[アンカー] イ・ミョンバク政権時代の無理な海外資源開発事業の問題点、複数回お届けしています。今日(26日)政府が点検結果を発表したが、2003年から昨年までの公企業3社が出した損失がなんと16兆ウォンに達しました。収益率を過大評価したり、ブローカーが介入した状況も捕捉されています。
ソンジヒェ記者です。
[記者] 韓国ガス公社は、2009年からカナダのシェールガス田を開発する事業に2300億ウォンを投資しました。
評価額よりも高く買うなどした決定過程は、わずか8日間で行われるという状況でした。
ガス公社は、投資だけで1700億ウォンの評価損を抱えていると推定されます。
産業通商資源部は、当時ガス公社社長と高校の先輩後輩の仲である韓国側のブローカーが取引に介入した情況を捕捉したと明らかにした。
パク・キヨン/産業通商資源部エネルギー資源政策官:「社長と個別、正式に出会った回数だけでも10回に達するという点、このような状況証拠を見たときに、ガス公社内部の投資戦略が事前にさらされた可能性(があります。) 」
鉱物公社は、2008年のメキシコボールレオ鉱山を買収し、事業性の検討が不十分で1兆3000億ウォンの評価損を見ました。
石油公社の収穫事業損失額も2兆7000億ウォンに達します。
これらの公企業3は、2003年から2017年末までに51カ国、169の事業に41兆ウォンを投資して15兆ウォンだけ回収しました。
損失額は16兆ウォン、負債も52兆ウォンに達しました。
全体の投資の半分以上は、李明博政権下において行われました。
海外資源開発革新TFは不良事業を非公開に売却するなど、強度の高い構造調整に乗り出すことを勧告しました。
(引用ここまで)
「資源外交」といえばイ・ミョンバク時代に行われていたものが大半のように思われていますが。
実際にはノ・ムヒョン時代のものもけっこうあるのですよね。おそらくそのあたりはスルーされるのでしょうが。
でもまあ、ざっくりと半分以上はイ・ミョンバク政権時代に行われたと言ってよいでしょうし、もっとも積極であったのもイ・ミョンバク政権時代。ついでにいえばおそらく負債を抱えまくっているのもこの頃のものでしょうね。
イ・ミョンバクが大統領であった2008~2012年頃は原油、ガス、鉱物といった資源がほぼすべてと言っていいレベルで高騰していて、原油なんて1バレル200ドルになるんじゃないかっていわれていたほどです。
リーマンショックまでは、ですけどね。リーマンショック後は再高騰してましたけども。
そんな状況下ですから、資源保有国はうはうはの左団扇。
油田、ガス田に関してまともなものは出ないに決まっているのに、イ・ミョンバクが「購入する資源の20%を政府所有のものから確保するのだ」と大号令を出したものだから買収せざるを得なくなったというのが実際のところです。
時期が最悪だったので、入手できたものも最悪のレベル。
わざわざ現地政府が「これは買うべきではない」とまでアドバイスしてくれたものまで買ってましたからね……。
楽韓Webではその敗北の歴史をまとめてあるのでそちらもごらんください。
韓国資源外交、その敗北の歴史を一覧にしてみた
以前から楽韓Webではイ・ミョンバクの資源外交のデタラメさには注目していたのですが、ムン・ジェイン政権がイ・ミョンバクに対して意趣返しをしていることもあってその実態が解明されつつあります。
とりあえず、現状で損失は16兆ウォン。負債は52兆ウォン。
これを全部損切りできるのかなー?
記事中の「ウリへの分配」をそのまま描いているような先輩後輩の癒着なんかも面白そうなところです。
我ながらなかなかの着目力ではないでしょうかね。
石油の帝国スティーブ・コール
ダイヤモンド社
2014/12/18
石油と日本―苦難と挫折の資源外交史―(新潮選書)
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石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門