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カテゴリ:ナッツリターン&水かけ姫の記事一覧

ナッツリターン:ナッツ姫に「快適な獄中生活」を保証しようとしたブローカーの正体はなんと!

大韓機騒動ナッツ姫 メディアリンチを受け対人恐怖症を患う(SAPIO)
 超格差社会にあえぐ韓国国民にとって、財閥叩きは日頃の不満を噴出する格好のガス抜きである。大韓航空の元副社長チョ・ヒョナ氏(40)が起こした昨年12月の“ナッツ・リターン事件”。同氏は「ナッツ姫」とも呼ばれたが、日本では忘れさられようとしている一方、韓国では依然過熱報道が続く。

 まず非難が殺到しているのが、今年5月に143日ぶりに釈放された(一審で懲役1年の実刑判決が下るも控訴。高裁で懲役10か月、執行猶予2年に減刑)チョ・ヒョナ氏の生活について。

 7月29日、大韓航空を傘下に持つ韓進グループが、チョ・ヒョナ氏の獄中の生活環境に特別待遇を図ろうとし、ブローカーを通じて拘置所に“請願”を出していた事実が明らかになったのだが、これにメディアが飛びついた。

 ブローカーには、見返りとして、韓進・レンタカーの整備事業権を受け取った嫌疑がかかっている。なにより驚くのは、このブローカーの正体が228名の死者を出した大韓航空グアム墜落事故の遺族会代表を務めていた人物という点だ。この人物はグアム墜落事故が起きた1997年当時、大韓航空から約3000万円相当の金品を受け取った罪で懲役刑を科されている。

 端的に言うと会社側の意に添って動くよう買収された訳だ。遺族会の代表が、財閥の手となり足となり20年来も“従僕関係”を築いている姿からは、韓国社会の歪みが透けて見えてくる。

 なお、韓国の韓進グループ叩きは、9月に入って一層熱を帯びている。1日には、チョ・ヒョナ氏の父親である韓進グループ会長チョ・ヤンホ氏が、政界との癒着を指摘され検察に出頭した。チョ会長が検察に召喚されたのは、1999年の脱税疑惑以来16年振り。“ナッツ・リターン事件”の余波で、民意が韓進グループ叩きを“国是”としているため、検察としても動きやすかったのだろう。

 釈放されたとはいえ、事件以降、メディアリンチを受けたせいかチョ・ヒョナ氏は対人恐怖症を患ってしまったそうだ。
(引用ここまで)

 以前にもあった快適な獄中生活を送らせるためのブローカーの話がちょっと面白いですね。
 グアムでの大韓航空機墜落事故の遺族会代表が、3000万円を個人的に受け取って有罪判決を受けていて、さらにいつの間にやら財閥の狗と化していたっていう。
 遺族会というのは名前だけで、一種の圧力団体。言ってしまえば事故をきっかけにした労働争議なのですよね。
 「静かにしてやるから金をよこせ」っていう。
 李氏朝鮮からの伝統ともいえる両班へのたかり根性なのです。
 ちなみに飛行機が遅延したら、ここぞとばかりに空港で騒ぎ立てるのも同じたかり根性の発揮といえるでしょうね。
 ちなみにカンボジアでそれをやりすぎて、飛行機に置いていかれたっていう事件もありました(笑)。

 逆にいえばコネ社会であるということが分かりますよね。
 どんな形でもいいから、コネさえつけてしまえばなんとかなる。うまく立ち回れば財閥の狗として、そこそこいい暮らしを送ることができるなんていう韓国社会の面白さというか、前近代的な部分が見えてきます。
 こういうことがあるから「わたしは大統領の地下資金を一手に引き受けているのだ」なんて詐欺話がリアリティをもって扱われてしまうのでしょうね。

ナッツ姫収監のターン → 監獄ブローカーを召喚! → 快適な獄中生活でターンエンドだ

【萬物相】快適な刑務所暮らしを提供する「監獄ブローカー」(朝鮮日報)
「ナッツ姫が拘置所で不自由しないよう、商品券渡した」(朝鮮日報)
 大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長がいわゆる「ナッツ・リターン」事件で拘置所に収監された際、韓進グループ側に対し「拘置所生活で不自由しないよう便宜を図る」と持ち掛け、対価を受け取ったとしてブローカーの男(50)が逮捕された件で、ソウル南部地検は男から「韓進側の依頼を受け、拘置所の関係者に数百万ウォン(数十万円)相当の商品券を渡した」との供述を得て、捜査に乗り出したことが、4日までに分かった。

 男は検察の取り調べに対し「今年2月初め、趙前副社長が一審で実刑判決を受けた後、韓進側から先に連絡があった」として、上記のような供述をしたという。だが、韓進側は「拘置所生活に関連して便宜を図るよう男に依頼したことはなく、男がしたことは(韓進)グループとは無関係だ」と主張した。
(引用ここまで)
 いわゆる「ナッツ・リターン」事件で物議を醸した大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長の刑務所生活で便宜を図る代わりに事業利権を手にした「監獄ブローカー」が検察に摘発された。1997年の大韓航空機グアム墜落事故の時、遺族対策委員長をして大韓航空側から金銭を受け取って拘束された人物だという。誰がロビー活動を受けたのか、検察が見極めなければならない。これを機に「監獄ブローカー」の一斉取り締まりを実施し、こうしたことを根絶してほしい。犯罪者を生まれ変わらせて社会に送り出す刑務所で、違法や不正がまかり通ってはならない。
(引用ここまで)

 ああ、普通。
 楽韓Webでナッツリターンの話題が出てから何度も語っていますが、財閥の長といえば李氏朝鮮の両班と同じ。
 両班といえば、なんだってできるというのが当然です。

 もちろん、時代が下っているので以前よりは権力はなくなっていますけどもね。
 以前であれば、大宇の会長のように4兆円を持ち逃げしても捕まらなかった。
 捕まったとしても大赦でさっさか釈放。

 それに比べたら「獄中生活を快適なものにする」なんて普通。
 当然に過ぎますね。

 看守に便宜を頼むために、多額の現金を包んで交渉するブローカーがいてもなんの不思議もありませんね。
 昨日や今日に腐敗度数が低くなったわけでもないのですから。

 パク・クネはこういった「非正常」をまともにしようとして、公約で「非正常の正常化」を唱えたのですが。
 SKをはじめとした財閥会長を特赦することで元の木阿弥になりそうです。 


 

ナッツリターン:執行猶予判決からたった一ヶ月でナッツ姫の復帰を示唆

【記者手帳】韓進会長、ナッツ姫経営復帰示唆でひんしゅく(朝鮮日報)
 「もうこんな言葉が出てくるの? 国民に嫌われそう」「裁判もまだ終わっていないのに、反省文はどこに行ったの?」「どんな専門性? 客に横暴に振る舞う専門性を生かしてやるということ?」

 18日、インターネット上にはこうした批判的なコメントが少なくとも1000件近く書き込まれた。韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長が先ごろ、フランス・パリで韓国人記者らと会った席で「3人それぞれの役割と専門性を最大限に生かす」と述べ、子女の経営参加と経営権継承に言及したことを受けたものだ。

 趙会長の3人の子女のうち、長女である趙顕娥(チョ・ヒョンア)大韓航空前副社長は、自社機内で客室乗務員のナッツの出し方に怒り同機を引き返させて離陸を遅らせた、いわゆる「ナッツリターン事件」の責任を取って昨年末に経営から退いたため、現在、長男の趙源泰(チョ・ウォンテ)大韓航空副社長と次女のチョ・ヒョンミン同社専務だけが経営に携わっている。そのため、趙会長がわざわざ「3人」とことわったことに対し「趙前副社長の経営復帰を示唆したもの」との見方が広がっている。

 趙前副社長は先月22日、ソウル高裁で懲役10月、執行猶予2年の判決を言い渡された。高裁は執行猶予を付けた理由について「被告が反省しており、全ての役職から退いたことなどを考慮した」と説明していたが、判決から1カ月もたたないうちに本格的な経営復帰をほのめかす発言が飛び出したのだ。

 ある大企業グループの社長は18日、記者に対し「趙会長が本当にそんなことを言ったのか」と問い返した。つい最近まで、韓国財界は趙前副社長のナッツリターン事件で世論の批判が高まり逆風にさらされたため、そんな悪夢が繰り返されるのではないかとヒヤヒヤしている様子だ。

 実際に、財界では趙会長の発言に対し「判決から1カ月もたっていないのに、父親としての情に勝てず趙前副社長の経営復帰を示唆したのは拙速ではないか」との指摘が多い。ネット上でも「まだそういう時期ではない」という声が圧倒的だ。中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの流行の影響で消費が冷え込み、ただでさえ経済状況が厳しい中、言葉に十分注意する必要があるだろう。
(引用ここまで)

 分からないでもないというか、韓国の財閥会長の立場としては当然こう思うでしょうね。
 「貴族である我々がいつまで反省しなければならないのだ」と。
 比喩でもなんでもなく、財閥の長というのは韓国では貴族なのです。
 10大財閥が韓国経済の75%を牛耳っていて、雇用はわずか4%。
 そのピラミッドの頂点に存在している財閥会長とその娘ですから。意識としては当然こうなるのですよ。

 なにをしてもいいし、なにをしても許されるはずだと。
 ちょっと反省したフリをして、車椅子に乗って法廷に出ればすべてが精算されるのだと。
 実際にパク・クネが大統領に就任前はなにをしても特赦で犯した罪自体がなくなっていたし、たとえ有罪判決が出てもすぐに仮釈放でうやむやだった。
 民主主義国家としてはどうかと思いますが、現代の両班である彼らはそういった恩恵を受けて当然という韓国の文化背景があったのですよね。

 ただ、パク・クネが就任からこっち行った数少ない実績が「財閥の会長社長であろうとも罪を犯したらそれなりの扱いをする」ということなのですよね。実際に財閥会長が収監されてもすぐ仮釈放が当然だったのに、それすらやっていません
 ちょうどそのさなかに起きたのがナッツリターン事件だったので、「今度こそは奴らを罰することができる!」っていう空気が生じて、復讐ともいえるほどのバッシングが起きたわけですよ。
 ただ、彼らはあくまでも貴族ですから。
 そういう一般に広がる空気を読めていないのでしょうね。


ナッツリターン:控訴審で執行猶予つきに減刑!

ナッツ事件、二審は執行猶予=実刑判決を破棄、即時釈放-韓国(時事通信)
争点となった航路変更罪について一審は、検察側の主張を認め、離陸前の地上での移動も「航路」と認定。しかし、高裁は「滑走路に入る前は危険性も低く『航路』に当たらない」と判断。被告の主張を受け入れ、無罪と判断した。

 また、高裁は「被告の行為が航空機や乗客の安全に与えた影響は軽微だ」と指摘。さらに「一、二審の裁判過程、家族と離れた期間に、自身の行為がなぜ犯罪か、被害者をいかに傷つけたかについて真剣に反省したように見える」と述べ、一審の実刑判決を減刑した。

 控訴審で被告側は、一審で有罪となった業務妨害や強要罪については争わない姿勢に転じた一方で、航路変更罪などでは改めて無罪を主張。検察側は一審での求刑と同じ懲役3年を求めていた。
(引用ここまで)

 「航路変更罪にはあたらない」ということで、韓国では離陸前になにか騒ぎを起こして飛行機をターミナルに戻したとしても航路変更ではないという非常に危険な状況となりました。
 この際、定義をしっかりしておいたほうがいいと思うのですけどね。どこからが航路なのかって。

 世界を見ても同じような法律はほとんどの国であるのですが、さすがに「副社長が権力を使って離陸前の飛行機をターミナルに戻す」なんていうことは想定されていないでしょうけどね。
 機長がそんな風にして唯々諾々と引き返すなんてことも他の国ではないだろうしなぁ。
 そもそもがハイジャックとか、離陸後のアルコールで酔っ払って暴れたとかそういうことを想定した法律ですから。

 ま、いろんな意味でオリジナリティが高い、スーパーハイコンテクストな事件であったとは思いますわ。


 

ナッツリターン:CAによるアメリカでの正式裁判が開始。「ナッツ姫のために特別講習が行われるほどだった」

ピーナッツリターン乗務員 "ロイヤルファミリーの特別教育を受けた"(KSB/朝鮮語)
「チョ・ヒョンア元副社長を適切に迎えるために、事前に「ロイヤルファミリー応対特別教育」まで受けた 」

いわゆる「ピーナッツ引き返し」当時ピーナッツをサービングしたキム・ドフイの客室乗務員の主張である。キム・ドフイ乗組員のチョ・ヒョンア元副社長との航空相手にした損害賠償訴訟を引き受けた米国法務法人が米国の日付に22日、ニューヨークのクイーンズ郡の連邦裁判所に正式告訴状を提出したと明らかにした。先月9日、裁判所に告訴をすると通知する召喚状を提出した一ヶ月半ぶりのことだ。

■「音楽の音量・スープの温度まで特別教育」
告訴状でキム乗組員は、ロイヤルファミリー応対特別教育が、昨年12月5日に予定されていたチョ元副社長搭乗をすぐに控えた2日と3日の2度、ファーストクラスに割り当てられている自分に約4時間と1時間、計5時間をかけて行われたと説明した。特別教育はチョ元副社長の個人的な好みに焦点が合わせられた。チョ元副社長に使わなければならない言葉とかぶらないようにすると言う、バッグはどこでどのように保管するか、飛行機で音楽を聴くときの音の大きさ、スープをサービングするときに最適の温度など細かい内容が含まれた。これとは別にキム乗組員と他の乗組員は、チョ元副社長の前搭乗時の記録と報告書も読まされ、続いてチョ元副社長にどのような状況でどのように行動すべきかを実証するロールプレイまで参加した。このロールプレイでは、チョ元副社長を至近距離で補佐する理事評価も含まれた。
訴状はまた、キム・ドフイ乗務員がチョ・ヒョンア元副社長から任意の精神的肉体的暴力を受けたのかを示すために、ピーナッツ引き返し当時の状況も詳細に記述した。知られているマカダミアナッツを皿に入れず、袋に入れたままサービングすると​​マニュアルを持って来いと言われ、タブレットコンピュータに保存されていたなんと900ページに及ぶマニュアルで「ピーナッツサービング」の規定を簡単に見つけることができず、キム乗組員とパク・チャンジン事務長が途方に暮れた当時の状況が描かれた。怒ったチョ元副社長は、乗組員専用エリアに設置されてプラスチックフォルダに入れられた10ページから成る情報誌を持ってこさせて、パク・チャンジン事務長と一緒にひざまずいて頭をつけたキム乗務員に、その情報誌の束で顔や胸を繰り返し平手打ち、荒く引っ張り隅へ押のけるなどの暴力を加えたというのが、キム乗組員の主張である。その過程でチョ元副社長が悲鳴を上げたように大声で怒って女性を卑下する言葉を含む悪口を続けたと語った。キム乗組員を降ろすために飛行機が引き返していた間に、他の乗組員が持って来たピーナッツの規定を確認した後、チョ元副社長がパク・チャンジン事務長に矢を返し、最終的にパク事務長もが降りるまでの全過程が供述された。

■「身体的・精神的な苦痛。トラウマで各種心理疾患」
告訴状のキーポイントはこれらの暴力的好意によってキム乗組員が当時の飛行コースから身体的苦痛はもちろんのこと、深刻な精神的苦痛を受けた上に今日までそのトラウマが原因で様々な心理疾患に苦しんでいて、生涯を捧げてきた乗組員としての名声とキャリアも取り返しのつかないまでの損傷を受けたために、チョ元副社長とその代理責任がある大韓航空に損害賠償を請求するという内容である。
法理的違反として傷害、侮辱、故意・放任的感情的な損傷、不法行為など5つの項目を提示して、補償的、懲罰的損害賠償がある必要があると主張したが、訴訟金額は明らかにしませんでした。裁判所の判決に従うものとしている。

■キム乗組員側弁護団「陪審員裁判」の適用
キム乗組員側弁護団は、この訴訟を陪審員裁判とすることを申請した。キム乗組員側としては陪審裁判が有利である。この戦いは強者と弱者の構図であり、また懲罰的損害賠償という、つまり悪意的反社会的行為による損害賠償の場合、金額がはるかに大きくできる米国のユニークな損害賠償制が適用可能であり、また果たしてこの事件自体が米国の裁判所で扱われることの是非や事件そのものに加えて、厳しい法律的議論の余地があるからである。
このような面を認識したように、キム乗組員側はこの事件が大韓航空という巨大企業のロイヤルファミリー、すなわち強者と弱者である雇用された乗組員との間の戦いであることを強調している。キム乗組員側法務法人は先月9日に事前告訴状を提出した後、チョ元副社長や大韓航空側で問題を解決するための提案をしてこなかったために正式に告訴状を提出したと報道資料を通じて明らかにした。大韓航空は、その代わりに力のある大型法務法人を代理人として選任したというものである。チョ元副社長との航空側が高価な弁護士を雇って事件そのものに対する防御だけでなく、米国内での訴訟を遅延させるための様々な手段を動員するだろうと予想した。チョ元副社長が裁判の過程で後悔して反省する姿を見せているが、韓国の裁判所でさえも真正性を疑っているのではないのかと反問した。最後に文明社会でいくらお金を多く、そして権力を持っている人であったとしても、人間の基本的な快適さは保たなければならないとキム乗組員を奴隷のように扱ったことに対してチョ元副社長に責任を問わなければならないという言葉でプレスリリースを終えた。
この訴訟が果たして米国の裁判所で扱われることが事件なのかの議論がある。韓国国籍の航空機内で行われたことだからである。キム乗組員側は訴状においてこの事件がニューヨークJFK空港で起こったことは当然のこと、大韓航空が米国に法人登録した企業であり、多くの国際便を運用しており、米国のいくつかの都市に就航しているという点も強調した。論議を勝ち抜くための準備をしているという意味である。

■大韓航空 "ファーストクラスの乗客のためのカスタムサービスの一環"
大韓航空側はキム乗組員側の主張に対し、特別教育はファーストクラスの乗客のためのカスタムサービスの一環だったと説明した。チョ・ヒョンア元副社長がロイヤルファミリーだからではなく、ファーストクラスの乗客という次元で事前準備が進められたということだ。また、事件当時の客観的な状況は韓国の検察の調査過程また、1審の判決文に正確に明示されているが、キム乗組員側が事実関係を誇張して表現している。キム乗組員側法務法人の一方的な主張が込められた主張内容公開は、裁判を有利に進めていこうという意図しかみることができないと付け加えた。
大韓航空側は韓国でのチョ・ヒョンア元副社長の裁判が最終審を待っている状態であるので、最終審判決後にキム乗組員を含む被害者と具体的な合意手続きに入ることが適切であると判断したと述べた。
キム乗組員側の訴訟も民事上の損害賠償であるため合意はいつでも可能である。しかし、状況の展開のための新たな事実が明らかにされ、陪審員裁判では懲罰的損害賠償提起...合意プロセスはより急峻になったように見える。
(引用ここまで)

 3月に事前告訴状が提出されていたCAのキム某によるアメリカでの提訴が本決まりになった模様。
 で、そこで「キム・ヒョンア副社長をお迎えするにあたっての特別講習」があったという事実が暴露されていました。

 何度も何度も「韓国における財閥の子女は貴族……というよりは両班の子女と同じ」という話をしてきましたが、まさにその実際例であるといえるでしょうね。
 音楽の音量くらいはまあファーストクラスであれば分からなくもない話ですが。
 スープの温度まで「カスタマイズ」されていたっていうのはまさに貴族のそれ、ですね。
 あ、両班といえども「豪華な食事」はできていなかったのでこのあたりはちょっと違うということで。両班の料理って基本的に「山盛り」なので。

 まあ、あたかも貴族であるというような扱いがあってもいいのですし、まあそれを要求するだけの財力があるのでしょう。
 でも、 だからといって奴隷のような扱いを一般人にしてもいいというわけではないのですよね。

 とここまで書いてきて「ああ、これがいわゆる文化の違いだな」と思い当たりました。 
 韓国ではそれが通用するのでしょうが、アメリカでそれが通用するかどうか。これはちょっと面白い訴訟になるかもしれません。



ナッツリターンのチョ・ヒョナ、アメリカでCAに民事訴訟を起こされる



 小さい画像ですが、このほぼ中央にいる毛玉みたいなのが大韓航空元副社長のナッツ姫ことチョ・ヒョンアです。
 ざっくりと韓国マスコミの報道も見てみたのですが、AFPのそれとほぼ同じで「民事訴訟で訴えられた」「訴状がきていないのでコメントできない」「賠償金の請求額は不明」なので引用しません。

 あ、それでも賠償に関して韓国で1億ウォンずつをパーサーと、このCAに供託しているっていう話はありましたね。
 だけども、「供託金を受け取るか否か」以外の交渉に大韓航空が応じなかったので訴訟した。JFK空港で起きた事件なので属地主義でアメリカで訴訟したとのこと。
 タブを切ってしまってどこの報道か分からなくなってしまったのですが。

 刑事事件としては韓国で裁かれたのは、船と一緒で搭乗したらその機内は属している国の領地っていう扱いなんじゃないでしょうかね。
 ま、てきとーにいま考えただけなので眉唾で聞いてくださいな。

 懲罰的賠償金が課されてもしょうがない。
 いけすかない貴族(的存在)の転落物語っていうのは、いつも民衆にとっては最高のエンターテインメントですから面白おかしく伝えられるんでしょうね。


ナッツリターン特別法制定、財閥の家族は5年間企業に戻れなくなる

韓国“ナッツリターン”事件の影響で特別法制定へ、別名「趙顕娥法」―中国紙(レコードチャイナ)
韓国の国会議員からはこうした特権の乱用を禁じる「大型企業道徳管理特別法案」が今月末にも提出される見通し。草案によれば、大企業経営者の家族が有罪となった場合、本人は少なくとも5年以内は当該企業で働くことができなくなるという。きっかけとなった事件から別名「趙顕娥法」とも呼ばれている。
(引用ここまで)

 職業選択の自由を悠々と奪っていく……か。
 近代国家がモラルとして守るべき部分を飄々として打ち破っていきますよね。
 日本やアメリカにできないことを平然とやってのける。
 まあ……別にシビレもしなけりゃ、憧れもしませんが。いや、シビレはするかな。悪い意味で。

 こんなもんは企業本体のモラルに任せておけばいいんですよ。
 上場企業なら株主訴訟もできますし。
 これが公社や公務員で業務に関してやったことであれば、関連企業に就職できないっていう法制はまだ納得できなくもない話ですけども。

 韓国の国民感情的にはこの法案は通ってしまうのでしょうね。
 というか、阻止はできないでしょう。
 法案提出をしているのはセヌリ党の議員だそうですが、野党議員といえどもこの法律に反対するとなれば国民から糾弾されることになるでしょうからねぇ……。

 もうひとつの見所は、この法律が成立したとして実際にチョ・ヒョンア本人に適用するかどうか。
 すなわち、遡及法とするのかどうか。
 適用される側にとって利益になるものであれば遡及法もありなのですが、今回はそういうわけでもなく。

 ま、韓国では遡及法に対してハードルがとてつもなく低いので、やってもなんの不思議もないです。
 むしろ「チョ・ヒョンアがきっかけになったのに、本人に適用しなくてどうする」くらいの勢いでやりそうですね。

 で、最終的にこの法律を適用したままだと具合の悪いことが起きてしまって、特赦でなにもなかったことになる……までがワンセットですね。


ナッツ姫ことチョ・ヒョンア、拘置所でも居心地のいい接見室を独り占め

チョ・ヒョンア、拘置所でも「迷惑女」の悪名……いったいなぜ?(ソウル新聞)

「チョ・ヒョンア拘置所ガプジル論議 '
チョ・ヒョンア拘置所ガプジル論議がふくらんだ。チョ・ヒョンア前大韓航空副社長が弁護人接見室を長時間占め、他の受刑者と弁護人が不便を感じているという証言が出てきたからである。

9日のニュース1などによると、チョ・ヒョンア元副社長が収監されたソウル南部拘置所には女性専用弁護人接見室がわずか2ヶ所しかない。報道によると、 チョ・ヒョンア副社長が応接室2カ所のうち1ヶ所を長時間独占して他の弁護人が依頼人との接見するために待機しなければならない、もしくは大きな部屋を使 うしかないというのだ。

弁護士は、「公開された場所で面接を受けてみると依頼人との重要な会話を交わすことができなかった。表面的な話しかできない」と不快感を見せた。

一部では、チョ・ヒョンア元副社長が応接室を「暇つぶし」のために利用しているのではないかとの指摘も出ている。チョ・ヒョンア元副社長が指定された部屋で生活せずに接見室を休憩室のようにして使っているのではないかということだ。

ある弁護士は「通常は弁護士が最初に接見室に到着した後、看守が囚人を呼んで一緒でなければ入れない」とし「チョ・ヒョンアの弁護士が来てもいないのに、 他の(依頼人)弁護士が来ている状況で右の部屋を先取りするためにチョ・ヒョンア本人が入っていて、弁護士も伴っていないまま一人で座っていた」と述べ た。

法務部によると、現行の関連法は刑事被告人・被疑者の防御権と弁護人弁護権保障のために弁護人の接見を幅広く可能にしている。これによって面会時間・回数の制限がないので、応接室を「独占」すること自体は法律規定に違反するものではない。
(引用ここまで)
 ガプジル=甲質で、パワハラに近い意味を持ったスラングです。甲というのは甲乙の甲で、契約の上位にいるものと韓国ではされているものですね。
 要するに「甲=上位者」といったところでしょうか。

 コンビニバイトの雇用者が甲でバイトが乙。
 コンビニの会社が甲でフランチャイズが乙。
 コンビニの会社が甲で弁当や海苔巻きの納入会社が乙。
 しっかりとした上下関係の上位者が甲、ですね。

 で、財閥のトップである人間は、もちろんのこと甲のトップ。
 いやがらせである甲質もトップの位置から行う。
 それが拘置所であってもっていう話。

 ま、ありえる話かなと。
 拘置所であろうとも最上位の存在であり続けようとするでしょうし、それ以外の場所を知らないのでそれを当然の行動とするでしょう。
 すでに判決内容を不服として高裁へ控訴しているのですが、この拘置所での態度を見ると、懲役を終えた後か、裁判を終えた後かは分かりませんが、なんらかの形でパーサーやCAに復讐があるであろうことは間違いないところかな。
 例の妹の手によるものも含めて。

新超訳 ゲームの達人〈上〉
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2010-08