「ナッツ・リターン」事件で社会的非難を浴びたチョ・ヒョナ元大韓航空副社長が、常習的に国税を滞納し、自宅が差し押さえられたうえ、裁判所に強制競売開始決定事件まで受理されたことが分かった。
18日、女性月刊誌『ウーマンセンス』によると、チョ元副社長は国税を常習的に滞納し、4回にわたり自宅を差し押さえられたという。
問題の自宅はソウル・江南区道谷洞にある高級マンション「ローデンハウス」で、33世帯の「イーストヴィレッジ」と19世帯の「ウェストヴィレッジ」で構成されている。チョ元副社長は、1フロアに1世帯のみの「ウェストヴィレッジ」の一室に2018年9月、保証金30億ウォンのチョンセ(保証金型賃貸)で住み始め、2020年6月に45億ウォンで購入し、現在も居住中だ。
該当の住戸は部屋5つ、浴室3つの構造で、専有面積は244.66平方米(約74坪)、共有面積は298.43平方米(約90坪)。この場所にはかつてカカオ創業者のキム・ボムス未来イニシアチブセンター長が住んでおり、現在は女優ヨム・ジョンアが居住しているという。 (中略)
現在、チョ前副社長の自宅の強制競売請求金額は明らかになっていないが、2023年1月当時、同じアパートの他の世帯競売物件の鑑定価格が47億5000万ウォンである点を先送りしてみると、50億ウォン未満であると推定される。
(引用ここまで)
ナッツリターンで有名になった、「ナッツ姫」ことチョ・ヒナ。
当時、日本でもだいぶ激しく報道されていましたね。
韓国における「甲乙葛藤」、いわゆるカプチルがどれほどひどいのかを知らしめた事件でしたね。
この件で航空法違反に問われ、一時期収監されていましたがその後に執行猶予がついて釈放。
楽韓さんは「しれっと復帰するか、子会社の役員にでもなりますよ」って話をしました。
4年後には楽韓Webでの予言通りに経営に復帰しようとしたのですが、さすがに社会が許しませんでした。
そして2019年には韓進グループの長であったチョ・ヤンホが亡くなり、おなじみの後継者争いがあったのですが、ナッツ姫さんはそれに敗れます。
その後はどこに行ったのかもしれぬ存在になっていたのですが。
2023年には改名していたとの話が出ています。
「チョ・ヒナ」の名前は悪名として轟きすぎていたのでしょうね。
で、今回は国税滞納で自宅が競売にかけられることになった……と。
現在は俳優のヨム・ジョンアとかいう人が住んでいるそうですよ。
いやぁ、なんというか下世話ですね。タレントがどこに住んでいようと知らせるなよって話なんですが。
まあ、韓国ではこうした「芸能人○○は高級住宅のどこそこに住んでいる!」っていうのはひとつの娯楽なのでなんの問題もないのでしょう。
昼のエントリで書いたように「芸能人の不動産収益ランキング!」みたいな番組が軽々に作られてスナック菓子のランキングくらいの気軽さで放映されるので。
そもそもこのマンションもゲーテッドコミュニティなので問題ない。
後継者争いに負けて、改名して、かつ国税滞納で所有物件が強制競売。
しかしまあ、「ナッツ姫」も落ちぶれたもんだなぁ。
財閥の子女でもこんなんなることがあるんですね。
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中味は長編記事。最新の記事は「 イ・ジェミョン大統領、就任と同時に報復を開始! 」となっています。
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