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カテゴリ:携帯電話/スマフォの記事一覧

サムスン電子、レビュワーに配布したギャラクシーフォールドのサンプルを全回収。発売延期を決定……「世界ではじめて折りたたみ式スマートフォンを発売」の栄冠はファーウェイに?

「サムスン電子、ギャラクシーフォールドのレビュー用製品を全面回収へ」(中央日報)
折り畳みスマホ「ギャラクシーフォールド」、発売延期に(CNN)
新華通信は24日付の記事でサムスン電子中国法人がレビュー用のギャラクシーフォールドの全面回収を決定したことを確認したと報じた。

一部の中国メディアは中国のリビューアーがギャラクシーフォールド製品を受け取り、使用する過程で画面の故障などの問題が発生したと報じた。

一方、サムスン電子のある関係者は関連報道について「製品の完成度を高めるための措置」と事実であることを確認した。
(引用ここまで)

 アメリカでメディアから散々な評判だったギャラクシーフォールド(Galaxy Fold)ですが、中国でも同じようにレビュー用としてメディアに配布した製品に問題が発生。
 サムスン電子はこれらサンプル用製品をすべて回収したとのこと。


 それ以前にレビュワーから「たった1日で画面に問題が生じた」としてサムスン側が回収した4つの製品のうち、ふたつは保護フィルムを剥がしたために起きたものだったのですが、残りふたつはなにもしていない状態で画面に問題が生じていたことが判明しています。

ギャラクシーマニホールド欠陥議論は、技術革新陣痛か悪夢の前兆か(ノーカットニュース・朝鮮語)
サムスンは今月26日、アメリカでのLTE用ギャラクシーフォールド発売を予告してアメリカのインフルエンサーとITジャーナリストにレビュー用製品を提供しました。The VergeとCNBC、ブルームバーグ所属記者、ITブロガーマルケスブラウンリーなど4人が画面の欠陥の問題を提起したんです。 (中略)

サムスンは問題のあったとされる製品4つを回収して分析を行ったところ、2つは画面保護膜を除去した利用者の間違いであったが、残りの2つは利用者のミスではなかったとの判断が出ています。画面保護膜が除去されていないのに、問題が発生したことでしょう。このような報告を受けたゴ・ドンジン社長がギャラクシーフォールドの発売を延期を決定したのです。
(引用ここまで)

 引用部分の後で「どうやらヒンジ周りに問題が生じたようだ」ということなので、現在完成した製品は全量廃棄になる模様。
 設計のやり直し……だろうなぁ。
 GTA5のMODで爆弾として扱われるようになったギャラクシーノート7のように被害を与えるものではないのですが、2000ドルのスマートフォンとしてはさすがにまずいという判断があったのでしょう。
 サムスン電子曰く「20万回の開閉を繰り返しても問題ない」はずだったのですが、これは単純に開閉だけを繰り返すテストの結果。
 スマートフォンは日常的に使ってなんぼですから、どうしたって条件は異なってくるでしょうしね。

 「世界ではじめて折りたたみ式スマートフォン発売の栄冠がファーウェイに奪われる」なんて記事もあったのですが、来年の今頃には誰が折りたたみ式スマートフォンを最初に発売したかなんて忘れてるでしょ(笑)。
 どう見たって主流になれる製品じゃないですからね。

尾上製作所(ONOE) 折りたたみ式 フォールディングBBQコンロ F-2527
尾上製作所(ONOE)
2008/1/25

アメリカメディア、折りたたみスマホのギャラクシーフォールドを酷評「こんな製品を折るよりも折り紙でもやっておけ」

Samsung Galaxy Fold Non-Review: We Are Not Your Beta Testers(WSJ・英語)

 ウォールストリートジャーナルによるサムスン電子のギャラクシーフォールドのレビューではない記事。
 WSJの記者も他の多くのレビュアーと同様、ディスプレイの保護フィルムだと思って剥がしかけたのだけども「どうもこのままにしておいたほうがよさそうだ」ということで最初の1センチくらいのところまでで剥がし切らなかったとのこと。ただ、放置しておいたら翌日には「シャワーを浴びたあとのバンドエイド」のようにさらに剥げてきたとのことです。
 で、その状態をTwitterに載せたところ……



   サムスンから「交換します」という連絡が来て、レビュー用製品を交換。
 でも、その新しい製品にも「保護フィルムを剥がさないで」という警告はなかったとのこと。
 結論としては「我々はベータテスターではない」というようなオチ。
 製品としてはそこそこ気に入ったけども、2000ドルの製品にしてはひどすぎるという話でした。

 WSJの記事は月額料金が必要になるものなので、ざっくり要約してあるWSJのYoutubeチャンネルの動画をごらんください。英語だけども映像だけで分かると思われます。



 動画のタイトルは「ギャラクシーフォールドのレビューとなる予定だった動画」くらいの感じですかね。
 こんなものを折る(フォールド)するくらいなら、折り紙でも折りたたみ椅子でも好きなものを折りたたんでおけ、ってなところですかね。

 さらにこの動画を報じた中央日報の記事もあって、軽く炎上中。ボヤていどですが。

WSJ「ギャラクシーフォールド」嘲笑……「なんなら折り紙でもやっておけ」とレビュー拒否(中央日報・朝鮮語)

 ちなみにこの記者はギャラクシーS5ゴールドの背面を「まるでバンドエイドだ」と酷評した人物なのだそうです(笑)。
 The Vergeのレビューは「未来は壊れやすい」として10点満点で4点。
 まあ、そんなもんでしょうかね。

博士の折り紙夢BOOK
川崎 敏和
朝日出版社
2006/12/11

サムスン電子のギャラクシーフォールド、発売前のレビュワーに届いて2日で故障頻発……なお、予価は2000ドル

サムスンの折り畳みスマホ、使用1日で不具合=メディアレビュー(ロイター)
韓国サムスン電子(005930.KS)の新製品である折り畳み可能なスマートフォン「ギャラクシーフォールド」が、使用してわずか1日や2日で画面に不具合が生じていることが明らかになった。レビューのため今週、同製品を受け取ったブルームバーグ、ザ・バージ、CNBCのテクノロジー担当ジャーナリストが、ツイッターに投稿した。

それによると、この問題は端末の画面が割れたり、ちらついたりすることに関係しているようだ。ギャラクシーフォールドは米国で4月26日に発売される。

サムスンは、メディア向けに配ったギャラクシーフォールドのサンプルでメイン画面に関する問題がいくつか報告されたとし、調査する方針を明らかにした。画面の保護材を外す時に損傷する可能性があり、この件を顧客に伝えると説明した。 (中略)

今回の問題は、2016年の「ギャラクシーノート7」の発火問題を想起させる。発火問題でサムスンは、7のリコール(無料の回収・修理)と販売中止を余儀なくされ、16年第3・四半期にモバイル部門の利益のほぼすべてを失った。
(引用ここまで)

 サムスン電子が「これまでのスマートフォンをすべて覆す」くらいの勢いで発売しようとしているギャラクシーフォールド(Galaxy Fold)ですが、複数のレビュワーから「保護フィルムを取り除いたらメイン画面が使えなくなった!」という報告が上がっているそうです。
 最初についている保護フィルムは取り除く、というのはスマートフォンユーザーにとっては常識みたいなものですからね。
 サムスン電子は「そのフィルムも部品のひとつなので故障して当然」というようなアナウンスをしているとのことですが。発売後、一般ユーザーでも同じようなことが起きるんだろうな、これは。

 それぞれTwitterでの報告があるので見て見ましょうか。



 上からブルームバーグ、The Verge、CNBCの記者による報告。
 特に気になるのはThe Vergeの報告ですかねー。ディスプレイになにやら異様な膨らみが生じているっていう。
 サムスン電子によって回収されたそうですが、説明はなし。

 ギャラクシーフォールドは有機ELディスプレイを内側に畳むタイプの折りたたみ式。で、外側には別のディスプレイがあってそれはそれで別に動作するというものなのですが。
 どう考えてもたわみには弱そうだよなぁ。
 発売日は4月26日に迫っていますが、これを延期するつもりはないとのこと。
 なお、予価は2000ドル。
 ……怖ろしい。

【韓国の反応】「iPhone8のバッテリーが膨らんだ」というニュースに韓国人大喜び!→そのバッテリーは……

カテゴリ:携帯電話/スマフォ コメント:(43)
「iPhoneの8バッテリー膨らんだ」台湾、日本などで相次いで問題が発生(朝鮮biz.com・朝鮮語)
2日のMacの噂(Mac rumers)、ファイナンシャルレビュー(Financial review)などは、最近、台湾と日本などで先月22日にリリースされたAppleのiPhone 8充電中のバッテリが膨らん画面が分離されている現象が現れ、Appleが調査を行っていると報じた。

最新のiPhone 8プラス64 GBモデルを購入した、台湾の女性は、「バッテリーが膨張されている現象」を経験した。充電中のスマートフォンをテーブルの上に置いてしばらく席を空白のままの間であった。彼が使用充電器とケーブルは本物であることが分かった。

日本でもiPhoneの8プラスバッテリーが膨らむことが発生した。日本のあるツイッター利用者は、「iPhoneの8プラスパッケージを開いたが、バッテリーが膨らんでディスプレイパネルが取り外されていた」と、その画像を公開した。
(引用ここまで)

 iPhone8や8プラスのバッテリーが膨らむ事例が世界でいくつか報告されているようです。
 で、このニュースに対して韓国ネチズンが大喜び。
 いわく……

「バッテリー会社は三星SDIであると思ったがATLというチャング技術で作ったのだね……ギャラクシーノート7バッテリーもATLだったというのに?」
「iPhone8も飛行機持ち込みを禁止しろ。ギャラクシーノート7はその生き恥をさらしたのに……」
「笑う。チャンケの作るバッテリーを使うなら仕方ないだろ」
「ギャラクシーノート7もATLで作成されたバッテリーが問題だった。アップルもだ。これだったらチャンケ技術を疑わなければならないレベルではないか?」

 なぜか韓国人の中ではギャラクシーノート7のバッテリーはサムスンSDIで製造されたことにはなっていませんでした(笑)。
 わずか1年前のことすら覚えていられないのか……。
 それじゃあ、通貨危機のときの記憶が捏造されていてもおかしくないですね。
 ATLで作ったほうは当初、爆発しないとされていたのですがけっきょくはサムスンによる設計そのものの問題で爆発したのだということが判明しましたっけね。

 で、今回のiPhone8シリーズ、iPhoneXも韓国製バッテリーを導入しています。

韓経:iPhoneX、開けてみれば「メイド・バイ・サムスン・LG・SK」(中央日報)
バッテリーはLG化学とサムスンSDIが日本と中国のメーカーとともに供給している。
(引用ここまで)

 どこのバッテリーが膨らんだのか、それともバッテリーメーカーを問わず膨らんでいるのか。
 そのあたりは分かりませんが。
 でもまぁ、ギャラクシーノート7と大きく異なるのは、膨らむだけで済んでいて発火発煙は少なくともいまのところは報告されていないということですよね。
 これではさすがに手榴弾としては使えないかなぁ……。

SUPERサイエンス 爆発の仕組みを化学する
齋藤勝裕
シーアンドアール研究所
2017/3/27

韓国人がアプリに費やす時間は1日3.3時間、日本の1.2倍ほど

カテゴリ:携帯電話/スマフォ コメント:(25)
韓国人のアプリ使用時間 日本の1.2倍=共にゲームが人気(聯合ニュース)
 韓国人は、モバイルアプリケーション(アプリ)を1日平均3.3時間使用するとの調査結果が明らかになった。

 米グーグルが20日に東京で開催した記者懇談会で、アプリに関する分析データを提供する米調査会社アップアニーのシュミット最高経営責任者(CEO)兼共同創立者が、今年1~3月期の韓国人らのアプリ使用時間について言及した。

 同期間に日本人は2.7時間、台湾人は3.1時間アプリを使用したと集計された。

 シュミットCEOによると、3地域のユーザーのアプリ使用時間は世界的に長く、今年上半期は2年前より約40%増加した。

 これはモバイルゲームの売上高増加につながり、今年上半期の韓国・日本・台湾のモバイルゲームアプリの総売上額(iOSとグーグルプレイの合計)は80億ドル(約8900億円)を突破して2015年上半期に比べ約62%成長した。

 グーグルプレイのアジア太平洋地域担当者は「韓国・日本・台湾はグーグルプレイの上位5カ国・地域に含まれる」とし、「これらの国・地域の開発者はアプリとゲーム市場を強化し、世界的に大きな成長潜在力を持っている」と述べた。
(引用ここまで)

 日本ではまだ本だったりゲーム機をしたりという人もいますが、韓国人は席に着いたらとにかくスマホ。
 スマホは中身がブラウザかゲームか電子書籍かは一概にはいえませんが、チラ見したかぎりでは多くはカカオトークのような通話アプリかゲームアプリでしたね。



 こんな風景は珍しくありません。
 むしろこれが普通。
 すっかすかの地下鉄広告でもゲームアプリだけは貼ってあったりしましたね。

 しかし、3.3時間≓3時間20分。
 それがインターネットを見ている時間も含めるのかそうでないのかで微妙なところですが。
 記事的には「アプリの使用時間」なのでゲーム以外も含まれている感じではあります。

 どちらにせよこの3カ国のユーザーはゲームアプリにとっておいしい対象、ということなのでしょうね。
 自重したい。でもラブプラスEVERYの配信がきたら10時間くらいやってそうな予感。

ステラBOXですよ、プロデューサーさん!
【PS4】アイドルマスター ステラステージ ステラBOX【早期購入特典】特製衣装DLCと特製テーマがもらえるプロダクトコード (封入)
バンダイナムコエンターテインメント
2017/12/21

韓国政府「スマホにFMラジオ機能搭載せよ!」「負担は1ドルほどだろ?」→サムスン・LGが血の涙を流す模様

【現場から】スマホFM機能、アップルは入れずサムスン・LGだけ搭載へ(中央日報)
先月29日、韓国科学技術情報通信部はA4用紙3枚分の報道資料を出した。サムスン電子とLGエレクトロニクスが来年からスマートフォン新製品にFMラジオを自律搭載するという内容だ。企業の自律的決定内容をなぜ政府が発表したのか。報道資料には、難色を示した企業を政府がどのように説得したのか、その過程が詳細に出ている。事実上「政府が企業を説得してスマートフォンにラジオを搭載するようにした」というのがこの報道資料の要旨であった。スマートフォン・メーカーは依然として乗り気ではない。政府は「自律」を強調しているが、メーカーは事実上「義務化」だと受け止めているからだ。

スマートフォンにFMラジオを搭載しようという声は昨年9月に起こった慶州(キョンジュ)地震騒動以降高まった。当時、慶州一帯では移動通信伝送量が暴走したため電話はもちろん、カカオトークまで繋がらなくなるなど大きな混乱が発生した。ラジオを搭載すればこのような状況でも電波で受信される災害放送を聴取でき、国民の災難対応力を高めることができるというのが政府の主張だ。 (中略)

もちろん、既存の韓国製スマートフォンにラジオ受信機能があるのは事実だ。しかし、この機能を活性化するには簡単に設定だけ変えれば解決するのではなく、改めて製品設計をしなければならないというのがメーカーの説明だ。原価上昇により韓国スマートフォン・メーカーが損失を被るしかないと言われる理由だ。匿名希望のメーカー関係者は「スマートフォンの頭脳的役割をするAP(アプリケーション・プロセッサ)にはラジオ機能が内蔵されているが、この機能を使うには増幅装置の役割をする半導体部品を追加しなければならない」とし、「そうなれば部品位置を再び設計して生産ラインも再び組むことになるため、原価が上がることになる」と説明した。

政府もスマートフォン・メーカーの原価負担が増えるという点を知らない訳ではない。イ・ヨンギュン科学技術情報通信部事務官は「メーカーの意見を聞くとスマートフォン1台当り1ドル(約108円)以内の損失が発生すると聞いた」とし、「今の価格から1ドルにもならない費用が追加されるからといって、膨大な損失が出るという程ではないだろう」と説明した。しかし、メーカーが体感する原価「1ドル」の価値は違った。韓国市場では年間2200万台水準のスマートフォンが販売され、そのうちサムスン・LGエレクトロニクスの製品はおよそ1760万台になるため1台当り1ドルで計算すれば1760万ドルの損失が発生する。特にLGエレクトロニクスは最近2年間、スマートフォン事業(MC事業部)で赤字が出ており、赤字の拡大は避けられないということだ。

問題はこのような損失負担をサムスン・LGエレクトロニクスなど韓国メーカーだけが被ることになるという点だ。アップルは次期iPhone新製品にFMラジオ機能を搭載してほしいという科学技術情報通信部の要請に対し「会社の方針上、ラジオ搭載はない」とはっきり断った。結局、韓国のスマートフォン企業だけが「泣きながらカラシを食べる(嫌だと言えず仕方なく行動すること)」ように来年度のラジオ搭載を約束しているという様相だ。
(引用ここまで)

 スマートフォンの中ではXPERIAが延々とFMラジオ機能を搭載していましたね。
 ガジェット好きなものでSIMフリーのXPERIA X10 mini proとか持っていましたが、これにも搭載されていた覚えがあります。
 ただ、使った覚えはありませんが。

 製品としてFMラジオ搭載がどれだけの魅力につながっているか、ですが。
 まあ、それ目当てで買う人はいないでしょう。
 いまのスマートフォンは製造原価をどれだけ下げられるかの競争になっています。製造原価の1ドルは血の涙を流して低くするものなのですが、どうも韓国政府にはそのあたりが理解できていないようで。
 「海外モデルからは外せばいいだろ」くらいの気分なんでしょうが、その「つけたり外したり」という設計にもお金がかかるのです。
 サムスン電子は2016年にワールドワイドで3億台以上のスマートフォンを製造していて数の効果を最大限に享受していますが、こういう規制は逆に大負担になってしまうというわけですね。

 確かに情報の速達性だったらネットよりもテレビ、ラジオのほうがまだまだ上。
 動画による配信中継はテレビ中継に比べて数十秒から1分ていどのラグがあります。
 でも、なんでもかんでもスマホ頼りってのもどうかと思いますね。出先であれば助かるのかもしれないけどなぁ……。
 在宅だったら手回し充電機能付のラジオのほうががよいかもしれませんね。

サムスン電子「ギャラクシーノート7の爆発原因はバッテリーだけでした!」→専門家「追加調査も必要だ」と厳しい指摘

スマホ爆発:サムスンの発火原因発表に専門家が問題点を指摘(朝鮮日報)
サムスン電子は23日、昨年発生したスマートフォン「ギャラクシーノート7」の発火事故の原因について、バッテリーの欠陥だったと発表した。ノート7向けにバッテリーを供給したサムスンSDIと中国の新能源科技(アンペレックス・テクノロジー、ATL)のバッテリー製造工程に問題があり、サムスンも組み立て過程で不良バッテリーを除去できなかったとの説明だ。(中略)しかし、一部のバッテリー専門家は、調査過程がバッテリーの欠陥を明らかにする点にばかり集中したのではないかと懸念している。 (中略)

サムスンはこれまで3カ月にわたり、700人余りの研究員がノート7の完成品20万台、バッテリー3万個を使って原因究明試験を行い、バッテリーの欠陥を突き止めたという。

 サムスンはまず、サムスンSDIのバッテリーについて、右上段が変形していたほか、陰極材料と陽極材料を分離する膜(分離膜)が薄過ぎたことが原因とした。リチウムイオンバッテリーの中央にある分離膜が破損し、陰極材料と陽極材料が接触したことで発火が生じたとの説明だ。ATLのバッテリーでは、絶縁テープが貼られていなかったか、バッテリーの接触不良で発火が起きたと結論付けた。高社長は「完成品とバッテリーの試験で40回発火を再現した」と説明した。二次電池の場合、平均で100万台に1-2個程度バッテリーの欠陥が発生するが、ノート7向けのバッテリーではそれより100倍以上高い確率で不良が発生していた。

 今回の調査には世界的な安全認証・検査業者の米UL、エクスポーネント、ドイツのテュフ・ラインランドの3社が参加し、サムスンと同様の結論を下した。エクスポーネントのケビン・ホワイト首席研究員は「2種類のバッテリーにそれぞれ異なる問題点が発見された」と指摘した。

 一部のバッテリー専門家は今回の調査結果について、「不良バッテリーが全て発火したわけではない。バッテリーの欠陥が発火につながった条件と環境については明確な調査が行われなかった」と指摘した。ULのサジブ・ジェスダス社長(コンシューマービジネス担当)は「バッテリーの変形など根本的な原因を解明するためには追加的な調査が必要だ」との意見だ。

 バッテリー専門家である蔚山科学技術院(UNIST)エネルギー・化学工学部のチョ・ジェピル教授は「アップルのiPhoneなど高容量のバッテリーを使用するスマートフォンが増えたが、ノート7のような大規模な発火事故はこれまでなかった」とした上で、「大半のスマートフォンメーカーが不良バッテリーを自社の調査で特定し除去している上、たとえ搭載されても発火を防ぐシステムが整っている」と指摘した。サムスンがバッテリーだけでなく、ハードウエア、ソフトウエアなどあらゆる分野で安全性を強化する措置を取ったことも潜在的な不安要素を取り除く狙いがある。韓国電子部品研究員次世代電子センターの朴哲完(パク・チョルワン)元センター長は「電子機器のバッテリーの発火はさまざまな原因が複合的に作用した結果だ。バッテリーの欠陥以外に他の要因がないかどうか精密な調査が必要だ」と呼びかけた。
(引用ここまで)

 以前からバッテリーに関する設計ミスではないかという話は出ていたのです。
 それもサムスン電子側のミスとして。
 それがこの記事の記者会見ではまるで「バッテリーの設計ミスは我々のミスではないが、最終製品製造者として我々の監督責任もある」みたいな話になってるのが謎。
 バッテリーメーカーとしては、サムスン電子から製造を依頼されてその通りの品物を納入しただけという認識だと思いますけどね。

 サムスンSDIが「今回の調査内容を受け入れる」というコメントを出している(引用部分外)のは、サムスン電子の関連会社であることが大きな要因でしょう。
 その一方でATLが「話すことはない」としているのは「こちらは先方から依頼があったものを製造して納入しただけだ」という気分があるからでしょうね。

 実際に調査を担当した会社からも「追加調査が必要」というコメントが出ています。
 まだまだ問題は収束したとは言いがたい、というのが本当なのでしょう。
 サムスン電子が爆発事故の影響からどれだけ逃れられるのか、というのはギャラクシーS8が発売になってみないと分からない部分ではないかと思います。

超合金 太陽の塔のロボ
バンダイ

ギャラクシーノート7の爆発原因が発売から半年でようやく解明される……注目されるのは原因そのものよりも……

ギャラクシーノート7の爆発原因見つけた…「単純バッテリー欠陥ではない」(中央日報)
サムスン電子が今月中旬にギャラクシーノート7の爆発原因を発表する。サムスン電子関係者は1日、「爆発原因を探す作業が最近終わった。その結果を今月中に公開するために関連部署が準備作業を始めた」と明らかにした。同関係者は具体的な爆発原因に対しては「高度な機密事項でグループ内でも極めて少数だけが共有している。発表時まで機密を維持することになるだろう」と話した。

業界では今回究明した爆発原因は昨年9月2日の発表時のように単純に「バッテリー欠陥」の次元を超えるものと予想している。業界関係者は「昨年の発表がバッテリーだけの欠陥により発熱と火花が発生したと明らかにしたのにとどまったが、今回の発表は結果的にバッテリーに負担を与えたさまざまな原因を総合的に明らかにすることになるだろう」と話した。実際にサムスン電子は1次原因として指摘されたサムスンSDIのバッテリーの代わりに爆発問題がなかった中国ATLのバッテリーを装着した新しい製品でも問題が発生すると原因把握の範囲を大幅に拡大した。そして原因究明チームにサムスンSDI側の関係者は含まなかった。バッテリー分析だけではさまざまな爆発を総合的に明らかにすることができないと考えたのだ。業界では今回の発表にバッテリー充電中や過負荷で使用中に一部部品が膨らむ問題、狭いスペースに多くの性能を搭載した部品を使い発生した問題、ハードウェア設計ミスで熱を正常に放出できない問題など幅広く盛り込まれると予想している。
(引用ここまで)

 9月から延々と原因究明をしてきて、年明けにようやく発表できる。
 ギャラクシーノート7の発売自体は8月半ばだったので、半年かけて。
 複合要因であることは最初のリコールが失敗した時点で間違いなかったのでしょうが、その究明に時間がかかったということなのでしょう。

 まあ、問題はリコールを起こしたことでも原因究明が遅れたことでもなく、ユーザーがそれに対してどんなリアクションをするのかということなのですが。
 去年の第4四半期が前年比でどうなったのか。
 そして発売が予想されているギャラクシーS8の売れ行きが以前に対してどうなるのか。
 企業としてのサムスン電子の命運がそこから見えてくると思います。

 調査だと「それほどの余波はない(購入動機として今回のリコールを気にしない)」というものと、「2割以上のユーザーがサムスン電子の製品購入を控えると回答した」というものの両方があって、なんとも見えてこない。
 中国市場ではすでに「その他メーカー」に呑みこまれている状態なのでそれほどの影響はないかもしれませんが、トップシェアを誇っている北米でどうなるか。
 スマートフォンとしては北米ではじめて消費者製品安全委員会から命じられる公式リコールを受けた製品となったわけで、アメリカのユーザーがそのあたりをどう受け止めたか。
 ちょっと注目すべき数字ですね。