国防施設本部は今年7月までに、慶尚北道・鬱陵郡の海軍基地で約43億ウォンを投じて索道機の交換工事を実施する。索道機はミニケーブルカーのような装置で、人員輸送はできないが、山頂まで数十kgに及ぶ物資を運ぶことができる。この工事は昨年7月に着工されたものの、いまだに本格的な施工が始まっていない。
その原因は、狭く曲がりくねった進入道路と急勾配の地形 だ。標高968mに位置する索道機の駆動室や鉄塔基礎へコンクリート(レミコン)を運搬するのに困難を極めている。
設計図によると、索道機設置区間1.3kmには鉄塔2基が建設され、ケーブルカーを支える予定だ。基礎コンクリートの設計基準強度は30メガパスカル(MPa)で、1tトラックでレミコンを運搬する計画が立てられた。しかし、1tトラックでは1回の運搬に20分かかり、87回の往復で計29時間を要する という問題がある。
さらに深刻な問題は、計画区間に連続してコンクリートを打設しない場合に生じる「コールドジョイント(cold joint)」現象 だ。これは、コンクリートを時間を空けて打設した際に発生する施工不良で、骨材や材料が分離し、構造体の一体化が妨げられる。これにより、ひび割れや漏水が発生し、耐久性の低下につながる。特に、ダムや橋梁など荷重を受ける構造物では重大な安全リスクとなる。
建築工事の標準仕様書 では、コンクリートの混合から打設完了までの制限時間を 外気温25℃未満では120分、25℃以上では90分 と定めている。しかし、今回の計画ではこれを遵守できるかどうかが疑問視されている。 (中略)
こうした懸念があるにもかかわらず、国防施設本部と監理団は、「1tトラックでの運搬を維持し、施工業者が責任をもって技術的に対処する」 との方針を決定した。 (中略)
安全性の懸念が払拭されないまま工事が進めば、将来的に索道機の鉄塔が強風や地震に耐えられず、崩壊する危険性がある。安全を最優先すべき公共工事において、施工の利便性や工期を優先する姿勢が問われている。
(引用ここまで)
はい、こんなところにもセウォル号。
韓国にはどこにでもセウォル号、ミニセウォル号があるのです。
鉄筋を少なめにして建設して、途中で崩れなければ大丈夫。
崩れたら……? ま、それはそれでしゃーない。
韓国でまた建造物が崩壊。今度は5ヶ月後に完工予定だったマンションの地下駐車場(楽韓Web過去エントリ)
あるいはビルの取り壊し工事中に上から壊すと工費がかさむので、中頃から取り壊しを開始してみたりもします。
失敗したら? 道路にスクラップが飛び散るだけだからへーきへーき。
韓国のビル崩壊で9人が亡くなった事故、原因は「韓国社会」だった模様(楽韓Web過去エントリ)
この時はたまたまバスが下敷きになりましたけどね。
今度は物資運搬用のケーブルカーの基礎をコンクリートで作ろうとしているのですが。
コンクリートで建設する際にもっともやってはいけないコールドジョイント(継ぎ足し打設)をやるそうですよ。
それも韓国海軍が(笑)。
山頂に物資を運搬するためのケーブルカーを作るってことらしいのですが。
ケーブルカーが必要になるくらいの山頂なので、まずコンクリートを運搬することが困難を極めていると。
なので1トントラックで87回運搬して、その都度打設するんですって。
たぶん、すれ違いもできないのでピストン輸送するしかないのでしょうが。
ま、事故が起きるまではなんともないんで大丈夫です。
知らんけど。
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