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カテゴリ:事故・事件の記事一覧

ソウル地下鉄でリチウム電池火災、鎮火のために電池本体をプールにどぶ漬け……あ、それといつものようにソウル地下鉄にはリチウム火災のマニュアルも対応装備もありませんでした

カテゴリ:事故・事件 コメント:(58)
地下鉄にもリチウム電池…リチウム火災マニュアル・装備なし(朝鮮日報・朝鮮語)
ソウル地下鉄にもリチウムバッテリーを使用するが、ソウル交通公社にはリチウム火災専用マニュアルや装備がないことが分かった。 先立って1日午前3時、3号線道谷~大峙駅のモーターカーリチウムバッテリーで火災が発生したが、対応策が必要だという指摘が出ている。

2日、ソウル市議会のキム・ジョンギル市議員がソウル交通公社から受けた事故調査報告書などによると、前日の事故は「ハイブリッドモーターカー」リチウムバッテリーで火災が発生したと推定している。このモーターカーはディーゼルエンジンとバッテリーをそれぞれ選択して運行することができる。ディーゼルエンジンモードを選択すると、バッテリーが遮断される。 逆にバッテリーモードを選択するとディーゼルエンジンが止まるという。

モーターカーが水西車両基地に復帰する途中、「バッテリー異常」警告灯が点灯した。 作業者はエンジンを切ってから再起動したが、同一現象が繰り返され「エンジンモード」に切り替えて運行した。その後、バッテリーから煙が出て火災につながった。消防当局が出動して火災を鎮圧しようとしたが、火が消えなかった。 公社と消防当局は、モーターカーを車両基地に移動させ、バッテリーを水槽に完全に浸すことでようやく鎮火できた。 ソウル交通公社が運行するモーターカー57台のうち33台にリチウムバッテリーが入る。

キム市会議員によると、市民が搭乗する一般電動車にもリチウムバッテリーが入る。 1~8号線436編成に484個のリチウムバッテリーが入っている。 このバッテリーは電動車のエンジンをかける時、停電など非常時に電源を供給する。

しかし、リチウム火災だけのための対応マニュアルと専用消火装備がない状況だ。 一般火災マニュアルに従って対応するという。 (中略)

公社関係者は「これまでリチウム関連火災が発生しなかった」として「正確な原因を調査し予防対策を樹立するだろう」と話した。
(引用ここまで)


 先月、リチウム電池工場での大火災があった一週間後くらいに、ソウル地下鉄でもリチウム電池由来の火災があったのですね。
 幸いにして客車ではなく、終電後の整備車両。
 ディーゼルとリチウム充電池のハイブリッド車両から火が出たとのことで、最終的にはリチウム充電池をプールにどぶ漬けして鎮火したとのこと。



 一応、この整備車両の同型車はリチウム充電池を使わずにディーゼルオンリーでしばらく運用するとのこと。
 おお、珍しくまともな対応だ。


 今回はたまたま整備車両だったから被害は最小限で済んだものの、同じリチウム充電池をほぼ半分ほどのソウル地下鉄の車両が使用しているとのことで。
 うーん、どうなんでしょうかね。
 危険性があるともないともなんともいえないところ。
 ただ、韓国国内でのリチウム電池関連の火災、多すぎない?

 あんだけ売れているテスラですら、火災のニュースってそれほど見ない。
 事故が起きてからの火災はあるけども、それすらヒュンダイ(ヒョンデ)のアイオニック5みたいに事故って3秒で即炎上みたいなケースは見たことがないです。
 テスラは自動運転失敗での事故はいくつかあるみたいですけどね。

韓国製電気自動車のアイオニック5、繰り返す炎上事故。今度は橋脚に衝突して炎上……ナンバープレートすら残らずドライバーは身元不明に(楽韓Web過去エントリ)

 ……なんかこう、安全制御をひとつかふたつくらい外している感じがするんだよなぁ。
 中国勢に対抗するには安全コストなんてかけちゃらんないってやっている感触があります。

 で、冒頭記事はそのソウル地下鉄の整備車両火災について、またマニュアルもリチウム電池火災に対応する装備もなかったってものです。
 ……いつものことですね。どっとはらい。

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韓国で起きた電池火災の遺族らが「市は飲食・宿泊費をすべて支援せよ!」と打ち切りを表明した市長の執務室を襲撃、公務員が負傷……ははーん、アレだな……

カテゴリ:事故・事件 コメント:(74)
華城市、アリセル死亡者の直系·兄弟の遺族が寝食を31日まで支援(聯合ニュース・朝鮮語)
京畿道華城市がアリセル火災死亡者遺族に対する寝食支援を直系尊卑属と兄弟姉妹は31日、親戚および知人は10日まで支援することにしたと遺族に通知した。

市は関連法律と行政安全部の指針に基づき、支援根拠が不足しており、このような措置が避けられないという立場だ。

これに対し遺族たちと労働市民社会団体などは反発して出た。

華城地域の労働市民社会団体は9日、市庁焼香所前で記者会見を行い「遺族に対する寝食提供を問題解決時まで維持せよ」と市に要求した。

彼らは「今回の惨事被害者の相当数である中国人は相対的に親戚間の絆が深い文化的な特性を持つ」とし「特に中国に比べて物価が高い韓国で過ごさなければならない遺族の特殊性もあるだけに、市は遺族の特性と脆弱性を考慮して今回の事態が解決されるまで遺族に対する寝食提供を維持しなければならない」と主張した。

この日の午前基準で華城市が疎通中の被害者家族は23家族128人と集計された。

彼らは死亡者の配偶者10人、直系尊卑属37人、兄弟姉妹15人、親戚など66人だ。
(引用ここまで)


 華城にあるアリセルの工場内で起きたリチウム電池由来の火災事故で、外国人労働者をはじめとして23人が亡くなっています。
 その遺族らが国外からも来ていたのですね。
 で、「生活基盤がない」ことから、華城市は彼らに宿泊費や飲食費をすべて支払う支援をしてきたのですよ。
 それを「直系・兄弟への支援は31日まで。親戚・知人への支援は9日まで」と発表したのですね。

 なんでも遺族を支援する法的根拠がないそうで。
 だったらセウォル号の時のあれはなんだったんだって話ですが。
 光化門を「セウォル号遺族会」が占拠していた際のソウル市長は韓国左派のドンであったパク・ウォンスンだったので黙認に黙認を重ねていたのですけどね。
 ちなみに楽韓さんは占拠の実質的初日になるハンガーストライキがはじまった時にちょうど居合わせています(笑)


 で、検索してたら動画が見つかってしまったので共有しておきましょうか。



 1時間14分30秒くらいからと1時間18分20秒くらいから揉めはじめています。
 あと市長室の扉を叩きはじめるのが1時間29分くらいから。このあたりはすでに警察官の姿が見えますね。

 で、この市長室襲撃の際に4人の公務員が負傷したと。

華城リチウム電池工場火災 遺族らが市長室に乱入、市職員4人けが(朝鮮日報)

 できることならセウォル号遺族会のようになって、世論を動かしたいのでしょう。
 「虐げられた遺族たち」って演出をするにはおいしかったと。
 「彼らを支援している労働市民社会団体」も一緒にいたとの話なので。
 ま、そういうことなのです。

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大火災を引き起こした韓国企業のリチウム電池、納入先の韓国陸軍でも爆発していた

カテゴリ:事故・事件 コメント:(58)
韓国陸軍に納品したアリセル電池3回爆発…「リチウム爆弾並み」(中央日報)
リチウム爆発火災で31人の死傷者が発生した京畿道華城(キョンギド・ファソン)アリセル火災事件に関連し、エスコネクト・アリセルが国軍に納品したリチウム一次電池が保管中に3回爆発していたことが把握された。使用・保管中の軍納リチウム電池が爆発した事例が数十件にのぼるうえ、2019年には242億ウォン(約28億円)の財産被害が発生し、「リチウム電池でなくリチウム爆弾」という指摘も出ている。

国防部が国会国防委員会所属の秋美愛(チュ・ミエ)議員室に提出した「最近5年間の軍納リチウム電池破裂現況」によると、2019年7月から今年6月まで陸軍だけで計31件のリチウム電池破裂(爆発)事故が発生した。破裂事故31件のうち25件は品名BA-6853AKという再充電不可式一次電池で発生した。

BA-6853AKは近距離FM無線機PRC-999Kに使用される電池。中央日報の取材の結果、エスコネクト・アリセルが納品した軍納電池も2022年に2回、23年に1回、保管中に爆発したことが把握された。

2022年は7月12日、14日に装備使用前に、23年は2月8日に新品保管中に破裂した。事故が発生したエスコネクト・アリセル電池はすべて2018年10月に生産されたものだった。3回の破裂事故が発生した陸軍を除いた残りの海軍、空軍、海兵隊では過去5年間にリチウム電池の爆発事故はなかったが、アリセルは2023年4-6月期にも陸・海軍・医務司令部と6万3277個のBA-6853AKを契約、納品した。

国防部軍用電池安全管理指針によると、軍用電池破裂(爆発)は保存または使用中の電池内部の化学反応による圧力の急激な増加で安全排気装置または別の部位が裂ける現象をいう。裂けてセルの内容物が出てくるケースも含む。

リチウム電池の破裂(爆発)は莫大な財産被害にもつながった。2019年に計4回の一次電池爆発事故が発生したが、12月30日の世宗(セジョン)陸軍軍需司令部総合補給廠リチウム電池爆発火災で242億ウォンの財産被害が発生し、2021年にも保管中の爆発で3億4000万ウォンの財産被害があった。


 先日、大火災を起こしたアリセルのリチウム電池工場の記憶はまだ新しいところです。
 その工場で作られていたリチウム一次電池は、一般的な用途ではカメラとかヘッドランプに使われるものとなっています。CR123Aとかですね。
 アリセルの場合は、主たる納入先は軍の無線装置等なのだそうですよ。
 通常の電池よりも保ちのいいリチウム一次電池にとっては大口顧客といえそうですね。

 さて、その軍に納入したリチウム一次電池がばかすか爆発しているとのことで。
 まあ、製造工場であんな爆発やら、過去にも何度かの火災を起こしていれば当然というべきか。


 なんでもこのサイズのリチウム電池が爆発しているそうですよ。

240710c.png

 それも複数回。
 画像を見ると手のひらサイズで奥行きも数センチあるものっぽい。
 このサイズのリチウム一次電池が爆発……か。

 アリセル社のものではないのですが、陸軍ではリチウム一次電池が爆発して242億ウォンだの3億4000万ウォンだのの規模で焼失事故が起きているとのこと。
 ……あんまり、自衛隊とかアメリカ軍では聞いたことがない話ですね?

 検索してみても日本ではリチウム充電池を使ったモバイルバッテリーが発火した、ってニュースくらいしかないですね。
 いや、それが普通なのか。
 さすがGalaxy Note 7で大ネタを作ってくれた韓国だけのことはある、って話ではあるのかな。

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韓国で大火災を起こしたリチウム電池工場、過去3年で4回の小さな火災を出していた……それでも電池置き場に安全対策など施さないままだった

カテゴリ:事故・事件 コメント:(60)
火災で23人死亡のリチウム電池工場、3年間で4回出火していた /華城(朝鮮日報)
先月の火災で23人の死亡者を出したリチウム電池メーカー「アリセル」(京畿道華城市)の工場では、これ以外にもこれまで4回も火災が発生していたことが確認された。 (中略)

 その内訳は2021年に2件、2022年に1件、今年1件だ。今年の1件というのは、今回大惨事となった火災の二日前である先月22日に発生していたことが捜査で分かった。先月22日の火災は、作業員がバッテリーに電解液を注入した後に発生したことが確認されている。この時、バッテリーの温度が急上昇して火災が発生したものの、作業員たちが消火した。会社側はこれを消防当局に届け出ていなかったとのことだ。 (中略)

 4件の火災とは違い、今回大惨事となった火災の被害が特に大きかった原因について、警察では「不良バッテリーが1個だけだとしても、周囲にあるバッテリーに熱が伝わり、連鎖反応が起こる恐れがある。1カ所にバッテリーを大量に積み上げておくなど、保管方式が間違っていたためだと思われる」と話している。
(引用ここまで)


 アリセル社のリチウム一次電池による工場火災、大火災となって23人が亡くなったもの以外にもここ数年で4件の火災を起こしていたことが判明。
 2日前にも小規模な火災があり、鎮火できたので「自主的に操業を再開」したってことが報じられていましたね。

韓国で大火災を起こした電池工場、2日前にも火災を起こしていた。「消防には通報しなかった。自主的に問題がないと判断した。もみ消したわけではない」……なるほど韓国だ(楽韓Web過去エントリ)

 「火災」に至ったのは2日前のものを含めて近年で5件。
 それ以前にいろいろあったのではないかと思われます。

 発火まで行かないものの発煙や高温になるレベルのものはあったのだろうなぁ……と。
 いわゆるヒヤリハットのレベル。
 でも、無視してきたのでしょう。どうということはない、とばかりに。


 ハインリッヒの法則がいうところの1:29:300のい300にあたる事故はいろいろあった。
 29にあたる火災やそれに準じるものもあったであろうと暴露されたわけです。
 で、最終的にあのような大火災が起きてしまったと。

 記事中に一ヶ所にバッテリーを積み上げていたとありますが、実際の様子が映像に収められています。



 高温になったバッテリーがひとつであっても、これやっちゃってたら連鎖的に爆発するわな……。
 で、すべてのバッテリーが燃え尽きるまで火災も止まらないと。
 いつものようにいつものごとく、起きるべくして起きた……というか起こした事故としか言いようがないですね。

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韓国で起きた工場火災、労働者からは「安全講習などなかった。非常口の場所すら知らない」との話……韓国の根本的な安全意識は30年前と同じ?

カテゴリ:事故・事件 コメント:(62)
「華城火災」アリセル作業者「安全教育を受けたことない…非常口も知らない」(東亞日報・朝鮮語)
29日午後2時40分頃、アリセルで勤務した30代の中国人ペク某氏など約10人は、華城市役所本館1階に設けられた追悼焼香所を訪れ、弔問した。 ペクさんは涙を流しながら、「どうしてこんなことが起こるのか。 とても残念だ」と話した。

韓国に来て10年が過ぎたペク氏は約8ヶ月前から人材派遣業者「メイセル」を通じてアリセルで働いてきた。 彼は事故が発生した24日、火事が起きた3棟ではなく隣の棟で勤務中だった。

ペク氏は、直接的な業務指示を全てアリセルで下し、安全教育やマニュアル自体もなかったと主張した。 元請け業者が派遣勤労者に業務指示など指揮·命令をする行為は「不法派遣」だ。

ペク氏は「アリセルの正社員たちが主に『明日の朝に来てマーキングしろ』と言うなど作業指示をした」とし、「工場でメイセル職員に会ったこともない」と話した。

続けて「インターネットに求人公告が出て連絡すれば何時までに集まれという話を聞いて出勤した。 指定されたバスに乗って会社に行けば管理者が出てきて、その管理者の指示どおりにすれば良いと聞いた」と伝えた。 彼は「勤労契約書も書いたことがない」とし、「労災保険や4大保険もなかった」と話した。

それと共に「安全と関連しては朝の集会時に『(バッテリーが)爆発性があって落とせば危険なので気をつけなければならない』程度の説明だけを聞いた」として「安全教育を一度も受けたことがない。 非常口がどこにあるのかも知らなかった」と主張した。
(引用ここまで)


 一昨日の6月29日は三豊デパートが崩壊した日でした。29年前の1995年の出来事です。
 そこから韓国の安全意識が変化しているのか、と考えると「さすがにあるていどの向上はしているものの、根本的には変わっていない」とすべきかな。

 三豊デパート崩壊(物理)前年の1994年には聖水大橋が崩落し、アヒャン洞では都市ガス爆発事故がありました。
 1995年にはこの三豊デパート崩壊、サンイン洞で都市ガス爆発事故。
 ついでに翌年には韓国企業が建造したパラオのKBブリッジが崩壊します。

 30年前に比べればまだだいぶマシ。
 毎年、道路には大穴が空いて自動車が落ちたりしていますが、だいぶマシになったとはいえるでしょう。



 これは1週間ほど前の事故。上水道が破裂してこんなんなったそうですよ。
 1年間でこうしたシンクホールの発生数は284件(2020年)ほど。


 まあ、さすがに30年も経てば……と思ったのですが。
 華城におけるリチウム電池工場の火災を見ると「やっぱ根本は変わってないなぁ」と思い知らされることになるのです。

 工場内には金属火災用の備えがゼロ
 そして対応マニュアルは存在せず
 火災の2日前にもボヤを起こしていたのだけども、消防署に通報せず「自主的に」操業再開。
 さらに働いていた外国人労働者は違法派遣の疑いが濃厚で。

華城火災工場アリセルが嘘の釈明か…不法派遣疑いの広告13回(中央日報)

 かつ、安全講習なども一切なし。
 労働者は「非常口がどこにあるかなど教わったことはない」と述べている、とのこと。
 ……そっかー、じゃあ逃げられなくてもしかたないな。

 30年前となにが変わったか、って話に戻ると「上辺だけは『安全を重視しよう』と言うようになった」ですかね。
 それだけでもけっこう変わるのは間違いない。
 でもま、根本のところで 「事故は起きるまで起きないので安全コストなど無駄」って意識があり、そのまま変わっていないので、こうして時折大事故が起きるわけです。

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韓国メディア「バッテリー大国のはずの韓国、金属火災の対応マニュアルが存在しなかった」……そっかー、じゃあ火災が起きてもしょうがないな

23人の命奪った「白い石油」の惨事…バッテリー大国の韓国にマニュアルもない(中央日報)
警察と消防によると、まずアリセルの工場は消防当局の重点管理対象に含まれていなかったことが明らかになった。この会社は4月の独自消防施設点検後に「良好だ」と当局に通知した。火災予防法上、工場の場合、延べ面積3万平方メートル以上だと重点管理対象になるが、アリセルの工場は延べ面積5530平方メートルだ。重点管理対象の場合には消防特別調査や点検を受けるが、アリセルは年1回以上、消火器、自動火災探知設備、避難誘導などの異常がないかを自らの点検結果だけ報告すれば良い。

アリセルは事故2日前にもリチウム電池で火災が発生したのに通報していなかった。警察などによると、第2棟1階で作業者がバッテリーに電解液を注入していたところ、温度が急上昇して火事が起こった。 (中略)

また、京畿道によると、アリセルは2019年にリチウムを基準より23倍超過して保管し摘発され罰金を払った履歴があった。2020年には消防施設作動不良が摘発され改善命令を受けている。火事が起こった建物では消火栓と小型・大型消火器を合計2台だけ備えつけていたことが明らかになった。

火災被害を増やしたリチウムに対する政府次元の管理マニュアルもないことが明らかになった。リチウムは自然発火性と禁水性属性を持つ金属物質のため、高温・高圧や水分など特定の外部環境にさらされると簡単に爆発を起こす。だが化学物質管理法が定めた基準によって管理しなければならない「有害化学物質」ではなく「一般化学物質」に分類される。環境部によると、リチウムは直接火で加熱したり分解したりしなければ常温で酸素と結合しても発火する可能性が低く、物質自体の毒性などが確認されていないという理由で規制対象から除外されている。このため取り扱い者安全教育や定期検査など別途の安全基準がない。消防当局の「化学事故危機対応マニュアル」からも抜けている。 (中略)

また、出入口側にバッテリー3万5000個を箱ごと積み上げて被害を増やした。従業員は火を避けようと出入口と反対側に走って行って被害に遭った。韓国産業安全保健公団の「水反応性物質の取り扱いと保存に関する技術指針」は、「リチウム金属を分離しされた部屋や建物に保存せよ」と規定しているが法的拘束力はない。
(引用ここまで)


 えー、華城にあるアリセルのリチウム一次電池工場の火災について。4連続で申し訳ない。
 このテキーラはサービスだから、まずは飲んで落ち着いて欲しい。うん、「また」なんだ。済まない。
 仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない(後略)。

 えーっと、今度はリチウムなどを火元とする火災について、国家単位での対応指針がないことが判明しました。
 ……そっかー。
 そうだったかー。
 じゃあ、火災が起きてもしょうがないな。


 ……とはならんやろ。
 よく、韓国人は日本に対して「マニュアル大国で、身動きが取れていない」みたいな批判をするのですね。
 日本への特派員レベルでも「もっと柔軟に対応すべきだ」とか言い出すことが多数です。

 朝鮮日報のソンウ・ジョンも来日当初「領収書を紛失したので再発行してほしい」とか言い出して「話にならない規則だらけだ」って言ってましたね。
 朝鮮日報の特派員は「日本はマニュアル社会だから文章上の合意(条約)を守る」とか言い出して、「合意よりも正統性を重視」する韓国人の基本性格を露わにしてましたっけ。

 そんなことを言う前にまずマニュアルを作ろうか、って話だったのさ。
 そう思って、このエントリを書いたんだ。

 じゃあ、注文を聞こうか。

バーボンハウス(ピクシブ百科事典)

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韓国のリチウム電池製造工場で起きた火災、工場内に金属火災用消火器の準備がゼロだった

華城工場内部のモニターカメラを見ると…最初の爆発から42秒で「煙が立ち込める」(JTBC・朝鮮語)
午前 9 時 24 分、従業員は製品を運び、物を調べます。

工場2階の作業場、包装されたリチウムバッテリーが一堂に集まっています。

これから問題でした。

[キム·ジニョン/華城消防署火災予防課長:バッテリーセルを集めたところから、小さな炎とともに煙が出ました。]

1次爆発後、急いでバッテリーを分散しようとしますが、燃え移る速度がもっと速いです。

結局、2、3次爆発が続きます。

消火器を持ってきて消火液を撒きますが、リチウム火災には役に立ちません。

[キム·ジニョン/華城消防署火災予防課長:A、B、C級一般消火器… バッテリーから火災が起きた場合、それほど適応性がない…。]

業者は金属火災用の「D級消火器」5個を置いたと言いましたが、この棟にはありませんでした。

爆発が続き、わずか 42 秒で作業場は煙でいっぱいになりました。 (中略)

結局、消防は2階にあったバッテリー3万5000個が全て燃焼するのを待つしかありませんでした。
(引用ここまで)


 華城にあるアリセル社リチウム電池製造工場で起きた火災についての続報。
 モニター映像が遠隔で残っていたとのことで、ケーブルテレビニュース局のJTBCが当該映像を入手、公開しています。



 火災になった後も爆発が続いていることがわかりますね。
 消防が水をかけ続けたのは消火よりも延焼防止だわな、こりゃ。それ以外は為す術がない。


 最初の発煙が見えてからすぐ爆発がはじまり、42秒後にはもう煙が全面に立ちこめている。
 かつ、消火器でなんとかしようとうしているのが見えますが、これが一般的な消火器でリチウムが起こす火災にはほとんど役立たず。
 リチウム電池の発火には水ではなく砂等か、 専用の金属火災用消火器が必要になるのですが。

 この作業棟には1本たりともなかったそうですわ。

 なんだろうね……。
 最初のエントリで「原因究明はそれなりに行われて、(事実が出るごとに)陰鬱な雰囲気になりますよ」って予告をしましたが。
 もうすでにお腹いっぱいです。

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韓国で大火災を起こした電池工場、2日前にも火災を起こしていた。「消防には通報しなかった。自主的に問題がないと判断した。もみ消したわけではない」……なるほど韓国だ

「31人が死傷」アリセル代表謝罪……2日前の火災を未申告の理由は?(MBN・朝鮮語)
京畿道華城市のあるリチウム電池業者アリセル火災事故と関連して、アリセルのパク・スングァン代表が公開謝罪文を発表しました。

パク代表は今日(25日)午後2時頃、工場建物1棟1階前で「不意の事故で故人となった方々と遺族の方々に深い哀悼と謝罪の言葉を申し上げる」とし「今回の事故で負傷および被害を受けたすべての方々に早急な回復を祈る」と明らかにしました。 (中略)

パク代表によると、アリセルの労働者数は103人です。 このうち正社員50人、残り53人は派遣職です。

被害者の大部分が日雇い労働者で内部構造に不慣れな点が被害規模を大きくしたという分析が出ている中で不法派遣はなく、定期的に安全教育と粉末消火器教育もまた十分に行ったと説明しました。

22日にも該当工場で火災が発生したが申告をしなかったことに対しては「リアルタイムで報告を受け、それに対する措置に問題がないということまで十分に報告を受けた」として「もみ消したわけではなかった」と強調しました。

続いて「自主的に問題がないと判断され、作業を再開しても問題がないと確認されたので鎮圧をした後に生産を進めた」と付け加えました。

正確な火災原因については「作業者が作業する不良セルに対して事前にインチをして別途に抜いておいたセルで火災が発生した」とし、「現在、事故原因については把握中なので誠実に調査に応じた後、返事できるようにする」としました。
(引用ここまで)


 華城のアリセル工場で起こったリチウム一次電池の発火からの火災で代表が謝罪文を読み上げた、とのニュース。
 ただ、22日も同様のボヤがあったとのことで。
 「自主的に確認を行い、危険性がないと判断したので操業を再開した」と述べています。
 「もみ消そうとしたわけではない」としていますが。
 消防に報告するまでもなく「自主的に解決」したそうで。

華城アリセル工場去る22日にも火災… 119申告なしに自己終了(聯合ニュース・朝鮮語)

 作業をしていた人々が消火器を使って鎮火したとのこと。


 ……操業を続けたかったのでしょうね。
 韓国ではありがちな風景。
 三豊デパートが崩壊したときも、最後の最後まで営業を続けていましたし。
 セウォル号の沈没事故でも「安全なのでそのまま待機していてください」なんてアナウンスがあったことが確認されています。

 そのセウォル号事故のすぐあと、2014年に天井崩落があった現代デパートも営業を続けていました
 去年も同じようにデパートで天井崩落がありましたが、同じように営業を続けようとしました(さすがに非難されて営業停止した)。
 大したことではない、としたかった。

 前兆を無視し続けて、こうなったのだと。
 ま、韓国ではありがちな風景です。

 セウォル号事故の直後に「我々はマニュアルを守らなかった。生まれ変わらなければならない」みたいな社説がやたらに出たのですが。
 楽韓Webでは「変わるわけがない。あれは韓国という国そのものの映し鏡だ。そんなやりかたで国を作ってきたのだから、むしろ誇りに思え」くらいのことを言っていました。

 そんな韓国社会がいつものように犠牲者を出した、ってことですわ。

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