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カテゴリ:KF-X事業の記事一覧

韓国の戦闘機開発に参加しているインドネシア、開発分担金の未払い金が1兆ウォンに迫る……もしかして他の戦闘機購入の交渉カードにしてた?

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(58)
インドネシア、KF-21分担金未納「1兆ウォン」に迫る……納付計画は依然未定(ニュース1・朝鮮語)
9日、国会国防委員会所属のチョン·ソンホ共に民主党議員が防衛事業庁から受け取った資料によると、インドネシア側はKF21事業開始後、今年2月までに1兆2694億ウォン相当の分担金を払わなければならなかった。しかし、インニ側はこのうち2783億ウォンだけを納付し、計9911億ウォンを未納している状況だ。

インドネシア側はKF21開発費の20%水準である約1兆7000億ウォン(以後1兆6245億ウォンに減額)を2026年6月までに負担する代わりに試作機1台と各種技術資料を移転してもらうなどの条件で2016年1月共同開発に参加した。

しかし、インドネシア側は事業初年度の2016年に500億ウォンの分担金を納付したことを除けば、この7年間で当該年度の分担金を計画通り納付したことが一度もない。さらに2018年と2020、21年には自国経済事情悪化などを理由に分担金を一銭も出さなかった。

インドネシア側は2021年11月、韓国放射庁との実務協議でKF-21事業分担金のうち30%(約4800億ウォン)を現物で納付することに合意したが、これさえも後続協議がなされていない状態だ。 (中略)

韓国側は2021年11月から最近まで、防衛事業庁をはじめKF-21体系開発会社である韓国航空宇宙産業(KAI)高位関係者などを通じて、計29回にわたってインドネシア側に未納分担金の納付を促してきたことが把握された。 (中略)

このようにインドネシア側のKF-21分担金延滞が続くことにより、国内の一部では「インドネシアをKF-21事業から完全に退出させなければならない」という主張も出ている。
(引用ここまで)


 インドネシアのKF-21についての分担金未納問題。
 韓国で開発中のマルチロールファイター KF-21(KF-X/IF-X)は共同開発国のインドネシアが開発分担金を20%負担する契約になっています。
 インドネシアの負担する総額は1兆6245億ウォン。月々の分割払いが予定されていました。
 ところが、インドネシア側はこれまで分担すべき1兆2694億ウォンのうち、2783億ウォンだけを支払い、それ以外を完全に無視。

 これまで8000億ウォンほどが未納のまま、とされてきましたが。
 一部を物納にする等々いわれてました(パーム油等)が、それも支払いなし。
 そこから時を経て1兆ウォンほどが未納であると記録が更新されていました。

 いやまあ……どうなんでしょうかね。
 これまで韓国側に支払った分担金は2783億ウォン。ざっと今日のレートで300億円ってところか。

 インドネシアが契約したラファール、42機の代金(弾薬別)が総額で81億ドルとされています。1兆2000億円。
 おおよそラファール1機分しか分担金を支払っていない。

 インドネシアが支払い済のKF-21の分担金役300億円は手付けだと思って無視するか。
 あるいは延滞している分担金の1兆ウォンと、これから支払うべき3500億ウォンを支払ってKF-21を40機導入する権利を得るのか(機体価格はまた別)。


 インドネシアはすでにフランスのマルチロール戦闘機、ラファールF4の購入について42機分を契約済。
 導入までのタイムラグに対応するために旧型のミラージュ2000を中古で12機導入。
 さらにF-15EX(F-15ID)についても24機の導入が決まっています。

 ラファール、F-15EXと4.5世代だけで66機。それなりの戦力を揃えることに成功しています。
 自認している「地域大国」としての面目が満たされるだけの航空戦力になったとはいえるでしょう。
 ここにKF-21をさらに40機……ちょっと考えにくいかなぁ。

 ラファール、F-15EXの交渉時に「もうちょっと総額引いてくれ。この契約がダメでもこっちはKF-21の共同開発もやっているから」くらいのカードに使われた感がありますね。

 しかし、1兆ウォン規模で支払い無視しててまだ契約続けているんだから、韓国とインドネシアはまさに「狐と狸の化かしあい」ですわ。
 仲良くケンカしな、ですね。

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インドネシア空軍、今度はS-70Mを導入へ。韓国メディア「またインドネシアに後頭部を殴られた。KF-21の共同開発費用は延滞したままなのに」

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(64)
インドネシア「どん詰まりの終わりを見せてやろう」···韓国にまた「後頭部」(グローバル経済・朝鮮語)
韓国がまたインドネシアから不意打ちを食らった。

4.5世代韓国型超音速戦闘機KF21(ボラメ)の共同開発国であるインドネシアが8000億ウォン台の「未払い金」を返す代わりに、米国製F15EX戦闘機24機とS70Mブラックホークヘリ24機を導入することにしたためだ。 (中略)

外信は1万8000余りの島を保有しているうえ、南シナ海領有権を一方的に主張してきた中国の脅威に直面したインドネシアとしては、F-15EXとS-70M導入で抑止力改善効果が得られるようになったと評価した。 (中略)

インドネシア国防総省は、米国との今回の契約総額については明らかにしなかった。軍事専門家らは4.5世代戦闘機で、最新型のK-15EXとS-70Mの基本価格はそれぞれ8000万ドル(1060億ウォン)と1300万ドル(172億ウォン)と推算した。

これに伴い、単純計算でF-15EX導入だけで2兆5400億ウォンがかかるものと推算された。また、S-70M導入には4130億ウォンがかかるという計算が出た。 (中略)

一方、韓国と共同開発中のKF21戦闘機に対する分担金8000億ウォンは依然延滞中だ。 (中略)

韓国には事実上「どうでもいい」とばかりにお金を返していない。 (中略)

「KF21機に対して米国さえ優れたコスパを持った機種と評価し、K-防衛産業最大顧客国であるポーランドも共同開発に特別な関心を示している状況でインドネシアを切り捨てる姿が必要だ」と付け加えた。

共同開発事業からインドネシアを排除しなければならないという話だ。
(引用ここまで)


 インドネシアがF-15EX(F-15ID)24機に続いて、多目的ヘリコプターのS-70を24機発注したそうです。
 よい判断じゃないですかね。大型ヘリはすでにユーロコプターのEC 725を所有していて、それを補完する形でS-70も運用する形になるのかな。
 この導入には450億円ほどがかかるそうです。
 ついでにいうとF-15EXの代金は2800億円(機体のみ)ほどかかるとのこと。

 あ、それと42機のラファールについては1兆2000億円ほどになるそうです。
 最初に6機分、次に18機分、18機分といった形で分割で支払う意向とのこと。

 さらにインドネシアはトルコが開発しているTFX(KAAN)についても交渉しているとの話。
 本気か(笑)。
 まあ、調達先を複数にすることで「一切飛行できなくなってしまう」って事態を避けようとしているんでしょうけどね。


 さて、韓国とインドネシアの間でKF-21(IFX)の共同開発をすることになっています。
 インドネシアは開発分担金を支払わなければならないのですが、それが約8000億ウォンほど延滞されている状況。
 880億円くらいですかね。
 もうこれ払うつもりないな。

 というわけで韓国側からも「インドネシアをKF-21の開発から排除しよう」との動きが出ている、とのニュース。
 ……本当でしょうかね?
 それでなくても開発費が高騰していて、現状ですらF-35Aを超える価格になることが確実とされています。

韓国メディア「韓国独自技術で製造したKF-21、F-35よりも高価になってしまった。どこが買うんだ、これ」(楽韓Web過去エントリ

インドネシアが導入する予定だった40機をキャンセルされたらなおのこと1機あたりの価格は高騰します。
 そもそも量産についてまだ国防予算には反映されていないそうですよ。

「兵長給料165万ウォン」… 来年の国防予算59兆5000億ウォン(KBS・朝鮮語)
韓国型戦闘機KF-21ボラメ事業予算は反映されていないことについて、軍関係者は「量産事業の妥当性調査が完了していないため、来る10月までに事業の妥当性調査最終報告書が出れば国会段階で増額されると期待する」と説明しました。
(引用ここまで)

 「量産事業の妥当性調査が完了していない」……ふむ。
 まあ、メンツがあるのでとりあえず120機になるかどうかはともかく導入はすると思いますが。
 インドネシアを排除できるのかなぁ。
 量産効果だけでなく、海外進出を鑑みても「すでにインドネシアが導入(予定)です」って話は効いてくると思うのですけどね。

 逆にいえばインドネシアはそのあたりの事情をよく理解しているので開発費を好きなだけ延滞できるというわけです。
 ……払わないだろうなぁ。

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インドネシア、F-15EXを24機発注。韓国と共同開発しているKF-21からは離脱か?

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(67)
初の海外ユーザーとなるか? インドネシアが最新戦闘機F-15EX「イーグルII」を発注 ボーイング(乗りものニュース)
 大手航空機メーカーのボーイング社は2023年8月21日、インドネシアからF-15EX戦闘機を受注したと発表しました。

 この日、アメリカ中西部ミズーリ州のセントルイスにあるボーイングの工場を訪れたインドネシアのプラボウォ・スビアント国防大臣を始めとした視察団一行は、F-15EXを見学。その後、ボーイングの副社長であるマークシアーズ軍用機プログラムマネージャーと会い、インドネシア国防省防衛施設局長であるユスフ・ジャウハリ空軍中将と覚書(MoU)に署名しています。 (中略)

 F-15EXを輸出するにはアメリカ国防総省の承認が必要となるため、現時点では「コミットメント」、すなわち約束や内定といった形ですが、インドネシアとしては24機注文するそうです。

 これまでに、F-15「イーグル」シリーズを採用した国は、アメリカや日本を含め7か国あります。輸出が承認されれば、インドネシアは8か国目となり、F-15EX「イーグルII」としては初の海外ユーザーになる予定です。
(引用ここまで)


 「韓国独自技術で開発されているKF-21」の共同開発パートナーであるインドネシアがF-15EXを24機導入することを決めました。
 名称は以前に報じられたようにF-15IDとなるようですね。
 インドネシアはこれより以前にフランスのラファールを42機導入することを決めています。

インドネシアが戦闘機ラファールの導入で正式契約……KF-21を共同開発する韓国からは「インドネシアなんていらないだろ」との声も……(楽韓Web過去エントリ

 かつそれまでのつなぎで中古のミラージュ2000をカタールから12機導入することを決定しています。
 これでインドネシアの航空戦力は将来的にこんな感じになります。

・F-15EX(F-15ID) 24機
・ラファールF4 42機
・ミラージュ2000-5 12機
・F-16A/B/C/D 33機(A/B 3機、AM/BM7機、C/D 23機)
・Su-27 5機
・Su-30 11機
・T-50i 13機

 4.5世代機だけで66機。
 4世代機が45機。
 ロシア機が16機。
 韓国製の軽攻撃機も13機(6機の追加予定があったはず)。
 ……2026年に戦力化予定の「共同開発するKF-21」を40機導入することになっているんですが。
 KF-21がここに入る余地あるんですかね?


 何度か楽韓Webでも「共同開発国なのに開発分担金を納めようとしないインドネシア」について報じてきました。
 KF-21共同開発における契約で、インドネシアは全体の20%にあたる1兆7000億ウォンの分担金を支払い、韓国側は40機のKF-21の引き渡しとあるていどの技術移転を行う(詳細不明)というもの。
 インドネシア側は当初の何回かは支払っていたとのことですが、未納金は8000億ウォン以上になっているとの話です。

 ただし、この契約はインドネシア政府と韓国政府間のものではなく、開発主体のKAIとインドネシア当局が交わしています。
 そして、インドネシア側には分担金支払い遅延のペナルティ、違約金はなし。韓国側は2回の遅延で契約解除が可能との条項があるだけ。
 ……そりゃまあ、インドネシアも払おうとしないでしょうよ。

 何度か交渉が行われて最終的にはインドネシアの分担金のうち30%までは物納(パーム油等)を認めるとまで譲歩したのですが。
 それでも未納金8000億ウォンのうち、2022年11月に94億ウォン、今年2月に417億ウォンを支払っただけとされています。
 その後も「今度こそ6月末までに韓国側に納入計画詳細を伝える」としていたのですが、それも果たされませんでした。

 今回のF-15EX導入はKF-21開発計画からの離脱を意味することになるでしょう。
 それでなくともKF-21の開発費用は膨れ上がっていて、現状ではF-35Aよりも高価になることが予想されています。
 インドネシアの離脱でさらに機体単価は高くなることでしょう。

 まあ、インドネシアとしても「地域大国」としての自負からまともな航空戦力が欲しかったのは間違いないところ。
 ライバル国であるオーストラリアは5世代機のF-35Aをばんばん導入している。
 領有権問題を抱える対中国を考えてもKF-21を待っていられなかったのでしょうね。

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韓国メディア「韓国独自技術で製造したKF-21、F-35よりも高価になってしまった。どこが買うんだ、これ」

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(101)
米F35より高いKF21···導入計画をどうすべきか(SBS・朝鮮語)
韓国型超音速戦闘機KF-21は昨年7月に初飛行、今年1月の音速突破に続き、現在は試作機6機をすべて投入し連日性能検証飛行を行っています。

ところが、防衛事業庁の韓国型戦闘機事業団が今年2月に算出したKF-21の1機当たりの価格は890億ウォンを超えました。
韓国空軍120機、インドネシア空軍40機など160機の量産を考慮した純粋機体価格です。

政府高官はSBSに対し、「目標価格は800億ウォン以下だが、予想価格が高すぎて非常事態になった」としたうえで、「開発や量産の全過程を点検し、値下げ要因を探っている」と語りました。 (中略)

問題はKF21より性能が良いというアメリカのステルス戦闘機F35Aの価格が急激に下落している点です。
当初は1機あたり1億ドル以上でしたが、昨年には7千万ドル台になり、年内に6千万ドル台進入が確実視されます。
防衛事業庁は「1000機以上の物量を確保したF35AよりKF21が高い可能性が高い」としていますが、空軍は「KF21が高ければ輸出はもちろん、空軍の導入計画もこじれる」との立場です。
(引用ここまで)


 久々にKF-21の話題。
 現在まで6機の試作機が製造され、それぞれに飛行試験を繰り返しています。
 いまのところ、これといった瑕疵もなく2026年の戦力化とのスケジュールは変更されていません。

 その一方で1機あたりの価格が890億ウォンに達していて「国際的な価格競争力がない」との問題に直面しています。
 当初の予定価格は6210万ドルだったので、現在のレートだと830億ウォンほど。
 ぱっと見の上昇具合は7%ほどで大したこともないように見えますが。

 6210万ドルとしていたのは2016年頃。
 当時の1ドルは1100〜1150ウォン。つまり、700億〜720億ウォンくらいで製造できる予定だったのです。
 ここから考えるとすでに20%高。
 とはいえ、さまざまな素材は高騰していますし、搭載エンジンのF404や「自称独自技術」で製造する部品のライセンス料もウォン安で上昇しています。


 さらにいえばこの890億ウォンという価格も韓国が初期導入する120機に加えて、インドネシアが導入するとされている40機の160機規模で量産できるという前提でのもの。
 そのインドネシアは「6月末までに支払いの計画を韓国側に明白にする」としていた分担金についてまたも無視。
 さらにいうとインドネシアはミラージュ2000の中古を導入することを発表しています。

「高ぇ!」戦闘機更新までの“中継ぎ”で購入決定した中古のミラージュに批判 一体いくら? インドネシア(乗りものニュース)

 数年後にラファールを導入する(契約済)こともあって、同じフランス機がよいだろうとのこともあるのですが。
 もっというと「アメリカの機体を導入するとメンテナンスを受けられなくなる可能性がある」からですね。

 ポーランドがFA-50を48機導入していることから、そちらに営業をかけるのはどうかとの話もありますが(引用外)。
 F-35Aよりも高くて4.5世代、初期生産分は対空攻撃しかできないものを買ってくれる国なんてあるんですかね?

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インドネシア「韓国に戦闘機の開発分担金を支払うと言ったな。あれは嘘だ」……KF-21の分担金問題、8000億ウォンに達するものの支払われず

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(86)
延期された戦闘機分担金8000億ウォン「納付計画通知」約束も破ったインドネシア(JTBC・朝鮮語)
KF-21ボラメ6番目の試験用戦闘機が空に飛び上がります。
これで昨年7月の初飛行を皮切りに、6機の戦闘機がすべて試験飛行を終えました。

この戦闘機を共同開発するインドネシアは2016年から10年間、分担金1兆6000億ウォンを段階的に払わなければなりませんが、約束をきちんと守っていません。
延滞金は8000億ウォン台に達するが、韓国政府の相次ぐ要求にインドネシア側は先月までに計画でも先に与えると明らかにしました。

オム·ドンファン防衛事業庁長(5月)「(インドネシアが)6月末までに残りの残額に対する納付計画を通知することを約束しました」
しかし、インドネシアはこの約束さえ守りませんでした。
防衛事業庁は「インドネシアと高官級会談を進めた後、対応策を講じる」と明らかにしました。
現在、インドネシアのパイロットと技術者は韓国に派遣され、飛行訓練に参加しています。
軍関係者は「分担金問題の解決可否によって飛行参加水準も変わるだろう」と説明しました。
(引用ここまで)


 インドネシアがKF-21(KF-X)の支払いを延滞している、というニュース。
 いや、知ってるが? ……と思ったら、「今度こそ支払う」って約束をしておいて、それでも支払わなかったとのこと。

 インドネシアはKF-Xの共同開発国であり、開発分担割合は20%とされています。
 なにかを開発する、というわけではなく20%の開発分担金を支払うだけ。
 ところが2019年に最後の開発分担金を支払ってからこっち、2022年に全体の1%ちょいを支払っただけでそれ以外は支払う素振りすら見せていません。

 韓国側が首脳会談や防衛相会談で「支払ってくれ」というと「うむ、支払おう」とはいうものの、実際には冒頭記事のように出そうとしない。
 韓国的には「これまで実績がゼロのKF-21を輸出する足がかりとしてインドネシアが共同開発国という看板は必要」という立場。
 で、インドネシアはそれを理解した上で支払っていない。


 2年前には契約を書き換えて分担金の3割を物納で済ませることに両国が同意したりもしています。
 というか、この物納すら済まされていないのが現実。

  ちなみに延滞に際してなんらかのペナルティがあるかというと、インドネシア側にはゼロ。どうやら遅延金等もない模様。
 2回連続で支払いが遅れた場合には韓国側から契約を打ち切ることができるとはされているものの、その行使ができないのは織り込み済み。

 さらにその間にフランスから42機のラファール導入を決めていたりもします。
 最新型のF3Rになる予定。

 インドネシアの国力でラファール42機を導入したらそれ以上はもう買わないんじゃないの、という感じですね。
 当然、KF-21もオプションとしては考えているとは思われますが。

 インドネシアには「韓国製のF/A-50を導入したらアメリカの横やりでレーダーが使えなかった」との経験があるので、そのあたりが不信感として残っているのでしょうね。
 KF-21のエンジンはアメリカ製で替えが効かないものですから。

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韓国メディア「日英伊の次世代戦闘機のせいでKF-21のマーケットが狭まってしまう」……そんな心配必要ある?

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(58)
日本「6世代戦闘機輸出」…KF-21を妨げる? (OBS・朝鮮語)
日本は「2035年配置」を目指し、イギリス、イタリアと手を握りました。
攻撃兵器の輸出を禁止した指針も改正し、海外販売にも乗り出す方針です。

浜田靖一 日本防衛相(昨日9日):「現時点において何ら決定したものはありませんが、英国が輸出を重視していることを踏まえ、今後、英伊とともにですね、検討してまいりたいと考えております」

この構想が現実化すれば私たちが作るKF-21にも相当な余波が予想されます。
ヨーロッパを含む主要市場が浸食される可能性が高いからです。
最悪の場合、KF-21は低段階の低価格機種に転落する可能性もあります。
武装力の強化や性能の拡張などが引き続き推進されますが、100%確信することも困難です。

ユ・ヒョングン防衛事業庁中佐「必ず完了する、といった形で申し上げるのは適切ではありません。リスクを最小限に抑えながら、適期に推進できるよう努力します」

ただ、3カ国が予定された時点に開発を終了できるかどうかは未知数です。
ユーロファイターの共同開発事例のように相互の意見の食い違いが浮き彫りになる余地も大きいです。
(引用ここまで)


 日本、イギリス、イタリアが共同開発する次期戦闘機について発表が行われました。
 IHIもロールスロイスと共同で搭載するエンジンの開発を担うことになるのでしょう。
 第6世代戦闘機として2035年に戦力化を予定しているというもの。

航空自衛隊向け次期戦闘機 日本・イギリス・イタリアの3国共同開発が決定(乗りものニュース)

 一応、アメリカとは無人機の開発とかで協力するらしいですけどね。
 というか「第6世代」のカテゴライズもいまひとつ不明瞭ですが、まあ第5世代+αという感じなのかな。


 んで、韓国メディアは「日英伊の戦闘機が完成してしまうとKF-21の市場が侵食されてしまう」と恐れているのですが……。
 うーん。
 あんまり……関係ないんじゃないかな。

 第6世代機と正面RCSを機体形状だけで減らしただけのKF-21じゃ話にならんよ。
 KF-21の想定ユーザーは2030年代でもF-16を買うくらいの国。
 次世代戦闘機は現状でF-35を運用できている国でしょ。
 韓国自身も東南アジア、南ア、ブラジルあたりがターゲットってしてましたから。

 ポーランドにK-2戦車とかが売れていることもあって「韓国はすごいんだ!」ってなっちゃってるっぽいですが。
 さすがに次世代戦闘機をライバル視するのはどうなんですかね、ってところです。

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韓国メディア「ついにインドネシアが戦闘機KF-21の開発分担金を支払った!」……なお、支払額はたったの……

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(57)
インドネシア、46ヶ月ぶりにKF-21開発分担金を納付(世界日報・朝鮮語)
韓国型戦闘機KF-21ボラメ(インドネシア名IF-X)開発事業に参加したが、4年近く分担金を払わなかったインドネシアが3年10ヶ月ぶりに分担金の納付を再開したと連合ニュースが政府関係者を引用して2日報道した。

通信によると、インドネシア国防部は1日、韓国政府にKF-21共同開発費用名目で94億ウォンを支給した。これまで未納金約8000億ウォンの1.17%水準だ。政府関係者はこれに対してインドネシアがKF-21共同開発事業を継続して推進するという意志を見せたものと解釈した。
(引用ここまで)


 これは短い記事になってしまうけどピックアップせざるを得ない。

 「韓国独自の4.5世代戦闘機」であるKF-21 ポラメの共同開発国としてインドネシアが入っています。
 インドネシアは開発費全体の20%を分担するはずだったのですが、現在のところまで8000億ウォンを支払っていません。
 現状で1兆ウォンほどを支払う必要があるにも関わらず、です。

 これ、以前からだいぶ韓国内で問題になってまして。
 けっこう問題がこじれているのは理由があるのですね。
 インドネシアが契約しているのは、韓国政府ではなく開発主体のKAI
 しかも、支払いを延滞していてもインドネシアには一切のペナルティはなし。
 2回連続で延滞があった場合はKAI側から契約を打ち切ることはできる、というだけ。


 それだったら「あのインドネシア」が支払うわけありませんわな。
 むしろ強気の交渉で一定分は現物払い(内容未定、LNGかパームオイル?)で支払いできると契約を書き直させたほど。
 さらにそれでも支払いしていないのですけども。

 で、先月になって「なんぼか支払うらしい」という話が韓国メディアに出たのですが。
 インドネシアは1ウォンすら支払わなかったと。

 んで、今回は延滞している8000億ウォンの1.1%に相当する94億ウォンを支払った、というニュース。
 ……1.1%て。
 今日のレートで9.8億円ほどですよ。
 アホほど舐められてますね。
 一応、手付金だけは支払っておいて、事業に関わる姿勢だけは見せているという感じ。
 でも、「戦闘機における輸出実績」がほしい韓国はそれでもインドネシアを無視することはできないのです。

 そしてインドネシアはフランスとラファールF4の42機の導入で契約済み。
 ま、KF-21については様子見ですわな。

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韓国メディア「インドネシア、来週にもKF-21の延滞金をちょっとだけ支払う模様」……支払わなかった模様

カテゴリ:KF-X事業 コメント:(48)
KF-21の分担金8000億の延滞インドネシア、85億だけ出す(ファイナンシャルタイムス・朝鮮語)
インドネシアが韓国型戦闘機KF-21開発事業支援の見返りに大韓民国に納付しなければならない未払金の一部である600万ドル(約85億ウォン)を来週に納付する。

ただ、インドネシア政府は来年に3300万ドル(約460億ウォン)を納付することにした中で、来年までに納付する金額が累積された滞納額の8000億ウォンあまりの10%にも及ばないという点で、インドネシア政府のKF-21共同開発の参加意志に疑問ばかりが拡大している。

これまでも「ウォン」で支給する予定であり、最近、ウォン安ドル高によって韓国政府が受ける分担金の規模が多少減る可能性がある。

5日、複数の政府当局者によれば、ムハンマド・ヘリンドゥト インドネシア国防部次官はこの9月28日、慶尚南道泗川で開かれたKF-21初飛行成功記念行事に出席した席で、このような未払金納付計画を明らかにした。 (中略)

インドネシア政府は全体事業費8兆8000億ウォン台の20%の約1兆7000億ウォン程度をこえた2016年から2026年まで分けて出す予定だ。 しかし、インドネシア側は経済難を理由に2017年から分担金の支払いを先延ばしし、現在まで支給した金額は2272億ウォンに過ぎない。 当然払うべき分担金を適時に納付しない、延滞された規模が8000億ウォン以上だ。 (中略)

インドネシア側が少額でも分担金未納額を納付し、共同開発余地を残しているがインドネシア側分担金1兆7000億ウォンの30%水準の5100億ウォン程度をパーム油など現物で納付する問題が難航し、分担金問題は両国間の負担になる見通しだ。

現物を受けた場合、当該現物を現金化する過程が必要だが、この場合には手数料の支出が発生するため、我々が受けなければならない分担金の規模が減るからだ。 パーム油をはじめ一部の現物価格変動性が高いという点でややもすると韓国側の開発費の負担が大きくなるだけだという説明だ。
(引用ここまで)


 韓国独自の戦闘機であるKF-21について、インドネシアが共同開発国とされているのですが。
 そのインドネシアはこれまで開発分担金を8000億ウォンほど延滞しています。
 先週あたりから「インドネシアとの契約が改定される」だのなんだの微妙に記事が出てました。
 で、ようやく延滞していたお金を支払う……というニュース。

 ですが、その支払額も85億ウォン。延滞金全体の1%ちょい。
 一応、支払う気はありますよという意思表示でしかないですね。
 まだ契約破棄はしない、というレベル。


 そもそもインドネシアはフランス製のラファールを導入することを決めています
 6機導入後、36機を追加という形になってるようですね。
 対中国、対オーストラリアを考えると4.5世代機ではもっとも入手しやすい戦闘機であると言っていいでしょう。
 イスラム国であるインドネシアにとっては、アメリカの意向に左右されないというのも大きな要素のひとつですから。

 それを考えるとKF-21はエンジンがF414とアメリカ製(量産機は国内でのライセンス生産予定)。
 その時点でインドネシアからしてみたらやや不安点。
 まあ、そういいながらF-15EX(F-15ID)もほしいとか言ってますけどね。

 あと現物支給になるという部分も進捗ダメだそうで。
 そもそもなにがくるのかも分からない。原油か天然ガスかパーム油か。
 現状、資源類は高騰しているのでインドネシアにとってもいまがチャンスだと思うのですけどね。
 それでも具体的な動きがないのだから、KF-21をとりあえずキープくらいにしか見てないのだろうな……という感じです。

 あ、それと記事中では「来週中にも」ってなってますが、記事の初出は6日なので「来週」はすでに終わっているんですよ(笑)。

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