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カテゴリ:韓国教育事情の記事一覧

韓国の科学系大学、志願者が激減してしまう。その背景には「医学部の定員1.5倍」がある模様……亡国の道筋なのでは?

カテゴリ:韓国教育事情 コメント:(86)
「本当にみんな医大に行ったみたい」…KAIST、「こんなことになるとは」超非常事態(韓国経済新聞・朝鮮語)
医学部の増員によって、工学部人材の窮乏状況が現実化する兆しを見せている。 最高科学人材が集まるKAISTなど4つの科学技術院の2025学年度定時志願者が昨年対比急減したことが分かった。 医科大学の定員が一気に1509人増えると、最上位圏の学生が大挙医薬学系列に集まったためだ。 今年、定時医学部の志願者は6年ぶりに1万人を超えた。 高級頭脳を育てる科学技術院まで「医大増員後の暴風」に包まれ、未来科学技術人材確保に非常事態になったという憂慮が出ている。

7日、鐘路学院によると、KAISTなど4つの科学技術院の2025学年度定時募集志願者は4844人で、前年(6743人)比28.2%減少した。 学校別に見ると、KAISTに志願した受験生は1333人で、昨年(2147人)より37.9%減少した。 募集人員が20人から15人に減少したが、志願者がさらに大幅に減り、競争率は107.35倍から88.87倍に低くなった。

光州科学技術院(25.2%)、UNIST(蔚山科学技術院·23.0%)、大邱慶北科学技術院(22.7%)なども志願者が大きく減少した。 2022年に開校した韓国エネルギー工科大学は開校当時、定時志願者が953人に達したが、今年は281人で70%急減した。 昨年(401人)と比べても29.9%減少した。

科学技術院と韓国エネルギー工科大学は、世界最高水準の科学技術人材を養成する特殊目的大学だ。 定時募集で郡別に1回ずつ、計3回だけ志願できる回数制限がない。 このうち、登録禁止規定も適用されず、他の大学の随時募集に合格した受験生も定時に志願できる。 鍾路学院は「回数制限がないにも関わらず志願者が急減したのは科学技術院などに対する関心と選好度自体が低くなっているという意味」とし「医薬学系列などに重複合格した学生たちが登録をあきらめ追加合格が大きく増えるだろう」と展望した。

科学技術院の人気下落は医学部選好現象の影響が大きいという分析だ。 特に今年、医学部の定員が増えたのが決定的だった。 最上位圏の学生が医学部に集中したためだ。 鐘路(チョンノ)学院によると、2025学年度の医学部定時志願者は前年より2421人(29.9%)増加した計1万519人に達した。
(引用ここまで)


 今年の修能試験でKAISTをはじめとした科学系大学への入学志望がぐっと減ってしまったとのニュース。
 KAISTは韓国における科学系大学の最高峰で、授業はすべて英語。
 そもそもがTOEFL80点以上が入学条件とされているそうです。
 ざっくりとですがTOEICなら800点台以上、英検なら準一級くらいか。

 正直、卒業者にどんな人がいるとか知らないのですが、まあ韓国企業なりなんなりで技術職として働いているのでしょうね。
 ただ、今年から医学部の定員増加があったために、そうした科学系大学の人気が一気になくなったと。
 KAISTは志望者37.9%減。
 倍率は107.35倍から88.87倍に。
 まあ、予測できたことではありますね。


 科学系大学って医学部に受からなかった人たちの受け皿くらいの扱いなんですよ、韓国では。

 もちろん、最初から志望する学生もいないわけじゃないでしょうが、大まかな構造としては「医学部に届かない人」向けでしかない。
 そりゃあ、KAIST卒業したところで45歳定年制度におびえながら成功を続けないといけない研究職になるしかないわけですからね。

 それに比べたら初期こそインターンで丁稚奉公しなくちゃいけなくても、最終的には開業医として定年もなく診療を続けられる医者になれる医学部を選ぶでしょうよ。

 狭き門としてかつてなら諦めていたものが、定員1.5倍になったわけで。
 そりゃまあ、KAISTなんかに行くわけないよねっていう。
 非資源国としては亡国の道筋をたどっているようにしか見えないのですが。

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韓国で「ソウル大学や高麗大学に合格」→「医学部に行きたい」と入学しない合格者が約4000人……すごい国ですね

ソウル大学に合格しても「医学部に行きたいです」…SKY登録をあきらめた随時合格者3888人(朝鮮日報・朝鮮語)
2025学年度大学入試随時募集で「SKY」と呼ばれるソウル大・延世大・高麗大合格者の内、3888人が登録をあきらめたことが分かった。 医科大学の定員が増え、他の学科に合格した学生たちが医学部進学のために登録をあきらめた影響と解釈される。

26日、鍾路学院が24日までに2025学年度大学入試随時募集ソウル大と延世大、高麗大追加合格現況を分析した結果、随時合格者の中で3888人が登録をあきらめた。

ソウル大学は204人が登録をあきらめた。 募集人員の9.3%水準で、昨年の228人(10.5%)より減少した。 このうち、自然系は175人、人文系28人、芸術·体育系1人だった。

歯医学科32.0%、薬学系列30.2%、獣医予科12.0%も登録をあきらめたが、医学部では昨年と同様に登録放棄者がいなかった。 (中略)

延世大学の随時合格者は1845人が登録をあきらめた。 全体募集規模の84.9%水準で、昨年同期の59.8%を大きく上回った。 人文系は昨年の50.3%から今年は82.2%、自然系は72.1%から90.4%へと登録放棄の割合が上昇した。

高麗大学の登録放棄者は1839人で、登録放棄の割合は68.6%水準だった。 ただ、昨年同日時点の72.8%より登録放棄率が減少した。
(引用ここまで)


 ハン・ドクス国務総理の弾劾の話もいろいろと出てますが。
 それ以外のいつもの話題も追っておかないと「政治の話だけ」になりそうなのでやっていきましょう。

 韓国でSKYといったら当然、ソウル大学、高麗大学、延世大学のいわゆる御三家。
 日本でいうと東大に早慶って感じですかね。「どれもソウルにある」、を「どれも東京にある」と変換するのなら。
 その御三家であるSKYに随時募集(推薦)で合格したにも関わらず、入学しなかった生徒が約4000人いたとのニュース。

 修能試験(日本での共通テストに相当)で医学部に合格することができたらではないか、と推測されています。
 特に今年は例年の1.5倍に医学部の枠が拡がったこともあって、医学部を選択した生徒が多数だったってことでしょう。


 韓国では「医学部に合格できるなら他になにもいらない」くらいの勢いですからね。
 ソウル大学の他学部に受かるよりも、地方の格下大学でも医学部のほうがいいって学生は少なからずいるでしょう。
 「医学部の枠に滑りこむ」こと自体が重要なので。

 なんというかこう……歪んでいるよね。
 ちなみにチョ・グクの娘も釜山大学医学専門大学院に入学して、なんだかんだで医師免許まで取ったのですが、入試不正がばれて高卒になってしまったのでした。
 それ以外にもTOEIC満点で一芸入学したなんて人物も医学部を選んでいましたね。そして入学後に適応がなくて苦しんでいると。

 とにかく韓国人の認識では「医学部に滑りこんでしまえばあとはなんとかなる」ってことなのですよ。
 実際、チョ・グクの娘も入試不正が暴かれるまではなんとかなってましたし。
 でもさすがに「SKYから4000人逃げる」はちょっと笑えますね。

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韓国左派メディア「PIAACのテスト結果を見ても高齢者はバカだからユン政権を支持できるんだ」とOECD平均以下に終わった知力テスト結果を引用して攻撃……そういうとこだぞ?

中・高齢世代の政治文解力(京郷新聞・朝鮮語)
先週、英国のBBCは国会の弾劾訴追の場面を報道し、画面を二分して汝矣島と光化門を同時に映した。 左側には踊りながら喜ぶ汝矣島の若者たちを捕まえ、右側には沈黙して座り込んだ光化門の中高齢者たちを映した。 韓国の政治地形を分ける世代間の対立局面を克明に見せる場面だった。 ある調査によると、50代以下の全年齢で80%が弾劾に賛成した反面、60代以上は60%、70代以上は49%だけが賛成した。 果たして60~70代の考え方はどうしてこんなに違うのだろうか。

ひとつのヒントは、先週発表された経済協力開発機構(OECD)の国際成人力量調査(PIAAC)2周忌の結果発表にある。 政府は報道資料で韓国の成人(16~65歳)の言語能力平均点数がOECD平均より低く、これは10年前に施行した1周期言語能力平均に比べて24点下落した結果だと明らかにした。 しかし、その裏に隠された事実があった。 この1周忌(2013年)の時、中位圏だった韓国の成就度が今回の調査(2023年)では下位圏に落ち、その墜落速度は参加国の中で最も最悪だったという点を率直に言わなかった。 世代別の達成度の変化を比較してみれば、衝撃はさらに大きくなる。 韓国の場合、青年層(1989〜1995年生まれ)の成就度は1周期に比べ19点低くなった反面、中高齢層(1958〜1968年生まれ)の成就度は42点も下落した。 (中略)

最も深刻な問題は、レベル1以下の集団の割合だ。 彼らは言語能力が最も低い危機集団として、単純で短い文章程度を理解することができるか、それさえも難しいほどの低い言語能力を持っている。 国別に比較すると、水準1以下集団の割合がOECD平均26%でフィンランドが11%である反面、韓国は31%にもなる。 いわば、全国民の3分の1が言語能力の危機集団であるわけだ。 問題はこれらの相当数が所得と年齢別に偏包されており、特に55歳以上の中高齢層に多数分布しているという点だ。 民主主義の水準は国民の学習水準と正比例し、言語能力は政治リテラシー向上の基礎になる。
(引用ここまで)


 韓国で悲惨な結果に終わったPIAAC。

韓国、成人の知力はOECDの平均を下回り、31カ国・地域中で下位に沈むことが判明。読解力、数的思考力、問題解決能力のすべてで20位台(楽韓Web過去エントリ)

 OECDが行った31カ国・地域で15〜65歳の成人知力を測ったテストでしたが、読解力で22位、数的思考力で23位、状況に応じた問題解決能力で24位。
 31カ国中ですから、すべてが下位。
 下の上〜下の中ってところですかね。

 ちなみに日本はそれぞれ2位、2位、1位タイと優秀な成績を残しました。
 なぜか韓国メディアでは日本の成績がほとんど語られていないのですけれども(笑)。

 さて、PIAACへの反応がないかと探していたのですが、かなりひどい記事が見つかったのでご報告。


 要旨をまとめると「PIAACのテスト結果を見ても分かるように韓国の高齢者はバカだからユン政権を支えようとしているのだ」ってもの。
 これを書いているのはハンギョレと左派度を争っている京郷新聞なのだから納得というべきか。
 いかにも左派が書きそうなことではありますね。

 日本でも立憲民主党支持者が国民民主党や自民党支持者に対して同じようなことを言っていますが、あれで自分たちの支持者が増えるつもりでいるんですかねぇ……。
 悪口雑言を浴びせられた相手が「そうか、じゃあ立憲民主に投票しなくちゃ!」って思うのかって話なんですよ。
 選挙ってゼロサムゲームなのだから、敵は少なくしていかに味方を増やすかって戦略性があるのですが。
 ま、その攻撃性を隠せないのはよいことではあるかな。

 この記事についてもユン・ソンニョルの支持層には保守派である高齢者層と共に、20〜30代男性層もいたことも忘れ去って高齢者だけをこうして攻撃しているっていうね。
 まあ、そのあたりも含めて「あ、やっぱりPIAACのテスト結果は伊達や酔狂で悪いんじゃなかったな」と感じさせてくれる記事といえるのではないでしょうか。

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韓国、成人の知力がOECD平均以下だと判明してしまう……「大学入学試験一辺倒の勉強がまずいのは分かっている」そうですけどね?

カテゴリ:韓国教育事情 コメント:(118)
韓国教育、AI時代の言語数理「情報スキル」を大幅に強化すべき(Mエコノミーニュース・朝鮮語)
韓国の16~65歳の成人の言語能力の平均点数は249点でOECD260点より11点低く、数理力は253点でOECD263点より10点、適応的問題解決力に必要な情報処理スキルは238点でOECD251点より13ポイントも低いことが分かった。 3つの領域ともOECD平均より低いのは、韓国の教育に深刻な問題があることを証明している。 (中略)

韓国の教育がこれら3つの領域でいずれも平均以下を示したのは、大学入試で捕獲された理由であることは、あえて強調する必要はない。 多くの生徒が学校では創意的な教育を受けることがほとんどできず、入試塾で遅くまで勉強するやり方が繰り返されている。 塾は試験点数を直ちに上げることを願う学生たちの要求に応じるほかはないので、一種の「要領」教育に偏る。 (中略)

まず、言語力を高めるためには、何よりも読書と作文の訓練が必要だ。 携帯電話で使われる短い文だけを過度に没頭することは言語力に極めて有害にならざるをえない。 呼吸が長い読書を通じて多様な語彙と文章に接して考える機会を持たなければならない。

読書教育は本当に本を読んだかどうか分からないので、読書感想文を発表し、本の内容をめぐって討論する時間を持つ方式で行われなければならない。 それだけでなく、読書から得た考えを自ら文章で表現してみなければならない。 複数の文章で書かれた作文は、統合的で総合的な能力を育ててくれる。 読書と討論だけをして作文をしなければ、半分の教育に過ぎない。
(引用ここまで)


 PIAACの結果に対して評論、対策を述べている唯一の記事がこちら。
 あ、OECDが調査したPIAAC ── 成人の知力調査については下のリンクからご覧ください。

韓国、成人の知力はOECDの平均を下回り、31カ国・地域中で下位に沈むことが判明。読解力、数的思考力、問題解決能力のすべてで20位台(楽韓Web過去エントリ)

 31カ国・地域中、韓国は読解力で22位、数的思考力で23位、状況に応じた問題解決能力で24位。
 どれもOECDの平均にも満たない数字でした。
 一応、若年層は読解力、数的思考力ではOECD平均を上回るていどの点数になったことも書いておくべきですかね。


 で、それぞれに対して「こうしてはどうか」みたいな提言があるのですが。
 読解力については「読書して感想文を書くのがいいだろう」としています。

 でもなぁ……。
 記事中にもあるんですが、韓国人は韓国の大学に入るためだけの勉強をしているんですよ。
 いつだったか、TOEICで満点を取ったことがあるって韓国人女性がいたのですが。
 「TOEICでは満点だけども、英語はまるで話せない」って言ってたのですね。
 大学受験もそれと同じ文脈なんですよ。

 結果として「一般的に必要になる読解力や数的思考力を備えることができない」わけです。
 若年層ですら日本の平均には届いていないので。
 読解力に関していえばハングルだけにしたのは大失敗だったと思うなぁ……。

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韓国、成人の知力はOECDの平均を下回り、31カ国・地域中で下位に沈むことが判明。読解力、数的思考力、問題解決能力のすべてで20位台

日本の成人、世界トップ級の知力 若年層がけん引(日経新聞)
経済協力開発機構(OECD)が実施した国際成人力調査(PIAAC)で、日本は前回1位だった読解力と数的思考力で2位、初めて試した問題解決能力で1位と好成績を維持した。調査は11年ぶりで、31カ国・地域が参加。日本は進学率の向上などを背景に、平均得点の高い若年層が全体の水準をけん引した。
(引用ここまで)


 楽韓Webでも注目していたOECDによるPIAAC ── 国際成人力調査の結果が出ました。
 なぜか韓国メディアではいつもやっている「日本との比較」をやっていないので、楽韓さんが独自にまとめましたよ。

 まず、全体の順位と得点はこんな感じ。参加国数は31カ国・地域。


   読解力   数的思考力 状況に応じた問題解決能力
日本 2位(289)  2位(291) 1位タイ(276)
韓国 22位(249) 23位(253) 24位(238)
平均 260点    263点    251点

 北欧はどこも上位。あとオランダとエストニアが上位って感じですね。
 韓国はOECD平均にも到達できず下位に沈みました。
 読解力と数的思考力については16〜24歳だけであればOECD平均を上回るていどにはなるようです。
 日本はどの年代でもOECD平均を下回ることはありません。


 PIAACではレベルを1〜5にわけ、どれだけの到達者がいるかを記しています。
 数的思考力ではればレベル1は単純な四則計算、小数、分数など。レベル2は数学的な情報にアクセスし、表やグラフを読み解ける。
 レベル3は複数のデータソースの使用、統合、操作を必要とする数学的分析が可能。レベル4は数学的手順を踏んで推論を行うなどができる。
 レベル5は数学的情報を分析、評価、推論し、批判的に考察することができる、とされています。

 さて、読解力、数的思考力、状況の変化に応じた問題解決能力のそれぞれで、どれだけのレベルに達しているかを日韓で比較してみましょう。
 あとOECDの平均もついでに。

●読解力
   Lv1未満 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4以上
日本 4%   7% 24% 42% 23%
韓国 9%  22% 37% 27%  6%
平均 9%  17%  31% 31% 12%


●数的思考力
   Lv1未満 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4以上
日本 3%   7%  24% 41% 25%
韓国 8%  20% 38% 28% 7%
平均 9%  16% 31% 31% 14%

●状況の変化に応じた問題解決能力
   Lv1未満 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4以上
日本  3%   9% 34% 45% 10%
韓国  8%  30% 45% 17% 1%
平均  8%  22% 38% 27% 5%

 どの統計でも共通しているのは日本はレベル3が最多で、韓国はレベル2が最多ってところですかね。
 ざくっといえば「韓国、言うほどじゃねえな」って感じ。

 韓国メディアの記事もそうした感じで伝えています。

韓国の成人の言語能力·数理力·問題解決力、OECD平均を下回る(聯合ニュース・朝鮮語)

 お通夜の空気。
 まあ、前回の結果から落ちたとはいえ、そこまで大きな変化があるわけでもないのでこのくらいが実際の韓国の成績、なんでしょうね。

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韓国政府の「医学部定員増」で仮面浪人たちがこぞって「ソウルにある医学部」を目指しはじめ、地方大学は悲鳴を上げる結果に……

韓国・大学入試まで50日、予備校街に漂う冷たい緊張感のわけ(KOREA WAVE)
韓国の昨年の大学修学能力試験で、地方の医大に合格した学生たちが、再びソウルの医大を目指して大峙洞(テチドン)に戻ってきているようだ。

2025学年度の大学修学能力試験を50日後に控えた9月25日、ソウル・江南の大峙洞にある予備校街には、温度計では測れない冷たい緊張感が漂っていた。

今回は▽医大の定員増加による受験生の増加▽「キラー問題(難問)排除」の発表後に実施される2回目の試験――ということの影響もあるだろう。

大峙十字路付近で10年以上運営しているC学舎の経営者は「再挑戦する学生たちは長い闘いをしてきた経験があるため、ある程度の安定感はあるが、今年の雰囲気は昨年と比べて浮ついている感じがする。医大の定員増加も揺れ動いており、試験の難易度も予測がつかないため、みんな不安を抱えている」と話した。 (中略)

C学舎の経営者は「昨年、地方の医大に合格した学生たちも、授業をほとんど受けていないため、再びソウルの医大を目指しているようだ」と語った。

受験生たちは混乱していると口を揃える。

大学に通いながら今年3回目の修学能力試験に挑む「半修生」のカンさん(20)は「大学受験の願書受付期間中にコンサルティングを受けたが、医大の定員増加がいつ撤回されるか分からないため、今年がチャンスだと言われた。長く勉強してきたため、緊張はあまりしないが、混乱しているのは確かだ」と話した。
(引用ここまで)


 合格した大学に通いつつ、医学部を目指している「仮面浪人」が韓国には少なからずいるのですね。
 去年、修能試験(日本の共通テストにあたる大学入試テスト)での満点者と偏差主席はどちらも医学部を希望して浪人と仮面浪人をしていました。

韓国の大学入試で満点と全国主席のふたり、どちらも浪人で月謝300万ウォンの塾に通っていた……なお、どちらも医学部志望(楽韓Web過去エントリ)

 ふたりとも同じ塾に通っていて、月謝300万ウォンだってことで話題になったりもしましたね。
 去年の修能テストは「塾に行っていないと解けないキテレツな問題」(キラー問題)が削除されたことで、医学部へ再チャレンジする仮面浪人が増えたのですね。

 で、今年はそれに加えて医学部・医大の定員増員で定員が1.5倍になったことからこうした形で仮面浪人をしていた大学生にとって、さらなるチャンスがやってきたわけです。
 韓国の大学にはふたつの序列があります。


 ひとつは何度か書いていますが、医学部とそれ以外。もしくは医学部・歯学部・薬学部・韓医学部とそれ以外。
 ソウル大学の医学部から埋まり、それ以外の大学の医学部が埋まっていきます。
 そして歯学部、薬学部、韓医学部と埋まっていってから、ソウル大学の理系が埋まっていくって感じです。
 医学部が序列の頂点なのですね。

 もうひとつの序列は、大学のキャンパスがソウルにあるか否か。もしくは首都圏(ソウル市+仁川市、京畿道)にあるか否か。
 ソウル大学が1番なのは言うまでもないですが、国立大学で2番手に位置する釜山大学よりもソウル市立大のほうがランキング的に上。
 それくらい「ソウルにあるかどうか」は大事なのです。
 つまり、「ソウルにキャンパスのある医大であれば最強」ってことで、優秀な仮面浪人は首都圏内にある医学部に再チャレンジしようとしているわけなのです。

 で、今回は医学部への集中が起きそう=優秀な学生が全国へばらけそうだってことで、他の学生が少しでも序列の高い大学に向かおうとして首都圏への集中がさらに増えているとのこと。
 風が吹けば桶屋が儲かる方式っすな。

地方大学のこのままでは大変なことになりそう…凄惨な状況に「哭声」(韓国経済新聞・朝鮮語)

 韓国国内においては「夢の都・ソウル」であることがよく分かります。
 ソウルにいないと仕事も収入もどうにもならないってのは「地方では違法を承知でコンビニバイトに最低賃金が支払われない」時点で現実の問題だもんなぁ……。

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韓国で脱北者を支援する学校、近隣住民の反対でどこにも行けずに廃校に……脱北者が韓国で「透明な存在」になりつつある理由とは?

開校20年を迎える脱北青少年向け学校、歓迎ではなく忌避する韓国社会【9月24日付社説】(朝鮮日報)
北朝鮮から逃れてきた脱北青少年のための代案学校(オルタナティブスクール)「黎明学校」が今月27日に開校から20年を迎える。言語や文化の問題で一般の学校に適応できない脱北民の中高生たちを支援するため、23の教会が協力してソウル市冠岳区奉天洞の商業ビルに20年前に開校した。その後は紆余(うよ)曲折の末2回移転し、現在は昨年8月に江西区の廃校した小学校跡地で臨時運営されている。ところがこの廃校には近く別の施設が入る予定で、2026年2月までに施設を明け渡さねばならないという。学校側によると次の移転先はまだ見つかっておらず、関係者は支援を呼びかけているようだ。

 この問題が容易に解決しない理由は、一部地域住民が自分たちの近所への移転に反対しているからだ。黎明学校は2019年に運動場付きの校舎を建設しようとしたが、これに反発する横断幕が敷地内に設置され、区庁にも「来させるな」など抗議の電話が相次いだという。不動産価格にマイナスの影響を及ぼすとされたのがその理由だった。黎明学校の当時の教頭は「ひざまずいてくれる母親もいない脱北民の子供たちはどこに行くべきでしょうか」という題目の文書を青瓦台(韓国大統領府)の国民請願掲示板に掲載したが、それでも住民の反対が収まることはなかった。その後は今の場所に臨時で移転しているが、近隣住民を刺激しないため移転作業は深夜に行い、学校の看板も設置していない。

 しかし学校をソウル以外に移転することはできない。黎明学校は脱北民のための中学・高校としてソウル教育庁だけが認可し、卒業すれば高卒の資格が認められる。しかし移転先をソウル市以外にすればソウル教育庁から受けた正規の学歴認定が取り消される。そのため学校としてはどうすることもできないのが現状だ。 (中略)

今もおよそ100人の生徒が中学と高校で勉強を続けているが、中には両親がいない、あるいは片親しかいない生徒も少なくない。中国などで長期にわたり隠れ住んでから韓国にやって来たため、韓国語に不自由する生徒たちも多いという。黎明学校はそのような生徒たちが韓国社会に適応し、大韓民国国民として生活を送れるよう支援する教育施設だ。生徒が犯罪行為に走った事例も確認されていない。
(引用ここまで)


 韓国で脱北者を受け入れて教育を行っているちょっと特殊な中学・高校が廃校の瀬戸際にあるとのニュース。
 脱北者ってもはや韓国では透明人間も同様なのですよ。
 見えないものとして扱われている。
 これもムン・ジェインの仕業のひとつといえるでしょうね。

 ムン・ジェインは大統領としての任期中、一度として脱北者に会おうとしませんでした。
 韓国の大統領としてははじめての功績です。
 それ以外にもベトナムにやってきた脱北者が中国に強制送還される寸前であったのに完全に無視。それも2回に渡って。
 なぜかアメリカが対応するなんてこともありました。

ムン・ジェイン政権、北朝鮮の機嫌を損ねないために脱北者を見殺しにする……(楽韓Web過去エントリ)
ムン・ジェイン政権、またしても脱北者を見殺しに……(楽韓Web過去エントリ)
アメリカ政府、ベトナムで強制送還寸前だった脱北者13人を韓国政府を無視して保護……え、こんなことあり得るの?(楽韓Web過去エントリ)

 ムン・ジェイン政権下の5年間で脱北者っていないものと化したのですよ。
 ユン・ソンニョル政権では「脱北者の日」を制定して記念式典を開いて脱北者と会ってたりしていますけどね(今年から)。


 さらに韓国にたどり着いた脱北者は板門店経由で強制送還。ノン・ルフールマンの原則に反する国際法違反もいいとこ。

ムン・ジェイン政権のやった北朝鮮漁師送還事件、送還時の映像が公開される。強制送還を避けたくて座りこむ男を引きずって北朝鮮に向かわせる韓国当局者たち……超弩級の国際法違反です(楽韓Web過去エントリ)

 リンク先には送還時の映像もありますので、ご覧ください。
 脱北者が「ここは板門店でこれから北朝鮮に送還されるのだ」と認識してからの抵抗具合、ひどいもんですね。

 そうした5年間を経た結果、韓国では脱北者はいないものとなったのです。
 まるで透明になったみたい(布施明の声で)。
 そして、脱北者が通う学校はNIMBY扱いになったわけです。
 またひとつ、「キレイナ韓国」に近づいたのですね。

 ちなみに「うちの近所にくるな」って理由は「そんなものがあるとうちのマンションの価格が下がるから」だそうです。

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医学部の募集定員が1.5倍に増えた韓国、優秀な学生が一斉に医学部を狙って他の学部が狙い目に?

カテゴリ:韓国教育事情 コメント:(40)
医学部の随時募集、史上初の7万人突破…「SKY入学」は容易になるか(マネートゥデイ・朝鮮語)
2025学年度の随時受付が完了した中で、医大の随時志願者数が史上初めて7万人を突破した。 いわゆる「SKY(ソウル大・高麗大・延世大)」競争率も上がった。 最上位圏の学生たちの医学部志願が予想され、SKYに上層の志願が集中したものと分析される。

医学部の志願者数が大幅に増えたが、定員増加で競争率は例年より下落した。 入試業界では医学部間、理工系など重複合格が増え、連鎖作用があるものと予想している。

15日、鐘路学院(訳注・予備校のひとつ)によると、全国39の医大の随時志願者数は7万368人と集計された。 前年(5万7192人)より約1万3000人が増えたもので歴代最大値だ。 以前の最大値は2022学年度6万5000人余りだった。 これさえも地方圏14ヶ大学は最終志願者数を発表せず、13日午後1~3時基準で合算した数字だ。 したがって、最後の志願者を勘案すれば、志願者数が数千人さらに増える可能性がある。 定員がそのままのソウル圏は志願者数が減ったが、京仁(キョンイン)、地方に志願者が大挙殺到した。 ただ、定員が増えただけに競争率はむしろ下落した。

ソウルの8つの医学部の志願者数は1万6671人で、前年比8.9%減少した。 平均競争率も41.19倍から35.77倍に下落した。
(引用ここまで)


 今年の修能試験(日本での共通テストにあたる)から、医大・医学部の定員増が行われます。
 韓国政府は当初から2000人増を目指していましたが、大学側の都合や医師側の反対もあって1509人増となりました。
 とはいえ、前年までの3058人に比べればざっくり1.5倍。
 これまで医学部のハードルの高さに弾かれてた受験生も「今回は行けるはず!」となって受験生が医学部に殺到しているそうです。

 その一方で上位成績者がこぞって医学部受験を目指しているため、上位大学の象徴であるSKY(ソウル大学・高麗大学・延世大学)の理系への応募者が少なめでハードルが下がるのかもしれない、とされています。
 まあ、可能性が1.5倍になったのであればかなり希望は見えてきます。
 それでなくても試験の上位って「難問部分で得意な問題が出たか否か」でけっこう変わってきちゃいますからね。
 偏差値70アップの世界だとけっこうそんなことも起きがち。


 かつ、去年の修能試験から「予備校に行っていないと解けないレベルの突飛な問題」が少なくなったこともありまして。
 よけいに医学部への集中度合いが高まっているとのこと。

 なんかねぇ……。
 韓国の大学受験ってまずソウル大学の医学部が埋まって、次に高麗大学、延世大学の医学部が埋まります。
 ついでソウルにキャンパスのある大学の医学部が埋まって……ってなるのですね。
 で、歯学部、薬学部、韓医部が埋まるって順番。
 そこから理系が埋まるって感じです。

 去年の修能試験での満点、標準偏差1位のどちらも医学部に入ってましたしね。なんなら標準偏差1位のほうは他の大学の医学部から仮面浪人でソウル大学医学部に入るっていう。
 それくらいに韓国では「優秀ならまず医者になる」のが当然なんですよね。

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