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カテゴリ:中韓関係の記事一覧

中国、NATO首脳会議に参加した韓国に「キミたちはパートナーだ。軍国主義で反省すべき日本とは違う」と言い出す……離間の計かぁ

中国、韓国には「パートナー」 日本には「反省すべき」…NATO出席に異なる反応(中央日報)
趙報道官は日本について「日本は言葉では『武力による一方的な現状変更に反対する』というが、実質的には自国の軍備拡張の名分を探している」とし「本当に東アジアの平和と安定を望むのなら、当然、自国の侵略の歴史を真摯に反省して教訓にすべきだ」と述べた。

続いて「NATOのアジア太平洋化の最先鋒に立つという日本の意図は全面的に私欲の発露であり、冷戦思考を持つ」とし「地域の平和と安定、団結と協力を毀損する行為はすべて中国人民と東アジア各国人民の反対にぶつかり、目的を達成することはできないだろう」と強調した。

さらに「中国側は今後、NATOの関連動向(アジア太平洋国家との連携)を鋭意注視し、中国の利益を害する状況に対しては座視しない」と明らかにした。

半面、韓国に対しては「中国と韓国は共にアジアの重要な国家であり、互いに重要な協力パートナーとして広範な共同利益を持つ」とし「中韓双方は不断の努力で両国の戦略的協力パートナーシップ関係が時代に合わせて前進するよう追求し、アジアの平和と安定、発展のために共に努力しなければならない」と強調した。 (中略)

趙報道官は先月30日の会見で「韓国と日本はアジアの重要国家であり、中国と互いに重要な協力パートナーとして広範囲な共同利益を保有している」とし「中国側はそれぞれの2国間関係を発展させ、アジアの平和かつ安定した発展を守るのに共同で努力することを希望する」と述べた。韓日ともに協力パートナーと規定した答弁だった。

しかし外務省のホームページに当日晩に掲載された質疑応答録には、この答弁のうち中国の協力パートナーに言及した部分から「日本」は抜け、「それぞれの」が「韓国との」に修正された。

韓国と日本に対する中国の異なる対応は、韓米日の連携を2つの軸の韓日を「分裂」させようという意図があるというのが専門家らの分析だ。
(引用ここまで)


 NATO首脳会議開催以前、中国は「韓国と日本の出席は地域を揺るがすことであり許されない」とか「アジアは大西洋ではない」とか言い続けてきたのですね。
 それ以外にも「新冷戦を企てるな」とかもありましたっけ。
 首脳会議がはじまってからもさんざん、批判していました。
中国、尹大統領のNATO首脳会議出席を初めて批判…「両国関係を悪化させる」(中央日報)

 AP4、日本、オーストラリア、ニュージーランド、韓国がNATOに招待されることについて、しっかりと中国に効いている証拠ともいえますね。

 中国からは「ロシアと中国」というようなひとくくりにされることをなんとか避けたいという思惑が透けています。
 ウクライナ侵攻と台湾侵攻を同じ方向性で見られたくないという意向があるのでしょうね。

 NATO首脳会議であれば矛先はロシアだけに向かいます……というか、向かうように見えます。
 ところがそこに日豪新韓というアジア太平洋の4カ国が加わることで、一気に「ロシアと中国」に対抗するという枠組みが見えてきてしまうのですね。
 実際、G7〜NATO首脳会議という流れは対ロシアだけではないのだな、という感触を植えつけることに成功しています。


 そこでまたぞろ中国は離間の計をかけてきた、というわけです。
 NATO首脳会議出席国の中でももっとも弱い環に見える韓国を切り離したい。
 実際に前政権ではほぼ切り離すことに成功していたわけで。
 ムン・ジェイン政権の動きを多く引き継ぐであろうと思われていたイ・ジェミョンが大統領に当選しなかったことをもっとも悔しがっている国は中国じゃないかと思われるほどに。

 上でピックアップしている「両国関係を悪化させる」という記事内でも「反中活動に積極的に参加する日本よりは自制できているが、韓国が日米と協力するなら平和と安定にマイナスの影響を及ぼす」とグローバルタイムズ(環球時報、中国国営の英字紙)に論評が掲載されていたことに言及があります。

 NATO首脳会議よりも前には「参加するな」と脅しをかけ、参加以降は「キミのところは日本よりもマシなんだから考えな?」と比較を行い。
 そして首脳会議が終わったあとには「韓国は中国のパートナーだ。日本は歴史を反省すべき」と韓国が流されやすそうな甘言をかける。
 うーん、ちょっとしたDV彼氏。

 さっそく、韓国政府は「NATO首脳会議出席は特定国の排除が目的ではない」と言い訳している、あるいは野党である共に民主党は「チャイナリスクを高める行為だ」と非難したなんていうニュースも出てますね。

韓国政府「特定国の排除が目的ではない」 中国のNATO会議出席批判に(聯合ニュース)
尹大統領のNATO会議出席 野党「チャイナリスク高めた」と批判=韓国 (聯合ニュース)

 韓国は中国の影響力から逃れることはできません。地政学的に見てもそれは古代から決まった運命です。
 ムン・ジェイン政権は三不の誓いを捧げたように、中国に対して完全に平伏するという手段をとりました。
 その結果があのみじめな「国賓訪中」だったわけです。
 まだユン・ソンニョル政権の方向性は定まっているようには見えません。
 いまのところ、アメリカとの安保関係改善に向かおうとしているのは間違いないですが、それがどこまでの覚悟を伴ったものなのか。
 中国からの圧力を本気で跳ね返すつもりがあるのか。
 わりと見どころじゃないかな、と思いますが。さて。

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中国「日本、韓国等のNATO首脳会議参加は危険な兆候だ」「新冷戦を企てるな」と発言……つまり、効いているわけで

カテゴリ:中韓関係 コメント:(74)
韓日のNATO参加巡り…中国「アジア太平洋地域は北大西洋ではない」(中央日報)
23日(現地時間)、中国中央テレビの報道によると、中国外交部の汪文斌報道官はこの日の定例会見で、韓国を含むアジア太平洋国家のNATO首脳会議参加に対する立場について聞かれると「アジア太平洋地域は北大西洋の地理的範疇ではない」として反対の立場を明確にした。

汪報道官は「中国は国家間の発展関係は世界平和と安定に寄与するべきで、第三者を狙ったり第三者の利益を害してはいけないと一貫して考えてきた」と付け加えた。 (中略)

最近中国は米国が主導するNATOとアジア太平洋地域国家間の協力摸索に強い警戒心を表わしている。 (中略)

あわせて汪報道官は、NATO首脳会議で中国の影響力の強まりへの対応を議題の一つとして議論することにしたことについては「NATOは明らかに北大西洋軍事組織だが、今年に入ってアジア太平洋地域にやってきて威勢をふるい、欧州の集団対抗の道をアジア太平洋地域に複製しようとしている」と話した。

汪報道官は「これは非常に危険なこと」としながら「結局アジア太平洋国家と国際社会の高い警戒心と決然とした反対を誘発するだろう」と指摘した。
(引用ここまで)


 中国における戦狼外交のトップに立っていると言っても過言ではない汪文斌報道官が「日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドがNATO首脳会議に参加」することに対して苦言。
 つまり、効いているということでもありますが。
 韓国が主張するところの「NATO首脳会議出席は対北朝鮮を見てのこと」という欺瞞は通用していないというわけです。
 ま、こうして建前を並べることも重要ではありますけどね。

 韓国国内ではまたも「NATO首脳会議に呼ばれたということは韓国の外交における重要性を物語っている」というような言説がちらほらしているのですが。
 去年のG7にゲスト招待された時に「我々はもはやG8」とかわけの分からんことを大統領府高官が話していたのと一緒で。
 じゃあ、G8相当の外交負担に応えるつもりがあるのか、というとまったくそんなことはない。


 今回も「NATO首脳会議に呼ばれた」という部分だけチェリーピッキングして、中国に対しては「対北朝鮮問題は重要だから、韓国が呼ばれたのだ」って体でごまかそうとしているようですが。
 普通に考えてそんな言い訳が通用するわけもなく。
 現に中国は事前に「我々は怒っている」と表明。

 日本はもちろん、オーストラリア、ニュージーランドは肩をすくめるだけでしょうけども。
 果たして韓国は中国のこうした抗議を無視できるのか。

 まあ、韓国は中国の影響を無視できないからこそ30以上の国が参加するNATO首脳会議には呼ばれても、対中国の核心軸であるクアッドに加えることはできないと判断されているのでしょう。
 NATO首脳会議にゲストとして呼ばれても発言の重みは大したことはありませんが、クアッドに加わって発言するとなると内部分裂の要因にしかならない。

 クアッドについては現状の4カ国での行動が最適化されていると思いますよ。
 インドの参加はぎりぎりのところでバランスされているのですから、不安定要素でしかない韓国を入れたがることはないだろうなと。
 30+4カ国での発言は大きくクローズアップされなくても、5カ国のうちのひとつが不協和音を奏でだしたら組織が瓦解するのは目に見えてます。
 まあ、「これまでの実績」を見れば距離を置いて当然というところか。

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韓国によるNATOサイバー部門協力センター加入に中国から「隣国をないがしろにするとウクライナのようになるぞ」と恨み節

韓国がNATOサイバー防衛協力センターに加入、中国メディア「危険な一歩」(RecordChina)
2022年5月5日、中国・環球網は「韓国が日本に先んじて、危険な一歩を踏み出した?」とする記事を掲載した。

記事は、日本が今年6月の北大西洋条約機構(NATO)サミットに初めて招待されたことを契機にNATOとの関係を接近させようと画策している中で「韓国が突然ある情報を発表した」とし、韓国国家情報院が5日にNATOサイバー防衛協力センター(CCDCOE)に正式加入したと発表したことを伝えた。 (中略)

復旦大学サイバー国際ガバナンス研究基地の瀋逸(シェン・イー)主任の分析として、韓国によるCCDCOE加入は米韓一体化を政治的に表すもので、特に韓国国内の保守的な勢力による政治的パフォーマンスであり、米韓両国が今後重要インフラやサイバー協力を一層緊密化させ、米国の情報、国家安全当局が直接的、間接的に韓国への影響力を強めることが予測されると伝えた。また、韓国国内では北朝鮮によるサイバー攻撃を持ち出して、今回のアクションの合理性を宣揚する可能性があるとした。
(引用ここまで)


 韓国がNATOのサイバー防衛協力センターに加入した、というニュースがありまして。
 以前から韓国はサイバー防衛協力センター入りを狙っていたのですね。

韓国 NATOサイバー防衛協力センターの正会員に=アジア初(聯合ニュース)

 で、念願叶って加入したはよいのですが、中国が案の定というべきかいい顔をしていません。
 中国国営の英語紙である環球時報からはさっそく反対する論評記事が出ています。

NATO pulling Seoul closer shadows stability in NE Asia, even Indo-Pacific(Global Times・英語)

 「アメリカとNATOは東アジアの国々をチェスの駒にして、ロシアと中国を封じこめようとしている」とのこと。
 でもまあ「NATOがインド太平洋地域に拡大することは容易ではない」というのは実際ですね。
 それができるとしたら、イギリスやフランスといったそこそこの国くらい。それらが単独で日本やオーストラリアと組むようになる、というくらいでNATOそのものがインド太平洋地域に向かうというのは夢想でしかない。


 さてさて、そんな中でグローバルタイムズの元編集長である胡锡进氏はそのニュースに対して「韓国が隣国に対して敵対的になるのであれば、その道はウクライナへつながっている可能性がある」とツイートしています。



 まあ、この人は中国に敵対していると思われる行動すべてに噛みついてきた、いわば「戦狼外交」を体現してきた人物なのでまあそう言うだろうね、という感じなのですが。
 中国が韓国に抱いている感覚は、ロシアがウクライナや旧ソ連諸国に抱いている感覚に近い、というのは覚えておいてもよいかもしれませんね。
 清朝の最大版図が奪われたので取り戻す、という感覚が彼らにはあるのです。
 ……あんまり韓国関係なかったな、このエントリ。ダシに使っただけ。

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韓国の新大統領ユン・ソンニョルの就任式にアメリカは副大統領の夫、中国は「習近平の右腕」か

米国がハリス副大統領の夫派遣 韓国大統領就任式(聯合ニュース)
米ホワイトハウスは4日(現地時間)、韓国で10日に開催される尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領の就任式にハリス副大統領の夫で「セカンドジェントルマン」と呼ばれるダグラス・エムホフ氏を代表とする使節団を派遣すると発表した。 (中略)

 米国は、歴代の韓国大統領就任式に国家安全保障担当の大統領補佐官や国務長官などの要人を送ってきた。ただ今回は、今月20~22日のバイデン米大統領の訪韓日程を考慮して使節団を人選したとみられる。

 ブリンケン国務長官とサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)はバイデン氏の訪韓に同行する可能性が高い。また、ハリス副大統領が就任式に参列する場合、大統領と副大統領が10日足らずで相次ぎ訪韓することになるため、使節団の代表とするのは適当でないと判断したようだ。
(引用ここまで)


 アメリカはユン・ソンニョル次期大統領の就任式にハリス副大統領の夫を派遣。
 韓国メディアは「2週間もしないうちに大統領本人が訪韓するのだから……」と言い訳をしているようですが。
 まあ……副大統領本人でもファーストレディでもないということで、ちょっと苦しいかな。

 日本からは林外相が派遣されることが決まっています。
 あとなぜか鳩山由紀夫元首相が出席するそうですよ。

ユン・ソンニョル就任式に「親韓派」鳩山元首相が出席(TV朝鮮・朝鮮語)

 ……なんで(笑)。

 中国は副主席である王岐山副主席が出席の方向だそうです。
 習近平の右腕ともされている、そこそこの席次の人物とはいえるでのではないでしょうか。ただ、李克強首相が出席も、と言われていたのに比べると期待通りではないかな。


 あ、そうそう。退任間近のムン・ジェイン大統領に対して中国政府からお褒めの言葉があったんだそうですよ。

韓国・尹次期大統領就任前に中国高官「文政権を高く評価」(ANN)

 なんでも「文在寅(ムン・ジェイン)政権の対北朝鮮政策について『前向きな努力と成果を高く評価する』」のだそうで。
 よかったですね、ムン・ジェイン外交を褒めたたえる国がありましたよ。
 まあ、中国から見たら100点満点だっただろうからなぁ。

 THAAD配備について圧力に負けて主権を放棄し、中国の言いなりになったわけですから。
 アメリカも半ば呆れながら「いや、本気で主権を譲り渡したわけではないだろうが……」って言うしかなかったっていう。
 サウスチャイナモーニングポストには「中国は銃を一発も撃たずに勝利した」まで言われてましたもんね。
 主権を譲り渡して、国賓として中国を訪問したのにとことんまで冷遇されたっていう。
 やっぱり戦う意思を示さないとダメだ、ということがよく分かりますね。

 その「100点満点」であったムン・ジェインの政策を継続するのかどうか、という話をしにくるのでしょうね。
 最初の関門である、と思われますが。

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韓国人、北京五輪の失格騒ぎで中国人を嫌うものの、中国への盲従をやめるわけでもなかった……「次政権が三不を継続すべきか」という質問への回答は……

韓国人の中国に対する好感度、10点満点で2.6点…30%は「0点」=朝鮮日報・TV朝鮮世論調査(朝鮮日報)
朝鮮日報、TV朝鮮がカンターコリアに依頼して実施した世論調査(2月12-13日実施)で中国に対する好感度が10点満点で2.6点にとどまったことが分かった。日本を下回り、北朝鮮と並ぶ水準だった。今回の調査は米国、日本、中国、北朝鮮の4カ国について、非常に好感を抱いていれば10点、全く好感がなければ0点を付ける方式で実施された。

朝鮮日報、TV朝鮮がカンターコリアに依頼して実施した世論調査(2月12-13日実施)で中国に対する好感度が10点満点で2.6点にとどまったことが分かった。日本を下回り、北朝鮮と並ぶ水準だった。今回の調査は米国、日本、中国、北朝鮮の4カ国について、非常に好感を抱いていれば10点、全く好感がなければ0点を付ける方式で実施された。
(引用ここまで)


 北京冬季オリンピックで韓国代表選手らが、特に「国技」とされているショートトラックで大量に失格になっています。
 現状で金メダル1個、銀メダル3個、銅メダル1個の低迷具合。
 低迷自体は当初から予想されていたものの、それが中国によって生じているというのが大きな違い。

 韓国人の自尊心は大きく損ねられ、対中感情が特に若年層で悪化していると伝えられています。

 朝鮮日報が日米中朝の4カ国についてどれほど信頼できるか、との世論調査を行ったところ、アメリカ>>>>>日本>>中国>北朝鮮といったような具合だったとのこと。
 具体的にはこんな感じ。

・アメリカ 7.24
・日本   3.40
・中国   2.6
・北朝鮮  2.42

 まあ、そんなもんでしょうかね。
 以前の好感度調査では日本の点数(33.6/100)が中国(35.8)、北朝鮮(33.8)低かったのでそれが北京冬季オリンピックとミサイル発射でひっくり返った感じかな。

韓国人が最も信頼する国は米国…最も不信に思う国は中国と日本(中央日報)

 こちらは去年12月における調査。


 中国の振る舞いが悪すぎると相対的に日本の地位が上がってしまうのが困りもの。
 ただ、この記事をピックアップしたのは好感度の問題云々ではなく、次の段落が気になったから。

 一方、中国に対する文在寅(ムン・ジェイン)政権の「三不政策」(ミサイル防衛システム不参加、韓米日軍事同盟不参加、THAAD追加配備反対)については、継承すべきだ(40.4%)と継承すべきではない(43.8%)という意見が拮抗(きっこう)した。20・30代は三不政策を継承すべきではないという意見がそれぞれ47.8%、59.2%と優勢だった。継承すべきだとの意見はそれぞれ29.8%、31.2%にとどまった。40代では継承すべきだ(53.3%)が継承すべきではない(38.3%)を圧倒した。ソウルでは三不政策への反対が45.3%、全羅道では賛成が62.1%と地域別でも傾向が分かれた。
(引用ここまで)

 THAADミサイル配備に際して中国に自らの主権を捧げてしまった三不について、次の政権で継承すべきという回答が40.4%ある。
 継承すべきではないという回答のほうが上回っている者のわずかに3.4%ポイント差でしかなく、ほぼ均衡している。
 これだけ中国を嫌っておきながら、ですよ?

 根本的に抱いている中国に対する恐怖感の違いでもあるのでしょうし。
 期せずして「三不を継承すべき」という数字は、ムン・ジェインの現在の支持率とほぼ同じものになっています。
 「我らの外交王のふるまいに間違いなどひとつもない」って感じかな……。
 これこそが頭壊文の本領でもあるのでしょう。
 いやぁ、なかなかに度し難い。
 韓国人の持つ「中国感」というものを如実に表した数字だと思えます。

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韓国メディア「韓国人の中国への不満が爆発寸前!」「ショートトラックで失格にさせられた」……それでも政府は中国への誓いを守っている模様

韓国の反中感情が爆発寸前 引き抜きや不可解ジャッジ=北京五輪(聯合ニュース)
 韓国のお家芸、ショートトラックでもごたごたが起きている。

 中国は5日、ショートトラックのメダル第1号をかけた新種目の混合リレーで、釈然としない審判の判定により決勝に進出し、金メダルを手にした。予選で敗退した韓国はこの判定に直接影響は受けていないが、代表メンバーは中国に対する反感をあらわにしている。 (中略)

 韓国と中国の代表チームの間には、大会前から微妙な空気が漂っていた。

 中国は今大会を前に、18年の平昌冬季五輪で韓国代表を率いたキム・ソンテ監督や元韓国代表のビクトル・アン(韓国名:安賢洙=アン・ヒョンス)技術コーチら韓国の指導者を多く迎え入れ、韓国とのレースに備えた。

 こうした雰囲気の中、中国は判定の助けもあって金メダルを獲得し、韓国の選手らは敵対心を隠さずにいる。

 五輪のショートトラックで、韓国と中国が競う構図は避けられない。両チームはこの先、残る8個の金メダルを巡って競い合う。再び判定が物議を醸し、反中感情が広がる事態が懸念される。
(引用ここまで)


 韓国人の中国への不満が爆発寸前、という記事がいくつか出ています。
 とりあえず聯合ニュースが日本語版でも記事を出しているのでピックアップ。
 今日はショートトラックで女子500メートル、男子1000メートルがありまして。
 韓国メディア曰く「今日はゴールデンデー!」だったそうですよ。

今日はゴールデンデー! ショートトラック「金メダル2つの挑戦」(聯合ニュース・朝鮮語)

 韓国代表はどちらも決勝に進むことができませんでした。
 女子500メートルは敗退と転倒、男子1000メートルでは転倒と失格。
 この失格もなにやら一悶着ありそうな雰囲気。

ファンデホン、ショートトラック1,000mペナルティ脱落… 「あきれた判定」(聯合ニュース・朝鮮語)

 おっと、男子1000メートルはゴールラインでの醜い争いの結果、トップでゴールしたハンガリーの選手が失格になって中国の選手が1位。
 やってんねぇ。
 ま、ひとつ前のエントリで書いたように、ショートトラックっていうのは判定がコアにある競技なんでしかたない。中国は最大限それを利用するでしょ。
 だって中国だもん。


 あと平昌でショートトラックの韓国代表監督だった人物も中国が引き抜いて、かつ韓国の環境がいやでロシアに帰化したビクトール・アン(アン・ヒョンス)もコーチとして登用したそうですよ。
 自国開催の中国が札束で頬を叩いたのでしょうから、それ以上の額を提示すればよかったのにね。
 というか、もはや自国民ですらないビクトール・アンになにを期待しているのやら。

 で、「中国への不満が爆発寸前」なのだそうですが。
 国防部はTHAADミサイルの追加配備はない、という発表をわざわざしています。

韓国国防部 THAADの追加配備計画なし(聯合ニュース)

 韓国軍の内部報告書に「韓国軍でも独自のTHAAD配備をすべきだ」というものがあったと報道されたことに対しての発表だそうで。
 わざわざこんな発表をしなくちゃいけないんだなぁ……。

   韓国政府が中国に提出した三不の誓いのひとつに「THAAD追加配備はいたしません」というものがあります。
 そこに反するような報道があると、反論しなければならないというわけですね。

 そういえば軍の発表レベルではSM3の導入もしたいっていう話もありましたが。
 MD体制に参加することになるのでSM3導入はないんじゃないかな、と思う次第。

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韓国メディア「中国は韓国を属国のように扱っている」→韓国政府「そ、そんなことは事実ではない!」

「小国があえて大国に…」傍若無人な中国に抗議一度すらできなくて(朝鮮日報・朝鮮語)
昨年6月10日、韓国外交部がばっさりとひっくり返った。中国外交部が韓中外交長官通話のニュースを伝えながら双方が非公開とする敏感な内容を一方的に発表したのだ。中国側の発表によると、王毅外交部長は米国の中国牽制構想であるアジア・太平洋戦略を猛批難し、チョン・ウィヨン長官に「(アメリカの)偏向された偏節奏に巻き込まれてはならない」「正しいこと、正しくないことを把握して正しい立場を堅持せよ」というなど訓戒調の発言を発表したのだ。

対等な主権国家の間で行ったと信じにくい対話だった。しかも相手が困惑する内容を公開して後頭部を打ったのは外交的にタブーに属する非紳士的行為だった。しかし、韓国側が中国に抗議したという話は聞こえなかった。外交界では「30年の韓中関係の現住所を見せた端的な場面」という言葉だった。

中国を相手にした前・現職外交官の多くは「中国の非外交的行動に当惑したことが多い」と話す。中国の外交司令塔である楊潔チ共産党政治局委員が2018年と2020年に訪韓当時「ソウルで会談しよう」との韓国側の提案を一蹴し、大統領府国家安全保障室(チョン・ウィヨン、ソフン)を釜山に呼んだのが代表的な事例だ。中国の無礼は政権を選ばなかった。イ・ミョンバク政権時代(2010年11月)「韓国に行くからソウル空港を空けてほしい」という一方通報とともに中国を出発した戴秉国外交担当国務委員が到着と同時に大統領面談を要求し、韓国外交部が慌てたという逸話は今も広く知られている。

韓国に対して言葉だけ戦略的同伴者と呼び、実際には属国扱いするような中国の傍若無人な態度は「小国は大国に従わなければならない」という中華思想・大国主義から始まったというのが中国専門家らの診断だ。
(引用ここまで)


 中国が韓国に対して属国に対するような扱いをしてきている、というニュース。
 王毅外交部長との通話会談で「なにが正しいのか、正しくないのかを理解せよ」「アメリカのリズムに乗せられるな」と韓国のチョン・ウィヨン外交部長官に言い渡した、という話はすでに去年の時点で出てましたね。

中国が韓国けん制 「米のリズムに乗るな」(時事通信)

 G7出席前に釘を刺された、とされています。
 これ、韓国側としては出されるつもりのない会話だったと。
 でもまぁ……中国のやりようとしてはいつものこと。


 ついで2018年、2020年と楊潔チ政治局委員が訪韓した際には「ソウルで会談したい」という韓国の要望を断って釜山で会談。
 ま、どれもこれも中国のいつもの姿であって、特段どうこう言うような話でもないとは思うのですけどね。
 引用外ではTHAADミサイル配備に対する三不の誓いも書かれてますし。

 でも、韓国政府はこの朝鮮日報の報道に対して「まったく事実ではない」とわざわざ反論していたりします。

韓国外交部が反論 中国に低姿勢は「全く事実ではない」(聯合ニュース)
韓国外交部の当局者は6日、記者団に対し、政府が対中国外交で「低姿勢」を取っていると指摘する国内メディアの記事に関連し、「事実関係や外交上の慣行に対し、もう少し客観的で明確な理解があってほしかった」とし、「全く事実ではない」と反論した。

ある韓国メディアは、韓中が今年国交樹立から30年を迎えることを扱った記事で、中国外交担当トップの楊潔チ共産党政治局員が2018年と20年に韓国国家安保室長との韓国での会合場所を一方的に指定したと指摘した。

 これについて同当局者は「事前に協議したものであり、強圧的だったというのはわれわれの自尊心に照らしてみてもあり得ない」と強調した。
(引用ここまで)

 無視してりゃいいものをこうしてわざわざ反応して反論しなくちゃいけない、ということは事実なんだろうなぁ……と。
 「効いてる、効いてる」ってヤツですね。

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韓国政府「オードリー・タン氏へのドタキャンは諸般の状況をムニャムニャ……」→中国機関紙「韓国は正しい決定をした」

韓国外交部、台湾閣僚級演説の「当日キャンセル通告」について立場を明かす「諸般の状況を総合的に検討して決定」(Wow! Korea)
台湾閣僚の講演中止 「中国を意識したものではない」=韓国大統領府(聯合ニュース)
 韓国外交部(外務省に相当)は、大統領直属機構である第4次産業革命委員会が台湾閣僚級人事を国際カンファレンス演説者として招いたが、当日突然取り消したことについて立場を明らかにした。

 外交部のチェ・ヨンサム報道官は21日、定例会見で、この決定が「両岸関係」を考慮したものではないかと指摘され、「諸般の状況を総合的に検討して決定したこと」と答えた。
(引用ここまで)

 韓国青瓦台(大統領府)は22日、韓国大統領直属機関の国際会議で予定されていた台湾の唐鳳(オードリー・タン)政務委員(デジタル担当)の講演が突然キャンセルされ、台湾政府が韓国側に抗議したことに関し、「(キャンセルは)中国を意識した措置というより、われわれの外交原則に基づくものだ」と記者団に語った。 (中略)

 青瓦台の高官は「唐氏の出席取りやめは諸般の状況を総合的に検討して決定したものと承知している」と伝えた。単に中国との関係だけでなく、韓国と台湾の外交関係が断絶されている状況なども考慮したということのようだ。
(引用ここまで)


 韓国政府の外交部、および大統領府が相次いで昨日のオードリー・タン氏へのドタキャンについて立場を表明。
 曰く、「諸般の状況を総合的に判断して決定」(外交部)、「中国を意識したのではなく、外交原則に基づいて決定」(大統領府)したとのこと。
 当日、実際のカンファレンス開始の1時間前に、総合的にかつ外交原則に基づいて決定……ね。

 楽韓Webでは幾度か「外交は言葉でするものではない」という話をしています。
 たとえ百万の美辞麗句で外交を飾ろうとも、ひとつの行動ですべてがあからさまになってしまうのですよ。
 その典型例が今回の事態だったといえます。


 韓国政府としてはそりゃ「中国を意識したものではない」って言うでしょうよ。
 そりゃ言うわな。
 でも、実際の行動は明らかに中国から叱責されることを恐れてのもの。
 今回はあまりにも言葉のすべてが上っ面を滑り散らかしていて苦笑すら出ません。

 あ、そうそう。
 中国当局からはお褒めの言葉をいただけたようですよ。

'Like a virus' - Taiwan pro-secessionist 'minister' disinvited from S.Korean conference after being snubbed by White House(Global Times・英語)
中国国営メディア、台湾閣僚の講演を中止した韓国に「正しい決定をした」(朝鮮日報)

 「韓国は中国のレッドライン(超えてはならない一線)を気にかけて正しい決定を行い、ソウル−北京間の関係を良好なものにした」ですって。
 よかったですね。中国様に褒めてもらえましたよー。
 まさに「狗としては正しい行動」といえるってところですかね。

 ま、斯様に「外交は言葉ではない、行動で示すものなのだ」ということです。
 日本も気をつけないとね。

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