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カテゴリ:建造物の記事一覧

韓国の釜山市立美術館、雨漏りで改装休業へ……去年は村上隆展が会期中に「湿度を保てない」として中断も

カテゴリ:建造物 コメント:(67)
日本は20年経っても何ともない…韓国は雨が降ると天井から水が「ぽたぽた」(韓国経済新聞・朝鮮語)
釜山は今、顔のない「無眼」な都市だ。地域を代表する美術館である釜山市立美術館が今年、美術館を丸ごと改修する大工事に入ったためだ。 この美術館は2016年から雨が降れば建物から水が流れ、新しい作品を展示するのが難しかった。 温·湿度調節機能が作動せず作品を壊すこともあった。 台風が来れば展示室のあちこちにゴミ箱を立てて雨水を受け、除湿機で水を抜き取らなければならなかった釜山市立美術館は作家と所蔵家はもちろん、他の国公立美術館の間でも公然と作品貸し出し忌避対象として通じた。

昨年開かれた日本の有名ポップアート作家村上隆展示には「国際的恥さらし」という批判があふれもした。 血税20億ウォンをかけて展示を誘致したにもかかわらず、当初5ヵ月程度と計画していた展示期間の半分も満たせずに幕を閉じた。 「防湿条件を合わせてほしい」という作家側の要求を受け入れることができず、挫折を経験したからだ。 美術界では「韓国作家たちが作業は海外美術界で認められる反面、国内美術展示・行政インフラは恥ずかしいほど」という評価が出てくる理由だ。

韓国第2の都市釜山を代表する公立美術館である釜山市立美術館は1998年に開館した。 日本第2の都市大阪を代表する大阪国際美術館より6年早くオープンした。 同じ時期に建てられたが、約20年が経った現在の2つの美術館の姿は全く違う。 釜山市立美術館が老朽化した施設改善を理由に430億ウォンをかけて大々的な改築に入ったのとは異なり、大阪国際美術館は依然として新品のような姿を維持し、観覧客を受け入れている。 同じ歳月を送った2つの美術館の違いを作った決定的な分岐点は何だろうか。

美術界の専門家たちは文化芸術事業に対する「哲学の不在」を挙げる。 美術館が何のために存在し、どのように運営されなければならないのかに対する悩みなしに「ひとまず建ててみよう」という展示行政が蔓延しているということだ。 (中略)

釜山市立美術館と釜山市が見せてくれたこれまでの運営形態は拙速に近かったというのが美術界の見方だ。 8年前から漏水問題が指摘されたにもかかわらず、これに対する管理措置が不十分だった。 釜山市立美術館は昨年、釜山市監査で無資格業者に防水工事を任せ、工事監督業務も疎かにしたことが確認された。 釜山市が漏水解決のための施設維持予算をまともに反映せず、事態を大きくしたという指摘も少なくない。
(引用ここまで)


 釜山市立美術館が「雨漏りのために改築中」で去年の年末から休業中。
 去年のうちに防水工事をしたものの、「なぜか」無資格業者に任せてかつ、工事監督もろくにしていなかった……と。

 「村上隆:ゾンビ展」なる特別展示会をやっていたそうですが、「湿度を保ってほしい」とする村上氏側の要求を達成できずに展示会を途中で中止。
 なるほど。
 いつもの韓国しぐさですね。

 2017年に釜山のビルが100cmほど傾いた、ってニュースがありましたね。

韓国人「ビルがいつものように傾いてる! 補強工事をしなければ!!」→結果……(楽韓Web過去エントリ)

 あれ、軟弱地盤だったのに地盤改良工事をまもとにしなかった不良工事が原因なのですが。
 本当の原因は「監査役の公務員が施工者と小学校の同級生だった」こと。


 この釜山市立美術館の「防水工事」とやらも似たような話になっているんじゃないかなと想像します。
 あまりにもありふれている話なので、そこまで深くは監査されたりはしないかな。

 でもまあ、韓国の建物で雨漏りなんて普通だしね。

韓国人「え、三豊百貨店崩壊の前触れみたい」……韓国の高級デパートで水漏れ事故(楽韓Web過去エントリ)
韓国の高尺スカイドーム、オープン3ヶ月で雨漏り。韓国人「ドーム球場で傘をささなければならないとは……」(楽韓Web過去エントリ) 韓国人「ウォーターパークかよ!」 韓国の一流大学で壮絶な雨漏り。学生が一時避難(楽韓Web過去エントリ)

 なんか展示品も雨漏りに耐えられるものを中心にするといいんじゃないですかね?
 「屋内でも屋外展示会」とかするといいかもしれませんね。

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韓国メディア「日本で9人目のプリツカー賞受賞者……韓国はいまだに0人。なぜだ」……今回の受賞者がデザインしたマンション、韓国で94%が売れ残ったからじゃないかな

カテゴリ:建造物 コメント:(91)
日本人が9人受賞するのに、「0」人の屈辱「韓国の建築は遠い」と嘆きの声(韓国経済新聞・朝鮮語)
「建築界ノーベル賞」と呼ばれるプリツカー賞の今年の受賞者に日本の山本理顕(79)が5日(現地時間)選ばれた。 米ハイアット財団が1979年に制定したこの賞は、世界で最も有名で実力のある建築家だけが受けることができる最高権威の賞だ。 日本人がこの賞を受賞したのは9回目。 これで日本は米国(8人)を抜いて最も多くの受賞者を生んだ国になった。

このニュースを聞いた韓国の建築界からはため息が出た。 今回の受賞で日本と韓国の格差が9対0まで広がったためだ。 山本が誰でこの賞を受賞したのだろうか。 ──日本はなぜ、このようにプリツカー賞を多く受賞できたのか。 韓国ではなぜ受賞者が出ないのだろうか。 (中略)

例えば、彼の代表作の一つに数えられる広島の消防署(2000年)は、7階建てのガラス箱のような形をしている。 消防士たちが一般事務を見たり出動する姿を外からもよく見ることができる。 「消防士の英雄的な姿を地域社会がよく見て感動を受けられるようにしなければならない」という考えが反映された。

プリツカー賞審査委員会は、山本のこのような哲学と作品の完成度を高く評価した。 「山本は調和のとれた社会を作るために公的領域と私的領域をつなぐ建築家であり社会運動家」と評価されている。 (中略)

韓国人建築家のプリツカー賞受賞はまだまだ遠いという評価だ。 社会的に意味のある建築物の大部分は公共建築だが、韓国の公共建築慣行はめちゃくちゃだというのが国内外の一貫した評価だ。 ある建築家は「ソウルのある区庁の建築公募展に設計が当選したことがあるが、担当課長が『区庁長の好みに合わせて設計を変えてくれ』と言ったのであきれる」とし「政治家や地方自治団体長の治績になれるように見た目は素敵でありながらも無条件に安くて早く作ってくれという要求が多い」と吐露した。

根本的な原因は「韓日両国間の建築を眺める哲学の違い」(鄭鎮国漢陽大学建築学部名誉教授)にあるという分析が多い。 華やかな建築物は贅沢だと思っていた儒教の伝統、早く多く建てることが目標だった高度成長期などの影響で、まだ建築を芸術として見ない社会的雰囲気が一番目だ。 第二に、韓国建築界特有の閉鎖的な雰囲気だ。

建築家のユ・ヒョンジュン氏は「プリツカー賞は単純に一つの建築家が受ける賞というより、その国の文化水準に与える賞だと見ても差し支えない」と話した。
(引用ここまで)


 山本理顕氏がプリツカー賞を受賞したとのことで。
 おめでとうございます。
 さて、これで日本人受賞者は9人目。
 韓国メディアは「日本人は9人も受賞しているのに、韓国は0。なぜだ」といった記事をいくつか出しています。

 んー、韓国ではコンセプトのある建築物があまり求められていないから……じゃないですかね。
 韓国のマンションが建ち並ぶ様子を見ると、なんというか70年代のソ連か東ヨーロッパの空気を感じます。
 あれを目の当たりにするのはなかなかの衝撃です。
 昨今ではさすがに以前の初期シムシティのような、あるいはMODの入っていないマイクラで下手な人が作ったような豆腐建築マンションは少なくなってはいますが。


 ロッテワールドタワー近くまで行ったときに登って撮ってくればよかったなー、あの風景。
 実際、あれは驚くしかないと思いますよ。
 地方のマンションとかはまだ多くが初期シムシティの建物ですしね。

 あれを目の当たりにしたら「韓国で建築賞……?」ってなると思います。
 需要の問題じゃないかなっていう。
 まあ、実際には山本理顕氏がデザインした建造物は韓国にもあるのですけどね。
 だいぶ酷評されたようです。

 ガラスを多用した集合住宅を作ったところ、不評で100世帯入居のマンションで94世帯が未分譲になったっていう。
 あの韓国で。
 こんな感じのデザイナーズ住宅でした。



 めちゃくちゃブラインドかかってますね……ね、需要の問題でしょ?

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韓国建設企業、13年間工事途中で放置されていたマンションを「新築」として分譲開始してしまう

カテゴリ:建造物 コメント:(47)
「鉄筋が雨ざらしにされたまま、13年間放置されたマンションを分譲するとは……」不安が高まる(韓国経済新聞・朝鮮語)
国内財界30位のSMグループの建設系列会社SMサムファン企業は同日、天安市ソンジョン洞(チョンアンシ·ソンジョンドン)の天安駅慶南(キョンナム)アーナスビル·アーバンハイツ特別供給(128世帯)の申し込みに突入する。 骨組み工事を終えた後分譲マンションだ。 分譲価格は専用84平方基準で4億7200万〜4億8620万ウォン、専用128平方が6億7570万ウォンだ。

1万4639平方メートルの敷地に6棟293世帯規模で造成されるこのマンションは、2007年にシンイル建設が建設中に不渡りで止まったのを金鉱建業が続けて建設する途中、金鉱建業まで不渡りになり2010年から放置されたものだ。

工程率60%の状態で止まったこのマンションは、骨組みがそのまま露出されたまま長期間放置された。 売却前に行われた構造安全診断ではB等級を受けた。 10年以上止まった現場は2021年10月、TaChoi&Cが買収した。 太初E&Cは、SMグループのウ·オヒョン会長の次女であるジヨン氏が持分100%を保有している会社だ。 施工はSMグループ建設系列会社であるSMサムファン企業が担当した。

SMサムファン企業は昨年9月、工事を再開した。 既存の骨組みにコンクリートを補強して建物の安全性を高め、13年ぶりに工事再開を明らかにした。 天安市庁も入居者募集承認時に精密救助安全診断を追加実施し安全性を確保すると公言した。

しかし、最近、入居者募集公告の承認のために行われたSMサムファン企業の自主安全診断で、このマンションはコンクリートの老朽化が深刻だという結論が出たという。 1次精密安全診断で△コンクリート亀裂、剥離、剥落/層分離、漏水/白苔、鉄筋露出項目などでC等級を受け、△コンクリート強度、コンクリート炭酸化(中性化)項目もC等級にとどまった。 総合安全性評価もC等級にとどまった。

コンクリート炭酸化はコンクリートが空気中の二酸化炭素と会って中性化する過程をいう。 コンクリートが中性化すれば内部鉄筋腐食を誘発し、鉄筋が腐食すれば建物の耐久性と強度が急速に低くなる。 そのため、建設会社は特殊塗料を開発して使用するなど、コンクリートの炭酸化を防ぐため、さまざまな努力を傾けている。

湖西大学建築土木工学部のホン·ゴンホ教授は「コンクリート強度は『直ちにこの建物が安全なのか』を、炭酸化は『今後建物寿命がいくらなのか』を判断する基準」とし「C等級が出たということは建物強度や炭酸化が一般的な基準を下回る状態と見れば良い」と説明した。

1次安全診断後、SMサムファン企業はコンクリート補強工事を行った。 ただ、2次精密安全診断でもコンクリート強度が確保されなかった。 コンクリートの割れ目を埋めて露出した鉄筋を埋め立てるなど補強を経て、当初C等級が出た△コンクリート亀裂、剥離、剥落/層分離、漏水/白苔、鉄筋露出項目はA等級に上方修正された。

しかし△コンクリート強度、コンクリート炭酸化(中性化)項目は依然としてC等級だった。 中性化が行われたコンクリートを一般的な施工で補強するには限界があり、一度低くなったコンクリート強度も戻ってこないという評価だ。 総合安全性評価は1ランク上がったBランクにとどまった。

そうした2次安全診断もいくつかの標本の中で優秀な結果だけを反映したという。 優秀な標本だけを選別的に検査したにもかかわらず、コンクリート強度が設計基準より低かったという意味だ。 客観的な検査ではより低い等級が出る可能性がある。 長期間放置されて進められたコンクリート炭酸化をめぐっても、SMサムファン企業では元に戻す方法がないという結論を下したことが分かった。
(引用ここまで)


 担当建設企業が破綻して13年間、放置されていたマンションを中堅建設企業が引き取って再工事。
 分譲をはじめたとのニュース。
 画像を見ると、あるていどはコンクリートも打設されてマンションの形にはなっていたものを再工事した……といった感じものですね。

 ただ、コンクリートを打ちっぱなしにしていたもので炭酸化は免れていない。
 強度は自己診断でC。
 マンション等の建築物の等級は──

・A 問題なく優良
・B 補助部材に軽微な欠陥
・C 主要部材に軽微な欠陥、もしくは補助部材に広範囲の欠陥
・D 主要部材に欠陥。要補修。使用制限の判断が必要
・E 建物の安全に問題。使用禁止して補強、改築が必要

 ──といったところ。橋なんかの等級とはまた異なっています(橋はBで良好)。
 なぜか韓国の建築物事情に詳しくなっているのであった。不思議ですね。


 で、13年の放置後に補修されて分譲開始しようとしているマンションが、最初からC等級になってしまったと。
 「主要部材に軽微な欠陥、もしくは補助部材に広範囲の欠陥」と判定されたわけです。
 しかも、自主安全診断でこれ。
 おまけに韓国経済新聞は「これはチェリーピッキングした上でC等級だった」ってばらされる始末。

 天安市は忠清南道の最大都市。ソウル地下鉄が延伸され、かつサムスン電子等の工場が建設されていることで中規模都市となっています。
 マンションの引き合いもそれなりにある、ということなのでしょうね。
 それにしたって、この不動産不況でこんなんやるとか……いや、すごいですね。
 いや、不動産不況だからこそ「安く済ませられる」こんなマンションを再建設しようとしたってわけか。

 ……どちらにしても想像の埒外だわ。
 韓国さんにはかなわないっす。

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韓国で「広々と拡がるテラスビュー。あなただけの庭が一望できます」との宣伝文句のマンション→完成してみたら「半地下ビュー」になってしまう

カテゴリ:建造物 コメント:(68)
「6億のテラスが実は『半地下ビュー』…」 契約取り消し·損害賠償可能か(朝鮮BIZ・朝鮮語)
#ソウル江南区の都市型生活住宅「ワンエディション江南」の分譲契約者たちは最近、事前点検の過程で分譲広告をする時にはなかった「半地下ビュー」を確認した。 分譲当時の広報資料は家とテラスが水平を成しているが、実際に現場に行ってみるとテラスが部屋の内部より高く上がっていた。 テラスが窓の3分の1以上高く建てられ、眺望を遮っているわけだ。 一部の契約者は「半地下の眺望権を得るために6億ウォンをさらに払ったのではないか」として悔しさを爆発させている。 また「プライベートテラス」として広報したが、「実は共用テラスだった」と指摘した。 一方、施工会社側は図面と同じだという点を根拠に問題がないという立場だ。

#ソウル瑞草区方背シンソンビラを再建築した「方背セントレビルフリーゼ」は団地のすぐ前の擁壁を巡り区庁側と葛藤を生じさせている。 契約者たちは、団地を囲む丘に擁壁が設置されておらず、土砂崩壊の危険に苦しんでいると主張した。 高さ4mのメボンジェ山の斜面が団地と2mしか離れておらず、崩壊の危険だけでなく眺望権も侵害されているということだ。 一方、区役所は第3者が保有している土地を無断で毀損したとし、組合側が原状復旧をしなければならないという立場だ。 分譲当時、案内を受けられずに契約した契約者だけが損をすることになったわけだ。

最近、マンション施工の前・後が異なり「瑕疵問題」を巡り葛藤を生じさせる事例が絶えない。 施工前に見た鳥瞰図、団地配置図、平面図などと施工後の姿が違うならば契約取り消しや訴訟が可能だろうか。 正解から言えば、契約取り消しはややこしいとしても、損害賠償を受ける可能性は高い。 (中略)

一方、施工会社側が勝訴した事例もある。 京畿道坡州の交河新都市Dアパートの受分譲者のキム某氏などは、アパート共同施行会社5ヶ所を相手に損害賠償請求訴訟を提起し敗訴した。 「エレベーターの位置が2·4号ラインの前に設置されると知っていたが、1·3号ラインに設置され私生活が侵害され騒音が発生している」と言ったが受け入れられなかった。

原告は実際の位置がマンションのホームページとカタログとは違うと主張したが、裁判所は▲カタログにエレベーターの位置が誤って表示されたことは分譲契約締結可否に重大な影響を及ぼす要素ではなく、▲カタログに誤って表現されたことは関連業者の単純なミスだと判断した。
(引用ここまで)


 「これはひどい」案件。
 江南のマンションで「テラスビューです。窓からは庭が拡がり、あなただけの庭になります」って売り出していた物件が。
 実際のマンションができてみたらテラスビューどころか半地下で。
 かつ、庭はマンション住人全員の共有スペースだったっていう。

 画像もあるので出しておきましょうか。

スクリーンショット 2024-02-14 22.02.31.png
(画像引用元・冒頭記事から画面キャプチャ)

 右側が施行企業が「完成予想図」として出していた住居の床と庭がフラットになっている様子。
 この半地下ビューはひどい(笑)。
 韓国では半地下はそれだけでちょっと別の意味を持ちますからね。


 実際の「半地下」はこんなもんじゃなくて、部屋の3/4は埋まっていますけどね。
 それにしても江南のマンションでこれはひどい。
 あと「プライベートテラス」って言っておいて実は共有スペースだったっていうのもなかなかの切れ味。

 こうしたマンションに関する瑕疵審査・紛争調停委員会があるのですが。
 年間に3000〜4000件も審査、調停依頼があるそうですよ。
 パク・クネ政権の後半頃から異常なほどのマンションブームに加速がついてきたのですが、そうしたバブルの様相を呈してきた結果がこれ。

 ちなみに韓国のマンションでは1階は最上階と共に人気がなかったりします。
 その理由はどちらも寒さ。1階は地面の凍るような寒さが直に伝わりますし、最上階は天井の上に断熱スペースがないので寒い。
 あと角部屋も断熱スペースが少ないことから嫌われます。

 この「テラスビュー」はそんな嫌われる1階になんとかして付加価値をつけようって考えだったのでしょう。
 よりによって半地下になってしまうっていう。
 個人的にはだいぶ好きなニュースですね。

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クソ物件オブザイヤー
全宅ツイ
ベストセラーズ
2019-10-12

韓国でまたまたまたまた「鉄筋100%オフ」のマンションが見つかってしまう……施工業者「鉄板で補完するので問題はない」

カテゴリ:建造物 コメント:(104)
[単独]新築6棟に「耐震鉄筋」をすべて取り外す…懲戒は罰点3点で終わり?(JTBC・朝鮮語)
10月の入居を前に、仕上げ工事が真っ最中の京畿道利川のある新築マンション団地です。
ところが、11棟のうち半分を超える6棟で、耐震設計用の柱96本すべてに帯鉄筋が一つも入っていないことが一歩遅れて確認されました。

京畿道利川市役所関係者「柱と堰が出会う部分に 帯鉄筋が入らないといけないのに、 技術者たちが逃したようです」

帯鉄筋は柱に垂直に入る鉄筋を巻きつける構造物です。
柱が横に揺れるのを防ぎ、地震発生時の崩壊の可能性を低くする役割をします。

湖西大学建築土木工学部教授「地震が発生すると、建物が横に揺れるじゃないですか。 柱が全部割れていくんですよ。 耐震用鉄筋ができていないのに地震が発生したとすれば、倒壊の可能性が非常に高いと考えられます」

さらに大きな問題は、軽い懲戒規定です。
該当建設会社は罰点3点を賦課されるが、過失に比べて懲戒強度が弱いという指摘も出ています。

京畿道利川市役所の関係者「複数の箇所を鉄筋が漏れていたわけです。 それでも3点だし、ひとつ(脱落)しても3点だし、100個(脱落)しても3点です。 どうにか不利益を与えようと思って たくさん調べてみたんですが、ダメでした」

建設会社は補強用鉄板や炭素繊維を活用して問題がないように補完するという立場です。
(引用ここまで)


 帯鉄筋は日本では帯筋と呼ばれているものでしょうね。
 柱の主鉄筋に対して横につける鉄筋。
 なぜか建築とか興味がないのに、韓国のことを調べるだけで鉄筋への知識がついてしまう不思議。

 で、その帯筋が1本も入っていないマンションが11棟中6棟だったと。
 ……ね?
 韓国メディアでは「韓国土地住宅公社(LH)が担当していたマンションでばかり鉄筋不足が見つかる。LHのせいだ」みたいな論調になっていたことがあります。
 まあ、確かにLHの担当していた物件を調べると6件に1件の割合で不良施工が見つかっていました。

韓国人「6面サイコロを振って1が出る確率でマンションの不良施工物件がある……ってこと?」……調査の結果、91ヶ所中の15ヶ所で設計・施工の不良が判明(楽韓Web過去エントリ)

 つまり、他の企業が担当していれば問題ないのだ……っていう論調でした。
 ま、そんなわけもなく。


 調べれば調べるだけぽろぽろと出てくると。
 今回のマンションは入居が10月ってことですから、もうガワはほとんどできてしまっている状態。
 施工側は「補強用鉄板や炭素繊維でなんとかする」としています。

 これもいつもの話なのですが、内側がぐずぐずなのに外から鉄板巻きつけてどうにかなるもんなんですかね?
 帯筋は柱の横揺れ対策につけるものなので、あまり意味がないように見えますが。

 最近の韓国のマンションでは売り文句が「スラブ構造を採用していません」とか「鉄筋ちゃんと入ってます」ってものになっているらしく。
 「鉄筋がちゃんと入っている」ってことを証明するために外部機関が検査に入って、やぶ蛇で判明していたりするそうですわ。
 今回のもそんな判明のしかたをしているのかもしれないですね。

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韓国の中学校の建物に「緊急に補強・補修が必要」となるD等級判定、学校関係者は「崩壊したら750人の生徒が……」と恐れる……それでも新学期から200人以上の児童が入学へ

カテゴリ:建造物 コメント:(57)
ソウル東都中学校の安全等級「D」が出たが···教育庁は「遅延行政」を実施した(ノーカットニュース・朝鮮語)
18日CBSノーカットニュースの取材を総合すれば、ソウル麻浦区東都中学校はソウル市教育庁教育施設管理本部が最近安全診断業者に依頼して進行した精密安全点検で「D等級」を受けた。

「施設物の安全および維持管理に関する特別法施行令」によると、5つの安全等級のうち4番目のD等級は「主要部材に欠陥が発生し緊急に補修・補強が必要であり、使用制限可否を決めなければならない状態」だ。

実際、前日CBSノーカットニュースの取材陣が直接訪れた東島中学校は、教室と廊下のあちこちで亀裂が発見された。 このような隙間ごとに小指の先端が入るほど広がり、老朽化がかなり進んだ。 窓にあごを置く余裕さえないほど外壁の厚さが薄く、内部廊下の幅は見ただけでも均一でないほど危険な状態だった。

2階の天井は一定間隔でコンクリート構造物を接地して荷重を分散させたのとは異なり、3階は天井を支える構造物もなく一つの広い板形態だ。 学校関係者は「昔に建てた建物なので夏にはエアコンをつけても27~28度まで上がる」として「過負荷がかかって火事でも起きれば屋根の70年近く乾いた木が簡単に燃え、天井は荷重のために崩落するだろう」と憂慮した。

すでに学校側は2020年4月から屋根補修工事のために構造安全診断をした結果、安全等級「D等級」を通知された。 以後、教育庁に精密安全診断を要請し、さらに安全対策も用意してほしいと要求してきたところだ。

しかしソウル市教育庁教育施設管理本部は2020年6月精密安全点検を進行したが「B等級」が出てきて、一ヶ月後に施行した3種施設定期安全点検でも「B等級」が出てきたので大きな問題はないという立場だけを固守した。 また、昨年10月の麻浦区安全管理諮問団の点検でも精密安全診断が必要なほどではないと判断した。 (中略)

東道中学校は約70年前の1957年10月21日に竣工した地上4階規模の石造建物で、設計図面自体が残っていないほど古い建物だ。

また鉄筋表面に突起がありコンクリートがよく付着するようにした「異形鉄筋」ではなく、現代ではほとんど使われもしない円柱形態の「円形鉄筋」を利用した建築物だ。 ところが教育庁で進行した安全点検ではこれをまともに反映せず学校の現実とは異なり「B等級」が出てくることができたというのが学校側の説明だ。

東都中学校のシン·ヒョンジョン理事長は「建物があっという間に崩壊する恐れがある」として「その中に子供750人がいるが、5分以内に圧死されるが、梨泰院惨事を体験しても安全不感症は依然として残っている」としてもどかしがった。 (中略)

ソウル西部教育支援庁関係者は「昨年10月を越えて3学級縮小要請が来たが、当時は施設安全等級が『B等級』と出てきた」とし、「80~90人の生徒を分散配置する方案が用意されていない状況だった」と説明した。 続けて「安全診断結果が出れば来年の配置計画に反映する」と明らかにした。
(引用ここまで)


 おや、これは珍しい。
 韓国の建物で崩壊前に「この建物は危険です」との判断が為されたとのニュース。
 これ、かなり珍しいことで。

 たとえばだらりと垂れ下がった陸橋ありましたね。あれは事故の起きる1ヶ月前にA等級(非常に良好)の診断を受けています。
 あと羽根つき餃子のような歩道が崩壊した橋。あれもB等級(良好)。
 築27年で崩壊しかけたオフィスビルも9ヶ月前の診断ではA等級だったとの話。

韓国ソウルの陸橋、架設からわずか6年で沈下して歩行禁止処分に……これはひどい(楽韓Web過去エントリ)
【動画あり】韓国の橋がまた崩壊……わずか4ヶ月前に「安全性良好」と診断されていた橋だった(楽韓Web過去エントリ)
ソウル江南に崩壊寸前のビル発見→緊急補強工事で保全へ→3ヶ月後、撤去か本格補強……撤去一択じゃないのね(楽韓Web過去エントリ)

 あと先日報じたエスカレーター逆走事故も事前点検では問題ないとされていました。
 かように韓国では「事故が起きるまでは事故は起きていない主義」とでもいうべき、安全不感症が蔓延しているのです。


 ところが、今回の中学校では精密点検でD等級となり、「緊急に補修等が必要」との判断になりました。これ、本当に珍しいことなんですよ。
 実際には学校側から「老朽化があまりにもひどいので診断時期を繰り上げてほしい」って要求があったそうなので、相当なひどさなのでしょうね。

 実際に画像を見てみても、木造の古さが実感できますし、2階にある梁が3階にはないなんてのもすごい話。
 おまけにコンクリートの強度を見ようとくり抜いたものがこれ。

スクリーンショット 2024-01-18 11.59.07.png

 砂利じゃなくて石だな、これ。

 こんな状態でも3月からの新学期に7学級分の新入生が入ってくるそうですよ。
 韓国の中学校における1クラス平均人数は35人くらいだったはずなので、250人前後が入学するってことか。
 ……韓国だなぁ(嘆息)。

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高さ規制に63センチ違反した韓国のマンション、高さを削るのに2ヶ月かかる模様……それまで一切入居不可に

カテゴリ:建造物 コメント:(53)
規定より63cm高く入居できなかった金浦アパート… 住民被害の続出(聯合ニュース・朝鮮語)
「今すぐ行くところがなく、息子の小学校入学もできない境遇です。 ローン延滞の心配でまともに眠れずにいます」

高度制限規定より63センチ高く建てられた金浦マンションの使用許可が下りず、入居予定者の被害が続出している。
14日、京畿道金浦市によると、古村邑新谷里金浦古村駅地域住宅組合アパートは8棟399世帯規模で建設され、12日入居開始日を迎えたが、誰も入居できなかった。 (中略)

引越しを準備していた入居予定者たちは、「突然の入居遅延のニュースに直ちに子供の学校入学や貸出金償還などに支障が生じることになった」とし、対策作りを訴えている。

入居予定者の李某氏(38)は連合ニュースとの電話インタビューで、「8歳の息子と6歳の娘がいるが、入居が延期され、学校や幼稚園の入学自体が難しくなった」とし、「臨時で住居地を探すために短期賃貸マンションやワンルームを探しているが、見つけられずにいる」と訴えた。

林某氏(62、女)は「既存に住んでいたチョンセ住宅は新しく入ってくる契約をした人がいるので、直ちに家を空けてあげなければならないが、住所を移転するところもない状況」とし「中途金貸出も住宅担保貸出に転換しようとしたが難しくなり、3月満期までに償還できないこともあり心配だ」と打ち明けた。
彼女は「現在共働き中の娘夫婦の代わりに孫娘2人の世話をしており臨時宿舎で生活することも難しい状況」とし「入居遅延で色々な問題がドミノのように起きているのにむやみに待てと言うだけでもどかしい」とため息をついた。 (中略)

組合員たちは入居予定日である今月12日が到来すると臨時使用承認でもしてくれと繰り返し要請したが、金浦市は関連規定に合うように高さを低くする再施工をした後、使用検査をするという方針を固守した。

施工会社がマンションの高さを下げるためにはエレベーター塔と関連した再施工が必要で、早くても2ヵ月後に入居が可能になる見通しだ。
(引用ここまで)


 韓国で金浦国際空港の4km圏内に建造されたことから、57.86メートル以内に高さを収めなければならないとの規制がかかっていたマンションが、8棟中7棟で63〜69cmを超過して入居禁止になっている件の続報。

韓国の空港近くにできた新築マンション、高さ制限を69センチ超えてしまい「入居不可」に……建築業者は「誤差範囲内で問題ないと思っていた」(楽韓Web過去エントリ)

 12日から入居予定の購入者もいたことから、金浦市に暫定入居許可を求めていたのですが。
 一切応じることなく「補修が終わるまで入居はまかりならん」との判断。


 先日のエントリで伝えたように、エレベーターの施設がはみ出しの要因になっているようなので。
 それをなんとかして削るのに2ヶ月かかるとのこと。

 ですが、8棟399戸のマンションで、かつ55世帯は「入居開始日(12日)からすぐにでも入る予定」だったそうで。
 金浦市から「入居は相成らん」となったのが先月の22日。
 これまで賃貸を借りていた人も撤去手続き取っているでしょうし、なんならすでに次の入居者も決まっているでしょうしね。

 ちょっと意外だったのは「暫定入居を」って言われた金浦市が完全拒絶だったところ。
 まあ、69cmで許可したら1メートルも2メートルも許可しなくちゃならなくなるパターンに陥るからかもしれませんが。
 さすがに空港近隣の規制だけは緩めることはできないってことか。

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韓国の空港近くにできた新築マンション、高さ制限を69センチ超えてしまい「入居不可」に……建築業者は「誤差範囲内で問題ないと思っていた」

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「69センチのせいで…」金浦アパート入居予定者「パニック」(韓国経済新聞・朝鮮語)
金浦のあるマンションが入居を数日後に控えて使用承認不可通知を受けた。 予定された入居が突然取り消された入居予定者の被害が予想される。

9日、金浦市によると、韓国空港公社は先月22日、市に「金浦古村域地域住宅組合共同住宅の使用許可が不可能だ」という内容の公文書を送った。 金浦市古村邑新谷里に8棟399世帯規模で建てられたこのマンションは12日から入居が始まる予定だった。

このマンションは直線距離で金浦空港と約4km離れており、空港施設法令上建築物の高さが制限される。 これに先立って韓国空港公社は金浦空港航空機の安全な運航のためにアパートの高さが57.86mより低くなければならないと要請した。 しかし、8棟のうち7棟の高さがこれより63~69センチ高いことが分かった。

金浦市関係者は「アパートが高度制限を超過したという通知を受け公認された測量報告書を通じてこれを確認した」として「個別法に違反した建築物に対して使用承認をすることはできない」と話した。 続けて「組合と施工会社に2回補完命令を下し、返事を待っている」と付け加えた。

組合側は設計図で高度制限基準を守るように設計されたとし、施工会社と監理団の責任を主張している。 組合関係者は「施工会社や監理団で高度制限事実を知りながら安易に考えていたようだ」とし、「組合員が行き場のない境遇に置かれることになった。 少なくとも臨時使用承認でもしてほしいと関係機関に要請している」と話した。
(引用ここまで)


 金浦国際空港というソウルにほど近い空港がありまして。
 空港鉄道A'REXでソウル駅から22分(仁川までは55分)と地の利がある空港なのですが、手狭になったために21世紀初頭に仁川国際空港が開港した以降は国内路線中心の空港となりました。

 画像は楽韓さんが金浦空港で撮影した韓国空港公社のマスコット、ポーティ。頭に日本由来の紙飛行機を装備しているチンイルパです。

kimpoairport.jpeg

 さて、空港近辺の建物には自ずと高さ制限がありまして。
 金浦国際空港では半径4km以内は57.86メートル以内に収めなければならない、との規定となっています。


 その規定に反するマンションができてしまって、大騒ぎ。
 8棟あるうち、7棟がこの高さに違反しており、その高さは63〜69cm。

 明日12日にも入居がはじまる予定だったとのことで、購入した住民は困惑しているそうです。そりゃそうだ。
 ちなみに77平米の家族用マンションで4億ウォン前後。8棟で399戸だったとのことで。けっこうな人数が入居予定だったとの話。

 施工主側は「建築法上の誤差範囲内で問題ない」としていた……と。なぜ。
 なんでも「建物自体は規制の高さの範囲なのだけども、エレベーター部分が超過している」とのことで。
 いや……韓国だなぁ。
 とても韓国的なニュースでほっこりしてしまいますね。

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