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韓国与党「韓国のマンションが手抜き工事だらけになったのはムン・ジェインのせいだ!」……なるほど、そうきたか

カテゴリ:建造物 コメント:(64)
与「鉄筋漏れ事態、文政権の住宅建設管理政策の欠陥推定」(韓国経済新聞・朝鮮語)
国民の力党は2日、韓国土地住宅公社(LH)発注アパートで「鉄筋漏れ」が大量に確認され、国民の憂慮が大きくなることと関連して「ムン・ジェイン政府の住宅建設事業管理政策に深刻な欠陥があったことを推定せざるを得ない」と責任論を展開した。

国民の力のユン・ジェオク院内代表はこの日午前、国会で「無梁版構造不良施工関連記者懇談会」を開き「LH前・現職職員の土地投機が明らかになったばかりでアパート鉄筋漏れ事態まで起きた」とし、このように話した。

続けてユン院内代表は「政府の監査や捜査とは別に真相究明タスクフォース(TF)を発足しアパート不良施工事態を一つ一つ暴く」として「LHが全面的謝罪と事態収拾を約束したが、このようなやり方なら自浄能力があるとは期待し難い」と話した。TF委員長は国会国土交通委員会の与党幹事であるキム・ジョンジェ議員が務める。

また「必要ならば前政権の国土交通部はもちろん大統領室政策決定者に対しても調査がなされなければならない」とし「事態を未然に防止できなかったのが単純な綱紀の緩みのためか、それ以上の政策的責任があったのではないかを明らかにするのは今政府の当然な責任」と話した。必要に応じて国政調査の推進も検討する」と述べた。
(引用ここまで)


 おっと、これはちょっと面白いかも。
 韓国政府が無梁版構造を採用しているすべてのマンションについて調査を行う、としています。

韓国建設業界に激震…政府が民間マンション全数調査の方針(朝鮮日報)

 300を超える数になるだろうとされています。
 韓国土地住宅公社(LH)が施主となっていたマンションですら90ヶ所調べたら16%で不良が見つかったわけですからね。
 民間マンションにまで調査の手が入ったらどのくらいの数になるか分かったもんじゃありません。


 で、それを与党側は「ムン・ジェイン政権の問題だ」として、政局化したいわけです。
 かつて営業中に崩壊した三豊デパートで使われていた工法だとして、韓国では忌避される傾向にあったそうですが。
 「2010年代後半から採用が増えはじめた」とのこと。

1995年三豊デパート崩壊事故当時と同じ工法…手抜き工事の慣行もそのままだった(朝鮮日報)
フラットスラブ工法は1995年に不法な増築が原因で崩落した三豊デパートでも採用されていたが、この事実が知られるようになると、韓国国内ではごく少数の住商複合施設を除いてほぼ採用されなくなった。その後2010年代後半に建設原価の削減が重視され、地下駐車場を中心に再び採用が増え始めた。
(引用ここまで)

 つまり、ムン・ジェイン政権時代の不動産のバカみたいな高騰と時を同じくして増えた工法であると。
 あの時代は最終的に「なんでも作れば右から左に売れる」時代でしたからね。
 「不動産は無限に高くなるので今が一番安いのだ!」っていう。
 政権交代と同時に萎れていきましたけども。

 そんな時代に速成で作られたマンションほど怪しいのではないか、というのは目の付け所としてよさそうです。
 韓国土地住宅公社で16%。同じ率だとしても50ヶ所前後は問題が出るでしょうし。
 民間であればさらに仕事が荒くなりそうなのは目に見えています。
 さて、どうなることやら。

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韓国で続発する「鉄筋不足マンション」、中にはすべての柱で鉄筋が不足している地下駐車場まで……

カテゴリ:建造物 コメント:(51)
タグ: 建造物
大手建設会社も例外なく……「鉄筋・コンクリート不良」多数摘発(韓国経済TV・朝鮮語)
国土交通部が主管する「雨気安全点検」の結果、大型建設会社の工事現場で多数の不良施工事例が発見されたことが確認された。
特にGS建設の駐車場崩壊事故の原因と指摘された鉄筋とコンクリートに関連した不十分な事例も毎年繰り返されていた。

韓国経済テレビが入手した建設現場「雨期対比安全点検」結果によれば、2020年から今年7月まで施工能力評価上位20大建設会社の工事現場116ヶ所で不十分事項208件が摘発されたことが分かった。
年度別では2020年31ヵ所(59件)、2021年16ヵ所(26件)、2022年35ヵ所(72件)、2023年34ヵ所(51件)と集計された。
(中略)

結果を調べたところ、コンクリートや鉄筋のような建築物の安全と直結する資材品質を指摘された事例も多数発見された。
コンクリート関連の不十分事項は3年間で計4件確認されたが、現代建設と大宇建設がそれぞれ2回ずつ摘発された。 (中略)

鉄筋関連の摘発事項は4年間で計8回と確認された。 (中略)

業界では大型建設会社の工事現場でも基礎資材と関連した問題が繰り返し摘発されるだけに、安全点検で指摘事項が発見されたとすれば綿密な後続措置が伴わなければならないと指摘する。 (中略)

これに対して経済正義実践市民連合のキム·ソンダル事務総長は「不良施工問題が発生した時、一回限りの一時しのぎの処方で一貫してはならない」とし、「国土部は施工会社だけでなく莫大な権限を持っている発注庁に対しても綿密な調査に出てこそ不良施工慣行を断ち切ることができる」と指摘した。
(引用ここまで)


 韓国の建設会社による「不良施工事例」が多数見つかった、とのニュース。
 その中でもコンクリートが不足であったとされる例が3年で4件。
 鉄筋関連は4年で8件。
 ま、見つかった件数は少ないのですが。

 コンクリートにしろ、鉄筋にしろ竣工させてしまえばほぼ分からないですからね?
 崩壊でもしないかぎり。
 竣工さえさせてしまえばこっちのもの。去年の1月のHDC現代産業開発が建設していたマンションのように、あるいは先日のGS建設の地下駐車場のように建築中に崩壊したら負け。


 ちなみにもう作ってしまった地下駐車場で鉄筋が全部の柱で不足していたとかもあるそうですよ。

マンションの図面も読めない「建設大国」韓国(朝鮮日報)
 今回の国土交通部の発表で明らかになった不良マンションは、ソウル水西駅周辺、京畿道南楊州市別内など首都圏8カ所と光州禅雲、梁山沙松など地方7カ所。特に来年初めに入居予定の京畿道楊州市檜泉の「A15地区マンション」(880戸)では設計ミスで地下駐車場の柱154本に鉄筋が欠落していることが分かった。
(引用ここまで・太字引用者)

 ……設計ミスで鉄筋が欠落しているのに、誰も「あれ、これおかしくない?」って報告することなく粛々と作ってしまう。
 「まあ、こんなもんでしょ」「今回はこれだけ鉄筋抜けってことね」くらいで済んでしまうのだろうなぁ。

 地下駐車場の崩壊原因が鉄筋の不足だって報じられた時に、GS建設側は「鉄筋抜いて1000万ウォンの節約にしかならない」ってしていたのですが。
 駐車場で1000万ウォン、全体で10棟あるとしてそこでも1000万ウォンなら計1億1000万ウォン。

 年間にどれだけの不動産開発事業をやっているか分かりませんが、10あるとしたら11億ウォン。
 大手法人の利益としては雀の涙ですが、逆に個人に集まる、あるいは分配されるのだったら、という気もします。

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韓国人「6面サイコロを振って1が出る確率でマンションの不良施工物件がある……ってこと?」……調査の結果、91ヶ所中の15ヶ所で設計・施工の不良が判明

鉄筋が抜けた「骨抜きアパート」がもっとあった···LH15団地で大量に脱落(聯合ニュース・朝鮮語)
4月に発生した仁川黔丹の新築マンション地下駐車場崩壊事故原因とされる「鉄筋漏れ」が他のマンション団地でも大量に確認された。 (中略)

黔丹アパートのように無梁版構造を適用した韓国土地住宅公社(LH)発注アパートを全数調査した結果、15団地地下駐車場になければならない鉄筋が抜けていた。
政府は民間発注アパート100ヶ所余りに対する安全点検も進行する予定であり、鉄筋漏れアパートは追加で出てくる可能性がある。 (中略)

無梁版構造は梁なしで柱が直接スラブを支持するため、柱が荷重に耐えられるよう鉄筋を丈夫に巻かなければならない。ところが、必要なだけの鉄筋を使わなかったということだ。

無梁版構造で施工された仁川黔丹アパートのせん断補強根漏れは崩壊事故につながった。
鉄筋漏れが確認された10のマンションは設計段階から問題があった。
構造計算がまともにできなくて13mm規格鉄筋を使わなければならないのに10mmのを使ったあるいは、構造計算はきちんとしたが、設計図面にせん断補強根表記を落としたところだ。建築計画を修正しながら構造計算を全くしなかった場合もあった。
5団地は施工に問題があった。作業員の熟練度が落ちるが、これをつかめなかった。
問題が明らかになったところのうち、すでに入居を終えたところは5団地だ。
LHは入居した4団地で精密安全点検を推進しており、補完工事を行う予定だ。1団地では現在、補完工事を進めている。 (中略)

国土部は無梁版構造を適用した民間マンション団地の全数調査結果と対策も8月中に発表する。
(引用ここまで・太字引用者)


 えーっと。
 5月に起きた地下駐車場の崩壊を受けて韓国住宅公社が自社のマンションを91箇所チェックしたところ、15ヶ所から問題が見つかったとのこと。
 最初のマンションについてはまだ竣工前だったことから、全面解体と建て直しが決まっています。

 で、最初の地下駐車場で崩壊の原因となったのが「鉄筋の数が少なかった」というもの。
 今回の調査でも鉄筋少なくて危険性が高いものが少なくなかったと。
 無梁版構造は柱で全体を支える構造であるために、柱の鉄筋をしっかりと打つことが必要となるのだそうです。


 91ヶ所のうち、10ヶ所は設計段階で問題があり。
 5ヶ所は施工に問題があったと。
 16.5%か……。

 簡単にいうと6面のサイコロを1個振って、1が出たら不良物件です。
 すげえな、韓国。
 え、6面以外のダイスがあるのかって? あるところにはあるんですよ。

 そりゃまあ、年イチのペースで工事中マンションの崩壊があってもなんの不思議もないわな。
 昨年1月のマンション崩壊なんかも同様だったのでしょう。
 こんな風にして各社でぎりぎりを攻めた結果、こんな社会になった……というわけです。
 めでたし、めでたし。

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韓国の歩道橋、「歩く度に端が崩れる」「異様な音がする」ものの、撤去も補修もできずに2年間放置するだけ……

カテゴリ:建造物 コメント:(75)
さびた仁川港洞7街 沿岸歩道橋安全「ギリギリ」(京幾日報・朝鮮語)
「いつ崩れるか分からない錆びて壊れた歩道橋の階段を見ると怖いですが、横断歩道がないので仕方ありません」

13日午前8時30分ごろ、仁川中区恒洞7街91の2一帯の沿岸歩道歩道橋。すべての階段がひどく錆びていて、階段ごとに端側が壊れ、破片が周囲に散らばっていた。階段に垂直に置いた鉄板も壊れ、内部コンクリートが丸見えするなど管理の手が全く及んでいなかった。

歩道橋の上部構造物も状況は同じだ。一部の床タイルが壊れて破片が転がっていて、掘られた床には雨水がたまっていた。また、歩道橋と欄干をつなぐ構造物も錆びて色が変わっていた。

住民のキム・イェジさん(25)は「歩道橋の階段を上るが、階段の段差を踏むたびに壊れる音がして利用する度に崩れるのではないかと怖い」とし「出勤のためにバスに乗るためには道を渡らなければならないが、この歩道橋以外には渡る方法がなくて仕方なく利用している」と訴えた。 (中略)

中区も2021年沿岸歩道陸橋定期安全点検を行いC等級判定をしたが、2年間放置している。

区は当時、全面補修計画を立てたが、今年末までに歩道橋を撤去した後、横断歩道を設置する方向に最近計画を変更した。結局、安全上深刻な歩道橋が2年間住民の安全を脅かしているわけだ。
(引用ここまで)


 いつもの。
 仁川市にある歩道橋がぼろぼろだとのニュース。
 錆はもちろん、手前のほうはコンクリートが崩壊していますね。

スクリーンショット 2023-07-14 21.24.16.png
(画像引用元・冒頭記事)

 自治体の検査では「C等級(補修が必要)と認定」したものの、2年間放置してきたとのことで。
 うん、いつもの。


 仁川市は財政的にかなり行き詰まっているところでして。
 10年ほど前には職員の給料遅配、市が運営するKリーグクラブの給料遅配になるほどの財政破綻ぶりでした。
 怪しげな仁川エイトシティや仁川タワーといった開発話がさかんにアナウンスされるのも、破綻間際でやりくりしているからこその「開発の目玉がほしい」からなのですね。
 近年だと「仁川スマートシティ」だか「仁川フューチャーシティ」だかの開発プロジェクトがドバイの王族(?)から提示されて、それに乗っかったものの続報なしなんてこともありました。

 というわけで、歩道橋の補修ひとつできないし、「撤去して横断歩道にする」とか言ってても実行できないわけです。
 少なくない韓国ウォッチャーが仁川市の動向を固唾を飲んで見ま……いや、半笑いで見守っているのは、こうした背景があるからなのですね。
 「陸橋が垂れ下がった!」なんて話が出ても「ああ、仁川ならしかたない」ってなりますし。
 今回の歩道橋がこれほどひどくても「ああ、仁川だからしょうがないね」となるわけです。

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韓国のショッピングモールで天井崩壊。韓国人が「確実に人災だ!」と叫ぶ理由とは?

カテゴリ:建造物 コメント:(79)
済州ショッピングモールの天井「ガラガラ」···「間違いなく人災」商人の主張、なぜ(SBS・朝鮮語)
ショッピングモールの中にいた商人たちが一度に上を見上げます。
急に何かに驚いて身をかわし始めたら、わずか10秒で天井が完全に崩れ落ちます。
当時、商人とお客さん10人余りが体を避けて幸い大けがをした人はいませんでしたが、ややもすると大事故につながりそうになりました。 (中略)

済州市は伝統市場の現代化事業の一環として予算4億6千万ウォンを投じて、今年5月から2ヶ月間天井エアコン工事を実施しました。
崩壊事故は、この工事が終わってから11日後に発生しました。 (中略)

商人たちは工事設計と施工、済州市の管理全般が不十分だったと指摘します。
1500平方メートルほどの1階ショッピングモールの天井20%以上が崩れましたが、1階に設置された8台のエアコンのうち4、5台ほどが崩壊が起きた区間に集中的に設置されたと主張しています。
(引用ここまで)


 韓国の済州島にあるショッピングモールで天井崩壊事故が起きまして。
 あ、コメントでネタをいただきました。ありがとうございます。
 映像もありました。



 崩壊後の様子はこちら。



 最初の映像を見ても分かると思うのですが、だいぶ古いタイプのショッピングモール。
 店構え的にお土産屋さんが集中しているみたいな感じの場所ですね。
 で、前兆があったらしくお客さんも店員も脱兎のごとく逃げ出したあとに天井崩壊。

 幸いなことに誰一人として怪我もしなかったそうです。
 ……まあ、韓国ではよくあること。


 天井崩壊なんてそれこそ日常茶飯事くらいによく起きてますからね。  今年の1月にもデパートで明らかに壊れたまま営業継続しようとしていましたし。
 2014年にも現代百貨店で天井が崩落したままで営業継続していました。

 今回の崩落はちょっと前に天井埋め込み型のエアコンを設置したばかりだったとのことで。
 「確実にエアコン設置が原因の人災だ」とされています。

 ま、でしょうね。
 工事が手抜きなんてこた、こうしていくらでもあるので。
 いつもの韓国のほのぼのとした日常、くらいの風景ですわ。

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日常(1) (角川コミックス・エース)
あらゐ けいいち
KADOKAWA
2012-09-01

韓国で逆走事故を起こしたエスカレーター、中国製だった……そもそも駅のエスカレーターの大半が中国製で保守部品の入手すらできていない模様

カテゴリ:建造物 コメント:(76)
逆走行エスカレーターも中国製···地下鉄駅占領、彼ら危険な理由(中央日報・朝鮮語)
25日、KORAILとソウル交通公社、釜山交通公社、仁川交通公社、大邱交通公社、大田交通公社、光州都市鉄道公社が国会カン・デシク議員(国民の力)に提出した「汽車・都市鉄道駅エスカレーター設置現況」によると現在運営中のエスカレーターは計6590台程度だ。

このうち相当数の原産地(製造国)が中国だった。 KORAILは2640台のエスカレーター全てが中国製であり、ソウル交通公社も1827台全て中国で作られ輸入された製品だった。 大田交通公社も中国産の割合が92%に達した。 (中略)

問題は、このように鉄道駅と都市鉄道駅のエスカレーターが大部分中国製で設置され、安全性はもちろんメンテナンスにも少なからぬ問題点が生じているという点だ。今月8日、逆走行事故で14人が負傷した水仁盆唐線水内駅のエスカレーターも中国製だ。

匿名を要求した元ソウル交通公社高位幹部は「エスカレーター納品業者は違うが、いざ製品は中国内の同じ工場で製作された場合があるうえに欠陥保証期間が過ぎれば跡形もなく消える業者も多い」として「状況がこうなのでメンテナンスのための部品もまともに確保するのが難しい実情」と話した。

彼はまた「メンテナンス業者も零細なうえに人材移動が頻繁できちんと技術力を持って専門的に仕事をする場合が珍しい」として「部品標準化もできないので特定部品が故障して供給を受けるには数ヶ月ずつかかる」と付け加えた。 (中略)

昨年夏、浸水被害に遭ったKTX光明駅のエスカレーターの一部が依然として作動が止まっているのもメンテナンスと関連が大きいという。KORAIL関係者は「修理のための部品調達に苦労したと理解している」と話した。
(引用ここまで)


 つい2週間ほど前、韓国の城南市でエスカレーターが逆走するとの事故がありました。



 こうしたエスカレーターの事故というありがちで。
 「まあ、取り上げるまでもないかな」とスルーしてたのですが。
 韓国国内の駅におけるほとんどのエスカレーターが中国製。
 国内の業者が設置しても本体は中国製。

 かつメンテナンスも部品がなくてできないって状況。
 あー、うん。韓国的。
 で、設置したはいいものの、企業そのものが消えててメンテナンスできないなんてパターンもあるそうで。
 ……橋の崩落と同じじゃないですか。

 ちなみに日本で逆走事故を起こしたビッグサイトのエスカレーターですが、あれはオーティスの設計、施工・保守に問題があったとのこと。

原因は乗り過ぎにあらず、ビッグサイトのエスカレーター逆走事故(日経XTECH)


 まあ、韓国でもメンテナンスと点検の問題なんだろうな、という気はします。
 あの崩れた橋もちょっと前の定期点検で「問題なし」の判定を受けてましたしね。
 このエスカレーターも同様に「問題なし」との判定を受けていたそうです。

 あと去年7月の豪雨でKTX光明駅のエスカレーターが止まったままだとの話なのですが。
 これけっこうひどい豪雨で、思いっきり土砂が入りこんでいる。なにをどうしたらここまでの被害になるのかよく分からないのですが……。
 地上駅ですからね、ここ。
 その去年7月の映像がこちら。



 で、ここから一部のエスカレーターは止まったままなんですって。
 部品が入手できていないからだそうです。
 ま、韓国的な話ではあります。

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韓国専門家「老朽化した道路、橋は補修予算を増やさなければならない。寿命は30年だ」……なんでそんなに短いの

カテゴリ:建造物 コメント:(101)
タグ: 亭子橋 建造物
「第2の亭子橋事故を防ぐためには」竣工30年以上橋梁補修予算を増やさなければならない(マネーS・朝鮮語)
先月、京畿道城南市(キョンギド·ソンナムシ)で今年で竣工31年目を迎えた亭子橋が崩れ、人命被害が発生すると、老朽化した橋梁に対する国民の不安が高まっている。現在、5つのうち1つである老朽橋梁は、10年後の2030年には2つのうち1つに増加するだろうという予測が出た。古い橋梁が増えるほど安全事故の可能性も次第に大きくなるため、再び発生しうる人材予防のためには道路メンテナンス費用のうち老朽橋梁に使用する比重を増やさなければならないという主張が提起された。

26日、韓国建設産業研究院が発表した「老朽道路橋梁現況と展望」報告書によると、橋梁の使用年数が30年を越える時点から安全度が大きく落ちると分析された。 (中略)

国内の老朽化した橋梁が崩壊した事故は今回が初めてではない。1994年には聖水大橋が崩壊し、計49人の死傷者を出した。以後も老朽橋梁による安全事故が続いており、国土安全管理院によると30年以上経過した老朽橋梁の比重は2020年18.6%から2030年51.3%に急増する展望だ。 (中略)

規定された施設物安全等級上、緊急な補修補強と改築が必要なD、E等級は462ヶ所(0.3%)であり、このうち建築物280ヶ所(0.3%)を除いて橋梁が144ヶ所(0.5%)で最も多い比重を占めた。

建産研はD、E等級を受けた橋梁は全体の0.5%だが、過疎推計の可能性が濃厚だと推定している。盆唐区炭川橋梁は計20本で、そのうち亭子橋はC等級判定を受けたが崩壊した。今年4月、城南市が炭川を横断する橋梁のうち、亭子橋と二梅橋(2016年竣工)を除く18の橋梁に対して実施した緊急精密安全診断の結果、1993~1994年に竣工した15橋梁がDまたはE等級と確認された。

同月、京畿道が道内のC等級橋梁58ヶ所を点検したところ、55ヶ所で鉄筋露出、橋面亀裂など315件の指摘事項を発見した。京畿道は141件(37ヵ所)に対して年内補修・補強工事を実施し、残りは実施設計·予算確保後に工事に着手する予定だと発表した。これを考慮した時、厳格な精密安全診断を全国単位で実施する場合、D、E等級の橋梁が増える確率が高い。
(引用ここまで)


 4月に歩道が崩壊した羽根つき餃子亭子橋をきっかけにして、韓国で老朽した橋梁についてのメンテナンスが話題になっています。
 韓国では築30年を超えた橋は一気に劣化する、ということになっているようで。
 現状では橋のうち、0.5%だけが補修、もしくは改築が必要となるD、E等級であるとされています。

 ただし、亭子橋が「通行可能、要補修」であるC等級だったのを見ても分かるように、検査がまともではないことが指摘されています。
 1日あたり1本、3万円の予算で検査されていたとの話ですので推して知るべし。
 そんな適当な検査の中でDとかEに指定された建築物は相当なものになっていることが分かりますけどね。


 んで、30年を過ぎた橋梁についてしっかりメンテナンスしなければならない……とされているのですが。
 ……それができなかったから亭子橋は崩落したわけで。
 これからメンテナンスが必要となる建造物は増える一方。しかし、すでに人口減少のはじまっている韓国でどこまでその負担に耐えることができるのか。

 ちなみに亭子橋は1993年に建設されたものでちょうど30年。
 ただし、2016年時点ですでに沈降はじまっていたとされています。
 これを見ると限界は20年ちょいって感じですけどね。

 ちなみに日本では「コンクリート製の橋であれば50年は持つ」とされています。

コンクリート橋の寿命と劣化原因について(株式会社ハシカンプラ)

 しかも現在ではさらに伸びている、とも。
 ですよね。
 30年で劣化がはじまるってどういうことなの。いや、原因は明白なのですけれど。

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韓国で地下駐車場が崩壊したマンションの担当建設企業、ソウル駅近くで建設した高級マンションでも柱が崩壊していた……なにこれ

カテゴリ:建造物 コメント:(116)
ソウル駅セントラルザイ、ピロティ柱破損···GS建設「崩壊の危険はない」(朝鮮日報・朝鮮語)
2017年竣工した1341世帯規模のソウル中区ソウル駅セントラルザイで装飾用壁から外部仕上げ石材が剥がれるなど建物の一部が破損する事故が発生した。

21日、ソウル市などによると、前日午後6時ごろ、ソウル駅セントラルザイマンションの建出1階のピロティ壁体が破損したという通報が受け付けられた。壁面にひびが入り、大理石が落ちたということだ。

現場点検の結果、破損した部分は非耐力壁(デコレーション壁)だった。建物全体を支える耐力壁とは異なり、建物の荷重を受けず、ひびが入っていても崩壊の危険は少ない。撤去しても建物の安全に影響を与えないという。

ただし、ソウル市は入居者の不安を解消するために建物の荷重を分散させる「ジャックサポート」14個をピロティ柱周辺に設置した。
(引用ここまで)


 先日、韓国の大手建設企業であるGS建設が手がけていたマンションの地下駐車場が崩壊するという事故がありました。
 検証の結果、鉄筋がまともに入っていなかったことが判明してGS建設が謝罪することになったのですが。
 「単純ミスでしかない」との言い訳でした。

 さて、同じGS建設が建設を担当した「ソウル駅セントラルザイ」というマンションがありまして。
 こちらは「高級住宅」として売られているもの。
 つい最近の競売でも鑑定価格17億1000万ウォンのものが13億6822万ウォンで落札されています。

サムスンドンゴールデン郡14.6億、ソウル駅セントラルザイ13.7億(イーデイリー・朝鮮語)

 ソウル駅から徒歩10分ちょいくらいのところにある、14棟1341世帯の入る大規模集合住宅です。
 2017年竣工。


 んで、そのマンションの柱が破断しています。3月のこと。

スクリーンショット 2023-05-14 11.44.31.png
(画像引用元・冒頭記事)

 大理石の化粧板が上下から圧迫されて離脱し、柱の破断が見えた……という状態だそうで。
 ソウル市もGS建設も「このマンションは壁構造で建設されており、柱には荷重がかかる構造ではないために安全性に問題はない」と判断したとのこと。
 安全性に問題はないのだけども、一応周囲をジャッキアップしているとの話(笑)。

 言いたいことは分からないでもないけど。
 「高級マンション」でこれなぁ。
 あ、ちなみに前述の「競売に出たソウル駅セントラルザイ」の部屋は、この破断した柱のある棟のものだとのこと。
 まあ、そりゃ売りたくもなるわな。

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