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韓国政府、「独自戦闘機KF-21」についてインドネシアから依頼のあった1兆ウォンの分担金ディスカウントを丸呑みしてしまう

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(54)
KF21プロジェクト、結局1兆ウォンが踏み倒された(チャンネルA・朝鮮語)
2016年の契約当時、インドネシアが負担することにした戦闘機KF21の開発費は事業費の20%、1兆6000億ウォンです。
試作機1台と技術を移転し、48機をは現地生産する条件です。 (中略)

ところが、インドネシア側が予算不足を理由に初年度を除いて分担金を延滞し続けたが、6000億ウォンだけ出すと提案しました。
現在まで4000億ウォンを出したインドネシアとしては、今後2000億ウォンだけをさらに負担するということです。

結局、私たちが1兆ウォンを抱え込むことになったのですが、政府は今日、これを受け入れると明らかにしました。 (中略)

韓国政府は、「コスト削減などで実際の負担は1兆より少ない5000億ウォンと見ている」とし、「破棄よりは共同開発の持続が有利だ」と明らかにしました。
(引用ここまで)


 「韓国独自技術で設計・製造される戦闘機」KF-21の開発費について、韓国政府が60%を負担、開発主体のKAIが20%を負担。
 そして「共同開発国」であるインドネシアが20%を負担する予定でした。
 ところがインドネシアは1兆ウォン以上の分担金の支払いを延滞。

 なぜかこのインドネシアとの契約は民間企業であるKAIとのものになっていまして。
 かつ、インドネシア側に一切の罰則なし。
 2回の延滞があった場合にはKAI側から契約解消を申し出ることができるとの契約内容だったのです。
 民間企業であるKAIが国家を相手に契約解消を申し出ることは実際には難しかったでしょうね。

インドネシア、韓国に対して「KFーXの開発分担金を支払って欲しければうちの輸送機をバーターで買ってくれ」と要求。さらに不払いの違約金はない契約だった……なんだそりゃ(楽韓Web過去エントリ)

 ただまあインドネシア側の視点を考えてみると、また違った見方ができるんじゃないかなって感じです。


 つまり、海のものとも山のものともつかない、具体的にいえば初期生産型では空対空しか戦闘能力のない戦闘機にそこまでオールインするわけにもいかないってのも実際でしょう。

韓国の独自技術で製造されるKF-X、初期生産型の40機には対地攻撃能力ゼロ?(楽韓Web過去エントリ)

 ましてや実績のあるラファール、F-15EX(F-15ID)を導入することが決まっているのですから、KF-21はもう切ってもいい。
 支払い済の4000億ウォンとおそらくパーム油等で現物支給されることになる2000億ウォン分までは払う。
 それ以上は負担する気がないと言い渡されてしまったわけです。

 で、韓国の立場ではなんとしてでも「輸出実績」がほしいので、こんな無茶苦茶でも受け入れるしかなかった……と。
 大元の契約では韓国で製造した試作機を1機引き渡し、インドネシア現地で48機を生産するとの話でしたが、そのあたりも大きく変更されるとは思われますが。
 まあ、インドネシアの勝ち、かな。

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インドネシア、韓国に「戦闘機の開発分担金を1/3にする。技術供与もそのレベルでいい」と実質的なKF-21開発からの離脱を宣言

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(87)
タグ: KF-21 KF-X 軍事
韓国と超音速戦闘機を共同開発中のインドネシア「分担金は3分の1だけ払います」(朝鮮日報)
 韓国と超音速戦闘機「KF21」を共同開発しているインドネシアが、当初合意された開発分担金の納付を3分の1の水準のみにとどめたい、と韓国政府に提案した。共同開発の代価として予定されていた戦闘機技術移転も、それに相応の水準に限って受けるという立場だ。

 業界関係者が6日に明らかにしたところによると、インドネシアは最近、韓国政府に「KF21分担金を、支払い済みの3000億ウォン(現在のレートで約340億円。以下同じ)のほかさらに3000億ウォンを加えて、計6000億ウォン(約680億円)を2026年までに納付したい」と通知したといわれている。当初予定されていたインドネシアのKF21開発分担金はおよそ1兆7000億ウォン(約1930億円)で、後におよそ1兆6000億ウォン(約1820億円)に減額された。 (中略)

 韓国政府がインドネシア側の提案を受け入れた場合、KF21の総開発費8兆8000億ウォン(約9990億円)のうち1兆ウォン(約1140億円)を韓国政府の予算で追加分担することになる見込みだ。韓国政府は、インドネシア側の提案を検討している。

 インドネシアは、KF21共同開発の代価として試作機1機と技術資料の移転を受けた後、48機をインドネシア現地で生産する計画だった。実際、計6機が作られたKF21試作機には、韓国の国旗とインドネシアの国旗が一緒に描かれている。しかし、インドネシアの分担金規模が減ったら、共同開発に伴う恩恵の規模も縮小するものとみられる。
(引用ここまで)


 韓国が「独自技術で開発している」KF-21の共同開発国となっているインドネシアが「開発分担金を当初予定の1/3にしてくれ。技術移転も1/3でいい」と述べている、とのニュース。
 楽韓Webでは延々とKF-X、KF-21について追ってきましたが。
 インドネシア側はこれまで1兆ウォンほどの分担金を滞納してきました。

韓国の戦闘機開発に参加しているインドネシア、開発分担金の未払い金が1兆ウォンに迫る……もしかして他の戦闘機購入の交渉カードにしてた?(楽韓Web過去エントリ)

 ひとつの結論に達したと見てよいと思います。
 すなわち、「KF-21導入しなくてもいいや」ってことです。あと技術移転もいらないって。
 KF-21の共同開発をするよりも前、インドネシアの戦闘機はえらい混沌の状態を迎えていました。

Su-27 5機
Su-30MK 2機
Su-30MK2 9機
F-16A/B 10機(アップグレード済も含む)
F-16C/D 23機
T-50i 13機
Hawk200 22機
EMB314 13機

 ロシア機とアメリカ機、韓国機、イギリス機、ブラジル機のごちゃ混ぜ。
 アメリカに武器禁輸措置の制裁を受けていたこともあって、ロシア機を導入していた時期があったのですね。
 Su-35も取得予定だったのですが、アメリカからの圧力で契約破棄。
 ちなみにKF-21の分担金でも現物支給をとしていましたが、Su-35の契約交渉でも農産物とのバーターが行われる予定でした。


 現在はF-16A/Bの退役が進んでいて、その代わりにフランスからラファールF4を42機、そしてアメリカから24機のF-15EX導入が進んでいます。
 地域大国としても66機の4.5世代機を揃えたのならそれなりに面目も立って、防衛力もなんとかなるってことでしょうね。
 まだ実機はゼロですが。
 でもま、それをいうならKF-21も実機はまだゼロ。

 インドネシア側が自国の開発分担金を6000億ウォン、1/3規模にしてほしいってことは、残りの全額を現物納付にするってことかもしれませんね。
 以前から1/3を現物納付にするとの話でしたから。

韓国とインドネシアが戦闘機KF-21の共同開発で最終合意。インドネシアの分担金のうち、3割を現物支給に決定(楽韓Web過去エントリ)

 これまではKF-21って保険が必要だったのですよ。
 ラファール導入もまだ分からないし、アメリカはかつてインドネシアに武器禁輸措置をしていた実績があります。
 なので契約を交わすまでは保険としてKF-21の共同開発もキープしておく必要があった。
 ですが、ラファールはすでに3次契約まで行って42機の取得にゴーサインが出ています。
 F-15EX(F-15ID)もアメリカ政府からの販売承認を受けています。

インドネシアが戦闘機ラファールの導入で正式契約……KF-21を共同開発する韓国からは「インドネシアなんていらないだろ」との声も……(楽韓Web過去エントリ)
インドネシア、F-15EXを24機発注。韓国と共同開発しているKF-21からは離脱か?(楽韓Web過去エントリ)

 インドネシアにとって、KF-21の役割は終わったってことです。
 まあ、最初からあるていど見えていた結論ではありましたが。いつものようにインドネシアはインドネシアでしかないってわけです。

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韓国製戦闘機、KF-21の開発分担金を滞納しているインドネシア、「10年の分割払いで支払い終了は2034年」を打診……ラファール、F-15EXの「保険」だけの存在ですかね

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(41)
インドネシア、KF-21分担金1兆ウォンを「開発完了8年後に出す」要請で物議を醸す(東亞日報・朝鮮語)
韓国とインドネシアが韓国型超音速戦闘機KF21を共同開発中である中、インドネシア政府が開発分担金納付期限を2034年まで延長してほしいと昨年12月末、韓国側に要求した事実が一歩遅れて明らかになった。

これに先立ち、インドネシアは2016年の契約当時、約1兆6000億ウォンを2026年6月までに支払うことにしていた。 創軍以来最大(8兆8000億ウォン)兵器開発事業である韓国型戦闘機事業で、開発費の20%を分担することにしたのだ。 しかし、その後、納付を今日明日と先送りし、予定金額より今月基準で1兆ウォンほど少なく納付した。 このように不誠実納付で論議を呼んだ後、最終納付期限も当初契約した2026年ではなく、2034年まで8年を延ばしてほしいと言ったという。

韓国政府は、戦闘機の開発が2026年に完了するだけに、開発が終わってから8年後に金を出すという提案は受け入れがたいという立場だという。 ただ、インドネシアが完納の意志を明らかにし、共同開発を継続する意志も確認しただけに、ひとまず両国実務陣の線で妥協点を見出すために非公式議論を進行中だと伝えられた。

18日、外交筋と防衛産業界の関係者によると、インドネシア国防部は昨年12月末、KF21開発事業を管理する韓国防衛事業庁に開発分担金の納付期限延長を提案した。 そして、2034年までに年度別納付計画を盛り込んだ提案書も送った。 現在、インドネシアの開発費分担金の残高は約1兆3217億ウォンだ。 今年から毎年同じ金額を出すなら、2034年まで毎年約1100億ウォン台の金額を出すことになる。

韓国政府は、この提案に公式に拒否の立場を明らかにしていないという。 ただ、内部的には受け入れ難いという方針だという。 兵器体系の開発費を開発が終わった後に出すという提案自体が現実性に欠けるということだ。 KF21システムの開発は2026年に終わる。 40台と予想される初期生産分は直ちに2026〜2028年に量産され、韓国空軍に実戦配置される予定だ。 (中略)

ただ、政府は財政難を訴えてきたインドネシアが、今回は年度別計画まで具体的に指摘し、分担金完納の意志を初めて明らかにしたのは意味があると評価している。
(引用ここまで)


 KF-21の「共同開発国」になっているインドネシアですが、全体の20%を負担することになっている開発分担金を現時点で1兆ウォンほど滞納しています。
 分担金の30%を現物で支払うともしていたのですが。

韓国とインドネシアが戦闘機KF-21の共同開発で最終合意。インドネシアの分担金のうち、3割を現物支給に決定(楽韓Web過去エントリ)

 この合意があった際には原油かパーム油じゃないかとされていましたが、原油は韓国の精油所に合うとも思えないのでパーム油が本命かな……くらいに思っていたのですけどね。
 その後、この現物支給についても梨の礫。
 今回の報道では10年に渡って分割して支払っていくとしている。まあ

 ほんのわずかに「支払いする意思はある」ていどの支払いはあったようですが、それだけですかね。
 これまでインドネシアはラファールの最新版であるラファールF4を42機、さらにF-15EのリファインバージョンであるF-15EXを24機発注することが決まっています。
 4.5世代機を66機揃えることになったわけですね。


 韓国が独自技術で製造しているKF-21は4.5世代機としていますが、インドネシアはもうすでにそのレベルの機種を66機契約しているわけです。
 まだ納入はされていませんけどね。

 KF-21がラファール、F-15EX(F-15ID)を超える性能があるとも思えません。
 唯一、機体形状によるRCS低下においてはKF-21が上という可能性もなくはないですが。
 ラファール、F-15EXともにすでに完成されているマルチロール戦闘機で、確実性が高い。

 それらと比べるとKF-21の初期生産分は対空攻撃しかできることがない。
 初期生産分からどのくらいのペースでアップデートされるかも分からない。
 そりゃ、インドネシアとしても「保険としてはキープしておきたいけど、支払いはできるかぎり遅らせたい」ってくらいの扱いになるでしょうよ。
 KF-21の現在の地位ってものはそれくらいのものだって話ですよね。

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韓国人「韓国独自技術で製造されたKF-21をステルス化するために、エンジンを国産化しなければ」……うん、がんばれ

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(92)
タグ: KF-21 KF-X F-414
「KF21ステルス戦闘機転換、エンジン国産化なしには難しい」(イーデイリー・朝鮮語)
今後、ステルス戦闘機と攻撃用無人機の開発のために航空エンジンの国産化が急がれる中、ハンファ·エアロスペース(012450)が1万5000ポンド力(lbf)以上の推力を出す航空エンジンの開発に挑戦する。

ハンファ・エアロスペースのイ·グァンミン航空事業部長(専務)は13日、ソウル龍山区(ヨンサング)の国防コンベンションで開かれた記者懇談会で、「航空エンジンはミサイル技術統制体制(MTCR)、国際兵器取引規定(ITAR)、輸出管理規定(EAR)など各種規制を受けている」と国産化の必要性を説明した。 単純偵察用ではなくミサイル装着が可能な無人機の場合、1万5000lbf級以上のエンジンが必要だ。 しかし、MTCRなどの規制で輸入が難しい。 操縦士のいない第6世代戦闘機の開発も不可能になる。

しかも、米国はステルス戦闘機搭載用エンジンを販売した前例がない。 KF21が空対空·空対地攻撃能力の確保後、ステルス機に転換する場合、米ゼネラル·エレクトリック(GE)エンジンの搭載が難しい可能性がある。 韓国はT-50(FA-50)超音速航空機を開発したのに続き、KF-21戦闘機も製造しているが、航空機の「心臓」であるエンジンはGE製品だ。

国内唯一の航空用ガスタービンエンジン企業であるハンファ・エアロスペースは、今年退役を控えたF-4ファントム戦闘機「J79」エンジンを皮切りに、1万台余りの航空エンジンを作った。 しかし、いずれも海外技術を購入し、免許生産したものだ。 エンジンライセンスがないため、T-50だけでなく、今後KF-21輸出などに困難が伴う可能性がある。

これを受け、防衛事業庁は2020年から産業通商資源部と共に、推力5500lbf級の無人機用(MUAV)ターボファンエンジンを開発している。 これに加え、KF-21のF-414-400Kエンジンに匹敵する1万5000lbf級ターボファンエンジンの中核構成品の研究も進めている。 10年以上の研究開発期間に約5兆5000億ウォンが滞りなく投入されれば、30年代半ばから後半には国産戦闘機エンジンが誕生するものと見られる。

現在まで戦闘機エンジンを設計・製造できる国は米国、英国、フランスなど一部に過ぎない。 韓国のエンジン技術は先進国に比べて約70%水準に近づいたと評価されるが、素材技術は40~50%程度しか確保していない状況だ。 今後、規格システムは5 倍、素材データベースは4 倍確保する必要がある。

イ・グァンミン事業部長は「日本と中国は政府の強力な支援で独自エンジン開発を事実上成功した中で、最近米国GEのF-110エンジンを装着した第5世代戦闘機の初試験飛行に成功し、2028年には独自エンジンも生産する計画」とし「今後規格システム、素材データベースなどを早く確保して先進国との格差を減らさなければならない」と強調した。

続いて「先端航空エンジンの開発に成功すれば、国内約100社が輸入していた部品を独自に生産でき、独自のエンジン整備も可能になる」とし、「民間航空機と海洋、発展などに適用できる派生型エンジン分野に及ぼす影響まで考慮すれば、直接・間接的な経済効果は2040年以降、年間数十兆ウォンに達するだろう」と述べた。
(引用ここまで)


 韓国で今年から量産が開始される予定のKF-21について「このままではステルス機にバージョンアップすることはできない」としています。
 エンジンがステルス機用のものではないことが大きな理由として挙げられています。
 KF-21に採用されているのはF-414。F/A-18E/Fに採用されているもので、信頼性も推力も充分なエンジンです。
 ……まあ、くそうるさいことでも有名なのですが。
 これをハンファエアロスペースがライセンス生産する予定です。

 ただ、F414には「ステルス戦闘機」への採用実績はありません。
 ステルス戦闘機はエンジンにも電波反射防止の曲がりダクトが採用されています。
 というわけで、「KF-21のステルス化のためにも韓国国内でエンジンを製造しよう」との話になっているようですが。


 まあ……トライすること自体はいいのではないですかね。
 個人的には「形状によるRCS(レーダーを反射する数値)を低下」で充分だと思います。
 一応、KAIはKF-21について一度たりとも「ステルス機である」って話はしていないんですよね。
 あくまでも「RCSの低下」としか述べていないし、バッチ2とかになっても「さらなるRCSの低下」までしか言っていない。
 KF-21は根本的に「ステルス機」ではない、ということを分かっているのでしょうね。

 ちなみに政治家とかメディアは「ステルス機として〜」ってことを繰り返して言っていますが。
 まあ、「ステルス機」の基準をどこに置くかにもよりますかね。

 エンジン開発もがんばってみればいいと思うのです。
 あと艦載型のKF-21Nも。とりあえずネタにはなりますからね。

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インドネシア人、韓国の独自戦闘機であるKF-21の技術資料を持ち出そうとして摘発……でも、韓国もインドネシアに対して同じことやっているよね?

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(42)
USBにKF-21戦闘機資料…KAI派遣のインドネシア人、技術持ち出そうとして摘発=韓国(中央日報)
韓国型戦闘機(KF-21)の開発に参加するために韓国航空宇宙事業(KAI)に派遣されていたインドネシア国籍の技術者が関連資料を持ち出そうとして摘発された。

2日、韓国防衛事業庁によると、彼らは先月、KF-21関連の資料を移動式保存装置(USB)に入れて外部に持ち出そうとした。彼らが会社の外に出て行く過程で検索台で摘発されて持ち出しは未遂に終わった。

国情員や防諜士などで構成された調査チームは彼らが持ち出そうとしていた情報がどのような内容なのか、以前にも持ち出したことがあるのか、あるいは実際に持ち出したのかなどを調査している。徹底した調査のために彼ら技術者に対する出国禁止措置も取られたという。USBに含まれている情報の機密の有無と持ち出し先、および意図などにより、彼らに対する司法手続き行われるかどうかが決まるものとみられる。
(引用ここまで)


 名目上、KF-21の共同開発国になっている(ただし、開発分担金は払わない)インドネシア。
 一応、「共同開発」なので研究員を韓国に派遣するなどしています。
 んで、今回はその研究員がUSBメモリに入れた資料などを持ち出したことで、KAIのセキュリティに止められたとの話。

 ニュースによってはAESAレーダーなどの重要機密が含まれているとの報道もあったのですが。

KF-21技術機密流出試み摘発… 「インドネシア国籍者訴訟」(SBS・朝鮮語)
インドネシアの技術者が確保したKF-21技術資料は、戦闘機の目であるAESAレーダーなどの抗戦装備、試験飛行技術など、KF-21の全般的な技術が網羅されたことが分かりました。
(引用ここまで)




 一応、国情院(引用記事では国情員になってますが「国家情報院」、韓国政府の諜報機関。旧KCIAのこと)が調査に乗り出しているとのことで、まだ全貌は見えていないとされてはいます。  ただ、聯合ニュースによると一般的な資料がほとんどだったとのこと。

KAI勤務インドネシア技術者、KF-21内部資料流出しようと摘発(聯合ニュース・朝鮮語)

 まあ、持ち出そうとしたインドネシアの研究者に問題があるのは間違いないのですが。
 けっきょくはタヌキと狐の化かし合いなんですよね。
 2011年にT-50練習機やK-2戦車をインドネシアが輸入するかどうかを調査するために、インドネシアからの特使のPCを国情院職員が盗もうとして失敗していたことが知られています。

韓国情報機関員(旧KCIA)、インドネシア大統領特使のPCを盗もうとして失敗したことを暴露される(楽韓Web過去エントリ)

 インドネシアも韓国もやっていることは大差ないってオチです。

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韓国人「KF-21は4.5世代戦闘機ではなく第5世代戦闘機だ。艦載機版も電子戦版もKF-21をベースにして作れる」

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(97)
韓国型戦闘機KF21、電子戦機も可能だろうか(ヘラルド経済・朝鮮語)
チョ・ジョンレ元常務は「KF21は4.5世代ではなく5世代の航空機」という言葉で砲門を開きました。

彼は「KF21の外形をよく見ればステルス形状を備えていないところがない」と自信を示しました。

続けて「敵のレーダー波が最も多く反射される部分が航空機エンジンの空気吸入口」とし「機体表面とキャノピーなど他の部分の設計も重要だが、最も設計をうまくしなければならない部分が空気吸入口」と話しました。

また、外部の武装窓を付けておいたのに何のステルスなのかという指摘には「ステルスはレーダーに反射する表面積が少なく捕まるということであって、捕まることが少ないわけではない」とし、「どれだけ避けられるように設計するか、空気力学的に、機械力学的に、熱力学的に、または表面処理に塗料をどれだけ塗ってどのようにレーダーに少なく捕まるようにするかが重要だ」と説明しました。

それと共に「外部の訪問客が会社に訪問した時、KF21試作機の横でKF21は4.5世代ではなく5世代だと言う」とし「(4.5世代と言ったのは)ライバル会社の視線を向けるための私たちの戦術だった」と告白しました。 (中略)

チョ・ジョンレ元常務は「韓国型航空母艦事業を行う上でKF21ネイビーと電子電気に対する所要は必ず一緒に行かなければならない」と判断しました。

彼は「米軍空母の艦載機運用戦術を見ると、最初に空母から早期警報機が離陸して敵の位置と標的情報を獲得し、2番目にEA-18Gが出撃して早期警報機が探知した敵電子資産の中で攻撃ポイントにある電子戦性能を麻痺させた後、FA-18など戦闘機を送って楽に目的を達成する」と根拠を提示しました。
(引用ここまで)


 KF-21の製造元であるKAIの元常務であった人物が韓国メディアの動画に出演して、KF-21について言及している、とのニュース。
 曰く──

・「KF-21はステルス戦闘機であり、第5世代戦闘機だ」
・「4.5世代としたのは韜晦しただけ」
・「武装が出ててもステルス効果がないというわけではない」
・「KF-21の艦載機版であるKF-21N、KF-21ネイビーも作らなければならない」
・「電子戦機版もKF-21を元にして製造すべきだ」
・「空母は国産すべき。艦載機も同様だ。なぜならF-35Bを導入すれば空母の諸元をアメリカに奪われる」 ・「空母製造ができる企業が韓国には3つもある」

 夢が広がリングってやつですかね。
 個人的には「KF-21は4.5世代ではない、第5世代である。戦術として4.5世代を名乗っているだけだ」って部分が好き。
 なんのための戦術なんだかさっぱり分かりませんが。


 明確に「これが第5世代戦闘機の条件だ」とするものはありませんが、ロッキード・マーティンは自社で第5世代戦闘機には以下の条件をつけているそうです。

・「ステルス性」
・「第4世代を上回る性能」
・「高い整備・保守性」
・「センサーフュージョン」

 最後のセンサーフュージョンの段階でF-35以外はステルス戦闘機じゃないのではという気にもなりますが。あそこまで先進的なセンサーフュージョンでなくとも、あるていどの情報のやりとりができればいいってことですかね。

 KF-21についてはステルス性は武装を露出させている時点であくまでも「外形でのRCS低下」に留まります。
 第4世代を上回る性能かどうかはまあ……どこを見るかにもよるでしょう。整備性はいまのところ不明。
 センサーフュージョンは……まあLINK-16くらいはあるとは思われます。たぶん。

 ステルスというか、第5世代戦闘機であるかどうかってかなり「自称」の部分が大きいので。
 おまえが第5世代だと思うんならそうなんだろ、としか。
 さらに「KF-21の艦載機はもちろん、電子戦闘機もできる!」と鼻息が荒いのですが。
 うん、まあ……がんばれ。

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韓国メディア「KF-21の共同開発費を滞納しているインドネシアが中古戦闘機の購入を延期した」とわざわざ報道……まあ、舐めプされてますよ、君たち

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(30)
右往左往インドネシア、KF-21意志あるか(アジア経済・朝鮮語)
インドネシアがカタールが使用していた中古ミラージュ2000-5戦闘機の購入を延期した。 韓国型戦闘機KF21の開発費用を分担することにしていたインドネシアが、空軍戦闘機導入事業を右往左往しながら、韓国とも共同事業を放棄するのではないかと懸念されている。

ダニエル・アンザール・シマンタク国防部長官報道官は4日(現地時間)、CNNインドネシアとのインタビューで、「財政余力が足りず、財務部と国防部がミラージュ戦闘機の購入を延期することを決めた」と述べた。 そして、「インドネシア政府がフランスから持ち込むことにしたラファル戦闘機が導入されるまでは、現在保有しているスホーイとF16戦闘機を改造し、空白を埋める」と説明した。

昨年6月、インドネシア国防部はカタールが使用していた中古ミラージュ2000-5戦闘機12機を計7億9200万ドル(約1兆385億ウォン)で購入する契約を締結している。 この契約は、現国防長官であり次期大統領候補の中で支持率1位を走っているフラボワー·スビヤント候補が先頭に立って推進したことだ。 さらに8月には、米ボーイングと4.5世代級戦闘機F-15EX24機購入のための了解覚書(MOU)を締結した。 2021年2月にはフランスと81億ドル(約10兆8000億ウォン)規模のラファール戦闘機42機を買い入れる契約を結んだ。

しかし、インドネシア内部でも、あえて高いお金を払って古い中古戦闘機を買わなければならないのかという批判が出た。 一部では、「中古兵器システムは導入しないように」という大統領の指示があったにもかかわらず、プラボウォ長官がこれを無視したとし、大統領が問責すべきだという主張もあった。

2014年、韓国政府と韓国航空宇宙産業(KAI)がそれぞれ開発費の60%と20%を支払い、残りの20%をインドネシアが負担する基本合意書を作成し、2016年に契約を結んだ。 インドネシアが試作機1機と各種技術の移転を受けた後、戦闘機48機を自国で生産する条件だった。 しかし、インドネシアは1兆2694億ウォン相当の事業分担金のうち2783億ウォンだけを納付し、約9911億ウォンを未納中だ。

このような中、インドネシアが今年の国防予算を大幅に増やしただけに、財政が足りないという理由だけでは納得し難いという主張も出ている。 インドネシアは兵器の現代化に向け、今年の国防費を250億ドル(約32兆8000億ウォン)へと20%以上増額した。 インドネシア政府はKF-21「ポラメ」分担金納付計画を通知しなかった。
(引用ここまで)


 インドネシアが戦闘機導入でふらふらしまくっています。
 21年2月にはラファール42機の導入を決定。まず6機を導入の契約が行われ、その後に36機を導入予定。
 去年6月にはラファールが導入されるまでのつなぎとしてカタール空軍が使用していた中古のミラージュ2000-5を12機導入の契約。  ついで8月にはアメリカとF-15EX(F-15ID)を24機の導入について契約。

インドネシアが戦闘機ラファールの導入で正式契約……KF-21を共同開発する韓国からは「インドネシアなんていらないだろ」との声も……(楽韓Web過去エントリ)
インドネシア、F-15EXを24機発注。韓国と共同開発しているKF-21からは離脱か?(楽韓Web過去エントリ)

 ……ミラージュ2000いる?
 っていうのが大方の評価だったのですが。「まあ、さすがにSu-35が導入できなかったし中継ぎはいるのか」ともされていました。
 ただ、この12機のミラージュ2000が8億ドルにもなるらしく。

「高ぇ!」戦闘機更新までの“中継ぎ”で購入決定した中古のミラージュに批判 一体いくら? インドネシア(乗りものニュース)

 正直、なにを考えているのやら……って感じでしたね。
 代理店のチェコにある企業からキックバックかなぁ。


 さて、その中古ミラージュ2000の契約ですが、またぞろインドネシア側から「あ、支払い延期で」ってやっているっていう。
 ……という話を韓国メディアが報じている、と(笑)。

 インドネシアは「韓国独自の技術で設計製造されている」との設定のKF-21について共同開発国になっているのですが、その開発分担金を1兆ウォンほど滞納しています。
 「予算がないから」との理由で、韓国政府は物納まで認める事態になったのですが。パーム油か天然ガスかとされています。
 ですが、前述のようにラファールやF-15EXを導入するお金はあるのですね。


 要は海のものとも山ものともつかぬ、「なんの実績もない」4.5世代機であるKF-21にどれだけの価値があるのか、という事実をインドネシアから突きつけられてるわけです。
 「輸出実績を作りたいんだろ? じゃあ、うちの言うことを全部聞き入れないとなぁ」って感じですかね。

 去年の10月には「インドネシアに『今月末までに支払計画を提出しろ!』と最後通牒を突きつけてやった!」って大言壮語していたのですが。
 いまだに計画は提出されていません。
 動きがある度に韓国側がみじめな思いをしていくばかりっていう状況になってますね。

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「韓国独自技術で製造される」戦闘機KF-21 ポラメ、初期生産数は20機で決定へ……軍関係者は「単価が高くなってしまう」と渋い顔

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(45)
タグ: KF-X KF-21 軍事
結局KF-21初生産「半分」20機に……ユン大統領に報告される(ファイナンシャルニュース・朝鮮語)
韓国型戦闘機KF-21初期生産数が最終的に計画から「半分」になった20機を生産するとユン・ソクヨル大統領に報告される。

防衛事業推進委員会ではKF21初期生産計画を既存40機と承認するが、予算策定基準となる韓国国防研究院(KIDA)が事業妥当性調査の結果、初期生産数を20機に減らすのが望ましいと提案し、予算編成の問題から20機の生産を推進するしかないためだ。

これに伴い、軍では来年に初期生産数20機を生産する予算4兆ウォン台を配分された後、2025年に追加で20機予算4兆ウォン以上を追加増額される別名「20+20」生産を推進することにした。 (中略)

開発が終わっていない状況で量産に突入したため、KIDAは空対地武装分離試験など技術的完成度を憂慮し、初期生産数を40機から20機に減らすことを提案していた。 これに対し軍と防衛産業界などで反発が激しくなると、KIDAは今後の武装試験結果が成功した場合、早期に20機を追加導入できるという付帯条件を盛り込んだ。 (中略)

空軍は当初、2026年から2028年までKF21初の量産物量40機を戦力化し、武装試験を経て2032年までに80機を追加生産し、計120機を導入する計画だった。 これを通じて老朽化した戦闘機F-4·F-5の席を埋め、戦力空白を減らす方針だった。 (中略)

初期生産数が半減したために、海外で部品を納品する企業が直ちに単価を高くし、生産価格の不必要な引き上げだけが加重されかねないという指摘も出ている。 (中略)

政府当局者は「KF-21の初物量を来年に20機から先に作って性能検証をした後、再来年に20機を作る追加予算を与えるということは中間の変数を全く考慮していない処置」とし「これまで双発、単発エンジンをめぐっても時間を浪費したが、今度は初期生産数をめぐって時間がかかると、再び戦力化に足かせになりかねない」と指摘した。
(引用ここまで)


 韓国独自技術で設計されたとされるKF-21 ポラメですが、初期生産数は40機から20機に半減とほぼ決定。
 大統領への報告が行われ、決裁されるそうです。

 まだ初飛行から1年ちょいしか経っていない、そして2年もしないのに量産開始。
 2026年には戦力化したいとの意向。
 「対地攻撃もできないのに?」とするKIDAの指摘もそりゃ正論でしょう。

 ただ、それで機体単価は上昇すると指摘されています。
 ま、そりゃそうで。40機分を注文するのと20機分を注文するのとじゃ部品単価も異なってくるでしょうし、エンジン取得代金も変わってくるはず。
 焦って量産、戦力化したいって言っているツケですわな。


 当初は初期量産機が40機、これは更新時まで対空攻撃とJDAMの切り離ししかできない。
 で、その後に対地攻撃ができるようになる80機が量産予定。
 これら120機で老朽化しているF-4、F-5(両方で225機)を置き換える予定だったのですが。
 まだしばらくはF-4、F-5を飛ばさないといけないと。

 あとインドネシア側からも「開発分担金払って共同開発したほうがいいのでは」との声が挙がっているって記事がありました。

インドネシア防衛専門家「韓国にKF-21分担金を納めて協力広げなければならない」(聯合ニュース・朝鮮語)

 ま、実際には「……という話を韓国にやってきてした」だけなので、リップサービスの可能性も大。
 どっちにしたってインドネシアと信頼関係なんてないんですからね。

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