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カテゴリ:中韓関係の記事一覧

韓国メディア「日本がフィリピン、アメリカの南シナ海共同哨戒に加わる。中国の反発は確実だ」……中国の意向が大事なんですね

カテゴリ:中韓関係 コメント:(54)
日・米・フィリピン、南シナ海で共同パトロール推進……中国反発の懸念(聯合ニュースTV・朝鮮語)
アメリカと日本、フィリピンが南シナ海で共同パトロールを行います。
まだ具体的なパトロールの開始時期は未定ですが、南シナ海当事者の原則を固守している中国の反発はさらに強まるものとみられます。 (中略)

南シナ海海域の90%で領有権を主張している中国。
9本の線をU字型に引いて、自国の領海という立場です。
そのためベトナムやインドネシア、マレーシアなどほとんどの国と領有権紛争中です。
実際、フィリピンとはセカンドトーマス礁、中国名の仁愛礁などで対立しています。 最近もフィリピンの補給船に放水銃での攻撃を行い、国際的な議論となりました。

アメリカと日本、フィリピンの3カ国が中国に対抗して南シナ海で共同の海軍パトロールを行います。
政治専門メディアのポリティコは来月ワシントンで開かれる日米フィリピン3カ国首脳会議でこうした内容の共同宣言を採択する予定だと報じました。
日米フィリピン3カ国の首脳が一堂に会するのは初めてで、インド太平洋地域で中国の影響力を抑制するための合意事項が発表されることが分かりました。
(引用ここまで)


 アメリカ、フィリピン、日本で南シナ海の共同哨戒を行うとする声明が4月の日米比で出るだろうの記事がPOLITICO誌に掲載されています。

US, Japan, Philippines plan joint South China Sea naval patrols(POLITICO・英語)

 以前も書いていますが、日本はフィリピンに対してくにがみ型巡視船を2隻供与しており、さらに5隻の追加供与も噂されています。
 また合同訓練に際して便宜を図る円滑化協定も締結に向けて前向きの方向。
 日比関係は準同盟として歩を進めようとしています。

 第一列島線を「核心的利益」(ゆずることのできないライン)とし、南シナ海を内海として扱おうとしている中国に対する警告になるでしょうね。
 中国とフィリピンはここのところ東シナ海で衝突を繰り返しています。

 たとえば南沙諸島に座礁させた船に向けて補給を繰り返しているフィリピンに対して、中国は「補給を特別に許可する」と言い張っており、フィリピンは「中国の許可など必要ない」と対抗しています。

中国がフィリピンの物資補給「特別許可」、南シナ海座礁軍艦巡り(ロイター)
フィリピン、南シナ海座礁艦補給で「許可不要」 中国の主張否定(ロイター)

 将来的には日米によるインド太平洋戦略のもうひとつの拠点として扱われることになるのでしょう。


 で、韓国がこの記事について言及しているのがなんというかちょっと面白い。
 韓国はムン・ジェイン政権時代にほぼ孤立政策を執っていました。
 中国に対しては「THAADミサイルについては一切中国の意に反することは行いません」「中国は大国、韓国は歯牙にもかからない小国」とおもねったものの、その結果は「国賓ひとり飯」でした。
 その一方で独自外交があったかというと……うん、別になかったな。GSOMIAを破棄しようとしてアメリカにぼっこぼこに殴られたくらいでした。

 ユン・ソンニョル政権になってからこっち、あるていどはアメリカへの傾倒を深めこそしたものの、なんらかの安保関連での動きがあったかというと。
 ……去年のウクライナ訪問があったくらいですかね。
 世界に対して韓国からなんらかの働きかけがあったか、と問われたら「そこになければないですね」と答えるしかない。

 日本がこうしてインド太平洋戦略を着々と進めていることに忸怩たるものがあるのでしょうね。
 個人的にちょっと面白かったのがこちらのハンギョレの記事。

「米・フィリピン・日、南シナで合同パトロール推進」… 日本合流は初めて(ハンギョレ)

 記事タイトルの序列で「アメリカ・フィリピン・日本」になってるのが「クスッ」ってくるいい味出してます。
 これ以外の記事でも「中国が反発することになるだろう」って「中国の意向」を大きく扱っているものが多数。
 韓国の立ち位置というものが透けてみえて面白いですね。

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中国公営紙、韓国に対して「アメリカの強制を振り切り、対中半導体の輸出を増やすべきだ」とするコラムを掲載。暗に脅しをかけてきているのか

カテゴリ:中韓関係 コメント:(36)
中国官営紙「韓国、米国の干渉減らして対中半導体輸出を増やすべき」(中央日報)
中国官営メディアが韓国半導体産業の発展のためには米国の政治的干渉が与える影響を減らしていって、中国への輸出を増やすべきだと主張した。

中国人民日報系の英字メディア「グローバル・タイムズ(Global Times)は21日付の記事で、最近韓国が推進中の半導体メガクラスター構築を取り上げて「韓国経済が半導体産業に大きく依存している点で、韓国が米国の半導体戦争が激化する中でも野心に充ちた半導体産業の拡張を発表したことは十分理解に値する」とした。

メディアは「生産が拡大すれば韓国は中国市場にさらなる輸出を図るかもしれない」とし「しかしそうするためには韓国が米国の政治的干渉が与える影響を引き続き緩和しなければならない」と伝えた。

続いて「中韓半導体産業間の互恵的協力がこれまで韓国企業に実質的恩恵をもたらしてきて、産業の発展に重要な機会を作り出してきた点は明らかだ」とし「反対に中国半導体を締め付けるために韓国を参加させようとする米国の強圧は韓国半導体企業に相当な損失を負わせている」と強調した。

あわせて、メディアは韓国が昨年31年ぶりに初めて対中貿易赤字を記録した状況と半導体の輸出急減を関連づけた。
(引用ここまで)


 中国の官営英字紙であるGlobal Times(環球時報)に「韓国は半導体における成長を求めるのであれば、アメリカの強制を排除して中国に半導体輸出をすべし」とのコラムが掲載されています。
 実際のコラムはこちら。

Eliminating US coercion is crucial for South Korean semiconductor expansion(Global Times・英語)

 ま、タイトルですべてが完結しているともいえるのですが。
 要するに「アメリカの勢力圏から抜けなければ、韓国のメモリ販売は芳しくなくなるだろう」ってお話。

 若干の脅しも入っていますね。「アメリカの政治的干渉を排除できなければ韓国の半導体産業と企業はアメリカの地政学的ゲームの犠牲になるだろう」と。
 これ、「韓国を犠牲にする」って主体はアメリカじゃないですからね。
 中国のメモリ工場がどうなっても知らんぞ、くらいのことを暗にほのめかしているわけです。


 ……っていうかですね。
 要するに効いちゃっているっていう自白でもあるんですね。

 7nmプロセスのAPUを自国で開発したとしていますが、その手法はかなりコストのかかるもので、量産効果があるものとはいえません。
 実際、ファーウェイのQingyun L540で採用されている5nmプロセスのAPUはTSMCが製造していたものをデッドストックでファーウェイが保有していたものであるとされています。

 あとAI関連チップでもA100、H100のデチューン版である中国向けA800、H800についても輸出禁止が行われ、それ以外でも「AI関連チップは中国に輸出するのであればすべて規制対象になる」って勢いでアメリカ政府は語っています。

NVIDIAが規制回避のために作った「H800」も規制へ - アメリカ政府の対中輸出規制がさらに強化(プラスデジタル)

 それどころかグラフィックボードのRTX4090ですら輸出を許さず、デチューン版のRTX4090Dが開発されているほどです。
 AI関連についてもだいぶ効いてて、同様にGlobal Timesはこんなコラムを出しています。

Nvidia's 'downgraded chips' for China not a long-term solution(GlobalTimes・英語)

 NVIDIAの中国向けチップが解決策であると思うな、とするもの。
 利益の20%を稼いでいる中国市場を失うつもりなのか、との脅しですが。
 NVIDIAからしてみたら「中国が自分たちでH100クラスのチップが作れるなら作ればいいじゃないですか」ともいえるわけで。
 デチューン版で大きく差をつけられている現状は効いている、とみて間違いないのです。

 さて、かるーく脅された韓国ですが、どのように対応するのか。
 中国工場にある半導体製造機器のメンテだけではなく、更新できると認識しているのかどうか。
 ちょっと楽しみではある部分です。

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韓国メディア「ついに中国に対して貿易赤字を計上することになってしまった。もう韓国には中国に売れるものがないからだ」

カテゴリ:中韓関係 コメント:(46)
中国に売るものがなくなった韓国、対中貿易収支が国交樹立後31年で初の赤字に【独自】(朝鮮日報)
今年の韓国の対中貿易収支が31年ぶりに赤字に転じる見通しとなった。韓国が中国と国交を樹立した1992年に10億ドルの貿易赤字を出して以来初めてだ。韓国の輸出の4分の1ほどを占め、韓国経済の一軸を担ってきた対中貿易の構図が変わりつつある。

 韓国貿易協会、韓国産業通商資源部によると、今年1~11月の韓国の対中輸出は1140億ドル、輸入は1320億ドルで、貿易収支は180億ドルの赤字だった。対中貿易収支は1月の39億ドルの赤字に始まり、年初来一貫して赤字だ。

 今年対中貿易で記録した180億ドルの赤字は、最大の原油輸入先であるサウジアラビアに対する224億ドルの赤字(1~10月)に次ぐ規模だ。2003年から18年までの16年間、08年を除き韓国に最も多額の貿易黒字をもたらした中国だが、今は立場が逆転した。過去2番目に大幅な対中貿易黒字を記録した18年には、韓国の貿易黒字全体の80%を占めるほど、中国は韓国にとって重要な貿易相手国だ。

 対中貿易収支が大幅な赤字に転じたのは、これまで韓国が輸出した中間財を加工して世界市場に売っていた中国がかなりの製品を自給することができるようになり、韓国が売る物がなくなったからだ。逆に韓国は急成長する電池市場に必須な素材、鉱物を中国から大量輸入しなければならない立場だ。さらに、対中輸出を支えてきた半導体の輸出も市況低迷で減少し、対中貿易収支が31年ぶりに赤字に転じた格好だ。韓国貿易協会のチョ・サンヒョン国際貿易通商研究院長は「半導体黒字という錯視効果に隠れていた対中貿易構造の変化が完全に表出した。今後新しい貿易の枠組みを構築すべきだ」と話した。 (中略)

半導体を除いた対中貿易黒字は18年の197億ドルから20年には25億ドルに急減した。21年には26億ドルの赤字に転落した。今年も半導体黒字を除けば、対中貿易赤字は300億ドルを超える。半導体黒字に隠れて対中貿易収支は黒字のように見えたが、他業種では既に赤字に転じていたのだ。
(引用ここまで)


 韓国が対中貿易で31年ぶりの貿易赤字を計上。
 31年ぶりのことだそうですよ。今世紀に入ってはじめてともいえるかな。

 原因は3つ。
 ひとつは中国の経済が再起動しないこと。リスタートするってかけ声だけでいつまで経っても本格的に立ち上がらない。
 内需が枯れきってて、ものがだぶついているのですね。
 そのせいで中国国内で売れないEVとか鉄鋼に輸出ブーストがかかっています。
 もうね、アホほど安く売り払ってますから。これ、しばらくしたら焼け野原になるんじゃないかってレベルでの安売り。

 もうひとつは半導体不況。
 中国にDRAMを売ったところでどうにもならないくらいに価格が安かったですからね。
 最近になってどうにかメモリ価格が上がってきましたが。黒字を稼げている唯一の部門が萎れたらそりゃ全体も赤字になるでしょうよっていう。  


 で、最大の問題が「韓国は中国になにも売るものがない」という部分。
 楽韓Webでは2010年くらいから「韓国にできることは中国にもできる」と言い続けてきました。
 超絶先端技術であれば無理ですが、韓国のやっていることであればだいたいできる。
 実際できた。
 結果として中国にDRAM以外に売れるものがなくなってしまったわけです。

 リーマンショック後の中国は脇目も振らずに内需拡大をしようと不動産関連企業に力を入れまくっていました。まあ、これがいまの不動産バブル破裂をなおのことひどい状況にした遠因なのですが。
 当時、韓国製の鉄鋼とか中国に向けて右から左に売れていたのです。おかげで一足早くに韓国は不況から抜け出すことができた(ように見えていた)のでした。

 で、リーマンショックから一息ついた時に中国も「これではいかん」となったわけです。
 中国は部材の内製に取り組んで、ほとんどこなせるようになってしまったわけです。
 半導体関連だけはダメですけどね。少なくともいまのところは。

 というわけで、韓国が対中国で赤字を計上したのは当然といえば当然。
 DRAM価格、中国のDRAM開発進捗度合いにもよりますが、ここからはこの構造があるていど固定されることになるんじゃないかなぁ……。

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韓国、中国に90%以上のシェアを握られている黒鉛、尿素、フッ酸、マグネシウム等を「2030年までに50%以下にする」ことを決定

「中国だけを信じていたらまた不意打ち」···核心資源の特定国への依存度も50%に下げる(毎日経済・朝鮮語)
政府が尿素と黒鉛をはじめとする核心資源の特定国への輸入依存度を2030年までに50%に下げる。 全世界のサプライチェーン再編で中国のような特定国家依存度が高い場合、危機が生じれば産業に大きな打撃を与えかねないので、あらかじめ備えるという意図だ。

産業通商資源部は13日、世宗ポスコフューチャーエム第2工場でパン・ムンギュ長官主宰で産業供給網戦略会議を開き、このような内容が盛り込まれた「産業サプライチェーン3050戦略」を発表した。

政府は輸入依存度と産業に及ぼす影響、代替可能性を考慮して「供給網安定品目」185品目を選定した。 昨年、平均70%だった特定国への依存度を2030年までに50%に下げるという目標を立てた。 これは14日に施行する「素材·部品·装備およびサプライチェーン安定化特別法」後続措置だ。

今回の対策を出したのは核心資源を特定国に過度に依存すれば、いつでも「供給網危機」に見舞われかねないという危機意識のためだ。 産業部関係者は「この間、世界が平らだという前提の下で効率性を中心に運営されていたサプライチェーンが切られた」として「危機が常時化された時代、危機を定数と考えて戦略を立てる時」と話した。
(引用ここまで)


 尿素、黒鉛等について中国依存が激しい韓国で、政府肝いりの会議が行われていまして。
 なんとかして中国依存から脱却したいとのことで、2030年までに単独国への依存を最大でも50%にしようとの意向を示したと。
 この記事に出ている中国にシェアを握られている資源等の一覧がひどいんですよ。

・マグネシウム塊 99.4%
・天然黒鉛 97.7%
・NCM前駆体 97.0%
・無水フッ酸 96.1%
・人造黒鉛 94.5%
・車両用尿素 90.3%

 ……ひどくない?


 NCM前駆体はニッケルコバルトマンガンで二次電池の正極材料ですね。
 天然黒鉛と正極材料を握られている状況。
 そういえば中国から黒鉛の輸出規制が行われるって報道があってすぐに韓国の二次電池メーカーの株価が下がってましたね。

韓国企業、中国の「黒鉛の輸出管理強化」の一言で電池関連企業の株価が一気に下落……中国の材料輸出管理強化は功を奏するのか?(楽韓Web過去エントリ)

 あとアメリカからは「中国の持ち分が25%以上の合弁企業は中国企業と見なしてIRA(インフレ削減法)の補助金支給対象から除外するね!」ってやられています。

中国持分25%以上の合弁会社、補助金対象外ににバッテリー業界追加負担懸念(聯合ニュース・朝鮮語)

 アメリカからは「中国の手先」扱いされて、中国からは「手先になれ」と材料の輸出規制で迫られている。
 これまでの韓国の振る舞いがまんま評価されている、ってことです。

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韓国メディア「中国は今後も変わらないものとして韓国は外交戦略を練るべきだ」……言うても政権変わったら全部ちゃぶ台返しだよね

カテゴリ:中韓関係 コメント:(40)
タグ: 中韓関係
中国「白紙デモ」から1年、何が変わったのか【朝鮮日報コラム】(朝鮮日報)
「白紙で出したんだから、成績はいいはずがない」

 中国で起きた「白紙デモ」から1年、北京で会ったある知識人は当時の運動をこう評価した。「白紙デモ」とは、昨年11月26日に上海で始まり、首都・北京など中国全土に拡大したゼロコロナ政策への抗議デモだ。参加者たちは当時、公安(警察)の制裁を避けるために、反政府スローガンなどが書かれたプラカードの代わりに真っ白な紙を掲げて街に繰り出した。中国ではめったに見られない大規模デモが発生したため、外信は「中国人たちが政府に立ち向かい始めた」と評価した。

 しかし、1年が過ぎた現在、中国人たちはデモ以前よりもおとなしくなった。大衆メディアや芸術作品についても、反体制メッセージに対する自己検閲は強化され、私的な場でも国家指導者に対する批判は自制するような雰囲気だ。 (中略)

 白紙デモをけなすつもりはないが、「三日天下」「竜頭蛇尾」だったということは否定できない。実名を出して戦うデモ隊の主役もいなければ、中心的な役割を果たす組織もなかったせいだ。 (中略)

中国人にとってもはや政府は打倒・批判の対象ではなく、すがるべき「兄貴」なのだ。

 今後、中国人が国家に対抗して戦う可能性はほとんどないとの分析も聞かれる。新疆ウイグル自治区と香港に対する中国政府の統制を目の当たりにし、白紙デモを通じて自分たちの限界を知った中国人の間に、「抵抗しても無駄だ」という認識が根付いてしまったのだ。

 中国人は抵抗しないだろうという予想は、中国は変わらないだろうという結論へとつながる。米中の競争の中で、かたくなに計画経済・一人体制をつくり上げてきた中国は、もはや内部的に変化する可能性までも遮断しているからだ。韓国は、このような中国の姿が今後も続くと想定して戦略を練るべきだと考える。
(引用ここまで)


 朝鮮日報の北京特派員による中国評、といったところ。
 もはや中国人民は共産党支配に対して声を上げないだろうと。
 建国からこっち共産党のやりようは変化していない。抑圧と統制。
 それが目に分かりやすく見えたのが天安門事件と香港からの民主主義剥奪。

 香港については「あと20年ちょいですべてを丸く収められるのに、なぜ今なのだろう」とも思われましたが。
 要するに自由が波及することを恐れたのですよ。ソ連崩壊後の東欧の没落を見てきたわけですからね。
 自由にさせたら赤い貴族としての特権は奪われ、チャウセスク夫妻のようになりかねない。
 なんとしてでもそれは防ごうとの意向が働いている。


 アメリカやヨーロッパは「充分に経済的な余裕ができれば民主主義に移行するだろう」と考えていたようですが。
 まあ、そうした甘い考えを切り捨てたのが今日この頃なわけです。
 イタリアですらも一帯一路から離脱したことに象徴されるように、ですね。

 じゃあ、韓国はどうするのか、と。
 パク・クネはプーチン、習近平と共に天安門に登って「新枢軸国」とすら受け取られかねないスリーショットを撮っている。

 そのパク・クネを打倒して政権に就いたムン・ジェインもひとり飯を食わされるなど、とことんまで冷遇されても文句のひとつも言わない(言えない)。当時の大統領府高官は「ひとり飯をしたのは人民と交流するためで、中国人民はムン・ジェイン大統領によって心をときめかせたのだ」とか言ってましたっけ。
 おまけに三不の誓いまで立ててしまい、主権の一部を放棄してしまう。
 中国の影響下に明らかに置かれている。

 ユン政権は中国と距離を置く外交政策をとっているものの、野党党首で次期大統領候補でもあるイ・ジェミョンは駐韓中国大使の靴の裏まで舐めかねない勢い
 「中国が変わらないものとして戦略を練るべきだ」ってまあそりゃそうなんですが。
 どんな戦略をとったところで政権交代でちゃぶ台返しですからね。
 国内的にもだけども、対外的にも、特にアメリカの同盟国として言い訳が効かないレベルになっていることを認識しておいたほうがいいんじゃないかな。

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韓国企業、中国の「黒鉛の輸出管理強化」の一言で電池関連企業の株価が一気に下落……中国の材料輸出管理強化は功を奏するのか?

二次電池の持株会社「アキレス腱」に触れた……中国の一言で「急落」(韓国経済新聞・朝鮮語)
証券街では以前から原材料の過度な中国依存度を韓国二次電池バリューチェーンの「弱い輪」と指摘してきた。中国が資源無機化に本格的になって他の品目に電線を拡大する場合、正極材メーカーだけでなくバッテリーセル、完成車メーカーも連鎖的に打撃を受けるしかないという懸念が出ている。

20日、国内株式市場でポスコフューチャーエム( -5.66 %)をはじめ、エコプロ( -5.89 %)、LGエネルギーソリューション( -3.54 %)、サムスンSDI ( -2.83 %)、SKイノベーション( -2.08 %)など2次電池関連株のほとんどが急落した。

中国商務省がこの日、「黒鉛物品臨時輸出統制措置最適化調整に関する公告」を発表し、12月1日から適用することにしたというニュースが影響を及ぼした。 (中略)

韓国が中国から輸入する黒鉛は、ほとんど二次電池負極材を製造するために使用される。関税庁によると、今年1~7月の人造黒鉛輸入の93.7%が中国産だった。 (中略)

原材料の過度な中国依存度はこれまで韓国二次電池バリューチェーンの「アキレス腱」という指摘が多かった。
(引用ここまで)


 中国が黒鉛(グラファイト)の輸出規制を行うことを発表。
 バッテリーの原料でもあることから、電池製造企業に衝撃が走っています。
 特に韓国では中国依存が極端に強く、93.7%が中国からの輸入。

 とはいえ日本をはじめとした世界各国も中国への依存は弱くない状況。
 日本は88%が香港からの輸入。おそらく中国からの経由地としての輸出。
 あとはアメリカやカナダ等が数パーセントずつ。

 7月に発表されたガリウム、ゲルマニウムに次ぐ材料関連の輸出規制強化といえます。
 テスラは自社でモザンビークの鉱山を所有する企業との供給契約を結ぶなど対策に終われているとの話。


 韓国では一斉に二次電池関連企業の株価が下落。
 まあ、しばらくはこのままって感じですかね。

 ただ、ガリウム、ゲルマニウムにしろ、今回の黒鉛にしろ。
 中国のこうした輸出規制は悪い方向にしか働かない気がしますね。
 原材料を中国に依存することが危険でしかないっていう。

 以前、中国はレアメタルの輸出規制を敷いてきましたが、日本企業は「よし、レアメタルの使用頻度が少なくとも同じ効果のある製品を作ろう」としてレアメタルの使用量を減らし、かつオーストラリアと共同してレアメタルの中国依存を減らしていた経緯があります。
 まあ、その後にWTO裁定でも日本が勝利して規制は有耶無耶になっているのですけどね。

 それと同じことが起きる気がしますね。
 ちなみに昔は日本でも黒鉛は採れていたのですが、現在では枯渇しています。
 あるとしたらアメリカと協業して輸入を増やす、かなぁ。  

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韓国政府、中国からの世論誘導に備えた作業部会を立ち上げ、「中国版コメント部隊」の書きこみに備える

カテゴリ:中韓関係 コメント:(49)
「4000万人がコメント操作」···習近平護衛武士たちのぞっとする世論戦(韓国経済新聞・朝鮮語)
7日、業界によると、最近国家的スポーツ行事、ポータルニュースコメント操作などにマクロプログラムが悪用された情況が捉えられ、議論が起きている。

代表的な事例は今月初め、カカオが運営するポータル「ダウム」の杭州アジア大会応援ページクリック数論難だ。1日、杭州アジア大会韓·中サッカー準々決勝当時「クリック応援」サービスで中国の応援数が圧倒的に多く出てくるとマクロプログラムを活用した操作という疑惑が起きた。カカオによると、当時約3130万件のクリック応援で中国応援が93.2%(2919万件)と集計され、韓国応援は6.8%(211万件)に過ぎなかった。ログインしなくても応援が可能なため、マクロ操作が発生したと業界では見ている。

同じ時間にログインしてこそ応援が可能なネイバーの応援ページでは、中国応援比率が10%に過ぎなかった。カカオ関係者はこれに対して「クリック応援に参加したことが確認されたIP5591個の内、国内IP比重は95%(5318個)で一般的な水準だったが、確認されたIPが作り出した総クリック応援数2294万件中、海外IP比重は86.9%(1993万件)だった」として「海外IP応援数を分析した結果、2個のIPが海外IPクリックの99.8%である1989万件を占めた」と明らかにした。

続けて「韓·中8強戦クリック応援数異常現象は利用者が少ない深夜時間帯に2つのIPがマクロプログラムを活用して作り出した異例の現象」と釈明した。 (中略)

現地ではオンライン世論統制のための「コメント部隊」も公然と事実と見なされている。現地ではいわゆる「五毛党(1件当たり0.5元でコメントを書く集団)」と呼ばれている。米ハーバード大学定量社会科学研究所によると、中国政府は毎年約5億件に近いコメントを偽造している。「五毛党」の正確な規模は知られていないが、少なくとも数十万人から多くは4000万人以上だと知られている。政治的宣伝に動員されたり、自国に対する不利なニュースなどを遮断する目的で活動する。最近は自発的なコメント部隊「ツガンウ(自発的な五毛)」がより一層浮上している。中国の習近平国家主席の就任後、政府主導の愛国主義、中華主義思想が強化されたためだ。ダウムの中国大規模応援論難にこのような中国コメント部隊介入疑惑が提起される理由もまさにこのためだ。ただし、現在までクリック応援論難に対する正確な原因は把握されていない。
(引用ここまで)


 アジア大会の男子サッカー準々決勝の中国−韓国戦でポータルサイトであるダウムが「韓中どちらを応援しますか?」といった企画をしたところ、「中国を応援する」への投票が圧倒的で、93%超との結果となりました。
 IPアドレスを見るとオランダ、日本といった韓国外からの投票がほとんどで、かつIPアドレスでの投票制限をしなかったことから同一アドレスから数百万件単位の投票があったとのこと。

 中国人によってマクロが使われたいたずらではないかとされています。
 田代砲の中国版みたいなものですね。
 ただ、韓国側はこれを重大な危機であると考えているようで。


 韓国政府は対応作業部会を立ち上げて、世論の歪曲防止のための対策を練るとしています。

韓国大手ポータルサイト「ダウム」で中国応援9割超、韓国政府が世論操作防止に向け作業部会設置(朝鮮日報)

 ま、実際問題として中国はSNSを使ってそうした世論誘導を行おうとしていることは事実です。

中国のSNS情報操作、米世論誘導狙い Microsoft調査(日本経済新聞)

 ただまあ、不自然な英語を使っているのでまるで通用していないって話ですけどね。
 日本でもAmazonのレビューに不自然な日本語を使って書きこんでいる中国人がいますが、あれも同様でしょう。
 あとSNS広告とかでアプリ宣伝で変な日本語を使っているのは、それでバズりを狙っている宣伝手法です。

 用心に越したことはないんだろうなぁ……というのも実際ではありますかね。
 うちにすら五毛っぽいコメントが散見されるほどですから。

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韓国野党の訪中団、チベットでの行事に出席して中国政府に「チベットに招待してくださったことを感謝する」と述べる……なお、自由主義陣営の出席は韓国からだけ

共に民主党の訪中団、チベットでの行事にモンゴル・トンガ・バヌアツなどの政府関係者らと出席…党内からも懸念の声(朝鮮日報)
中国政府の招待を受けチベットを訪問した韓国野党・共に民主党議員らは「今回の訪問で中国によるチベットでの人権弾圧問題がごまかされる」との懸念について「(韓国)国内で否定的な世論があるかどうかは知らない」と述べた。米国など西側諸国は「民族抹殺(ジェノサイド)」という言葉まで使いチベットでの人権問題を深刻に受け止めている。韓国の政界では「共に民主党は親中路線を強調することで『中国の夢』の脇役に自ら立ち、人権弾圧から顔を背けた」との指摘が相次いでいる。 (中略)

 団長を務めた都議員は現地で韓国メディアの取材に「今(韓国)国内で(今回の訪中について)どれほど否定的な世論があるかは知らない」「ここに来ないで外からさまざまな推測をしているのだろう」との考えを示した。今回のチベット訪問に対する韓国国内での懸念をメディアによる世論誘導と見なしているようだ。都議員は祝辞で「純粋で美しい神秘の地であるチベットに招待してくださったことを感謝する」と述べた。 (中略)

今回の行事に出席した海外からの主な人物はネパール、モンゴル、南太平洋の島国バヌアツ・ミクロネシア・トンガ、シリア、ボツワナなどの政治家や大使、代表団、そして韓国の共に民主党議員らだったが、西側諸国からの出席者はいなかったようだ。これについて共に民主党議員団の関係者は「(西側から出席者がいないことについて)われわれが評価すべきことではない」「韓国と中国の交流を示すものだ」とコメントした。
(引用ここまで)


 韓国の野党、共に民主党の国会議員7人が訪中。
 チベットでの「第5回チベット観光文化国際博覧会」に出席。
 出席したのはネパール、モンゴル、バヌアツ、ミクロネシア・トンガ、シリア、ボツワナといった国々からの政治家や大使ら。

 ……いや、すごい政治センスだわ。
 わざわざチベットに行って、これらの国々と一緒に「チベットに招待してくださったことを感謝する」って言っちゃう。
 もはや中国はとりあえず現在のユン・ソンニョル政権については捨てる……とまではいかないにしても、態度をペンディングする方向性ですね。

 現政権に対しては圧力をかけることを止めることはしないものの、共に民主党から次の大統領が出ることに賭けている感じです。


 先日、イ・ジェミョンが中国大使の公邸に赴いて「拝謁」してましたが。
 もうイ・ジェミョンはあれを「間違った行動だった」と認めることができないでいる。
 自分の行動はすべて無謬で、確実に正解を選んでいるっていう前提になっちゃってる。

 党代表がそうであれば、ミョン派(イ・ジェミョン派)とされる国会議員はそれを上回る態度を取るしかない。
 結果、自由主義陣営の国が皆無の行事に出席して「ネパールと同じくらいに中国の仲間です」ってアピールをしてしまうことになったと。

 ……いや、すごいね。
 ちなみにイ・ジェミョンはこんなことも言いだしてます。

韓国野党代表「汚□水ではなく核廃水…与党、無能な科学者呼んで国民愚弄」(中央日報)

 どこまでも高く羽ばたけ、イ・ジェミョン。

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