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カテゴリ:建造物の記事一覧

ソウルで「月30万ウォンのマンション」はこれ! 人ひとりが寝たらもう他に空きスペースはゼロ……「刑務所でもここよりはマシ」「ここは本当に『家』なの?」

カテゴリ:建造物 コメント:(79)
「刑務所でもこの部屋よりは…」 家賃20万ウォンの狭小ワンルームが話題に /ソウル(朝鮮日報)
月家賃20万ウォン(約2万2000円)というソウル市内にあるワンルーム・マンションの部屋が話題になっている。

これは今年9月、動画共有サイト「ユーチューブ」のチャンネル「不動産屋ホンマン」にソウル大入口駅近くにある家賃20万ウォンという安いワンルーム・マンションの部屋を紹介する動画がアップロードされたものだ。

 この部屋はエレベーターのない建物の5階にある。ドアを開けて入った男性は「(これ、)家なんですか?」と驚いた。大人1人がかろうじて足を伸ばして横になることができる約1坪(約3.3平方メートル)の空間しかなかったからだ。成人男性が足を伸ばして横になると部屋がいっぱいになり、少し動いただけでも頭が冷蔵庫に当たってしまう。

 部屋には冷蔵庫・ドラム式洗濯機・電子レンジ・エアコンなどが必要なものはすべてそろっていた。冷蔵庫の横にはシンクと1口のIHクッキングヒーター付きのミニキッチンがあった。部屋の側面には服をかけておくことができる作り付けのクローゼットや本棚も設置されていた。キッチンの横には洗面台・トイレ・シャワー室もある。部屋の横には大きな窓もあった。

 この部屋の家賃は保証金300万ウォンで家賃は月額20万ウォン、管理費は月額10万ウォンだ。不動産会社の担当者は「一日に1万ウォンの部屋です。それでもチムジルバン(韓国のサウナ)に泊まるよりはましではないですか?」と言った。
(引用ここまで)


 イ・ジェミョンへの判決が出てから、それをピックアップしようと待ち構えていたのですがどうも「午後」というだけであやふやなのでこちらを先に。

 ソウルに家賃20万ウォン、管理費10万ウォン(保証金300万ウォン)の「マンション」があるとのことで、そうしたマンションを見て回るYouTuberが話題として取り上げている、というものなのですが。
 ……まあ、とりあえず当該の動画を見てもらいましょうかね。



 マスコミでけっこう話題になっているのに、本体の動画の再生回数廻っていないので少しでも廻してあげましょう。
 冷蔵庫、洗濯機、エアコンは備え付け。
 人がひとり寝たら他にはなんのスペースもなし。
 ただし、本棚につかえるくらいの収納スペースはそこそこある。
 エレベーターなしの5階。屋塔房の変形したものだな、これ。


 個人的には全然ありかなぁ。
 ソウル大駅近くってことは、ソウル大生が入る可能性が高い。
 田舎からソウル大に受かって、あの大きな窓から見える大都会ソウルの光景を眺めて「臥薪嘗胆、臥薪嘗胆」ってつぶやき続けて学生時代を過ごすのはなかなかにエンタメ。
 さらに言ったら田舎の学生が、お金持ちでコネのある学生に推薦枠を奪われて、修能試験(韓国での共通テスト)でソウル大に入ろうとするものの家族の病気で機会を奪われて1年間をここで暮らすとかありそうでしょ。

 学生時代、もしくは20代くらいってなんらかの形でそういうことがあったほうがよいと思うのですよ。
 そんなんなくて気楽に、裕福に過ごせたらもっといい?
 まあ、それはそれで。

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韓国名物、道路陥没。10年間で2000件超え……いつどこででも自動車が道路に消えていく

カテゴリ:建造物 コメント:(67)
10年間で429個… シンクホール恐怖に陥った京畿道(京幾日報・朝鮮語)
この10年間、全国で発生したシンクホール(地面が消える現象)約4件のうち1件は、京畿道地域で発生したことが分かった。

23日、国会国土交通委員会所属の共に民主党のヨム・テヨン議員が国土交通部から受け取った資料によると、2014〜2023年に全国で発生したシンクホールは計2085ヵ所に達した。 一日に1〜2個の割合でシンクホール事故が発生するわけだ。 このうち、京畿道が21%(429)で最も多く、江原(12.9%、270)、ソウル(10.4%、216)、光州(8.7%、182)、忠清北道(8.2%、171)、釜山(7.5%、157)、大田(6.2%、130)の順だった。

同期間、死亡事故と負傷事故はそれぞれ2件、52件(負傷者71人)と集計された。 実際に2022年7月、城南市中院区で発生したシンクホール事故で8人が負傷した。 昨年8月、安山市檀園区で発生したシンクホール事故の場合も、下水管とマンホール接合部の破損で舗装歩道の下の地面が沈み、1人が負傷した。 (中略)

しかし、シンクホールを管理する人員は非常に不足しているのが実情だ。 現在、国土安全管理院内のシンクホール問題投入人材は12人だけであることが把握された。 探索装備も自動車8台水準で不足している状況だ。 道路用車廊型3台、狭小地域用3台、手動型2台と集計された。

このような状況で京畿道の地盤探査安全点検要請は増加している傾向だ。 ▲2018年11カ所▲2019年48カ所▲2020年62カ所▲2021年82カ所▲2022年122カ所▲2023年152カ所などだった。
(引用ここまで)


 韓国でめったやたらに発生している道路陥没。
 主として凍結が終わる春頃に発生しますが、工事やらなんやらが近くにあれば振動で水漏れが起きて、道路陥没するので春頃にかぎった現象でもありません。
 つい先日にもトラック2台が飲みこまれる陥没事故が起こったばかりです。

韓国でまたまた起きた道路陥没でトラック2台が沈む……豪雨被害のひとつとされるものの実は「人災では?」ともされる理由とは?(楽韓Web過去エントリ)

 動画もよろしければどうぞ。



 2台目のトラックが迂回して進もうとするのだけども、「ざーんねんっ、そこもシンクホールでしたっ」って沈んでいく、なかなか趣がある映像となっています。
 なんで迂回できると思ったのやら……。

 10年くらい前には「バスから降りたらシンクホールでした」って事故もありました。



 朝鮮日報、悪意のあるBGMのつけかただなぁ……海自機への火器管制レーダー照射事件の時もバカみたいなBGMをつけた「検証動画」を上げていましたが。
 あれは伝統に則ったやりかたなのかもしれませんね。


 ま、そんなこんなで発生している道路陥没が10年間で2085件。まあ、認知されているものだけかな。  京畿道では429件あったとのこと。
 個人的に注目したいのは2位の江原道の270件かな。

 江原道はなかなか筆舌に尽くしがたいド田舎で、人口は150万人ほど。
 京畿道の人口が1400万人ほどなので、まあ規模的にざっくり1/10。
 でも、シンクホール発生は63%ほどの件数。
 ……インフラの維持とかやってないんでしょうね。

 ついでにソウルの人口が960万人で216件。
 それぞれの人口100万人あたりの発生件数はこんな感じ。
・ソウル市 22.5件
・京畿道 30.6件
・江原道 180件

 ……うん、まあそうね。
 一番ヤバいのは「10年で2085件」なのに、「1日に1〜2件のシンクホールが発生している」って書いちゃうメディアかもしれないな。

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韓国メディア「鉄筋抜きやクオリティの低いマンションが建設されるようになったのは外国人労働者が増えたからだ!」……えーっと、三豊デパートとか聖水大橋とかKBブリッジとかは外国人労働者が建てたのかな?

カテゴリ:建造物 コメント:(87)
「ここは韓国ですか」…外国人が建てるマンション、「骨抜き事態」が繰り返されるか(マネートゥデイ・朝鮮語)
1日、マネートゥデイが入手した建設勤労者共済会「外国人建設労働者現況」資料によれば、全国建設現場外国人勤労者数は2020年16万7000人(比重11.7%)から昨年22万1000人(比重13.9%)へと3年ぶりに5万4000人増加した。 今年は8月までの累積19万5000人で、全体勤労者の中で比重は14.9%に高まった。

特に、首都圏の建設現場で外国人労働者の割合が急激に増えたことが分かった。 ソウル建設現場の外国人労働者の割合は、2020年16.9%から現在(8月基準)21.9%へと5%p(ポイント)高くなった。 同期間、京畿道では17.6%から19.5%に、仁川では19.5%から20.9%に外国人の割合が増えた。 首都圏の建設現場の労働者5人のうち1人以上が外国人であるわけだ。 不法滞在中の外国人労働者が公式統計に含まれないという点を勘案すれば、実際の外国人の割合はこれよりさらに高いものと見られる。 (中略)

外国人勤労者10人中8~9人(86.2%)は中国人と把握された。 国内の建設現場で働いた中国人労働者数(退職控除申告時、自主的に加入した人)は、2020年の10万6800人から昨年は11万8213人へと、3年間で10.7%増加した。 ベトナム人が後に続いたが、最近増加傾向が激しい。 ベトナム人労働者数は2020年4381人から昨年1万3174人へと213%増加した。

建設現場の高齢化現象も観測された。 昨年、60代以上の建設労働者は47万人で、全体労働者の29.6%を占めた。 2020年には34万7000人で、全体労働者の24.35%だった。 3年ぶりに35%以上増加したのだ。 今年(8月累計)は60代以上の労働者の割合が29.82%まで高まった。 70代以上の労働者数は2020年の4万人から昨年は6万4000人へと60%増えたことが分かった。 (中略)

建設現場の外国人労働者は、国内労働者より業務熟練度が落ち、言語の違いでコミュニケーションなどに困難を経験する。 このような原因で安全事故が発生する場合も多い。

熟練工らが建設現場を離れたここ数年間、鉄筋の抜け落ちや常習漏水など新築マンションの欠陥事例も増えた。 外国人や高齢労働者を建設現場で活用すれば、建設原価は減らすことができるが、労災など事故にさらに脆弱になりかねない。
(引用ここまで)


 韓国メディアがちょっと面白い妄言を垂れ流しています。

 曰く「建設現場に外国人労働者が入ったので、鉄筋抜きマンションなどの不良建築が増えたのだ」と。
 ……いや、聖水大橋や三豊デパート、KBブリッジを韓国人だけで作ってきたわけではないとでも言うつもりですかね。

 ちなみにこのジャカルタの証券取引所のバルコニーが崩落した件ですが。



 受注したのは双竜建設。

双龍、インドネシアジャカルタ証券取引所建設受注(聯合ニュース・朝鮮語)

 これは1995年の記事で、聖水大橋崩壊や三豊デパート崩壊と同時期のもの。97年に完成したとのこと。


 言ってみればもはや伝統なんですよ。韓国の携わった建造物が崩壊したり、なんらかの不具合出ることなんて。
 フツーのことであって、外国人労働者が来たからどうこうとか。
 あるいは建設労働者の高齢化がどうのこうのじゃないんですよ。

 建設労働者が高齢化する以前の建物だって崩壊してるんですから。
 たしかにこちらの建築中のマンションが崩壊した際に犠牲になったのは外国人労働者だけでしたが。



 崩壊した原因は厳冬期にコンクリートの打設を急いだからであって、外国人関係ないですもんね。
 「外国人労働者が多くなったからクオリティが落ちたのだ」っていう言説、「韓国人の世界」をうまく現していますね。
 「韓国人だけでやっていたらうまくいったのだ」ってそんなわきゃないんだっていう。

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韓国でまたまた起きた道路陥没でトラック2台が沈む……豪雨被害のひとつとされるものの実は「人災では?」ともされる理由とは?

カテゴリ:建造物 コメント:(70)
韓国・道路陥没、トラック2台が陥落…各地で豪雨被害続出(KOREA WAVE)
釜山市沙上区では道路に横10メートル、縦5メートル、深さ8メートルほどの大型の地滑り現象(シンクホール)が発生し、道路から排水支援に取り組んでいた排水車両と5トントラックが落ち込んだ。
(引用ここまで)


 またもや韓国ででっかいシンクホールが生まれて、トラック2台が埋まる事故が発生。
 なにはともあれ、動画をご覧ください。



 もうすでに道路のアスファルトだけで保持されてた状態だったものが、トラックの重さに耐えきれず陥没。
 ついでもう1台のトラックが陥没を避けようとして大回りするものの、「残念、そこもシンクホールです」って感じで陥没。
 ゆるーっとはまっていく風景には謎の感慨を受けました。
 まあ、これなら運転手も大した怪我はせずに済んだんじゃないかな。


 原因はここのところ韓国を襲っていた豪雨。
 3日間で300〜500ミリほどの降水量となって、アスファルトの下の砂利が洗い流された模様です。
 2年前にソウルで降った大雨では「江南の賢者」とされる人物写真が生まれましたが。



 今回は「瑞草洞の賢者」と呼ばれる人物が生まれています。



 といったわけでシンクホールも数多く生まれているのだそうですよ。
 今回のお笑いポイントは「浸水したから排水してくれ」って依頼に向かった車両がシンクホールにはまったって部分ですかね。最初の映像で言うところの最初の車両がそれなのだそうです。

 他の記事によるとこの地域では今年だけで8件ほどシンクホールの発生があるそうで。
 原因は大雨だけではなく、地下鉄工事にあるのではないかともされています。

浸水道で水抜きに行った消防車両飲み込んだ…超大型シンクホールショック、なぜ(中央日報)

 ま、とても韓国らしいというか。ほのぼのとした事故でしたね。

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韓国で起きた「自動車が埋まるほどの地面陥没」、原因は工事による地下水の水位低下か……なお、安全調査では「良好」とされていた地点だった

カテゴリ:建造物 コメント:(61)
[単独]延禧洞のシンクホール周辺の地下水位7mが下がった…「市民の不安」(中央日報・朝鮮語)
先月、ソウル西大門区延禧洞(ソデムング·ヨンヒドン)で発生した「シンクホール」事故地点付近で、2年前にも地下水位が大幅に低くなるなど地盤沈下の兆候があったことが分かった。 地表面から地下水まで離れた距離を意味する地下水位が急激に変わるのは、シンクホールの代表的な兆候のひとつだ。

8日、国土地盤情報ポータルシステムに掲載された城山路一帯のボーリング柱状図(地層の順序·厚さ·種類などを表示した断面図)によると、今回のシンクホール発生地点付近の地下水位は2017年〜2022年の間に最長7メートルまで低くなった。 該当ボーリング柱状島はソウル市がシンクホール地点から約700m離れた泗川ポンプ場に雨水を流入させる管路工事のために発注した地盤調査資料の一つだ。 工事図面などによれば、管路は延喜交差点付近~泗川橋交差点まで続くが、シンクホールが発生した城山路では地下約12m地点を通る。 工事は2020年に始まり、現在70〜80%ほど進行されたという。 (中略)

専門家たちは城山路一帯で行われた雨水ポンプ場の管路工事が地下水位に影響を及ぼしたと推定した。 大規模な地下工事の過程で地下の深いところに空洞が生じれば、その上を通っていた地下水が下に流れ、上層にあった土が連鎖的に落ち、地表面が消える可能性があるという分析だ。 ソウル市立大学土木工学科のイ·スゴン元教授は「地下水位の急激な減少はシンクホールの原因のひとつ」とし「始秋州上島に出てきた事故地点一帯で地下水と土砂などが急激な傾斜に沿って流れ込み、空洞ができたと推定される。 長期間にわたって道路シンクホールになったはずだ」と話した。 カトリック関東大学土木工学科のパク・チャングン教授も「梅雨など季節的要因によって地下水位が1〜2m程度差が出ることもありうるが、7mは異例の規模」とし「今回の土地の引き戻し規模(横6m、縦4m、深さ2.5m)を考慮すると、老朽上下水管問題と見ることは難しい」と説明した。
(引用ここまで)


 先日、自動車がまるまる飲みこまれたシンクホールがソウル市で発生しました。
 楽韓Webでも扱っていますね。

韓国でまたまたシンクホール発生、今度は自動車1台がまるまる飲みこまれる……なお、2日に1件以上のペースで発生している模様(楽韓Web過去エントリ)

 その画像がこちら。

240901a.jpg

 ちょっと画面エフェクトかかっているのでコラであるかのように見えますが、それくらいすっぽりとはまっている状況。
 動画もチェックしておくとこんな感じ。



 効果音で「すぽっ」って書かれてそうなくらいなはまり具合。


 韓国では通常、シンクホールは老朽水道管の周囲にできることが多いことで知られています。
 水漏れで周囲の土砂が流れてしまってアスファルトだけが保持され、なんらかのタイミングで人や車が落ちて判明する、ってパターン。
 冬の間は漏水が凍って起きずに、春の訪れと共にシンクホールが連発するなんてこともよくあります。

 ところが今回の事故現場では老朽水道管どころか水道管そのものがなくて「原因はなによ?」ってなっていたのですね。
 で、調査した結果は「工事の影響で地下水の水位が7メートルも下がっていた」とのことで。
 工事はポンプ場に雨水を流入させるためのボーリング工事。
 洪水対策で、当該地点以外にもいくつもの工事がされているとのことで。
 他の地点でも地下水水位が2〜3メートルほど下がっていたことが確認されたとのこと。

 かつ、ソウル市が行っていた調査では事故地点は「良好(B)」と判定されていたとのことで。
 ……まあ、いつものことといえばいつものこと。
 こうして「いつどこでもシンクホール被害を受けかねない」状況は続くのであった。

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韓国でまたまたシンクホール発生、今度は自動車1台がまるまる飲みこまれる……なお、2日に1件以上のペースで発生している模様

カテゴリ:建造物 コメント:(86)
青天の霹靂…シンクホール事故の補償は誰が?(聯合ニュースTV・朝鮮語)
この3年間、全国の道路で確認されたシンクホールは1年平均160件。

もし運行中にシンクホールに会って車が破損した場合、補償はどのように受けることができるだろうか。

自己車両損害担保、別名「自車保険」を設けていれば保険会社が車両修理費などを支給しますが、そうでなかった場合、道路管理主体に補償を直接請求することができます。

パク·ジュヒ(弁護士)「道路や河川や橋脚のように共用目的で使用している施設物に瑕疵が発生した時に責任を問うことができるのが営造物責任ですが。 国にこの部分について請求することができます」

高速道路は韓国道路公社、国道は国土交通部、一般道路は管轄自治体に申請することができます。

ただ、住宅や地下鉄などを工事する過程でシンクホールができたのなら、これに対する被害補償責任は該当施工会社にあります。

ドライバーはシンクホール事故現場と破損車両を撮った写真、ドライブレコーダー映像、修理見積書など被害を立証する資料を用意しておくことが重要です。
(引用ここまで)


 韓国では冬に凍結で傷んだ水道管から漏水した水が凍結し、それが溶ける春になるとシンクホールが多発します。
 春の季語として使えるくらいには多発します。
 まあ、漏水でシンクホールでできるのはいつものことなので、「春に多い」というだけで年中行事ではあるのですが。

 今回のはけっこうでかいですよ。
 ドラレコ映像があったのでこちらをどうぞ。



 とても……大きいです。
 ただ、最初から小さめの穴は空いているように見えるかな。


 で、冒頭記事は「シンクホールで被害にあったらどこに被害額を請求すればいいのか」ってことを書いたノウハウ記事。
 シンクホール大国であるからこそ必要とされるノウハウですね。
 5年で900件のシンクホールが生まれている、とのことですから。

地ならし、古い上下水道管が原因?…5年間、シンクホール900ヵ所を超える(JTCC・朝鮮語)

 こちらの記事によると過去5年間で957件。
 2日に1件以上のペース。
 そりゃまあ、被害額請求のノウハウも必要になるか……。

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「ソウル大学付近のアルバイトだけで暮らせる半地下住居がこちら!」→「換気口から雨が直接吹き込む」「エアコンなし」「窓なし」

カテゴリ:建造物 コメント:(64)
タグ: 半地下 建造物
「雨が降ったら死ねということ」…下水道のすぐ下にある半地下住宅の「驚愕」(アジア経済・朝鮮語)
最近、不動産ユーチューブチャンネル「家攻略」には「ソウル大学に貼られた土のスプーンが現実的に暮らせる家」という題名の映像が上がってきた。 該当映像にはソウル大学の学生と新社会人が暮らせる冠岳区一帯のワンルーム・半地下・多世帯住宅が登場した。

問題になったのは保証金300万ウォン、家賃42万ウォンの部屋だった。 建物の入口に入る前、不動産仲介業者は建物の外部を先に見せてくれた。 そこには通常軒先に設置されている緑色の雨どいがあった。 雨どいを見たPDが「これではただの下水溝ではないか」と尋ねると、仲介業者は「下水溝で合ってはいるが、それでも塞いでおいたので…。」と言葉を濁す。

雨どいの一部は本来の姿の代わりに金網で覆われていた。 虫の侵入を最小限に抑えるための試みと見られる。 金網の間には円滑な排水のために金網の間にコップ状の大きさの穴が空いていたが、その穴からカメラを持ってくると下水口に設置する鉄製の蓋とその下にはワンルームのキッチンが見える。

家の中はもっと凄惨だった。 玄関のドアから綿毛のようなカビが生えているのが目撃され、トイレとキッチンには窓が空いておらず声が鳴った。 半地下なので湿気調節が重要だが、エアコンは設置されていなかった。 最も衝撃的なのは、該当住宅のキッチンの天井が建物の下水溝の雨水受けと直接つながっているという点だ。 びっくりしたPDは「換気をここでさせなければならないのか」と尋ね、仲介業者は「家で開いているところはここひとつだけだ。 我が国の夢と希望がここで暮らすにはちょっとあれだろう」とし、肩をすくめた。

該当映像は最近、半地下浸水問題が台頭し、再び水面上に上がってきた。 ネチズンたちは「雨が降ればただ浸って死ぬようにあんなに作ったのではないか」「カビがたくさん生えそうな家の構造だ」「雨の日には換気もさせられない」「虫がものすごく入ってくるだろう」「人間的にあんなところを許可してくれた人が誰なのか明らかにしなければならない」などの反応を示した。
(引用ここまで)


 半地下に住むってことはこういういことなのだなぁ、というのがよく分かるニュース。
 「家攻略」なるサイトがあるのですが。
 そちらで取り上げられている「土匙出身のソウル大生が現実的に住める家」特集で、紹介された保証金300万ウォン、家賃42万ウォンの半地下住居。
 ソウル大学近くの一等地ともなると、半地下でワンルームがこの値段かぁ。



 声があまりいい人ではないので、音声オフおすすめ。
 半地下だけどもエアコンなし、換気のためと思われる口がふさがっていないので雨水はそのまま入ってくる(一応、金網で虫対策はしている)。


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スクリーンショット 2024-08-04 13.36.12.png
(画像引用元・家攻略から画面キャプチャ)

 「シャワーは必要ないですね!」ってうるさいわ(笑)。

 ソウル大に入ってアルバイトだけで暮らすとしたら、まあこのあたりが限界なのでしょう。42万ウォン。今日のレートで4万5000円くらいか。
 地方の土匙(貧困層)に生まれたものの、天賦の才能に恵まれてソウル大に入学したとして、住むところがここ……うん、土匙だったらしょうがない。

 「窓がない」ともされていますが、無駄に地面と同じ高さに窓がこしらえられていて「雨が降ったら全部が入ってくる」なんて状況よりは多少はマシなのかもしれませんね。
 これも「韓国の現実」ですわな。
 ソウル大学に入れたのなら少なくとも「10.8%の大企業」には入れるでしょうから、何年後かには格差の上に行けるんじゃないでしょうか。がんばー。

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韓国で半地下に住む子供たち、呼吸器疾患の危険性が高かった……

カテゴリ:建造物 コメント:(78)
半地下に住む子ども、肺疾患の可能性が高い(ヘルス朝鮮・朝鮮語)
半地下に居住する子供は、今後呼吸器疾患にかかる危険が高い可能性があることを示唆する研究結果が出た。

半地下は住宅が大きく不足していた80年代に雨後の筍のように生まれた。 もともと多世帯住宅などの地下階はバンカーや防空壕として利用するために建てられた。 しかし、70年代、政府は都市に流入する農村人口に耐えるため、建築法を改正し、居住が可能になった。 その後、1984年には地下層の地表面算定基準を3分の2から2分の1に緩和し、現在の半地下という住居形態が生まれた。 しかし劣悪な居住環境などの問題が着実に提起され、梅雨期、浸水被害が繰り返されると昨年12月には半地下住宅新築を禁止する内容の「建築法改正案」が通過した。 2022年基準、32万7000世帯が半地下に居住していることが把握される。

盆唐次女性病院のハン・マンヨン教授などの共同研究チームは、半地下居住が子供の肺の健康にどのような影響を及ぼすかを調べる研究を行った。 まず、都心地域に居住する10~12歳の小学生575人を募集した後、居住層によって半地下、1~5階、6階以上のグループに分類した。 25人(4.3%)が半地下に居住し、311人(54.1%)は1~5階、残り239人(41.6%)が6階以上に居住していることが分かった。

その後、研究チームは子供たちの呼気中一酸化窒素濃度(FeNO)濃度を測定した。呼気中一酸化窒素濃度は呼吸器内の炎症程度を反映する数値で、息を吐く時に濃度が増加する傾向がある。 濃度が高ければ高いほど喘息などの呼吸器疾患の危険性が高いと見る。

また、アレルゲン減作検査及び血中ビタミンD検査を行い、揮発性有機化合物(VOCs)、ビスフェノール、トリクロサンのような環境汚染物質の尿内代謝物質を含む多様な生物学的及び環境的要因も分析した。

分析の結果、居住層によって子供たちの呼気中一酸化窒素濃度の濃度が異なることが分かった。 半地下に住む子供のうち、好気酸化窒素濃度が35ppb以上の割合は20.0%で、1~5階(7.1%)、6階以上(5.9%)より著しく高かった。 また、半地下に住む子供たちは、そうでない子供たちより気道抵抗が大きいという事実も確認された。 気道が狭くなって抵抗が大きくなる疾患が喘息だ。 このような結果は、身長、性別、肥満度、出生条件のような要因を補正した後も一貫して維持された。
(引用ここまで)


 韓国で半地下に住んでいる子供らは、呼吸器系疾患にかかりやすい状況になっているとの統計が出たそうです。
 ……でしょうねえ。
 年中、半地下のじめじめとしたかび臭い部屋にいるわけですし。
 実際にとんでもない量のかびが生じているとのことです。

壁が黒く覆われたカビ… 「浸水だけの問題?徐々に死ぬ」(ノーカットニュース・朝鮮語)

 成年喘息をやったことがある身としても、これはなんとかしてほしい。
 ま、無理だけども。


 半地下に住んでまでソウルに固執するのはなぜだなんてコメントも散見できるのですが、韓国ではソウルかそうでないかは圧倒的に異なるのです。
 日本ではちょっとたとえが浮かんでこないくらいに地方とソウルは隔絶しています。

 たとえばソウルと江原道(平昌オリンピックのあった)のマンション価格差は7倍です。
 ……7倍ですよ? 江原道からソウルってがんばれば通勤できなくもない(KTXが時速250kmで走っている)のですが、それでもこれ。

 最低賃金がもらえていない労働者が300万人って話を何度かしていますが、あれはおそらくは9割かそれ以上が地方でのできごとです。
 この場合の地方は首都圏とされている京畿道なんかも含んで、です。

 そういう意味において半地下は最下層の人々がソウルに留まることができる最後の居場所なのですね。
 健康や数少ない財産を犠牲にしてもすがりつく必要があるのでしょうね。

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