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カテゴリ:釜山対抗措置の記事一覧

駐韓大使、無期限待機へ! 安倍総理「半年かかるか1年かかるか、こちらが悩むことじゃない」

【ドキュメント永田町】スクープ!慰安婦像問題で安倍首相、駐韓大使「無期限待機」決断 「こちらから動く必要ない」外務省と温度差のウラ (zakzak)
 安倍晋三首相が、一時帰国させた駐韓日本大使の「無期限待機」を決断した。「ボールは韓国にある」と語る安倍首相は、大使不在の期間が「半年でも1年でも」構わない姿勢だという。(中略)永田町に精通するジャーナリストの山口敬之氏が、政府内議論と、安倍首相の決然とした意思決定の深層に迫った。 (中略)

2人の帰任時期が注目されるなか、安倍首相は「こちらから動く必要はない」といい、長嶺氏を事実上、無期限待機させる方針を固めた。一方、韓国の政情が不安定で、反日感情が収まらない現状を鑑み、担当地域の邦人保護の責任者でもある森本氏については、長嶺氏とは切り離して帰任時期を検討する。

 これに関連して、政府はすべての関係担当者に情報管理を徹底し、従わない者は更迭も検討する方針を示した。「一枚岩で韓国と対峙(たいじ)していく」という強い姿勢を徹底する狙いがあるものとみられている。

 そもそも、駐韓大使らの一時帰国は、安倍首相自身が決断した。

 これは、日韓合意の交渉過程で、安倍首相が自ら、朴槿惠(パク・クネ)大統領に対し、ソウルの日本大使館前の慰安婦像の撤去を強く求めたうえで「韓国内外の新たな慰安婦像設置も、明確な合意違反です」と伝えていたことが大きい。 (中略)

 「俺が帰国するまで戻すな」

 安倍首相は外遊から戻った19日、岸田文雄外相を官邸に呼び、すぐには韓国に戻さない方針を確認した。

 早期帰任を模索していた外務省は、主要国の大使を期限を設けずに一時帰国にさせた例が近年まったくないうえ、戻すタイミングがなくなってしまうことを恐れていた。 (中略)

 しかし、安倍首相はあえて「無期限待機」を決断した。

 この真意について、官邸関係者は「安倍首相は極めて冷静に、今後の戦略を立てている」と証言する。

 大使帰任の条件として、安倍首相が最も重視しているのは、「大使としての仕事ができる環境が整うこと」だという。

 安倍首相は、日本の姿勢を韓国側に正確に伝え、事態改善に向けた交渉を進める意味でも、「対立状況にこそ、大使をソウルに置いておくべきだ」と考えている。だが、政治的混乱が続く現在の韓国では、誰が責任者か分からず、交渉そのものが意味を成さない状況が続いている。まず、このことを問題視しているのだ。

 もう1つ、安倍首相が見据えているのが、「朴後」の日韓関係のあり方である。大統領候補の大半が「10億円を返して日韓合意を破棄せよ」と主張している。

 安倍首相は「ゼニカネの問題ではない。大統領が交代するたびに国家間の合意が覆されるのであれば、外交交渉そのものを行う意味がない」と周辺に漏らしている。

 合意が簡単に覆るなら、その手前で行われる交渉で韓国側が何を言おうと、もはや信じることはできない。つまり大使の交渉相手が不明確であるばかりか、今後誰が出てこようとも、交渉の前提となる信頼関係が築かれなければ大使は意味ある仕事はできない-と判断したのである。 (中略)

 安倍首相は「半年かかるか1年かかるか、こちらが悩むことじゃない。出口は韓国側が考えることだ」と語っているという。
(引用ここまで)

困らない

 一昨日の夕方あたりにコンビニの新聞ストッカーで「駐韓大使の無期限待機」という見出しを読んだときは「タブロイドだしなぁ……」とちょっと眉唾で見ていたのですが。ちょうど買い物で両手がいっぱいだったので買わずにスルーしてしまったのです。
 ですが、書いているのが総理を書いた山口敬之氏であれば話はだいぶ別。
 骨太なジャーナリストですから。
 総理周辺はおろか、本人から話を聞くこともできるでしょう。
 タブロイド紙の飛ばし記事とは意味が違ってきます。
 まあ、夕刊フジの韓国関連記事はちょっと違っているのですけどね。

・駐韓大使の一時帰国は「無期限待機」
・官邸主導で一時帰国を決めた。
・方針に逆らうのであれば更迭も辞さない。
・新たな慰安婦像設置は合意違反と通知している。
・「パク・クネの次」を見据えての措置である。

 いくつか新しい情報が出てきました。
 官邸主導というのは前から噂されていましたけどね。

 中でも「慰安婦合意の交渉中に総理の意思として『韓国内外の新たな慰安婦像設置も、明確な合意違反です』と伝えていた」というのははじめて出てきた話。
 いま、ちょうど韓国では「慰安婦合意へ至る経緯をすべて公開しろ」という裁判が行われていて、原告勝利で「すべて公開しなさい」という地裁判決が出たところです。

韓国外交部、裁判所「慰安婦合意文書の公開」判決に控訴(中央日報)

 韓国政府は控訴しているので、公開するとしてもまだまだ先になるでしょうが。
 実際に公開されてこの経緯が本当にあったら、韓国全土が沸騰するでしょうね。

 大使の帰任まで半年、1年かかってもいいというのはこの問題に相当な覚悟で取り組むというサインです。
 日韓間の慰安婦問題を本当に終わらせるつもりなのですね。少なくとも「韓国の国内問題としてしまう」という腹づもりであるのは間違いない。
 さもなくば日韓関係が壊れてしまっても構わない。そういう覚悟が透けて見えています。

 日本国民はその決断を支持することでしょう。
 仏像泥棒もありますし、もっと強い措置を執るべきだという声もありますしね。

Kindleでは紙よりも一日早くに今日発売。というか、いま読んでる。
暗闘 (幻冬舎単行本)
山口敬之
幻冬舎
2017/1/26

世論調査:釜山の慰安婦像への対抗措置をどう考えますか? 「適切な対応だ」→39.9% 「もっと穏便に」→13.2% 「もっと厳しく!」→?

2 0 1 7 年 1 月 定 例 世 論 調 査(NNN)
調査日: 2017年1月20日(金) ~1月22日(日) (中略)

あなたは、安倍晋三連立内閣を支持しますか、支持しませんか?

(1) 支持する 57.2%
(2) 支持しない 28.9%
(3) わからない、答えない 13.9% (中略)

[ 問13] 韓国との関係についてお伺いします。韓国の市民団体によって、釜山市にある日本の総領事館の前に、いわゆる従軍慰安婦を象徴する少女像が置かれたことから、安倍内閣は、対応を批判して、駐在していた日本国大使などを一時帰国させたほか、経済協力の協議を延期しました。あなたは、安倍内閣の対応を、どのようにお考えですか?

(1) もっと厳しい対応をとった方がよい 42.1%
(2) 適切な対応だ 39.9%
(3) もっと穏便な対応にとどめた方がよい 13.2%
(4) わからない、答えない 4.7 %
(引用ここまで)

 いや、すごい数字が出てきたものですね。
 日本側の持つ対韓国への気分というのは、2012年の8月にくっきりと変化しました。
 その原因をイ・ミョンバクの竹島上陸に求めるというものが多いですけど、違いますよね。
 「天皇は韓国に来るのなら膝をついて謝れ」っていう謝罪要求が直接的な原因です。
 日本人の持つ少ないタブー ── 逆鱗といっても過言ではない ── に触れたことが原因ですよ。
 日本のマスコミですら、このことに触れたがらないのですけどね。

 今回はその傾向をはっきりと見せていると思います。
 言ってみれば、日本人の韓国への気分が不可逆に変化してしまっている。

 国民が安倍政権の方針を支持している、のではないのですね。
 国民の支持、付託を得て安倍政権が対韓国の外交政策を執り行っているのです。
 韓国人は時折、「総体としての日本人は善良で、極右の安倍政権にだまされているだけ」みたいなロジックを使ってくることがあるのですが。

嫌韓新時代:パク・クネ「日本は早く正しい道に戻れ! 日本人の大多数は安倍政権とは異なる考えかただ」……そんなわけあるか
元駐日韓国大使「極右の安倍総理は日本国民と分けて対応すべき」等なんの意味もない発言を繰り返す
安倍のごり押し外交で日韓関係が歪められている、という韓国人の大いなる勘違い

 そんなわけないですよね。

 今回の調査はむしろ、安倍政権のやりかたでは生ぬるいという声ですらあるのですから。
 駐韓大使の帰任も北朝鮮の暴走でもないかぎりは延長されるといったところでしょうか。

総理 (幻冬舎単行本)
山口敬之
幻冬舎
2016/6/8

韓国人の「安倍が韓国を叩くのは外交や経済政策で失敗したからだ」という話の根本的な間違いとは?

慰安婦:「安倍首相の韓国たたき、自身の支持率回復目的も」(朝鮮日報)
 当初、日本メディアは今回の長嶺大使の一時帰国は長くとも10日間で、武藤・元大使の一時帰国期間を超えることはないとみていた。しかし、安倍晋三首相は少女像問題について強硬な態度を示した。 (中略)

 安倍首相のこうした態度には、自身の政治的思惑も絡んでいるとの分析も出ている。安倍首相は昨年12月の露日首脳会談でクリル列島(北方領土)の領有権問題を解決できなかった上、最近では「アベノミクス」の効果も足踏み状態だとの評価が聞かれ、切羽詰まっている状況だ。

 聖公会大学のヤン・ギホ教授は「安倍首相は最近、政治的パワーがやや低下している」として「少女像問題で韓国たたきを強めることにより、国内政治で支持率を上げるという思惑があるとみられる」と指摘した。

 さらに、韓国政府が朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の弾劾問題によって外交的リーダーシップが不在である点につけ込んで、韓国の次期政権をけん制する目的もあるとの見方も出ている。最近では独島への少女像設置の動きをめぐって、岸田外相が「独島は日本の領土」と発言したが、これも同じ流れだと解釈される。

 ヤン教授は「日本側は、韓国で慰安婦合意の破棄という主張が出ていることについて『想像できない話』というムードだ。当分は関係悪化の局面が間違いなく続くだろう」と述べた。さらに同教授は「政権が交代すれば、韓米関係や南北関係などに対する韓国と日本の利害関係がもつれる恐れがあり、そうなると韓日関係がさらに冷え込む可能性も排除できない」との見方を示した。
(引用ここまで)

 相変わらず大本の考えかたがゲスそのものですね。
 このようにして韓国では「安倍政権はこうやって外交での失敗を韓国叩きで取り戻そうとしている」とか「パク・クネ政権が完全なレイムダックとなっている隙を狙ってきた」というような考えが前に来ているのですが。
 その最大の理由を自覚していないのですよ。
 つまり、「韓国が悪い」ということを理解していない。

 自分たちは無謬の存在であると信じ切っているので、他に理由を探すしかないのです。
 韓国人には少なくないパターンでして。
 おまえが怒られているのはおまえが悪いからだって言われると「そんなバカな」というリアクションが帰ってくることが多々あるのです。

 今回もまんまそれで。
 自分たちが間違った行為に及んでいるからこうなっているのだということに考えが及ばない。
 「北方領土がー」だの「アベノミクスがー」だの、「他に原因がある」と思い込んでいるのです。
 慰安婦合意を結んでおきながら、釜山の日本総領事館前に慰安婦像を設置することが、日本にとってどのような行為であるかを理解できない。
 なぜなら自分たちは完璧で無謬な存在であるから。特に対日本では完璧なほどに自分たちは被害者であり、髪の毛一本ほどの間違いもないと考えるのです。
 なにをしてきたのか、自分たちの行動を客観的に見つめろよって話なのですよね。

 もちろん、そういった「支持率を上げるための行動」である部分がゼロであるとは言えないでしょうが。
 逆説的にいえば「韓国を叩けば支持率が上がる」状況であるということでもあるのですよね。

侮日論 「韓国人」はなぜ日本を憎むのか
呉善花
文藝春秋
2014/1/20

韓国大統領候補ムン・ジェインが釜山の慰安婦像を電撃訪問「日本は強硬措置をとってきた。裏合意があるに違いない。絶対に再交渉だ!」と怪気炎を上げる

釜山平和の少女像撫でたムン・ジェイン(毎日新聞・朝鮮語)
「日本は少女像設置に対する報復措置として、日本大使と釜山総領事館を召喚し、両国の通貨スワップを中断する前例のない高強度報復措置を取りながら、韓国がまるで詐欺でも働いたかのように主張している。次に、両国間で何を合意をしたのか(政府は)堂々と明らかにする必要がある」と指摘した。

ムン前代表は、「お金10億円が重要なのではなく、日本の法的責任認定と公式謝罪が問題の本質と核心と国民は思っている」とし「少女像が孤独にならないように一緒に関心を持って見守っていこう」と述べた。
(引用ここまで)

 ムン・ジェインが全国遊説を開始しています。すっかり「大統領候補」ですね。
 で、金曜日の20日には釜山を訪れて遊説していたのですが、予定になかった慰安婦像を訪問したのだそうですよ。
 「慰安婦像を守るぞ!」と盛り上がっているボランティアたちと言葉を交わして、上のような話をしたと。

 これまでの話を合わせると……

 ・慰安婦合意には裏合意があるのではないか。政府は合意形成のすべてを公開しろ。
 ・日本は法的責任を認めず、公式謝罪がなかった。これを求めて再交渉する。
 ・10億円が慰安婦像撤去の代金であるというならそんなものは返金しろ。
 ・そもそも合意はパク政権へのチェ・スンシルによる国政介入があった際のものだ。
 ・元慰安婦たちも認めていない合意なのだ。

 うむ、揺らがないな。
 まあ、ここで揺らいでしまったら過激な言説で売っているイ・ジェミョンあたりに支持率を詰められることになるので、退きようがないのですけどね。
 最近の支持率調査ではひとりだけ30%を超えて抜け出した状態なので、ここで引いたら元も子もなくなるのです。 
 もっとも、彼の本性は革命を欲する共産主義者なので、そこから見ても憎き日帝主義者たちを許すわけにはいかないのですが。

 故ノ・ムヒョンが成し遂げることができなかった、韓国の真の革命をやり遂げることのできる人物として注目に値しますよ。
 世界が極右化するとされている中、真逆の方向に走り出すのですからオリジナリティに溢れていますよね(棒)。

文化大革命 (講談社現代新書)
矢吹晋
講談社
1989/10/20

【速報】駐韓大使の帰任、当面見送りへ。「韓国が対応を示すべき」と外務省幹部談

一時帰国の駐韓大使ら 帰任は当面見送る方向に(NHK)
安倍総理大臣は、慰安婦問題を象徴する少女像が新たに設置されたことを受けた韓国への対応をめぐって、岸田外務大臣と協議し、韓国側の対応を見極める必要があるとして、一時帰国させている韓国駐在の長嶺大使らを戻すのは、当面、見送る方向となりました。

安倍総理大臣は19日午前、総理大臣官邸で、慰安婦問題を象徴する少女像が新たに設置されて以降、関係が停滞している韓国への対応をめぐり、岸田外務大臣と協議しました。

その結果、韓国側の対応を見極める必要があるとして、一時帰国させている韓国駐在の長嶺大使らを戻すのは、当面、見送る方向となりました。

これに関連して、菅官房長官は午前の記者会見で、長嶺大使らを戻す時期について「諸般の状況を総合的に判断して時期は検討していく考えに変わりはない」と述べたほか、外務省幹部は「日本側が動くより、まずは韓国側が日韓合意に基づいて対応を示すべきだ」と話しています。

韓国国内では、島根県の竹島に新たに少女像を設置する動きもあり、政府は、こうした韓国側の動きも見ながら長嶺大使らを戻す時期を検討するものと見られます。
(引用ここまで)

困らない

 おや、外務省筋の考えとは違って、官邸筋はまだまだ帰任させるわけにはいかないという考えなのですね。
 一定以上の強硬手段に出たからには、安易に引っこめることは戦略的によろしくない。
 交渉手段としては常道です。

 いや、しかし日本政府がそれを貫けるとは。
 正直、大使の一時帰国というメッセージ性の高い措置があったからにはそれで充分かなと考えていたのです。
 これまでの日本側のやりかたは「強く押されたら押されただけ引く」というものでした。

「日本の韓国統治にはいいこともあった」と閣僚が発言。
    ↓
「妄言だ」と韓国が反発。
    ↓
件の閣僚は辞職願を提出(実質的には罷免)。

 教科書騒動の近隣諸国条項なんかもそれですね。 前世紀からこちら、こんなパターンを繰り返していたのですよ。
 そこからしてみたら隔世の感というか、若干信じがたい部分ではあります。
 「なんで日韓関係になると常道すら歩めんのだ!」といういらつきがありまして。

 こうしてみると、「基本的価値を共有する」を取り外した外交青書は、新外交宣言だったのだなぁ……。

いまこそマキャベリを読むべきですって。
君主論〈新訳〉 (中公文庫BIBLIO)
マキアヴェリ
中央公論新社
1995/3/1

駐韓大使の帰任は長引く模様、総理周辺から「早く返す必要はない。国民も納得しない」との声……これこそ対韓国の正しい外交方針!

駐韓大使帰任に慎重 官邸、韓国側の対応見極め 安倍首相「早く帰す必要はない。国民も納得しない」(産経新聞)
岸田外務大臣会見記録(外務省)
 政府・与党内では、外務省幹部や自民党の二階俊博幹事長らが早期帰任に前向きな姿勢を示している。

 一方、安倍首相は周辺に「外務省は大使たちを早く韓国に帰したがっているが、早く帰す必要はない。国民も納得しないし、それはさせない」と語っており、慎重な構えを崩していない。
(引用ここまで)
【記者】今日,総理が外遊から帰国されるのですけれども,長嶺大使が帰国されてから一通りの説明等は終わっているかと思うんですけれども,帰任のタイミングというのは見通しは立っているのでしょうか。

【岸田外務大臣】今現在,帰任のタイミングについては何も決定はしておりません。引き続き,総理も含めて政府全体として,総合的な判断に基づいて決定したいと考えています。

【記者】大使は,既に総理に説明は済んでいるかと思うんですけれども,今後更に総理と打ち合わせする予定等はありますでしょうか。

【岸田外務大臣】最終的には総理も含めて,政府全体としての判断になると思います。総合的に判断をいたします。
(引用ここまで)

 ふむ。
 少なくとも今週中の帰任はないといった感じでしょうか。
 短くても対抗措置の重さ自体は変わることはないとは思いますが、長ければ長くなるほど韓国に対しての圧力になるのは間違いない。
 当初は「領土問題に関わるものではないので、それよりも短く」というような話でしたが、どうやらイ・ミョンバクによる竹島のときの一時帰国(12日間)よりも長くなりそうです。

 戦力の逐次投入はだめだという話を一時帰国は今週中にも終わるという話が出たときに書きましたが、安倍政権はそれをしっかりと認識して実行しているように見えます。
 ただまあ、長引かせすぎると帰任させるタイミングが難しくなるっていうのも問題ですかね。

 すでにアメリカに対しては前もって根回し済みなので、対外的には問題ないと思われますが。
 韓国の報道によるとそれは日本政府による悪質な嘘ということになっているのですけどね。ここまでアメリカから声明が出ていない以上、実際の話はどちらであったか理解できるとは思います。

 慰安婦合意に対してここまで強硬な措置を執ることも、そしてその措置を長引かせることも正直なところ想定外。
 いや、こうして強く出ることが韓国に向けての外交措置としては、まさに王道なのですが。中国がやっていることと同じですよね。
 対韓国に関してしっかりとしたブレーンがいるんだろうなぁ……。

ニューズウィ―ク日本版 2017年 2/9 号別冊 「世界がわかる国際情勢入門」 [雑誌] ニューズウィーク日本版
ニューズウィーク日本版編集部
CCCメディアハウス
2016/12/31

駐韓大使一時帰国を「評価する」が76%という数字が語る、今後の日韓関係

安倍内閣 支持率は?調査日 2017年1月14日,15日 定期調査(JNN)
少女像に「超強硬」対応の安倍首相、支持率が急上昇(中央日報)
釜山(プサン)慰安婦少女像設置に抗議して大使の一時帰国という強硬対応を見せた安倍首相の支持率が67%に急上昇した。

日本JNNが16日に報道した世論調査の結果によると、安倍内閣に対する支持率は前月の調査より6ポイント高い67%だった。これは2013年11月以来最も高い数値。

JNNは、慰安婦少女像の設置をめぐる韓国との葛藤局面で安倍首相が駐韓日本大使を一時帰国させたことが支持率の上昇につながったと解釈した。実際、回答者の76%は長嶺安政駐韓日本大使を日本に帰国させたことについて「評価する」と答えた。一方、「評価しない」という回答は14%だけだった。
(引用ここまで)

 安倍政権への支持率が67%。
 慰安婦像に対する強硬措置に対して「評価する」と答えたのが76%。

 こうしてみると、中国や韓国が「強い安倍政権」に貢献してくれている度合いは相当に高いんじゃないかと思いますね。
 ありがたいことですわ。
 これから就任するであろう、次期大統領候補は反日オールスターとでもいうべきラインナップ
 弾劾裁判の判決がいつになるのかはまだ不透明ですが、それでも今後5年は基盤を反日反米とする政権が成り立つわけですよ。

 当然、日本は以前のような対応はしない。というか、今回のこの数字を見てもできない。
 韓国に対して甘い対応をすることは、下手を打つことは政権にとって致命傷になりかねないことが理解できるはずです。
 安倍政権はもちろん、その後の政権担当者も野党転落の時代を見てきている。
 つまり、支持率の数字をとれる対中国、対韓国政策はていどの差はあっても同路線とならざるをえないということなのですよ。

マキアヴェッリ語録(新潮文庫)
塩野七生
新潮社
1992/11/30

韓国外相「日本領事館前に慰安婦像は設置しないでほしい」 → 韓国国会議員「おまえはどこの外相だ!!」

「日本の外相だと思った」…ユン・ビョンセ長官「釜山少女像の撤去・移転」を主張(ハンギョレ)
 ユン長官はまた、韓日政府の日本軍「慰安婦」被害者問題に関連した12・28合意を「私たちが願う解決方案に最も近接した結果」だと自賛した後、「合意が最近の状況(釜山少女像の設置)により破棄されるならば、韓日関係と韓国の対外信用度の墜落など、国益に深刻な影響を与える恐れがある」と主張して、議員たちのひんしゅくを買った。

 共に民主党のカン・チャンイル議員は「私は日本外相が書いたものかと思ったが、大韓民国のユン・ビョンセ長官の報告書だった」としたうえで、「加害者は日本なのに、破棄される場合、韓国の国益に影響を及ぼすというのはどういうことなのか」と問い詰めた。同党のイ・インヨン議員は「2015年12月の韓日慰安婦合意関連の交渉文書を公開せよ」という行政裁判所の判決に言及し、「韓日慰安婦合意過程における局長級会議録を公開せよ」と要求した。ユン長官は「手続きが進められている」として難色を示したが、度重なる要求に「1審判決(で公開する)」と答えた。与党のセヌリ党のユン・ヨンソク議員も「日本が10億円を拠出したことで、合意をすべて履行したかのような態度を取るのを到底納得できない」としたうえで、「合意文にひとこと言ったことで、日本が謝罪と反省をしたとは決して思わない」と話した。

 シム・ジェグォン外交通商委員長(共に民主党)は「(慰安婦の合意は)日本に免罪符を与えた、もう一度慰安婦被害者ハルモニ(おばあさん)たちを売り渡した売国的行為」だとしたうえで、「長官は辞任すべきだ。責任を取るべきだ」と強調した。

 日本領事館前に少女像を設置した「未来世代がたてる平和の少女像推進委員会」(推進委)は、ユン長官の発言に対して「日本軍“慰安婦”問題を解決するには、日本政府が心からの謝罪と法的賠償に出なければならない」として「日本の立場を代弁するユン長官は辞任せよ」と明らかにした。日本でこの知らせを聞いた韓国挺身隊問題対策協議会のユン・ミヒャン代表は「日本政府が流している“国際常識”をそのまま繰り返す外交部長官は辞任すべきだ」とし、「(慰安婦)被害者の側に立って彼女らを救済する常識を論じなければ、大韓民国の外交部長官とは言えない」と批判した。
(引用ここまで)

 昨日紹介した「ユン・ビョンセが公館の近くに像の設置は望ましくない」と発言し、さらに「でも韓国政府は設置そのものには反対していない」と言っていたという別ソース記事ですが、確かにユン・ビョンセの……というか、韓国政府側の言っていることは大まかには変わっていないのです。
 設置される前から原則論は述べていました。
 ですが、もはや釜山領事館前に慰安婦像は設置されてしまっている。
 それも「強硬設置→強制撤去→黙認で再設置」という経緯を経て。

 つまり、「設置こそが正義(反日)である」という認識が韓国国民の間に、より浸透しているのですね。
 韓国国内からの「撤去も移転も許さない」という圧力は、設置以前に比べれば大きく増しているのです。
 発言の強度が同じであっても、そこに加わる圧力は以前よりも大きくなってしまっている。

 その一方で日本からの(そしておそらくはアメリカからの)「慰安婦合意を堅持すべし」「履行せよ」という圧力も増している。
 HAL9000の行動が最初はちょっとした不調であったものが、最終的にはクルーを殺害することで自己の精神の安寧を得ようとしたように。
 段々と圧力が強くなってくることで、状況はいくらでも変化するのですよ。

 なにしろ、ユン・ビョンセは「すごい民主主義」で倒されたパク・クネ政権の中でももっとも長く閣僚として過ごしている人物。
 さらに慰安婦合意を決めてしまった本人でもある。親日派の一味くらいの扱いになっている。
 その精神状況は大変なことになっていると思いますよ。

精神分析入門(上)(新潮文庫)
フロイト
新潮社
1977/2/1