韓国の金海(キムヘ)・泗川(サチョン)・済州(チェジュ)空港にも滑走路周辺にコンクリート構造物が設置されていることが分かった。これに先立ち、務安(ムアン)空港で発生したチェジュ航空惨事に関連し、事故旅客機がローカライザー(進入方向誘導装置)下部の「コンクリート丘」と衝突して被害が大きくなったという指摘が出ている状況でだ。
韓国国土交通部は「チェジュ航空旅客機事故以降、国内空港滑走路付近の航行安全施設に対する特別点検を実施した結果、7カ所の空港の9つの施設で改善措置が必要なことが分かった」と13日、明らかにした。 (中略)
調査の結果、務安(ムアン)空港をはじめ計7カ所の空港でローカライザーやその基礎台がコンクリートで作られていて、航空機との衝突時、被害を拡大させることが憂慮され、改善が必要なことが分かった。
務安空港をはじめ、光州(クァンジュ)空港、麗水(ヨス)空港、浦項慶州(ポハン・キョンジュ)空港には各1カ所ずつコンクリート丘形態のローカライザー構造物があった。事故発生後、指摘されてきた通りだ。この他に今回の調査で金海空港、泗川空港にもコンクリート基礎の一部が地上に飛び出している構造物が各2カ所あることが新たに確認された。済州空港にはH型鉄骨形態の丈夫な構造物があった。国土部によると、務安・光州・麗水・浦項慶州空港はローカライザー下部が土で覆われたコンクリート丘になっていて、金海・泗川空港は土もなく正六面体のコンクリート基礎台がローカライザーを支えている。済州空港は基礎台がアーチ形の鉄骨になっているという。
事故リスクを高めかねない「コンクリート」丘と基礎台が他の空港滑走路周辺でも追加で確認されたことから、韓国政府は今月中に迅速に改善方案を用意して年内に改善を完了すると明らかにした。
(引用ここまで)
韓国には空港が15ヵ所あります。
うち8つが仁川や務安をはじめとした国際空港。残りの7つがローカル空港となります。
で、それらの空港をチェックしたところ、7つの空港で9ヵ所の危険な構造物があったことが判明したそうです。
メディアの調査よりも増えました。
韓国で事故の起きた空港と同じ「滑走路延長線上にあるコンクリート基礎のアンテナ」が他にも5つの空港で見つかってしまう(楽韓Web過去エントリ)
過去エントリでも書きましたが、本当に勝てないなって思います。
国際的にそんな設備は存在しないんですよ。広島空港のアシアナ航空による事故でもローカライザーは機体になぎ倒されておしまいでしたからね。
以前に専門家は「あんなところにコンクリート製の基盤があるローカライザーがあることは犯罪的だ」との指摘がありました。
他の専門家からも「空港を多く見てきたが、あんなものは見たことがない」との指摘が相次いでいます。
航空専門家、韓国の航空機事故に対して「滑走路の近くにコンクリートの壁がある空港は見たことがない」「ある理由がまったくない。そこにあるのは犯罪に近い」と発言(楽韓Web過去エントリ)
その見たことがない施設が7つの空港に延べ9ヵ所。
最初にやったところがどこかは分かりませんが、堅牢なローカライザーを見て「お、あれなら劣化がないな。うちでもやったろ」とばかりに増えたんでしょう。
一度は「韓国独自の事故原因でもないかぎりうちでは扱いません」と宣言したものの。
事故原因そのものはともかく、韓国史上最悪の航空事故となったのは韓国独自の理由がありまくりでした。
本当にもうね。
毎度毎度の話ですが、韓国の命の安さ、安全係数の低さには目を見張りますわ。
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