ゲームするときにスマートフォンが熱くなる「発熱」問題を制御するというのに反対する人はいない。問題は携帯電話の性能を最大60%レベルまで制限し、この制限を選ぶ自由まで剥奪した点だった。
世界が反発した。高性能だと広告したのは「詐欺」という主張まで出た。携帯電話の性能を測定するベンチマークアプリ会社は最新製品のギャラクシーS22シリーズを比較対象から除外してしまった。結局、副会長が公式に謝罪し、GOSを使用するかどうかを選択できるようにすることにした。しかし、GOSの事態は単なるプログラムの問題ではありません。 (中略)
GOS事態の主人公は、クアルコムの<スナップドラゴン8 gen1>チップセット(AP)だ。4ナノプロセス。サムスンファウンドリが委託生産してギャラクシーに搭載した。しかし、発熱問題が浮き彫りになり、次世代チップに急速に置き換えられるものと見られる。
問題は次のチップはクアルコムがTSMCに生産を任せたという点だ。外信はその理由がサムスンファウンドリの低い収率のためだと見ている。サムスンの4ナノプロセスの歩留まりが30~35%台低いと推定するが、これは製品100個を作れば不良品が60個以上という話だ。
一方、TSMCは収率が70%台で安定している。サムスンファウンドリの低い歩留まりと発熱問題などにぶつかったクアルコムがパートナー企業を変えたという話だ。
サムスンファウンドリがTSMCと共に7ナノ以下のプロセスに入った唯一のファウンドリ企業ではあるが、低い収率が示すように依然としてプロセスと生産技術の面でかなり遅れているようだ。IntelもAppleも次世代3ナノプロセス製品はすべてTSMCに任せる。
中国のあるIT専門家はツイートを通じて「今年下半期以降、TSMCが生産する新しいスナップドラゴンの消費電力と性能が確実に改善されるだろう」と話した。そうすれば、サムスンファウンドリの評判は大きく損なわれる可能性があります。
(引用ここまで)
サムスン製のスマホにGOS問題というものが生じまして。
Game Optimizing Serviceの頭文字を取ったもので「ゲームアプリの動作を最適化するアプリ」としてGalaxyシリーズに搭載されており、アンインストール不可の常駐アプリとなっています。
で、発熱を抑える等の効果があるとされていたのですが。
このGOSというソフトがゲーム以外のアプリの動作も制御していたということで3月の頭くらいから大きな問題となっています。
かつてはベンチマークソフトだけにブーストをしていた、なんていう機能がありましたが。
今回の問題は「ベンチマークの時は制御をせず、それ以外の時だけ制御をする」というものだったそうで。
ただ、大元の問題はこのGOSというアプリにあるというわけではない、との指摘が多数あります。
著名な業界リーカーであるIce Universe氏は何度かサムスン電子のファウンドリ事業に言及しています。
この問題の大元にはサムスン電子のファウンドリ事業で製造されているSoC(CPUやGPUなどを搭載したスマホの頭脳部分)がある、と指摘しています。
SnapdragonやExynos(サムスン独自のSoC)が製造されているサムスンのファウンドリに問題があるからだ、としています。
The root of all problems comes from processor power consumption, Samsung's process and ARM architecture have ruined the Qualcomm and Exynos processors for the past two years. However,
— Ice universe (@UniverseIce) March 5, 2022
これはかなり以前から問題視されていた部分でして。
サムスン電子のファウンドリの5nmプロセスは、台湾のTSMCの5nmプロセスで製造されるSoCに大きく負けているのではないか、と。
発熱、性能、歩留まりのすべてで劣っているのではないとされています。
たとえば昨今のハイエンドスマホに搭載されているSnapdragon 888には当たり外れがある、とされています。
それがどうもサムスン電子製造のものとTSMC製造のものではないかともされているのですね。
現状、どこで製造されたものなのかを見ることはできないのですが。
楽韓さんが持っているXPERIA 1 IIIはそれほど熱くなることがないので、TSMC製のSnapdragon 888が搭載されているのかもなと思ってます(願っている)。
ちなみに前述のIce Universe氏は次期SnapdragonのハイエンドSoCはTSMC製になるので安心だ、という話も出しています。
the Qualcomm Snapdragon processor in the second half of the year and next year will use the TSMC process, and the power consumption performance will definitely be better than now. So, I am optimistic about the future.
— Ice universe (@UniverseIce) March 5, 2022
そういえばnVidiaのGPUの製造はサムスン電子が一手に引き受けていたのですが、TSMCも製造に加わるとされています。
これも歩留まり等で問題があったのではないかとされていますね。
まあ、これはサムスン電子側に問題があるというよりは、TSMC側の製造能力が高すぎるんだろうなぁ……という感じです。
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