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カテゴリ:ハイブリッド/EVの記事一覧

「輸入車の墓場、日本を電気自動車で突破する!」と現代自動車がキア自動車の商用車と共にジャパンモビリティショーに参加……キアの年間目標販売台数はなんと1000台! んー、がんばれー(棒)

「輸入車の墓場」と呼ばれる日本市場を突破する……逆転を狙う現代自動車の「破格カード」(韓国経済新聞・朝鮮語)
現代自動車と起亜自動車が「輸入車の墓」と呼ばれる日本市場攻略を強化するため、30日に開幕する「ジャパンモビリティショー2025」にブースを設ける。 現代自動車と起亜自動車が日本モーターショーに一緒に出品するのは今回が初めてだ。 現代自動車グループは、トヨタなど日本企業の脆弱性とされる電気自動車を前面に押し出し、ニッチ市場から開拓するという戦略だ。 変数は中国だ。 世界1位の電気自動車メーカーであるBYDが新規攻略国のひとつとして日本を挙げ、攻撃的なマーケティングを展開しているからだ。 (中略)

起亜自動車は初の目的基盤モビリティ(PBV)車両PV5を披露し、日本の商用電気自動車市場を叩く。 起亜自動車は来年、PV5を日本で発売する予定だが、デビュームーデをジャパンモビリティショーに決めた。 起亜自動車はPV5に続き、2027年に大型電気バンPV7を日本に投入する計画だ。 現代自動車・起亜自動車が今回のモビリティショーで披露する製品はすべて電気自動車だ。 内燃機関車ではトヨタ、ホンダ、日産など錚々たるローカルブランドを超えにくいだけに、日本メーカーが相対的に弱い電気自動車で勝負するという戦略だ。

現代自動車は2009年の販売不振で日本市場から撤退した後、2022年に無公害車両(ZEV)中心のラインナップとして再挑戦状を投げた。 ディーラーなしにすべてオンラインでのみ販売する新しい方式を適用した。現代自動車は今年4月から販売を開始した軽電気自動車のインスターで、可能性が確認されたことを受け、日本市場への攻略を拡大することにした。 今年1〜9月の現代自動車の日本での販売台数は759台で、すでに昨年の年間販売台数(618台)を上回った。 主力販売車両はインスタークロスだ。 日本では軽自動車の需要が多いからだ。

現代自動車は急速に成長しているが、まだ日本の電気自動車市場シェアは1%台にとどまっている。 日産など日本ブランドが持ちこたえている上、BYDとテスラが領土を広げているからだ。 SNEリサーチによると、今年上半期の日本電気自動車市場1位は全体販売台数(2万9857台)の40%を占めた日産(1万1695台)だった。 その後をテスラ(5542台)と三菱(9793台)、BYD(1409台)が続いた。
(引用ここまで)




 「輸入自動車の墓場、日本」なのだそうですよ。
 ……うちのすぐそばに外国車のディーラー、3つほどあるんですけどね。
 ヨーロッパ車はそれなりに売れているし、ここ10年の統計を見ても輸入乗用車自体は30万台ほど登録されている。
 乗用車全体が400万台くらいだから、ざっくり7.5%くらいか。

 まあ、正確にいうと今年前半では輸入車の登録車が17万台。
 うち、スズキとホンダであわせて4万台、日産とトヨタで4000台ずつくらいだからざっくり5万台近くが日本車でもあるんだけども。

 でもまあ、欧州車はそれなりに売れている。
 少なくとも現代自動車(627台)よりフェラーリ(777台)、ポルシェ(4535台)が売れているし。
 さらにBMW(1万7834台)、ベンツ(2万5351台)は売れている。
 ジープだって4224台売れてる。



 なんの特徴もない、ただでっかいだけのアメ車とかがそこまで売れないだけで、売りのコンセプトがはっきりしているクルマならそれなりに売れるんだよね。
 ランボルギーニが524台なんだけど、統計は「乗用車・貨物・バス」なのでたぶん普通にテメラリオとか。トラクターは含まれていないと思われる。

 まあ、そんな中でディーラーもろくに持たない。
 2台くらいの「展示所」しかなくて、試乗拠点もオートバックス頼みの中、上半期で627台は大健闘なんじゃないですかね。
 これまで1台も見たことないけど。

 で、今度はキア自動車も日本に商用車で参入するんですって。
 こちらも電気自動車で小型バン、ハイエース的な用途を狙っているそうですが。
 26年からの投入で、年間目標販売台数はなんと1000台。
 総合商社の双日と組んでいるって話なので商用需要を見据えているらしいですけどね。

 まあ……なんだろ。がんばってね。
 敗北しても「輸入車の墓場である日本が悪い」って言えばいいだけなんだから気楽ですよね。 



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 中味は長編記事。最新の記事は「 やはりアメリカから軽視されていた韓国・検証編 」となっています。


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韓国のヒュンダイ・キア自動車「電気自動車が火災を起こすというイメージは誤ったもの。実際の数字はそこまでじゃないし、鎮火もスプリンクラーがあれば容易だ」……もう「EV=火災」ってイメージが定着しちゃったから反論されても難しいかな

「電気自動車が火事になったら鎮圧は難しい? 真実は異なります」……EVフォビアの拡がりに誤解を正そうとする現代自動車グループ(韓国日報・朝鮮語)
① 電気自動車だけで火がよく出るか?

現代自動車・起亜自動車は「電気自動車は火災が多く発生する」という先入観について消防庁の統計を取り始めた。 消防庁によると、最近5年間(2019~2023年)、電気自動車を含む自動車火災は毎年4,500件以上発生した。 ただし、年度別の自動車累積登録台数を基準に算出した1万台当たりの火災件数は、昨年基準で非電気自動車は1.86件、電気自動車は1.32件である。 特に、この統計は衝突と外部要因などによる火災をすべて含んでおり、超小型電気自動車、電気貨物車、電気三輪車まで一緒に集計され、一般乗用電気自動車の火災件数ははるかに少ないと会社側は強調した。

② 電気自動車の火災は熱暴走現象で鎮火が難しいか?

現代自動車・起亜自動車は、熱暴走が外部要因として発生するほとんどの電気自動車火災には現れないと主張した。 バッテリーパックは高度な耐火·耐熱性を備え、バッテリー以外の要因で火災が発生した時に火が簡単に燃え移らないということだ。 特に、最新の電気自動車にはバッテリーから火が出た時も熱暴走の転移を遅延させる技術が入っており、火災の拡散を防止できると伝えた。 (中略)

③ 電気自動車が室内で火災が起きた時、さらに鎮火は難しくなるか?

地下駐車場など室内で自動車火災が発生した場合、電気自動車がさらに鎮圧が難しいという主張も事実とは距離があると現代自動車·起亜自動車は明らかにした。 韓国火災消防学会が4月に出した論文によると、スプリンクラーの作動だけでも隣接車両への火災転移を遮断できることが分かった。 実際、5月に全羅北道群山市のあるマンションの地下駐車場で発生した電気自動車の火災は、スプリンクラーが正常に作動し、45分で鎮火され、被害は大きくなかった。
(引用ここまで)


 ヒュンダイ(ヒョンデ)自動車とキア自動車が「電気自動車はよく燃える」とする韓国での風説に反論。

1.電気自動車は非電気自動車に比べて火災になる率が高いのか。
2.電気自動車が火災を起こした場合、鎮火しにくいのか。
3.地下駐車場などで電気自動車火災が起きたら延焼しやすいのか。

 以上の3点について言及しています。
 現状、韓国での電気自動車への評判は地に落ちたといっても過言ではない状況。
 ヒュンダイ自動車のハイブリッド車は納車まで1年待ちもざらにある中、BEVは即納状態が続いています。

 地下駐車場には「電気自動車入庫お断り」の貼り紙が貼られ、多くの場合で地下駐車場にしか充電器がないので「マンションの駐車場で充電できない!」ってなってしまっている。
 先日のベンツ製BEVが起こした火事でマンションへのダメージすらあったことから「不動産価格を下げる元凶」くらいの扱いを受けているのですね。


 ヒュンダイ・キアは2、3については「スプリンクラーがあれば延焼は抑えられる」としています。
 ……スプリンクラーねぇ。
 韓国のスプリンクラー、動作するかどうか分からないじゃないですか。
 実際にマンション火災では動作したのは15%ほどでしかない。
 シュレディンガーのスプリンクラーなので。

 あと非電気自動車に比べて発火する率は高くない、っていうのも。
 ヒュンダイ・キアの場合は非電気自動車がなにもしないのに発火するって件があったので、それと比較することになるんですよね。

韓国のヒュンダイ・キア自動車に車体炎上で大規模な集団訴訟へ、「1日1台が衝突もなしに炎上している計算」とのこと……(楽韓Web過去エントリ)

 結果、去年に377万台がリコールされて「修理が終わるまでは屋外で建物から離れた場所に駐車するように」って指示が出たアレ。
 アレに比べたらそりゃ、「電気自動車はそれほど発火しない」ってことになるんじゃないですかね。

 韓国はヒュンダイ・キアのシェアがだいたい70〜80%ほどですから。
 国産車については85〜90%以上がヒュンダイ・キアのもの。外国車はヒュンダイ・キアが10万台売れる間に2万台売れるって感じ。
 なので、「発火するヒュンダイ・キアの非電気自動車」と比べるのはいかがなものか……って感じがします。

 あとアイオニック5の「衝突したらフレーム以外残らないほどに燃え続ける」ってアレの印象も大きいかな。
 そうしたイメージを覆すのは数字じゃ無理なんですよねー。

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韓国ヒュンダイ自動車「大型車や高級車ブランドのジェネシスはEVのみにする」→「やっぱ全車種でハイブリッド導入します」……ま、そうなるやろな

ジェネシスの「ハイブリッド」が発売される。現代自動車、10年間で120兆ウォン規模の投資(韓国経済新聞・朝鮮語)
現代自動車が2033年まで今後10年間、年平均12兆ウォン以上の大規模投資を断行し、電動化と共にハイブリッド競争力を強化する。 具体的にハイブリッドシステムを改善すると同時に、ジェネシスハイブリッドを市場に投入する。 電気自動車市場の需要停滞に対応するため、エンジンが電気を生産してバッテリー充電を支援する電気自動車「EREV」(Extended Range Electrified Vehicle)を導入し、2030年までに徐々に純電気自動車のフルラインナップを構築する計画だ。 (中略)

現代自動車は電動化転換速度が鈍化する市場に機敏に対応するため、まず独自開発したハイブリッドシステムを改善し、増えるハイブリッド需要に積極的に対応することにした。 現代自動車はハイブリッドモデルの販売を大幅に拡大し、2028年までに昨年のグローバル販売計画比40%増の133万台を販売する計画だ。

現代自動車は準中型·中型を中心に適用されたハイブリッドシステムを小型·大型·ラグジュアリーまで適用し、既存の7車種から14車種に拡大する計画だ。 特にジェネシスは、電気自動車専用モデルを除いて、全車種にハイブリッドオプションを提供することにした。 (中略)

アイオニック5、大型電気スポーツ用多目的車(SUV)アイオニック9などの電気自動車以外にもハイブリッド車を生産する予定だ。
(引用ここまで)


 ヒュンダイ(ヒョンデ)自動車が電気自動車優先路線を撤回。
 21年には「中型車ではハイブリッドを製造するが、大型車、高級車では電気自動車のみを製造する」との路線を株主に対して表明していたのですね。
 「これからの生きる道はBEV、純電気自動車である」と。

 特にジェネシスは25年以降は電気自動車しか出さない。
 ブランディングとしてそのようにする、と言い続けていたのですよ。
 ただ、全世界的に一気に電気自動車の販売に急ブレーキがかかっている。

 足元の韓国ではEV火災がえらいことになってて「充電ポートがほとんど地下駐車場にしかない」「地下駐車場への入庫禁止!」「じゃあどこで充電すればいいの」「知るか!」みたいな事態になってます。


 失敗の方針を正すことができるのは悪くないですが。
 まあ、さすがに電気自動車がここまで急ブレーキかかって、ハイブリッド自動車が再度隆盛を迎えるって予想するのは難しいか。

 トヨタが慧眼すぎたってことなのだろうなぁ。
 世界ほぼすべてが「もう電気自動車の時代、ハイブリッドとか時代遅れwww」くらいの方針だったのが、ハイブリッド技術を持っているところはハイブリッドに注力せざるを得ない状況になっている。
 ろくなハイブリッド技術がないGMとかどうするんだろうな。
 将来的にはパワーソースがどれであろうと電気自動車が主流になるんでしょうけどね。
 その「将来」が2030年なのか2040年なのか。
 それとも2028年にトヨタが全固体電池を実用化させたときになるのか。
 そうした趨勢を見るのにちょっとピックアップしておきたい記事でした。

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韓国の大規模電気自動車火災でマンションに帰れなくなった住人……「水道管破裂で壁一面のかび、火災の粉塵、有毒ガス……日常生活は遠い」

カテゴリ:ハイブリッド/EV コメント:(45)
タグ: 電気自動車
【現場】「カビだらけ」…3週間も家に帰れない電気自動車火災の住民たち(聯合ニュース・朝鮮語)
「日常の回復はまだ遠い話ですね」

21日、仁川市西区青羅洞の大韓赤十字社西北奉仕館。

今月1日、青羅アパートの電気自動車火災事故後、ここの臨時住居施設で3週間近く過ごしているファン某氏(44)は、「家に帰れる日がいつになることやら」とため息をついた。

廊下の片隅にはティッシュやウェットティッシュ、洗面用品など各種救護物品が積まれており、講堂内には臨時テントがぎっしりと位置していた。

マンションの水道と電気供給が再開され、世帯別清掃が行われ、復旧作業に速度がついたが、粉塵と漏水復旧作業が終わらず、ここに残った住民たちに日常回復は遠いだけだ。

低層に住んでいたファンさんは、家の中を覆っている粉塵を直接確認した後、壁紙の修復や住居の掃除をしても、簡単に家に帰るのをためらうと話した。

彼は「ドアが閉まっているパントリー空間は大丈夫だと思ったが、ウェットティッシュで拭いてみると真っ黒な粉塵が出てきた」として「有毒ガスや粉塵が幼い子供たちにどんな悪影響を及ぼすか分からないので慎重だ」と吐露した。 (中略)

仁川市西区によると、同日午前基準で臨時住居施設2ヵ所には25世帯74人が滞在している。

火災発生初期の6日には全体1581世帯のうち264世帯822人が臨時住居施設10ヶ所に分散して収容されたりもしたが、復旧作業が進行され施設利用人員が大幅に減った。
(引用ここまで)


 今月の1日にベンツの電気自動車から発火し、70台が全焼。さらに70台が燃えたという大火災の舞台になったマンション。
 有毒ガスが発生したことで、多くの住人が避難したのですがいまだに戻ることが出来ていません。



 というか、あのマンション大丈夫だったんですかね。
 コンクリートは火で炙られると強度が低下します。
 それでなくても、韓国の建造物はアレなので。


 そんな中、「70台が全焼」の上に「70台が被害」ですからね?
 もう炙り炙られ放題。

 かつ、水道管破裂で部屋はカビだらけで、壁紙は膨らんだまま。
 おまけに有毒ガスと煤煙にさらされたってわけです。
 単純にマンション価格下落しているんじゃないでしょうかね。

 ちょっと検索すれば「ああ、あの電気自動車火災を起こした仁川のマンションですね」ってなるわけですから。
 全体はともかく、あの火災があった棟は誰でも避けるでしょうよ。ガチの事故物件ですから。

 そういった韓国独自の背景もあって「電気自動車駐車お断り」になっているわけです。

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韓国で相次ぐ電気自動車の火災、なんとかして対応しようと「充電は90%まで!」の規程を作るものの実効性は……?

カテゴリ:ハイブリッド/EV コメント:(68)
90%以上充電された電気自動車、地下駐車場立ち入り禁止(韓経TV・朝鮮語)
ソウル市が電気自動車のバッテリー残量が90%を超えると、共同住宅の地下駐車場への出入りを防ぐなど、過充電を防止する対策を推進する。 緩衝に近いように充電された車の出入りを防ぎ、万が一の火災を予防しようという趣旨だ。

電気自動車の火災は外部からの衝撃、バッテリーの欠陥など様々な原因で発生するが、過度な充電も主な原因として指摘されている。

これに対し、業界では電気自動車バッテリーの性能維持と火災予防のために充電率を制限することが望ましいという意見が多い。

ソウル市はまず、来月末までに「共同住宅管理規約準則」の改正を通じて、共同住宅の地下駐車場に90%以下に充電を制限した電気自動車のみ出入りできるよう勧告することにしたと9日、明らかにした。 (中略)

市は90%充電制限政策の即時施行のため、改正前にも共同住宅に関連内容を先に案内し、入居者代表会議の議決を通じて、自主的に地下駐車場内の90%充電制限車両のみ出入りを許可するよう支援する計画だ。 (中略)

目標充電率の場合、電気自動車の所有者がいつでも設定を変えることができ、90%充電制限が適用されたかについての持続的な確認が難しいのが実情だ。

これを受け、市は電気自動車の所有者が要請する場合、メーカーで90%の充電制限を設定できるようにし、該当車両には充電制限証明書を発行する計画だ。
(引用ここまで)


 いくつか電気自動車火災関連のニュースがあるのでチェックしておきましょうか。
 まず、ソウル市が「駐車場には充電度が90%以下の電気自動車しか入庫できない」との条例を作っているとのニュース。
 かつ、充電器でも最大90%までしかできないようにしようとしているそうです。

 先日のキアEV6の火災(↓)は過充電で起きたものとされています。



 ただ、マンションのインフラにまで影響があるほどの大規模な火災となったベンツEQEはただ置いてあっただけ。
 まあ、スプリンクラーが動作しなかったってのも火災が拡がった要因のひとつだとは思いますけどね。
 水でバッテリー火災を消火することはできなくても、温度を下げることはできていたはずですから。


 ソウル市にある電気自動車は車両側の設定ですべて上限を90%にすべしってことなんでしょうが、それをどうやってチェックするのかって問題がありますかね。
 充電器側で設定できるのかなぁ。
 90%で止まらない設定にしていた車両が燃えたとしても、今回のベンツの火災みたいにフレームしか残らなかったら原因究明もできませんわな……。
 ちなみにこんなんなってます。

スクリーンショット 2024-08-09 235914.png

 あ、そうそう。
 スプリンクラーが動作しなかったってニュースがありましたが。
 実はスプリンクラーのスイッチを切ったのが原因だとの話も出てきました。

故障して作動しなかったと思ったのに…「スプリンクラー」消した人がいる(JTBC・朝鮮語)

 なぜスイッチを切った……。大邱での地下鉄火災を思い出しますね。

 あ、それと火元となったベンツですが。
 「当該マンション住人限定で特別割引きセールします!」ってチラシを配布したそうです。

火事になったのに煽っている? ベンツ、「電気自動車火災」マンションに割引チラシ(MBN・朝鮮語)

 煽りよる(笑)。
 ベンツコリアの判断ではなく、ディーラーが勝手にやったとの話なのですが。
 ……文化が違うなぁ。
 どこもかしこも「電気自動車」に対して必死になっている、ってことは伝わってきますね。

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韓国の駐車場で相次ぐ「電気自動車立入禁止」の貼り紙……その理由は「うちにはスプリンクラーがないから」……なお、法的には設置義務があります

「3カ月前に購入した電気自動車を売った」…駐車場から追い出されるEV=韓国(ハンギョレ)
 ソウル江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)に住むWさん(42)は8日、ハンギョレとの電話インタビューで、「住んでいるオフィステルの管理事務所から、5月末にEV駐車禁止の通知を受けた」とし、「先週、わずか3カ月前に購入したEV(テスラモデル3)を安値で売り払い、国産のガソリン車を買った」と語った。Wさんが駐車禁止の通知を受けたのは、最近仁川(インチョン)のマンション地下駐車場で起きたEVの大型火災事故以前だが、その理由が「火災の危険」であることは同じだった。管理事務所側は当初「機械式駐車場なので、車が重くて危険」という理由を挙げたが、Wさんが車両諸元表を見せながら車の重さが許容範囲内にある点を説明すると、ようやく「火事が起きる可能性があるため」という本当の理由を打ち明けたという。

 消防設備を備えていない建物側の責任を車の持ち主に転嫁したことも、Wさんは納得がいかないという。オフィステルの駐車場に消防法上設置しなければならないスプリンクラーがなく、火災が発生しても保険処理が不可能だとし、EVを立ち入り禁止にしたためだ。結局、引越しを決心したWさんが臨時駐車を許可してほしいと了解を求めると、「駐車中に火災が発生した場合は責任を取らなければならない」と言われたという。
(引用ここまで・太字引用者)


 先日のベンツ製EVが出火したことによる大規模火災からこっち、韓国で急速にEVへの「憎悪」が拡がっているとのニュース。
 記事には「電気自動車立入禁止」の貼り紙がある駐車場の写真がありますが、これがひとつやふたつではないとの話。



 「オートバイ歩道乗り入れ禁止」と同じレベルで気軽に「電気自動車立入禁止」になっているっていう。

 まあ、ここのところ連続で電気自動車の火災がありますし、日本ではあまり聞かないハイブリッド車の出火も韓国ではあるのですね。

巨済マンション地下駐車場ハイブリッド車充電中火災(SBS・朝鮮語)

 これはPHEVが充電中に出火した、とのニュース。


 で、冒頭記事に戻るのですが、「法的に設置が義務づけられているスプリンクラーがないので、電気自動車の駐車を禁止した」って話。
 江南区っていうソウルのど真ん中でもこんなレベル。

 いままで何度か「韓国では『事故は起きるまで起きない』って考えですべてが運営されている」って話をしてきました。
 船は沈むまで沈没事故は起きないし、橋は壊れなければ崩壊事故にはならない。
 根本的に社会の作りがそうなっているのですね。

 で、今回は電気自動車の相次ぐ火災によって「法的にはあるべき駐車場のスプリンクラーがない」とか「設置されていても動作しない」なんてことが判明していると。
 なんというかまあ……韓国そのものですね。

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韓国政府「電気自動車にどこのバッテリーが搭載されているのかを公開義務化する」……「火災予防」になんか意味ある?

カテゴリ:ハイブリッド/EV コメント:(55)
「頻繁な火災で価格も下落」…Kバッテリー、「リチウム」の悩みが大きくなる(ニューシス・朝鮮語)
電気自動車の相次ぐ火災で安全性への懸念が高まっている中、炭酸リチウムの価格まで墜落し、リチウムイオンバッテリーに対するバッテリーメーカーの悩みが深まっている。

7日、業界によると、今月1日に発生した仁川市西区青羅国際都市のマンション地下駐車場で火災が発生したメルセデス・ベンツEQEセダンには、中国の電気自動車バッテリーメーカーである「パラシスエネルギー」(Fapasis Energy·以下パラシス)(訳注・原文ママ)バッテリーが搭載された。 (中略)

リチウムバッテリーの場合、火がつくとあっという間により多くの熱を作る「熱暴走」が危険要因に挙げられる。 電気自動車の内部にはバッテリー数千個がセルを成して搭載されるが、ひとつのセルだけに問題が生じてもすぐに数百個のセルに火が燃え移り、火災をさらに拡散させる。

このため、リチウムバッテリーを搭載した電気自動車は、火災が発生した場合に一般的な粉末消火器では絶対に鎮火できず、あっという間に周辺車両まで全焼させる。 実際、6月に23人の死亡者を出した京畿道華城市の「アリセル」リチウム電池工場の火災でも熱暴走が事故を大きくした。

現在、電気自動車にはほとんどリチウムイオンバッテリーが使われている。

コンサルティング会社のマッキンゼーによると、リチウムイオンバッテリーの需要は2022年から年間27%ずつ成長し、2030年には4700GW(ギガワット)まで増えるものと予想した。

相次ぐ火災発生で跳ね上がるリチウム価格もバッテリー業界の悩みを大きくする要因だ。

通常、バッテリーセルメーカーはメタル価格に連動した販売価格を土台に納品契約を締結し、リチウム価格が暴落した場合、バッテリー価格もやはり下落する構造だ。

同日、韓国資源情報サービス(KOMIS)によると、炭酸リチウムの価格は5日基準でkg当たり75.5元で、3年ぶりの最低値を記録している。 リチウム価格は昨年12月、kg当たり100元を下回り始めて以来、小幅な反発を除けば、着実に下落傾向を見せている。
(引用ここまで)


 電気自動車の火災が相次いでいる状況の韓国で、バッテリー問題が社会問題になりつつあるとのニュース。
 電気自動車の発火率自体はそれほどでないにしても、いったん発火したらもう手がつけられない。
 地下駐車場だったら延焼する。前回の場合だったら70台が全焼、それ以外に72台が被害を受けたとのこと。
 なんだったらマンションのインフラが傷んでしまって、住民が避難生活を送らざるを得なくなってしまったりする。

 1日にあった火災ではベンツ製のBEVが火元となりましたが、これに搭載されていたのが中国のファラシスエナジーのもの(記事中ではパラシスだのFapasisだのなってますが、Farasis Energyです)。
 「中国製のバッテリーが燃えたに過ぎない」みたいな形で収束させようとしていたのでしょうね。


 韓国政府も「どのEVにどこのバッテリーが公開を検討する」とか言い出しています。

電気自動車にどこのバッテリーを使ったのか…政府、「メーカー公開」を検討(YTN・朝鮮語)

 あと船舶での運送については充電上限を50%に制限するそうですよ。
 それになんの意味があるのか分からないですけどね。

 ただまあ……韓国国内で燃えているEVはほとんどがヒュンダイ・キアの韓国製ですし、SKオンやLGエネといった国内メーカーのもの。
 たまたまベンツに搭載されていたバッテリーが中国製だったってだけで。

 先日、なんとか鎮火できた火災もKIA製のEV。



 キアEV6ですね。
 「中国製じゃなかった、よかったー」とはならないだろうなぁ。

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140台が燃えた韓国の電気自動車火災、駐車場のスプリンクラーは作動しなかった……あー、韓国ですね

清羅火災を調べてみると……「故障が多い」スプリンクラーを使っていた(韓国経済新聞・朝鮮語)
仁川青羅火災の原因が「スプリンクラー未作動」であることが明らかになった中で、該当設備がプリアクションバルブ(準備作動式)スプリンクラーだったことが確認された。 「準備作動式スプリンクラーは地下駐車場には不適合だ」という専門家の指摘にも関わらず、国内の大部分のアパートには該当スプリンクラーが設置され、似たような事故がいくらでも発生する可能性があるという指摘が出ている。

7日、仁川消防本部によると、今月1日に発生した仁川青羅アパートの電気自動車火災内部調査で、駐車場上部に設置された準備作動式スプリンクラーが作動しなかったことが分かった。 消防関係者は「アパート地下駐車場に設置されたスプリンクラーは準備作動式であることが確認された」とし、「正確な未作動原因については追加調査中」と説明した。 (中略)

準備作動式スプリンクラーは大きく2段階を経てこそ火災を感知することができる。 火災感知器が煙などを感知すれば水をヘッドに送り、以後ヘッドに持続して熱が加わるとヘッドが爆発し水を撒く方式だ。 特に、該当方式は誤作動を防止するために2つ以上の火災感知器が交差で感知してこそ防水され、火災鎮圧に時間が相対的に長くかかるしかないという分析だ。

一般的に平時スプリンクラーヘッドまで水がたまっていて火災時に直ちに水を防水してくれる「湿式スプリンクラー」とは異なり、準備作動式は反応時間が遅く各種バルブなどにともなう誤動作の憂慮も大きいという指摘を受けてきた。

安定性も劣るという分析だ。 連結されたバルブが正常管理されなかったり、スプリンクラーヘッド損傷時にも配管内の気密状態が検証されないため、いざ火災時に他の所に水が漏れたり誤作動を起こすなど問題を発生する場合が多いためだ。
(引用ここまで)


 先日、ベンツの電気自動車から出火して地下駐車場全体に燃え広がった火災があったことをお伝えしました。

韓国のマンション地下駐車場で電気自動車から発火、まるで自動車の墓場のようになってしまう……インフラ損傷で住民は避難生活へ(楽韓Web過去エントリ)

 70台が燃えたと書きましたが、これは全焼したものだけ。さらに70台が燃えているそうです。

 出火当時、地下駐車場のスプリンクラーが作動していなかったことが判明しました。
 ……まあ、韓国ですね。
 「煙を感知すると『スプリンクラーに注水』、熱を感知すると『放水』する」となるものだそうで。


 とてつもなく延焼したのはスプリンクラーが作動しなかったからではないか、ともされているのですが。
 ただまあ……この火の勢いですからね。

スクリーンショット 2024-08-08 0.14.50.png

 どれだけ延焼が防げたかは不明。
 水ではリチウムイオン電池の炎は消せませんから。
 それでも温度を下げることができたらさすがに140台が被害を受けることはなかったかなぁ……。

 ちなみにこのベンツのBEV、充電中でもなかったし出火前の数日は乗ることもしていなかったそうで。
 フレーム以外は全焼しているので原因究明とかも不可能になったとのこと。

 あ、ついでに忠清南道で電気自動車が燃えました。
 こちらは充電中に出火したものだそうです。



 懸命に放水していますが、まったく火が消える様子がない。「電気自動車の横には駐車しない」とか対策しているユーザーも増えているそうですわ。
 まあ、自衛しないとなぁ。

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