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カテゴリ:KF-X事業の記事一覧

「韓国独自技術で設計、製造」されている戦闘機KF-21、初期生産数を20機にされるが条件付きで40機に? ……インドネシアは開発分担金を払わず、韓国政府は空中給油機の追加導入もキャンセルへ……

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(66)
タグ: KF-21 KF-X
KF-21ボラメ生産数折衝案… 「20機+武装試験条件20機」推進(ヘラルド経済・朝鮮語)
韓国型戦闘機KF-21ポラメの初期生産数を40機から20機に減らさなければならないという事業妥当性調査内容が伝えられ、議論が起きている中、政府が折衷案を模索した。

韓国国防研究院(KIDA)の事業妥当性調査で当初来年量産契約締結後、2026〜2028年にも量産で確保しようとした40機を20機に減らさなければならないという暫定結論が出て憂慮の声が高まるや収拾に乗り出したものと分析される。

政府関係者は7日「KIDA事業妥当性報告書の字句を調整中だと理解している」として「まず20機の初期量産を進行するが、今後の武装試験結果を見て20機を追加し計40機を確保する方案に進むことができる」と明らかにした。

この関係者は続けて「条件付きではあるが、防衛産業企業等は当初の計画どおり40機を基準に事業を進行できるだろう」と話した。
(引用ここまで)


 「韓国の独自技術で設計製造されている」との建前になっているKF-21ですが、政府の事業妥当性調査で「初期生産数は40機ではなく、20機にすべき」とされています。
 実際の調査結果を見ると「初期生産分は対空装備も怪しいし、対地攻撃もできない。北朝鮮から攻撃があった時にも対応できない」と正論そのもの。

 ただ、韓国空軍は「40機製造しないと単価上昇がやばい」としています。
 開発費+40機製造費用で割り勘できていたものが、20機でしか割れないと単価が上がりますからね。
 単価が上がると輸出もできなくなって、なおのこと単価が下がらない。
 というわけで「初期生産数は20機でいいから、残りの20機は武装試験をしてからの許可でお願いしたい」と言いだした模様。


 で、なんかイ・ジェミョンが口を出してきています。

イ・ジェミョン「KF-21初期生産数減らせば輸出悪影響‥政府、やるべきだ」(MBC・朝鮮語)

 なんでおまえが口出ししてんだって感じですけどね。

 どうも韓国政府、予算編成が厳しいのではないかとの感触があります。
 空中給油機の導入もキャンセルしています。競争入札ができないから、ということになってますけどね。

ユン政府、空中給油機の追加導入をあきらめる(アジア経済・朝鮮語)

 そして「10月末までに開発分担金の支払計画を韓国に伝える」としていたインドネシアは開発分担金の滞納が1兆ウォンを超えたとの話。

インドネシアKF-21未納金「1兆ウォン」を超えて… 納付計画はまだない(ニュース1・朝鮮語)

 「インドネシアの代わりにポーランドも興味を持っている」って話もあるのですが、ポーランドが興味あるのはバッチ2(地上攻撃が可能になるバージョン)との報道もちらとありまして。
 そりゃ対地攻撃できないバージョンとか誰も欲しくないってオチです。
 事業妥当性検討の結果、正しいって話ですね。

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韓国独自技術で製造されたKF-21、政府から「対空攻撃も対地攻撃もできないものを40機も作る必要ある?」と正論攻撃されてしまう

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(100)
量産を控えた国産戦闘機KF-21……初期生産数縮小論議(YTN・朝鮮語)
空軍は来年から量産に入るKF-21戦闘機の初期生産数40機を2028年までに実戦配備し、2030年初めまでに80機を追加導入する計画でしたが、最近議論に巻き込まれました。

国策研究機関である韓国国防研究院が一部性能に問題を提起し、初度物量を半分に減らさなければならないという意見を出したためです。

アン・ギュベク共に民主党議員「韓国国防研究院から出た、導き出された内容を見ると、共対空もまだ不確実であるうえ、空対地まで含めてアップグレードさせるとしても、これが40機に行くのが正しいのか、こういう結論を下したようです」

これについて、オム・ドファン防衛事業庁長は、現在の量産計画が妥当だとして、韓国国防研究院の意見に反対する立場を示しました。
(引用ここまで)


 KF-21の初期生産数を当初予定の40機から20機に減らすべきだとする理由が判明しまして。  韓国国防研究院が「初期生産分は対空装備も不確実で、アップグレードさせても対地装備はさらに不確実。こんなものをいきなり40機揃えることは正しいのか」とKF-21に言及。
 実際のところ、現在まで確認できているのは短距離ミサイルのIRIS-Tの切り離しが成功したというていど。

韓国製超音速戦闘機KF21、空対空短距離武装分離試験に成功(朝鮮日報)

 ミーティアの切り離しについては映像もありました。



 本当に切り離しているだけですね。あと機銃を撃っているシーンも収録されています。


 製造当初の戦闘機は限定的な能力でスタートして、アップグレードしていくってパターンを踏むのが一般的です。
 ……とはいっても、海のものとも山のものとも分からないKF-21にそこまでオールインしてもいいものかって話も分からないではない。
 アップグレードできて対地攻撃までできるのであれば、20機でそれを実証してから本格的に量産すればいいのではないかとする意見もあり。

 ちなみに初期生産分ではJDAMによる対地攻撃は可能。
 というか、JDAMは射程距離内で切り離せば勝手に命中してくれるので切り離しだけはできる、って話ですけどね。
 ……国防研究院の話も理解できなくはない、か。

 あと「10月末までにインドネシアに開発分担金の支払いについて文書を提出させる」と外交・国防の局長級協議があった際に韓国政府側は述べていたのですが。

KF-21開発分担金を先延ばしにするインドネシア……だまされた防衛事業庁(毎日日報・朝鮮語)

 既定路線。
 韓国とインドネシア、仲良くケンカしな。

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韓国空軍「KF-21の初期生産数が20機となると、225機のF-4、F-5のリプレイスが進まなくなる」と初期生産数の半減に困惑

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(62)
タグ: KF-21 KF-X 軍事 F-4 F-5
KF-21初期生産量を減らさなければならないという指摘に軍「空軍戦力・生産空白は避けられない」(KBS・朝鮮語)
初の韓国型超音速戦闘機KF-21ポラメの初期生産数を半分程度に減らさなければならないという研究結果と関連し、軍当局が難色を示しています。

チョン・ハギュ国防部報道官は今日(2日)の定例ブリーフィングで、「研究機関(韓国国防研究院)から研究結果が出ており、その結果を否定するわけではないが、量産事業の妥当性調査も進行中なので、国会の議論過程で軍当局が(40機が妥当だという)判断根拠を国会と企画財政部によく説明する」と述べました。

事業妥当性調査をやり直すことができるかどうかについて、防衛事業庁のチェ・ギョンホ報道官は「事業開始前は7回近く事業妥当性調査をするほど一定の余裕があったが、現在は量産を進めなければならない段階なので、事業妥当性判断をやり直すというのはかなり悩むべき部分」と難色を示しました。

それと共に「もし日程がさらに遅れるならば、より多くの日程と費用が幾何級数的に増える状況が発生することになる」とチェ報道官は付け加えました。 (中略)

初年度量産分である40機に対する労務費と間接費、材料費など着手金2,387億ウォンが予算に反映されてこそ、2026年下半期からKF-21を戦力化することができます。

しかし、これに先立ち、韓国国防研究院は先月30日、空軍や防衛事業庁の関係者などが出席したKF-21事業妥当性に関する非公開最終討論会で、KF-21の初期生産数を40機から20機に減らすべきだという事業妥当性調査の暫定結論を共有したということです。 (中略)

軍高官は「物量縮小は老朽化したF-4とF-5戦闘機の早い代替を待っている空軍に冷水を浴びせる格好で、戦力の空白が懸念される」と説明しました。

また「対内外的にKF21の安定的な開発と輸出の可能性が注目されている状況で、政府機関が成功可能性に対する不確実性を理由に物量を縮小するということは国家レベルの信頼度を落とすことになるだろう」と付け加えた。
(引用ここまで)


 韓国政府から「KF-21の初期生産数を半減して20機にすべき」との事業妥当性判断が行われたことで韓国空軍が困惑している、との話。

 まあ、そもそもKF-21を開発する理由っていうのがF-4、F-5のリプレイスが大きな理由。
 あと戦闘機の開発実績を作っておきたいっていうのもあるでしょうが、なによりいまだにF-4、F-5を使っているっていうのがね。もうほんとにきつい。
 なんなら年に1〜2機のペースで事故を起こして落ちてますし。

 F-4を現役で使っているのは韓国以外だとギリシャ、トルコ、エジプトくらい。
 F-5を現役で使っているのは韓国以外では台湾、スイスくらい。
 それぞれを飛ばしている国は他にもあるかもしれませんが、両方を使っているのは韓国くらいじゃないですかね。


 WorldAirforces 2023によるとF-4Eが69機、F-5Eが156機……え、これマジ?
 他の国だと20機とか30機だぞ。

World Air Forces 2023(英語)

 F-35Aを20機追加導入することは決まっているので多少はリプレイスできるでしょうが。FA-50を追加導入するにしてもポーランド向けでフル生産中、あとKF-21の生産もあって工場はフル稼働中でしょうしね。
 あれ、これで初期生産数を20機に減らされるとかなり詰んでいるのでは。
 F-5Eを一気に退役させようとしているようですが、あてがないんだよなぁ……。

 そうそう、なんかインドネシアはKF-21の1兆ウォンに及ぶ不払い分の開発分担費を払うことに前向きだって話も出てましたが。
 どうもそうではない、との話も。

「言葉と行動が違うね」……インドネシアのKF-21開発費用1兆ウォンの支払い方針は?(韓国経済新聞・朝鮮語)

 インドネシアはすでにラファールとF-15EXで66機を揃えようとする状況。
 この上にKF-21が48機必要か、との問題。
 あとインドネシアで現在の国防相であるプラボウォ・スビアントが来年の大統領選に出馬するにあたって「インドネシアで開発する戦闘機」であるIF-X(KF-21のインドネシア呼称)をより有利な条件で契約し直して、自分の実力を天下に示したいのではないか、との推測も。

 いつの日かF-35すら凌駕するらしいKF-21はモテモテなんでしょうから、共同開発国をいまから募っても殺到するんじゃないですか。知らんけど。

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「韓国独自技術」で製造される4.5世代戦闘機KF-21、初期生産数は半分に減らされる模様。輸出の道が断たれる可能性も……

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(82)
タグ: KF-21 KF-X 軍事
KF-21、初期生産量を削減へ……価格競争力はどうなるか(SBS・朝鮮語)
韓国型超音速戦闘機、KF-21事業妥当性調査で初の生産量を計画より半分に減らさなければならないという暫定結論が共有されたことが確認されまし た。こうなると戦闘機の単価が高くなり、輸出の道が塞がれる可能性があるとの懸念が出てきます。 (中略)

老朽機種のF-4、F-5に代わる次世代戦闘機で、2026〜2028年の間に初期生産数の40機を生産した後、2032年までに80機を追加量産し、空軍に合わせて120機を配備する計画でした。

ところが今日(30日)、空軍と防衛事業庁などが参加した非公開討論会で、初期生産数を40機から20機に減らさなければならないという韓国国防研究院の事業妥当性調査の暫定結論が共有されたことがSBS取材の結果確認されました。

国防研究院の事業妥当性調査は予算確保のための最後の必須手続きで、国防研究院長の決裁さえ経れば確定します。

初期生産数削減の理由は、KF-21事業の成功可能性に対する不確実性だとされています。

7月、防衛事業庁の作成資料によると、初期生産数を40機とした基準で1機あたりの価格は880億ウォン台と予想されましたが、物量が半分になれば1機あたりの価格は1000億台内外まで急騰する見通しです。
(引用ここまで)


 KF-21が韓国政府から「初期生産数を半分にするなら予算出す」との暫定結論を受けたとのニュース。
 で、メディアからは「半分になるんじゃ価格競争力が落ちてしまう」との指摘が出ています。
 まあ、もうすでにF-35Aよりも高価になるとされている状況下で、さらに生産数削減じゃ輸出なんて無理ゲーっすわな。

 ちなみに来年そうそうから初期生産分の製造に入る予定なのだそうで。

韓国初の国産超音速戦闘機 来年から量産へ=「暫定戦闘用適合」判定(聯合ニュース)

 当初から楽韓さんは「飛ぶことは飛ぶだろう」とは予測していました。
 エンジンはF414だし、基本設計はなんだかんだでT-50の時にノウハウをあるていど以上は取得しているでしょうしね。
 韓国人が期待するような「さいきょうのせんとうき」になりはしないだろう、とも思いますが。


 ただ、初期生産分が40機→20機はかなりきつい話でもある。
 一応、「共同開発国」であるインドネシアが、分担金の支払いについて前向きな回答をした……とのニュースもあります。

KF-21初期生産数「半分」に?……戦力化の遅れや価格競争力の低下を懸念(ニュース1・朝鮮語)
このような中、KF-21(インドネシア名IF-X)共同開発国でありながら、これまで事業分担金未納問題の解決に消極的だったインドネシア側が最近態度を変え、解決策作りに乗り出したという。 (中略)

インドネシア側はまだKF-21事業分担金納付のための具体的な計画を提示していないが、内部的に関連議論を続けているという。防衛事業庁はインドネシア側が早ければ11月中にその計画を提示するものとみて、ひとまずインドネシア側の案を待つという立場だ。
(引用ここまで)

 ……いや、インドネシアの「前向き」になにを期待しているんだって話でもありますけどね。
 ただ、原油や天然ガスは高騰しているから現物支払いをするとしたらその負担はだいぶ少ないものになりそうです。

 インドネシアとの交渉する際にはなんでも「ポーランドとUAEがKF-21に興味を示している」との話を持っていったそうですけどね。
 ま、実際のところはどうかは不明。UAEについても「そんな話はない」ともされていますが……。

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韓国人「KF-21がステルス機として改良されればF-35以上の戦闘機にすらなれるのだ」……そ、そうなんだー

「KF-21、ステルス機に改良すればF-35以上の戦闘機になるだろう」(月刊朝鮮・朝鮮語)
ソウルADEX(ソウル国際航空宇宙および防衛産業展示会)が6日間の日程を終え、22日に成功裏に終わった。 (中略)

今年の行事日程の中で最も意味のあることの一つがまさに国産戦闘機「KF-21ボラメ」の実物展示および試験飛行だ。KF-21は現在、試作機6機製作されており、来年上半期に大規模量産を控えている。韓国航空大学のチャン・ジョウォン教授はKF-21の競争力について「KF21はT50ゴールデンイーグル訓練機より国産化比率が高く、2台のエンジンを装着して高い加速力と機動性を保有していることが競争力として挙げられる」とし「4.5世代戦闘機として第5世代ステルス戦闘機であるF-35に比べてステルス機能は劣るが、埋め込み型内部武装倉を備えた第5世代戦闘機にアップグレードできるよう空間を確保しているのが特徴」と話した。それと共に「2台のエンジンを装着したKF-21がステルス戦闘機に改良されれば、F-35以上の戦闘機に生まれ変わるものと期待される」と強調した。
(引用ここまで)


 KF-21がエアショーで一般観衆の前でもデモフライトを成功させたことでだいぶ気が大きくなっているようです。
 以前から「KF-X(KF-21)はステルス性を獲得すればF-35にも対抗できる」みたいなノリで「ぼくのかんがえたさいきょうのせんとうき」として韓国では語られていたのですが。
 今回のデモフライト成功を受けて、そんなことを話している専門家とやらがいるようです。

 ただし、KF-21の製造担当企業であるKAIは頑ななまでに「ステルス機」という表現をしてはいません
 いいところ「敵に発見される可能性を低くする」くらいの表現ですかね。

 実際に初期生産ではあくまでも形状によるRCS(レーダー反射断面積)低下くらいのものでしょう。
 以前に語られていたロードマップではBLOCK2でウエポンベイと低い被発見率能力(ここでもあくまでステルス性ではない)を獲得するとの予定でした。


 で、ステルス性さえ獲得できたらF-35以上の戦闘機になる……ですって。

 もうね。F-35の先進性はステルス性だけじゃなくて……というか、ステルス性はおまけですらある。高いセンサー機能とF-35同士の連携機能こそがF-35の最大の利点ですよ。
 なんならF-35を先遣部隊として飛ばして、そこでリアルタイム情報を得て実際の対地攻撃は後方のイージス艦等から足のある巡航ミサイルでとかいう手段すらあり得る。
 F-35が21世紀最多生産されるであろうことはほぼ間違いなく、21世紀後半でも余裕で現役機として飛ぶであろうことも間違いない。
 4.5世代機をいくら改造したところでF-35には届きはしませんよ……というか、現時点でも製造コストでF-35に負けている時点で相手にならないでしょ。

 航空機関連雑誌として知られているAviation Weekも「KF-21の先はまだまだ長い」とした記事を掲載しています。

KF-21 Keeps Making Progress, But Hard Tasks Await(Aviation Week・英語)

 あとはまあ、F414を2基搭載していることでF/A-18E/Fと同レベルの騒音を生むことになるわけですが。
 ま、それはどんな技術でも避けられはしないか。すでに試験飛行を行っている基地周辺では騒音被害が出てて、政府が補償と防音窓などの設置を考慮しているそうですわ。

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韓国政府「今月末までにインドネシアがKF-21の開発分担金をどうするか決めなければ契約を根本から見直す」と共同開発キャンセルも示唆……その一方でインドネシアはすでにラファール、F-15EXを計66機導入決定済

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(50)
防衛事業庁、「インドネシア、今月中にKF-21分担金計画を提出できなければ原点を見直す」
オム・ドンファン防衛事業庁長が10月末までに実際に実行可能な計画を提出しなければ、韓国型超音速戦闘機KF-21「ポラメ」(インドネシア名IF-X)開発のためのインドネシアとの協力中断の可能性を16日示唆した。

オム庁長はこの日、汝矣島の国会で開かれた防衛事業庁に対する国防委国政監査に出席し、インドネシア側のKF-21事業分担金未納問題と関連して「根本対策を作らなければならない」というキ・ドンミン共に民主党議員の指摘に「今月初めインドネシアを訪問し国防長官、大統領秘書室長など主要人物と会って協議した」と答えた。

それと共にインドネシア側に「(KF-21事業を)正常に終了するためには分担金が納付されなければならない。10月末まで2023~25年の3年間、(我々が)信頼でき、実際に実行可能な計画を提出しなければ、事業全般に対して原点から再検討するしかない」という立場を伝えたと説明した。

KF-21共同開発事業は2014年に締結した基本合意書により韓国政府と韓国航空宇宙産業(KAI)が各々開発費の60%と20%を、そして残りの20%はインニ側が負担することにした。

続いてインニ側は2016年1月、KAIと契約を結び、事業分担金20%を納付する代わりに試作機1機と各種技術資料を移転してもらった後、KF-21戦闘機48機を自国で生産することにした。

しかし、その後、インニ側は自国経済事情の悪化などを理由に、今年2月までに計1兆2694億ウォン相当の事業分担金のうち2783億ウォンだけを納付し、計9911億ウォンを未納中だ。 (中略)

一方、2021年11月、インニ側は韓国放射庁との実務協議の際、KF-21事業分担金のうち30%(約4800億ウォン)を現物で出すことで合意した。しかしオム庁長は「現物で(分担金を)受け取る方式についても議論が進んでいない」と話した。
(引用ここまで)


 ソウルで開かれたADEXでKF-21の試作3号機、4号機が飛行したそうです。
 飛行シーンが一般公開されたのははじめてですね。



 こちらは防衛事業庁の公式チャンネルの映像。
 4号機は複座型なんですね。対地攻撃手段なんてJDAMくらいしかないのになぜ複座型なのやら。まあ、作りたかったんでしょうけどね。

 さて、KF-21といえばインドネシアが「共同開発」していることになっているのですが。
 開発分担金を1兆ウォンほど滞納していることが知られています。

韓国の戦闘機開発に参加しているインドネシア、開発分担金の未払い金が1兆ウォンに迫る……もしかして他の戦闘機購入の交渉カードにしてた?(楽韓Web過去エントリ)

 ただまあ……インドネシアはすでに4.5世代戦闘機の導入を決めてまして。


 インドネシアはラファールF4を42機、F-15EX(F-15ID)を24機契約済。

インドネシアが戦闘機ラファールの導入で正式契約……KF-21を共同開発する韓国からは「インドネシアなんていらないだろ」との声も……(楽韓Web過去エントリ)
インドネシア、F-15EXを24機発注。韓国と共同開発しているKF-21からは離脱か?(楽韓Web過去エントリ)

 66機の4.5世代マルチロール戦闘機の導入が決まっていて、F-16もそれなりに揃っています。
 そこにKF-21をさらに48機。
 しかも初期生産型で対地攻撃もできないものを。
 ちょっと考えにくいかな。

 韓国側は「支払わなければ原点に立ち戻る」としてインドネシアとの契約を根本から見直すことを国政監査の場で示唆したそうですが。
 まあ、インドネシア側ももういらんわっつーて契約終了に同意しそうな勢いですね。

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韓国メディア「韓国独自の戦闘機KF-21にUAEが興味、開発協力も」→嘘でした

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(60)
防衛事業庁「UAEとKF21開発協力は事実無根」(KBS・朝鮮語)
国産超音速戦闘機KF21の開発にアラブ首長国連邦連合が参加できるという報道について、防衛事業庁が事実ではないとしました。

チェ・ギョンホ)防衛事業庁報道官は今日(18日)、国防部定例ブリーフィングで、「関連機関と部署を確認した結果、事実無根の内容だ」と明らかにしました。

これに先立ち、一部メディアは外信の話としてインドネシアが未納しているKF-21分担金をUAEが代替できると報じました。また、最近、韓国側に協力の意思を盛り込んだ書簡を送ったという内容も含まれています。
(引用ここまで)


 UAEがKF-21の共同開発に興味、とするスクープがあったのですが。

UAE、韓国が開発中の戦闘機KF-21に興味? 「インドネシアが延滞している開発分担金を肩代わりしてもいい」まで言っている?(楽韓Web過去エントリ)

 新規装備開発等を担当する防衛事業庁から「そのような事実はない」と否定。
 はい、終了。

 まあ、このニュースを報じていたのは1社だけだったので端から怪しいなという扱いではあったのですが。
 というか、そもそもF-16のある国にKF-21はいらんだろっていう。
 しかも、それなりに新しいBlock 60/62ですからね。


 おまけにまだデリバリこそされていませんが、ラファールをすでに80機オーダー済。
 どう考えてもKF-21にはF-16、ラファールを上回るメリットがあるとも思えない。
 初期バッチでは対空攻撃しかできないのは確定していますしね。
 ……うん、まあ可能性がゼロではないと思うのでセールスはがんばれ。

 あと空母艦載機となるKF-21Nにもけっこう本気らしい。マジか。

韓国型空母からKF-21N飛ぶか(ヘラルド経済・朝鮮語)

 ま、こっちもがんばれ。

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UAE、韓国が開発中の戦闘機KF-21に興味? 「インドネシアが延滞している開発分担金を肩代わりしてもいい」まで言っている?

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(68)
タグ: KF-21 KF-X 軍事
[単独]UAE「インドネシアKF-21分担金は私たちが出す」(ファイナンシャルニュース・朝鮮語)
アラブ首長国連邦(UAE)が最近、韓国型戦闘機(KF21)に対する直接的な協力意思を盛り込んだ書簡を韓国側の国家安保室に発送したことが確認された。これは今年初め、尹錫烈(ユン・ソクヨル)大統領がUAE歴訪当時、軍事分野協力を含めた大規模な経済協力案を議論したことによる延長線上だ。

特にUAEはインドネシアが延滞している分担金を自分たちが代替できると明らかにしたと伝えられ、約1兆ウォンが未納となっているインドネシア分担金論難の解消も可能だという展望だ。UAEの提案が現実化する場合、KF-21事業に対する韓・インドネシア・UAEの3角協力体系が構築され、事業に速度がつくこともありうるが、輸出承認など国別に組まれた細部内容をめぐって越えなければならない山が多いという指摘だ。

14日、大統領室と外交部などによると、UAEで防衛産業獲得を担当するタワジュン経済委員会は4日、事務総長名義で韓国とKF21事業協力を提案する書簡を安保室に送った。これまでUAEがKF21に対する関心を示してきたというが、直接韓国側に協力を要請したのは今回が初めてだ。 (中略)

タワジュン経済委は書簡に「KF-21事業協力」を直接的に表記した。ただ、該当事業に対する具体的な言及はしないまま協力を希望するという水準の言及をしたと伝えられた。何よりもタワジュン経済委が書簡でKF21に対するインドネシア負担分を肩代わりするという意思を明確にしたことに安保室は注目している。現在までKF-21共同開発で今年2月までに1兆2700億ウォンに達する分担金を払わなければならなかったが、インドネシア側は2800億ウォン程度の金額だけを納付し、約9900億ウォンを未納した状態だ。 (中略)

政府関係者は「インドネシアとUAEとの関係が悪くなく、韓国側にUAEが協力意思を伝えてきただけに、3国間の協力体系が構築される可能性もある」とし「ただ事業の性格上、単純にUAEが投資するからといってUAEが望むカードを提供するのは容易ではない」と説明した。実際、空対空と空対地武装を備えたKF21に適用された関連技術をはじめ、部品は米国など第3国の輸出承認手続きが必要なだけにUAEが参加するとしてもKF-21輸出過程で関連国家の承認が必要だ。
(引用ここまで)


 UAEが「韓国独自技術で製造された」マルチロール戦闘機KF-21の導入に興味がある、としています。
 ふむ。
 ところですでにUAEもラファールを80機導入を決めている国(デリバリーはまだ)。

 現有の主力戦闘機は55機のF-16、59機のミラージュ2000。ラファールが導入されたらミラージュ2000は退役ですかね。
 そこにKF-21が必要か、という問題がここにもあるんだよなぁ。

 インドネシアが42機のラファール、24機のF-15EXを導入するのを決めてしまったのでKF-21に塩対応になっているのと同じで。
 あとF-16のある国に根本的に必要ないんじゃないって話も。


 韓国側は「これでインドネシアだけでなく、UAEとも開発協力ができる」としていますが。
 インドネシアが延滞している開発分担金を肩代わりするならインドネシアが抜けるって話になると思うんですけどね。
 まあ、それよりも主眼はひとつで。

 インドネシアもUAEも「アメリカだけに主力戦闘機を頼りたくない」って部分が大きい。
 ……まあ、それをいうならKF-21もエンジンがGEのF414なんであまり意味がないんですけどね。

 実際、T-50I(FA-50のインドネシア版)のレーダーはアメリカからの横やりで稼働させることができなかった時期が続いていました。
 T-50のウズベキスタンへの輸出もアメリカからのクレームで白紙になりました。

 なもんでラファールはともかく、KF-21が「アメリカ製戦闘機への対抗手段」になるかどうかは怪しいんよ。

 部品単位で導入されていたら、当該国から反対があった場合に輸出できないのはウクライナ戦争を見ても理解できると思われます。
 じゃあ、なんで双発で価格競争力のないKF-21をなんでピックアップしているのか個人的にはよく分からない。
 ま、インドネシア的にはラファール、F-15EX導入において交渉カードになっていただろうことは想像に難くないんですが。

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