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カテゴリ:中韓関係の記事一覧

韓国でまたも語られはじめた「韓国仲裁者論」、今度は「米中の橋渡しができるのは韓国だけだ」ですって……これまでの「仲介者論」や「運転手論」を見てみましょうか

【社説】APECで米中首脳が同時訪韓、韓国の「懸け橋」役割が試される(中央日報)
トランプ米大統領が最近、SNSで「中国の習近平国家主席と生産的な電話を終えた。来月アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で会い、来年初めには中国を訪問することになるだろう」と明らかにした。まだ両国外交当局の公式確認はないが、来月31日に慶州(キョンジュ)で開幕するAPEC会議期間中の米中首脳会談は事実上確定した雰囲気だ。

会談が実現すればトランプ2期目で最初の米中首脳対面会談となる。両首脳が最後に会ったのは、トランプ1期目の2019年に大阪で開催された主要20カ国・地域(G20)首脳会議だった。米中覇権競争および関税戦争の渦中に両首脳間の6年ぶりの再会が韓国で実現するという点で意味は小さくない。 (中略)

こうした状況で慶州APEC会議は韓国の外交が試される場となる。何よりも韓米の2回目の首脳会談と韓中の最初の首脳会談を通じて国益中心実用外交の実質的な成果を出すことが求められる。同時に米中の間で韓国が均衡を取る懸け橋の役割は見せなければならない。李在明(イ・ジェミョン)大統領も米国時事週刊誌タイムのインタビューで「米国と共にするものの中国を刺激しない」とし「(そうでなければ)韓国が両陣営の対立の最前線に立つことになりかねない」と診断した。韓国が米中間で懸け橋の役割を遂行するという点を明確にしたのだ。タイム誌が李大統領の顔を表紙に掲載しながら「The Bridge(懸け橋)」と題したのも同じ脈絡だ。
(引用ここまで)




 韓国でまたぞろ、「韓国仲介者論」、「韓国仲裁者論」が再興してきています。
 ノ・ムヒョン政権での「韓国仲裁者論」、ムン・ジェイン政権での「韓国運転手論」に次ぐものとなります。
 過去には米朝の間をつなぐ、あるいはアメリカと発展途上国との間をつなぐ扇の要になる的な発想、発言でした。

 このマンガのひとコマも「先進国と、アジアの途上国の間に立つ国はどこだ?」「アメリカ?」「中国?」「日本?」
 「いや、韓国だろう!」って経緯で「スバラシイ国カンコク!」って言われているって設定のものです。



 で、今回はAPECで米中首脳が訪韓するので、韓国の外交力を発揮しなければならない……みたいな話をこの冒頭記事にかぎらずしているのですが。



 まあ、単純にAPECの開催地であるって以外になにができるんですかね?
 仲裁者論、運転手論を述べたノ・ムヒョン、ムン・ジェインはそれぞれどうだったかというと。

 ノ・ムヒョンは「ちょっと頭がおかしい人」と当時のアメリカ政権から表されていました。
 まあ、「日本をアメリカの仮想敵国として扱え」とか言ってましたからね。当然というべきか。


 ムン・ジェインは韓国メディアから「ホワイトハウスにムン・ジェインファンクラブができた!」とか言われていたのですが。
 実際には「北朝鮮の制裁を解除すべきだ」と働きかけた欧州某国首脳から「あの人、ちょっとおかしくない?」「あれと一緒に仕事しなきゃいけない君も大変だね」って言葉があったそうです。



 かつ、肝心の北朝鮮からは「仲介者気取りをやめろ」と言われて、完全没交渉になったものでした。

 そもそも仲介者とか「架け橋」とかじゃないですからね(笑)。
 中国からしてみたら「手下である国のひとつ」でしかない。
 アメリカからの視点では「同盟国であるはずなのに中国寄りであることを隠さない裏切り者」でしかない。

 そんな国が「米中の橋渡し」なんてできるもんなんですかね?
 ま、APECを楽しみに待っていましょうか。



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韓国メディア「そうだ、中国に対抗するにはベトナムの人工島のように中国と同じことをやり返せばいいんだ!」……中国が怖くて身動きひとつ取れない韓国がそんなんやれるのかね?

カテゴリ:中韓関係 コメント:(56)
南シナ海紛争を通じてベトナムが韓国に教えてくれた中国「西海工程」への対処法【9月1日付社説】(朝鮮日報)
 中国とベトナムの領有権争いは2013年に中国が一方的に人工島を7つを作ったことで激化した。国際法的に領有権が認められない岩礁であるのにもかかわらずセメントで固め、「中国の島だ」と主張した。2016年の南シナ海領有権訴訟で、中国は常設仲裁裁判所で敗訴したが、うやむやになっている。

 このため、ベトナムも人工島を拡大し始めた。中国並みの大型滑走路を敷き、警備・警戒所だけだった場所には弾薬庫などを設置した。このまま行けば、人工島の面積が中国を超える可能性もあるということだ。中国外務省は先週、ベトナムの人工島を「違法」とし、「領土主権を守るための措置を取る」と述べた。しかし、中国の「欲」にベトナムだけでなくフィリピンやマレーシアなども反発しており、うかつな措置は取れなさそうだ。

 中国は最近、「南シナ海手法」で西海(黄海)を蚕食している。国境が画定されていない韓国と中国の中間水域に「漁業補助施設」として大型構造物2基を浮かべているのだ。ボーリング船を改造した固定構造物も設置しており、サッカー場より大きい。これを調査しようとした韓国の海洋調査船を威嚇して阻止したこともある。中国の警備艦は、韓国・白リョン島のすぐ前にある東経124度の海域まで出没し、「韓国海軍はこの線を越えるな」と脅迫までした。南シナ海のように西海を「中国の海」と言い張ろうという思惑だ。

 ベトナムも韓国のように地理的・経済的に中国と密接している。しかし、主権・領土問題だけは一歩も譲らない。中国は人工島によって南シナ海を占領しようとしたが、ベトナムはこれに比例した対応で領有権を守っている。ベトナムが教えてくれた中国の「西海工程」対応法だ。
(引用ここまで)




 「ベトナムが南シナ海で人工島造成をやり返しているように、韓国の西海に構造物を浮かべるカウンター行為に出ればいいんだ!」との朝鮮日報の社説。
 ベトナムが自国の支配下にある島を拡張し、弾薬庫や要塞を確保しています。
 1300メートル級の滑走路もあったりしますが、これを3000メートル級に拡張しようともしているようですね。



 要するに「中国が人工島造成するならこっちもやるわ」って手段。
 同じ手段はどこの国でも執れるわけですから。

 いわゆる「南シナ海判決」で中国はハーグの常設仲裁裁判所によって九段線を否定されたのですが、それを受け入れていない。
 人工島の造成も継続中。
 で、あれば他の国も対中国で同じことをやってもいいよねって話ですね。



 フィリピンは同様にアユギン礁において「難破してしまった船」を軍の管理下に置いています。
 そのシエラ・マドレ号の様子はこちら。



 で、朝鮮日報は「これを同じことをすればいいんだ!」って言っているんですが。
 できるようなら、もうしているよね。

 ベトナムもフィリピンも海軍の装備はだいぶ貧弱。
 どちらも旗艦が2000トンクラスのフリゲート艦だったはず。
 でもなんとか知恵を振り絞ってこうして対抗しているわけですよ。

 ベトナムは日本とも親善訓練を何度かやっていますし、以前に書いたようにフィリピンはアメリカ、日本、オーストラリア等と盛んに共同訓練をやっています。
 あぶくま型護衛艦供与についても両国と協議が進んでいます。

 でも、韓国はそうした東南アジアの国々との関係を一切持っていない。
 イージス艦をはじめとしてそれなりの規模の海軍を保有しているにもかかわらず、です。
 中国が怖くて仕方がないので、参加できずにいるのですよ。

 イ・ジェミョンは就任してからこれまで「自由で開かれたインド太平洋」について、一度も言及していません。
 大統領選挙中を含めてかな。
 中国を刺激せずに「謝々」とだけ言っておけばいい、くらいの気分しかないんですよ。
 カウンターで構造物を置けとか片腹痛いですね。やってみせてくれよ、って思いますわ。

 ムン・ジェインはTHAAD設置に激怒した中国に対して、三跪九頭叩するかのように「三不一限」を受け入れて主権を自ら制限しました。
 当時、アメリカのマクマスター大統領特別補佐官は「そのような主権放棄をするとは思わない」としていたものですが。



 あまりにも衝撃的だったのでしょうね。
 そしてイ・ジェミョンも三不一限について、一言も言及していません。現状維持をするって話ですわ。
 そこまで中国が怖いんか。



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韓国ウォン、世界のどの通貨よりも「中国人民元とのシンクロ率」が高かった→韓国当局「アジア通貨はまとめて取引されるからだ」……他国の通貨がウォンほどのシンクロ率になっていない説明にはなってないのでは

カテゴリ:中韓関係 コメント:(61)
「ウォン、主要国通貨の中で人民元の同調化が最も強い」(世界日報・朝鮮語)
世界主要国の通貨の中で、ウォンが中国人民元と最も似ているという分析が出た。 このような現象は米国と中国の通商葛藤の時にさらに激しくなり、今年も関係当局が人民元の動きを注意深く調べる必要があると韓国銀行の研究陣は助言した。

16日、韓国銀行の国際局研究陣が発表したイシューノート「最近のウォンと人民元の同調化の背景および特徴」によると、ウォンは基軸通貨局(米国・英国・欧州連合・日本)を除く主要33カ国の中で人民元と同調化程度が最も強いことが分かった。

研究陣が人民元為替レート制度改革があった2015年8月から4月まで33ヶ国の人民元同調化係数を推定した結果、ウォンが0.31で最も高かった。 同調化係数の最大値は1で、数字が大きいほど同調化程度が強いという意味だ。 ウォンに対して人民元より高い影響力を持つ通貨はドルだけで、同調化係数は0.73と推定された。

アジア内で比較してみてもマレーシア・台湾・タイなどが0.2内外、フィリピン・シンガポールが0.1内外を示したことよりはるかに高い。

ウォン・人民元の同調化は2018~2019年、第1期トランプ政権時、米・中貿易葛藤がふくらみ深化された。 強ドルに中国が人民元の切り下げに乗り出し、関税衝撃で中国需要が鈍化し、韓国輸出にも否定的な影響を及ぼすという憂慮が大きくなったためだ。 (中略)

研究陣はウォン・人民元の同調は韓国の高い対中国貿易依存度、アジア通貨をまとめて取引するグローバル投資市場の慣行、米ドルに対する敏感度が両国通貨に共通要因として作用したためと見ている。
(引用ここまで)




 ウォンと人民元の騰落シンクロ率が他の通貨に比べても圧倒的に高い、との調査結果。
 ……まあ、でしょうねえ。としか。
 イ・ジェミョンが2年前にも、そして選挙中にも「中国にも台湾にも謝々」「台湾有事は韓国になんの関係もない」と言い続けてきたのはこうした背景があるからですね。
 中国経済なしでは韓国は成り立たなくなっている。

 とはいえ、コモディティ化した品目についてはすでに中国に売りつけることはできず、中国からのやけくそ輸出にやられる一方になっていますけどね。
 2010年くらいはもう異常な量の鉄鋼だのなんだのを中国に売りつけていたのですが、いまでは完全に立場が逆転しています。

 当時、リーマンショック後に中国が財政出動して「なんもかも投資する。手元に資材なかったり、足りなかったら輸入してでも」ってやり出したのですね。
 韓国の鉄鋼やら化学やらはもうこの世の春が来たかのようになってましたね。
 結果として韓国はいち早く経済を立て直したかのように見えたのでした。



 同時に中国経済に組み込まれることとなり、かつ中国からのヘイトも買って韓国の産業を10年ほどで追いこんだのですけどもね。
 中国で売れ行き1位だったサムスン電子のスマホはランキングで「その他」に組み入れられ、ヒュンダイ・キア自動車は中国での製造キャパシティの1/8くらいしか販売できていない。



 サムスンなんてあまりにじたばたしすぎて偽Supremeとコラボしようとしていたほどでした(のちに撤回)。

 それでもまだ中国との貿易は韓国の生命線。
 あれほど大騒ぎしたのに、中国製尿素はいまだに韓国国内でシェア91%とかですしね。

 今回のウォンと人民元のシンクロ率が高いってのも当然といえば当然。
 当局は「アジアの通貨は一緒くたに取引されるから」って言い訳していますが、だったら台湾ドルやフィリピンペソも同じ傾向になっているはずなんですよね。
 ウォンだけが突出してシンクロしているんですから、そこにはなんらかの「原因」があるはずなのです。

 そうした部分がアメリカからの不信感につながっているんですよ。
 シンガポールでのシャングリラ・ダイアローグでのヘグセス国防長官の「安米経中は許さない」なんて発言もこのあたりからきているんだろうなぁ。



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韓国で増える中国企業による「関税回避狙いの迂回輸出」……しっかりと規制できるかどうか、ちょっと見物です

カテゴリ:中韓関係 コメント:(44)
原産国を韓国と偽る輸出が急増 大半が中国製、米関税回避狙いか(ニューズウィーク)
韓国関税庁は21日、3月に特別調査を実施したところ、トランプ米政権の高関税を回避するために原産国を韓国と偽って輸出された外国製品が第1・四半期に総額295億ウォン(2081万ドル)相当に上ったと発表した。大半は中国製で、全体の97%が米国向けだった。

こうした輸出は2024年には通年で348億ウォン(米国向けは62%)だったが、今年に入って増加しているという。

韓国当局者によると、中国など近隣諸国の外国企業が、米国の主要な同盟国で自由貿易協定を結んでいる韓国を経由地とし、関税や規制を回避しようとする企ては増える可能性がある。トランプ氏が今月発表した韓国の関税率は25%で、中国の145%よりは低い。

調査では、1月に中国から輸入された33億ウォン相当のバッテリー用正極材を韓国製と偽って輸出した事例や、中国から輸入した部品を韓国で組み立て、米国の規制をすり抜けて3月に193億ウォン相当の監視カメラを輸出した例が見つかった。
(引用ここまで)




 中国の商人らが日本や韓国を経由して、アメリカの関税を突破しようとしている……との話はよく聞かれます。
 原産地をいじるのは基本的に犯罪。
 それでもそこまでしないと生き延びることができないってことなんでしょう。
 「効いている効いてる」ってヤツですね。

 韓国の場合ではすでに「工場建設をして韓国産に偽装する」までやっているとのことで。



 こうした関税やら規制やらについては、これまでもアメリカも日本も延々とやってきたことなので、迂回しようにもできないんじゃないかって気はします。



 ただ……韓国の場合は。
 また、別なのかなぁ……って感じがしないでもない。
 一応、韓国メディアでも迂回輸出は少なからず話題になっていて、取り締まり対策は増やしているとのことです。

「韓国産」をつけて米国行き···740億ウォン分を密かに売った中国企業(SBS・朝鮮語)

 3月までの摘発額はすでに去年1年間分を超えているとのこと。
 まあ、もうすでに成功しているケースも少なからずあるのでしょう。

 ユン政権下で対中国への対決姿勢を打ち出していたからこそ、って部分も少なくないでしょうしね。
 あのイ・ジェミョン政権下でどうするか。
 「中国は重要な貿易相手」「台湾にも中国にも謝々って言っておけばいい」「台湾海峡がどうなっても韓国には関係ない」って発言を連発していたイ・ジェミョンですから。
 ムン・ジェインの統計改竄とか見ても、韓国って公正さとかどうでもいいんですよね。



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8年ぶりに韓国芸能人が中国での公演許可を受ける……このタイミングで「限韓令」の解除をちら見せするとか本当に対韓外交は間違わないな、中国……

カテゴリ:中韓関係 コメント:(64)
韓国歌手が8年ぶりに中国本土で公演、限韓令の変化に期待(東亞日報)
韓国国籍の大衆歌手の中国本土での公演が、限韓令(韓流制限令)」後、8年ぶりに初めて実現した。

17日、中国のソーシャルメディア(SNS)と外交街などによると、韓国国内の3人組ラッパー「ホミ」は12日、中国中部湖北省武漢市で春ツアー「兄弟」の初公演を開いた。2019年にデビューしたホミは、2000年生まれの3人で構成されたヒップホップグループだ。

韓国国籍の大衆歌手が、中国本土で公演舞台に立ったのは、在韓米軍のTHAAD(高高度防衛ミサイル)の配置に反発した中国が、2017年に韓国音楽とドラマ、映画などを制限する限韓令を下して以来初めてだ。昨年7月、韓国ロックバンド「セイスミ」が、北京で公演を行うというニュースが伝わり、駐中大使が「歓迎する」という立場を明らかにしたが、公演を3週間後に控えて突然白紙化となった経緯がある。 (中略)

芸能界では、中国の限韓令方針に変化が生じるのではないかという期待が出ている。今年10月末に開かれる慶州(キョンジュ)アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に中国の習近平国家主席が参加する可能性があるだけに、これを機に限韓令が解除される可能性があるという観測も出ている。
(引用ここまで)




 韓国のTHAADミサイル配備に対して、中国は徹底した制裁を課していたのです。
 ロッテデパートは完全撤退に追いこまれ、韓国人芸能人は排除されました。
 あと中国人の団体観光客がキャンセルしまくってましたね。  そんなこんなで韓国芸能人は中国以外の市場を求めるに到ったわけですが。

 この時期に中国本土での韓国芸能人の公演が許可された、とのニュース。
 ……うまいなぁ。
 アメリカのいわゆるトランプ関税で反米感情が盛り上がりかかっている中、さらっと「そろそろ中国で公演してもいいよ?」って言ってくるっていうね。

 韓国のハンドリングやらせたら世界一ですわ。



 中国の全体的な外交に関しては「かつての栄光」にすがり切っている部分があって、周辺国から反感を買っています。
 南シナ海関連は本当にひどい。
 フィリピンとの争いもそうですし、ベトナムなんかに対しての態度もそうですね。
 基本方針が「小国は黙っておけ」ってヤツですから。

 ルトワックがいうところの「大国の横暴に周辺の小国が合同して対応している」って状況になっています。
 そのあたりをうまく対応しているのが日本だったりするのですけどね。
 防衛装備、巡視船の供与とか。



 そんな中でもなぜか韓国に対応する手段だけは間違っていないっていう。
 不思議なもんだなぁ。



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韓国の国営銀行、中国の一帯一路へ1.3億ドルを投資して全額損失、おまけに誰も責任を取らない……それにしても中国の韓国への扱いは芸術的ですね

中国の一帯一路に投資した韓国産業銀、1.3億ドル超の損失(朝鮮日報)
 韓国の国策銀行、韓国産業銀行(KDB)が中国政府主導の陸と海の新シルクロード構想「一帯一路」に関連する投資で、2017年7月に中国の複合企業、海航集団(HNAグループ)に1億3350万ドル(約198億円)を送金したところ、回収不能になっていたことが韓国監査院による監査で7日までに明らかになった。産業銀は2021年、海航集団が破産したことを受け、投資資金を全額損失処理したが、実際には2017年に資金を一度に送金してすぐに資金に対する管理権を失い、現在は資金の所在も把握できずにいるという。年間100兆ウォン(約10兆円)近い政策資金を供給する国策銀行が中国企業による事実上の詐欺被害に遭った格好だ。

 多額の損失が出たにもかかわらず、産業銀は誰の責任も問わず、事故を不問に付していた。監査院は事故発生から長い期間が経過し、関連者の大半が退職しており、産業銀が詐欺に遭ったのか、一部行員が中国側と共謀して金銭を横領したのかを判断する資料は確保できなかったと説明した。 (中略)

 中国側の管理下に入った韓国側の資金は、4日後に美蘭空港公司に貸し付けられた。しかし、その資金がプロジェクトに投入されることは一度もなかった。産業銀が投資の実行を何度も要求したが、中国側はそれを無視したという。

 美蘭空港公司は20年4月に利払いを中断し、21年1月には海航集団が破産した。中国の裁判所による決定を受け、韓国側は海航集団や美蘭空港公司などの資産の売却代金からわずか0.3%のみ配分されることが決まった。産業銀は資金回収が現実的に難しいと判断し、出資分と貸出分の全額を損失処理した。産業銀が失った政策資金は6134万ドル(約900億ウォン)に達した。産業銀が募った韓国の国内投資家も損失を被った。
(引用ここまで・太字引用者)




 韓国産業銀行は韓国政府傘下の国営銀行。
 産業支援を行ったり、時には財務危機回避のための企業再編(合併)を仕切ったりもしますね。
 その「国営企業」が2017年に中国の一帯一路計画での空港拡張事業に対して1億3350万ドルを投資したそうですわ。
 なんで一帯一路に……いや、別に韓国だったら不思議はないか。

 投資対象になった中国の企業に振り込んだのだけどもなんの音沙汰もないまま3年が経過。
 利払いが停止、翌年には破綻。
 出資金全額が損失処理済。
 なんというか、中国は本当に韓国の扱いかたが分かっているよなぁ……ってところですかね。



 アジアインフラ投資銀行、AIIBへの参加なんかでも似たような経路を辿っています。
 アメリカの反対を押し切ってAIIBに参入したのですよ。

韓国が中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)へ参入。アメリカの心証はどうなる?(楽韓Web過去エントリ)

 この時点(2015年3月)でTHAADミサイル配備に問題が出るってきっちり予想しているあたり、我ながら有能ですね。
 三不を韓国が表明したのは17年10月でしたから。

 当初予定では韓国の出資比率は2位で、相当な発言権が得られるとの想定だったのですが。
 インド、ロシアなどが韓国以上の出資比率で韓国は5位だったか6位だったかのあたり。
 おまけに当初はAIIBの副総裁を務めていたのですが、AIIB側から「韓国人は辞めてくれ。あと局長級は能力重視なので韓国には任せられない」って言われたっていうね。

 このAIIBでの扱いと、韓国産業銀行の一帯一路への投資はほぼ同じ経路を辿っているわけです。
 本当にうまい。「こういうのでいいんだよ、こういうので」ってところですわ。



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中国企業、アメリカからの関税回避のために韓国で工場建設して「メイドインコリア」を獲得。「ラベルロンダリング」は許されるのか?

「中国産部品で作られた完成品が韓国産に」…韓国が「ロンダリング工場」になったというが、一体どういうことか?(毎日経済・朝鮮語)
全羅北道益山所在の特殊金型企業A社は昨年8月以降、中国企業が4回も訪問し、工場設備などを見学した。 中国側が与えた設計図に従って、A社が基本的な金型を製造すれば、また別の国内中小企業B社が完成品を作る方式で納品契約が締結された。 A社の関係者は「冷延鋼板等の原材料を韓国産の代わりに中国産を使って単価を下げてほしいという要請を受けたりもした」と明らかにした。

慶尚南道昌原市に位置する中小企業C社は、中国メーカーが生産した部品をモジュールの形で持ち込み、国内で組み立てるだけだ。 C社が生産する船舶用空調システムは中国産モジュール20個余りで構成されるが、完成品は「メイド・イン・コリア」のラベルが貼られて米国とヨーロッパに輸出される。

28日、中小企業界によると、中国製品が韓国製に化ける「原産地洗浄」が国内製造業全般に蔓延している。 米・中貿易葛藤で米国直輸出制限を受けている中国企業が米国市場を攻略するために韓国中小企業を生産基地として活用する事例だ。

ドナルド・トランプ2期行政府スタート以後、中国を狙った米国の圧迫が激しくなった中で、米国政府は韓国が中国の「迂回輸出基地」の役割をすることに対する調査を強化している。

韓国を経た中国の対米迂回輸出は3段階を経る。 まず、韓中自由貿易協定(FTA)を利用して、中国産原材料と部品を低率関税で韓国に持ち込む。 さらに、下請けを担当した韓国の中小企業は、中国産原材料や部品を利用し、完成品を作る。 最後に「メイド・イン・コリア」に化けた完成品は韓米FTAの適用を受け、米国に低率関税で輸出される。問題となるのは「タグの付け替え」や「ラベルの張り替え」といった原産地偽装によって違法に「韓国産」とされるケースである。 (中略)

韓国内の中国の投資は昨年8兆3000億ウォンで、1年間で4倍急増した。 特に、二次電池、太陽光、半導体など米国で規制を受けている先端産業への投資が大幅に増加した。 韓国を先端産業分野の迂回輸出基地として活用するという意志を事実上表わしたのだ。
(引用ここまで)


 かつての20世紀後半、日米貿易摩擦が外交問題にすら波及する中で、日本企業はさかんに韓国への進出を進めました。
 「韓国製」として輸出するための組み立て工場を多く建設したのですね。
 そうして「見た目の貿易黒字を減らす」ことが目的でした。
 もちろん、それは(お人好しの日本人なので)韓国の未来に向けての技術供与にもなったわけです。

 それがちょっと異なる構造で21世紀にも再現されることとなりました。
 中国企業が韓国の中小企業を利用する、もしくは韓国に工場を建てるなどしています。
 中国がアメリカからの制裁回避を目的としているのですね。


 記事によると「韓国製部品が51%以上であれば、メイドインコリアとして輸出できる」とのことですが。
 じゃあ、その韓国製部品を構成するものがすべて中国製であった場合には?
 なかなか扱いの難しそうな問題に波及しそうな予感です。

 記事によるとこの1年間で中国から韓国への直接投資額は4倍増とのこと。
 一応、酸化タングステンを製造している工場は取材に対して「韓国の内需を満たすための工場で、輸出は必要に応じて」みたいな回答をしているそうですが。
 ほとんどの工場が「中国から部品を持ってきて組み立てているだけ」とのこと。

 中韓FTAがあり、90パーセント以上の品目が関税撤廃されています。
 かつ米韓FTAがあって、こちらも関税撤廃済。
 ほとんどのものが無関税で韓国を経由してアメリカに輸出できるのではないか……ってことですね。
 「メイドインコリア」として輸出できるかどうか、事務手続き上の問題でしかない。実態を調査しなくちゃ分からない部分ですからね。

 実態がばれたら中国より韓国が非難される性格のものですが。さて。

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韓国メディアが「中国が韓国人観光客にノービザ解禁した! 日本には解禁しなかったのに!!」と大騒ぎ……そこまで大騒ぎするようなことなんだ

カテゴリ:中韓関係 コメント:(65)
韓国大使館も事前に把握せず…中国が突然の「ビザ免除」に踏み切ったワケ(朝鮮日報)
中国政府が1日に韓国人などへのビザ免除を突然発表した背景について「米大統領選挙後を見据え、来年予想される韓中首脳会談に備えるため」との見方が有力視されている。来年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は10月末あるいは11月初めに慶尚北道慶州で予定されているが、その際に中国の習近平・国家主席の来韓と韓中首脳会談が実現する可能性も高い。韓国が中国のビザ免除対象国に含まれるのは1992年に両国が国交を回復して以来、今回が初めてだ。とりわけ今回のビザ免除が相互ではなく中国側が一方的に行った点も注目されている。

 中国は今回の発表を通じて韓国に友好的なメッセージを発したとの見方もある。今回対象となった9カ国のうち、韓国以外はノルウェー、フィンランド、デンマークなど欧州諸国で、これまで中国の外交政策で韓国とひとまとめにされてきた日本は含まれていない。中国は韓国人に対して第三国に向かう際に最長で144時間滞在できる制度をすでに導入しているが、全面的なビザ免除は今回が初めてだ。

 そのため中国は米大統領選挙を見据え今年の初めから韓国との関係改善に取り組み、その過程で今回のビザ免除に踏み切ったとの見方もある。ある外交筋は「中国は米大統領選後に韓米日がさらに結束し、韓中両国が外交的に一層疎遠になることを懸念している。そのため今年の初めから韓国とビザ免除などに向けた協議を続けてきた」と伝えた。
(引用ここまで)


 中国が韓国人観光客へのノービザ訪問を解禁しました。
 なんでも韓国大使館への通知すらなかったサプライズだったとのことで、その理由をいぶかしむ記事がいくつか出ています。
 まあ、おおよそが「来年に予定されている韓国でのAPEC開催に習近平国家主席が出席するための地ならし」とか「日米韓の連携に楔を打とうとしているのだ」みたいな見方かな。

 ま、たしかに今回のノービザ解禁ではアメリカと日本は入ってはいないのですが。
 観光ビザ発行をなくしたことで日米韓の連携云々はどうなんでしょうね。
 っていうか、出国できなくなるトラブルも多発している中、観光といえども訪中はリスクが高まっていると思うんですけどね。

中国から出られない外国人が急増 米国人だけで100人 習政権が発明「巨大な鳥かご」(時事通信)

 アメリカは「観光であっても中国訪問を避けるべき」と勧告しているとのこと。


 韓国メディアは「日本は解禁されなかった! 韓国は解禁されたのに」みたいな記事を多数出しています。
 本当に多数。
 記事タイトルにも「日本には解禁しなかったのに」みたいなのがやたらに入っている。
 こうした反応を見ると離間計っていうのは実際に効果があるんだなってわかりますかね。
 いや、今回のノービザ解禁は離間計ではないと思いますけども。

 じゃあ、実際の目的は何だって話になると思いますが、あまりにも中国の不況がきついんで外貨稼ぎでしょ。
 韓国も同様のことをやってます。
 なんとかして旅行先に日本ではなく国内を選んでほしいっていろいろキャンペーンやっている。
 観光客の運んでくるお金って「外から持ちこまれる」のでおいしいんですよ。
 誤解を恐れずにいえば「元手がかかっていない」ので。

 にしても、こうして中国のやることひとつひとつに大騒ぎするあたりが、こっちとあっちの境界にいる韓国の実際なのだろうなと感じられますね。
 ノービザ解禁ひとつでここまでの大騒ぎはなかなかの香ばしさですわ。

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