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カテゴリ:携帯電話/スマフォの記事一覧

「彼はいい人、でもiPhoneではなくAndroidを使っているから0点ね」とのネットミームに見るサムスン電子、ギャラクシー衰退の兆し。20代はアメリカでは90%が、韓国でも65%がiPhoneユーザーとの結果も

「ギャラクシーを使ったら最悪の男」···MZ世代の「iPhone愛」(国民日報・朝鮮語)
ある海外ユーチューブチャンネルが実行した街頭インタビューでアンドロイドスマートフォンを使う人々に対して否定的な反応があふれた。特にMZ世代を中心に「お金がなさそうだ」「アップルを買う余裕がないなんて残念だ」などの反応が出た。

6日、あるテック専門YouTuberA氏が進行した街頭インタビューでA氏は道を行く人々を無作為に捕まえて「アンドロイド携帯電話」を使う男性に対してどんな認識を持っているのかを尋ねた。

A氏が「完璧な10点の男なのにアンドロイド携帯電話を使うとしたらどうか」と尋ねると、映像に登場した女性は「本当に恐ろしい」として「3点を与える。アンドロイド携帯電話でどうコミュニケーションすればいいのか分からない」と答える。この女性は続いて「生活の質が低くなりそうだ」という。「(iPhoneを使わなければ)貧しく見える」「どうしてiPhoneを買うお金さえないのか」という反応も出ている。

また別の女性は同じ質問に「0点を与える」とし「必ずアイフォンを使わなければならない。一体なぜアンドロイド携帯電話を使うのか」と反問する。続いてこの女性は「(そのような人々は)家の外に出てお金をもっと稼ぐことを勧める」と話した。アンドロイド携帯電話使用層がアップルiPhone使用層に比べて相対的に財力が劣るという認識を表わしたものと見られる。

ただ、携帯電話の機種をあまり気にしないという反応もあった。映像に登場したある大学生は「私はアンドロイド携帯電話を使っていたが、現在はiPhoneを使っている」として「しかし携帯電話機種が何の関係があるのか。彼が10点の男なら(携帯電話に関係なく)10点の男だろう」と話した。 (中略)

韓国ギャラップが7月に実施した「2023スマートフォン使用率&ブランド」調査によれば、20代を除く全年齢帯でギャラクシー使用率がさらに高かった。唯一18〜29歳だけでiPhone使用率が65%でギャラクシー(32%)を2倍以上圧倒した。

先立って忠州市ユーチューブ進行者である「広報マン」キム·ソンテ主務官も似たような論難を主題に映像を介在した。映像でキム主務官は大学生B氏を呼んで「ギャラクシーを使うのはちょっとあれか。最近、大学生の雰囲気が気になる」と尋ねたが、B氏は「構わないが、その携帯電話(ギャラクシー)で私を撮らないでほしい。私の友人が番号を取ったが(要求されたが)相手が持っていた携帯電話がギャラクシーだったので少し戸惑った」と答えた。「ギャラクシーユーザーを卑下する」という批判が大きくなると忠州市は該当映像を削除した。
(引用ここまで)


 MZ世代 ── ミレニアル世代(Y世代)、Z世代の総称 ── が持つiPhoneへの忠誠度とでもいうものはかなり高いものがあります。
 「いい人なんだけど、iPhoneを使っていないから0点」ってのはちょっとしたネットミームとしてTikTokやYouTubeショートで使われているものですね。
 「He’s a 10, but he has an Android」ってヤツ。

 実際、若者の多数はiPhoneを使っています。
 以前、iPhoneを使っている理由として大きなものが「AirDropがあるから」って話をしたのですが、「そんなわけあるか」みたいなコメントがありました。
 まあ、そんなコメントをするあたりですでにもうついていけてない部分を見せているのですけどね。

 写真の共有っていうのはMZ世代にとっては大きなトピックのひとつ。
 LINEだと画像が劣化する、あるいは保存が面倒っていうのもあって、AirDropを好むんですよ。
 Androidユーザーだと写真もらえないまであったりします。

 事情はギャラクシー、サムスン電子のお膝元である韓国でも同じことで。
 かつての韓国では圧倒的なまでにAndroidのシェアが高かったのです。


 2015年よりも前ではiPhoneのシェアが15%以下とサムスン、LG、パンテックといった自国メーカーの天下だったのですが。
 iPhone 6あたりからじわりと変化が出てきた感じです。
 その後、LGはスマートフォン事業から撤退、パンテックは破綻。


 現在の韓国全体のシェアはアップルが25%前後、サムスンが70%前後、その他があったりなかったり。
 ただし、20代ではアップルが65%、ギャラクシーシリーズが32%となっています。

韓国の20代はiPhoneを使い、40代以上はギャラクシーを使う(ハンギョレ)

 若者であればあるほどアップルへのロイヤルティが高いのです。
 彼らが成長すればその子供もiPhoneを自ずと使うようになるでしょうね。

 世界最大のスマホ市場である中国ではサムスン電子のシェアは誤差扱いとなってから5年(アップルのシェアは16.8%。2022年実績)。
 北米でもシェアトップのアップル(51%。ただし、20代は90%近くがiPhoneユーザー)の後塵を拝して2位。

 かつてはディスプレイ、メモリ、SoC、ストレージといった部品をすべて自己調達でき、垂直統合でスマホ市場を好きなようにしていたサムスン電子がこうなるとはね……。
 盛者必衰とはよく言ったもんだ。

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 ギャラクシーユーザーは草でも食ってろ、ってこと?
翔んで埼玉
京本政樹
2019-09-11

韓国人がiPhone15シリーズを日本から直輸入している理由とは?

カテゴリ:携帯電話/スマフォ コメント:(46)
「いっそ日本で暮らす」爆発···iPhoneユーザーたち、怒った理由は(韓国経済新聞・朝鮮語)
23日、海外直購プラットフォームモールテールによると、今年iPhone15予約販売期間である今月15日から19日までiPhone海外直購配送申請件数が昨年iPhone14予約販売開始後5日間(2022年9月9~13日)より119%増えたと集計された。

特に日本で注文が急増したことが分かった。国別配送件数基準で日本のiPhone海外直接購入配送申請件数が1500%急増し、香港(増加率500%)、オーストラリア(363%)、米国(94%)の順だった。最近、米ドルに対する円安が加速化し、価格メリットが浮き彫りになった結果と分析される。 (中略)

業界ではiPhone海外直購需要増加背景として「アップル派」、「アップルこうろぎ」等と呼ばれる強固なiPhoneファンダムを基盤にアーリーアダプター需要が多い点、国別為替レートにより出庫価格が異なる点、最近高物価の余波で自給制端末機(スマートフォン)と格安フォン料金制組合需要が増えた点などを挙げている。

モールテール関係者は「新型iPhoneをより早く使いたいアーリーアダプターが多かった。消費者がiPhone15購入予約をした後、モールテールを通じて配送申込書を作成する構造で注文件数急増の流れ確認が可能だった」と説明した。

アップルは22日(現地時間)、米国·英国·日本·中国·オーストラリア·カナダ·フランス·ドイツ·インド·メキシコなど約40カ国でiPhone15シリーズを1次発売した。今月12日、米クパチーノのアップルパークでアイフォン15シリーズを公開してから10日ぶりのことだ。

国内では来月13日、iPhone15シリーズが発売される予定だという。韓国消費者は2次発売国であるマカオ·マレーシア·テュルキエ·ベトナムなどに29日物量が供給された後、約2週間が過ぎてから接することができるわけだ。
(引用ここまで)


 日本では一昨日の22日にiPhone 15シリーズが発売されましたが。
 韓国では来月の13日に発売。3次発売国ですね。
 というわけでわざわざ日本に来てまでiPhoneを購入していく韓国人がいるのです。

 そういえば一時期、アップルストアでSIMロックフリーのiPhoneを中国人が爆買いしているのを指して「中国人はこんなにiPhoneを買っているのに、日本人は買えていない」とか言っている「日本衰退主義者」がいましたが。
 SIMロックフリーを中国で転売するだけの輩なのが見抜けない時点で終わっている。中国嫁日記にもなんかそんな話出てましたね。姪だかが「日本からiPhone送ってくれ」ってやってたっていう。
 あの頃は携帯電話会社の値引きが大きかったのでアップルストアでSIMロックフリーのiPhoneを買う必要があるのは海外出張が多い人、あるいは本気のアップル信者くらいでした。

 さて、日本に来るほどではないけどもアップル好きな人々、韓国ではアップル派、あるいはアップルカマドウマ(アップル信者に相当する韓国でのネットスラング)はどうするのかというと、買い物代行会社に頼んで購入すると。
 円安も手伝って買い物代行会社の売上が去年のiPhone 14の時に比べて倍になったそうです。


 韓国ではかつてはiPhoneは圧倒的な少数だったのですが現在では20%台半ばのシェアがあります。特に若者にはiPhone人気が高いとのことで。
 昔はサムスンかLGだけだったのですけどね。ちなみにサムスンだったらなんでもいいという信者は「三葉虫」と呼ばれています(いつになっても使えない韓国知識)。

 若者にiPhoneが人気なのは写真がきれいという他に、その共有が簡単だというものがあります。AirDropでさっと「今日の写真送っておくねー」ってできる。
 Androidだと「あー、SNSにあげておくからそこから持ってってね」とか、下手したらもらえないまである。
 そういう理由でiPhoneにしたがる人は少なくないのです。
 おっさんには理解しがたい理由かも知れませんけどね。
 AirDropを導入した時にそこまで考える人はいなかったと思いますけど、囲いこみできる理由のひとつにあるのは間違いないですね。

 あとAndroidだと機種によってできること、できないことの差異がけっこう面倒くさい。
 Pixelではできるけど他のAndroidではできないとか普通にありますからね。
 そんなわけで韓国では「3次発売とはなにごとだ!」「アップルは韓国をバカにしている」としつつもiPhoneのシェアはじりじりと上昇しているわけです。

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「サムスン電子のGalaxyシリーズならきれいな月の写真が撮れます」……その月の画像、本当に月を撮ったものですか?

サムスンの超解像度スマホ、低解像度の月の写真にうっかりディテールを追加してしまう?(INTERNET Watch)
 わざと解像度を下げた月の写真をディスプレイに表示し、それをサムスンのスマホ「Galaxy」で撮影したところ、元写真にないディテールが追加された……そんな実験結果が話題になっている。


今のところサムスンはこの件に関してコメントしていない。
(引用ここまで)


 サムスン電子は数年前から「Galaxyシリーズであれば月をきれいに撮ることができる」として、超高解像度技術を利用した100倍の「スペースズーム」を搭載していることを宣伝していました。
 ところが実際には月を撮影したものではなくとも、勝手にディテールを挿入して「とてもきれいに月が撮れた」かのように見せかけていたことが実験で証明されてしまった……というニュースが2週間前にありました。

 簡単に言えば「月である」と認識した場合に、カメラのソフトウェアがAIのデータベースから月のディテールを持ってきて勝手に合成したというもの。
 ディテールを欠いた「かつては月の写真だったぼけぼけの画像」をモニター上に映したものを撮影しても、勝手に補完をしてしまう。
 実際のテスト風景があるので見てみましょうか。


 手法としてはありだとは思いますが。
 ただ、それを「望遠鏡で撮影するのと同じレベルで月が撮れる」とするのはどうなのか、という声が大きい。


 このGalaxy S23 Ultraの公式CMでは11秒くらいからそうした描写があります。



 消費者をミスリードするものではないか、との指摘が大きいですね。
 著名なテック系サイトのThe Vergeもそのように述べています。

Samsung caught faking zoom photos of the Moon(The Verge・英語)

 なにを偽物とするか、なにを本物とするかの論争はあるかもしれませんが。
 「少なくとも現時点ではサムスンの月の写真は本物とするよりは偽物であると結論づけるのが妥当ではないか」としています。
 まあ、実際にこれにだまされて「サムスンのギャラクシーならiPhoneよりきれいな月の写真が撮れる」とかやっていたところもあるわけで。
 いくつかのカメラアプリによる「美顔」と同じですよね。
 それを考えると韓国ならではという言いかたもできるのか……。

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シェア0%台になって5年、それでもサムスン電子が中国市場でスマホを売り続ける理由とは?

大陸のシェア1%も得られなかった……サムスンフォン、中国市場「どうしよう」(デイリーアン・朝鮮語)
サムスン電子のスマートフォンが世界最大の市場である中国で7年連続高倍を飲んでいる。去る2016年シェア0%台に座り込んだ後、なかなか反騰の機会を見つけられていない姿だ。

23日、中国のビッグデータ企業毎日好動によると、今年第3四半期、サムスン電子中国内の5Gスマートフォンシェアは0.8%だ。競争会社のアップル(19.4%)はもちろん、中国企業のOPPO(15.0%)、ファーウェイ(14.8%)、シャオミ(11.1%)よりも大きく落ちた数値だ。

製品の販売率で見るともっと痛い。今年1月1日から9月30日まで集計された販売率でサムスン電子製品は20位圏外に押された。同期間アップルのiPhone 12・13シリーズは1位から5位まで席巻し、販売率25.2%を記録、全体販売率1位を達成したのと対照的だ。特にサムスン電子の野心作ギャラクシーZ4シリーズの販売量も含まれた期間である点を考慮すると、さらに残念な結果だ。

サムスン電子の中国市場シェアが0%台に留まっているのは、2017年からだ。中国内のサード(THAAD・高高度ミサイル防御体系)論争で生じた不買運動とギャラクシーノート7のバッテリー発火事件などでシェアを徐々に失い、ファーウェイ・シャオミなど新規中国企業との価格競争で押されながら0%台に座り込んだ。7年連続0%水準にとどまると、業界の一部ではサムスン電子が中国市場で競争力を失ったのではないかという分析も出た。

中国はサムスン電子に放棄できない市場の一つだ。去る2016年以降から市場規模は減っているが、依然として年間3億台水準のスマートフォン消費が行われている。特に5Gスマートフォン市場が37.9%に過ぎず、成長性も備えた市場と評価される。毎日好東は中国市場5Gスマートフォン市場に対して「現在の傾向で見ると5Gフォン市場は増加幅は明らかではないが、依然として成長傾向を維持している」と分析した。同社によると、今年第1四半期の中国5Gスマートフォン市場は36.3%、第2四半期には37.0%と小幅上昇している。 (中略)

毎日好動は「順位に上がった5Gアンドロイドスマートフォンの平均価格が3000元(約56万ウォン)以下モデルであることを勘案すれば、中国5Gアンドロイドスマートフォン市場で価格 対 性能(コスト比)比率は依然ユーザーがモデルを選択する最初の考慮事項」と分析した。
(引用ここまで)


 一時期は中国のスマートフォン市場でシェア1位になるなど、我が世の春を謳歌していたサムスン電子ですが。
 2013年には中国市場で20%近いシェアを握っていたのですよ。
 そこからじわじわとシェアを削られていたのですが、2015年くらいには「もうサムスンのスマホなんて誰も使わないよ」と言われるようになり。
 さらに2017年のGalaxy Note 7で発火事件が起きたことを受けて一気にイメージが悪化してシェア0%になったのです。

 まあ、Androidスマートフォンであればできることにそれほどの違いがあるというわけでもなし。
 いまもっとも重視されるカメラ機能もピックアップできるほどの差はなくなってる。
 中国企業が異様なまでにカメラ機能に力を入れているからというのもあるけど。


 その一方でアップルが高級機市場で善戦してしまって時期によっては25%ものシェアを握ることもあるほどの勢い。
 高級機市場からファーウェイとサムスンが滑り落ちた結果、漁夫の利を得ているのがアップル。
 サムスンはなんとかしてその地位を取り戻したいとジタバタしているのですが。
 この記事によるとシェア0%台になってからもう5年。確かに2017年の第4四半期には0.8%になってましたね。
 もはや挽回は無理じゃないかなぁ。

 中国には「国産はいいものだ」とするムーブメントがあって、特にスマホのメインユーザーである若者にその傾向が強くなっています。
 毎日手にするスマホならなおのことそうなるでしょう。目につくものですしね。

 日本ではまだ数パーセントのシェアがあるのに「日本では冷遇されている」とかよく記事なりますが。
 日本で「冷遇」だったら中国ではなんなんでしょうね。
 なんでも「まだ5Gのシェアが低いからこれから挽回できる」つもりのようですが。
 ブランドとして忌避されているのだからどうしようもないんだよなぁ……。

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中国絶望工場の若者たち
福島 香織
PHP研究所
2013-03-29

韓国人「iPhone14、日本・アメリカよりも高価で発売も遅い。カモにされている!」と叫ぶものの……

韓国はカモか……iPhone14、ウォン安ドル高を考慮してもアメリカより最大15%高い(聯合ニュース・朝鮮語)
999ドルがハンファで155万ウォン?

AppleがiPhone 14の新製品を公開して価格を凍結したと明らかにしたが、韓国の販売価格は為替レートを考慮してもウォン基準で米国より最大10 %以上高いことが分かった。

8日、アップルによると、iPhone 14シリーズの米ドル基準価格は基本モデルの場合は799ドル、プロは999ドル、プロマックスは1099ドルと策定された。
アップルはインフレにも費用効率を通じて価格を前作と同じに保つことができたとしてこのように発表した。
しかし韓国販売価格はこれより高価に策定されたことが分かった。 (中略)

1ドルあたりの為替レートを7日の締め切り基準である1380.4ウォンで適用する場合、基本モデルの価格は約110万3000ウォン、プロは約137万9000ウォン、プロマックスは約151万7000ウォンにならなければならない。
しかし、アップルコリアのホームページには韓国販売価格が基本モデルは125万ウォン、プロは155万ウォン、プロマックスは175万ウォンからと書かれている。
モデル別に12~15%高いのだ。

北米以外地域の日本と比較しても韓国の販売価格は高い。
日本ではiPhone 14プロが14万9800円(税込)だが、ここに最近為替レートの100円当たり約959ウォンを適用すれば約143万7千ウォンだ。
韓国販売価格が日本より10万ウォン以上高いのだ。
(引用ここまで)


 iPhone 14が韓国でも発表されたのですが。
 アメリカや日本よりもはるかに高い、としてブーイングが出ています。
 ……といわれましてもね。

 ご存じのように日本のiPhoneのシェアはかなり多め。世界的に見ても。
 7割とする統計もありますね。
 アップルから見ても日本市場はおいしいでしょうよ。ロイヤルティが高いですしね。

 ちなみに韓国はサムスンの地元だということもあってAndroidが圧倒的シェアを持ってます。
 OECDの中では別格的に低いんじゃなかったかな。
 他にiPhoneのシェアが低いのはスペインとかイタリアとか。ベトナムよりも低くて「ええ?」ってなった覚えがありますね。


 ちなみに日本は世界で最初のリリースされる国のひとつですが、韓国はまだリリース日未定。
 シェアの低い国であればまあ、こういう扱いにもなるでしょうよ。
 アップルストアも日本に遅れること15年、2018年にようやくソウルにできたていど。
 「冷遇」までいうならシェアを高めてからにしてくれ、って話ですね。

 アプリストアから外の課金を認めろという法律が成立しているのも、いまのところ韓国だけ。

Apple、苦渋の譲歩 韓国でアプリ外部決済を容認(日経新聞)

 そうなるんだったら、取れるところから金を取ろうって話にもなりますわ。

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韓国メディア「日本人はiPhoneを無条件に愛し、韓国製品を冷遇している」……またそれか……

ひどい韓国製品への冷遇? 日本「サムスンは買わない。iPhoneだけを購入する」(ヘラルド経済・朝鮮語)
「サムスンは買わない。iPhoneは無条件に購入する?」

日本人のアップルiPhone愛がひどい。Appleが最近発表した50万ウォン台の3世代普及型iPhone「iPhone SE 3世代」の販売量も以前のモデル販売量を大きく上回ったことが分かった。日本のスマートフォン市場の半分を占めているアップルの影響力がさらに大きくなっている。

一方、グローバルスマートフォン1位のサムスン電子は日本で冷たく扱われている。韓国産製品に対する日本人の好みが非常に低いためと見られる。実際、サムスンは日本だけで異例的に韓国企業サムスンの名前を除いて、ギャラクシーというブランドだけで製品を販売している。韓国製品に対する日本人の冷遇による現地通信会社の要請によるものだ。
(引用ここまで)


 韓国の一応、経済紙であるヘラルド経済が「日本はサムスンを冷遇し、iPhoneを愛しすぎている」との記事を掲載。
 iPhone SE(第3世代)はさほどいいスマホでもないのに、日本では大売れしている。その一方でサムスンは企業ロゴすら入れられないほどの扱いになっている……とのアレ。

 iPhone SEが一部から不興を買いつつも、ボタン式を変えないのには大きな理由がありまして。
 まず、指紋認証ができるという部分。
 そして、なにか分からなくなってしまっても、ボタンを押せばホーム画面に戻れるという安心感が担保できるから。

 日本はけっこうな高齢者でもiPhone持ってたりしますからね。物理ボタンが分かりやすくあったほうがよい。
 同じiPhoneであれば、高齢者に持たせても設定を子供ができるという面も大きい。質問されても手元で再現しやすいですしね。
 買い換えでの設定の引き継ぎもiPhoneなら重ねるだけですぐに新機種の稼働ができる。
 さらに親がiPhoneユーザーなら子もとなる。画像、動画の共有もiPhone同士ならAirDropで数秒でできる。これ、以外と重要。ひとりだけでiPhone使っている人にはこの便利さが伝わらないでしょうけども。
 結果、親・子・孫と3代続けてiPhoneユーザーになってたりするわけで。

 iPhoneをはじめとする同士の親和性を高めてきたアップルの戦略の勝利であり、誰も彼もがスマホを持つくらいの経済力があり、かつ理解力があるからこそ、日本ではここまでシェアが高くなったわけですが。


 っていうか、サムスンのスマホが7割のシェアを持っている韓国のほうがおかしくないかって気がしますけどね。
 アップルの日本でのシェアは5割に届かないレベルでしょ。
 なんでこんな記事が出てきたかというと、サムスンのフラグシップであるGalaxy S22が日本でも発売になったからですね。

険しい日本に挑戦状投げたサムソンフォン…Galaxy S22でシェア挽回可能か(ニューシス・朝鮮語)

 なんでもフォルダブルフォンで攻勢をかけてようやく10%に回復したシェアを増やしていきたい……って話ですが。
 フォルダブルフォンにニッチな需要があるのは否定しませんが。
 うん、まあがんばれ。

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サムスンではまともに製造できなかったスマホ向けハイエンドチップセット、TSMCに委託したらなにもかも解決へ

THE END OF SNAPDRAGON 8 GEN 1 SMARTPHONES IS NEAR(GizChina・英語)
Snapdragon 8 Gen 1は、クアルコムにとって重要なステップでした。4nmの領域への参入と、ARMv9アーキテクチャのデビュー、さらにQualcommのチップセットのリブランディングプロセスの始まりでもあった。旧来のSnapdragon 800シリーズを残し、世代を分けるSnapdragon 8シリーズをスタートさせたのである。あとは、他の世代がこの新フォーマットに加わるのも時間の問題だ。Snapdragon 8 Gen 1の優れた性能にもかかわらず、同社はいくつかの過熱問題に対処しなければならず、どうやら4nmチップのサムスン製造に満足していなかったようだ。今月初め、クアルコムはすでにTSMCが供給するチップに変更する意向を示していた。そして今、このチップがいよいよSnapdragon 8 Gen 1 Plusという形で登場するようだ。
(引用ここまで)


 Snapdragonシリーズはよく知られているスマートフォン用のチップセット。スマホにとっては心臓であり、脳である最重要な部品です。
 そしてSnapdragonシリーズでもハイエンドにあたるSnapdragon 8 Gen1はサムスンの4nmプロセスによって製造されています。
 その歩留まりが30〜35%ていど。つまり、100個のチップを製造したらまともに使えるのは30〜35個でしかないということです。
 しかも、クアルコムの技術者がファブに常駐してようやくこのレベルになった、との報道でした。

 クアルコムはこの状態に満足できるわけもありません。
 こうして製造が停滞しているうちに、去年のチップセットシェアはMediatekに負けてしまったほど。
 同じ4nmプロセスを扱う台湾のTSMCにSnapdragon 8 Gen1 Plusという「ちょっと進歩したチップセット」を製造させることとなりました。


 通常、こうしたSnapdragon ○○+とされるチップセットは最小限の生産でプレミアム扱いになるのです。
 たとえばSnapdragon 888+はゲーミングスマートフォンをはじめとしたハイエンド機にだけ搭載されていましたね。流通量もごく少数でした。
 ですが、Snapdragon 8 Gen1 Plusについてはちょっと事情が異なるようです。

 全量がTSMCでの生産となり、相当量の生産数が見込まれており、多くのスマホに搭載される模様。
 先日も書いたように4nmプロセスでの歩留まりは70%を越えるとの話。
 Snapdragon 8 Gen1は歩留まりの悪さとともに深刻な発熱問題を抱えていたのですが、こちらもPlusでは解消できたとされています。

 オリジナルのGen1はディスコンすら噂に上がっています。ピックアップした記事のタイトルがまさにいそれ、ですね。
 サムスンとTSMC、どうして差がついたのか。慢心、環境の違い。

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IT識者「サムスンのスマホのGOS問題はアプリではない、サムスンのプロセッサ製造の問題であり、TSMCに惨敗しているためだ」

「サムスンの技術優位は終わってしまった」GOS事態の本質(KBS・朝鮮語)
 
ゲームするときにスマートフォンが熱くなる「発熱」問題を制御するというのに反対する人はいない。問題は携帯電話の性能を最大60%レベルまで制限し、この制限を選ぶ自由まで剥奪した点だった。

世界が反発した。高性能だと広告したのは「詐欺」という主張まで出た。携帯電話の性能を測定するベンチマークアプリ会社は最新製品のギャラクシーS22シリーズを比較対象から除外してしまった。結局、副会長が公式に謝罪し、GOSを使用するかどうかを選択できるようにすることにした。しかし、GOSの事態は単なるプログラムの問題ではありません。 (中略)

GOS事態の主人公は、クアルコムの<スナップドラゴン8 gen1>チップセット(AP)だ。4ナノプロセス。サムスンファウンドリが委託生産してギャラクシーに搭載した。しかし、発熱問題が浮き彫りになり、次世代チップに急速に置き換えられるものと見られる。

問題は次のチップはクアルコムがTSMCに生産を任せたという点だ。外信はその理由がサムスンファウンドリの低い収率のためだと見ている。サムスンの4ナノプロセスの歩留まりが30~35%台低いと推定するが、これは製品100個を作れば不良品が60個以上という話だ。

一方、TSMCは収率が70%台で安定している。サムスンファウンドリの低い歩留まりと発熱問題などにぶつかったクアルコムがパートナー企業を変えたという話だ。

サムスンファウンドリがTSMCと共に7ナノ以下のプロセスに入った唯一のファウンドリ企業ではあるが、低い収率が示すように依然としてプロセスと生産技術の面でかなり遅れているようだ。IntelもAppleも次世代3ナノプロセス製品はすべてTSMCに任せる。

中国のあるIT専門家はツイートを通じて「今年下半期以降、TSMCが生産する新しいスナップドラゴンの消費電力と性能が確実に改善されるだろう」と話した。そうすれば、サムスンファウンドリの評判は大きく損なわれる可能性があります。
(引用ここまで)


 サムスン製のスマホにGOS問題というものが生じまして。
 Game Optimizing Serviceの頭文字を取ったもので「ゲームアプリの動作を最適化するアプリ」としてGalaxyシリーズに搭載されており、アンインストール不可の常駐アプリとなっています。
 で、発熱を抑える等の効果があるとされていたのですが。

 このGOSというソフトがゲーム以外のアプリの動作も制御していたということで3月の頭くらいから大きな問題となっています。
 かつてはベンチマークソフトだけにブーストをしていた、なんていう機能がありましたが。
 今回の問題は「ベンチマークの時は制御をせず、それ以外の時だけ制御をする」というものだったそうで。
 ただ、大元の問題はこのGOSというアプリにあるというわけではない、との指摘が多数あります。


 著名な業界リーカーであるIce Universe氏は何度かサムスン電子のファウンドリ事業に言及しています。
 この問題の大元にはサムスン電子のファウンドリ事業で製造されているSoC(CPUやGPUなどを搭載したスマホの頭脳部分)がある、と指摘しています。
 SnapdragonやExynos(サムスン独自のSoC)が製造されているサムスンのファウンドリに問題があるからだ、としています。




 これはかなり以前から問題視されていた部分でして。
 サムスン電子のファウンドリの5nmプロセスは、台湾のTSMCの5nmプロセスで製造されるSoCに大きく負けているのではないか、と。
 発熱、性能、歩留まりのすべてで劣っているのではないとされています。

 たとえば昨今のハイエンドスマホに搭載されているSnapdragon 888には当たり外れがある、とされています。
 それがどうもサムスン電子製造のものとTSMC製造のものではないかともされているのですね。
 現状、どこで製造されたものなのかを見ることはできないのですが。
 楽韓さんが持っているXPERIA 1 IIIはそれほど熱くなることがないので、TSMC製のSnapdragon 888が搭載されているのかもなと思ってます(願っている)。

 ちなみに前述のIce Universe氏は次期SnapdragonのハイエンドSoCはTSMC製になるので安心だ、という話も出しています。



 そういえばnVidiaのGPUの製造はサムスン電子が一手に引き受けていたのですが、TSMCも製造に加わるとされています。
 これも歩留まり等で問題があったのではないかとされていますね。
 まあ、これはサムスン電子側に問題があるというよりは、TSMC側の製造能力が高すぎるんだろうなぁ……という感じです。

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