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カテゴリ:ハイブリッド/EVの記事一覧

「自動車市場自体はきついのに……」不況に苦しむ韓国で日本車が大躍進、ここでもハイブリッドへの見直しが要因に

「日本車、見境なく買う」...ホンダ・トヨタ、韓国販売 『苦戦せず』(毎日経済・朝鮮語)
みんな「死にそう」と言っているが、むしろ「生き甲斐」があるという自動車ブランドがある。 日本車ブランドのトヨタとホンダだ。

国内輸入車市場を掌握したBMW・ベンツ・アウディ・ポルシェなどのドイツ車は、自動車市場の不況で販売が減少したが、日本車だけは例外だった。

市場が好況の時、販売増加は目立たないが、不況で皆が厳しい時によく売れれば注目される。

19日、韓国輸入車協会(KAIDA)によると、今年上半期(1~6月)の輸入車販売台数(米国車テスラを除く)は10万8272台と集計された。 前年同期の13万689台より17.2%減少した。 (中略)

輸入車販売1位のBMWが前年同期より7.8%、2位のベンツは15.3%それぞれ減少したのが打撃を与えた。

アウディは昨年上半期の9636台から今年は3603台へと62.6%急減した。

昨年、初めて輸入車の成功指標である「年間1万台クラブ」に加入したポルシェも打撃を受けた。 今年上半期の販売台数は3563台で、前年同期の6226台より42.8%減少した。 (中略)

日本車は例外だった。

前年同期より今年上半期の販売台数は1万2197台と集計された。 前年同期の1万1501台より6.1%増加した。 (中略)

日本車ブランドの中でホンダの成長傾向が目立った。 今年上半期の販売台数は1241台で、前年同期の573台より116.6%急増した。

トヨタの販売台数は、昨年上半期の3978台より14%増えた4535台と集計された。

日本のプレミアムブランドであるレクサスの販売台数は、前年同期の6950台から今年は6421台へと7.6%減少した。 529台減少した。
(引用ここまで)


 韓国でとにかく自動車が売れていません。
 上半期の自動車販売台数(国内5社)は66万9592台で前年同期比-11.8%。
 実際の台数では10万台ほどの減少。どれだけきつい状況なのかが理解できるのではないでしょうか。

韓国、車が売れない…景気低迷で上半期の完成車内需が12%急減(ハンギョレ)

 同様に輸入車販売も低調なのですが、そんな中、日本車の販売は好調とのニュース。
 BMWが7.8%減、ベンツが15.3%減。アウディが62.6%減、ポルシェが42.8%減。
 ホンダは116.6%増、トヨタが14%増。
 レクサスは7.6%減。ただ、これも他の高級外車に比べれば減少台数は穏やか。


 要するにですね、韓国は不況なわけですよ。30〜40代という働き盛りの年代で「なにもせずに休んでいる」のが244万人もいる。
 最低賃金をもらえない労働者が300万人もいる。
 そんな中、自動車がばんばん売れていたらおかしいわなってことです。

 で、そんな中でも自動車を買おうという層はハイブリッドを選んでいる。ハイブリッドなら日本車だろってことで安定と信頼のトヨタって選択になっていると。
 韓国では自動車については「見得を優先する」傾向が強く、大型車や輸入車(ドイツ車)が強いのですが。
 そんな傾向の市場で「日本車の躍進」がどれほど異様かって話ですね。

 なんかこう、日本には本当に韓国の不況度合いが伝わっていないというか。
 たぶん、現地の韓国人に言わせたら「こんな苦しいのは20年ぶり」とかそんなレベルですよ。

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EVと水素電気自動車だけで日本市場に挑んだヒョンデ、やっぱりダメだった……オートバックスに実機置いたり、攻殻機動隊とコラボするものの販売台数は月間50台弱

電気自動車で雪辱狙った現代自動車、日本進出2年で中国にも遅れをとる理由(中央日報)
日本市場再進出から2年が過ぎた現代(ヒョンデ)自動車の成績表が出てきた。現代自動車の立場ではうれしい結果ではない。

日本輸入車協会によると、日本国内の現代自動車登録台数は2023年4月~2024年3月に585台を記録した。2022年4月~2023年3月の登録台数649台から64台減ったものでそれだけ販売が少なかったという話だ。同じ期間に日本市場での現代自動車のシェアは0.21%から0.19%に減少した。現代自動車は2001年に日本市場に初めて進出したが販売不振から2009年末に撤収し、2022年5月に再進出した。

ほぼ同時期に日本に進出した中国メーカーと比較すると現代自動車の販売不振はさらに手痛い。電気自動車で世界トップ企業に成長したBYDは2022年に日本市場で283台を販売したが昨年は2026台で販売台数が7倍以上増加した。

オンライン中心に販売網を構築したのも現代自動車が日本で中国製電気自動車に遅れをとった理由に上げられる。これに対しBYDはオフライン店舗を拡張しているところだ。BYDは日本全域にオフライン店舗を50店以上展開しているが、来年末までにこれを100店以上に拡大する計画だ。現代自動車も今年に入って戦略を修正し、沖縄に実店舗を出した。大林(テリム)大学未来自動車学部の金必洙(キム・ピルス)教授は「目で見て手で触れてみて車を選ぶ日本の消費者にはオンライン中心の販売戦略が通じなかったのだろう」と話した。

現代自動車の武器は技術力だ。日本ブランドより先を行く電気自動車技術力を強調して市場拡張に乗り出している。先月末には日本の人気アニメ「攻殻機動隊」とコラボした動画を公開した。新たに公開した動画ではアニメの主人公が高性能電気自動車「アイオニック5N」を運転しながら登場する。金教授は「現代自動車が電気自動車の技術力では日本車をリードしているだけに、時間は少しかかるだろうが長期的には日本市場で目立った成果を出せるとみている」と話す。

日本の自動車市場は韓中日の自動車メーカーの力学関係の縮小版だ。中国市場で韓日の自動車のシェアが減少を続けているのと対照的に中国メーカーは日本市場と韓国市場に浸透中だ。中国自動車工業協会よると、中国市場で韓国車のシェアは2013年の8.9%から昨年1.6%に減った。同じ期間に日本車のシェアも16.1%から14.5%に減少した。中国政府が補助金を通じて自国製電気自動車支援に出て現れた現象だ。中国市場でのシェア下落は米国と欧州の自動車ブランドも同じだ。これに対し中国ブランドのシェアは昨年55.9%を記録し初めて50%を突破した。
(引用ここまで)


 ヒュンダイ自動車……じゃなくて、いまはヒョンデ自動車でしたっけ?
 2022年に日本市場に再上陸して、だいたい年に600台のペースで販売を続けているとのこと。
 一ヶ月に50台も売れているのは意外ですね。

 記事にもありますが、車種はEVのアイオニック5、コナ・エレクトリック、水素電気自動車のネクソの3車種だけ。
 まともなショールームはなくて、オンライン販売中心。
 これで50台も売れているんだから大健闘じゃないでしょうか。

 基本、傲慢なんですよね。
 「EVでは韓国のほうが技術力が上」とか「日本市場で成果が出せるだろう」とか。
 オンライン販売でどうにかなるだろうとか。
 テスラが年6000台くらい売っていたので、なんとかなるだろうって思ったんだろうなぁ。


 「日本市場ではエンジン車が依然として強い」ってのもハイブリッドやPHVの隆盛を完全に無視していますしね。
 ハイブリッド車のシェアは自動車市場の約半分超。ここにPHV、BEVを足すと6割ほど。
 いまの日本市場にハイブリッドを投入しない、できないって時点で負け確なのですよ。
 まあ、「プリウスの本場」に自社製ハイブリッドを持ちこむ勇気はないのでしょうけど。

 ただ、ヒョンデ自身は「このままだとジリ貧だ」と認識したのか、最近になってショールーム(に類するもの)を増やしていますし、オートバックスの一角に1台だけ置いていたりします。焼け石に水っぽいけどなぁ。
 あと攻殻機動隊 SAC_2045とコラボレーションしていたりもします。



 2045、別に嫌いじゃないけどなんかこう、コレジャナイ感が強い。

 ヒョンデよりも中国のBYDのほうがよほど地道だっていうね。
 わりと脅威になるんじゃないかなぁ……。

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韓国メディア「現代自動車へのEV補助金が減額、日本政府に後頭部を殴られた!」……「インフラ投資をしていない」なら補助金減額はむしろ当然なのでは

「現代車、日本で後頭部を殴られた」…大騒ぎになった車業界(韓国経済新聞・朝鮮語)
日本政府が現代自動車の電気自動車に支給する補助金を30%ほど大幅に削減した。 電気自動車への転換に一歩遅れたトヨタなど、自国産電気自動車の価格競争力をさらに高めた。 12年ぶりに日本に再進出した現代自動車が不意打ちを食らったという指摘が出ている。 (中略)

今年、日本の電気自動車1台当たりの補助金上限額は最大85万円(約750万ウォン)だ。 最低額は12万円で、最大額と73万円も差がある。

日本政府は、本年度の補助金策定の際、充電拠点の整備状況等を新たな評価項目として盛り込んだ。 昨年までは一度充電した時、最大限走れる距離など車両性能が核心だったが、メーカーが充電器の設置を増やすように誘導したのだ。

車種別に見ると、日産リーフとトヨタレクサス、テスラモデル3が最高額の85万円を受け取ることになった。 マツダMX-30とメルセデスベンツEQAは補助金が65万円に策定された。 現代自動車のコナは45万円、比亜迪(BYD)のドルフィンは35万円にそれぞれ決まった。

日産、トヨタなどが昨年と同じ水準の補助金を受けるのとは違って、現代自動車は昨年比20万円削減された。 BYDは30万円少なく受け取ることになった。

日本現地に充電整備拠点を設置しにくい韓国、中国など海外メーカーに不利に制度を設計したというのが業界の指摘だ。 日本政府は自社の整備網がなくても、他社と提携すれば評価に反映すると言った。 しかし、日本の完成車メーカーが競争関係にある現代自動車に手を差し伸べる可能性はないという分析だ。
(引用ここまで)


 ヒュンダイ……ではなくてヒョンデ自動車が日本市場に再参入したのは2022年から。
 純電気自動車のアイオニック5を中心として、コナ、ネクソの3車種のみでがんばっているそうです。
 ……そうです、としか書けないのは街中で一度も見かけたことがないから。
 一応、東京だと丸の内と東雲にショールームがあるらしいのですが。

 JAIAの統計を見たところ、去年の登録台数489台。

2023年12月度輸入車新規登録台数(JAIA・PDF)

 一ヶ月に40台くらいは登録されているようですね(登録台数なので販売されているとはかぎらない)。
 オンライン販売がメインである中、まあがんばっているとはいえるのではないでしょうか。
 BYDが約1500台、テスラが5500台であることを見ると物足りないともいえるかな。


 さて、電気自動車に対しては各国で「二酸化炭素削減のための補助金」が支給されています。
 最大85万円で日産、トヨタのすべてのEV、およびレクサス、テスラの一部車種で満額。

EV補助額、4月から日産やトヨタは最大85万円…中国BYDは35万円に引き下げ(読売新聞)

 一方で国外勢は多くが引き下げられています。
 最大の理由は「充電施設や修理施設の充実度」だそうで。
 そりゃそうだ。インフラを整備しようとせずにものだけ持ってきて売るメーカーと、インフラ整備もしようとするメーカーに差をつけて当然でしょう。

 その施策を持って「後頭部を殴られた!」ってやっているんですが。
 国外メーカーでもテスラはスーパーチャージャーを全国に普及させつつあります。
 モデル3が満額受け取れてもまあ、そりゃ当然でしょ。

 それでもヒョンデの場合は65万円の補助金があるので恵まれているほうじゃないですかね。
 日本市場に参入するならインフラ整備にもお金をかけろっていうのは、「二酸化炭素削減のための補助金」としてはまっとうな話で「後頭部を殴られた!」ってのはお門違いな気がします。

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韓国製電気自動車のアイオニック5、繰り返す炎上事故。今度は橋脚に衝突して炎上……ナンバープレートすら残らずドライバーは身元不明に

韓国製EVが衝突事故で車両火災、運転者死亡…ナンバープレート焼失し身元特定できず /蔚山(朝鮮日報)
蔚山市内で1台の電気自動車が橋脚に衝突して火災が発生し、ドライバーが死亡する事故が発生した。

 23日午前5時9分ごろ、蔚山市北区のソンネT字路で韓国製電気自動車が橋脚に激突し火災が発生した。蔚山消防本部が同日発表した。

火は37分後に消し止められたが、ドライバーは車から出られず遺体で発見された。

 また電気自動車のナンバーが燃えて識別できないため警察はドライバーの身元を今も特定できていない。
(引用ここまで)


 韓国でまたも電気自動車が事故からの炎上。
 車種はこの記事では書かれていませんが、ヒュンダイ(ヒョンデ)のアイオニック5です。
 映像もあるので見てみましょうか。



 交差点をけっこう速度を出して曲がって、その直後に橋脚に衝突。
 衝突の瞬間そのものの映像はないものの、どうもほぼ瞬時に発火、炎上に至っているように見えます。


 で、駆けつけた消防士が37分間水をかけ続けてようやく鎮火。
 実はこの鎮火時間、かなり短いほうなんですよね。
 電池火災はバッテリーセルが連続して発火するなんてことがよくあるので、何時間もかかることも珍しくありません。

 去年もちらっと書いたのですが、アイオニック5はこの形での衝突→即発火→炎上とのパターンを何度も繰り返しています。

ヒュンダイ自動車のアイオニック5、衝突からわずか数秒で大炎上……運転手を必死に助ける市民の姿も(楽韓Web過去エントリ)

 他の電気自動車でも同様の衝突事故はあるのですが、こんな風に数秒で発火するってパターンをあまり見たことがないんですよね。
 少なくとも日本製EVではないし、テスラでも聞いたことがない。
 衝突の瞬間の映像がないだけ、なのかもしれませんが。

 にしてもアイオニック5のそれは多すぎないかって気がします。
 BYD製のものだとなにもしていなくても爆発するなんて映像が出てますから、同じ感じなのかもしれませんが。

 なお、フレームを残してほぼ燃え尽きたのでナンバープレートも確認できずに、事故を起こした人物はいまだに身元不明。
 BEVはまだだなぁ……って感じますね。

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韓国のヒュンダイ・キア自動車製ハイブリッド、すべてで「走行中に停止する」不具合が判明、無償修理を呼びかけるも「もっとも売れている車種」は修理対象外に

現代·起亜ハイブリッドの大半の車種「23万台無償修理」(MBC・朝鮮語)
走行中に警告メッセージと共に車が止まる事例を調査した韓国交通安全公団の「ハイブリッド車種別欠陥申告」報告書です。
欠陥が確認されたK8ハイブリッドと似た症状を見せた申告事例を集めましたが、現代・起亜自動車の人気車種のほとんどが含まれています。
販売台数が最も多いグレンジャーハイブリッドで「高速走行中に警告メッセージが点灯して速度が落ち、0状態で止まった」などの通報2件。
ソナタハイブリッドも「走行中の警告とともに車が止まった」という通報が5件ありました。 (中略)

このような問題を確認した国土交通部は、現代·起亜自動車側にハイブリッド車全般に対する措置を優先してほしいと要請しました。

(国土部関係者)「全車種を私たちが指示を、話をしたんです。 ハイブリッド車種はみんな同じじゃないか、と」

これにより、現代・起亜自動車はソナタとアバンテ、ツーソン、ニロ、スポーテージ、K5とK8の7車両約23万7千台を無償修理することにしました。

ところが、最も販売台数が多いグレンジャーとソレントは抜けました。

現代・起亜自動車側は「無償修理対象はBMSすなわちバッテリー管理システムのソフトウェア設定値エラーが確認された車種に限定された」とし「除外された車種はこれに該当しない」と説明しました。

国土交通部は、今回の措置から外されたグレンジャーとソレント車種に集中し、欠陥があるかどうかを綿密に調べる計画だと明らかにしました。
(引用ここまで)


 キア自動車のK8ハイブリッドに「走行中、突然『ハイブリッドシステムチェック』とのメッセージが出て停止してしまう」との症状が現れている、とのニュースが先日ありまして。
 実はK8だけではなく、さらにはキア自動車だけでもなく。
 ヒュンダイ・キアで製造されたすべてのハイブリッド車に同じ不具合があると認定されています。

 国土交通部(省に相当)は両社のハイブリッド車すべてにリコールをかけようとしたところ。
 ヒュンダイ・キアは先んじてそれらの車種ほとんどに無償修理を打ち出してしまったとのこと。
 ソナタやアバンテ、K5、K8など23万7000台。



 ただし、人気車種であるグレンジャーとソレントは無償修理に含めなかったっていう。
 曰く「グレンジャーとソレントは制御ソフトウェアが違うから該当しない」としているのですが。
 実際に国土交通部のリストには数件の両車種の停止事項があるのですけどね。
 ……まあ、ヒュンダイ自動車的にはこうするのが正解なんでしょうね。

 先日のアイオニック5が衝突する度に激しく発火しているのも防御機構を取り入れていないことが原因ともされています。
 確かに他の企業のBEVでこんな即座に発火して炎上するの見たことないもんなぁ……。

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ヒュンダイ自動車のアイオニック5、衝突からわずか数秒で大炎上……運転手を必死に助ける市民の姿も

炎に包まれた電気タクシー、炎上してタクシー運転手を救った市民たち(MBC・朝鮮語)
車が徐行する下り坂で白い電気自動車タクシー1台が速い速度で降りてきます。
先に行っていた他のタクシーを少し避けているのかと思ったら、そのまま1階の商店街に突っ込みます。

衝突直後、タクシーの前部で青い炎が起こり、すぐに真っ赤な炎に変わります。
タクシーはあっという間に炎に包まれ、炎は建物を飲み込むように恐ろしく燃え上がります。
(引用ここまで)


 韓国でのアイオニック5の炎上事故。
 バッテリーはエネルギーの塊なので、こうして即座かつ一気に炎上します。
 事故前後の映像もあったので、見てみましょうか。



 衝突から数秒で炎が上がりはじめ、その直後には大炎上開始。
 なんかアイオニック5の炎上事故、やたらに多いんですよね。


 こちらは去年12月の事故。やはり一瞬で炎上。脱出する暇もなし。



 さらに6月の釜山の高速道路での事故。



 一度炎上したバッテリーは温度が下がらないので、とんでもない量の水を浴びせ続けて温度を下げるか、そのまま放置するかしか消火方法がないそうです。
 12月の事故でも2時間炎上を続けたとの記述がありますね。

 当然、テスラのモデル3とかも炎上しているとの話はあるのですが、こうして「事故から数秒で発火→炎上」っていう映像はそうないですね。
 あとアクセルも踏んでいないのに時速190キロまで加速した、とのニュースも。



 これもタクシーで乗客も見ているところでの映像。ヒュンダイも事故調査に協力するとのことです。

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日本市場にEVで再参入するヒュンダイ自動車社長「我々は同じ失敗を繰り返さない」→韓国人アナリスト「ヒュンダイがEVを日本で売る必要があるのかが分からない」

EVで13年ぶりに日本市場に再進出する現代自動車、全量オンライン販売(朝鮮日報)
 ブルームバーグ通信によると、日本国内の乗用車市場における電気自動車のシェアは1%にもならないほど、日本国内の電気自動車市場はまだ小さいという。

 しかし、最近の調査によると、車を購入する意向がある人の4人に1人が電気自動車購入を考えていることが明らかになるなど、「電気自動車市場は成長局面に入る転換点にさしかかっている兆しが見られる」とブルームバーグ通信は伝えている。

 これに関連して、日本の電気自動車市場ではほぼすべての自動車メーカーが同じスタートライン上にあるため、現代自動車が電気自動車メーカーとして新たな地位を確保できる機会がある、と張在勲社長は判断している。

 張在勲社長はまた、かつての日本乗用車市場進出失敗について、「日本市場は非常に水準が高く、日本の消費者は車についてよく知っているので、あらゆる面で基準が高い」「同じ失敗を繰り返しないよういろいろ準備した」と強調した。

 現代自動車は全車をオンライン販売し、オプションや注文はもちろん、車の代金決済、保険加入、自動車登録といった関連機能もオンラインで可能にする計画だ。

 これについて、張在勲社長は「我々は旧来型のディーラーを持っていない。これは新しいことにチャレンジできるという意味だ」と語った。
(引用ここまで)


 ヒュンダイ自動車改め、「ヒョンデ」で日本市場に参入するヒュンダイ自動車の社長が「日本では電気自動車をオンライン販売する」と述べまして。
 「われわれは入念に準備を重ねてきた。同じ失敗を繰り返すことはしない」だそうです。
 おそらくは人件費や賃料といった固定費を最低限にするという戦略なのでしょうね。
 あとテスラジャパンの販売スタイルのまるパクリ。

 テスラだったらまだ新進性とかで話題になるし、そういう販売方法でもまあ……「新しい企業だからね」ってことになるのでしょうが。
 あ、ちなみに大元のブルームバーグでのインタビュー記事はこちら。

13年ぶりに日本参入、EVなどオンライン販売-韓国の現代自動車(ブルームバーグ)
 現代自が今回取る戦略は、同じ韓国のサムスン電子やLG電子が日本のスマートフォン市場で成功を収めたやり方と類似している。両社は韓国企業が日本市場を攻略することは可能であることを証明した。

 再参入を機に現代自は日本でのブランド名の表記を「ヒュンダイ」から「ヒョンデ」に変更する。張氏は「われわれは日本が非常に洗練されたマーケットであり、日本の消費者も車についての知識があるためあらゆることについて高い基準を持っている」とした上で、「サムスンとLGから学んだ教訓は何より重要なのはブランドと商品戦略だということだ」と述べた。
(引用ここまで)

 サムスン電子のスマホは成功か失敗か問われたらまあ……成功しているほうなのでしょうが。
 LGのスマートフォンが……成功?
 うーん。
 こりゃ2回目の撤退も近いな。


 メインの販売車にしようとしているのがIONIQ5という車種で、SUVだそうです。
 一時期は「水素燃料電池車だけで勝負する」とかも言っていたのですが、さすがに現実的でないと認識したということか。
 ちなみに朝鮮日報はブルームバーグのこの一節を完全に無視しているのですけどね。

 韓国投資証券のアナリスト、キム・ジンウー氏はサムスンやLGのケースと異なりEVは高額なものであるため、国産車を好む傾向がある日本の消費者は韓国メーカーから購入することに抵抗があるかもしれないと指摘。「欧州や米国の方がEVの需要は強い。現代自がなぜ日本でEVを販売する必要があるのかがわからない」と述べた。
(引用ここまで)

 韓国人から見ても分からないのか。
 じゃあ、日本人側から見ても分からなくてもしょうがないな。
 参入費用と撤退費用がかかるだけだよなぁ。

 ヒョンデは去年の夏だったかにBTSのなにかがもらえるキャンペーンみたいなのをやって好評だった……みたいです。
 それで勘違いしちゃったかな。
 まあ、がんばってみてくださいな。

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韓国メディア「中国製EVトラックが『輸入車の墓場』である日本で人気だ」……墓場送りになったのは韓国だけじゃない?

「輸入車の墓場」日本で中国のEVが人気を集める理由(朝鮮日報)
「輸入車の墓場」といわれる日本で、中国製の安価な電気自動車(EV)が善戦していると、ブルームバーグが17日に報じた。

 ブルームバーグは記事で、日本の物流企業SBSホールディングスなどの事例を紹介。SBSは最近、日本のEV関連スタートアップ企業「フォロフライ」を通じ、今後5年間でEV軽トラック2000台の導入を決めた。導入されるEVは東風汽車集団の子会社をはじめとする中国の自動車メーカーが製造する。 (中略)

 品質もさほど悪くないという評価だ。SBS即配部門の宮原朗次長は、中国製のEVが3‐4年使用後にも性能を維持できるかは心配だとしながらも「現状では12時間充電すれば問題なく走行できる」と話した。
(引用ここまで)


 ブルームバーグが「日本の運送業者を中心にして中国製EVトラックの需要があり、じわりと浸透しつつある」というレポートを掲載しています。

中国製EV、日本の宅配業者にじわり浸透-圧倒的な低価格武器に(ブルームバーグ)

 ざっくり中味を書くと──
・配送センターから届け先までの最後のラストワンマイルであれば、EVトラックでも航続距離は問題ない。 ・中国政府からの援助金を得ている中国メーカーに、日本の自動車メーカーは価格競争力で負けている。
・使用を続けた場合の性能は分からないが、現状では充分に使えている。
・2〜3年後は分からないが、いまは中国製EVトラックが市場を席巻している状況だ、と。

 ちなみに朝鮮日報の書く「輸入自動車の墓場」という文言はブルームバーグの記事にはありません。


 韓国製自動車、および一部のアメリカ車にとっては墓場かもしれませんけどね。
 多くの欧州車やアメリカ車でもジープなんかはシェアを伸ばしています。ジープは大躍進って言っても過言ではないレベルで増えてますね。
 要は日本車とかぶる市場を狙うのであれば極端に不利になるってだけで、むしろ趣味的な車であったり、需要のしっかりしたものであれば通用する。

 通用しないのであれば、それは市場の動向を分析しなかった企業側に問題があるんじゃないかな。
 延々と左ハンドル車しか作らなかったり、新車があるのに日本市場に投入しなかったり。
 あるいは「ヒュンダイを知らないのは日本だけかもしれない」とか消費者を小馬鹿にするような広告を作ったり。
 そういう企業は淘汰されて当然なんだよな……。

 そういえば水素燃料電池車で日本市場に再参入するとかいってたヒュンダイ改めヒョンデの話はとんと見ませんね。
 それこそ中国製EVトラックみたいなニッチに入れるつもりだったのでしょうけども。さて。

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