月城原子力発電所トリチウム(三重水素)民間調査団は今月4日、第2次調査結果を発表した。月城原発の敷地内からトリチウムが一部漏れ出したことを確認したが、意味を成すだけの外部流出はなかったという内容だった。まだ最終結論が出たわけではないが、昨年2月に調査団が発足してから1年以上かけて調査した結果だ。共に民主党では「衝撃的」との表現で国民に恐怖感を与えたが、11ページにわたる調査結果の報道資料を見ても、近隣住民たちに直接的な被害を与えるほどの内容は見当たらない。
月城原発トリチウム問題は昨年1月、一部報道機関が提起した疑惑を共に民主党が取り上げたことに端を発する。共に民主党の議員たちは「隣接する地域の住民の体内からトリチウムが検出されている。トリチウムは人工放射性物質だ」と主張した。だが、一般の水素より原子核の重さが3倍重いトリチウムは自然界にも存在する物質だ。 (中略)
月城原発トリチウム問題は、文在寅(ムン・ジェイン)政権の脫原発政策を正当化する手段として積極的に利用された。共に民主党の議員たちは「月城1号機の閉鎖決定は国民の安全を守るための当然の措置だったことが確認された出来事だ」と言った。 (中略)
一部の貯蔵タンクに漏れがあったことが確認されたが、調査団は「地下水を通じて敷地外部に意味を成すようなトリチウムの流出は確認されなかった」と発表した。近隣の海岸や河川におけるトリチウム濃度は基準値以下だった。共に民主党が無視した専門家の意見を1年以上経ってからあらためて確認したことになる。
(引用ここまで)
以前から韓国の極左紙であるハンギョレと共に民主党が組んで「月城原発からトリチウム流出が!!!」っていう報道をして、それを拡散するというマッチポンプをしていたのですね。
当初から楽韓Webでは「……これ、怪しくね?」って話をしてました。
っていうのも、共に民主党、ムン・ジェイン政権、ハンギョレはどれも脱原発を標榜していまして。
そこに「市民団体調べで」という文言がついたらもう役満なんよね。
というか、引用部分にあるように「トリチウムは人工放射能だ」ですからね。
ま、福島第一原発から同心円状に放射性物質が拡散する国なのだからしょうがない。
当然、専門家からも「いや、そんなことはない」という反論が出てたのですが。
それ以前にムン・ジェイン政権には「月城原発1号機は廃炉にする」という前提があったので、いいように使われたって感じでしたね。
「ムン・ジェイン政権で原発を廃炉にする」という目的があって、月城原発はその生け贄に使われたというのが実際。
この「トリチウムは自然に存在しない危険な物質」とかいうアレをやってしまったので、日本の処理水放出に反対せざるを得なくなったという面もある。
因果が逆かもしれませんが。
しかし、書いておきたい日本語だな、これ。
「トリチウムは自然に存在しない危険な物質」
韓国人の科学的なリテラシーの低さは、ハンビット3号機の校正がまるでできていなかったなんて部分でも理解してもらえると思うのですが。
ホントひどいよなぁ……。
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