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カテゴリ:ナッツリターン&水かけ姫の記事一覧

ナッツリターン:ナッツ姫に執行猶予なしの懲役1年、実刑判決!

カテゴリ:ナッツリターン&水かけ姫 コメント:(20)
大韓航空前副社長に懲役1年の実刑判決 「航路変更罪」適用(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】乗務員のナッツの出し方に激怒し離陸直前の航空機を引き返させたとして、五つの罪に問われた大韓航空前副社長の趙顕娥(チョ・ヒョンア)被告(40)の判決公判が12日、ソウル西部地裁であり、裁判所は「本当に反省しているのか疑問」とした上で、趙被告に懲役1年(求刑懲役3年)の実刑判決を言い渡した。

 航空保安法上の航路変更罪が成立するかが最大の焦点だった。裁判所は判決で「航路変更は空路だけではなく、離陸前の地上まで含まれると解釈するのが妥当」と指摘。トーイングカー(けん引車)に引かれて後進を始めてから再び搭乗口に戻ったのは航路変更にあたるとし、航路変更罪を適用した。韓国で同罪が適用されるのは初めて。

 趙被告側はこれまで「飛行機が移動中とは知らなかった」とし、航空機が離陸していたため同罪にはあたらないと主張していたが、認められなかった。
(引用ここまで)

 おや、執行猶予はつかなかったのですね。
 求刑が3年だった時点で執行猶予がつくものとばかり思っていましたが。

 さすがパク・クネ政権。これでこそ「経済民主化」の成果が出たというものです。
 ……いえ、ポピュリズムの極みだなとか思っていませんよ?
 これで支持率回復したらみっともないなぁとかも思っていませんからね。

 ま、正直なところ「実刑判決が出てもそれはそれでしょうがないな」とは思っていました。
 記事中にもありますが、犯罪を犯した自覚に欠けているのですよね。
 あくまでも悪いのはサービスマニュアルに従わなかったCAとパーサー。そのふたりを降ろしたのは機長の判断。自分は飛行機が走り出していたことすら知らなかった、と。
 そもそも犯罪を犯していない、無罪であるという主張だったのですね。
 上級裁で罪を認めた上で情状酌量って方向に法廷戦略を切り替えないかぎり、このまま棄却されて終わりでしょう。

 その一方で韓国国民のガス抜きという側面でもうまく作用しているんじゃないでしょうかね。
 経済がうまく回らない、大統領はまともに働かない、高齢者も青年層も職に就けない……そんな中、財閥の子女が実刑判決受けて「ざまあみろ」って気持ちになって、多少は「恨」が晴れるってところじゃないでしょうか。


ナッツリターン:懲役3年を求刑後、裁判所前でナッツ姫が晒しものに【画像あり】

検察、‘ピーナッツ回航’ 朝見よ前副社長懲役 3年求刑(KBS/朝鮮語)
<アンカーコメント>
飛行機が移動していることを知らなかった、乗組員がマニュアルどおりにサービスをしていなかった、チョ・ヒョンア元副社長が今日開かれたナッツリターン事件の結審公判でこのように述べました。
証人として出席したバクチャンジン事務長は正反対の言葉をしました。ジョー元副社長が暴行をしたと重ねて証言も行いました。
検察はチョ元副社長に懲役3年を求刑しました。
ホソルジ記者です。
 kyuukei01
「検察、チョ・ヒョナ副社長に懲役3年求刑」

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ナッツリターン:被害者のCAとパーサーが法廷で対立? 「出世したさに偽証した」&「それこそが偽証」

「ナッツリターン」被害女性乗務員「会社からの教授職の話を断った」(中央日報)
ナッツ事件で客室乗務員が初出廷、前副社長の主張に反論(朝鮮日報)
ナッツ・リターン事件 姫と客室乗務員が対峙(たいじ) 父も出廷(YouTube FNNnewsCH)


キムさんは30日、ソウル西部地方裁判所の審理で開かれた趙前副社長とヨ大韓航空常務(57)に対する2次公判に出席した。事件発生後、キムさんが公開的な席に姿を現したのはこの日が初めてだ。

これに先立ち、キムさんは国土交通部と検察の調査の過程で趙前副社長に有利な陳述をし、会社側から教授職の保証を受けたという疑惑が提起された。証人としてキムさんは「昨年12月、会社の関係者が母親に電話で『趙前副社長が家を訪ねて謝罪することを望んでいる』と伝えた。『協力すれば教授職の機会があるのでは』と話した」と述べた。キムさんは「私と母は誠意がない謝罪を受けるつもりはなかった。趙前副社長を避けて4日間家に入ることもなかった」と話した。

またキムさんは「怖くて不安だったのでパク・チャンジン事務長に電話をかけて助言を求めたが、パク事務長が突然、メディアのインタビューで、私が教授職のために偽証したという発言をした」とし「その後、名前と乗務員の服を着た写真など個人情報がインターネットに広まった」と涙声で話した。続いて「以前に戻ることができないのは分かるが、名誉だけでも回復したい」と述べて涙を見せた。
(引用ここまで・太字引用者)
客室乗務員は当時の状況を説明し「趙被告は副社長である以前に会長の家族だというのに、その指示に逆らうことなどできるだろうか。趙被告が私に繰り返し『降りろ』と命令したとき、(私が)窓の外を見たら、飛行機は動き出していた。趙被告の座席は窓が見える位置だったため、飛行機が動き出しているのは分かっていたと思う」と述べた。「飛行機が移動中だということは知らなかった」という趙被告の主張とは逆の証言をしたことになる。

 客室乗務員はまた「会社側から『国土交通部(省に相当)の調査に臨む際には、罵声や悪口、暴行などがあったという話をするな』という指示があった。国土交通部と大韓航空がぐるになっていたという話を聞いて、正直に話すことができなかった」と証言した。 (中略)

 客室乗務員はこの日の公判でも「趙被告が心から謝罪したことはないと思っている」と述べた。
(引用ここまで)

 まだまだ裁判の陳述と収監後、楽しめそうなナッツリターン騒動。
 あ、収監されるかどうかはまだ決まってませんでしたっけ。まあ、初犯だから執行猶予がつくかもっていう話も出ていますが。
 パク・クネ政権のお題目として「経済民主化」と「非正常の正常化」があるので、もしかしたら執行猶予がつかないかもしれません。

 中央日報の記事だと「教授職」となっていて、「大韓航空が教授職を提供できる……ってどういうこと?」となっていたのですが、朝鮮日報の記事を見るとどうやら「CAのインストラクター」という意味のようですね。

 で、中央日報の記事を見ると、CAのキムさんは、もう一人の被害者であるチーフパーサーのパクさんのほうが「インストラクターになれると聞いて偽証をしている」というリークをした人間であると考えている模様。

 このあたりも楽韓Web的には楽しめる部分です。
 CAとパーサーのどちらもが「より強い被害を受けた被害者である」という演出をしようとしているのですね。
 「わたしのほうがよりひどい被害者である」という主張をして、「だから韓国社会はより私の味方につかなければならない」というように世論を誘導する綱引き。
 セウォル号の遺族会がスーパーモンスター化していった経緯を見ても、まず間違いないところでしょう。
 大韓航空がやるとしたら、パーサーとCAを分断してうまいこと被害者同士を対立させることだと思いますが、それが表に出たら叩かれるだろうなぁ……。

 正直、どっちの証言が本当かは分かりません。
 分かり得ないというか。自分とその共同体の得になるためであればどんな嘘でも671倍ほど垂れ流す人たちなので……。
 ついでにいうと「地下鉄火災の現場に関係のない遺骨がばらまかれる」とかいう国だったりするので。
 証言がファクトなのかそうでないのか、見極めに本当に時間がかかるのですよね。



ナッツリターン:供述のすべてが嘘まみれ、ナッツ姫の逆ギレ騒ぎだった

大韓航空前副社長がまたウソ? 航空機移動中と認知(聯合ニュース)
チョ・ヒョナ、航空機が移動中なのを知りながらナッツリターンさせていた(ハンギョレ)

 大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長(航空保安法上の航空機航路変更などの罪で起訴済み)が離陸直前だった自社機を引き返させて機内サービスの 責任者を降ろした事件で、趙氏がこれまでの主張とは異なり、航空機が出発のため移動しているのを知っていたことが16日までに分かった。

 聯合ニュースが入手した起訴状によると、先月5日(米東部時間)、米ニューヨークのケネディ国際空港から仁川に向かう大韓航空KE086便のファースト クラス席に搭乗していた趙氏は、女性乗務員のナッツの出し方が間違っていると責め、「ひざまずいて(サービスのマニュアル)探せと言っている。サービスマ ニュアルもまともに知らないのなら連れて行かない」と怒鳴った。その後、ファーストクラスの入り口まで行き、機内サービスの責任者であるパク・チャンジン 事務長に向かって「飛行機をすぐに止めろ。この飛行機は飛ばさない。直ちに機長に飛行機を止めるよう連絡しろ」と、停止を指示した。

 同機はすでに空港の第7ゲートから誘導路方向へ進んでいるところだった。そのためパク氏が、滑走路に差し掛かっており止めることはできないとして引きと めたが、興奮状態の趙氏は「関係ない、私にたてつくのか、誰に向かっての口答えか」「私が止めろと言っている」などと3~4度大声を上げた。

 これまで趙氏は航空機が動き始めていたか分からなかったと一貫して主張し、航空保安上の航空機航路変更の罪を全面否認してきた。

 趙氏はマニュアルを自分で確認してようやく、女性乗務員がマニュアル通りのサービスを行い、勘違いをしていたのは自分だったことに気付いた。すると、今 度は怒りの矛先をパク氏に向けた。パク氏が最初からきちんと答えなかったために女性乗務員が怒られることになったとしながら、「責任はあんただ、降りろ」 と怒鳴り、パク氏を力任せに入り口の方へ押しやった。 (中略)

 起訴状によると、調査初日の先月8日、趙氏は大韓航空の常務(起訴済み)に電話をかけ、報道で航空法違反の有無が取り上げられているとしながら、最終決 定は機長がしたものだと言い含めた。また、世論の沈静化を図るため、事件は趙氏でなくパク氏によって引き起こされたという趣旨のうわさを、乗務員でつくる 組織を通じて流すことも指示した。常務は指示に従うとし、電子メールで状況を随時報告した。
(引用ここまで)

 キャビンアテンダントのサービスがマニュアル通りのものであったことは既報ですが。
 最初は「チーフパーサーがマニュアルをタブレットPCから見つけられなかったので激怒した」ってことになっていたのですが、実際にはそうではなかったと。
 マニュアルを自分で確認して、CAのサービスが正しかったことを知ったら逆ギレで「すべておまえが悪い!」とパーサーを叩きだしたっていうのが真相だった。
 で、「飛行機が滑走路への向かっていることは知らなかった」としていることも嘘で「走り出していようがなんだろうが知ったこっちゃない」と、機を戻したというのが真相。
 国土部の聴取に対して自分が根回しはしていなかった、常務がすべてやっていたという話も嘘。

 隅から隅まですべて虚偽。
 当初、大韓航空は「副社長はサービスを充実させるための、当然の行動を取っただけである」っていうリリースを発表していましたが。
 いやぁ、ここまでメチャクチャだったとはちょっと想像が及ばない話でした。

 人というのはこういう事件を目にしたときに、自分の中の常識で推し量ろうとしますよね。
 うちもそれは同様で、「財閥の子女は現代の両班」であるという認識はあったのですよ。ですから相当に無理筋を通そうとしていたのであろうということは頭では理解していたのです。  それでも、どうしても自分の中における常識の範囲内で事件を見てしまうもので。

 でも、考えてみたらハンファの会長は自分の息子のけんかにボディーガードを引き連れて出て行ったりしていましたし、ポスコの重役は大韓航空機の中で大暴れしていました
 李氏朝鮮の両班が現代に蘇ったとしたら、このくらいやっても普通なのですよね。

 そういう文化的な背景をちゃんと考えれば「サービスマニュアルを知らないのなら連れていかない」とか、「この飛行機は飛ばさない」みたいな機を私物化しているところまで予想できたはず。……いや、無理かなぁ。さすがにここまでメチャクチャだと。
 まあでも、ウォッチャーとしてはこういう「財閥のトップによる横暴な態度」というものの具体的な事例が入手できてちょっとありがたいです。

ナッツリターン:ナッツ姫、「証拠隠滅を指示していないし、暴力もない!」と容疑否認で法廷闘争に突入

ジョヒョンアが強く否定している4つの...法廷攻防予告(KBS)
国交部調査、趙前副社長にリアルタイムで報告(朝鮮日報)

「ピーナッツ回航」事件を捜査してきたソウル西部地検が7日、捜査結果を発表し、大韓航空チョ・ヒョンア元副社長を拘束起訴した。検察が適用した疑惑は4種類である。航空保安法上の「航空機の航路変更」、「航空機の安全運航阻害暴行」と刑法上の「強制」に「業務妨害罪」である。

検察はさらにチョ元副社長が国土部調査の全過程にわたって介入しており、不正な調査が行われるように妨害したと報告「偽計による公務執行妨害」容疑で追加立件した。

「偽計による公務執行妨害」は、5年以下の懲役又は1000万ウォン以下の罰金刑に処罰される。当初適用が予想された犯人隠避及び証拠隠滅の罪(懲役5年以下もしくは罰金700万ウォン以下)よりも刑量が幾分高い。

しかし、検察の今回の起訴が航空会社の幹部の強圧によるランプリターン(滑走路に移動した旅客機を逆にさせること)という史上初のものであり、熾烈な法廷攻防が予想されている。

特に重要な事実関係にあり、チョ元副社長と会社の関係者が一貫して容疑を否認しており、検察が容易に勝利することは困難な場合があるとの見方も出ている。核心の争点を検討する。

1.「飛行機動くかわからなかった」
チョ元副社長が一貫して否認していることが、パーサーを機から降ろすことを要求する際に飛行機が動くことを知らなかったということだ。

彼女のこのような主張を裁判所が受け入れる場合、航空保安法上の42条(航空機の航路変更罪)の適用が不可能となる。この規定は偽計または威力により、運航中の航空機の航路を変更し、正常な運行を妨げた者を1年以上10年以下の懲役に処するように規定している。罰金刑の宣告が不可能な重い犯罪だ。

法曹界の関係者は、「基本的に航空機の航路変更罪が成立するには、チョ元副社長が飛行機が運航されていることを知って、その航路を変えようとする故意がなければならない」とし「航空機の移動を全く認知していなかったという主張が受け入れられれば犯罪構成要件が成立しない」と述べた。

しかし、検察の立場は異なっている。

検察が確保した米国JFK空港閉鎖回路(CC)TVに撮られた当時KE086便利ランプリターン状況を見ると、当時のゲートを残して滑走路に向かって10mほど移動した航空機が突然3分間止まってから、再び戻り、少し後に再始動する状況がそのまま写っている。

飛行機の移動距離が10mに過ぎなかったがチョ元副社長のこれを感じなかったのは、動画だけ見ても嘘であることが理解できるというのが検察の考えだ。

検察関係者は「ドアが閉じられると、航空保安法上の運航が開始されたものとみなす」とし「チョ元副社長の行為が安全を真剣に威嚇した行為であるだけに、控訴維持に問題がないだろう」と述べた。

検察は、当時のビデオを証拠資料として裁判所に提出する方針である。

2.「ランプリターン時、機長はチョ副社長関連だと知らなかった」
もうひとつの争点は、ランプリターンを決定する時に機長がチョ元副社長の圧力を受けて回航を決めたのかどうかだ。これと関連し機長とパーサーの陳述が分かれている。

先月5日(現地時間)、米ニューヨークJFK空港での航空KE086便が滑走路に移動した後にパーサーのパク・チャンジン事務長がジョ元副社長に降りることを要求された後、サーモ機長に機内電話をかけた。当時パク事務長はチョ元副社長に横から見ている機長に「機内緊急事態が発生して、ゲートに戻らなければならない」とだけ述べた。チョ元副社長と関連していることであることを通知しなかった話だ。機長は一度飛行機を止めた。ここまでは二人の陳述が一致している。

しかし、2番目の電話の内容については内容が交錯する。

パク事務長の声明によると、最初の電話を切ってからまもなくチョ副社長の隙を見計らって機長に「副社長がひどく怒って乗務員を降ろそうとしている機内の状況を説明した」と述べた。

一方で機長は、異なる証言をしている。

ジョ元副社長に関連付けられて起きているのを最後まで聞かない状況で、ランプリターンが行われたと述べた。そして機長は「飛行機を止めた後、停止している状況自体が危険であると自ら判断して管制塔に「機内の状況の問題」と報告して飛行機をゲートに回した」と証言した。パク事務長に再度電話をかけた時点では飛行機をゲートに戻した後だったし、ようやくジョ副社長のための指示があったことを事後に知った話だ。

確実に二人のうち一人が真実と異なる話をしている。もし機長の言葉に信憑性があると裁判所が判断した場合、チョ元副社長の航空機の航路変更罪起訴は無罪になる。航空機航路を威力で変更する必要が処罰が可能となるが、リスクを勘案した機長の自発的判断でランプリターンがあった場合であればチョ副社長は無罪となりえるという話だ。

検察関係者は「当時、交信記録を見ると機長が管制と地上の大韓航空運航管理士と会話する過程で機内の状況をよく知っているような状況が現れている」とし「チョ元副社長の搭乗のために特別投入された機長がチョ元副社長動向を全く把握できないまま、ランプリターンをしたという主張は、説得力がない」と述べた。

③「ヨ常務への証拠隠滅の指示はなかった」
最も激しい法廷攻防が予告されている部分が、検察が適用しようとする公務執行妨害罪の容疑だ。

「偽計による公務執行妨害」は、5年以下の懲役又は1000万ウォン以下の罰金刑に処罰される。犯人隠匿及び証拠隠滅の罪(懲役5年以下もしくは罰金700万ウォン以下)よりも刑量が高い。

刑事上、自分の犯罪を隠滅した場合は、罪ではない。チョ元副社長が自分で自分の罪を隠すための行為に対する法的処罰は不可能である。一方、他人に自分の証拠隠滅を指示した場合は違う。

検察は、チョ元副社長に当初適用が予想された「証拠隠滅の教師」の疑いを適用しなかった。検察は、「ヨ常務の証拠隠滅行為はパク事務長が作成した最初の報告書と家宅捜索当時のデータを削除、または引き抜いたというふたつのものだが、チョ元副社長は両方の事案については、知らなかったものとみられる」と述べた。

最初のレポートは、事件当日(12月6日)作成されたもので、ヨ常務がジョ元副社長から「月曜日(12月8日)に(乗組員・事務長の)問責を準備してください」という内容の電子メールを受けてから経緯の把握をするために米国にモムルドン泊事務長に作成することにしたものである。

家宅捜索当時ヨ常務は、コンピュータをすり替えするようにしたり、データを削除するようにした行為も緊迫した状況でヨ常務が指示したチョ元副社長は見ていないことが分かった。

しかし、検察はチョ元副社長が国土部捜査初期から事件隠蔽のプロセスを事実上リアルタイムで見てたし、事件の処理をきちんとしていないという趣旨の叱責をヨ常務にすることにより、事件隠蔽に直接介入したと判断した。

検察は、「事案の本質は、単にこの二つの行為をチョ元副社長が指示したのかではなく、事件全体の真相を隠蔽したのかということで、この部分を立証して公務執行妨害罪を適用したもの」とし「国家機関の調査を組織に妨害し、これにより、調査という結果がもたらされたため、ヨ常務と一緒に国家機関の調査を妨害した「共同正犯」が成立する」と述べた。

しかし、これに対して、法曹界では、チョ元副社長の指示が積極的な指示がなく事後報告のみで業務妨害を適用することができるのだろうかという否定的な意見も出ている状況である。

④「暴行はなかった」
チョ元副社長が一貫して否認している部分が暴行かどうかだ。彼女は「大声を出して、いくつかの過激な表現があったのは事実だが、暴行とも言うべき部分はない」という立場である。また、このようなチョ元副社長の証言について、当時の客室乗務員も同じ証言をしていると伝えられた。

しかし、当時のファーストクラスに乗った他の乗客が暴行は見ていないが重度の暴言と一緒に事務長を隅に追いやった光景を目撃したという陳述があるだけに、公訴の維持には問題がないというのが検察の判断だ。
(引用ここまで)

 足掻けるだけ足掻こうという意識が見えますね。
 現代の両班たる自分が間違っているわけがないという信念はあるのでしょうね、やはり。法廷でそれを証明してみせるというくらいの勢いで。
 いつもの政権であればそれは通用したと思うのですよ。

 これまでであれば、そもそも逮捕されない。
 逮捕されて起訴されたとしても、おおよその場合で執行猶予つきの判決。
 有罪判決が出たとしても特赦で罪自体が消滅。
 財閥のトップやその子女であれば、こんな三段構えで悠々と構えられていたのです。

 ただ、現状はいつもの政権ではない。
 就任して2年未満なのにあっさりとレイムダック化した、支持率わずか30%代のパク・クネが大統領であるということ。
 そしてそのパク・クネが「財閥トップでも法律に従ってもらう」という経済民主化を公約として掲げていること。
 法廷闘争でどうにかするっていうのは相当に無理筋なんじゃないかと思いますね。
 もしもここで無罪判決でも出そうものなら、多くの韓国人が裁判長の名前をメモに控えますよ。

 まだそのあたりの構造を理解できていないんじゃないかって気がします。
 すなわち、自分がパク・クネから国民に捧げられた生け贄だという自覚がないのですよ。
 裁判のすべてが終わったときに愕然とするのではないですかね。

 「こんなはずではなかった」と。収監される段になって、ようやく自分が水に落ちた犬であるということに気がつくのではないかなぁ。
 本来だったら、こんな扱いを受ける人間ではないのですからね。


 

ナッツリターン:ナッツ姫「私は間違っていない!」と強気の発言をしていた

大韓航空前副社長「私は間違っていない」発言 批判高まる(聯合ニュース)

大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長が離陸直前、乗務員のナッツの出し方に激怒し、飛行機を引き返させて機内サービスの責任者を降ろした事件で、趙氏が同事件について「自分は間違っていない」という趣旨の発言をしていたことが分かった。検察が7日、明らかにした。

検察によると、同日起訴された趙氏は国土交通部の調査が始まった先月8日、同事件の証拠隠滅を指示した同社の常務に電話をかけ、「私の何が間違っていたのか、(責任者である事務長の)パク・チャンジンがミスをしたから降ろした」という趣旨の発言を繰り返した。

また、国土交通部の調査が実施された先月8~12日、同社の組織的な事件隠蔽(いんぺい)や証拠隠滅などに趙氏が関わったと結論付けた。

趙氏は先月12日に記者団に対し、「(事務長に)心より謝罪申し上げる」と述べたほか、14日と15日には事務長の自宅を訪問し、不在だったため謝罪の手紙を残した。
(引用ここまで)

 ……まあ、本音ですよね。
 財閥のトップ、すなわち現代の両班である自分は法的に間違っていたところで、実際には間違っていない。罰せられることもない。
 悪いのは両班たる自分ではなく、従業員側に決まっている。
 天地がひっくり返ろうともこの構図は変わらない……と思っていたのですよ。間違いなく。

 ただ、そうやって考えていたのは先月の8日くらいまでで、韓国国民からの怒りがあまりにもひどいので逃げられないということで、あの弱々しい謝罪(12日)に追いこまれたということなのでしょう。
 この発言からあとに追いこまれたとか、反省するようになったという話はなにも矛盾したりはしないと思いますが……。
 もう、そんな話が通用しないくらいに韓国社会が怒りに満ちているのでしょうね。

 ただ、前回のナッツ姫(妹)からの「必ず復讐する」というメールの件でも思ったのですが、検察からこういう情報がマスコミにリークされているって怖いですよね。
 基本、そういうことが許容される社会なのでしょうけども。
 この行動に対して、国民からの支持も得られているでしょうからたとえ法律に反していても、国民感情が許容するのであればOK。
 どっちにしても遵法意識とかそういうものは一切期待できない国である……ということがよく分かる事実でした。

 ナッツ姫に不利な材料であればいくらリークしても問題ない、ってことなんでしょうね。支持率アップのためには。

ナッツリターン:日本を長く経験したソンウ・ジョン「脅迫されたパーサーは機から下りるべきではなかった」と無理を言う

【コラム】降機したチーフパーサーには同情しない(朝鮮日報)

 財閥オーナーの娘が逮捕された。そこで、少し怒りを抑え、これまでできなかった話をしようと思う。財閥オーナーの家族でなくても「長」が付く役職の人たちの面子やアイデンティティーに関することだ。

 「ナッツ・リターン」事件が起こった飛行機には、多くの「長」が乗っていた。だが、法的な権限を有する「長」は、機長と事務長(チーフパーサー)しかい なかった。ところがあの日、この「長」たちは「大株主の娘」の威勢に押され、乗客の安全を守るための法的な権限を行使することができなかった。暴言を浴び せられ、3メートルも押されたというのだから、チーフパーサーの行動は心の中では理解できる。だが、壁を隔てたコックピットにいた機長の決定は疑問だ。 チーフパーサーはメディアとのインタビューで「機長に引き返しを要請した際『あの方(趙顕娥〈チョ・ヒョンア〉前副社長)が暴言を浴びせ、降機を命じた』 と理由を説明した」と主張した。一方、機長は検察の調べに対し「状況を知らなかった」と話したという。真実がどうであれ、機長はあの日、自らの責任を果た すことができなかった。 (中略)

 先日、テレビを見ていて、漢陽大学のイ・ヨンジャク碩座(せきざ)教授(寄付金によって研究活動を行えるよう大学の指定を受けた教授)の話に共感を覚え た。「乗客の安全に責任を持つのは誰なのか。機長やチーフパーサーではないか。ならば警察を呼んで、趙顕娥を追い出せば済むことだろう。どうして自分 (チーフパーサー)が降機しなければならないのか」とイ教授は語った。もちろん、私たちは全て知っている。韓国の企業文化において、そのようなことをする には命を懸けなければならないということを。共感を覚えたのは最後のコメントだ。「もし、チーフパーサーではなく趙顕娥が降ろされたと想定しよう。そうな れば、今ごろ会社中が喜びに包まれているだろう」。そうなれば、前副社長の妹である専務が、(携帯メールで姉に)誓った通りに本当に復讐(ふくしゅう)し たかもしれない。だがそれでも、横柄なオーナーの娘を懲らしめ、会社を救った機長やチーフパーサーは英雄視されているに違いない。 (中略)

 韓国のサラリーマンたちを、あの日の「長」たちと一緒にするわけではない。財閥オーナーの娘に対し責任を問うことに異議を唱えるわけでもない。だが、権 限を放棄した責任者を被害者と見なす世論は、逆説的に韓国のサラリーマンたちを限りなく悲惨な目に遭わせることになる。「長」の肩書きを持っていても、実 際には囲碁の「弱い石(攻められたら縮こまって生きるか逃げ出すしかない石のこと)」のような存在だという認識が、若い世代にとって利益になるのかどうか も疑わしい。

 私たちは今回の事件を、貧富や貴賎と関係なく原則に従って処理していると考えているが、果たして本当にそうなのだろうか。物質的な権力の極端な側面を浮 き彫りにし、法的な権力を低下させ、ごく少数の高貴な人たち以外に対しては虚勢を張り、自分たちの立場を貶めているのではないかと考える必要がある。私た ちは実際、そのような存在だ。逮捕された財閥オーナーの娘の病的なヒステリーに押され、法的な権限を放棄した「長」たちには決して同情しない。
(引用ここまで)

 国際部部長になったソンウ・ジョンのコラム。
 原則として正しいことを言っているのですよね。
 降ろされたパーサーは職務を放棄したのではないかと。
 本来であれば職務を果たすべきではなかったのかと。

 さらにいえば、間違っていたのはナッツ姫であったのだから、あっちを降ろさせるべきだったのだと。
 ……できるわけないでしょ。

 なんつーか、先進国の現場を見てしまったせいでソンウ・ジョンは欲張りになってますよね。
 韓国で財閥のトップに刃向かってこうやって事件化されただけでも本当に大ニュースですよ。
 これまでなにをやっても無罪や立件されることすらない、万一、捕まって有罪判決を受けたとしても特赦でなかったことにできるという特権階級だった人間に対して、事件が成立しているというだけでも驚きですわ。

 韓国国民の間に「上下葛藤」で憤怒がたまっていたとしても。
 パク・クネが支持率欲しさに全力で事件化したとしても。
 少なくとも、社会というものは一足飛びにそんな風にして変われるものではないですよ。

 まあ、「これだけで終わりじゃない、民主化されている国であればまだまだ先があるんだ」っていうことを啓蒙したいのでしょうけどね。新聞記者として。
 ソンウ・ジョンとしては、そういう国になってほしいということなのでしょうけどね。
 韓国社会がそういう社会になってほしいということを渇望しているのは理解できます。
 でも、少なくとも彼が生きている間にそんな風景を見ることはできないと思うなぁ……。


ナッツ姫の妹、被害者のパーサーに「必ず復讐する」と誓っていた

ナッツ前副社長の妹「復讐する」が報じられ急ぎ謝罪(聯合ニュース)

  大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長が自社機内で乗務員のナッツの出し方に激怒し、機内サービスの責任者を降ろして離陸を遅らせた問題で、同氏の 妹である趙顕ミン(チョ・ヒョンミン)大韓航空専務が31日、「復讐(ふくしゅう)する」というメッセージを姉の携帯電話に送っていたことが報じられ、あ わてて謝罪した。

 ある韓国紙の31日付朝刊によると、顕ミン氏は姉が検察に出頭した17日、「必ず復讐する」とのメッセージを姉の携帯電話に送った。検察が顕娥氏の携帯電話を押収し内容を確認していたところ、このメッセージが見つかったとされる。

 復讐の相手は定かでないが、顕娥氏の暴行や暴言を暴露した機内サービス責任者を指しているのではないかという推測がある。事件が外部に漏れた経緯を明らかにして責任を問うか、事態の収拾に関係した役員・社員を問責する意図だったとも考え得る。   

 顕ミン氏は31日、短文投稿サイトのツイッターに、「今朝の新聞に報じられた記事のために、本当に何とも申し上げられないほど申し訳ない気持ち」「すべて、子どもじみた私の過ち」と書き込んだ。

 航空業界の関係者からは「今回のナッツリターン事件後の大韓航空側の行動から、財閥の素の顔が明らかになったといえる」との声が上がる。別の関係者は「大韓航空の社員は『復讐する』というメッセージにずいぶんと動揺したと思う」と話した。

 顕ミン氏は17日の電子メールで、事件をきっかけに明らかになった大韓航空の問題点について「組織文化やこれまで会社が間違った部分は、ただ1人の人に よりつくられたものではない。全役員・社員の過ち」と述べた。このメールは、創業家の責任を社員に転嫁しようとするものという批判も生んだ
(引用ここまで)

 「必ず復讐する」

 現代の両班である財閥の3世の立ち位置というものがよく分かる話ですね。
 17日といえばもはや進退窮まっていた時点ですよね。路上で弱りまくった姿で、報道陣になにを聞かれても「申し訳ありませんでした」って答えていたあのときです。

 もう、ナッツ姫自身はもうどうにもならない。
 大韓航空にどこまで累が及ぶのか、ナッツ姫が逮捕されるのかどうか。起訴されるのは前提として拘束されるのか在宅か。
 罪がどこまで認定されるのかが問題になっていた時点。

 それでも「必ず復讐する」っていえる。
 両班だなぁ……。
 いまはこうやって騒動になっているけど、最終的には復讐するってことができるという宣言なのでしょう。
 自分たちはそれをできる人間であるという宣言でもありますね。

 李氏朝鮮時代の両班による行動の類例というものをこれまでの楽韓Webではピックアップしていないのですが、これから財閥関連の話を取り上げていくことが多くなるでしょうから、どこかで書いておいたほうがよいかなと思います。
 いやぁ、理不尽ですよ。