ショートトラック韓国代表の沈錫希(シム・ソクヒ)が2018年平昌冬季五輪の試合中、同じ韓国代表だったチェ・ミンジョンに故意に衝突したという疑惑が最近取りざたされているが、これより前に沈錫希に金メダルを取らせようと、韓国代表選手内で八百長の試みが少なくとも2回あったと暴露されていたことが分かった。選手たちに八百長を提案した当事者自身による暴露だ。
この暴露をしたのは、沈錫希に対して性的暴行を振るったとして逮捕・起訴され、現在は二審の裁判を受けているチョ・ジェボム元韓国代表コーチだ。 (中略)
チョ・ジェボム元コーチによると、初めて八百長を試みたのは2016年12月に江原道で開催された2016-17シーズン国際スケート連盟(ISU)ショートトラック・ワールドカップ(W杯)だったという。チョ・ジェボム元コーチはこの時、チェ・ミンジョンの所へ行き、1500メートルの試合で韓国体育大学在学中の沈錫希に金メダルを譲るよう要求したが、チェ・ミンジョンは「譲るくらいなら、いっそのこと別の種目に出場する」と言って、沈錫希が出場しない500メートルに出場した、というのが元コーチの主張だ。チェ・ミンジョンは延世大学に在学中だった。
事実、チェ・ミンジョンは同大会で1500メートルに出場しておらず、沈錫希はチェ・ミンジョンがいない1500メートルで金メダルを取った。
次の試みは2017年の札幌冬季アジア大会だった。チョ・ジェボム元コーチは手紙の中で、「(大韓スケート競技連盟副会長で韓国体育大学教授の)A氏が『韓国体育大学の沈錫希が金メダルを取らなければならない』と言って(私に)圧力を加え、以前1500メートルで金メダルを取ったことのあるチェ・ミンジョンが沈錫希に金メダルを譲るよう誘導しろと言ったので、そうした。(私は)チェ・ミンジョンに頼んだ。結局、チェ・ミンジョンは1000メートルで金メダルを譲った」と書いた。別の手紙では、「チェ・ミンジョン選手の宿泊先に行って頼み込んで、チェ・ミンジョン選手は承諾した」と説明している。
当時の試合の動画を見ると、チェ・ミンジョンはスタートと共に先頭に出て、力走していたが、あと3周という時点で沈錫希がインコースに入ろうとしても、進路をふさがなかった。この時2人の順位が逆転して、首位を譲ったチェ・ミンジョンがその後、自分の後ろを滑走する3・4位の選手が追い越そうとした時は進路をふさいだ。そして結局、沈錫希が金メダルを取った。
この試合直後、動画が掲載された「ユーチューブ」のコメント欄にも、チェ・ミンジョンについて「終盤にスピードを調節したようだ」「フィニッシュラインでスケートのブレード(刃)をなぜ出さなかったか」などの意見が寄せられていた。 (中略)
チョ・ジェボム元コーチは、このような八百長の試みがあった理由について、A氏の「韓国体育大学での実績」のためだと言っている。チョ元コーチは「韓国体育大学教授だったA氏は、延世大学に行ったチェ・ミンジョンの成績が韓国体育大学出身者よりも良いという理由で私に圧力をかけた。この時、私に対する暴行と共に、八百長の指示があった」と明らかにした。A氏は「当時そのような立ち場にいなかったし、全く知らないことだ」と話している。
(引用ここまで)
……なんだろう、出てくる人間にクズしかいないっていう。
これ以外にも「あいつを故意にころばせよう」という話を韓国人選手がした、とされています。
平昌冬季オリンピックで狙われたとして、事件になりかかっています。
その話題の主人公がシム・ソクヒという選手で「転ばせてやる」という意味に取れるメールをコーチに送ったとしています。
オリンピックで八百長?韓国選手への深まる疑惑…連盟が下す懲戒に関心集中、2つの見方とは(スポーツソウル)
議論となっているのは、「ブラッドバリーを作ろう」というフレーズだ。
これは、オーストラリア出身の男子ショートトラック選手、スティーブン・ブラッドバリーを指している。彼は2002年ソルトレイクシティ五輪の男子1000m決勝で、最下位を走っていたが、アン・ヒョンス、アントン・オーノ、李佳軍などの優勝候補が相次いで衝突して倒れながら金メダルに輝いたことがある。
妙なことに、平昌五輪の女子1000m決勝でシム・ソクヒは、金メダルを競っていたチェ・ミンジョンと最後の1周を残して衝突した。強力な金メダル候補だった韓国選手2人が同時に倒れながら、オランダのスザンネ・シュルティングが優勝した。
(引用ここまで)
この件ではシム・ソクヒがチェ・ミンジョンという選手を巻きこんで転倒したのではないか、とされています。
韓国では国技といっても過言ではないショートトラック競技の醜聞に、だいぶ大きな話題になっているのですね。
で、そのシム・ソクヒのコーチでかつ彼女に性的暴行を加えたとして逮捕され、裁判中の人物がいるのですが。
そのコーチがチェ・ミョンジョンに八百長を頼んだ、という話題も出てきた……というか、以前から話題自体はあったのですが今回の「転ばせてやる」というメールが出てきたことで、過去の話題が再燃してきたという形。
まあ……あるだろうな、としか言いようがありません。
韓国のショートトラック界はもうスキャンダルまみれなのです。
韓国はショートトラックが異常に強く、世界選手権やオリンピックを勝ち抜く前にまず国内予選がとてつもなく厳しいなんて状況になっています。
その結果、談合やら八百長が山のように行われているのですね。
大学に進学させるために高校生が順繰りに優勝できるよう八百長をしていた、なんてことが暴露されてもいます。
韓流ドラマのほうがまだマシというくらいのスキャンダルまみれだと暴露されたこともありました。
トリノ冬季オリンピックで金メダル3個、銅メダル1個を獲得したアン・ヒョンスことビクトル・アンが韓国籍を脱してロシアに帰化したのも、そうした内紛に巻きこまれたことが主因であるとしていましたね。
ロシア帰化後にソチで同じく金メダル3個と銅メダル1個を獲得するという韓国にとっては最悪の結果になったわけですが。
それらに比べてもなんというか……。
最悪だな、としか言いようがない。
最大の原因は学閥、でしょうね。
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