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カテゴリ:事故・事件の記事一覧

韓国で起きた済州航空機事故、激突したローカライザーは「2020年に台風対策でコンクリートの基礎が作られた」模様……ああ、韓国だからね

「初期にはコンクリートの丘がなかった」…2020年の用役報告書も「壊れやすさの確保」を明示(JTBC・朝鮮語)
国土交通部は今日(31日)、2007年に開港した務安空港のローカライザーに最初からコンクリートの支柱があったと発表しました。

チュ・ジョンワン国土交通部航空政策室長「最初の設計の時も竣工した時も、丘の形のセメント支持台がその中に入っているような形で設置されていました」

しかしJTBC取材の結果、この内容は事実と違いました。

当時、空港工事を管理していたソウル地方航空庁の元高位管理者は「務安空港初期のロカライザーは確かにコンクリートの丘がなかった」と話しました。

続けて「2006年に工事がほとんど進行された状況で視察に行ったが、設計規定により他の所のようにローカライザーだけがありコンクリートの丘はなかった」と説明しました。

コンクリートの丘が作られた経緯については「2020年滑走路補強工事をしながらローカライザーが台風など気象被害で破損することを防ぐために補強作業をする過程で生じたもの」と説明しました。

ところが2020年3月、韓国空港公社が公告した務安空港用役課業内容書にもローカルライザーは壊れやすく設計されなければならないという条件が明示されています。

「装備アンテナや鉄塔、基礎台など計器着陸施設の設計時に壊れやすさ(Frangibility)を考慮して設計しなければならない」ということです。

計器着陸施設の設計は、国内外法など最新の設置基準に従うべきともされています。

ローカライザーの支持台に材料制限がないという内容はどこにも明示されていません。

2020年に再工事用役を公告する時もなかったコンクリート支持台がどのように追加されたのか調査が必要に見えます。
(引用ここまで)


 韓国でニュース専門のケーブルテレビ局であるJTBCが、務安国際空港の済州航空機着陸事故についてスクープを出してます。
 国土交通部長官(大臣に相当)が「務安空港のローカライザーは設置当初からコンクリートで基礎が作られていた」「法律・規程違反ではない」って発言をしていたのですが。

 どうも違うらしい、との話。
 設計当初はちゃんと壊れやすい素材で作られていたのだけれども、2020年に滑走路を補強した際に、ローカライザーもコンクリートの基礎にしたのではないかと。


 開港したのは2007年。その当時は壊れやすい素材だったとの証言。
 なんでも台風対策だとの話ですけどね。

 「壊れやすい素材でローカライザーを作ったら、台風で倒されそうになったのでコンクリートで補強してみた件」

 ……普通だったらないんですが。
 悪いな、ここは韓国なんだ。
 韓国だったら「こういうこと、普通にあるよね」ってなるんですよ。

 三豊百貨店の崩壊事故からこっち、そんなんばっかりですから。
 直近ではセウォル号の沈没事故も同じ構造です。

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済州航空機事故、アメリカの専門家は「やはりあそこに頑丈な構造物があったことはおかしい」「アメリカでは構造物を頑丈にしてはいけないとの規定がある」→ただし、韓国の規定では完全に問題なし。他の空港にも同じような構造物がある模様

<チェジュ航空旅客機事故>米専門家「空港設計多く見たが務安は最悪」…コンクリート構造物に批判(中央日報)
務安(ムアン)国際空港で発生したチェジュ航空事故と関連し、米国の専門家らは空港の設計問題を集中的に指摘した。

ワシントン・ポストが30日に伝えたところによると、元パイロットのダグ・モス氏は同紙に「空港のレイアウトが事故の重要な原因とみられる」と指摘した。彼は「個人的に特異な空港設計をたくさん見たが、今回のものは最悪」と話した。滑走路を完全に平らにするには多くの費用がかかるため滑走路に若干の傾斜があることは珍しくないが、これを考慮しても務安空港は設計上に問題があったという説明だ。

また、専門家らは空港の滑走路の端に設置されたコンクリートの構造物が被害を増やしたという見方を強めている。

航空安全コンサルタントのジョン・コックス氏は同紙に「事故機が滑走路を走る様子を写した動画を見ると、パイロットはある程度コントロール力を維持していたことがわかる。彼らは滑走路に立派に着陸した」と話した。続けて「もしそこに(コンクリートなどの)構造物がなかったならば安全に止まれる十分な空間を確保できたかもしれない」と伝えた。

米非営利団体、航空安全財団のハッサン・シャヒディ会長は同紙に「(空港内の)構造物配置は国際標準により決定される」と指摘した。米連邦航空局(FAA)の規定によると、滑走路近くの構造物は過度に丈夫な素材で作られてはならない。航空機の衝突時に構造物が頑丈であれば被害が大きくなるためだ。
(引用ここまで)


 務安空港での済州航空機事故で、滑走路の延長線上にあった「頑丈なローカライザー」が海外紙で話題になっているとのこと。

 韓国であれを設置する際に──

 「ローカライザー、ここに設置しても平気かね?」
 「滑走路2800メートルあるし、そこから200メートル以上離れている。平気平気」
 「着陸脚出なかった時はどうすんの?」
 「フラップで速度調整できるんじゃね」
 「フラップの油圧死んでたらまずくない?」
 「日航機事故のあとは多重化されてるし平気っしょ」
 「胴体着陸で滑ったらまずいと思うんだけどなぁ」
 「法律にも違反してないし平気だって」

 ……というような話は、おそらく一切出てないです。
 出てても上から2番目までかな。

<チェジュ航空旅客機事故>務安空港設計会社「ローカライザーは安全区域外…制約条件ない」(中央日報)

 韓国国内の規定にはなんら反していない。
 ただ、FAA(アメリカ連邦航空局)の規定では滑走路周辺の構造物は堅牢であってはいけないとする規定があるそうです。


 最初に動画見たときは「あー、進入速度速いけどこのまま滑っていけばなんとかなるか……摩擦で燃料に引火しなければ……ってなんで爆発?」ってなりましたからね。
 まあ、航空業界ではまた話題になるのでしょう。

 サンフランシスコ空港でアシアナ機が事故を起こした際は「韓国人は目上の人間になにかを進言することができない」「サングラスをつけてはどうかすら言えないのだ」って話になったように。
 当時、韓国メディアや韓国政府からは「事故が機長の問題だとするのは(アメリカの)愛国的報道」とか、「サンフランシスコ空港は欠陥空港だ」とか「韓国の航空安全は世界一のレベルにある。NTSBは間違っている。冷静に事故原因を探求すべき」なんて声が上がっていました。
 なお、最終報告書では「機長がオートパイロットに頼り過ぎたために起きた事故」とされました。

 まあ、こうして手痛い教訓を得て航空業界は事故を少なく、起きても被害を最小限にしていく努力が為されるのでしょう。
 あと務安空港には鳥を検知する装置が導入されていないって話も出てて「あー」ってなってます。

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 航空業界の「ミス」に対する対応が描かれている本です。
失敗の科学
マシュー・サイド
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2016-12-23

航空専門家、韓国の航空機事故に対して「滑走路の近くにコンクリートの壁がある空港は見たことがない」「ある理由がまったくない。そこにあるのは犯罪に近い」と発言

<チェジュ航空旅客機事故>英国航空専門家「滑走路のコンクリート外壁、見たことない」(中央日報)
英国の航空安全分野の専門家が179人の命を奪った務安(ムアン)空港惨事に関連し、滑走路の端の壁との衝突が災難の決定的な原因だと指摘した。 (中略)

リアマウント氏は「状況を考慮すると、操縦士はとても立派に飛行機を着陸させた」とし「飛行機がかなり速い速度で移動していたが、地面を滑るように降りてきた」と説明した。ランディングギア(飛行機の車輪)が下りないまま速い速度で前進した事故機は結局、滑走路の外壁と衝突して炎に包まれた。

リアマウント氏は「そのような種類の構造物はそこに置いてはいけない」とし「滑走路から200メートル離れたところに強固な物体があるというのは今までどこにも見たことがない」と話した。務安空港の滑走路の端から外壁までの距離は323メートルだ。 (中略)

リアマウント氏は「(コンクリートの外壁は)そこにある理由が全くない。そこにあるというのは犯罪に近い」とし「信じられないほどぞっとすること」と語った。
(引用ここまで)


 なんか特別な話がないかぎり取り上げない、と言った先から特別な事情が出てきてしまうというね。
 映像を見ても分かるように、速度はかなり出ているものの胴体着陸自体はすんなりといっています。
 フラップなりリバーサーなりで減速できていれば……と思ったのですが。



 なにかに激突した結果、炎上しているのが分かります。
 Googleマップでチェックしたところ、こっちの南側っぽいかな。

スクリーンショット 2024-12-30 23.39.42.png
(画像引用元・Googleマップ)

 まあ、南側も北側もこんな感じでブロック塀で覆われています。
 あまり見たことがないですね。少なくとも空港周りでは。羽田とかは金網っぽいもので囲われていたような。


 専門家の話でも「なぜこんなところにコンクリートの壁があるのか」と疑問を呈しています。
 ……なんでですかね。
 一度くらいは「オーバーランした時にこの壁は危険なのでは」って話、出たと思うのですが。

 理由としては「北朝鮮対策」くらいかなぁ……と思ったのですが、務安国際空港があるのは全羅南道の黄海側。
 けっこうなド田舎です。
 さすがにここでそんなことを警戒する理由もないと感じますが。

 あ、それと空港ロビー内に遺族用のテントが設置されてる模様です。

スクリーンショット 2024-12-30 23.54.38.png
(引用元・The Peninsulaの記事からスクリーンキャプチャ)

 毎度思うのですがなんで近隣のホテル確保じゃなくてテントを設置するのだろう。

【追伸】
 ブロック塀に衝突したのではなく、アンテナを保持するための構造物があり、そちらにぶつかったとのことです。
 記事にあるSky Newsで語られている動画もあったのでそちらもどうぞ。



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韓国のスーパーエリートであるソウル大出身のディープフェイク映像犯人、犯行の動機はこんなことだったのかも

カテゴリ:事故・事件 コメント:(57)
わいせつ画像流布でソウル大卒業生2人逮捕、大学時代の知人らもショック隠せず(朝鮮日報)
後輩女性学生の顔写真にわいせつな写真や動画を合成し、これを流布したソウル大出身の2人の男が逮捕された翌日の22日、ソウル大学冠岳キャンパスは落ち着かない雰囲気だった。逮捕された主犯のパク容疑者(39)はソウル大学人文学部卒業生で、カン容疑者(31)は社会学部卒業生だった。二人がソウル大学の卒業生だった事実に教授や学生たちは「衝撃だ」と語る。二人は在学中に外務考試(外交官試験)や司法試験などに何度も挑戦したがいずれも合格には至らず、二人とも未婚で無職の状態だという。 (中略)

 パク容疑者と共にわいせつ物を制作したカン容疑者は社会学部卒業後、ソウル大学ロースクールに進学した。カン容疑者も学生時代はやはりごく平凡だったという。 (中略)

 カン容疑者はソウル大学ロースクール進学までは順調だったが、その後休学し卒業後も司法試験には合格できなかったという。現行の制度ではロースクール卒業生が司法試験を受けられるのは5回までだ。ソウル大学ロースクール出身のある弁護士は「ソウル大学ロースクールはみんな非常に優秀なので、1回でも試験に落ちたらプレッシャーが非常にきつい」「(カン容疑者は)優秀な仲間たちの中で自分は劣っているのではという不安に苦しんだのではないか」と語る。 (中略)

「韓国の教育界はいつも『結果よりもプロセスが重要』と語るが口だけだ。倫理観や道徳意識とは関係のない外的な成功さえ収めれば優れた人間とあおり立てられる。今回はそんな文化により引き起こされたあしき事例だ」と指摘した。
(引用ここまで)


 ディープフェイクによるわいせつ画像制作によって捕まったソウル大卒のパク某が懲役10年の判決を受けた、とのエントリを書きましたが。
 どんな人物像であったのかをチェックしていたら、朝鮮日報にちょうどいい日本語記事があったのでピックアップします。

 主犯のパク某はソウル大学の人文学部卒。現在40歳。
 文学科、言語学系の出身とのこと。そこから外交官試験、司法試験などを受けたものの、合格できずに「未婚、無職」であったと。
 共犯者のカン某もソウル大学のロースクール(司法大学院)出身。現在31歳。
 当然、司法試験を受けたもののこちらも合格できず。


 韓国の大学において頂点が医学部であり、医者になることとの話は何度かしています。
 しかし、これは理系にかぎった話。
 文系出身の頂点は司法試験合格、もしくは高級官僚のスタート地点となる国家公務員5級合格。
 さらにいえば外交官試験合格はその上を行きますかね。
 彼らのキャリアにおいて「外交官試験に挑んだものの、合格できなかった」は事件を起こしたポイントになるのではないかと感じます。

 なぜなら「外交官試験の合格者」は女性が多いのですね。23年の外交官試験の合格者、45名のうち30名が女性。
 この年だけの偶然ではなく、ここ10何年かは同じような比率で推移しています。

 これがソウル大学出身女性をディープフェイク映像に陥れようとする犯行の動機すべてであるとは思いませんが。
 どこかにそんな気分があったんじゃないかな……と感じます。

 外交官試験の合格者平均年齢は26歳前後で、このあたりだと兵役をはさんで勉強が中断されたかどうかは大きな影響があるんですよね。
 まあ、同じくらいの平均年齢である5級国家公務員試験の合格者は男性の方が多いのですが。
 韓国社会において男女分断が叫ばれて久しいのですが、兵役の有無は本当に大きな分断の要因になっているんじゃないかと感じます。

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韓国で起きた工場の電池火災、「ロットすべての電池が発熱している」とのレポートを無視して生産を続けていた結果のものだった……韓国的判断の結果っすなぁ

カテゴリ:事故・事件 コメント:(60)
「『華城火災』アリセル、リチウム電池2800個の発熱を確認しても生産強行」(ニューシス・朝鮮語)
23人が死亡した「華城火災」のリチウム1次電池メーカーのアリセルが、事件発生20日前に2800余りの電池で発熱が続いているという警告にもかかわらず、生産を続けたことが分かった。

10日、国会環境労働委員会所属の共に民主党キム・ジュヨン議員が法務部から提出された「アリセル爆発火災事件控訴状」によれば、アリセルは5月13日製造工程中に電解液注入を終えた電池で発熱現象を捕捉した。

続いて、パク・ジュンオン経営総括本部長が同月16日、社内技術研究所の理事A氏らと共に発熱現象を確認したことが分かった。

また、A氏は6月4日、社内Eメールを通じて「『電解液の中の不純物』が発熱原因である可能性が高く、不純物除去の可否および除去方法を研究するためには6ヶ月が必要だ」という内容の意見を共有した。

ただ、パク本部長は生産を中断していないことが確認された。 (中略)

また検察は控訴状を通じて「生産管理チームの責任B氏は被告人の作業量増加指示に対する圧迫で作業者たちに電池の発熱検査を省略し発熱電池を正常製品に分類することを指示した」として「約2800個の電池が原因が分からない発熱現象を見せたにも関わらず明確な解決策がない状態だった」と明らかにした。
(引用ここまで)


 外国人労働者を中心に23人が亡くなった華城でのアリセル社リチウム電池工場での火災。
 その後にもいつもの「韓国的事情」が明らかになっています。

 工場には金属火災用の消火器は備えられていなかった、にはじまって。
 そもそも火災対応マニュアルなんてなかった。
 過去3年で4回、しかも直近では2日前にボヤを起こしていたが対策は講じなかった。
 亡くなった非正規労働者のIDでは開けられない「非常口」が存在しており、なおかつ彼らはどこに非常口があるかの安全教育も受けていなかった。

 ……韓国だなぁ。
 国会議員が各省庁に資料等を提出させる「国政監査」という制度が韓国にはあるのですが。
 毎年秋になると行われる年中行事のひとつ。


 ミシュランガイド・ソウルの発刊は韓国政府がミシュラン社に対して4億ウォンを支払ったからできた、なんてことば暴露されたりしています。
 あと「ノーベル賞が取れないのはなぜだ。科学担当大臣は喪服を着るべきだ!」なんて韓国らしいセリフが聞けたのも国政監査の場でしたね。

 で、今回も国政監査の場でアリセル社の電池発火による火災よりも前に「ロット全体で不純物混入があって2800個の電池が発熱している」ってレポートがあったのに、それを無視して納品しようとしていたことが判明したと。
 ……そもそもアリセル社のリチウム一次電池は韓国陸軍に納入した分でも火災を頻繁に起こしていたことが判明しているのですが。

大火災を引き起こした韓国企業のリチウム電池、納入先の韓国陸軍でも爆発していた(楽韓Web過去エントリ)

 このサイズ(↓)の電池が発火、爆発しているのだそうで。……怖いなぁ。



 火災で242億ウォンの被害とか、3億4000万ウォンの被害だとかばんばんだしているそうですよ。
 そうした経緯もあって、納入を急いでいたのでしょう。
 結果、「不純物の除去に半年かかる? そんなもんやってられるか」って判断で製造が続けられ、発火。大火災となって23人も亡くなった……と。
 「発熱しているだけで発火しないかもしれないだろうが」みたいな判断もあったんだろうなぁ……。

 事故当時からこんな感じだろうな、とは思っていたのですが。
 詳細な事情が判明する都度に「さすがにそこまでは想定外だわ」ってなるっていうね。

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ソウル地下鉄でリチウム電池火災、鎮火のために電池本体をプールにどぶ漬け……あ、それといつものようにソウル地下鉄にはリチウム火災のマニュアルも対応装備もありませんでした

カテゴリ:事故・事件 コメント:(58)
地下鉄にもリチウム電池…リチウム火災マニュアル・装備なし(朝鮮日報・朝鮮語)
ソウル地下鉄にもリチウムバッテリーを使用するが、ソウル交通公社にはリチウム火災専用マニュアルや装備がないことが分かった。 先立って1日午前3時、3号線道谷~大峙駅のモーターカーリチウムバッテリーで火災が発生したが、対応策が必要だという指摘が出ている。

2日、ソウル市議会のキム・ジョンギル市議員がソウル交通公社から受けた事故調査報告書などによると、前日の事故は「ハイブリッドモーターカー」リチウムバッテリーで火災が発生したと推定している。このモーターカーはディーゼルエンジンとバッテリーをそれぞれ選択して運行することができる。ディーゼルエンジンモードを選択すると、バッテリーが遮断される。 逆にバッテリーモードを選択するとディーゼルエンジンが止まるという。

モーターカーが水西車両基地に復帰する途中、「バッテリー異常」警告灯が点灯した。 作業者はエンジンを切ってから再起動したが、同一現象が繰り返され「エンジンモード」に切り替えて運行した。その後、バッテリーから煙が出て火災につながった。消防当局が出動して火災を鎮圧しようとしたが、火が消えなかった。 公社と消防当局は、モーターカーを車両基地に移動させ、バッテリーを水槽に完全に浸すことでようやく鎮火できた。 ソウル交通公社が運行するモーターカー57台のうち33台にリチウムバッテリーが入る。

キム市会議員によると、市民が搭乗する一般電動車にもリチウムバッテリーが入る。 1~8号線436編成に484個のリチウムバッテリーが入っている。 このバッテリーは電動車のエンジンをかける時、停電など非常時に電源を供給する。

しかし、リチウム火災だけのための対応マニュアルと専用消火装備がない状況だ。 一般火災マニュアルに従って対応するという。 (中略)

公社関係者は「これまでリチウム関連火災が発生しなかった」として「正確な原因を調査し予防対策を樹立するだろう」と話した。
(引用ここまで)


 先月、リチウム電池工場での大火災があった一週間後くらいに、ソウル地下鉄でもリチウム電池由来の火災があったのですね。
 幸いにして客車ではなく、終電後の整備車両。
 ディーゼルとリチウム充電池のハイブリッド車両から火が出たとのことで、最終的にはリチウム充電池をプールにどぶ漬けして鎮火したとのこと。



 一応、この整備車両の同型車はリチウム充電池を使わずにディーゼルオンリーでしばらく運用するとのこと。
 おお、珍しくまともな対応だ。


 今回はたまたま整備車両だったから被害は最小限で済んだものの、同じリチウム充電池をほぼ半分ほどのソウル地下鉄の車両が使用しているとのことで。
 うーん、どうなんでしょうかね。
 危険性があるともないともなんともいえないところ。
 ただ、韓国国内でのリチウム電池関連の火災、多すぎない?

 あんだけ売れているテスラですら、火災のニュースってそれほど見ない。
 事故が起きてからの火災はあるけども、それすらヒュンダイ(ヒョンデ)のアイオニック5みたいに事故って3秒で即炎上みたいなケースは見たことがないです。
 テスラは自動運転失敗での事故はいくつかあるみたいですけどね。

韓国製電気自動車のアイオニック5、繰り返す炎上事故。今度は橋脚に衝突して炎上……ナンバープレートすら残らずドライバーは身元不明に(楽韓Web過去エントリ)

 ……なんかこう、安全制御をひとつかふたつくらい外している感じがするんだよなぁ。
 中国勢に対抗するには安全コストなんてかけちゃらんないってやっている感触があります。

 で、冒頭記事はそのソウル地下鉄の整備車両火災について、またマニュアルもリチウム電池火災に対応する装備もなかったってものです。
 ……いつものことですね。どっとはらい。

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韓国で起きた電池火災の遺族らが「市は飲食・宿泊費をすべて支援せよ!」と打ち切りを表明した市長の執務室を襲撃、公務員が負傷……ははーん、アレだな……

カテゴリ:事故・事件 コメント:(74)
華城市、アリセル死亡者の直系·兄弟の遺族が寝食を31日まで支援(聯合ニュース・朝鮮語)
京畿道華城市がアリセル火災死亡者遺族に対する寝食支援を直系尊卑属と兄弟姉妹は31日、親戚および知人は10日まで支援することにしたと遺族に通知した。

市は関連法律と行政安全部の指針に基づき、支援根拠が不足しており、このような措置が避けられないという立場だ。

これに対し遺族たちと労働市民社会団体などは反発して出た。

華城地域の労働市民社会団体は9日、市庁焼香所前で記者会見を行い「遺族に対する寝食提供を問題解決時まで維持せよ」と市に要求した。

彼らは「今回の惨事被害者の相当数である中国人は相対的に親戚間の絆が深い文化的な特性を持つ」とし「特に中国に比べて物価が高い韓国で過ごさなければならない遺族の特殊性もあるだけに、市は遺族の特性と脆弱性を考慮して今回の事態が解決されるまで遺族に対する寝食提供を維持しなければならない」と主張した。

この日の午前基準で華城市が疎通中の被害者家族は23家族128人と集計された。

彼らは死亡者の配偶者10人、直系尊卑属37人、兄弟姉妹15人、親戚など66人だ。
(引用ここまで)


 華城にあるアリセルの工場内で起きたリチウム電池由来の火災事故で、外国人労働者をはじめとして23人が亡くなっています。
 その遺族らが国外からも来ていたのですね。
 で、「生活基盤がない」ことから、華城市は彼らに宿泊費や飲食費をすべて支払う支援をしてきたのですよ。
 それを「直系・兄弟への支援は31日まで。親戚・知人への支援は9日まで」と発表したのですね。

 なんでも遺族を支援する法的根拠がないそうで。
 だったらセウォル号の時のあれはなんだったんだって話ですが。
 光化門を「セウォル号遺族会」が占拠していた際のソウル市長は韓国左派のドンであったパク・ウォンスンだったので黙認に黙認を重ねていたのですけどね。
 ちなみに楽韓さんは占拠の実質的初日になるハンガーストライキがはじまった時にちょうど居合わせています(笑)。


 で、検索してたら動画が見つかってしまったので共有しておきましょうか。



 1時間14分30秒くらいからと1時間18分20秒くらいから揉めはじめています。
 あと市長室の扉を叩きはじめるのが1時間29分くらいから。このあたりはすでに警察官の姿が見えますね。

 で、この市長室襲撃の際に4人の公務員が負傷したと。

華城リチウム電池工場火災 遺族らが市長室に乱入、市職員4人けが(朝鮮日報)

 できることならセウォル号遺族会のようになって、世論を動かしたいのでしょう。
 「虐げられた遺族たち」って演出をするにはおいしかったと。
 「彼らを支援している労働市民社会団体」も一緒にいたとの話なので。
 ま、そういうことなのです。

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大火災を引き起こした韓国企業のリチウム電池、納入先の韓国陸軍でも爆発していた

カテゴリ:事故・事件 コメント:(58)
韓国陸軍に納品したアリセル電池3回爆発…「リチウム爆弾並み」(中央日報)
リチウム爆発火災で31人の死傷者が発生した京畿道華城(キョンギド・ファソン)アリセル火災事件に関連し、エスコネクト・アリセルが国軍に納品したリチウム一次電池が保管中に3回爆発していたことが把握された。使用・保管中の軍納リチウム電池が爆発した事例が数十件にのぼるうえ、2019年には242億ウォン(約28億円)の財産被害が発生し、「リチウム電池でなくリチウム爆弾」という指摘も出ている。

国防部が国会国防委員会所属の秋美愛(チュ・ミエ)議員室に提出した「最近5年間の軍納リチウム電池破裂現況」によると、2019年7月から今年6月まで陸軍だけで計31件のリチウム電池破裂(爆発)事故が発生した。破裂事故31件のうち25件は品名BA-6853AKという再充電不可式一次電池で発生した。

BA-6853AKは近距離FM無線機PRC-999Kに使用される電池。中央日報の取材の結果、エスコネクト・アリセルが納品した軍納電池も2022年に2回、23年に1回、保管中に爆発したことが把握された。

2022年は7月12日、14日に装備使用前に、23年は2月8日に新品保管中に破裂した。事故が発生したエスコネクト・アリセル電池はすべて2018年10月に生産されたものだった。3回の破裂事故が発生した陸軍を除いた残りの海軍、空軍、海兵隊では過去5年間にリチウム電池の爆発事故はなかったが、アリセルは2023年4-6月期にも陸・海軍・医務司令部と6万3277個のBA-6853AKを契約、納品した。

国防部軍用電池安全管理指針によると、軍用電池破裂(爆発)は保存または使用中の電池内部の化学反応による圧力の急激な増加で安全排気装置または別の部位が裂ける現象をいう。裂けてセルの内容物が出てくるケースも含む。

リチウム電池の破裂(爆発)は莫大な財産被害にもつながった。2019年に計4回の一次電池爆発事故が発生したが、12月30日の世宗(セジョン)陸軍軍需司令部総合補給廠リチウム電池爆発火災で242億ウォンの財産被害が発生し、2021年にも保管中の爆発で3億4000万ウォンの財産被害があった。


 先日、大火災を起こしたアリセルのリチウム電池工場の記憶はまだ新しいところです。
 その工場で作られていたリチウム一次電池は、一般的な用途ではカメラとかヘッドランプに使われるものとなっています。CR123Aとかですね。
 アリセルの場合は、主たる納入先は軍の無線装置等なのだそうですよ。
 通常の電池よりも保ちのいいリチウム一次電池にとっては大口顧客といえそうですね。

 さて、その軍に納入したリチウム一次電池がばかすか爆発しているとのことで。
 まあ、製造工場であんな爆発やら、過去にも何度かの火災を起こしていれば当然というべきか。


 なんでもこのサイズのリチウム電池が爆発しているそうですよ。

240710c.png

 それも複数回。
 画像を見ると手のひらサイズで奥行きも数センチあるものっぽい。
 このサイズのリチウム一次電池が爆発……か。

 アリセル社のものではないのですが、陸軍ではリチウム一次電池が爆発して242億ウォンだの3億4000万ウォンだのの規模で焼失事故が起きているとのこと。
 ……あんまり、自衛隊とかアメリカ軍では聞いたことがない話ですね?

 検索してみても日本ではリチウム充電池を使ったモバイルバッテリーが発火した、ってニュースくらいしかないですね。
 いや、それが普通なのか。
 さすがGalaxy Note 7で大ネタを作ってくれた韓国だけのことはある、って話ではあるのかな。

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