強く開いていきたい」とした。

だが、平均賃金が全体賃金労働者の上位10~20%に上り、非労組員を相手に突っ込んでいる民主労総こそ既得権勢力という指摘が出ている。4日、民主労総は2017年以後5年ぶりに「民衆総決起」を宣布する計画だ。「もう我慢できない。不平等を乗り越えよう」というスローガンを掲げた。
(引用ここまで)


 民主労総が新年仕事始めのイベントを開いて「金持ちの倉庫を叩くことで不平等を解決しよう」と発言。
 この発言の主はハン・サンギュン。
 2015年のソウルで暴力デモを主導したことで警察に追われた際にパンイチで寺に逃げ込んで、かつその寺の信者から「邪魔だから出てけ!」って追いやられたという人物です。
 どんなデモであったかというと、こんな感じ(埋め込みでは見られないのでYouTubeでごらんください)。



 で、翌年に実刑5年の判決を受けて収監されていたのですが。
 2019年には特赦を受けて釈放されています。
 というのもムン・ジェイン政権に対して民主労総が激しく「特赦を出せ」と要求し続けていたためです。
 民主労総はろうそくデモを主導するなどしてムン・ジェインの大統領当選に一役買った立役者。
 その要求に屈したということですね。


 で、そのハン・サンギュンが「金持ち(財閥)の倉を狙え!」と労組員に新年から檄を飛ばしている。
 つまり、民主労総の基本的な方針がこれであるということになります。
 そして現状のままなら大統領選挙での勝者はイ・ジェミョン。
 イ候補はムン派ではありませんが、同様に左派であることに間違いはない。

 昼エントリで書いた「銀行が貧乏人から利益をかすめとるのは正義ではない」という発言から見ても「ド左翼」ぶりが理解できると思われます。
 ムン・ジェイン政権に引き続いて民主労総の放し飼い、あり得ますよ。

 現状、民主労総は治外法権レベルでやりたい放題ができています。ハン・サンギュンの釈放だけでなく。
 労働争議で相手企業役員を血祭りに上げても無罪放免になってしまう状況。
 唯一、ムン政権と対立していたことがあるのは、新型コロナに伴う防疫措置を守らずに大規模デモをやった時だけ。

 イ・ジェミョンが主張している土地保有税導入も同じことなのですが……どうにも韓国はすごい方向に進みそうだな。
 イ・ジェミョン大統領は見てみたい気もしているのですよ。本当に。
 でも、それで韓国が内部崩壊的にどうにかなってしまうのは、日本にとってはそこまで利益がある話でもないんだよなぁ。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

「世界最悪の労組」とされる民主労総、韓国政府の防疫措置を無視して3万人規模のゼネストを敢行へ

韓国113の大学に壁新聞「民弊労総はストをするな」(朝鮮日報)
「ゼネストD-1」民主労総「集会禁止、政府への不満の声を防ぐ意図」(ニュース1・朝鮮語)
ソウル大学、釜山大学、全北大学など韓国113の主要大学のキャンパスに上記の内容が書かれた壁新聞が18日朝から掲示された。今月20日にゼネストと大規模集会を予告している全国民主労働組合総連盟(民労総)を「民弊労総」と呼んで強く非難する内容だ。そのすぐ横には「自営業は絶対に選択しないでください」と書かれた壁新聞も貼られていた。これらを掲示したのは大学生団体「新全大協」と200人以上の自営業者からなる「自営業連帯」だった。 (中略)

経済団体の韓国経営者総連盟(経総)も18日、民労総によるゼネストについて声明を出し「日常の回復を願う国民の期待を裏切るものだ。今からでも不法集会の計画を撤回し、感染病予防に向けた努力に参加することを求める」などと呼び掛けた。

 民労総は今月20日に最大で55万人が参加する大規模ゼネストの強行を決めたが、これに対する批判の声がさまざまな分野で上がり始めている。大学教授や労働団体、文化人、官僚など80人もこの日、ソウル汝矣島のあるカフェで会見を開き「民労総によるゼネストは反民主、反文明の暴挙だ」と訴え、スト計画の撤回と国民への謝罪を求めた。 (中略)

民労総は全組合員およそ110万人のうち55万人がゼネストに参加すると主張しているが、実際の参加者はこれよりもはるかに少なくなる見通しだ。
(引用ここまで)

民主労総は20日、首都圏と13の市と道でゼネスト闘争とゼネスト大会を開催する計画である。これにより、ソウル都心の集会に3万人が集まることが予想されるなど、コロナ19再拡散の懸念の声も高まっている。
(引用ここまで)


 民主労総といえば世界最悪の労組として恐れられています。
 「労働組合に優しい政権」として知られているムン・ジェイン政権下でやりたい放題。
 労働争議の相手企業役員を血祭りに上げても無罪放免
 最高検察庁の庁内にピケを張ってもスルーされるレベル。

 なにをやっても逮捕されないと思ったら、この7月に8000人規模の違法デモをやったら、逮捕されたなんてこともありました。
 防疫措置に対抗することだけは許さなかった模様です。
 で、その逮捕された際に「私は逮捕されてもいい。来月のゼネストを達成するのだ」みたいな殉教者もどきのコメントを出してましたね。
 そのゼネストが明日、開催予定です。


 「民主労総全体の110万人が参加する!」とか鼻息荒かったのですが。
 目標は半分の55万人。
 ですが、実際には3万人が参加するかどうか、といったところの模様。
 とはいえ、3万人規模のゼネストなんてやられた日には、防疫措置が最高レベルに貼りついたままの状況にどんな悪影響があるか分からない。
 ようやく実効再生産数が1を割ってきたのに、こんなんで感染拡大とかしたら目も当てられない。
 取り締まる……でしょうね。さすがに。
 ……やるよね?

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

韓国でドーナツ工場が不潔だという内部告発 → 労働組合の自作自演だった

「民主労総がダンキンドーナツ『異物』の情報提供を映像操作」(韓国経済新聞・朝鮮語)
SPCグループが運営するダンキンドーナツ製品が不衛生な環境で製造されたという内容の情報提供映像が操作された状況が捕捉された。映像を操作した従業員は、全国民主労働組合総連盟化繊労組ダンキン支会長であることが分かった。 (中略)

これと関連しSPCグループが工場閉鎖回路TV(CCTV)を確認した結果、今年の7月28日、従業員が誰もいない生産ラインで小型カメラを使ってこっそり撮影する姿が捉えられた。この従業員は、設備上に付着した油を故意に生地に落とし、生地によく落ちるように、ゴムへらで掻きまぜていた。映像の中の従業員は、民主労総化繊労組ダンキン支会長であることが分かった。SPCグループは30日、これと関連して警察に捜査を依頼したと述べた。SPCグループの関係者は、「その場面が報道された映像と一致することを確認した」とし「その従業員は、その時間の担当者もなかった」と説明した。
(引用ここまで)


 韓国にはダンキンドーナツがありまして。
 取材で行く時、駅そばにあったりすると割と便利でコーヒーとドーナツ買って動く、なんてこともしてました。
 さて、その韓国ダンキンドーナツで内部告発動画が上がったのですね。

 ドーナツ生地に黄色い油汚れがついていて、かつカビが生えている……というようなものでした。
 昨日、韓国メディアで一斉に報じられました。

「黄色い油汚れにカビ」まで…ダンキンドーナツ工場で衛生論議=韓国(Wow! Korea)

 ただ、このニュースを見たときにふと思ったのですよね。
 「もしかしてこれパリバゲット案件なのでは?」って。
 パリバゲットというパンの巨大なチェーン店がありまして。
 その配送に携わっていたトラック労組がストライキに入っています。

 で、その労組の上にいるナショナルセンターが「世界最悪の労組」として恐れられている民主労総。
 ストライキをしている運送解者に代わって配達しているトラックを、民主労総の組合員が襲撃した、というニュースが先日ありましたね。
 その後もいろいろ代替トラックが襲撃されています。

 頭突きでフロントガラスをたたき割ったり。
 代替トラックを尾行して、当該のトラックがサービスエリアに入って運転手が席を離れた瞬間に燃料パイプを切断したり等々しています。
 あとパンの店舗への配送だけでなく、材料の工場への配送も阻止しようとしていたりするのですよ。
 本当に悪質。


 で、なんで今回のダンキンドーナツがその一連の案件ではないかと思ったかというと、パリバゲットとダンキンドーナツは運営会社が同じSPCという企業なのです。
 民主労総はくどいくらいに「闘争」を仕掛けていまして。
 ふと「民主労総だったらこのくらい(油汚れやカビ)のことやるよなぁ」と。

 民主労総は労働争議で自分たちの言い分を聞き入れないからといって、工場を破壊するような連中ですから。
 双竜自動車が再起不能に陥った際に、工場は徹底的に破壊されていましたね。

 とはいえ、「さすがにそれは考えすぎか」「考えかたが韓国準拠になってきちゃったなぁ」とか思って脇に置いていたのですが。
 ホントでしたわ。

 なんでここまで執拗にパリバゲットやダンキンドーナツが狙われているのかというと、SPCが労組結成を拒んでいるから。
 不倶戴天の敵、というわけです。
 というわけで民主労総は今日もSPCの工場で1000人規模の集会をやっているのでした。

集合禁止命令も... 民主労総1000人SPC清州工場で集会 (朝鮮BIZ・朝鮮語)

 防疫当局は冷や汗を流しているのだそうですわ。ま、そりゃそうね。
 そういえば10月に予定されているゼネストはどうなったかなー。あとでチェックしておきましょう。

 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

韓国の「世界最悪の労組」がパン配送でストライキを行い、代替トラックのドライバーを集団暴行

民労総の組合員数十人、韓国大手ベーカリー・チェーンの配送トラックの通行を阻んで運転手を集団暴行(朝鮮日報)
 トラック運転手Aさんが17日に警察で語った話によると、15日に京畿道平沢市のSPC物流センターでサンドイッチを積み、忠清北道清原郡のパリ・バゲット物流センターに向かっていたAさんのトラックを、午後9時30分ごろ世宗市内の国道(4車線)で、民労総組合員約100人が阻んだ。トラックが止まると、労組員たちはAさんが前を見られないようにトラックのフロントガラスを段ボールで覆った。Aさんは車の窓ガラスを下げて「ダンボールを外してくれ」と大声で言ったが、無駄だった。

 そして、組合員たちはAさんを引きずり下ろし、暴行し始めた。当時の状況について、Aさんは「私の車はマニュアル車だが、下り坂で車を止めた状態でもめ始めたので、ブレーキから足が離れてしまった。車が少し動くと、組合員たちは『おれたちをひいて行こうとした』と言って殴った」と語った。 (中略)

組合員たちの拳はAさんの顔や背中、胸に容赦なく飛んだという。Aさんは「5-6人に3-4分間、ひどく殴られた」と警察で語った。Aさんの両目の回りはアザになった。暴行が行われている間、ほかの組合員たちはAさんのトラック内部に生卵を投げ入れ、トラックの鍵まで奪っていった。Aさんは「引き返すから車の鍵を返してくれ」と頼み込み、やっとの思いで取り戻すことができたとのことだ。

 現場を離れたAさんはすぐに警察に通報した。世宗警察署関係者は「暴行されたとの通報があり、捜査に着手する計画だ」と語った。暴行加害者が誰であるかは特定できていない。組合員たちが所属している民労総貨物連帯側は本紙の弁明要請を拒否した。
(引用ここまで)


 「世界最悪の労組」として知られている民主労総が今度は大手パンチェーンであるパリバゲットにパンを配送するトラックを襲っている、というニュース。
 何度も「民主労総は世界最悪の労組」と書いていますが、実際には労組を束ねるナショナルセンターなので労組そのものではありません。
 でもま、実際のところは「世界最悪の労組」で間違いありませんけどね。

 そもそもなんでこんなことになっているかというと、配送用のトラックのドライバーが民主労総と韓国労総にそれぞれ所属していまして。
 配送コースを変更しようとした際に「あっちの労組に有利なようにコースを変更したな!」と言い出して民主労総所属のドライバーがストライキ開始。
 「こんな理由で流通を妨げられていたら話にならない」と、パリバゲットの運営会社であるSPCが耐えかねて、ストライキに参加した運送業者との契約を解除。
 怒りの民主労総所属のドライバーがSPCの配送センターにピケを張り、こうして労組に所属していないドライバーのトラックを囲んで配送を邪魔している。
 場合によっては襲撃することもある……という状況。


 ……うん、らしい話ではあります。
 警察はこうした民主労総の「活動」をほぼ黙認。
 なにせ、ムン・ジェイン政権誕生の大きなきっかけとなったろうそくデモを支配して、サポートしてきたのが民主労総ですから。
 下手に逮捕でもしようものなら、逮捕した警察官が告発される始末。

 なので最高検察庁でピケを張ろうとも無視。
 労働争議で相手企業の役員を血祭りに上げても無視。
 今回も書類送検されればいいほうだろうなぁ……。
 ムン・ジェイン政権における最大の勝利者こそが民主労総なのです。

 つい先日、民主労総の最高権力者である委員長が逮捕されましたが、これはK防疫に逆らって大規模な集会を開いたことが原因。
 というか、ここまでしなければ逮捕には至らないということでもありますね。
 午後にはもうひとつ、民主労総がらみのニュースを紹介する予定です。

 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

「世界最悪の労組」に所属する組合員、非労組労働者を蹴ってもおとがめなし……その後のオチが実に韓国的

カテゴリ:労働争議 コメント:(66)
【独自】非労組員の胸を蹴り上げた韓国宅配労組副委員長(朝鮮日報)
宅配労組首脳部が非労組員を暴行する場面の映像が公開された。○○宅配代理店協会によると、全国民主労働組合総連盟(民主労総)に所属する宅配労組が主に利用するコミュニケーションアプリに開設された掲示板に6日、「労組に加入すれば、宅配仕分け場(ターミナル)で暴行しても構わないのか?」と疑問を投げ掛ける投稿があった。

 「宅配労組執行部の非労組員暴行」というタイトルの映像が拡散し始めたからだ。2019年4月に生成されたとされる長さ8秒の映像には男性が作業台の反対側に立っている男性に走り寄って蹴り上げる様子が映っている。蹴られた男性は1メートル以上後方にのけ反るように倒れた。この暴行映像は監視カメラに映っていたもので、労組員、非労組員に関係なく拡散した。

 協会によると、暴行に及んだのはウォン・ヨンブ副委員長と判明した。京畿道城南市にある宅配ターミナルで宅配運転手として働いていたウォン副委員長は、労組に加入しない運転手とトラブルになり、暴行に至ったという。

 これについて、ウォン副委員長は「自分は副委員長ではあるが、その件については宅配労組中央に電話してほしい。個人としてコメントはできない」と話した。チン・ギョンホ委員長は「朝鮮日報はなぜしつこく電話してくるのか。書きたいように書くのではないか」と声を荒げた。

 労組員とみられる人たちは、疑問を投げ掛ける投稿をあざ笑うかのようなコメントを付けた。忠清南道瑞山市の労組員は「あなたの顔でも暴行してもらいたい」と書き込み、蔚山市の労組員は「なぜ訳が分からないことを言っているのか。概念をまず持ってください」とコメントした。匿名のユーザーは「生きていれば、殴りもするし、殴られもするのが世の中だ。理由なく殴ったりはしないでしょう。しっかりしよう」という感想を残した。
(引用ここまで)


 まずは件の映像をどうぞ。
 YouTubeでは削除されていましたが、NAVERニュースの動画としてアップされていました。



 荷物を明後日の方向に投げ、作業台に上ってキックと。
 あの作業台、荷物を流すのに回転しているはずなのによくあんな風に安定して蹴れますね。慣れているのかな。

 さてこのニュース、かなり面白い話。
 いや、「我が世の春」を謳歌している民主労総だからでは、ですね。

 労働争議で相手企業の役員を血祭りに上げても「警察に行ってみろや」と恫喝できる。
 最高検察庁(相当)の建物内部でピケを張ってもスルー。
 警察は腫れ物に触るかのようにして対応するしかない。


 で、朝鮮日報日本版では報じられていないのですが。
 韓国版ではこのニュースに続きがありまして。

[単独]作業台上がって胸キック... 宅配便労組幹部、非労組員暴行映像(朝鮮日報・朝鮮語)
問題の状況をよく知っている宅配便業界の関係者は「当時、宅配便労組が端末で宣伝戦を繰り広げていた、騒音に抗議していた非組合側を暴行した」とし「映像に出てこないが、暴行された非組合のほうが外部から鈍器を持って復讐しようとしたし、この過程で止めた他の宅配便労組員が怪我をした」とした。続いて「怪我をした宅配労組員が非組合側に刑事合意条件に『宅配便労組加入』を要求し、映像中の暴行被害者も、今では宅配便労組員」と伝えた。
(引用ここまで・太字引用者)

 この映像のあとに──

・蹴られたほうの非労組所属の人物が鈍器を持ってきて復讐しようとした。
・蹴った人間ではない労組側の他人が止めようとしたが怪我をした。
・怪我をした組合員が「おまえも労組に入るなら許す」として、いまでは蹴られたほうも組合員。

 ……いいオチがついた感じですね。

 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

韓国の防疫措置破りをして大規模デモを行った「世界最悪の労組」の委員長を逮捕したい当局……民主労総側は「徹底抗戦だ」と叫ぶ

ソウル中央地裁がヤン・ギョンス氏に逮捕状、民主労総「令状執行阻止する」(朝鮮日報)
ソウル都心で先月、約8000人規模の違法集会を開いた疑いで立件された全国民主労働組合総連盟(民主労総)のヤン・ギョンス委員長(45)に対する逮捕状が13日、ソウル中央地裁から交付された。(中略)民主労総は10月のゼネストを前に「警察の令状執行に協力しない」との立場で、ヤン委員長が実際に拘束されるまでには難航が予想される。

 民主労総は7月3日、ソウル・鍾路一帯で「7・3全国労働者大会」を違法に開催後、捜査機関による聴取にほとんど応じなかった。警察の出頭要求を3回拒んだヤン委員長は集会から1カ月後の8月4日にようやく自ら出頭したが、11日の裁判所での令状審査には出席せず、民主労総の事務所で記者会見を開き、「逮捕状の適切さを判断するよりも、当面労働者が受ける苦痛を解決することの方が差し迫っている」と理由を説明した。逮捕状交付後も9日と11日にメディアのインタビューを通じ、「今後検挙を避け、事務室で寝泊まりして活動を続ける」と表明している。ヤン委員長はソウル市中区貞洞の京郷新聞社にある民主労総事務室にとどまり、10月に予定する110万人規模のゼネストの準備を進める方針とされる。 (中略)

 法的手続きを踏んだからといって、強制的な進入過程で物理的な衝突が起きることも考えられる。警察周辺からは民主労総がゼネストを控え、闘争戦略としてそうした衝突を辞さないとみている。ある情報担当の警察官は「ヤン委員長は公権力に抵抗し、ゼネストに対する結集力を高めようとする戦略を用いるとみられる。民主労総は警察との間で起きる衝突を通じ、ゼネストの動力を得ようとするのではないか」と指摘した。
(引用ここまで)


 「世界最悪の労組」としてその名を天下に轟かせている民主労総が、7月3日にソウルで大規模なデモを行いました。
 映像を見ても「参加者8000人」はそれほど盛っていない数字だと思われます。
 当時もすでに新型コロナウイルスの感染拡大基調にあり、新規感染者として800人ほどがカウントされていました。
 ソウルの防疫レベルは当時3だったか3.5だったか。0.5刻みで4が最高。ちなみに現在は4でも感染拡大が止まらないので、韓国政府は防疫措置をさらに強化しようとしているところです。
 7月の時点ですでにデモは原則禁止されていた中、ゲリラ的に集まって行われたものでした。

 で、このデモが要因ともかぎらないのですが、1週間後の10日には1378人とぐっと新規感染者が増えました。
 当局としては防疫措置で規制されている中、デモを行った首謀者としてなんとしてでも民主労総の委員長を逮捕したいところ。
 「民主労総なら許されて、我々は自粛しなければならないというのか」って話が実際に出てますからね。
 特に営業を規制されている自営業者から。
 ただ、実際に委員長を逮捕できるかというと、これがなかなか難しい。

 なにせムン・ジェインをろうそくデモでサポートし、大統領に押し上げたのはこの民主労総。
 ムン大統領に近しいことから、労働争議で相手企業の役員を血祭りに上げても無罪放免
 最高検察庁に入りこんで建物内でピケを張ってもお咎めなし。
 もはや法治の埒外、上位存在と化しているのですよ。

 7月の違法デモもそういった「我々はやりたいことを自由にできる」という主張がメインであり、デモとして訴える主題があったわけでもないのですね。
 当時、まもなく最低賃金が決まるということから「最低賃金を1万ウォンにしろ」とかシュプレヒコールを上げてたくらいで。
 かつ、こうした状況下では逮捕に抗議するために匿われるのが基本。
 今回も極左メディアの京郷新聞がこの委員長を匿っているとのこと。

 韓国政府としては、9月にあるチュソク(韓国のお盆)での帰省を自粛してもらいたいのです。
 人の動きを止めるためにも、なんとしてでも措置破りをした民主労総の委員長を逮捕して「防疫措置を破った連中は民主労総といえども逮捕される」という実績を積み上げたいところでしょうが。
 そして10月のゼネストに伴うデモを阻止したいところなのでしょうが。
 ……なかなか難しいだろうなぁ。

 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→